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更新日:2025/07/22 Tue 21:45:50
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余剰次元生命体(Extradimensional beings)とも呼ばれる超常現象生命体(Paranatural entities)とは、レメディー・エンターテイメントの作品間で共有される宇宙「レメディー・コネクテッド・ユニバース(RCU)」内で使用される単語である。
【概要】
既知の科学の範囲外にある振動、周波数、波形、フィールドにより形成されるエネルギー場「
共鳴体
」を力の源とする存在。
共鳴体には
現実を変貌させる
効果があるため、それにより
変貌世界事象(Altered World Events:略称AWE)と呼ばれる超常現象が引き起こされる。
そのためRCUに存在する超常存在は
現実改編能力を標準装備
していることになる。
大体は異次元の存在だが、元人間や死者も含まれる。
また、共鳴体ベースの実体を持たない者や物理的な実体を持つ者など形態は様々。
また、余剰次元や平行世界の存在の総称としても用いられる。
より詳しくはそれぞれの個別項目も参照されたし。
【主な超常現象生命体/余剰次元生命体】
▶次元間生命体
異なる次元間を自由に行き来できる存在。
演者:マルティ・スオサロ
清掃員の姿をしたフィンランド人男性、にしか見えない存在。
フィンランドの水神の名を冠する通り、水溜まりを異次元へのポータルにして自由に出入りする能力を持つ。
演者:デビット・ヘアウッド
全ての次元に同時に存在し、それらの自分の同位体と知覚を共有するために次元間を自由に渡り歩ける
ビジネススーツを着た黒人男性
の姿をした生命体。
『
Quantum Break』に登場するマーティン・ハッチと同一の存在であることが露骨に示唆されている。
演者:ショーン・アシュモア
ドアと同じく別の宇宙に存在する別バージョンの自分と知覚を共有できる存在。元ブライトフォールズの保安官。
『Quantum Break』の主人公ジャック・ジョイスと同一の存在であることが露骨に示唆されている。
▶オールデスト・ハウスの生命体
FBC本部、オールデスト・ハウスで発見もしくは収容された生命体。
◇球体
2019年10月29日のヒス侵略によりアンカー自体がヒスに汚染された影響で赤く発光しており、「金属の光沢を持つ細長い直方体の物体」を外殻のように大量に纏わせ、蠢動させている。
スレッショルド9-Dに逃げ込み、そこでアンティーク時計を取り込み、時計を散弾のように発射する能力を会得した。
◇ーシジェ
演者:コートニー・ホープ
2019年10月29日のヒス侵略により鏡自体がヒスに汚染された影響かヒス生物となっている。
本物のジェシーと同様にサービスウェポンや念力、空中浮遊といった
超能力を扱える。
演者:マイク・ボディ
NASAの船外活動用宇宙服の姿をした実体で、中身は空洞。
他人の記憶を操る能力を持つ。
人語も話せるが支離滅裂で意味をなさないワードサラダを発する。
アポロ14号のフラ・マウロ月面探査任務中に乗組員の記憶を操って紛れ込み、まんまと地球に降りた。
FBCにより収容されたあと、囚人11-Cとして独房に入れられた。
NSC発電所の冷却ポンプを詰まらせていた
汚泥状
の怪物。
アーティ曰く狡猾らしく、知的存在である模様。
腐食性の体液を吐き出して外敵を攻撃する。
不定形だが体のあちこちにあるコアの様なものを破壊すると再生できなくなる。
オールデスト・ハウスのメンテナンスセクターにある火炉室に存在する、
生きた焼却炉。
知覚と知性を持ち、喋ることができる。
物を燃やすと唸るような音がする。
演者:マーティン・マクドゥーガル
闇の存在とヒスの両方に汚染された個体。
封鎖された捜査セクターを我が物顔で歩き回る。
▶スレッショ・モールドの生命体
カビに似た超自然的な微生物モールドに埋め尽くされた異次元空間「スレッショ・モールド」に存在する生命体。
モールドの起源である、
巨大な複数本の触手
の姿をした怪物。
▶ブラックロック採石場の生命体
◇QE-1(通称:ヒル)
巨大(人間サイズ)なヒルの様な生命体。
あらゆる超常現象を抑制するというチート過ぎる鉱石「ブラックロック」を採取できる異世界「ブラックロック採石場」にフジツボのように大量発生した。
ブラックロックを食べて無効化し、白い粉を排泄し、体内に放射性物質でできた巨大な真珠を形成する。
FBCにとってブラックロックは無くてはならないものであるため、ヒルの排除は最優先任務とされた。
なお、ヒルは人間に対しては無抵抗である。
また、大型の成熟ヒルは必ず複数の真珠を体内に有している。
2025年、志願部隊「ファイアブレイク」達にヒルの駆除と真珠の収集が任せられた。
集められた真珠は採石場に影響が及ばないようにシャトルで軌道上に打ち上げられた。
▶スレッショルド14-Nの生命体
自己増殖し、人間を怪物に変えてしまう付箋。
異世界からの侵略者。
任務「付箋狩り」にて駆除対象となる。
※詳細は当該項目を参照。
▶未知のスレッショルドの生命体
◇エキソジェニック・マス
ピンク色で起爆性の泡のような生命体。
異世界からの侵略者。
研究部門の若手FBC職員二人がオールデスト・ハウスから脱走するために無断で変貌アイテム「ラジオループアンテナ(AI55)」を使用した結果、未知のスレッショルドが出現してそこから大量に流入し、研究部門の一部が占拠された。
揮発性で外的刺激により容易く破裂し、更に接触したあらゆる物体に付着する。
また、結節と思わしきものがあちこちにあり、攻撃したり近付くと大爆発する。
早期に排除され難い目立たない場所から増殖するという明確な知性を持つ。
FBCはこの生命体を何かに利用できないか模索したが、知性の兆候があることを始めとする上記の特徴から断念し、排除することにした。
研究部門はエキソが特定の周波で破裂する弱点を発見し、対「エキソ」用設備として周波を放ち周辺のエキソを殲滅できる「エミッター」と呼ばれる装置(ガンマ、ベータ、アルファの3基)を開発・設置し抑制していた。
しかし2025年、エミッターがエキソにより破損させられたため、志願部隊ファイアブレイクが派遣され、対処させられた。
ファイアブレイカー達はオペレーターのハンク・フラワーズの指揮の下で3基のエミッターを修理し、エキソの殲滅に成功した。
▶死者
余剰次元生命体と交信できるパワーオブジェクト「ホットライン(OOP3-UE)」を介して語りかけてくる存在。
演者:ジェームズ・マカフリー
FBC前局長。
2002年にオーディナリーAWEを調査し、発見したパワーオブジェクトのスライドプロジェクターに接触したことでヒスに汚染され、17年かけて洗脳されていった。
2019年にスライドプロジェクターを起動してオールデスト・ハウス内部にヒスを呼び込んだ後、局長のオフィスで自害した。
その後は幽霊的な存在になったらしく、ホットラインを介してジェシーに一方的に語りかけてくるようになる。
マックス・ペインと同じ声をしており、
痛みについて度々言及する他、やたら比喩表現を多用するなど語り口調はマックスのナレーションそっくり。
演者:ブリッグ・ベネット
声:ジェイド・アヌーカ
マネジメントチームリーダー。元CIAエージェント。
2019年のヒスの侵略の際にはヒスの汚染を防げる装置「ヘドロン共鳴体増幅器(HRA)」を製造するために新局長のジェシー・フェイデンと協力した。
その後、アストラル・プレーンとこちらの世界を繋ぐ導管の役割を担う構造物「ネイル」が破損したことを知り、アストラル・プレーンがこちらの世界に流入することを恐れネイルを爆破しようと目論んだため、それを阻止しようとしたボードが召喚したアストラル・スパイクに襲われHRAが破損、ヒスに汚染された。
マーシャルとしての自我はその瞬間に死亡したらしく、以降はトレンチと同様にホットラインを介して
ジェシーに一方的に語りかけてくる。
また、マーシャルの肉体の方は非常に強力なヒス生物となり、ネイルそのものをヒスで汚染した。
◇“ファット”・ボブ・バルダー
演者:オリ・トゥキアイネン
ロックバンド「
オールドゴッズオブアースガルズ」のギタリスト。
1980年に白血病で亡くなったはずだが、2023年のブライトフォールズAWEにてオールドゴッズオブアースガルズのアンダーソン兄弟がコールドロンレイクの側でライブを開いた際、
霊的な存在として復活
し、演奏に加わった。
また、闇の底では
当然の権利の様に復活
を遂げており、アンダーソン兄弟、ドア、サム、アランと共に歌って踊った。
▶コールドロンレイク・スレッショルドの生命体
ワシントン州ブライトフォールズの近くの森にあるカルデラ湖「コールドロンレイク」の湖面が入り口となっている異次元空間「闇の底/闇の世界」ことコールドロンレイク・スレッショルドに存在する生命体。
次元間の知覚を持つ闇。あらゆる生物、無生物を汚染して操る。
詳しくはそれぞれの個別項目も参照。
演者:ケイト・ワイマン
闇の存在の物理的な実体化。
喪服を着た
フィンランド出身の女優バーバラ・ジャガーの姿をしていた。
闇の存在の眷属となった生ける屍。
闇の存在の「道具」にして兵隊。
闇に支配された黒い鳥の群れ。
闇の存在が操る対空兵器として機能する。
演者:イルカ・ヴィリ
声:マシュー・ポレッタ
ベストセラー作家
アラン・ウェイクの邪悪なドッペルゲンガー。
元々は闇の世界に囚われたアランの代役を務める存在としてゼインに生み出されたが、ジャガーが倒された後に闇の存在の新たな化身・実体化へと堕落した。
物語の中に投影されたスクラッチ。
アリゾナ州ナイトスプリングスで「光の闘士」を演じるアランの前に立ちはだかる。
闇の異形を先導する、超自然的な殺人鬼。
物語の中に投影されたスクラッチ。
ナイトスプリングスに置換されたブライトフォールズで「作家」を演じるアランに襲撃を仕掛けるが、彼の一番のファンたる「ウェイトレス」を演じる
ローズ・マリーゴールドに阻まれる。
「作家」の邪悪な一卵性双生児の弟にして狼人間。
物語の中に投影されたスクラッチ。
闇の世界で紡がれる映画『殺人事件ケイシー』のメインヴィラン。
殺人カルト「言葉の教団」のリーダーにして悪魔の化身。
「闇の世界のニューヨーク」を徘徊するスクラッチの群れ。
輪郭がぼやけているが、フォトモードで確認するとアランの顔だとわかる。
次元間の知覚を有する光。人間に宿ることで実体化できる他、闇の存在を焼き払うことができる。
闇の存在とは敵対している。
フィンランド出身の映画監督、詩人、ダイバーである
アランのドッペルゲンガー
。
1970年のブライトフォールズAWEで光の存在をその身に宿し、
白いJIMスーツ
に身を包んだ姿で闇の存在と戦い続けることになる。
演者:イルカ・ヴィリ
声:マシュー・ポレッタ
元はベストセラー作家だったが、2010年に起きたブライトフォールズAWEにて闇の底のキャビンに閉じ籠り、脱出のために世界を改編する物語を書いて新たな並行世界を生み出し、脱出に失敗しては記憶を失いループして振り出しに戻されるという行動を繰り返す。
彼がタイプライターで打った原稿は
書かれた内容が現実になる
という変貌アイテムとしてFBCに収容されている。
2019年にはホットラインを介してジェシーを導いた。
2023年のブライトフォールズAWEにて最終的に頭に光の銃弾を撃ち込まれたことで知識の松明を授けられ、
数多の世界の主
となった。
アランのドッペルゲンガー。
闇の底でアランと分離して顕現した理性。
アランのドッペルゲンガー。
ラショナル・アランと分離し顕現したアランの破滅的な狂気。
物語の中に投影されたアラン。
2012年にアランが一晩だけ出現させた架空の町、アリゾナ州ナイトスプリングスを舞台にミスター・スクラッチが演じる「闇の使者」と戦う。
物語の中に投影されたアラン。
ブライトフォールズに出現した架空の町、ナイトスプリングスでミスター・スクラッチが演じる「悪ぶった男」と対立する。
物語の中に投影されたアラン。
ウォータリーに出現した架空の町、ナイトスプリングスで闇の存在が演じる秘密の組織「ダーク・トライアングル・コーヒー」に囚われていた。
無限にループし、過去、現在、未来が同時に存在する闇の世界で悟りを開いたアラン。
全ての平行世界の運命を操る。
演者:ブレッド・バーマン
ブライトフォールズの代替現実で具現化した、アランの想像上のバリー・ウィーラー。
演者:クリスティーナ・コール
写真家、映像作家のアランの妻。
2010年のブライトフォールズAWEでジャガーに誘拐されるもアランに救い出された。
その後、闇の底に囚われたアランを救い出すために闇の底へ自ら飛び込んだ。
2023年のブライトフォールズAWEではテレパシーの様なエコーやスライドプロジェクターやテレビ画面の映像、写真を介してのみ現れ、アランを導く。
またこのAWEの際、
スクラッチから次元を超えてクリッカーの奪還に成功
しており、その力は計り知れない。
演者:マシュー・ポレッタ
声がアランにそっくりなFBCの研究責任者。
研究していた超常現象生命体
ヘドロン
の洗脳を受け、ヘドロンだけが人類の希望という考えに取り憑かれ、ヘドロンの共鳴体を増幅するHRAを開発して職員に配った。
ヘドロンに接触した結果、
闇の底に転送
された。
2019年にホットラインでジェシーに語りかけたため
人外の存在
になった可能性が高い。
闇の底を調査中にゼインと出会い、意気投合した。
アランの外見モデルと声優の、夢の共演
である。
◇サム・レイク
演者:サム・レイク
我々の世界に実在するサム・レイクはレメディー・エンターテイメント作品で脚本やプロデューサーを担当しているが、RCUでは
実写化された『アレックス・ケイシー』シリーズで主人公ケイシーを演じていた俳優という設定になっている。
何故か闇の底にいてドアやアランと共に歌って踊った。
後述のケイシー(刑事)とは同一の存在であることが示唆されている。
演者:サム・レイク
声:ジェームズ・マカフリー
闇の底で再現されたアランの物語の中でサム・レイクが演じる、見た目も声も生い立ちもマックス・ペインに酷似している刑事。
RCUにおけるマックス・ペインの同位体であることが露骨に示唆されている。
アランの著者『アレックス・ケイシー』シリーズの主人公が闇の底で顕現したもので、サムとは
声が異なるが、
「俺はアレックス・ケイシーじゃない!役を演じているだけだ!」という台詞からサムと同一の存在と思われる。
アランが物語を書くたびに
死亡と復活を繰り返す。
現実に存在し
サーガ・アンダーソンと行動を共にする
FBI捜査官アレックス・ケイシー
とは似て非なる存在。
パワーオブジェクトに接触すると転送される次元「アストラル・プレーン」の生命体。
詳しくは個別項目を参照。
▶スライドスケープ36の生命体
◇ポラリス
共鳴体ベースの、
螺旋状の光
として視認できる存在。
ヒスの共鳴体を中和する力を持つ。
ヒスと敵対している。
◇ヘドロン
巨大な多面体という物理的な実体を持つ存在。
ポラリスの共鳴体を増幅させる触媒の役割を担う。
次元間の知覚を持つガス漏れ音。
あらゆる生物、無生物を汚染して操る。
演者:ショーン・ダリ
2002年のオーディナリーAWEの生存者でジェシーの弟。
強力で制御不能な超常的ユーティリタリアンとしてFBCに収容されていたが、2019年に侵略してきたヒスを自ら受け入れ、
ヒス生物のリーダー的な存在
となる。
▶スライド『寺院』の生命体
スライドプロジェクターに『寺院』のスライドをセットして投影される画像から入ることができる異次元空間の生命体。
◇母ならざるもの
人間にミルクを与え怪物に変貌させる生命体。
母ならざるものからミルクを与えられ怪物となった人間。
◇犬のニール
犬のような姿になったニール・ホーゼンバーグ。
「汚い猿」に襲われたフェイデン兄弟を助けた。
RCUとは別の宇宙である『MAX PAYNE』シリーズの世界に存在する超常現象生命体と思わしき存在。
演者:サム・レイク
声:グレゴリー・シムズ
複数のRCU関連作品で闇の世界と同一の余剰次元であることが示されているニューヨークシティの代替現実「ノワールヨークシティ」の支配者にして殺人鬼。
ジョンのガールフレンドを殺害し、ジョンに罪を着せたとされる。
闇の世界が舞台となる『Alan Wake』のDLC『シグナル』には「MIRRA WAS HERE(ミラはここにいた)」というメッセージが隠されている。
また、『Alan Wake Ⅱ』のアラン編ではノワールヨークシティと同一の場所と思わしき「闇の世界のニューヨーク」が舞台となる。
演者:サム・レイク/ティモシー・ギブス
声:ジェームズ・マカフリー
マックス・ペインの悪夢に現れるドッペルゲンガー。
彼の心の内に潜む闇の象徴。
ミスター・スクラッチやインセイン・アランの原点とも言える存在。
RCUの闇の世界は全ての並行世界と繋がっており、更に人々の夢とも繋がっている設定であるため、マックスの夢=闇の世界を介して現れた闇の存在の化身という解釈も可能である。
▶『Quantum Break』ユニバースの超常現象生命体
RCUとは別の宇宙である『Quantum Break』の世界に存在する超常現象生命体。
あらゆる並行世界に同時に存在し、全てのバージョンの自分と知覚を共有し量子重ね合わせ状態になっている人間。
並行世界=別の次元とすると前述のワーリン・ドアやティム・ブレーカーと酷似した性質を持っていることになり、同一の存在であることが示唆されている。
演者:ランス・レディック
ドアと同様に
黒いビシネススーツを着た黒人男性。
本来はドアも故ランス・レディックが演じる予定だったため、
設定上は同じ姿と考えられる。
ドアはハッチの量子重ね合わせになったバージョンの一つと思われる。
演者:ショーン・アシュモア
『Quantum Break』の主人公。
ティムと全く同じ姿をしている。
作中でティムは「失われた時間」や「別の世界で別人として生きる自分」などを現実に感じられる夢として見たと語っており、別の次元の自分と知覚を共有するシフターの能力と合致するため、ティムはジャックの量子重ね合わせになったバージョンの一つであることが示唆されている。
モナークソリューションズが最初に捕らえたシフターのサンプル。
【超常的ユーティリタリアン】
超常的ユーティリタリアン(Parautilitarian)とは、パワーオブジェクトに接触しアストラル・プレーンで「アストラル・チャレンジ」と呼ばれる儀式を成功させることで、そのアイテムが持つ超常的な力と
結合
し、超常現象を引き起こせるようになった人間。
作品によっては翻訳のブレによりそのまま「パラユーティリタリアン」と表記されることもある。
超常的ユーティリタリアンとしての能力の強さには個人差があり、さらに訓練で鍛えることもできる。
▶主な超常的ユーティリタリアン
FBC前々局長。
記録上では最古の超常的ユーティリタリアン。
オールデスト・ハウスを調査中、現在の局長のオフィスに当たる場所でサービスウェポンを発見し接触した結果、超常的ユーティリタリアンになると同時にボードから認定された最初の局長となる。
ホットラインや念力を扱える様になる「フロッピーディスク(OOP5-KE)」とも結合していたことが判明している。
超常的ユーティリタリアンとして類い稀な才能を有していたが、力が増大しすぎて制御が難しくなったため局長を辞退し、オールデスト・ハウスの電力を賄う発電機「
ノースモーア・サルコファガス・コンテイナー(NSC)
」の動力源となった。
NSCに外付けされたモニターで内部をサーモグラフィーで確認でき、2019年時点でも生存している。
演者:ジェームズ・マカフリー
ノースモーアの後任となったFBC前局長。
局長なので必然的にサービスウェポン(OOP1-KE)と結合していた他、前述の通りスライドプロジェクターとも結合していた。
また、ホットラインや空間を迷路化させる「灰皿とタバコ(OOP11-KE」)とも結合していた。
ヒスの洗脳を受け、「ヒスが唯一の味方」という妄執に取り憑かれ2019年にスライドプロジェクターを起動してオールデスト・ハウス内をヒスで汚染した後に自害した。
演者:コートニー・ホープ
現FBC局長。『Control』の主人公。
2002年のオーディナリーAWEでポラリスを宿し、2019年にオールデスト・ハウスでサービスウェポンと結合し局長となった。
ホットラインやフロッピーディスクの他、空中浮遊できる“フベニコフテレビ(OOP7-KE)”や短距離の瞬間移動ができる“メリーゴーランドの馬(OOP16-KE)”、周囲の物体を浮かせて寄せ集めシールドを形成できる“家庭用金庫(OOP22-KE)”、敵を洗脳し操れる“レントゲンライトボックス(OOP18-PE)”とも結合した。
なお、フェイデンというファミリーネームは
フェーディング
の言葉あそびであり、フェイデン姉弟の半生を語る内容のオールドゴッズオブアースガルズの曲『テイク コントロール』の中で何度も同じ単語が使われる。
演者:ショーン・ダリ
前述の通り、2002年のオーディナリーAWEでスライドプロジェクターと結合し、ノースモーアを超える超常的ユーティリタリアンとなったが力を制御できなくなり幽閉されていた。
2019年にトレンチが呼び込んだヒスを自ら受け入れ、ヒス生物のリーダーの様な存在となる。
▶超常的ユーティリタリアンの疑いがある人物
演者:イルカ・ヴィリ
声:マシュー・ポレッタ
『Alan Wake』シリーズの主人公であるベストセラー作家。
上でも書かれているが、パワーオブジェクトと推測される未分類オブジェクト「クリッカー」と接触したことで限定的な現実改編能力を会得したとされる。
彼がタイプライターで打った原稿は書かれた内容が現実になる変貌アイテムとしてFBCに収容された。
また、アラン自身も局長候補として注目されていた。
演者:リンダ・クック(『Alan Wake』)→リンダ・マーロウ(『Alan Wake Ⅱ』)
ランプおばさんの異名を持つブライトフォールズの地元記者。ゼインの映画『詩人トム』に光を司る「
レディーオブライト
」として出演した。
1970年の最初のブライトフォールズAWEにてゼインからクリッカーや原稿が入った靴箱と、
クリッカーと繋がっていた天使のランプ
を託された。
天使のランプには周囲の光を集め、周囲の地形や構造まで改編する超自然的な力があり、パワーオブジェクトの可能性がある。
天使のランプに触れたシンシアもまた、光を操る力を会得していた可能性がある。
演者:メレット・バートルズ(『ブライトフォールズ』)→ベニータ・ロブレド(『Alan Wake』)→ジェシカプレディ(『Alan Wake Ⅱ』)
二代目ランプおばさん。
2023年のブライトフォールズAWEの際、シンシアから天使のランプを奪って闇の底へ送った。
スクラッチによりクリッカーが使用され強力な現実改編が引き起こされてブライトフォールズの住民が洗脳されてもただ一人だけ平然としていたほか、アラン自身には身に覚えのない「アランからのメッセージ」を受信しており、あちこちにサーガ・アンダーソンを手助けするためのアランの原稿を用意していたほか、
闇に支配された者を素手で撲殺していた
ため、超自然的な力を会得している可能性がある。
演者:イルカ・ヴィリ
声:ジェームズ・マカフリー(『Alan Wake』)→イルカ・ヴィリ(『Control』以降)
前述の通り全ての元凶。天使のランプとクリッカーの元の所有者であるため彼も超常的ユーティリタリアンの可能性が高い。
また、彼が引き起こした1970年のブライトフォールズAWEにより、
世界中のランダムな靴箱が変貌アイテムと化し、
バイオハザードシリーズのアイテムボックスの様に靴箱同士で内部空間を共有するようになったことがオールデスト・ハウスにあるホワイトボードの一つに記されていた。
演者:ジョナサン・ハーデン
スランプに陥っていた画家。
元心療内科施設コールドロンレイクロッジの患者。
何らかのパワーオブジェクトに触れたことで超常的ユーティリタリアンとなり、絵画で未来を予知するという能力を得た。
ただし、絵画には複数の解釈が可能であるため、必ずしも予想していた未来がくるとは限らない。
2010年9月、コールドロンレイクロッジにて闇の存在の襲撃を生き延びるも、その翌日に闇に支配された者に襲撃を受け、
エミル・ハートマンに身代りされてナイフで刺されたが、その後FBCに救出され治療を受け回復し、ワシントン州ウォータリーに移住した。
2023年、FBCの施設「レイクハウス」の共同研究リーダーであるマーモント夫妻に拉致され、実験台にされた挙げ句に自害し、
絵画の姿の超常現象生命体と成り果てた。
◇ポー
演者:本人役(本名:アン・ダニエルウェスキー)
歌で現実を変える力を持つ超常的ユーティリタリアン。
2023年にマーモント夫妻に拉致され、レイクハウスに監禁されるが歌の力で逃亡を果たした。
なお、実在のアーティストである。
追記・修正は全員収容してからお願いします。
- 超常的ユーティタリアン内、ジェシー・フェイデンの「ヒスの洗脳を受け~」の文章は上のトレンチの内容ではなかろうか。 -- 名無しさん (2024-05-02 10:49:32)
- ↑直しました -- 名無しさん (2024-05-02 12:22:50)
最終更新:2025年07月22日 21:45