シリウス(爆ボンバーマン)

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&font(#6495ED){登録日}:2011/09/22 (木) 18:57:21 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center{&bold(){&color(WHITE,BLACK){君は、ヤツらを倒しに行く気なのか?ならば、いい事を教えてやろう。ヤツラには恨みがあってね}}} #center{&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){あの中央の基地へは、直接侵入しようとしてもバリアが阻んで、近づけないようになっている}}} #center{&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){だが、基地に繋がる4本のアンカーを破壊してバリアを解除できれば、基地に侵入することも可能だろう}}} #center{&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){もっとも、これを君1人でやるのは無理だろう。私も協力してやるよ}}} シリウスとは、[[NINTENDO64]]用ソフト『爆ボンバーマン』に登場するキャラクター。 白い鎧に身を包んだ謎の人物。 星の力を無尽蔵に吸収し、自身の絶対的な力に変換する「&bold(){&color(darkslateblue){&ruby(コズミックキューブ){宇宙石}}}」を手に、ボンバー星を侵略しにきた[[アルタイル>アルタイル(爆ボンバーマン)]]。 シリウスは彼に対して恨みを持っているらしく、「共にアルタイルを倒そう」とボンバーマンに協力を求めてくる。 上から目線で冷淡な物言いをすることもあるが、それも後述する彼自身の厳しい境遇故か。 しかし、口調はともかく本編では情報面・戦闘面の両方でボンバーマンをサポートしてくれる心強い味方である。 序盤ではまだ敵の正体や戦況を良く把握していないボンバーマン(とプレイヤー)に対して、 アルタイル一派が世界征服を企んでいることや、そのためのアイテムである宇宙石の性質について説明してくれる。 過去の因縁からか、アルタイルにとって星の住民を虐殺するのは「手についたホコリを取るのと同じ」であることや、 彼自身は宇宙石を完全に使いこなせてはいないために星のエネルギーを吸収していることなど、その内情に詳しい。 それ以降もゲーム中では基本操作やそのステージに関するヒントをくれるほか、巨大ボス戦前にはリモコンボムを渡してくれる。 だが、グリーンガーデンのステージ2では、腕試しの為に自ら戦いを挑んでくる。 そして、上記にあるアルタイルに対する恨みについての話は、とあるステージで聞ける。 #center{&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){私はかつて住んでいた星を、アルタイルによって壊滅させられた…私も奴に何度か勝負を挑んだが、全く歯が立たなくてな…}}} #center{&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){揚句の果て、句の果て、弟や妹達を殺され…それからだ、奴を倒し、この宇宙に平和を取り戻してくれる勇者を探し始めたのは}}} #center{&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){私が君に協力するのは宇宙を救おうという、崇高な使命感からじゃない。ただ恨みを晴らしてほしいからなんだ。君には迷惑かもしれないがね}}} この話を聞いたプレイヤーは、「必ずアルタイルを倒してやる!」と決意を固めたことだろう。 そして見事アルタイルを打ち破るとアルタイルは逃亡。 シリウスは撤退するブラックシティからボンバーマンを脱出させる。 #center{&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){よくやったボンバーマン、アルタイルには逃げられてしまったがそれはそれでまあ仕方あるまい}}} #center{&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){正直言うと君には少し失望したがね。君とはもう二度と会う事はないだろう、元気に暮らしていきたまえ}}} やはり家族の仇であるアルタイルを倒せなかったことには落胆したようだ。 そして、その言葉を最後にシリウスは何処かへ飛び去っていった…… 以下ネタバレ   全て集めると何かが起こると言われる「ゴールドカード」。それを100枚集めてから再びアルタイルを撃破すると…… #center{&bold(){&color(indigo){覚えておけ!}}} と捨て台詞を吐き、手下のレグルスの肩を借りて逃亡しようとする。 その時…… #center{&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){はっ!}}} 突如シリウスが現れ、アルタイル達を叩き落とした。崖へ落ちていくレグルス。 シリウスが助けに来てくれた! しかし彼はアルタイルが落とした宇宙石を拾いあげると力を吸収。 そして彼の口から出た言葉は…… #center(){&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){久しぶりだなアルタイル}}} #center(){&bold(){&color(RED,BLACK){貴様が私から掠め取っていった宇宙石は返して貰った}}} #center(){&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){これはその礼だ!!」}}} シリウスはアルタイルを蹴り上げると、極太のレーザーで跡形も無く消滅させる。 #center{&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){よくやったボンバーマン。君は私の思った以上に活躍してくれた。失っていた力も取り戻す事が出来たしな}}} なんと宇宙石は元々彼の物だったのである。その昔、アルタイル達が四人掛かりで襲って盗んでいったらしい。 なんだか腑に落ちないが……礼でも言って帰るんだろう。 なんか&font(#0000ff){BGMが怪しいが}、これが真のエンディングなんだな……と思う。 しかし #center(){&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){間抜けな嘘をついてまで君に協力してきた甲斐があったというものだ!}}} #center(){&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){もっとも、この石を取り返した今、君達のような下等な生き物が存在すると思うだけで不愉快だ。この星もろとも、消してやるよ}}} などと、とんでもない理由でボンバーマンを裏切り惑星ごと滅ぼす事を宣言。 「間抜けな嘘」とは、弟や妹が殺されたくだりは嘘だったということか。 そして彼は自身の拠点「レインボーパレス」に引き篭もる。 やっとの思いでゴールドカードコンプリート、だが裏切られるという…… もちろん、その後は一切ボンバーマンに協力をしてくれない。 ボス戦でのリモコンはあらかじめ設置された状態になり、各ステージにいたシリウスは、全てコピーロボットに成り代わる。   #center{&bold(){&color(WHITE,BLACK){シリウス様ニ逆ラウダケ無駄ナ事ダ。オトナシク諦メルガイイ}}}   自分のコピーロボに自分を様付けで呼ばせるシリウスさんマジナルシスト。 そして、そんなシリウスをぶっ飛ばす為、レインボーパレスにボンバーマンは乗り込むのだが…… そのステージがムズイ。難しすぎるのだ ステージ1では複雑なボムジャンプを要求され、ミスすれば即死の上空ステージ。 ステージ3はクリア目的なら即死こそしないが、更に複雑なボムジャンプを要求される。 シリウスの思念が生み出した中ボス「[[マスター>マスター(爆ボンバーマン)]]」の戦闘スタイルや数々の罠も彼の底意地の悪さと狡猾さが凝縮された存在。 こちらを見下したような態度や隠された本体、時折ばら撒くアイテム等、彼が実際に取った行動を彷彿させるものとも言える。 中ボスなのに名前が「マスター」なのも、カードを武器にしつつ逃げ回る戦闘スタイルが、ボンバーマンを対アルタイルの「切り札」にした彼の象徴であるためか。 門番であるマスターを打ち破り鬼畜なステージを突破すると、ついにシリウスとの最終決戦となる。   最初は彼が宇宙石で作りだした宇宙空間で戦う。 ボムと爆撃攻撃を仕掛けてくるが、回避は容易。 また、この時シリウスに攻撃しても「無駄だ」と言われ一切通じない。 だが効かなくてもチクチク攻撃し続けると(ある方法で場外アウトさせる事も可能)、痺れを切らしたのかアルタイルを葬り去った極太レーザーでボンバーマンを消そうとする。 しかしその時、突如レグルスが乱入。 シリウスを弾き飛ばし宇宙石を&font(#ff0000){拳}で破壊する。 てか宇宙石脆くね?   #center(){&bold(){&color(GHOSTWHITE,BLACK){&sizex(4){きっ、きさまああぁ!!}}}} #center{&bold(){&color(mediumblue){はっ!ザマァネエナ!!}}} #center{&bold(){&color(mediumblue){おい!ボン!話は後だ。まずはコイツをぶっつぶす!}}} レグルスは一度ボンバーマンに敗北し、彼をライバルとして認めていた。   自身の手でボンバーマンを倒す為にはここで死なせる訳にはいかないと考え、このような行動を取ったのだ。  この一連の展開はかなり熱い。 そしてレグルスと協力し、2回戦目に突入。 超高速移動しながらの最大火力のボムと極太レーザーで攻撃してくる。 極太レーザーと高速移動中は無敵な為、なかなかに厄介。 そして先程かっこよく登場したレグルスは、戦闘中かなりアホの子になっている。 同じ所を行ったりきたりしたり…… 自分から爆風&レーザーに突っ込んだり…… ぶっちゃけ&font(#ff0000){役立たず}。 だが彼が戦闘不能になるとゴールドカードが手に入らない。カード狙いのプレイヤーは死なせる訳にはいかない為、なお困ることに。 そしてレグルスと協力(笑)してシリウスを打ち破ると、彼は絶叫をあげながら爆散。 ボンバーマンはレグルスに連れられ、落下するレインボーパレスから脱出した。 #center{&bold(){&color(mediumblue){以前、俺達4人がかりでさえ奴からは宇宙石を奪うのが精一杯だったってのに、そいつを倒しちまうとはな…}}} #center{&bold(){&color(mediumblue){たいした奴だぜ。気に入らねぇのは相変わらずだけどな!}}} #center{&bold(){&color(mediumblue){お前との決着はいつか必ずつけてやる。それまで誰にも負けるんじゃねぇぞ!それじゃ、あばよ!}}} 再戦を誓うと彼は飛び去っていった。 これが真のエンディング。 ゴールドカードを揃えずにクリアすると見れるエンディングは、判りづらいが実はバッドエンディングなのだ。 こうして続編の[[爆ボンバーマン2]]にキッチリ繋がる事になる。 ちなみに、アルタイルと戦うステージの名前は「VSアルタイル」と、レグルス達と同じようになっている。 一方、真のラスボスであるシリウスと戦う時のステージ名は「ファイナルバトル!」である。 だが、今までクールな味方キャラだと思っていたシリウスが敵だと気づくのは難しいだろう。 ステージ中でついた嘘の出来もなかなかのものである。 しかし、全てを理解した上で改めて作中の彼のセリフを見直してみると、 「初対面、以降もアルタイル一派討伐を依頼するはずのボンバーマンに対しての上から目線」 「家族の仇であり、自分が敵わないはずのアルタイルを無能呼ばわりして見下している」 「敵の基地内部の構造や所有アイテムの宇宙石についてやけに詳しい」 「アルタイルが星の住人達を虐殺するのは『手についたホコリをとるのと同じようなこと』と、淡々と語る」 と、彼の本性である冷淡な性格やアルタイル一派と繋がりがあることを仄めかす内容となっており、 微妙な伏線が張られていたことが分かる。 アルタイルを見下していたのは元々彼が自分の部下であり、力も劣るため。 彼らは反旗を翻したものの、4人がかりでもシリウスから宇宙石を奪うのが精一杯であり、 また本来の所有者であるシリウスのように使いこなすこともできなかったのだ。 だが結局シリウスも一言多かったが為に、彼の言う所の“下等生物”に滅ぼされた訳だ。 素直に礼を言って帰れば良かったのに…… 口は災いの元である。 追記・修正はゴールドカードを&font(#ff0000){120枚集めてから}お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 礼を言ったあと「では,私は失礼する。君とはもう会うこともあるまい」とか言って帰ればよかったのにね -- 名無しさん (2014-05-25 16:12:10) - 屑野郎なんだけど飛行形態は単純にカッコいい -- 名無しさん (2014-06-30 21:45:30) - さっさと礼だけ言って帰ってりゃよかったんだよ -- 名無しさん (2014-08-03 00:45:33) - シリウスの言ってることってどこまでが本当なんだろ・・・「兄弟がアルタイルに殺された」発言が本当だったら少しは同情できるのに -- 名無しさん (2014-11-13 06:40:32) - アルタイルにしたことを自分の体験として語ってた可能性も・・・ -- 名無しさん (2015-01-17 11:51:49) - 雪面での「単に恨みを晴らしてほしいんだ。君には迷惑かも」は何気に伏線だったんだな -- 名無しさん (2015-06-11 22:03:54) - なんで創作小説風なんだw -- 名無しさん (2015-06-21 13:05:32) - 真偽はともかく、「正義のためじゃない。私怨のためなんだ」と言って協力を求める辺りなかなかの役者だな。たいてい「これは崇高な正義の行為で云々」とかいって「そう・・・(無関心)」と返されるパターンだし -- 名無しさん (2015-11-04 15:30:06) - まさにオンドゥルルラギッタンディスカー!! こいつの最期はリブラゾディアーツみたいだったな。 -- 名無しさん (2015-11-17 18:51:17) - 細かい設定に頼らず、ゲーム内の演出やテキストを組み合わせで作った秀逸なキャラクター。現在のゲームで彼と同じ手法のキャラは作れるのだろうか。 -- 名無しさん (2015-11-30 17:26:41) - ↑訂正。テキスト『を』~→テキスト『の』~ -- 名無しさん (2015-11-30 17:34:01) - 某所でも言われてたけど、しっかりフラグを隠してるのが良いよね。まず黒と紫のアルタイルと対立する白と青のカラーリングで「いかにも正義の味方っぽい」と印象づけ、ボス戦の時にリモコンボムを持ってきてくれるから「こういうシステム」だとプレイヤーに認識させる。ついでに2には登場しないから「もう会うことはないだろう」も回収している -- 名無しさん (2015-11-30 17:42:37) - 最初のステージでの「よぉボンバーマン」にすっかり騙された -- 名無しさん (2015-12-09 18:57:42) - アルタイル戦のステージ名が「ラストバトル」や「さいごのたたかい」ではなくて「VSアルタイル」なのも伏線だったのかも。最後のシリウス戦はしっかり「ファイナルバトル!」になっていた。 -- ひ (2016-11-30 16:44:33) #comment #areaedit(end) }
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