CERO

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&font(#6495ED){登録日}:2017/11/14 Tue 11:42:53 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 33 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #contents() &bold(){CERO}(セロ)とは、[[日本>日本国]]のNPO法人・コンピューターエンターテインメントレーティング機構(&bold(){&font(red){C}}omputer &bold(){&font(red){E}}ntertainment &bold(){&font(red){R}}ating &bold(){&font(red){O}}rganization)の略である。 主に日本のコンシューマーゲームを対象に、表現の倫理規定の策定や審査を行っている。 2000年代以降、&bold(){日本産の全てのゲームソフトのパッケージには、この機関の審査を受けた事を証明するマークが付加されている。} ゲームの内容や描写等によって、「この部分は対象年齢が○歳以上。」等を意味している。 尚、レーティングの策定には、既に[[アメリカ>アメリカ合衆国]]で設立されていた審査機関「ESRB」 (エンターテインメントソフトウェアレイティング委員会、&bold(){&font(red){E}}ntertainment &bold(){&font(red){S}}oftware &bold(){&font(red){R}}ating &bold(){&font(red){B}}oard)を参考にしている。 ただのNPOが定めた基準で法的拘束力はない…と思うなかれ。 CEROは長年かけて国や自治体と協議を重ねており、 自治体が有害図書を定める際にゲームについてはCEROレーティングを参考にするようになってきており [[東京都]]やほとんどの県ではCERO &color(red){Z}のゲームは有害図書に準じた取り扱いをするように指導したり [[愛知県]]や[[秋田県]]など一部の県ではCEROが&color(red){Z}に指定すると&color(red){''自動的にその県の有害図書に指定する''}ように条例を整備しているところもある。 *◆経緯 2002年6月、社会法人コンピューターエンターテインメント協会(CESA)の関連団体として設立。 同年10月、審査開始。 2003年12月、東京都より特定非営利活動法人として認証。 ゲームの内容や描写等を観察し、「この表現は○歳以上向けだな。」等と考え、それらを元に最終的に対象年齢を決める。 また、CEROは会員制度を取っており、CEROの目的に賛同した個人や団体等を正会員としている。 *◆レーティングマーク **◇○歳以上対象 恐らく一番目立つのはこのマークだと思われる。 発足当時は『全年齢』『12』『15』『18』と表記されていたが、後に以下のように『A』『B』『C』『D』『Z』の五種類に区分された。 #center(){&image(zoning.gif,width=300)} #right(){#openclose(show=☆画像出典情報(折り畳み)){ &font(85%){特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構 公式Webサイトより引用} &font(85%){WebサイトURL:https://www.cero.gr.jp/publics/index/17/} &font(85%){Webサイト閲覧日:2021/09/15} &font(85%){Webサイト運営者:特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構}}} これとは別途に、[[任天堂]]ソフトのうち[[ニンテンドー3DS]]と[[Wii]]では通常白パッケージのところ、 C区分以上では黒パッケージに、[[Wii U]]では水色のところを同じくC区分以上でダークブルーに変更している。 また、パッケージの背表紙部分にあるCERO表記の部分の色はこの表の色に準ずる。 **◇コンテンツディスクリプターアイコン レーティングB以上のパッケージの裏に表示されている以下の画像のマーク。単にコンテンツアイコンとも。 どのような内容が理由で判定されたかを示すもので、内容によっては3〜4個付くこともよくある。実際にプレイしてみると首を傾げたくなるような付き方も割とよくある。 記載順は以下の通りになっていることが多いが、パッケージを作るのはメーカー側であることもあってか、必ずしも厳密に守られている訳でもなく、たまに入れ替わる。 #center(){&image(contents.png)} #right(){#openclose(show=☆画像出典情報(折り畳み)){ &font(85%){特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構 公式Webサイトより引用} &font(85%){WebサイトURL:https://www.cero.gr.jp/publics/index/17/} &font(85%){Webサイト閲覧日:2021/09/15} &font(85%){Webサイト運営者:特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構}}} ***ハートマーク…恋愛 異性愛・同性愛を問わず、恋愛表現・恋愛関係となる内容が含まれている場合。 当然のことながら『[[ときめきメモリアル]]』シリーズ、『[[ラブプラス]]』シリーズなどビジュアルノベルや恋愛ゲームにつく他、 RPGなどのストーリーで恋愛要素がある場合にも付けられることがある。 一方で、恋愛要素があれば何でも付けられる訳ではなく、例えば『[[トモダチコレクション>トモダチコレクション新生活]]』には付いていない。『[[ドラクエ5>ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁]]』や『[[ドラクエ8>ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君]]』も付いていない。 恋愛表現があっさりしているのがボーダーラインだろうか。 ***♂♀…セクシャル 男女を問わず、キャラクターが露出度の多いコスチュームや水着・下着・半裸になるシーンが含まれている場合やキスなどのスキンシップがある場合につく。 適用範囲は幅広く、アイマスから[[無双シリーズ]]まで、美男美女が登場するゲームではほとんど付く。 『[[スーパーマリオ オデッセイ]]』がCERO:Bになったのはこれが原因(マリオの水着コスチュームがある)というジョークが飛び交ったが、実際は後述の暴力・犯罪が原因。 ちなみに水着に関してはプールや[[海]]といった自然な服装と言える場所での表現ならばセーフらしい。 このため、着せ替え要素のあるゲームでキャラクターに水着を着させると強制的にステージが海岸に指定されるシステムが実装されているケースもある。 ***手に[[ナイフ>ナイフ(武器)]]…暴力 武器・銃器・兵器、拳等で攻撃を加える表現等がある場合。 ボクシングや[[プロレス]]等、スポーツとしてルールに則って行われる格闘技も含まれる。 出血や欠損、死体などが登場する場合にも付けられることがある。 こちらもアクション・格闘ゲーム・FPSなどなど適用範囲が幅広い。 ***お化け…恐怖 アイコン通り[[幽霊]]や異形の怪物などが登場する場合にも付くが、過度の出血や死体などが描写されている場合にも付く。 ただ、これに引っかかるのは大概サバイバルホラー系が多く、その場合は「暴力」アイコンに一括して認定されることも多く、 このアイコン単体で適用されるケースは正真正銘の「ホラーゲーム」のみである。 ***ワイングラス…飲酒・喫煙 未成年のキャラクターがゲーム内で飲酒・喫煙をする表現がある場合。 ケースが比較的限られるため、ほとんどの場合は適用されない。 一方で、『[[大正野球娘。]]』のように舞台が現代でなく、作中の時代では未成年の飲酒が可能だった場合でもこの基準は適用される。 飲酒がテーマである『[[ドリームクラブ>DREAM C CLUB ZERO]]』でさえ適用されていないことを見ても分かる通り、成人が飲酒していても一切抵触はしない。 同作にはどう見ても成人に見えない[[合法ロリ]]的なキャラクターも登場するが、成人なので適用されていない。まさに合法ロリ。 ただし、CEROには関係ないが、このような作品では別途作中で「お酒は20歳になってから。」の表記が行われることが多い。 また、海外(も意識した作品)では「例え成人済みのキャラクターであっても飲酒や喫煙の描写が見られます」「当作品は飲酒や喫煙を推奨する物ではございません」といった旨の注意が促される事もある。 ***貨幣袋…ギャンブル ゲーム内で現金を賭けたギャンブルなどがある場合。 あくまでCEROではリアルな現実でも容易に再現可能かつ違法な賭博のみ適用とされるため、『龍が如く』での丁半賭博等が引っかかる一方、 お遊びとして[[ドラゴンクエスト>カジノ(ドラゴンクエスト)]]などのゲーム内通貨を賭ける様なものや、「パチンコシミュレーターソフト」などは該当しない。 海外の審査機関ではこの分野の規制が日本より厳しい事で有名。 ***銃…犯罪 ゲーム内で犯罪行為を行えたり、奨励する表現がある場合。作中では合法あるいは通常の行為としてみなされても現実では違法な場合は適用される。 主人公からして犯罪組織に関与している『龍が如く』シリーズ、『グランドセフトオート』シリーズはもちろんのことだが、 地味に『[[クレイジータクシー]]』シリーズ(現実の道交法違反どころのレベルではないため)『[[ゼルダの伝説 夢をみる島]]』(ゲーム内で[[万引き]]が出来るため)も入っている。 前述の『[[スーパーマリオ オデッセイ]]』が引っ掛かったのは「暴力」とこれだが、恐らくニュードンクシティ内部の描写が問題だと思われる。 [[ファンタジー]]要素の薄い等身大の人間が闊歩するリアルな大都会を、[[マリオ]]が持ち前の自由度の高いアクションで駆け巡る様は非常に爽快なのだが、あまりにも自由にやれ過ぎるのが問題。 道路を走る[[タクシー]]の進路を妨害したり、はたまたタクシー自体を踏み台にして高らかにジャンプしたり、マリオが自身が信号をガン無視しながらスクーターで好き放題走ったりと、どう見ても犯罪な行動をやりたい放題できてしまうのである。 既存シリーズのようなファンタジー感溢れる街並みならいくら[[キノピオ]]を踏みつけようが問題はなかったものの、リアル系な世界観で同じような表現をすると「犯罪」に繋がってしまうのである。 ***注射…麻薬等、薬物 ゲーム内で薬物を使用する表現がある場合。こちらも『グランドセフトオート』に適用されていないなど該当例は少ないが、『「[[ロマンシング サ・ガ2]]』はボクオーン関連のイベントの影響でこれが適用されている。 また、『研修医 天堂独太』などといった、医療を題材にしたゲームにも適用される(手術シーン等で麻酔薬の注射を使うため)。 ***吹き出し…言葉、その他 過激な発言や人種などの差別用語などがゲーム内で出る場合。 意外にも適用例があり、『[[SIREN:New Translation]]』や『[[FINAL FANTASY ⅩⅢ]]』でも適用されている。 **◇暴力シーンの注意書き 「このゲームには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています」という注意書き。 所謂[[残酷ゲーム]]にあたるもので、CERO発足よりこちらの方が若干登場が早かった。 大抵の場合、後述のC区分〜Z区分のゲームのパッケージに付加されている。 *◆審査の手順 1.審査の対象となるゲームの映像と、希望する年齢区分を表記した問診票、世界観の資料、そして審査依頼票をCEROに送付する。 2.それらの情報を、審査基準に基づいて作成されたマニュアルに従い、三人の審査員が対象年齢を決める。 3.審査結果をメーカーに返送。此処でメーカーがOKすれば審査終了。但し、NGの場合は再審査。 4.ゲームソフト完成後、保存用にソフト1本をCEROに納品する 大体こんな感じ。 なお、ゲームソフトの審査を依頼する側は審査料金を払う必要がある。 一応、非会員であっても審査の依頼は出来るが、その場合、費用は正会員の約三倍も掛かってしまう。 なので、依頼するなら普通に会員になった方がお得である。 *◆○区分(○歳以上対象)のソフト一覧(一部列挙。) #openclose(show=○A区分(全年齢対象)のソフト){ 基準が一番厳しく、未就学児童の情操教育用ソフトなども含まれる。 暴力表現やお色気描写は殆んどなく、あってもデフォルメされている場合が殆ど。 ・教養・教育ゲーム全般 ・音ゲー全般(ⅡDXゴールドに関しては一部のムービーが差し替えられ、最終的にA区分に落ち着いた) ・[[ドンキーコング>ドンキーコング(二代目)]]シリーズ ・[[星のカービィシリーズ]] ・ソニックシリーズ ・[[ドラゴンクエストシリーズ]] ・[[ポケットモンスター]]シリーズ ・[[スターフォックス]]シリーズ ・[[F-ZERO>キャプテン・ファルコン]]シリーズ ・[[がんばれゴエモン>ゴエモン(がんばれゴエモン)]]シリーズ(外伝2のみVC版でB区分) ・ボンバーマンシリーズ ・[[ロックマン>ロックマン(ゲーム)]]シリーズ ・[[ロックマンX>ロックマンX(ゲーム)]]シリーズ(アニバーサリーコレクションはB区分) ・[[ロックマンエグゼシリーズ]] ・[[タントアール]]シリーズ ・[[スマッシュブラザーズ>ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ]]シリーズ ・[[イナズマイレブンシリーズ]] ・[[妖怪ウォッチ]]シリーズ ・[[メタルファイト ベイブレード]]シリーズ ・[[コロッケ!]]シリーズ ・[[メトロイド>サムス・アラン]]シリーズ(一部タイトルのみB区分) ・[[スーパーマリオ>スーパーマリオブラザーズ]]シリーズ(オデッセイのみB区分) ・[[ゼルダの伝説シリーズ]](一部タイトルのみB区分) ・[[レイトン教授シリーズ]](逆転裁判とのコラボ作品のみB区分) ・[[NARUTO>NARUTO‐ナルト‐]]シリーズ(一部タイトルはB区分) ・[[ドラゴンボール>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]]シリーズ(一部タイトルはB区分) ・[[メダロット>メダロット(ゲーム)]]シリーズ(一部タイトルはB、C区分) ・[[パワプロクンポケットシリーズ>パワプロクンポケット(シリーズ)]](R、ダッシュを除く)(※1) ・実況パワフルプロ野球シリーズ(※2) ・[[クラッシュ・バンディクー]]シリーズ ・[[ルーンファクトリー>ルーンファクトリー(シリーズ)]](※3) ・[[ワールドサッカーウイニングイレブン>ウイニングイレブン(ウイイレ)]]シリーズ ・[[プロ野球スピリッツ]]シリーズ ・[[フューチャーカード バディファイト]]シリーズ ・[[FINAL FANTASYシリーズ]](一部タイトルはB区分。) ・真・三國無双3 ・真・三國無双3猛将伝 ・真・三國無双アドバンス ・[[グレゴリーホラーショー ソウルコレクター]] ・[[トリオ・ザ・パンチ]] ・[[オリエンタルブルー〜青の天外〜]] ・[[西遊記 金角・銀角の陰謀]] ・[[プリキュアシリーズ>プリキュアシリーズ一覧]] ・[[魂斗羅>魂斗等(アーケード版)]]シリーズ(デュアルスピリッツはB区分) ・風来のシレンDS ・おはスタ645ムッシーズのふしぎな農園 ・[[メタルスラッグ]]アドバンス ・[[月風魔伝]] ・[[チキチキボーイズ]] ・[[カードファイターズ]]DS ・幻想水滸伝カードストーリーズ ・幻想水滸伝3 ・[[幻想水滸伝4]] ・[[幻想水滸伝ティアクライス]] ・[[鬼武者]]タクティクス ・[[天外魔境 ZIRIA]](X-BOX360版) ・天外魔境Ⅱ卍MARU([[PS2>PlayStation2]]版、[[GC>ニンテンドーゲームキューブ]]版、[[DS>ニンテンドーDS]]版) ・天外魔境第四の黙示録 ・[[デジモンシリーズ>デジモンワールド]] ・[[逆転裁判2]] ・[[逆転裁判4]] ・空手道 ・超絶倫人ベラボーマン ・[[サモンナイト>SUMMON NIGHT(サモンナイト)]] ・[[サモンナイト2>SUMMON NIGHT2(サモンナイト2)]] ・[[サモンナイト3>SUMMON NIGHT3(サモンナイト3)]](PS2版) ・[[サモンナイト4>SUMMON NIGHT4(サモンナイト4)]] ・[[ゾイド>ゾイド -ZOIDS-]]シリーズ ・[[テイルズ オブ ファンタジア]] ・[[テイルズ オブ シンフォニア]](旧版のみ) ・[[テイルズ オブ デスティニー2]] ・[[テイルズ オブ ジアビス]] ・[[歴史大戦ゲッテンカ]] ・[[采配のゆくえ]] ・[[マジシャンロード]] ・ファミコン探偵倶楽部消えた後継者 ・[[ストリートファイターⅢ 3rd STRIKE]](PS2版) ・ストリートファイターZERO3↑↑ ・[[カプコンクラシックスコレクション]](国内PSP版)(※4) ・[[サンダーフォースⅥ]](※5) ・サンセットライダーズ ・キミの勇者 ・コナミアーケードコレクション ・ラスタンサーガシリーズ ・功里金団 ・奇々怪界シリーズ ・スーパーパズルファイター2X ・[[藤子・F・不二雄]]キャラクターズ大集合!SFドタバタパーティー ・[[ザ ・フロッグマンショー>秘密結社鷹の爪]]DS〜だってしょうがないじゃない〜 ・[[金田一少年の事件簿]]&[[名探偵コナン]]巡り会う二人の名探偵 ・[[探偵学園Q]] ・[[クレヨンしんちゃん]]シリーズ ・(番外編として記載)[[仮面ライダークロニクル]](※6) (※1)後述の描写があろうが、あくまでA区分です。 (※2)リカンジュースを初めとしたアンドロメダ特有のイベントがあろうが、あくまでA区分です。 (※3)倒したモンスターが身体の一部分と思しき素材を落とそうが、2股以上をかけられようが、あくまでA区分です。 (※4)本作以前に海外でのみ『カプコンクラシックスコレクションREMIXED』(ESRB:T。CEROでいう所のB区分)が発売されているが、収録作品は全く違う。 (※5)ラスボスの見た目はグロテスクですが、あくまでA区分です。 (※6)特撮TV番組『[[仮面ライダーエグゼイド]]』に登場する架空のゲーム。劇中ではA区分として発売されているが、その内容はとんでもないものである。詳しくは該当項目か『エグゼイド』本編を参照。 } #openclose(show=○B区分(12歳以上対象)のソフト){ 主に暴力表現や軽いお色気表現が多々見られるソフトに区分される。 それでも後述のC~Z区分と比較してもそれなりに抑えられてはいる。 ・ほぼ全ての格闘ゲーム(一部のタイトルはA区分だったりC区分だったりする) ・[[ファイナルファイト]]シリーズ ・ベアナックルシリーズ ・[[ときめきメモリアル]]シリーズ ・メトロイド アザーエム ・[[メトロイドドレッド]] ・[[メトロイドプライム2 ダークエコーズ]] ・[[メトロイドプライム3 コラプション]] ・魂斗羅デュアルスピリッツ ・[[逆転検事]]シリーズ ・[[忍者龍剣伝]]シリーズ ・[[ジョジョの奇妙な冒険]]シリーズ([[黄金の旋風>ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風]]のみC区分) ・[[クイズマジックアカデミー>QUIZ MAGIC ACADEMY]]シリーズ ・[[メタルマックスシリーズ>METAL MAXシリーズ]] ・[[戦国伝承]]シリーズ ・大半の[[スーパーロボット大戦シリーズ]] ・[[PROJECT X ZONE]]シリーズ ・[[逆転裁判シリーズ]](2と4のみA区分) ・[[無双シリーズ]](一部タイトルはA区分) ・[[幻想水滸伝]]シリーズ(カードストーリーズ、Ⅲ、Ⅳ、ティアクライスのみA区分) ・喧嘩番長シリーズ(3と6はC区分) ・[[サモンナイト3>SUMMON NIGHT3(サモンナイト3)]](PSP版) ・[[サモンナイト5>SUMMON NIGHT5]] ・[[サモンナイト6失われた境界たち>SUMMON NIGHT6(サモンナイト6)]] ・カプコンベルトアクションコレクション ・[[メタルスラッグ]]シリーズ(アドバンスのみA区分、4単体版のみC区分) ・[[風来のシレン>不思議のダンジョン2 風来のシレン]]シリーズ(DSのみA区分) ・[[戦国BASARA]]シリーズ(3宴はC区分) ・ダンジョンズ&ドラゴンズシリーズ ・[[スーパーマリオ オデッセイ]] ・天外魔境コレクション ・天外魔境ⅢNAMIDA ・[[ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス]] ・[[天地を喰らうⅡ赤壁の戦い]] ・[[ストライダー飛竜]] ・パイレーツオブカリビアン ・[[レイトン教授VS逆転裁判]] ・[[NAMCO×CAPCOM]] ・[[たけしの挑戦状]] ・[[鬼武者 無頼伝]] ・[[罪と罰]] ・[[ファイアーエムブレム 覚醒]] ・[[LIVE A LIVE]] ・タイムホロウ ・[[テイルズ オブ シンフォニア]](新版) ・[[テイルズ オブ グレイセス]] ・[[テイルズ オブ イノセンス]] ・[[テイルズ オブ ハーツ]] ・熱血硬派くにおくんすぺしゃる ・[[朧村正]] ・[[烈火の炎]] ・[[史上最強の弟子ケンイチ]] ・十二国記 ・ロストワールド(移植版のタイトルは「フォゴットンワールド」) ・[[ロックマンX>ロックマンX(ゲーム)]]アニバーサリーコレクション ・エクストルーパーズ ・ラストランカー ・[[ショックトルーパーズ]] ・SNKアーケードクラシックスシリーズ ・研修医天堂独太 ・[[カプコンクラシックスコレクション]](PS2版) ・カプコンアーケードスタジアム ・[[メルルのアトリエ>メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~]](※1) ・ゲーセンUSAミッドウェイアーケードトレジャーズ(※2) ・[[マギ>マギ(漫画)]]シリーズ ・キャプテン★レインボー ・[[こちら葛飾区亀有公園前派出所]] ・ルナーク ・天穂のサクナヒメ ・[[ラブライブ!スクールライブフェスティバル>ラブライブ!]] ・パワプロクンポケットR ・パワポケダッシュ(※3) (※1)当初はA区分だったが、後に不適切な描写が見つかり、回収。その後、今の区分に改められた。 (※2)北米で発売されたミッドウェイアーケードトレジャーズのローカライズ版。[[モータルコンバット]]3作等、原版にあった一部のタイトルは未収録。 (※3)GBA版はA区分であったが、Rの早期購入特典になった際、引き上げられた。 } #openclose(show=○C区分(15歳以上対象)のソフト){ 暴力表現がやや過激になり、未成年者による飲酒や喫煙等の描写や、お色気描写もそこそこ見られるソフトに区分される。 前述した暴力シーンやグロテスクな表現ありの注意書きがパッケージに付加されるのはこの区分以降から。 ・[[デビルメイクライ>Devil May Cry]]シリーズ ・[[サイレントヒル]]シリーズ ・[[THE IDOLM@STER]]シリーズ ・[[ヴァンパイア>ヴァンパイアセイヴァー]]シリーズ ・[[天誅>天誅(ゲーム)]]シリーズ ・[[モンスターハンター]]シリーズ(ぽかぽかアイルー村はA区分) ・[[鬼武者]]シリーズ(タクティクスのみA区分、無頼伝のみB区分) ・[[討鬼伝]]シリーズ ・[[サガシリーズ]] ・fortnightシリーズ ・[[喧嘩番長3~全国制覇~]] ・喧嘩番長6~ソウル&ブラッド~ ・[[ファイアーエムブレム無双]] ・[[戦国BASARA3宴]] ・[[メタルスラッグ]]4(単体版) ・[[サムライスピリッツ]]零SP ・[[ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風]] ・インジャスティス~神々の激突~ ・新宿の狼 ・[[スーパーロボット大戦V]] ・[[GUILTY GEAR 2 OVERTURE>GUILTY GEAR 2 OVERTURE(ギルティギア2)]] ・[[ダイナマイト刑事シリーズ]] ・[[ファミコン探偵倶楽部2うしろに立つ少女>ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者・うしろに立つ少女]] ・[[テイルズ オブ エクシリア2]] ・[[スーパーダンガンロンパ2>スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園]](移植版はD指定) ・[[カイジ〜絶望の鉄骨渡り〜>賭博覇王黙示録カイジ]] ・[[薄桜鬼3D>薄桜鬼]] ・カプコンアーケードスタジアム2 ・カプコンファイティングコレクション } #openclose(show=○D区分(17歳以上対象)のソフト){ C区分のソフト以上に暴力表現やお色気描写が過激になっているソフトに区分される。 ちなみに[[18禁ゲーム>18禁アダルトゲーム]]の全年齢版は大抵ここに仕分けられる。 尚、対象年齢に満たなくても購入可能なソフトは此処までとなっている。 かつてはC区分だったシリーズが、ハードの表現力向上に伴ってD区分に繰り上げられるケースもある(DMC5など)。 ・[[メタルギア>METAL GEAR SOLID]]シリーズ ・龍が如くシリーズ ・[[BAYONETTA]]シリーズ ・[[進撃の巨人]]シリーズ ・[[閃乱カグラ>閃乱カグラ -少女達の真影-]]シリーズ ・[[バイオハザード>バイオハザード(ゲーム)]]シリーズ ・[[ダンガンロンパ>ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生]]シリーズ(psp版スーパーダンガンロンパ2のみC指定) ・ロストプラネットシリーズ ・[[ニンジャガイデンΣ>忍者龍剣伝]] ・ニンジャガイデンΣ2 ・[[真・北斗無双]] ・[[かまいたちの夜]] ・[[零 ~濡鴉ノ巫女~]] ・バイオニックコマンドー ・[[大正野球娘。〜乙女達乃青春日記〜>大正野球娘。]] } #openclose(show=○Z区分(18歳以上のみ対象)のソフト){ C区分やD区分とは比較出来ない位過激な描写が満載のソフトに区分される。 未就学児童は勿論就学児童にも見せられない上、購入の際は身分証明書が必要となる場合も。 ダウンロード版も[[クレジットカード]]登録が無いと買えないようになっている。 また広告などを除外対象が見る可能性が高いゲーム雑誌には載せられなかったり(一般PC雑誌の様な大人が読む事が前提となっている物に関しては関与しない)、 立て看板などの設置が禁止という事になっている。 ・[[アサシン クリード]]シリーズ ・[[デッドライジング]]シリーズ ・グランド・セフト・オートシリーズ ・真流行り神シリーズ ・[[コールオブデューティ>CALL OF DUTYシリーズ]]シリーズ ・ヒットマンシリーズ ・お姉チャンバラシリーズ ・ライオットアクトシリーズ ・ウォッチドッグス ・[[かまいたちの夜]]輪廻彩声 ・ゴッドファーザー ・フォーオナー ・コンカー(※1) ・[[CHAOS;HEAD NOAH>CHAOS;HEAD(ゲーム)]](※2) ・[[月姫]] (※1)一見すると可愛い動物キャラクターが出てくる為、A区分に見えるが、実際の内容は……。 (※2)[[とあるキャラ>折原梢(Chaos;HEAD)]]の追加ルートによってZ区分に指定された。このためPC版よりも家庭版のほうがレーティングが厳しくなっている。 } 近年では[[バイオハザード7>バイオハザード7 レジデント イービル]]、[[バイオハザードRE:2]]、[[バイオハザードRE:3]]のように「CERO:D版」と「CERO:Z版」の二種類のバージョンを発売する例も見られている。 「CERO:D版」ではグロテスクな表現が一部修正されてマイルドな描写となっている一方、「CERO:Z版」ではその手の規制が解除されている。 複数のソフトを収録した[[復刻版ミニゲーム機]]にもこの基準は適用される。この場合は個別のソフトではなく本体ごと一括で判定される為、収録ソフトの中で最も高いレーティングに区分される。(一つでもCERO:Cの作品があればゲーム機そのものがCERO:C判定となる) *◆課題・問題点 実は&bold(){A区分からD区分までのゲームに関しては対象年齢に満たなくても購入し、遊ぶ事ができる}。 例えば、B区分のゲームは12歳以上に満たなくても購入は可能。これはCERO自身はあくまで「Z以外は購入時の参考程度の区分しかしていない」と公表してる為。 つまり、レーティングはあくまで目安としており、A区分からD区分までは例え小さな子供が購入・プレイしても問題は無い。 対象年齢以下の児童がショックを受ける可能性のある「ちょっと刺激の強い描写がありますよ」程度に見ていた方が無難と思われる。 #openclose(show=○CEROのお仕事はあくまで目安? の実例){ 例えば[[モンハン>モンスターハンター]]シリーズやfortniteはC区分だが、小学生(12歳以下)をメインターゲットにした漫画雑誌[[コロコロコミック]]にて記事が掲載されている。 ちなみにCEROが発足する遥か昔には鬼武者やバイオ、サムスピ等も掲載されていた。 なお、2003年10月号~2004年1月号にかけて、B区分の[[鬼武者 無頼伝]]が掲載された事があるが、これは当時コロコロが扱っていた[[ロックマンエグゼシリーズ]]と関係がある為だと思われる(エグゼとゼロ以外の隠しキャラクター達の出現方法が載っていなかった事から窺える)。 その他、2010年8月号ではラストランカー、2011年3月号ではスーパーストリートファイターⅣ、[[逆転検事2]]がそれぞれ掲載された他、同年4月号では[[戦国無双]]クロニクルが読者へのプレゼントになっていた。 ちなみにこれらも[[鬼武者 無頼伝]]同様、B区分である。 ちなみにモンハンの記事には、 「このゲームには15歳以上を対象とした表現がありますが、掲載に当たっては本誌基準を考慮しています」 というメッセージが表記されている。 %%その割には2007年7月号の記事にてガレオスが思いっきり斬られて血飛沫ブシャー!してたが%% また、2008年5月号でMHP2Gが読者プレゼントになった時には、『CERO:C(15歳以上対象)』のマークが横にデカデカと表示された。 (ちなみに現物のパッケージには「このゲームには~」のアレもあるという…) 尚、コロコロ編集部曰く、「対象年齢は知っているが読者からの要望もあり、独自の判断で取り上げている」との事。 一方で開発者の方も「小学生にもゲームを楽しんで欲しい。」とコメントしていた。 後に[[犬夜叉]]とのコラボで[[鉄砕牙]]が登場した時、サンデー+コロコロコラボ武器という事で刀身に『5656』が刻まれた他、[[絶体絶命でんぢゃらすじーさん]]とのコラボが行われる、モンハンフェスタにおいて親子部門が設けられる等の貫禄を見せた他、エクストルーパーズ(B区分)においてもコロコロコラボ武器としてプラズマボマーが登場した(2013年3月号にも詳しく掲載)。 他にも女児をターゲットにした漫画雑誌[[なかよし>なかよし(漫画雑誌)]]では[[THE IDOLM@STER]]シリーズ(モンハン同様、C区分)が掲載されており、 更に児童向けの雑誌テレビマガジンにおいては、D区分の龍が如くや[[メタルギア>METAL GEAR SOLID]]が普通に掲載されていた。 これらの事情から、「対象年齢決めるのは余り意味がなくね?」等、CEROの存在を疑問視する意見もちらほら。 } 念を押すがZ区分に関しては&bold(){18歳未満に販売禁止するという絶対に守らなければならない規制}であり、仮に小売店が年齢確認をせずに18歳未満の人間に販売した場合、ゲームの出荷停止といった罰則もありうる厳重な規制となっている。 店によってはそもそもZ区分のゲームを取り扱わない、取り扱う場合は18禁アダルトゲームと同じ扱いにする、子供の手が届きにくい場所に陳列するというスタンスを取っているところもある。 また、海外では審査が日本と比較してみるとやや厳しく、日本ではA区分に分類されたゲームが北米でローカライズ販売された際、ESRB:T(13歳以上推奨。CEROで言う所のB区分)に引き上げられる事もしばしば。 [[メタルスラッグ]]アドバンス、[[スマッシュブラザーズ>ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ]]シリーズ、[[カプコンクラシックスコレクション]](日本PSP版)、[[カードファイターズ]]DS等が主な例。 *◆CEROに対する製作サイドの配慮 対象年齢を設けることにより、メーカーが製作面で色々苦労するケースもある。 例えば桜井氏は『[[スマブラ3DS/WiiU>大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U]]』製作段階において、CEROの審査から「女性キャラのスカートの中が見えて破廉恥だ」と指摘され、何回も作り直したうえ、 「海外の審査で銃火器類はNGというのは理解出来る。しかし、日本の審査では下着が見える見えない位で神経質になるなんて、余りにも低レベルだ」 と、愚痴を溢していた。 //ポケモンシリーズにおいてカジノ[[(ゲームコーナー)>ゲームコーナー(ポケモン)]]がある時を境に実装されなくなったのも国内の審査機構のCEROではOKなのだが海外の規制には引っかかる為実装できなくなったと製作サイドが発言している。 //CEROとは関係ないのでCO // その他、Z区分を受けた外国産のゲームにおいても日本でローカライズされた際は欠損表現が修正されたりするケースもあり、 「Z指定のゲームに幾ら何でもそこまでは……」と不満に思うユーザーも多い。 近い例を挙げると、前述した通り『[[バイオハザードRE:2]]』はCERO:D版とCERO:Z版の二種類のバージョンで販売している。 だが、CERO:Z版にも実際は日本独自の表現規制が入っており、海外版と比較して損壊表現が無い上に血しぶきの飛び散り方も控えめになっている。 単に表現の問題だけでなく「血しぶきの量が減ったせいで敵が完全に死んだかどうか判別にくくなった」「イベントで登場する上半身だけの這いずりソンビが普通のゾンビになったので実質的に強化されている」などゲームバランスにも影響を与えてしまっている。 ホラーゲーに関しては悩みの種と言える問題であり『[[バイオハザード4]]』でも海外版では特定の技で敵を倒すと頭が吹っ飛ぶためにとどめを刺したことがわかりやすいのだが、国内版では頭が残る為、音で確認するか、死体を見て確認するかで倒したかどうかを確認する必要がある為、規制によって難しくなっていると言える。 かの有名な『[[モータルコンバット]]』シリーズが「4」以降、日本でローカライズされなくなったのもこの様な事が起因しているのかも知れない。 『ミッドウェイアーケードトレジャーズ』が日本のPS2でローカライズされた際、やはりというべきか、原版には収録されていた『[[モータルコンバット]]』3作は未収録となっている。 その為、レーティングはB指定となっているが、仮に『モータルコンバット』を収録した場合、間違いなくZ指定は確実になっていただろう。 シリーズ5作目に当たる『モータルコンバット デッドリーアライアンス』は当初、コーエーがローカライズした上で日本でも発売が予定されていたが、結局は発売中止になってしまった。 この事からZ区分は「上限知らずではない」という事が窺える。 他にも『[[処女はお姉さまに恋してる~2人のエルダー~>処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー]]』ではPC版(18歳以上対象だがこれはCEROによる規制ではない)が PSPに移植された際に元々メインヒロインだった神近香織理と哘雅楽乃がサブヒロインに降格し、元々サブだった二人のヒロインが入れ替わる形でメインに昇格している。 香織理の降格に関してはシナリオライターがTwitterで「一般ゲームの倫理基準では出せない」とコメントしているが、これは香織理の出自が不倫によって産まれたという背景があり、彼女のルートもそれを軸としたものとなっているのだが、CEROの規定に「不倫を肯定する表現はNG」とある為表現が難しかったと思われる。 『[[3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!]]』では通常版では全年齢対象だが、二つのシナリオが追加された完全版ではC区分に引き上げられている。 これは追加シナリオがいじめや教師と生徒の恋愛といった非常に重い内容を扱う為。言い換えれば審査を考慮して通常版ではシナリオを没にして、完全版で復活させたと製作者が言及している。 『[[大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL]]』で[[テリー・ボガード]]が配信された時、彼のステージには沢山の餓狼キャラやKOFキャラが姿を見せる中、[[不知火舞]]が不在という自体に陥った。桜井氏曰く、「良い子のCERO-Aなので、出せませんでした」との事。%%カードファイターズDS…。%% 他のゲームのセクシー系女性キャラについては衣装デザインを変更したり、演出を変えるなどして参加した者も多いのだが、舞はその余地すらなく出演見送りになっている。 これについてファンの間では「下手に衣装に手を加えると舞じゃなくなるから」という事情が推測されている。 舞に関しては本家餓狼伝説シリーズ中でも若干肌色面積が少なめ(それでも相当の露出)の衣装に変更されたことがあったのだが、その際のファンの評判が非常に芳しくなかったため、結局すぐに戻された。 CERO-Aのゲームに出られるような舞はもはや不知火舞ではないのである。 また、この件については「お色気キャラとして箔がついた」「貫禄を見せた」と、好意的に解釈される向きもある。 これは上記の「セクシュアル」に引っかかるのが原因だと明らかに見てとれる。「水着などを理由に脱ぐ場合」も理由として該当するのだが、上半裸のカラーバリエーションがある[[シュルク>シュルク(ゼノブレイド)]]、[[セフィロス]]、[[カズヤ>三島一八]]は許されていたりする。 またセフィロスの次に参戦した[[ホムラとヒカリ>ホムラ(ゼノブレイド2)]]は&bold(){任天堂でも異例のセクシュアルのみでC判定を食らった作品のメインヒロイン}であり、そのままではとてもとてもA判定にお出しできるようなビジュアルではなかったためかなり露出度が抑えられている。特にヒカリ。 ……が、抑えられているのは露出度くらいで、&bold(){一挙手一投足ごとに[[ぷるんぷるん揺れる>乳揺れ]]突き出たバストはほぼ原作のデカさのまま。}ただ単に胸が大きいだけなら別にセクシュアルと見なされるわけではないらしい。 他にも『モンスターハンター』から[[リオレウス]]がボスキャラとして参戦した際、原作には存在していた尻尾切断描写はカットされ、頭部や翼等の部位破壊に留まるのみとなった。 『pop'n music 15 adventure』をベースにPSP向けに発売された『ポップンミュージックポータブル』では、15の新曲の中で「ウォートラントルーパーズ/ウォートランメインテーマ」が未収録になってしまったのは、ハーネマンの頭にナイフが突き刺さってしまうBADアクションが「良い子のA区分のポップンシリーズに相応しくないと判断された為」とも言われている。 『[[ドラゴンボール>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]]』を原作にしたゲームで未来の[[孫悟飯]]が登場した際、原作では片腕だったが、ゲーム版では両腕に修正されているのを「過剰な自主規制だ」との意見も多い(ゲーム内ではほとんど片腕しか使わないので、原作を無視しているわけではない)。 『マンハント』が未だにローカライズされないのは、修正不可能な位、残虐描写が多い為とされている。 『[[逆転裁判シリーズ]]』は飲酒、喫煙ネタに振り回されていることでも有名。 『[[逆転裁判3]]』ではハードボイルドを意識したキャラが元々は酒とタバコを嗜む予定だったのだがコーヒーに差し替えられている。 『[[逆転裁判4]]』は明らかにワインを飲んでいるはずの場面が不自然な形でぶどうジュースに置き換えられている。 後のシリーズではタバコ代わりに飴玉を口に咥えたキャラや、明らかに酒なのに関わる人物が水として扱うというネタの落語、禁酒番屋の水カステラを題材にしたりと&bold(){CEROを挑発するかのような描写を入れまくっている。} ちなみに飲酒描写自体が皆無という訳ではなくパーティの翌日に二日酔いしている描写が第一作の時点で存在する。該当する人物は20歳以上である。 これらもCEROの弊害といえば弊害なのかも知れない。 そして何より、明らかに審査怠慢をしたのではないかと思われるゲームもある。 #openclose(show=○「CERO仕事しろ」の実例){ &bold(){・[[パワプロクンポケットシリーズ>パワプロクンポケット(シリーズ)]]} [[彼女との弾道イベント(特に13が露骨)>弾道が上がった(パワプロ/パワポケ)]]、[[自殺>芳槻さら]]、殺害描写、山羊と獣○、鎮台高校と万台高校、[[アニキコーチにアッー!される>鬼鮫清次]]、[[精神崩壊してしまう>高坂茜]]、メロンパンにされる、[[未来から来た孫と近○婚>尾木靖子]]……等々の描写があろうが、&bold(){全シリーズA区分}である。 尤も、パワポケシリーズの場合は、 「メインである野球部分しか見ていないから(=あくまでメインは野球部分)」 「グラフィックを用いた直接的な描写がなく、テキスト文章のみだから」 等の理由でA区分に指定されているのかも知れない。 そう考えるとパワポケシリーズは、良い意味でCEROに真っ向勝負を挑んだ作品なのかも知れない。 とはいえ、「これでA区分はやり過ぎ」といった意見も少なからずあり、 良い意味でも悪い意味でも「CERO仕事しろ」「CEROが審査怠慢した作品の代表格」等と揶揄されている。 もし、CEROがちゃんと仕事していたら、パワポケシリーズは少なくともB区分、ないしはC区分あたりに跳ね上がっていた可能性も高い(コンテンツアイコンは「セクシャル」「暴力」「犯罪」が付加されていた事だろう)。 ところがどっこい。 2021年にswitchで発売されるパワポケRではなんと、B区分になる事が明らかになった。 暫くの間ネット上では、「あの頃は審査がガバガバだったんだね。」「さすがに今のご時世、A区分では誤魔化しきれなくなった。」「パワポケシリーズの伝統(=A区分)が此処で覆された。」「むしろ今までよくAで通ったな。」「えっ、B区分なの!?CとかDじゃなくて?」等のコメントが寄せられた。 そして開発陣がインタビューにて''「CEROの判定が昔より厳しくなり、A判定は無理だった」''と明かした。%%ついでに「要望が多かったら『Z判定』のパワポケも作りたい」とも明かした。%% &bold(){・[[アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女]]} 「オリカ…俺、初めてだから… 痛くないように出来るかどうか、わからないけど…」 「いいよ。ライナーだったら… あたし、頑張れるから…」 ~~~~ 「大丈夫! …全部…入れて… や…やぁ…あぁぁ…」 「…全部…入ったよ。」 「ありがとう… もう少し… このままでいさせて…」 これで、B区分である。 一応、本来このシーンに卑猥な要素はなく、単に&bold(){プレイヤーがイマジネーションを働かせすぎただけ}という言い訳も立つのだが、 このシーンを抜きにしてもヒロインがバスタオルや裸ワイシャツ姿で主人公に迫ってくるなど、きわどいシーンや描写が多々ある。 CERO側も「あ、やっぱこれアウトだ」と途中で気づいたのか『[[アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く]]』ではC区分にレーティングが上昇し、 一部世界観・設定を共有する『アルノサージュ~生まれいずる星へ祈る詩~』ではD区分になった。 &bold(){・[[サンダーフォースⅥ]]} ラスボスがC区分~D区分でもおかしくないグロテスクでショッキングな見た目をしているが、&bold(){A区分}である。 %%なお、肝心のゲームの出来に関してはお察し下さい。%% ちなみに設定資料では&bold(){「CERO対策として~」}という文章があるため、&bold(){審査を代替のグラフィックですり抜けた後に製品版で差し替えたのではないか}という疑惑も指摘されている。 &bold(){・[[カードファイターズ]]DS} [[不知火舞]]や[[モリガン・アーンスランド]]等と言った露出度の高い女性キャラもカードとして登場している、カードが引き裂かれる、撃ち抜かれる等と言った演出があるにも関わらず、&bold(){A区分}である。 &bold(){・[[ストリートファイターⅢ 3rd STRIKE]](PS2版)} ギル、ユリアン、エレナ、トゥエルヴと言った露出度が高いキャラクター達が登場しているにも関わらず、&bold(){A区分}である。 流石に後年になってPS3やX-box360で配信された時はB区分になった。 } 他、『メルルのアトリエ』のようなCERO改訂例もある等々、上記の理由からCEROの存在を疑問視するユーザーは多い。 一方で仕事したと言える例も勿論ある。 例を挙げると、PCゲーム『[[てぃんくる☆クルセイダース>ティンクル☆くるせいだーす]]』(元々は18禁アダルトゲーム、その為CEROではなくソフ輪が審査している)がPSPに移植された際には、元々C区分の15才以上対象になる予定だったのだが、D区分(17歳以上対象)に引き上げられている。 これは&bold(){原作CGを一切修正しなかった結果、CEROから下着のしわの書き込みがリアル過ぎるという指摘を受けた為}。 (ちなみに『[[CROSS†CHANNEL]]』がPS2及びPSPに移植された際には元々下着が見えていたCGが見えないように修正されており、そのシーンで主人公の太一も遠回しなメタ発言をしている。 『beat mania ⅡDX GOLD』がPS2に移植される際、とある楽曲のムービーにてボディコン女性が躍り狂うムービーがあったため、該当部分を別の物に差し替えることでA区分に漕ぎ着けることが出来た。 その他、『[[テイルズ オブ シンフォニア]]』は旧版ではA区分であったが、過激な言葉遣いや暴力シーン、犯罪描写や濃い恋愛描写等が多々見られた為、新版ではB区分に引き上げられた(コンテンツアイコンに恋愛、暴力、犯罪、言葉・その他が付加された)。 『[[大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL]]』でボスとして登場する[[マルク>マルク(星のカービィ)]]も2020年の12月18日に配信された「セフィロスのつかいかた」で「本当はもう少しグロテクスにする予定だったが、CEROの都合でマイルドにした」との事である。 *◆そもそも何故、CEROが発足したのか? 1992年。 アメリカでは『[[モータルコンバット]]』の記念すべき一作目が稼働。 そのゲーム内で[[サブゼロ>サブ・ゼロ(MK)]]が脊髄ぶっこ抜きというトドメ演出を披露してしまい、人権保護団体から苦情が殺到してしまった。 この煽りを受け、アメリカでは日本よりもいち早くレーティング機構ESRBを設立し、ゲームの対象年齢を決める制度を取り入れた。 それから月日は流れ、日本国内産国外産問わず、ゲームのグラフィック等が綺麗になって行き、ゲームと現実の区別がつかないユーザーが現れる様になった。 実際、20代の男性がゲームの影響で人を撃った事件が起こってしまった他、アメリカのルイジアナ州にて僅か8歳の少年が「射殺してポイントを稼ぐゲーム」の影響を受けて祖母を射殺する事件が起きてしまった。 この様な事件が二度と起きない為、ゲームと現実の区別をつけさせる為、日本でもレーティング機構としてCEROが発足したとも言われている。 早い話、ゲームと現実の区別をつける為にもCEROは必要であるとも言える。 とはいえ、 「Z指定のゲームにまで修正措置をするのはやり過ぎ」 「下着が見える見えない程度の性描写で目くじらを立て過ぎ」 「規制すればする程、演出が面白くない物になってしまう」 等、否定的な意見も少なくない。 &b(){最終的には保護者が子供にきちんとゲーム(非現実)と現実の区別をつける様に躾をする事が大事}であると言える。 また、B区分以上のゲームに関しては、「その年齢に満たない子供にとっては大抵の場合、操作性や難易度が難しいから」という理由もあるからという意見もある。 もう一つの理由として、CERO設立前の家庭用ゲーム機では当然だがゲームハードメーカーが似たような審査を行っていた。 例えばスーファミや64では任天堂、サターンはセガ、PS1はSCEが直接チェックしていたので それらのメーカーも負担が大きい上に、もし問題が起こった場合は審査した側も責任を問われる。 例を挙げるとセガサターンでは昔は乳首まで見えているエッチなゲームがリリースされていて、 あれらのソフトはセガが直接審査して「全年齢指定」「18歳以上推奨」「18歳以上指定(X指定)」のレーティングが貼られていた。 もし「サターンの〇〇というソフトが卑猥すぎてけしからん!」とマスコミに叩かれたとする。 ソフトのメーカーと審査してOKを出したセガも責任を問われて非難されてしまう。 ハードメーカーとしてはそういう責任面での重圧や、リリースされるソフトを審査する作業自体が負担になっていたので 「そういうのは外部団体に委託しよう」という考えが生まれてくるのである。 もちろんソフトをリリースするサードにとっても 「同じソフトをサターンとPS1で出すのに審査先が違うし基準も違うから大変」となるのは面倒なのだ。 このために「ゲームの表現を審査してくれる一括した団体」として求められたのがCEROである。 ちなみに前述した通り審査が始まったのは2003年。ハードで説明すると[[ゲームキューブ>ニンテンドーゲームキューブ]]初期のソフトが審査を受けずに発売されているといったところ。 ゲームキューブ屈指のホラーゲームである『エターナルダークネス』は2002年10月発売の為ギリギリですり抜けている。仮に審査を受けたらおそらくZ区分と思われる。 *◆余談 2017年10月、[[フォーオナー]](Z区分)の大会で15歳の少年が優勝するという出来事が起こった。 フォーオナーは18歳以上のみ対象のゲ-ムである為当然問題視され、大会主催者が謝罪する形となった。 そして再発防止策として「18歳未満のプレイヤーは出場禁止」等のルールを新たに制定する事となった。 Z区分のゲームでも保護者同伴ならば購入は可能であり、保護者が買って子に渡す等の抜け道がある為、やはり大会主催者のチェックが甘かったという意見が多い。 『[[ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王]]』(&bold(){&font(green){B}}区分)は、前作である[[ファイアーエムブレムif]](&bold(){&font(blue){C}}区分)の映像が収録されている限定版のみ&bold(){&font(blue){C}}区分に引き上げられている。これにより、「if」のコンテンツアイコンは「セクシャル」のみという事実と収録映像を照らし合わせることで&bold(){[[ifがC区分となった原因の一つ>カミラ(FE)]]が明確になった}。スマブラSPでも同じ箇所が引っかかった。 このように限定版の同梱品もCEROの審査対象となる一方で、「店舗別予約特典」のようなゲームとは別で配布されるアイテムに関してはCEROの手が及んでいないため、ゲーム本編で使われているものより攻めたイラストが描き下ろされることも多い。 例を挙げると、『[[アマガミ]]』や『[[キミキス]]』の一部の予約特典では「これ大丈夫なの?」と思えるほどに過激なイラストが使用されている。 やり過ぎた例もあり、『ラングリッサー トリビュート』ではとある店舗の予約特典ポスターは内容が明らかにR-18のシロモノとなってしまったため、店舗側の判断によって未成年者には特典を渡さないという措置が取られてしまった。 『[[星のカービィ ウルトラスーパーデラックス>星のカービィ スーパーデラックス]]』が発売された際、シミラの顔にCERO:Aのアイコンが覆い被さったため、「シミラは犠牲になったのだ」とちょっとしたお祭り騒ぎになった事もある。 2017年よりマイクロソフト社が展開した『X-BOX GAME PASS』の関連サービスが約3年程の遅れを取ってしまったのは、マイクロソフトジャパン曰く「CEROが原因」との事。 *海外の例 ***◇IARC(国際年齢評価連合) こちらはCEROではない海外のレーティングシステムだが、参考として記載する。 &font(b){I}nternational &font(b){A}ge &font(b){R}ating &font(b){C}oalition(国際年齢評価連合、以降は略したIARCで表記)は 2013年頃にゲームレーティング手続きの簡略化、グローバル化を狙って作られた組織で、 IARCもレーティングを付与している。 CEROのような従来のレーティング機関は、ゲームメーカーが各種ゲーム資料を提出して 場合によっては追加の調査をした上で「このゲームのレーティングは全年齢である」などと決定するが、 IARCの審査はメーカーが&font(b){アンケート調査のような設問}に答えてIARCに提出し、 その内容によって「このゲームは&color(green){7歳以上}からだね」とIARCレーティングを付与する。 そしてIARCは北米のレーティング機関のESRBや、欧州のPEGI((欧州のうちドイツはUSKという独自のレーティングを持っているがここでは省略。))と連携しており IARCで「&color(green){7歳以上}」と付与されると、&font(b){自動的に}北米のESRBや欧州のPEGIでは&font(b){それに相応するレーティングが取れる}。 従来なら北米で売るならESRB、欧州ならPEGIにいちいち料金払って審査をする必要があるのだが、 IARCの審査を受ければ&font(b){それらが自動で取れる}のだ。しかも&font(b){IARCの審査料はほぼ無料}。 アンケートをメールで送るだけなのでかなり手続きも早く済む。 中小ゲームメーカーにとってはすごくありがたいレーティング機関である。 日本のCEROは2020年現在ではIARCとの連携をしていないので上記のようなことはできず 日本国内でゲームを流通させるにはCERO審査を受けるしかない。IARCだけを取ってもダメ。 CEROも検討や意見交換はしているため将来は不明だが今は国内でのゲーム審査はCEROを通すことになるだろう。 日本のハードメーカーは日本国内でのゲームの審査に&font(b){IARCのみでの販売は腰が重かった}が、 マイクロソフトは2020年初頭に、任天堂は同年10月以降は徐々にIARCでのレーティングを付けたゲームを販売しているようだ。 すごく便利そうなのになぜ二の足を踏んでいるのかというと、 たとえば日本はエロに甘くグロに厳しいと(海外では逆とも)言われていて、文化なんて国や地域で受け取り方ががらりと変わってしまう。 それでちょちょいとアンケートに入力しただけの審査で複数の国にまたがって販売を許可を出すと 日本では&color(blue){15歳以上}のレーティングで問題なく販売してたゲームが、欧米では「これが&color(blue){15}!?&color(red){18歳以上}じゃなきゃダメだろ!」とか揉めることもありうる。 &font(b){簡単に審査できるということは、ミスや抜けも簡単に起きうるのだ}。 この辺が解決するかどうかを時間をかけて見定めていると思われる。将来に期待だ。 前述のIARCを国内で認めているメーカーもまだ実験段階ということなのか IARCのレーティングは&b(){事後に変わる可能性がある}ことを注意書きに入れたり IARCでも対象年齢が高くなるソフトは許諾していない模様。 ちなみにIARCは&font(b){デジタル配信専用のゲームしか対応していない}ので パッケージ版も併売するつもりなら使えない。 追記・修正はゲームを審査してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,10) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2017/11/14 Tue 11:42:53 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 33 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #contents() &bold(){CERO}(セロ)とは、[[日本>日本国]]のNPO法人・コンピューターエンターテインメントレーティング機構(&bold(){&font(red){C}}omputer &bold(){&font(red){E}}ntertainment &bold(){&font(red){R}}ating &bold(){&font(red){O}}rganization)の略である。 主に日本のコンシューマーゲームを対象に、表現の倫理規定の策定や審査を行っている。 2000年代以降、&bold(){日本産の全てのゲームソフトのパッケージには、この機関の審査を受けた事を証明するマークが付加されている。} ゲームの内容や描写等によって、「この部分は対象年齢が○歳以上。」等を意味している。 尚、レーティングの策定には、既に[[アメリカ>アメリカ合衆国]]で設立されていた審査機関「ESRB」 (エンターテインメントソフトウェアレイティング委員会、&bold(){&font(red){E}}ntertainment &bold(){&font(red){S}}oftware &bold(){&font(red){R}}ating &bold(){&font(red){B}}oard)を参考にしている。 ただのNPOが定めた基準で法的拘束力はない…と思うなかれ。 CEROは長年かけて国や自治体と協議を重ねており、 自治体が有害図書を定める際にゲームについてはCEROレーティングを参考にするようになってきており [[東京都]]やほとんどの県ではCERO &color(red){Z}のゲームは有害図書に準じた取り扱いをするように指導したり [[愛知県]]や[[秋田県]]など一部の県ではCEROが&color(red){Z}に指定すると&color(red){''自動的にその県の有害図書に指定する''}ように条例を整備しているところもある。 *◆経緯 2002年6月、社会法人コンピューターエンターテインメント協会(CESA)の関連団体として設立。 同年10月、審査開始。 2003年12月、東京都より特定非営利活動法人として認証。 ゲームの内容や描写等を観察し、「この表現は○歳以上向けだな。」等と考え、それらを元に最終的に対象年齢を決める。 また、CEROは会員制度を取っており、CEROの目的に賛同した個人や団体等を正会員としている。 *◆レーティングマーク **◇○歳以上対象 恐らく一番目立つのはこのマークだと思われる。 発足当時は『全年齢』『12』『15』『18』と表記されていたが、後に以下のように『A』『B』『C』『D』『Z』の五種類に区分された。 #center(){&image(zoning.gif,width=300)} #right(){#openclose(show=☆画像出典情報(折り畳み)){ &font(85%){特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構 公式Webサイトより引用} &font(85%){WebサイトURL:https://www.cero.gr.jp/publics/index/17/} &font(85%){Webサイト閲覧日:2021/09/15} &font(85%){Webサイト運営者:特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構}}} これとは別途に、[[任天堂]]ソフトのうち[[ニンテンドー3DS]]と[[Wii]]では通常白パッケージのところ、 C区分以上では黒パッケージに、[[Wii U]]では水色のところを同じくC区分以上でダークブルーに変更している。 また、パッケージの背表紙部分にあるCERO表記の部分の色はこの表の色に準ずる。 **◇コンテンツディスクリプターアイコン レーティングB以上のパッケージの裏に表示されている以下の画像のマーク。単にコンテンツアイコンとも。 どのような内容が理由で判定されたかを示すもので、内容によっては3〜4個付くこともよくある。実際にプレイしてみると首を傾げたくなるような付き方も割とよくある。 記載順は以下の通りになっていることが多いが、パッケージを作るのはメーカー側であることもあってか、必ずしも厳密に守られている訳でもなく、たまに入れ替わる。 #center(){&image(contents.png)} #right(){#openclose(show=☆画像出典情報(折り畳み)){ &font(85%){特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構 公式Webサイトより引用} &font(85%){WebサイトURL:https://www.cero.gr.jp/publics/index/17/} &font(85%){Webサイト閲覧日:2021/09/15} &font(85%){Webサイト運営者:特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構}}} ***ハートマーク…恋愛 異性愛・同性愛を問わず、恋愛表現・恋愛関係となる内容が含まれている場合。 当然のことながら『[[ときめきメモリアル]]』シリーズ、『[[ラブプラス]]』シリーズなどビジュアルノベルや恋愛ゲームにつく他、 RPGなどのストーリーで恋愛要素がある場合にも付けられることがある。 一方で、恋愛要素があれば何でも付けられる訳ではなく、例えば『[[トモダチコレクション>トモダチコレクション新生活]]』には付いていない。『[[ドラクエ5>ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁]]』や『[[ドラクエ8>ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君]]』も付いていない。 恋愛表現があっさりしているのがボーダーラインだろうか。 ***♂♀…セクシャル 男女を問わず、キャラクターが露出度の多いコスチュームや水着・下着・半裸になるシーンが含まれている場合やキスなどのスキンシップがある場合につく。 適用範囲は幅広く、アイマスから[[無双シリーズ]]まで、美男美女が登場するゲームではほとんど付く。 『[[スーパーマリオ オデッセイ]]』がCERO:Bになったのはこれが原因(マリオの水着コスチュームがある)というジョークが飛び交ったが、実際は後述の暴力・犯罪が原因。 ちなみに水着に関してはプールや[[海]]といった自然な服装と言える場所での表現ならばセーフらしい。 このため、着せ替え要素のあるゲームでキャラクターに水着を着させると強制的にステージが海岸に指定されるシステムが実装されているケースもある。 ***手に[[ナイフ>ナイフ(武器)]]…暴力 武器・銃器・兵器、拳等で攻撃を加える表現等がある場合。 ボクシングや[[プロレス]]等、スポーツとしてルールに則って行われる格闘技も含まれる。 出血や欠損、死体などが登場する場合にも付けられることがある。 こちらもアクション・格闘ゲーム・FPSなどなど適用範囲が幅広い。 ***お化け…恐怖 アイコン通り[[幽霊]]や異形の怪物などが登場する場合にも付くが、過度の出血や死体などが描写されている場合にも付く。 ただ、これに引っかかるのは大概サバイバルホラー系が多く、その場合は「暴力」アイコンに一括して認定されることも多く、 このアイコン単体で適用されるケースは正真正銘の「ホラーゲーム」のみである。 ***ワイングラス…飲酒・喫煙 未成年のキャラクターがゲーム内で飲酒・喫煙をする表現がある場合。 ケースが比較的限られるため、ほとんどの場合は適用されない。 一方で、『[[大正野球娘。]]』のように舞台が現代でなく、作中の時代では未成年の飲酒が可能だった場合でもこの基準は適用される。 飲酒がテーマである『[[ドリームクラブ>DREAM C CLUB ZERO]]』でさえ適用されていないことを見ても分かる通り、成人が飲酒していても一切抵触はしない。 同作にはどう見ても成人に見えない[[合法ロリ]]的なキャラクターも登場するが、成人なので適用されていない。まさに合法ロリ。 ただし、CEROには関係ないが、このような作品では別途作中で「お酒は20歳になってから。」の表記が行われることが多い。 また、海外(も意識した作品)では「例え成人済みのキャラクターであっても飲酒や喫煙の描写が見られます」「当作品は飲酒や喫煙を推奨する物ではございません」といった旨の注意が促される事もある。 ***貨幣袋…ギャンブル ゲーム内で現金を賭けたギャンブルなどがある場合。 あくまでCEROではリアルな現実でも容易に再現可能かつ違法な賭博のみ適用とされるため、『龍が如く』での丁半賭博等が引っかかる一方、 お遊びとして[[ドラゴンクエスト>カジノ(ドラゴンクエスト)]]などのゲーム内通貨を賭ける様なものや、「パチンコシミュレーターソフト」などは該当しない。 海外の審査機関ではこの分野の規制が日本より厳しい事で有名。 ***銃…犯罪 ゲーム内で犯罪行為を行えたり、奨励する表現がある場合。作中では合法あるいは通常の行為としてみなされても現実では違法な場合は適用される。 主人公からして犯罪組織に関与している『龍が如く』シリーズ、『グランドセフトオート』シリーズはもちろんのことだが、 地味に『[[クレイジータクシー]]』シリーズ(現実の道交法違反どころのレベルではないため)『[[ゼルダの伝説 夢をみる島]]』(ゲーム内で[[万引き]]が出来るため)も入っている。 前述の『[[スーパーマリオ オデッセイ]]』が引っ掛かったのは「暴力」とこれだが、恐らくニュードンクシティ内部の描写が問題だと思われる。 [[ファンタジー]]要素の薄い等身大の人間が闊歩するリアルな大都会を、[[マリオ]]が持ち前の自由度の高いアクションで駆け巡る様は非常に爽快なのだが、あまりにも自由にやれ過ぎるのが問題。 道路を走る[[タクシー]]の進路を妨害したり、はたまたタクシー自体を踏み台にして高らかにジャンプしたり、マリオが自身が信号をガン無視しながらスクーターで好き放題走ったりと、どう見ても犯罪な行動をやりたい放題できてしまうのである。 既存シリーズのようなファンタジー感溢れる街並みならいくら[[キノピオ]]を踏みつけようが問題はなかったものの、リアル系な世界観で同じような表現をすると「犯罪」に繋がってしまうのである。 ***注射…麻薬等、薬物 ゲーム内で薬物を使用する表現がある場合。こちらも『グランドセフトオート』に適用されていないなど該当例は少ないが、『「[[ロマンシング サ・ガ2]]』はボクオーン関連のイベントの影響でこれが適用されている。 また、『研修医 天堂独太』などといった、医療を題材にしたゲームにも適用される(手術シーン等で麻酔薬の注射を使うため)。 ***吹き出し…言葉、その他 過激な発言や人種などの差別用語などがゲーム内で出る場合。 意外にも適用例があり、『[[SIREN:New Translation]]』や『[[FINAL FANTASY ⅩⅢ]]』でも適用されている。 **◇暴力シーンの注意書き 「このゲームには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています」という注意書き。 所謂[[残酷ゲーム]]にあたるもので、CERO発足よりこちらの方が若干登場が早かった。 大抵の場合、後述のC区分〜Z区分のゲームのパッケージに付加されている。 *◆審査の手順 1.審査の対象となるゲームの映像と、希望する年齢区分を表記した問診票、世界観の資料、そして審査依頼票をCEROに送付する。 2.それらの情報を、審査基準に基づいて作成されたマニュアルに従い、三人の審査員が対象年齢を決める。 3.審査結果をメーカーに返送。此処でメーカーがOKすれば審査終了。但し、NGの場合は再審査。 4.ゲームソフト完成後、保存用にソフト1本をCEROに納品する 大体こんな感じ。 なお、ゲームソフトの審査を依頼する側は審査料金を払う必要がある。 一応、非会員であっても審査の依頼は出来るが、その場合、費用は正会員の約三倍も掛かってしまう。 なので、依頼するなら普通に会員になった方がお得である。 *◆○区分(○歳以上対象)のソフト一覧(一部列挙。) #openclose(show=○A区分(全年齢対象)のソフト){ 基準が一番厳しく、未就学児童の情操教育用ソフトなども含まれる。 暴力表現やお色気描写は殆んどなく、あってもデフォルメされている場合が殆ど。 ・教養・教育ゲーム全般 ・音ゲー全般(ⅡDXゴールドに関しては一部のムービーが差し替えられ、最終的にA区分に落ち着いた) ・[[ドンキーコング>ドンキーコング(二代目)]]シリーズ ・[[星のカービィシリーズ]] ・ソニックシリーズ ・[[ドラゴンクエストシリーズ]] ・[[ポケットモンスター]]シリーズ ・[[スターフォックス]]シリーズ ・[[F-ZERO>キャプテン・ファルコン]]シリーズ ・[[がんばれゴエモン>ゴエモン(がんばれゴエモン)]]シリーズ(外伝2のみVC版でB区分) ・ボンバーマンシリーズ ・[[ロックマン>ロックマン(ゲーム)]]シリーズ ・[[ロックマンX>ロックマンX(ゲーム)]]シリーズ(アニバーサリーコレクションはB区分) ・[[ロックマンエグゼシリーズ]] ・[[タントアール]]シリーズ ・[[スマッシュブラザーズ>ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ]]シリーズ ・[[イナズマイレブンシリーズ]] ・[[妖怪ウォッチ]]シリーズ ・[[メタルファイト ベイブレード]]シリーズ ・[[コロッケ!]]シリーズ ・[[メトロイド>サムス・アラン]]シリーズ(一部タイトルのみB区分) ・[[スーパーマリオ>スーパーマリオブラザーズ]]シリーズ(オデッセイのみB区分) ・[[ゼルダの伝説シリーズ]](一部タイトルのみB区分) ・[[レイトン教授シリーズ]](逆転裁判とのコラボ作品のみB区分) ・[[NARUTO>NARUTO‐ナルト‐]]シリーズ(一部タイトルはB区分) ・[[ドラゴンボール>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]]シリーズ(一部タイトルはB区分) ・[[メダロット>メダロット(ゲーム)]]シリーズ(一部タイトルはB、C区分) ・[[パワプロクンポケットシリーズ>パワプロクンポケット(シリーズ)]](R、ダッシュを除く)(※1) ・実況パワフルプロ野球シリーズ(※2) ・[[クラッシュ・バンディクー]]シリーズ ・[[ルーンファクトリー>ルーンファクトリー(シリーズ)]](※3) ・[[ワールドサッカーウイニングイレブン>ウイニングイレブン(ウイイレ)]]シリーズ ・[[プロ野球スピリッツ]]シリーズ ・[[フューチャーカード バディファイト]]シリーズ ・[[FINAL FANTASYシリーズ]](一部タイトルはB区分。) ・真・三國無双3 ・真・三國無双3猛将伝 ・真・三國無双アドバンス ・[[グレゴリーホラーショー ソウルコレクター]] ・[[トリオ・ザ・パンチ]] ・[[オリエンタルブルー〜青の天外〜]] ・[[西遊記 金角・銀角の陰謀]] ・[[プリキュアシリーズ>プリキュアシリーズ一覧]] ・[[魂斗羅>魂斗等(アーケード版)]]シリーズ(デュアルスピリッツはB区分) ・風来のシレンDS ・おはスタ645ムッシーズのふしぎな農園 ・[[メタルスラッグ]]アドバンス ・[[月風魔伝]] ・[[チキチキボーイズ]] ・[[カードファイターズ]]DS ・幻想水滸伝カードストーリーズ ・幻想水滸伝3 ・[[幻想水滸伝4]] ・[[幻想水滸伝ティアクライス]] ・[[鬼武者]]タクティクス ・[[天外魔境 ZIRIA]](X-BOX360版) ・天外魔境Ⅱ卍MARU([[PS2>PlayStation2]]版、[[GC>ニンテンドーゲームキューブ]]版、[[DS>ニンテンドーDS]]版) ・天外魔境第四の黙示録 ・[[デジモンシリーズ>デジモンワールド]] ・[[逆転裁判2]] ・[[逆転裁判4]] ・空手道 ・超絶倫人ベラボーマン ・[[サモンナイト>SUMMON NIGHT(サモンナイト)]] ・[[サモンナイト2>SUMMON NIGHT2(サモンナイト2)]] ・[[サモンナイト3>SUMMON NIGHT3(サモンナイト3)]](PS2版) ・[[サモンナイト4>SUMMON NIGHT4(サモンナイト4)]] ・[[ゾイド>ゾイド -ZOIDS-]]シリーズ ・[[テイルズ オブ ファンタジア]] ・[[テイルズ オブ シンフォニア]](旧版のみ) ・[[テイルズ オブ デスティニー2]] ・[[テイルズ オブ ジアビス]] ・[[歴史大戦ゲッテンカ]] ・[[采配のゆくえ]] ・[[マジシャンロード]] ・ファミコン探偵倶楽部消えた後継者 ・[[ストリートファイターⅢ 3rd STRIKE]](PS2版) ・ストリートファイターZERO3↑↑ ・[[カプコンクラシックスコレクション]](国内PSP版)(※4) ・[[サンダーフォースⅥ]](※5) ・サンセットライダーズ ・キミの勇者 ・コナミアーケードコレクション ・ラスタンサーガシリーズ ・功里金団 ・奇々怪界シリーズ ・スーパーパズルファイター2X ・[[藤子・F・不二雄]]キャラクターズ大集合!SFドタバタパーティー ・[[ザ ・フロッグマンショー>秘密結社鷹の爪]]DS〜だってしょうがないじゃない〜 ・[[金田一少年の事件簿]]&[[名探偵コナン]]巡り会う二人の名探偵 ・[[探偵学園Q]] ・[[クレヨンしんちゃん]]シリーズ ・(番外編として記載)[[仮面ライダークロニクル]](※6) (※1)後述の描写があろうが、あくまでA区分です。 (※2)リカンジュースを初めとしたアンドロメダ特有のイベントがあろうが、あくまでA区分です。 (※3)倒したモンスターが身体の一部分と思しき素材を落とそうが、2股以上をかけられようが、あくまでA区分です。 (※4)本作以前に海外でのみ『カプコンクラシックスコレクションREMIXED』(ESRB:T。CEROでいう所のB区分)が発売されているが、収録作品は全く違う。 (※5)ラスボスの見た目はグロテスクですが、あくまでA区分です。 (※6)特撮TV番組『[[仮面ライダーエグゼイド]]』に登場する架空のゲーム。劇中ではA区分として発売されているが、その内容はとんでもないものである。詳しくは該当項目か『エグゼイド』本編を参照。 } #openclose(show=○B区分(12歳以上対象)のソフト){ 主に暴力表現や軽いお色気表現が多々見られるソフトに区分される。 それでも後述のC~Z区分と比較してもそれなりに抑えられてはいる。 ・ほぼ全ての格闘ゲーム(一部のタイトルはA区分だったりC区分だったりする) ・[[ファイナルファイト]]シリーズ ・ベアナックルシリーズ ・[[ときめきメモリアル]]シリーズ ・メトロイド アザーエム ・[[メトロイドドレッド]] ・[[メトロイドプライム2 ダークエコーズ]] ・[[メトロイドプライム3 コラプション]] ・魂斗羅デュアルスピリッツ ・[[逆転検事]]シリーズ ・[[忍者龍剣伝]]シリーズ ・[[ジョジョの奇妙な冒険]]シリーズ([[黄金の旋風>ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風]]のみC区分) ・[[クイズマジックアカデミー>QUIZ MAGIC ACADEMY]]シリーズ ・[[メタルマックスシリーズ>METAL MAXシリーズ]] ・[[戦国伝承]]シリーズ ・大半の[[スーパーロボット大戦シリーズ]] ・[[PROJECT X ZONE]]シリーズ ・[[逆転裁判シリーズ]](2と4のみA区分) ・[[無双シリーズ]](一部タイトルはA区分) ・[[幻想水滸伝]]シリーズ(カードストーリーズ、Ⅲ、Ⅳ、ティアクライスのみA区分) ・喧嘩番長シリーズ(3と6はC区分) ・[[サモンナイト3>SUMMON NIGHT3(サモンナイト3)]](PSP版) ・[[サモンナイト5>SUMMON NIGHT5]] ・[[サモンナイト6失われた境界たち>SUMMON NIGHT6(サモンナイト6)]] ・カプコンベルトアクションコレクション ・[[メタルスラッグ]]シリーズ(アドバンスのみA区分、4単体版のみC区分) ・[[風来のシレン>不思議のダンジョン2 風来のシレン]]シリーズ(DSのみA区分) ・[[戦国BASARA]]シリーズ(3宴はC区分) ・ダンジョンズ&ドラゴンズシリーズ ・[[スーパーマリオ オデッセイ]] ・天外魔境コレクション ・天外魔境ⅢNAMIDA ・[[ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス]] ・[[天地を喰らうⅡ赤壁の戦い]] ・[[ストライダー飛竜]] ・パイレーツオブカリビアン ・[[レイトン教授VS逆転裁判]] ・[[NAMCO×CAPCOM]] ・[[たけしの挑戦状]] ・[[鬼武者 無頼伝]] ・[[罪と罰]] ・[[ファイアーエムブレム 覚醒]] ・[[LIVE A LIVE]] ・タイムホロウ ・[[テイルズ オブ シンフォニア]](新版) ・[[テイルズ オブ グレイセス]] ・[[テイルズ オブ イノセンス]] ・[[テイルズ オブ ハーツ]] ・熱血硬派くにおくんすぺしゃる ・[[朧村正]] ・[[烈火の炎]] ・[[史上最強の弟子ケンイチ]] ・十二国記 ・ロストワールド(移植版のタイトルは「フォゴットンワールド」) ・[[ロックマンX>ロックマンX(ゲーム)]]アニバーサリーコレクション ・エクストルーパーズ ・ラストランカー ・[[ショックトルーパーズ]] ・SNKアーケードクラシックスシリーズ ・研修医天堂独太 ・[[カプコンクラシックスコレクション]](PS2版) ・カプコンアーケードスタジアム ・[[メルルのアトリエ>メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~]](※1) ・ゲーセンUSAミッドウェイアーケードトレジャーズ(※2) ・[[マギ>マギ(漫画)]]シリーズ ・キャプテン★レインボー ・[[こちら葛飾区亀有公園前派出所]] ・ルナーク ・天穂のサクナヒメ ・[[ラブライブ!スクールライブフェスティバル>ラブライブ!]] ・パワプロクンポケットR ・パワポケダッシュ(※3) (※1)当初はA区分だったが、後に不適切な描写が見つかり、回収。その後、今の区分に改められた。 (※2)北米で発売されたミッドウェイアーケードトレジャーズのローカライズ版。[[モータルコンバット]]3作等、原版にあった一部のタイトルは未収録。 (※3)GBA版はA区分であったが、Rの早期購入特典になった際、引き上げられた。 } #openclose(show=○C区分(15歳以上対象)のソフト){ 暴力表現がやや過激になり、未成年者による飲酒や喫煙等の描写や、お色気描写もそこそこ見られるソフトに区分される。 前述した暴力シーンやグロテスクな表現ありの注意書きがパッケージに付加されるのはこの区分以降から。 ・[[デビルメイクライ>Devil May Cry]]シリーズ ・[[サイレントヒル]]シリーズ ・[[THE IDOLM@STER]]シリーズ ・[[ヴァンパイア>ヴァンパイアセイヴァー]]シリーズ ・[[天誅>天誅(ゲーム)]]シリーズ ・[[モンスターハンター]]シリーズ(ぽかぽかアイルー村はA区分) ・[[鬼武者]]シリーズ(タクティクスのみA区分、無頼伝のみB区分) ・[[討鬼伝]]シリーズ ・[[サガシリーズ]] ・fortnightシリーズ ・[[喧嘩番長3~全国制覇~]] ・喧嘩番長6~ソウル&ブラッド~ ・[[ファイアーエムブレム無双]] ・[[戦国BASARA3宴]] ・[[メタルスラッグ]]4(単体版) ・[[サムライスピリッツ]]零SP ・[[ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風]] ・インジャスティス~神々の激突~ ・新宿の狼 ・[[スーパーロボット大戦V]] ・[[GUILTY GEAR 2 OVERTURE>GUILTY GEAR 2 OVERTURE(ギルティギア2)]] ・[[ダイナマイト刑事シリーズ]] ・[[ファミコン探偵倶楽部2うしろに立つ少女>ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者・うしろに立つ少女]] ・[[テイルズ オブ エクシリア2]] ・[[スーパーダンガンロンパ2>スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園]](移植版はD指定) ・[[カイジ〜絶望の鉄骨渡り〜>賭博覇王黙示録カイジ]] ・[[薄桜鬼3D>薄桜鬼]] ・カプコンアーケードスタジアム2 ・カプコンファイティングコレクション } #openclose(show=○D区分(17歳以上対象)のソフト){ C区分のソフト以上に暴力表現やお色気描写が過激になっているソフトに区分される。 ちなみに[[18禁ゲーム>18禁アダルトゲーム]]の全年齢版は大抵ここに仕分けられる。 尚、対象年齢に満たなくても購入可能なソフトは此処までとなっている。 かつてはC区分だったシリーズが、ハードの表現力向上に伴ってD区分に繰り上げられるケースもある(DMC5など)。 ・[[メタルギア>METAL GEAR SOLID]]シリーズ ・龍が如くシリーズ ・[[BAYONETTA]]シリーズ ・[[進撃の巨人]]シリーズ ・[[閃乱カグラ>閃乱カグラ -少女達の真影-]]シリーズ ・[[バイオハザード>バイオハザード(ゲーム)]]シリーズ ・[[ダンガンロンパ>ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生]]シリーズ(psp版スーパーダンガンロンパ2のみC指定) ・ロストプラネットシリーズ ・[[ニンジャガイデンΣ>忍者龍剣伝]] ・ニンジャガイデンΣ2 ・[[真・北斗無双]] ・[[かまいたちの夜]] ・[[零 ~濡鴉ノ巫女~]] ・バイオニックコマンドー ・[[大正野球娘。〜乙女達乃青春日記〜>大正野球娘。]] } #openclose(show=○Z区分(18歳以上のみ対象)のソフト){ C区分やD区分とは比較出来ない位過激な描写が満載のソフトに区分される。 未就学児童は勿論就学児童にも見せられない上、購入の際は身分証明書が必要となる場合も。 ダウンロード版も[[クレジットカード]]登録が無いと買えないようになっている。 また広告などを除外対象が見る可能性が高いゲーム雑誌には載せられなかったり(一般PC雑誌の様な大人が読む事が前提となっている物に関しては関与しない)、 立て看板などの設置が禁止という事になっている。 ・[[アサシン クリード]]シリーズ ・[[デッドライジング]]シリーズ ・グランド・セフト・オートシリーズ ・真流行り神シリーズ ・[[コールオブデューティ>CALL OF DUTYシリーズ]]シリーズ ・ヒットマンシリーズ ・お姉チャンバラシリーズ ・ライオットアクトシリーズ ・ウォッチドッグス ・[[かまいたちの夜]]輪廻彩声 ・ゴッドファーザー ・フォーオナー ・コンカー(※1) ・[[CHAOS;HEAD NOAH>CHAOS;HEAD(ゲーム)]](※2) ・[[月姫]] (※1)一見すると可愛い動物キャラクターが出てくる為、A区分に見えるが、実際の内容は……。 (※2)[[とあるキャラ>折原梢(Chaos;HEAD)]]の追加ルートによってZ区分に指定された。このためPC版よりも家庭版のほうがレーティングが厳しくなっている。 } 近年では[[バイオハザード7>バイオハザード7 レジデント イービル]]、[[バイオハザードRE:2]]、[[バイオハザードRE:3]]のように「CERO:D版」と「CERO:Z版」の二種類のバージョンを発売する例も見られている。 「CERO:D版」ではグロテスクな表現が一部修正されてマイルドな描写となっている一方、「CERO:Z版」ではその手の規制が解除されている。 複数のソフトを収録した[[復刻版ミニゲーム機]]にもこの基準は適用される。この場合は個別のソフトではなく本体ごと一括で判定される為、収録ソフトの中で最も高いレーティングに区分される。(一つでもCERO:Cの作品があればゲーム機そのものがCERO:C判定となる) *◆課題・問題点 実は&bold(){A区分からD区分までのゲームに関しては対象年齢に満たなくても購入し、遊ぶ事ができる}。 例えば、B区分のゲームは12歳以上に満たなくても購入は可能。これはCERO自身はあくまで「Z以外は購入時の参考程度の区分しかしていない」と公表してる為。 つまり、レーティングはあくまで目安としており、A区分からD区分までは例え小さな子供が購入・プレイしても問題は無い。 対象年齢以下の児童がショックを受ける可能性のある「ちょっと刺激の強い描写がありますよ」程度に見ていた方が無難と思われる。 #openclose(show=○CEROのお仕事はあくまで目安? の実例){ 例えば[[モンハン>モンスターハンター]]シリーズやfortniteはC区分だが、小学生(12歳以下)をメインターゲットにした漫画雑誌[[コロコロコミック]]にて記事が掲載されている。 ちなみにCEROが発足する遥か昔には鬼武者やバイオ、サムスピ等も掲載されていた。 なお、2003年10月号~2004年1月号にかけて、B区分の[[鬼武者 無頼伝]]が掲載された事があるが、これは当時コロコロが扱っていた[[ロックマンエグゼシリーズ]]と関係がある為だと思われる(エグゼとゼロ以外の隠しキャラクター達の出現方法が載っていなかった事から窺える)。 その他、2010年8月号ではラストランカー、2011年3月号ではスーパーストリートファイターⅣ、[[逆転検事2]]がそれぞれ掲載された他、同年4月号では[[戦国無双]]クロニクルが読者へのプレゼントになっていた。 ちなみにこれらも[[鬼武者 無頼伝]]同様、B区分である。 ちなみにモンハンの記事には、 「このゲームには15歳以上を対象とした表現がありますが、掲載に当たっては本誌基準を考慮しています」 というメッセージが表記されている。 %%その割には2007年7月号の記事にてガレオスが思いっきり斬られて血飛沫ブシャー!してたが%% また、2008年5月号でMHP2Gが読者プレゼントになった時には、『CERO:C(15歳以上対象)』のマークが横にデカデカと表示された。 (ちなみに現物のパッケージには「このゲームには~」のアレもあるという…) 尚、コロコロ編集部曰く、「対象年齢は知っているが読者からの要望もあり、独自の判断で取り上げている」との事。 一方で開発者の方も「小学生にもゲームを楽しんで欲しい。」とコメントしていた。 後に[[犬夜叉]]とのコラボで[[鉄砕牙]]が登場した時、サンデー+コロコロコラボ武器という事で刀身に『5656』が刻まれた他、[[絶体絶命でんぢゃらすじーさん]]とのコラボが行われる、モンハンフェスタにおいて親子部門が設けられる等の貫禄を見せた他、エクストルーパーズ(B区分)においてもコロコロコラボ武器としてプラズマボマーが登場した(2013年3月号にも詳しく掲載)。 他にも女児をターゲットにした漫画雑誌[[なかよし>なかよし(漫画雑誌)]]では[[THE IDOLM@STER]]シリーズ(モンハン同様、C区分)が掲載されており、 更に児童向けの雑誌テレビマガジンにおいては、D区分の龍が如くや[[メタルギア>METAL GEAR SOLID]]が普通に掲載されていた。 これらの事情から、「対象年齢決めるのは余り意味がなくね?」等、CEROの存在を疑問視する意見もちらほら。 } 念を押すがZ区分に関しては&bold(){18歳未満に販売禁止するという絶対に守らなければならない規制}であり、仮に小売店が年齢確認をせずに18歳未満の人間に販売した場合、ゲームの出荷停止といった罰則もありうる厳重な規制となっている。 店によってはそもそもZ区分のゲームを取り扱わない、取り扱う場合は18禁アダルトゲームと同じ扱いにする、子供の手が届きにくい場所に陳列するというスタンスを取っているところもある。 また、海外では審査が日本と比較してみるとやや厳しく、日本ではA区分に分類されたゲームが北米でローカライズ販売された際、ESRB:T(13歳以上推奨。CEROで言う所のB区分)に引き上げられる事もしばしば。 [[メタルスラッグ]]アドバンス、[[スマッシュブラザーズ>ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ]]シリーズ、[[カプコンクラシックスコレクション]](日本PSP版)、[[カードファイターズ]]DS等が主な例。 *◆CEROに対する製作サイドの配慮 対象年齢を設けることにより、メーカーが製作面で色々苦労するケースもある。 例えば桜井氏は『[[スマブラ3DS/WiiU>大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U]]』製作段階において、CEROの審査から「女性キャラのスカートの中が見えて破廉恥だ」と指摘され、何回も作り直したうえ、 「海外の審査で銃火器類はNGというのは理解出来る。しかし、日本の審査では下着が見える見えない位で神経質になるなんて、余りにも低レベルだ」 と、愚痴を溢していた。 //ポケモンシリーズにおいてカジノ[[(ゲームコーナー)>ゲームコーナー(ポケモン)]]がある時を境に実装されなくなったのも国内の審査機構のCEROではOKなのだが海外の規制には引っかかる為実装できなくなったと製作サイドが発言している。 //CEROとは関係ないのでCO // その他、Z区分を受けた外国産のゲームにおいても日本でローカライズされた際は欠損表現が修正されたりするケースもあり、 「Z指定のゲームに幾ら何でもそこまでは……」と不満に思うユーザーも多い。 近い例を挙げると、前述した通り『[[バイオハザードRE:2]]』はCERO:D版とCERO:Z版の二種類のバージョンで販売している。 だが、CERO:Z版にも実際は日本独自の表現規制が入っており、海外版と比較して損壊表現が無い上に血しぶきの飛び散り方も控えめになっている。 単に表現の問題だけでなく「血しぶきの量が減ったせいで敵が完全に死んだかどうか判別にくくなった」「イベントで登場する上半身だけの這いずりソンビが普通のゾンビになったので実質的に強化されている」などゲームバランスにも影響を与えてしまっている。 ホラーゲーに関しては悩みの種と言える問題であり『[[バイオハザード4]]』でも海外版では特定の技で敵を倒すと頭が吹っ飛ぶためにとどめを刺したことがわかりやすいのだが、国内版では頭が残る為、音で確認するか、死体を見て確認するかで倒したかどうかを確認する必要がある為、規制によって難しくなっていると言える。 かの有名な『[[モータルコンバット]]』シリーズが「4」以降、日本でローカライズされなくなったのもこの様な事が起因しているのかも知れない。 『ミッドウェイアーケードトレジャーズ』が日本のPS2でローカライズされた際、やはりというべきか、原版には収録されていた『[[モータルコンバット]]』3作は未収録となっている。 その為、レーティングはB指定となっているが、仮に『モータルコンバット』を収録した場合、間違いなくZ指定は確実になっていただろう。 シリーズ5作目に当たる『モータルコンバット デッドリーアライアンス』は当初、コーエーがローカライズした上で日本でも発売が予定されていたが、結局は発売中止になってしまった。 この事からZ区分は「上限知らずではない」という事が窺える。 他にも『[[処女はお姉さまに恋してる~2人のエルダー~>処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー]]』ではPC版(18歳以上対象だがこれはCEROによる規制ではない)が PSPに移植された際に元々メインヒロインだった神近香織理と哘雅楽乃がサブヒロインに降格し、元々サブだった二人のヒロインが入れ替わる形でメインに昇格している。 香織理の降格に関してはシナリオライターがTwitterで「一般ゲームの倫理基準では出せない」とコメントしているが、これは香織理の出自が不倫によって産まれたという背景があり、彼女のルートもそれを軸としたものとなっているのだが、CEROの規定に「不倫を肯定する表現はNG」とある為表現が難しかったと思われる。 『[[3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!]]』では通常版では全年齢対象だが、二つのシナリオが追加された完全版ではC区分に引き上げられている。 これは追加シナリオがいじめや教師と生徒の恋愛といった非常に重い内容を扱う為。言い換えれば審査を考慮して通常版ではシナリオを没にして、完全版で復活させたと製作者が言及している。 『[[大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL]]』で[[テリー・ボガード]]が配信された時、彼のステージには沢山の餓狼キャラやKOFキャラが姿を見せる中、[[不知火舞]]が不在という自体に陥った。桜井氏曰く、「良い子のCERO-Aなので、出せませんでした」との事。%%カードファイターズDS…。%% 他のゲームのセクシー系女性キャラについては衣装デザインを変更したり、演出を変えるなどして参加した者も多いのだが、舞はその余地すらなく出演見送りになっている。 これについてファンの間では「下手に衣装に手を加えると舞じゃなくなるから」という事情が推測されている。 舞に関しては本家餓狼伝説シリーズ中でも若干肌色面積が少なめ(それでも相当の露出)の衣装に変更されたことがあったのだが、その際のファンの評判が非常に芳しくなかったため、結局すぐに戻された。 CERO-Aのゲームに出られるような舞はもはや不知火舞ではないのである。 また、この件については「お色気キャラとして箔がついた」「貫禄を見せた」と、好意的に解釈される向きもある。 これは上記の「セクシュアル」に引っかかるのが原因だと明らかに見てとれる。「水着などを理由に脱ぐ場合」も理由として該当するのだが、上半裸のカラーバリエーションがある[[シュルク>シュルク(ゼノブレイド)]]、[[セフィロス]]、[[カズヤ>三島一八]]は許されていたりする。 またセフィロスの次に参戦した[[ホムラとヒカリ>ホムラ(ゼノブレイド2)]]は&bold(){任天堂でも異例のセクシュアルのみでC判定を食らった作品のメインヒロイン}であり、そのままではとてもとてもA判定にお出しできるようなビジュアルではなかったためかなり露出度が抑えられている。特にヒカリ。 ……が、抑えられているのは露出度くらいで、&bold(){一挙手一投足ごとに[[ぷるんぷるん揺れる>乳揺れ]]突き出たバストはほぼ原作のデカさのまま。}ただ単に胸が大きいだけなら別にセクシュアルと見なされるわけではないらしい。 他にも『モンスターハンター』から[[リオレウス]]がボスキャラとして参戦した際、原作には存在していた尻尾切断描写はカットされ、頭部や翼等の部位破壊に留まるのみとなった。 『pop'n music 15 adventure』をベースにPSP向けに発売された『ポップンミュージックポータブル』では、15の新曲の中で「ウォートラントルーパーズ/ウォートランメインテーマ」が未収録になってしまったのは、ハーネマンの頭にナイフが突き刺さってしまうBADアクションが「良い子のA区分のポップンシリーズに相応しくないと判断された為」とも言われている。 『[[ドラゴンボール>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]]』を原作にしたゲームで未来の[[孫悟飯]]が登場した際、原作では片腕だったが、ゲーム版では両腕に修正されているのを「過剰な自主規制だ」との意見も多い(ゲーム内ではほとんど片腕しか使わないので、原作を無視しているわけではない)。 『マンハント』が未だにローカライズされないのは、修正不可能な位、残虐描写が多い為とされている。 『[[逆転裁判シリーズ]]』は飲酒、喫煙ネタに振り回されていることでも有名。 『[[逆転裁判3]]』ではハードボイルドを意識したキャラが元々は酒とタバコを嗜む予定だったのだがコーヒーに差し替えられている。 『[[逆転裁判4]]』は明らかにワインを飲んでいるはずの場面が不自然な形でぶどうジュースに置き換えられている。 後のシリーズではタバコ代わりに飴玉を口に咥えたキャラや、明らかに酒なのに関わる人物が水として扱うというネタの落語、禁酒番屋の水カステラを題材にしたりと&bold(){CEROを挑発するかのような描写を入れまくっている。} ちなみに飲酒描写自体が皆無という訳ではなくパーティの翌日に二日酔いしている描写が第一作の時点で存在する。該当する人物は20歳以上である。 これらもCEROの弊害といえば弊害なのかも知れない。 そして何より、明らかに審査怠慢をしたのではないかと思われるゲームもある。 #openclose(show=○「CERO仕事しろ」の実例){ &bold(){・[[パワプロクンポケットシリーズ>パワプロクンポケット(シリーズ)]]} [[彼女との弾道イベント(特に13が露骨)>弾道が上がった(パワプロ/パワポケ)]]、[[自殺>芳槻さら]]、殺害描写、山羊と獣○、鎮台高校と万台高校、[[アニキコーチにアッー!される>鬼鮫清次]]、[[精神崩壊してしまう>高坂茜]]、メロンパンにされる、[[未来から来た孫と近○婚>尾木靖子]]……等々の描写があろうが、&bold(){全シリーズA区分}である。 尤も、パワポケシリーズの場合は、 「メインである野球部分しか見ていないから(=あくまでメインは野球部分)」 「グラフィックを用いた直接的な描写がなく、テキスト文章のみだから」 等の理由でA区分に指定されているのかも知れない。 そう考えるとパワポケシリーズは、良い意味でCEROに真っ向勝負を挑んだ作品なのかも知れない。 とはいえ、「これでA区分はやり過ぎ」といった意見も少なからずあり、 良い意味でも悪い意味でも「CERO仕事しろ」「CEROが審査怠慢した作品の代表格」等と揶揄されている。 もし、CEROがちゃんと仕事していたら、パワポケシリーズは少なくともB区分、ないしはC区分あたりに跳ね上がっていた可能性も高い(コンテンツアイコンは「セクシャル」「暴力」「犯罪」が付加されていた事だろう)。 ところがどっこい。 2021年にswitchで発売されるパワポケRではなんと、B区分になる事が明らかになった。 暫くの間ネット上では、「あの頃は審査がガバガバだったんだね。」「さすがに今のご時世、A区分では誤魔化しきれなくなった。」「パワポケシリーズの伝統(=A区分)が此処で覆された。」「むしろ今までよくAで通ったな。」「えっ、B区分なの!?CとかDじゃなくて?」等のコメントが寄せられた。 そして開発陣がインタビューにて''「CEROの判定が昔より厳しくなり、A判定は無理だった」''と明かした。%%ついでに「要望が多かったら『Z判定』のパワポケも作りたい」とも明かした。%% &bold(){・[[アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女]]} 「オリカ…俺、初めてだから… 痛くないように出来るかどうか、わからないけど…」 「いいよ。ライナーだったら… あたし、頑張れるから…」 ~~~~ 「大丈夫! …全部…入れて… や…やぁ…あぁぁ…」 「…全部…入ったよ。」 「ありがとう… もう少し… このままでいさせて…」 これで、B区分である。 一応、本来このシーンに卑猥な要素はなく、単に&bold(){プレイヤーがイマジネーションを働かせすぎただけ}という言い訳も立つのだが、 このシーンを抜きにしてもヒロインがバスタオルや裸ワイシャツ姿で主人公に迫ってくるなど、きわどいシーンや描写が多々ある。 CERO側も「あ、やっぱこれアウトだ」と途中で気づいたのか『[[アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く]]』ではC区分にレーティングが上昇し、 一部世界観・設定を共有する『アルノサージュ~生まれいずる星へ祈る詩~』ではD区分になった。 &bold(){・[[サンダーフォースⅥ]]} ラスボスがC区分~D区分でもおかしくないグロテスクでショッキングな見た目をしているが、&bold(){A区分}である。 %%なお、肝心のゲームの出来に関してはお察し下さい。%% ちなみに設定資料では&bold(){「CERO対策として~」}という文章があるため、&bold(){審査を代替のグラフィックですり抜けた後に製品版で差し替えたのではないか}という疑惑も指摘されている。 &bold(){・[[カードファイターズ]]DS} [[不知火舞]]や[[モリガン・アーンスランド]]等と言った露出度の高い女性キャラもカードとして登場している、カードが引き裂かれる、撃ち抜かれる等と言った演出があるにも関わらず、&bold(){A区分}である。 &bold(){・[[ストリートファイターⅢ 3rd STRIKE]](PS2版)} ギル、ユリアン、エレナ、トゥエルヴと言った露出度が高いキャラクター達が登場しているにも関わらず、&bold(){A区分}である。 流石に後年になってPS3やX-box360で配信された時はB区分になった。 } 他、『メルルのアトリエ』のようなCERO改訂例もある等々、上記の理由からCEROの存在を疑問視するユーザーは多い。 一方で仕事したと言える例も勿論ある。 例を挙げると、PCゲーム『[[てぃんくる☆クルセイダース>ティンクル☆くるせいだーす]]』(元々は18禁アダルトゲーム、その為CEROではなくソフ輪が審査している)がPSPに移植された際には、元々C区分の15才以上対象になる予定だったのだが、D区分(17歳以上対象)に引き上げられている。 これは&bold(){原作CGを一切修正しなかった結果、CEROから下着のしわの書き込みがリアル過ぎるという指摘を受けた為}。 (ちなみに『[[CROSS†CHANNEL]]』がPS2及びPSPに移植された際には元々下着が見えていたCGが見えないように修正されており、そのシーンで主人公の太一も遠回しなメタ発言をしている。 『beat mania ⅡDX GOLD』がPS2に移植される際、とある楽曲のムービーにてボディコン女性が躍り狂うムービーがあったため、該当部分を別の物に差し替えることでA区分に漕ぎ着けることが出来た。 その他、『[[テイルズ オブ シンフォニア]]』は旧版ではA区分であったが、過激な言葉遣いや暴力シーン、犯罪描写や濃い恋愛描写等が多々見られた為、新版ではB区分に引き上げられた(コンテンツアイコンに恋愛、暴力、犯罪、言葉・その他が付加された)。 『[[大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL]]』でボスとして登場する[[マルク>マルク(星のカービィ)]]も2020年の12月18日に配信された「セフィロスのつかいかた」で「本当はもう少しグロテクスにする予定だったが、CEROの都合でマイルドにした」との事である。 *◆そもそも何故、CEROが発足したのか? 1992年。 アメリカでは『[[モータルコンバット]]』の記念すべき一作目が稼働。 そのゲーム内で[[サブゼロ>サブ・ゼロ(MK)]]が脊髄ぶっこ抜きというトドメ演出を披露してしまい、人権保護団体から苦情が殺到してしまった。 この煽りを受け、アメリカでは日本よりもいち早くレーティング機構ESRBを設立し、ゲームの対象年齢を決める制度を取り入れた。 それから月日は流れ、日本国内産国外産問わず、ゲームのグラフィック等が綺麗になって行き、ゲームと現実の区別がつかないユーザーが現れる様になった。 実際、20代の男性がゲームの影響で人を撃った事件が起こってしまった他、アメリカのルイジアナ州にて僅か8歳の少年が「射殺してポイントを稼ぐゲーム」の影響を受けて祖母を射殺する事件が起きてしまった。 この様な事件が二度と起きない為、ゲームと現実の区別をつけさせる為、日本でもレーティング機構としてCEROが発足したとも言われている。 早い話、ゲームと現実の区別をつける為にもCEROは必要であるとも言える。 とはいえ、 「Z指定のゲームにまで修正措置をするのはやり過ぎ」 「下着が見える見えない程度の性描写で目くじらを立て過ぎ」 「規制すればする程、演出が面白くない物になってしまう」 等、否定的な意見も少なくない。 &b(){最終的には保護者が子供にきちんとゲーム(非現実)と現実の区別をつける様に躾をする事が大事}であると言える。 また、B区分以上のゲームに関しては、「その年齢に満たない子供にとっては大抵の場合、操作性や難易度が難しいから」という理由もあるからという意見もある。 もう一つの理由として、CERO設立前の家庭用ゲーム機では当然だがゲームハードメーカーが似たような審査を行っていた。 例えばスーファミや64では任天堂、サターンはセガ、PS1はSCEが直接チェックしていたので それらのメーカーも負担が大きい上に、もし問題が起こった場合は審査した側も責任を問われる。 例を挙げるとセガサターンでは昔は乳首まで見えているエッチなゲームがリリースされていて、 あれらのソフトはセガが直接審査して「全年齢指定」「18歳以上推奨」「18歳以上指定(X指定)」のレーティングが貼られていた。 もし「サターンの〇〇というソフトが卑猥すぎてけしからん!」とマスコミに叩かれたとする。 ソフトのメーカーと審査してOKを出したセガも責任を問われて非難されてしまう。 ハードメーカーとしてはそういう責任面での重圧や、リリースされるソフトを審査する作業自体が負担になっていたので 「そういうのは外部団体に委託しよう」という考えが生まれてくるのである。 もちろんソフトをリリースするサードにとっても 「同じソフトをサターンとPS1で出すのに審査先が違うし基準も違うから大変」となるのは面倒なのだ。 このために「ゲームの表現を審査してくれる一括した団体」として求められたのがCEROである。 ちなみに前述した通り審査が始まったのは2003年。ハードで説明すると[[ゲームキューブ>ニンテンドーゲームキューブ]]初期のソフトが審査を受けずに発売されているといったところ。 ゲームキューブ屈指のホラーゲームである『エターナルダークネス』は2002年10月発売の為ギリギリですり抜けている。仮に審査を受けたらおそらくZ区分と思われる。 *◆余談 2017年10月、[[フォーオナー]](Z区分)の大会で15歳の少年が優勝するという出来事が起こった。 フォーオナーは18歳以上のみ対象のゲ-ムである為当然問題視され、大会主催者が謝罪する形となった。 そして再発防止策として「18歳未満のプレイヤーは出場禁止」等のルールを新たに制定する事となった。 Z区分のゲームでも保護者同伴ならば購入は可能であり、保護者が買って子に渡す等の抜け道がある為、やはり大会主催者のチェックが甘かったという意見が多い。 『[[ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王]]』(&bold(){&font(green){B}}区分)は、前作である[[ファイアーエムブレムif]](&bold(){&font(blue){C}}区分)の映像が収録されている限定版のみ&bold(){&font(blue){C}}区分に引き上げられている。これにより、「if」のコンテンツアイコンは「セクシャル」のみという事実と収録映像を照らし合わせることで&bold(){[[ifがC区分となった原因の一つ>カミラ(FE)]]が明確になった}。スマブラSPでも同じ箇所が引っかかった。 このように限定版の同梱品もCEROの審査対象となる一方で、「店舗別予約特典」のようなゲームとは別で配布されるアイテムに関してはCEROの手が及んでいないため、ゲーム本編で使われているものより攻めたイラストが描き下ろされることも多い。 例を挙げると、『[[アマガミ]]』や『[[キミキス]]』の一部の予約特典では「これ大丈夫なの?」と思えるほどに過激なイラストが使用されている。 やり過ぎた例もあり、『ラングリッサー トリビュート』ではとある店舗の予約特典ポスターは内容が明らかにR-18のシロモノとなってしまったため、店舗側の判断によって未成年者には特典を渡さないという措置が取られてしまった。 『[[星のカービィ ウルトラスーパーデラックス>星のカービィ スーパーデラックス]]』が発売された際、シミラの顔にCERO:Aのアイコンが覆い被さったため、「シミラは犠牲になったのだ」とちょっとしたお祭り騒ぎになった事もある。 2017年よりマイクロソフト社が展開した『X-BOX GAME PASS』の関連サービスが約3年程の遅れを取ってしまったのは、マイクロソフトジャパン曰く「CEROが原因」との事。 *海外の例 ***◇IARC(国際年齢評価連合) こちらはCEROではない海外のレーティングシステムだが、参考として記載する。 &font(b){I}nternational &font(b){A}ge &font(b){R}ating &font(b){C}oalition(国際年齢評価連合、以降は略したIARCで表記)は 2013年頃にゲームレーティング手続きの簡略化、グローバル化を狙って作られた組織で、 IARCもレーティングを付与している。 CEROのような従来のレーティング機関は、ゲームメーカーが各種ゲーム資料を提出して 場合によっては追加の調査をした上で「このゲームのレーティングは全年齢である」などと決定するが、 IARCの審査はメーカーが&font(b){アンケート調査のような設問}に答えてIARCに提出し、 その内容によって「このゲームは&color(green){7歳以上}からだね」とIARCレーティングを付与する。 そしてIARCは北米のレーティング機関のESRBや、欧州のPEGI((欧州のうちドイツはUSKという独自のレーティングを持っているがここでは省略。))と連携しており IARCで「&color(green){7歳以上}」と付与されると、&font(b){自動的に}北米のESRBや欧州のPEGIでは&font(b){それに相応するレーティングが取れる}。 従来なら北米で売るならESRB、欧州ならPEGIにいちいち料金払って審査をする必要があるのだが、 IARCの審査を受ければ&font(b){それらが自動で取れる}のだ。しかも&font(b){IARCの審査料はほぼ無料}。 アンケートをメールで送るだけなのでかなり手続きも早く済む。 中小ゲームメーカーにとってはすごくありがたいレーティング機関である。 日本のCEROは2020年現在ではIARCとの連携をしていないので上記のようなことはできず 日本国内でゲームを流通させるにはCERO審査を受けるしかない。IARCだけを取ってもダメ。 CEROも検討や意見交換はしているため将来は不明だが今は国内でのゲーム審査はCEROを通すことになるだろう。 日本のハードメーカーは日本国内でのゲームの審査に&font(b){IARCのみでの販売は腰が重かった}が、 マイクロソフトは2020年初頭に、任天堂は同年10月以降は徐々にIARCでのレーティングを付けたゲームを販売しているようだ。 すごく便利そうなのになぜ二の足を踏んでいるのかというと、 たとえば日本はエロに甘くグロに厳しいと(海外では逆とも)言われていて、文化なんて国や地域で受け取り方ががらりと変わってしまう。 それでちょちょいとアンケートに入力しただけの審査で複数の国にまたがって販売を許可を出すと 日本では&color(blue){15歳以上}のレーティングで問題なく販売してたゲームが、欧米では「これが&color(blue){15}!?&color(red){18歳以上}じゃなきゃダメだろ!」とか揉めることもありうる。 &font(b){簡単に審査できるということは、ミスや抜けも簡単に起きうるのだ}。 この辺が解決するかどうかを時間をかけて見定めていると思われる。将来に期待だ。 前述のIARCを国内で認めているメーカーもまだ実験段階ということなのか IARCのレーティングは&b(){事後に変わる可能性がある}ことを注意書きに入れたり IARCでも対象年齢が高くなるソフトは許諾していない模様。 ちなみにIARCは&font(b){デジタル配信専用のゲームしか対応していない}ので パッケージ版も併売するつもりなら使えない。 追記・修正はゲームを審査してからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,11) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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