大艦巨砲主義

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&font(#6495ED){登録日}:2011/12/22(木) 21:23:35 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 大艦巨砲主義とは、強力な巨大戦艦を持って敵艦船を撃破することを目標としたものである。 すなわち、個艦能力の優越をもって敵戦力を凌駕することを目指す。 簡単に言えば「量より質」という思想。 ~大艦巨砲時代の幕開けと発展~ 1906年イギリスにおいて戦艦ドレッドノート(弩級戦艦)が登場した。この艦は分厚い装甲と強力な大口径砲を複数搭載し、各国の今までの戦艦はもとより現在建造中の戦艦ですら一気に旧式にしてしまう優秀な艦であった。 これ以降各国は主力の戦艦にたいして強力な攻撃力と防御力を求め、それを実現させるために戦艦は必然的に大型化していった。 ~大艦巨砲主義の極致と終焉~ 各国が建艦競争に勤しんでいた中、1930年ワシントン軍縮協定で各国の主力艦の保有数が決められてしまい、米英に保有数で差を開けることを余儀なくされた日本帝国海軍は大艦巨砲主義をさらに先鋭化させ、個艦一隻にあたりの性能を追求していく。その後、日本は国際連盟より脱退。ワシントン協定の縛りから解放された日本海軍はその総力を結集し来たる対米戦争の切り札として、かの有名な大和級戦艦を建造する。 しかし、戦争の主力は既に航空機に移っており、大和級も、大和、武蔵共に航空機により撃沈されその身をもって大艦巨砲時代の終焉を表すことになった 尚、大艦巨砲主義に幕引きをもたらしたのは真珠湾攻撃での空母打撃群の攻撃作戦での有用性、イギリス戦艦プリンス・オブ・ウェールズを撃沈した攻撃力が主な要因として考えられている。 そのどちらも日本側が行っていること、また、その日本が最大の戦艦である大和級を作り出したことは歴史の皮肉としか言えないであろう。 ~アニオタ的大艦巨砲主義~ このように現実では過去の遺物となった思想だが、アニメやゲームの世界ではたびたびその思想を受け継いだメカが描かれる。その理由としてはやはり&font(#ff0000){浪漫!}としかいえないだろう。 想像して欲しい。敵の攻撃にビクともせず、その大火力を持って敵を殲滅するその姿を!まさしく&font(#ff0000){浪漫!}以下浪漫を撃ち出す機体群(作品) ・[[ガンダム試作3号機>ガンダム試作3号機/試作3号機ステイメン]]([[ガンダム0083>機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]]) MSに単体でどれだけ武器を積めるかを追求……て、また[[アナハイム>アナハイム・エレクトロニクス社]]か!! ・[[雷電>KIRITUMI/RAIDEN(AC4・ACfA)]]([[ACfa>ARMORED CORE for Answer(ACfA)]]) 物理装甲に特化した[[ガチタン>ガチタン(AC)]]に両肩を占有する巨大グレネードO☆I☆GA☆MIを装備した機体。正面から相手を吹っ飛ばす正しく大艦巨砲主義。 ・ライデン([[電脳戦機バーチャロン>電脳戦機バーチャロンシリーズ]]) 分厚い装甲と大火力を誇る重戦闘バーチャロイド。最大の特徴は巡洋艦の主砲を流用したレーザーユニットである、バイナリーロータス。 ・[[無限航路に登場する宇宙戦艦]]([[無限航路]]) 艦種が戦艦及びその他に分類される艦船の一部が該当する(例:グランヘイム級,ダウグルフ級,グランカイアス級等)。 ゲームシステム的には後半[[艦載機>無限航路に登場する艦載機]]戦法の方が有効になるが、艦その物の強さは本物であり、ハイストリームブラスター等の超大型砲もロマン砲でしかないが、イベントでは一撃で巨大艦多数の大艦隊の15%を撃沈したりと大活躍する。 ・レオパルド(宇宙をかける少女) なんと、全長15キロのスペースコロニー自体が砲身というトンデモ反物質砲、黄金のソウルシャウトをぶっぱなす。婉曲的に卑猥な表現が多いのは気にするな。ついでに『冠』装備でエネルギーは無尽蔵、『剣』で接近戦のも対応。 ・ワフトローダー([[BORDER BREAK]]) 膠着するニュード戦争を打開するために投入された(設定的な意味でもゲーム上の意味でも)大型飛行兵器。 ブラスト・ランナー三機が搭乗可能な巨体に&font(#ff0000){標準的なブラスト20機分の耐久力}、フルチャージ直撃で&font(#ff0000){HGだろうがロージーだろうが問答無用で消し炭にする}主砲、[[GAXダイナソア>GAXダイナソア(BORDER BREAK)]]の&font(#ff0000){二倍の秒間火力で高精度かつ無反動}の機銃席、&font(#ff0000){多装~強化型Gランチャー相当の爆風範囲に連射式並のマガジン火力}の爆撃席、そしてそれらが&font(#ff0000){弾数無限}……というトンデモ兵器。 最近では&font(#0000ff){前方にシールドを展開}できるようになった。 ・ドーラ([[ゼノギアス]]) 大艦巨砲主義の信奉者、ヴァンダーカムの切り札。 人型兵器ギアの普及以前に開発された機動兵器で、火力を偏重した結果ギアによる高速戦闘には対応できなくなり、量産は見送られた。 が、作中では[[グラーフ>グラーフ(ゼノギアス)]]によって大幅に能力を引き上げられた結果、ミロク小隊を殲滅している。 ・バラウール(ACECOMBAT X2 JOINT ASSAULT) テロ組織「ヴァラヒア」が生み出した最強の鈍器。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){…じゃなくて巨大なレールガン。}}} 一つの要塞並みの巨大さを誇り、各地のレーダーシステムと連携することで超長距離狙撃を可能としている。 また、接近されるとその巨大な砲塔を以て主人公をホームランするという近接戦闘にも優れた性能を発揮する。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){流石にホームランするのはゲーム上の仕様なだけなのでご安心を。}}} 大艦巨砲主義は往々にして、既に古臭くなった思想であるとして否定的に見做される事も多いが、一概にそう断言出来ない部分もある。 そもそも兵器の進化のベクトルが、「より強力な破壊力をより遠くへ」と言うものであったのは疑いようがなく、大艦巨砲を否定するのは極論すれば兵器その物の進化の否定であるとも言えるからだ。 勿論、現代では戦艦同士が撃ち合う戦闘などありえないが、大艦巨砲主義は大陸間弾道ミサイルや長距離爆撃機に形を変え、存続し続けるだろうと思われる。 (´神`)<追記修正頼む ---- &link_up(△)&aname(メニュー,option=nolink){メニュー} &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー)&link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} - 戦艦ドレッドノート号は、別段主砲の口径も装甲もそんなに分厚くないにょ。革新的だったのはそのコンセプトで、同一口径の火砲による統一射撃による、遠距離砲戦の確立によるところが大きいんだぬ。 -- 名無しさん (2013-09-02 00:57:11) - ↑つまり飽和を取り入れた砲戦ってこと?それって武蔵型でも効率的に実践可能な戦術なのか? -- 名無しさん (2013-09-02 07:39:57) - ドレッドノートは「公算射撃」という革新的なソフトウェアを実践出来る最適なハードウェアを持たされて生まれた最初の戦艦で、それを説明するには個別の項目が必要だにょ。 -- 名無しさん (2013-09-02 09:01:22) #comment
&font(#6495ED){登録日}:2011/12/22(木) 21:23:35 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 大艦巨砲主義とは、強力な巨大戦艦を持って敵艦船を撃破することを目標としたものである。 すなわち、個艦能力の優越をもって敵戦力を凌駕することを目指す。 簡単に言えば「量より質」という思想。 ~大艦巨砲時代の幕開けと発展~ 1906年イギリスにおいて戦艦ドレッドノート(弩級戦艦)が登場した。この艦は分厚い装甲と強力な大口径砲を複数搭載し、各国の今までの戦艦はもとより現在建造中の戦艦ですら一気に旧式にしてしまう優秀な艦であった。 これ以降各国は主力の戦艦にたいして強力な攻撃力と防御力を求め、それを実現させるために戦艦は必然的に大型化していった。 ~大艦巨砲主義の極致と終焉~ 各国が建艦競争に勤しんでいた中、1930年ワシントン軍縮協定で各国の主力艦の保有数が決められてしまい、米英に保有数で差を開けることを余儀なくされた日本帝国海軍は大艦巨砲主義をさらに先鋭化させ、個艦一隻にあたりの性能を追求していく。その後、日本は国際連盟より脱退。ワシントン協定の縛りから解放された日本海軍はその総力を結集し来たる対米戦争の切り札として、かの有名な大和級戦艦を建造する。 しかし、戦争の主力は既に航空機に移っており、大和級も、大和、武蔵共に航空機により撃沈されその身をもって大艦巨砲時代の終焉を表すことになった 尚、大艦巨砲主義に幕引きをもたらしたのは真珠湾攻撃での空母打撃群の攻撃作戦での有用性、イギリス戦艦プリンス・オブ・ウェールズを撃沈した攻撃力が主な要因として考えられている。 そのどちらも日本側が行っていること、また、その日本が最大の戦艦である大和級を作り出したことは歴史の皮肉としか言えないであろう。 ~アニオタ的大艦巨砲主義~ このように現実では過去の遺物となった思想だが、アニメやゲームの世界ではたびたびその思想を受け継いだメカが描かれる。その理由としてはやはり&font(#ff0000){浪漫!}としかいえないだろう。 想像して欲しい。敵の攻撃にビクともせず、その大火力を持って敵を殲滅するその姿を!まさしく&font(#ff0000){浪漫!}以下浪漫を撃ち出す機体群(作品) ・[[ガンダム試作3号機>ガンダム試作3号機/試作3号機ステイメン]]([[ガンダム0083>機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]]) MSに単体でどれだけ武器を積めるかを追求……て、また[[アナハイム>アナハイム・エレクトロニクス社]]か!! ・[[雷電>KIRITUMI/RAIDEN(AC4・ACfA)]]([[ACfa>ARMORED CORE for Answer(ACfA)]]) 物理装甲に特化した[[ガチタン>ガチタン(AC)]]に両肩を占有する巨大グレネードO☆I☆GA☆MIを装備した機体。正面から相手を吹っ飛ばす正しく大艦巨砲主義。 ・ライデン([[電脳戦機バーチャロン>電脳戦機バーチャロンシリーズ]]) 分厚い装甲と大火力を誇る重戦闘バーチャロイド。最大の特徴は巡洋艦の主砲を流用したレーザーユニットである、バイナリーロータス。 ・[[無限航路に登場する宇宙戦艦]]([[無限航路]]) 艦種が戦艦及びその他に分類される艦船の一部が該当する(例:グランヘイム級,ダウグルフ級,グランカイアス級等)。 ゲームシステム的には後半[[艦載機>無限航路に登場する艦載機]]戦法の方が有効になるが、艦その物の強さは本物であり、ハイストリームブラスター等の超大型砲もロマン砲でしかないが、イベントでは一撃で巨大艦多数の大艦隊の15%を撃沈したりと大活躍する。 ・レオパルド(宇宙をかける少女) なんと、全長15キロのスペースコロニー自体が砲身というトンデモ反物質砲、黄金のソウルシャウトをぶっぱなす。婉曲的に卑猥な表現が多いのは気にするな。ついでに『冠』装備でエネルギーは無尽蔵、『剣』で接近戦のも対応。 ・ワフトローダー([[BORDER BREAK]]) 膠着するニュード戦争を打開するために投入された(設定的な意味でもゲーム上の意味でも)大型飛行兵器。 ブラスト・ランナー三機が搭乗可能な巨体に&font(#ff0000){標準的なブラスト20機分の耐久力}、フルチャージ直撃で&font(#ff0000){HGだろうがロージーだろうが問答無用で消し炭にする}主砲、[[GAXダイナソア>GAXダイナソア(BORDER BREAK)]]の&font(#ff0000){二倍の秒間火力で高精度かつ無反動}の機銃席、&font(#ff0000){多装~強化型Gランチャー相当の爆風範囲に連射式並のマガジン火力}の爆撃席、そしてそれらが&font(#ff0000){弾数無限}……というトンデモ兵器。 最近では&font(#0000ff){前方にシールドを展開}できるようになった。 ・ドーラ([[ゼノギアス]]) 大艦巨砲主義の信奉者、ヴァンダーカムの切り札。 人型兵器ギアの普及以前に開発された機動兵器で、火力を偏重した結果ギアによる高速戦闘には対応できなくなり、量産は見送られた。 が、作中では[[グラーフ>グラーフ(ゼノギアス)]]によって大幅に能力を引き上げられた結果、ミロク小隊を殲滅している。 ・バラウール(ACECOMBAT X2 JOINT ASSAULT) テロ組織「ヴァラヒア」が生み出した最強の鈍器。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){…じゃなくて巨大なレールガン。}}} 一つの要塞並みの巨大さを誇り、各地のレーダーシステムと連携することで超長距離狙撃を可能としている。 また、接近されるとその巨大な砲塔を以て主人公をホームランするという近接戦闘にも優れた性能を発揮する。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){流石にホームランするのはゲーム上の仕様なだけなのでご安心を。}}} 大艦巨砲主義は往々にして、既に古臭くなった思想であるとして否定的に見做される事も多いが、一概にそう断言出来ない部分もある。 そもそも兵器の進化のベクトルが、「より強力な破壊力をより遠くへ」と言うものであったのは疑いようがなく、大艦巨砲を否定するのは極論すれば兵器その物の進化の否定であるとも言えるからだ。 勿論、現代では戦艦同士が撃ち合う戦闘などありえないが、大艦巨砲主義は大陸間弾道ミサイルや長距離爆撃機に形を変え、存続し続けるだろうと思われる。 (´神`)<追記修正頼む ---- &link_up(△)&aname(メニュー,option=nolink){メニュー} &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー)&link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} - 戦艦ドレッドノート号は、別段主砲の口径も装甲もそんなに分厚くないにょ。革新的だったのはそのコンセプトで、同一口径の火砲による統一射撃による、遠距離砲戦の確立によるところが大きいんだぬ。 -- 名無しさん (2013-09-02 00:57:11) - ↑つまり飽和を取り入れた砲戦ってこと?それって武蔵型でも効率的に実践可能な戦術なのか? -- 名無しさん (2013-09-02 07:39:57) - ドレッドノートは「公算射撃」という革新的なソフトウェアを実践出来る最適なハードウェアを持たされて生まれた最初の戦艦で、それを説明するには個別の項目が必要だにょ。 -- 名無しさん (2013-09-02 09:01:22) - 概要だけ書くなら、公算射撃は砲台ごとの独立照準をやめて艦橋で集中統制する方法論だにょ。砲弾の散らばる散布界を想定して、その範囲に的を捉えることでこれまでとは比べ物にならない精度と射程が得られた。 -- 名無しさん (2013-09-02 09:07:59) #comment

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