お金

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&font(#6495ED){登録日}:2018/05/22 Tue 22:29:56 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 12 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 「お金」とは、世界で最も人気のあるTCG(トレーディングカードゲーム)である。 なお「お金」は日本名であり、英語圏では「money」、ドイツ語圏では「Geld」など言語によって大きく名称が違うが、ここは日本のユーザーがほとんどだと思われるので日本語名を使用する。 *概要 紀元前から存在するとも言われる最も歴史の古いTCG。遊戯王(古代エジプトから存在)にすら匹敵するかもしれない。 その形式・遊び方も時代や場所により大きく変貌しており、''決まったルールが存在しない''という意味でも異色のTCGであると言えるかもしれない。 **主な遊び方 1.まず、カード(ゲーム内呼称は「貨幣」)を集め、デッキを組み立てる。変わっているのは、同名カードの投入制限もデッキ上限も一切存在しないこと。これによる問題は後述。 2.対戦相手と向き合い、互いにデッキの内容を比べ合う。 3.カードの合計数字の大きい方が勝ち。 これ以外にも「『カブ』にカードを与えて育ててその結果を比べ合う」「カードの束で相手の頬を叩いて殴り倒す」などの勝負の方法が確認されている。 **敗者に課せられる罰ゲーム 遊戯王並みに歴史が古いこともあり、敗者への罰ゲームは闇のゲーム並にえげつないことで有名。主だったものだけでも…… -敗者はデッキを奪われる(まだマシ) -仕事を失う -家や車などの資産を奪われる -恋人や婚約者を奪われる -最悪、命すら失う 数あるTCGの中でも最も多くの人命を奪って来た罪深いゲームであるが、それでもなおこのゲームにのめり込む者は後を絶たない。 *ゲームバランスの問題 長年に渡り愛好され続けてきたTCGにはよくあることだが、現在ではゲームバランスは非常に世紀末なことになっており、「初心者に優しくない」と非難されることも多い。 特に「デッキ枚数の上限も同名カードの制限もない」ことの被害は深刻であり、現在の対戦環境は「最も数字の大きいカードをありったけ詰め込む」という工夫のし甲斐のないものになってしまっている。 また、「同じ初心者同士でも、親から既にデッキを受け継いでいる人とそうでない人で実力に差が出過ぎる」という問題も指摘されている。 後付けによるルールの複雑化も極まっており、「ルールの穴を突く」行為が現対戦環境では必須とも言われている。 偽造カードをデッキに投入する心ないプレイヤーも非常に多い。仮に判明した場合、そのようなプレイヤーは無条件で敗北とされ以降のゲーム参加の権利を失うが、そのリスクを知ってなお偽造カードの問題は多くのプレイヤーを悩ませている。 それ以外にもバトルする場所によっては特定のカード以外の効力が完全に失われる、というよりエリアごとに使用できるカードがかなり限られるため、事前に使用可能なカードを準備しておく必要がある。 しかも様々な事情でそれまで使用可能だったカードが一瞬にして紙くず同然になることもあり、数字が多いからと単一のカードだけを積むことのリスクは計り知れない。 ただどういう訳か主に日本で製造・使用される「円」は世界的に信用が高いとされ、「富裕層」と呼ばれるハイランカー達は自身のいるエリアのカード以外に円を所有している場合も少なくない。 追記・修正はプレイヤーの方々にお願いします。 ---- &link_up(△)メニュー &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #include(テンプレ3) #aa(){{   *   *  *   + うそにきまってんだろ   n ∧_∧ n + (ヨ(*´∀`)E)   Y   Y  * }} *本当の概要 「お金」とはとっても大事なものである。アフラックのCMでも言っていたから間違いない。 それなりに年を食っている人が多いと思われるアニヲタ民にわざわざ「お金とは何か?」を辞書的に説明しても面白くないと思うので、具体的にお金の果たす役割を説明していこうと思う。 **お金の歴史 基本的に昔の人は物々交換して生活していた。それで別に困っていなかったわけだ。 例えばAさんは魚を20匹釣った。Bさんはイノシシを一頭狩ったとして、それぞれが互いの獲物を持ち寄ってこう相談したとしよう。 &color(#1d55d4){A「魚ばっかりで飽きちゃったよ。イノシシ肉食べたいな」} &color(#d41d58){B「イノシシなんてうんざりだ。魚20匹の方がいいな」} と両者が合意すればそれでめでたく交換成立。自分の食べたいものを両者食べられて幸せ、となるわけである。 だが、ここでBが&color(#d41d58){「このイノシシは苦労して狩ったんだ。魚30匹じゃないと交換できないよ」}と言い出したらどうなるだろうか? 海の傍に住んでいる&color(#1d55d4){A}と山の傍に住んでいる&color(#d41d58){B}が互いに苦労して運び合った獲物をまた自分の家に持ち帰る、という馬鹿らしいことをする羽目になるのだ。 そこで頭のいい&color(#1d55d4){A}は考えた。 &color(#1d55d4){「とりあえずこの場はイノシシと魚を交換しよう。その代わりこの貝殻を一緒に渡しておく。&br()この貝殻は中々見つからない珍しいものだ。次に会った時、これを渡してくれれば『魚10匹分の貸しがある』ということを忘れずに済む」} そして、次に&color(#1d55d4){A}と&color(#d41d58){B}が獲物を持ち寄った時、&color(#1d55d4){A}は貝殻を返してもらう代わりに、魚を10匹多く渡すことで以前の借りを清算できるのである。 これが貨幣文化の始まりであり、「直接的には価値のないものを交換し合うことで物々交換をスムーズに進める」ということを覚えた人類は文化を加速度的に発展させていくことになる。 まぁ実際にこんな簡単に話が進んだとも限らないが、「実用性はないが珍しいもの」に価値を見出す、という文化が生まれ、当初は珍しい貝殻などの自然物(お金関連の漢字にやたらと「貝」が付くのはこれが由来)を交換し合っていたが、交換し合う規模が大きくなるにつれて自然物同士のやり取りでは無理ができてきたため、人工物(貨幣)が使われるようになった、と考えられている。 **お金の機能 1.保存性 生き物は死ぬし、食材は腐る。 道具類はそれよりは長持ちするが、それでも使い続ければいずれは壊れる。 だが、お金は初めから道具としての使用は前提とされていない上に、変化することの少ない金属類で作られているため、非常に劣化しにくい。 それゆえに「大量にため込む」ということがしやすいのである。 2.互換性 例えば上の&color(#1d55d4){A}と&color(#d41d58){B}のやり取りでこんなことが起きたとしよう。 &color(#1d55d4){A「このイノシシは随分小さいな。これじゃあ魚15匹分ぐらいだ」} &color(#d41d58){B「そっちの魚だって貧相だぞ。それなら30匹は貰わないと割に合わない」} 「イノシシ一頭と魚20匹」を固定の交換レートとしていると、その時々の状況により交換レートに不満が出てきやすいのである。 &color(#1d55d4){「どれだけ小さくても魚一匹は一匹だ」}という要求が通ってしまえばトラブルも多くなる。 しかし、ここでお金を間に入れるとやり取りはグッと楽になる。 &color(#1d55d4){「このサイズの魚20匹なら1万円で売れる」}&color(#d41d58){「このぐらいのイノシシなら1万5千円だ」}と互いに換金した金額でやり取りすれば双方が納得したやり取りがしやすくなるのである。 また、物に対してだけでなく、労働力やサービス、技術力といった不定形のもの対価としても互換性を持つことができる。 が、ここには一つの落とし穴がある。 それは、&bold(){『何をお金とするのか』『あるものを交換する時、それに必要なお金の量をどうするか』を事前に取り決めておかなければ機能しない}という点。 たとえば上にあげたように、珍しい貝殻一つを「魚10匹分の貸し」の目印として預けておく場合。 &color(#1d55d4){A}さんは&color(#d41d58){B}さんに貝殻ひとつ=魚10匹としたが、別の人&color(#9e9900){C}さんに対しては目印に宝石を使うかもしれないし、珍しい動物の頭骨を使うかもしれない。 あるいは、また別の人&color(#189e00){D}さんとは&color(#189e00){「貝殻ひとつを魚20匹と交換する」}という約束を交わすかもしれない。 こういう時、&color(#9e9900){C}さんが&color(#d41d58){B}さんのもとに(目印として)宝石を持っていっても魚10匹とは交換できないし、20匹欲しい&color(#189e00){D}さんが同じ貝殻を持っていったとしても、貝殻ひとつを10匹分の貸しだと思っている&color(#d41d58){B}さんは当然10匹しか渡してくれない。 お金の正体は信頼であると言われるが、まさしくお互いがお金を&bold(){「信じて」}いないと、交換は成り立たないのである。 ただし、昔は身分階級制度が徹底されていた事も有って一般人と豪商や貴族などで使う価格帯などは違ったので、 - 貴族や豪商が取引に用いたり財産として貯蓄するのは金貨 - 一般の農民町人や末端の小売商人が使うのは銅貨など - それらは例えば「銅貨100枚=金貨1枚」 ……みたいな段階貨幣制度として存在した。 明治から導入された日本の「円銭厘制度」や米国の「ドル・ダイム・セント」、英国の「ポンド・ペニー・シリング・ギニー」等が該当する。 ただし、こういった制度は身分制度が崩壊すると却って計算が難しくなったり両替負担などが掛かる事から現在はこういった段階貨幣制度は取りやめ単一の貨幣単位を使用する傾向に有る。 こうした理由から現在のお金は、交換できる硬貨・紙幣を制限したり、お金1単位がどのくらいの価値を持つかの指標「レート」を定めたりしているが、どちらも国家情勢や景気に影響されて変化することがある。 そのため、時期によって同じ額面でも交換できる量が同じとは限らないので注意。 このあたりは[[インフレーション]]を参照のこと。 3.携帯性 「小さくて薄くて持ち運びしやすい」という特性も忘れてはならない。 物々交換では商品同士を直接持ち運びする必要があったが、貨幣経済ならお金だけを携帯すればよい。 *お金の種類 -硬貨 最も歴史の古いタイプのお金。コイン。 貴金属を一定量含み、「硬貨自体にそれを保証する価値がある」という最もわかりやすいタイプのお金。 このタイプの貨幣の信頼性は「どれだけ貴金属を含んでいるか?」ということであり、両替商の主な仕事の一つはコインの金・銀含有量を調べそれらの価値を保証することでもあった。 例え発行者が権力を失っても、鋳つぶして貴金属にすればある程度の価値が保証されている点で信頼性は他とは比べ物にならないほど高い。 なお、西洋では権威を保証する意味もあってコインに偉い人の顔を彫り込むのが主流だったが、東洋では「貴人は顔を隠す」のが基本だったこともあり、文字だけのシンプルなものが大半。 そのため、実用性や製造性を重視し、コインの中心に穴を開ける文化が発達するようになった。その名残が五円玉や五十円玉である。 現在では中国ではコインそのものが流通しておらず、紙幣オンリーであることもあり、五円玉は海外の人に珍しいコインとして喜ばれやすいお土産になっている。 -紙幣 元々は「コインは重いし、使い続けると摩耗してしまうなぁ」と思った商人たちが「この紙を持って行けば紙に書かれた分の金と交換してくれるよ」という証書(今でいえば約束手形や小切手)を使い始めたのが始まり。 そのため、紙幣は元来全て「兌換紙幣(その価値を保証する何かしらの貴金属があり、その貴金属の価値に紙幣の価値も依存する)」であったが、世界経済の大幅な拡大・グローバル化に伴う金本位制の終焉により、現在は「不換紙幣」が主流になっている。 20世紀後半からは、偽造に対する抵抗性向上を狙った合成樹脂製の「ポリマー紙幣」も登場している。製造コストは高いが、従来の紙幣よりも丈夫なため、長い目で見れば安上がりと言われている。 金属の貨幣と違って紙そのものには価値がほとんどないため、通貨発行者が権力を失うと一発で単なる紙切れと化すリスクがある。 戦時中現地から品物を買い付けたり軍人の給料にするために発行する紙幣(軍票)は、敗戦に伴ってすぐに価値がなくなってしまう。 [[太平洋戦争]]における日本軍の発行した軍票でそういった問題が起きているが、別に日本軍特有の問題ではない。 -仮想通貨 ビットコインなどに代表される、電子データでしか存在しない貨幣。 通常の貨幣が何らかの紙幣・硬貨として存在するのに対し、仮想通貨はそうした実体を持たない。 発行者は様々で、通貨の開発者であったり、企業であったり、最近では国家が発行した仮想通貨というのもある。 まだ歴史が浅く立場も相場も非常に不安定。 自由度の高い成長産業であるためこれで大儲けした人ももちろんいるのだが、暴落する場合もあるし、暴落しても国は価値を保証してくれない。 -電子マネー お金…と言うべきではない。 名前のせいで誤解しやすいが実際には「決済手段」に過ぎず、貨幣の代わりではなく貨幣を使うための仕組みを指す。 一部、通貨と置き換えるようにして利用するものもあるが、それも通常の通貨から変換しているだけであり、電子マネー単体で通貨の役割を果たせるものは存在していない。 利用者は現金でなく携帯端末やカードを持ち、対応した店舗でのみ使用できる。 これの発達によりもはや紙幣の時代すら終わりに近づいている、という人々も多い。 利点としては現金を持ち歩かないため盗まれにくく、特に店舗側としては奪われる心配が無いため強盗被害に遭いにくくなるという点が挙げられる。 紙幣と異なり、決済業者間のやり取りによって「いつ、どこで、誰が、何に、いくら使ったのか」という記録が残るため、情報が洩れると厄介なこと((具体的には違法な物品・サービスの購入・利用、反政府デモに参加するための旅費等がこれにあたる))に使いづらく、また店舗側も売り上げをごまかしにくくなり、脱税の難度を押し上げることとなる。 これらの点から特に治安の悪い国・地域での導入が盛んに行われている。 なお、日本では他の先進国に比べても普及が進んでいない…というのも、&font(#ff0000){[[自販機>自動販売機]]で紙幣が使えるほどの治安の良さが逆に普及の足を引っ張る}という状況にあるが故。 …などという言説がなされているが、実際は「端末導入のコストがなかなか下がらない」「災害の多い国土では停電中に使えなくなるリスクが無視できない」などの要素が大きい。 *世界の変わったお金 -慶長大判 ''長さ14.6センチ、重量164グラム''。「記念貨幣などではない大量製造された金貨」としては間違いなく世界最大クラスの大物。 なお、流石に一般流通はほとんどしておらず、勲章やメダルに近い扱いであったようである。 -カンガルー金貨 現在ギネスに載っている世界最大の金貨。名前の通りオーストラリア産。 ''直径80センチ、重量は1トン''というとんでもないコイン。&bold(){[[マンホールの蓋>アナザーキバ(仮面ライダージオウ)]]ですか}。 当たり前だが、完全な記念品である。 -分割銀貨 西インド諸島などで使われた変わったお金。 コイン自体がいくつかのパーツに分かれるという風変わりなデザイン。 詳細不明。情報求む。 -切手紙幣 第一次世界大戦末期のロシアで、物資の不足からコインが作れなくなり、紙幣の製造も間に合わなかったために切手の製造ラインを流用して作られた世界最小の紙幣。 切手サイズなので縦3センチ、横2.6センチという吹けば飛ぶような小ささ。 -陶銭 シャム王国などで使われた陶器のお金。 壊れないのか心配になる代物である。 -ヤップ島の石貨 ミクロネシア・ヤップ島で使われている石の貨幣だが、最大で5tほどにもなる中央に穴の開いた石が通用している。 もっとも、「(日本円で)〇円」というように価値が決まっているわけではなく骨董品の物々交換のような取引に使われるため、&bold(){厳密には貨幣とはいえない。} なお、現地では米ドルが使える。 -ジンバブエドル 「インフレし過ぎたお金」として知名度の高いお金。 インフレの説明は[[インフレーション]]の記事に譲るが、とにもかくにもこのジンバブエドル、価値がめっちゃくちゃ低いのである。 &bold(){300兆ジンバブエドル集めても日本円でたったの1円にしかならない}と言えば伝わるだろうか。 ジンバブエでは5000兆ジンバブエドル稼いでもうまい棒一本しか買えないのだ…… 当然、こんな無茶苦茶に暴落したお金が利用に耐えるはずもないので、現在は廃止されている。 -1&ruby(がい){垓}ペンゴ券 「世界最大のインフレ貨幣と言えば?」→「ジンバブエドル!」と答えたあなた、不正解である。 単純な額面における世界最大の貨幣はこれ、''100000000000000000000ペンゴ''である。0が多すぎてよくわからない。 第二次世界大戦後の急速なインフレでハンガリーで発行された代物。混乱期にはこんなんものも出てくるのだ。 さらには印刷されただけで発行こそされていないものの、これよりひとつ桁の多い''10 &ruby(がい){垓}ペンゴ''券なんてものもあったとか。 ペンゲーとも呼ばれることもある。 -乙二百円券 昭和金融恐慌の折、取り付け騒ぎに対抗するための最終手段として発行。 ''片面しか印刷されていない''という紙幣になっているのか怪しいもの。オマケに表面の印刷も粗かったらしい。 当たり前だが印刷が追い付き次第、日本銀行が回収して正規のものと交換したため、払い出されて市中に残った現存数はかなり少ない。 -トランプ 正にカードゲームのお金。大統領じゃないよ。 1600年代後半、北米大陸に於けるフランスの占領地域で、銀貨不足を補うためにトランプを利用したお金が作られ、しばらく間流通していた。 一説にはこれがアメリカ大陸に於ける史上初の紙幣ともされる。 **お金の偽造 「お金が欲しいから自分で1万円札をコピーして作っちゃえ!!」 そんなこと誰もは一度くらいは考えたことがあるんじゃないだろうか? もちろんそんなことが許されては経済が滅茶苦茶になる。 硬貨は額面価値が低い&製造コストがかかるため偽造されにくいが、紙幣は製造コストが比較的安く、偽札作りが多い。 そのため多くの国では紙幣には最高級の偽造防止技術を投入されている。 日本でも例外ではなくそこらのコピー機に通すなんてちゃちな方法は全く通じないし、紙幣に使う紙すら、政府の許可なく買えないことになっている。 それでも偽札を作るのは完全なプロの犯行である。 『[[ルパン三世 カリオストロの城]]』では独立国家が偽札作りをしていたのも、それくらいでないと精巧な偽札は作りにくいのだ。 行使目的で紙幣の偽造をすれば&bold(){3年以上の懲役}という厳罰が待っている。 とはいえ、コピー機の発達によって偽札の印刷が行われる例も後を絶たないようだ。 人間には一見してお札に見えないが、機械の判別機をごまかすタイプの偽札もある。 偽札をつかまされた場合、偽札と知らずに使おうとしたならば罪にはならない。 警察に偽札を没収されて事情を聴かれることになるのは避けられないが…。 つかまされた偽札でも知ってて使おうとすると罪になるので要注意。 追記・修正はお金に振り回されないようにお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 金金言うんじゃねぇよガキのくせにオオン? -- 名無しさん (2018-05-22 22:35:34) - 金!金!金! -- 名無しさん (2018-05-22 23:13:01) - これは闇のゲームですわ -- 名無しさん (2018-05-22 23:14:40) - 公式がチートに手を染めることすらある -- 名無しさん (2018-05-22 23:23:30) - 第二次大戦末期に金属不足で陶器製の硬貨が作られたんだっけ -- 名無しさん (2018-05-23 00:03:46) - ヤップ島のあれを忘れちゃ行かん -- 名無しさん (2018-05-23 00:17:41) - お金はな、お金よりも大切なモノを守るためにあるんだよ。-でんぢゃらすじーさん -- 名無しさん (2018-05-23 01:09:20) - 嘘概要の部分もっと練ったら面白そうだな…www -- 名無しさん (2018-05-23 01:27:26) - 牙狼のザルバの「金は太古の昔から人間を狂わす最強の麻薬」と台詞が印象的 -- アニオタ (2018-05-23 09:05:31) - 原始時代を描いた漫画などで『でかいドーナツ状の石』が金として登場したが、記事を見る限り実在はしなかったのかな -- 名無しさん (2018-05-23 09:25:01) - ちなみに江戸の頃にもまだ銀を「切って」目方で売買することはあったそうな…… -- 名無しさん (2018-05-23 09:33:20) - 電子マネーの方が(平均的には)節約になると言う調査結果には理解を示すが、やはり現金の方が買った感はある。悩ましいところだ。 -- 名無しさん (2018-05-23 12:39:21) - 闇の(マネー)ゲーム -- 名無しさん (2018-05-23 14:33:41) - ↑12 騎士以外の発言は認めない! -- 名無しさん (2018-05-23 14:41:47) - アニヲタ的に、用途として紙幣は防具(弾丸止めたり)、硬貨は武器(指で弾く・某レールガン・袋に詰めてブラックジャック)になるっていう視点もある。 -- 名無しさん (2018-05-23 14:50:32) - 日本では貨幣の加工は違法だが、アメリカ等の観光地では貨幣を投入するとオリジナルのコインに加工してくれる自販機が存在する -- 名無しさん (2018-05-23 15:05:02) - ↑×10懐かしいな、でんじーのセリフだな。綺麗事だけど個人的にお金の使い方を誤らないための掲示としては最高の一言だと思うわ -- 名無しさん (2018-05-24 08:36:52) - 議員の中には「経済が本当に危なくなったら金を刷りまくればインフレで借金チャラだしー」とか経済学のけの字も知らなさそうなボンボン思考のもいるし -- 名無しさん (2018-05-24 09:02:45) - 楔形文字の粘土板で圧倒的に多いのが借用書らしいな 文字が生まれた時には金は満ち溢れてたんだね -- 名無しさん (2018-05-27 04:15:24) - 福本漫画的にはお金はあくまで戦うため・守るための力や武器防具として扱われることが多い -- 名無しさん (2018-05-27 07:47:37) - 昔の硬貨だと半分とかさらにその半分に割れてるのが博物館とかにあるがあれは1枚の硬貨の価値を半分に分けて使用してたってことらしいね。含有する金属量に価値があるって概念が通じてた時代だから有効な方法。 -- 名無しさん (2018-05-27 08:32:22) - 大抵の幸せはお金で買える事実 -- 名無しさん (2018-05-29 20:47:26) - お金で買えない幸せはあるが、そのことを盾にほら金なくても幸せだろというのも増えてしまった。黒い企業とか。 -- 名無しさん (2018-05-29 20:51:33) - GE2でカレルが「世の中は金で解決できない問題ばかりだから、金で解決できることは金で解決するのが賢い選択」って言ってたのは印象に残ってる -- 名無しさん (2018-05-30 12:48:43) - 「金は全てじゃない・・・ほとんどだ!!」 by阿良々木火憐 -- 名無しさん (2018-05-30 13:06:35) - 色々と病気なアニヲタお金項目で唯一まとも(?)なのがお金そのものの記事とはな -- 名無しさん (2020-01-17 22:20:46) - ちなみに紙幣が貴金属の代わりになった名残りで紙幣を発行するとその同額の負債が発生するようになってたりする -- 名無しさん (2020-04-09 04:17:41) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2018/05/22 Tue 22:29:56 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 12 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 「お金」とは、世界で最も人気のあるTCG(トレーディングカードゲーム)である。 なお「お金」は日本名であり、英語圏では「money」、ドイツ語圏では「Geld」など言語によって大きく名称が違うが、ここは日本のユーザーがほとんどだと思われるので日本語名を使用する。 *概要 紀元前から存在するとも言われる最も歴史の古いTCG。遊戯王(古代エジプトから存在)にすら匹敵するかもしれない。 その形式・遊び方も時代や場所により大きく変貌しており、''決まったルールが存在しない''という意味でも異色のTCGであると言えるかもしれない。 **主な遊び方 1.まず、カード(ゲーム内呼称は「貨幣」)を集め、デッキを組み立てる。変わっているのは、同名カードの投入制限もデッキ上限も一切存在しないこと。これによる問題は後述。 2.対戦相手と向き合い、互いにデッキの内容を比べ合う。 3.カードの合計数字の大きい方が勝ち。 これ以外にも「『カブ』にカードを与えて育ててその結果を比べ合う」「カードの束で相手の頬を叩いて殴り倒す」などの勝負の方法が確認されている。 **敗者に課せられる罰ゲーム 遊戯王並みに歴史が古いこともあり、敗者への罰ゲームは闇のゲーム並にえげつないことで有名。主だったものだけでも…… -敗者はデッキを奪われる(まだマシ) -仕事を失う -家や車などの資産を奪われる -恋人や婚約者を奪われる -最悪、命すら失う 数あるTCGの中でも最も多くの人命を奪って来た罪深いゲームであるが、それでもなおこのゲームにのめり込む者は後を絶たない。 *ゲームバランスの問題 長年に渡り愛好され続けてきたTCGにはよくあることだが、現在ではゲームバランスは非常に世紀末なことになっており、「初心者に優しくない」と非難されることも多い。 特に「デッキ枚数の上限も同名カードの制限もない」ことの被害は深刻であり、現在の対戦環境は「最も数字の大きいカードをありったけ詰め込む」という工夫のし甲斐のないものになってしまっている。 また、「同じ初心者同士でも、親から既にデッキを受け継いでいる人とそうでない人で実力に差が出過ぎる」という問題も指摘されている。 後付けによるルールの複雑化も極まっており、「ルールの穴を突く」行為が現対戦環境では必須とも言われている。 偽造カードをデッキに投入する心ないプレイヤーも非常に多い。仮に判明した場合、そのようなプレイヤーは無条件で敗北とされ以降のゲーム参加の権利を失うが、そのリスクを知ってなお偽造カードの問題は多くのプレイヤーを悩ませている。 それ以外にもバトルする場所によっては特定のカード以外の効力が完全に失われる、というよりエリアごとに使用できるカードがかなり限られるため、事前に使用可能なカードを準備しておく必要がある。 しかも様々な事情でそれまで使用可能だったカードが一瞬にして紙くず同然になることもあり、数字が多いからと単一のカードだけを積むことのリスクは計り知れない。 ただどういう訳か主に日本で製造・使用される「円」は世界的に信用が高いとされ、「富裕層」と呼ばれるハイランカー達は自身のいるエリアのカード以外に円を所有している場合も少なくない。 追記・修正はプレイヤーの方々にお願いします。 ---- &link_up(△)メニュー &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #include(テンプレ3) #aa(){{   *   *  *   + うそにきまってんだろ   n ∧_∧ n + (ヨ(*´∀`)E)   Y   Y  * }} *本当の概要 「お金」とはとっても大事なものである。アフラックのCMでも言っていたから間違いない。 それなりに年を食っている人が多いと思われるアニヲタ民にわざわざ「お金とは何か?」を辞書的に説明しても面白くないと思うので、具体的にお金の果たす役割を説明していこうと思う。 **お金の歴史 基本的に昔の人は物々交換して生活していた。それで別に困っていなかったわけだ。 例えばAさんは魚を20匹釣った。Bさんはイノシシを一頭狩ったとして、それぞれが互いの獲物を持ち寄ってこう相談したとしよう。 &color(#1d55d4){A「魚ばっかりで飽きちゃったよ。イノシシ肉食べたいな」} &color(#d41d58){B「イノシシなんてうんざりだ。魚20匹の方がいいな」} と両者が合意すればそれでめでたく交換成立。自分の食べたいものを両者食べられて幸せ、となるわけである。 だが、ここでBが&color(#d41d58){「このイノシシは苦労して狩ったんだ。魚30匹じゃないと交換できないよ」}と言い出したらどうなるだろうか? 海の傍に住んでいる&color(#1d55d4){A}と山の傍に住んでいる&color(#d41d58){B}が互いに苦労して運び合った獲物をまた自分の家に持ち帰る、という馬鹿らしいことをする羽目になるのだ。 そこで頭のいい&color(#1d55d4){A}は考えた。 &color(#1d55d4){「とりあえずこの場はイノシシと魚を交換しよう。その代わりこの貝殻を一緒に渡しておく。&br()この貝殻は中々見つからない珍しいものだ。次に会った時、これを渡してくれれば『魚10匹分の貸しがある』ということを忘れずに済む」} そして、次に&color(#1d55d4){A}と&color(#d41d58){B}が獲物を持ち寄った時、&color(#1d55d4){A}は貝殻を返してもらう代わりに、魚を10匹多く渡すことで以前の借りを清算できるのである。 これが貨幣文化の始まりであり、「直接的には価値のないものを交換し合うことで物々交換をスムーズに進める」ということを覚えた人類は文化を加速度的に発展させていくことになる。 まぁ実際にこんな簡単に話が進んだとも限らないが、「実用性はないが珍しいもの」に価値を見出す、という文化が生まれ、当初は珍しい貝殻などの自然物(お金関連の漢字にやたらと「貝」が付くのはこれが由来)を交換し合っていたが、交換し合う規模が大きくなるにつれて自然物同士のやり取りでは無理ができてきたため、人工物(貨幣)が使われるようになった、と考えられている。 **お金の機能 1.保存性 生き物は死ぬし、食材は腐る。 道具類はそれよりは長持ちするが、それでも使い続ければいずれは壊れる。 だが、お金は初めから道具としての使用は前提とされていない上に、変化することの少ない金属類で作られているため、非常に劣化しにくい。 それゆえに「大量にため込む」ということがしやすいのである。 2.互換性 例えば上の&color(#1d55d4){A}と&color(#d41d58){B}のやり取りでこんなことが起きたとしよう。 &color(#1d55d4){A「このイノシシは随分小さいな。これじゃあ魚15匹分ぐらいだ」} &color(#d41d58){B「そっちの魚だって貧相だぞ。それなら30匹は貰わないと割に合わない」} 「イノシシ一頭と魚20匹」を固定の交換レートとしていると、その時々の状況により交換レートに不満が出てきやすいのである。 &color(#1d55d4){「どれだけ小さくても魚一匹は一匹だ」}という要求が通ってしまえばトラブルも多くなる。 しかし、ここでお金を間に入れるとやり取りはグッと楽になる。 &color(#1d55d4){「このサイズの魚20匹なら1万円で売れる」}&color(#d41d58){「このぐらいのイノシシなら1万5千円だ」}と互いに換金した金額でやり取りすれば双方が納得したやり取りがしやすくなるのである。 また、物に対してだけでなく、労働力やサービス、技術力といった不定形のもの対価としても互換性を持つことができる。 が、ここには一つの落とし穴がある。 それは、&bold(){『何をお金とするのか』『あるものを交換する時、それに必要なお金の量をどうするか』を事前に取り決めておかなければ機能しない}という点。 たとえば上にあげたように、珍しい貝殻一つを「魚10匹分の貸し」の目印として預けておく場合。 &color(#1d55d4){A}さんは&color(#d41d58){B}さんに貝殻ひとつ=魚10匹としたが、別の人&color(#9e9900){C}さんに対しては目印に宝石を使うかもしれないし、珍しい動物の頭骨を使うかもしれない。 あるいは、また別の人&color(#189e00){D}さんとは&color(#189e00){「貝殻ひとつを魚20匹と交換する」}という約束を交わすかもしれない。 こういう時、&color(#9e9900){C}さんが&color(#d41d58){B}さんのもとに(目印として)宝石を持っていっても魚10匹とは交換できないし、20匹欲しい&color(#189e00){D}さんが同じ貝殻を持っていったとしても、貝殻ひとつを10匹分の貸しだと思っている&color(#d41d58){B}さんは当然10匹しか渡してくれない。 お金の正体は信頼であると言われるが、まさしくお互いがお金を&bold(){「信じて」}いないと、交換は成り立たないのである。 ただし、昔は身分階級制度が徹底されていた事も有って一般人と豪商や貴族などで使う価格帯などは違ったので、 - 貴族や豪商が取引に用いたり財産として貯蓄するのは金貨 - 一般の農民町人や末端の小売商人が使うのは銅貨など - それらは例えば「銅貨100枚=金貨1枚」 ……みたいな段階貨幣制度として存在した。 明治から導入された日本の「円銭厘制度」や米国の「ドル・ダイム・セント」、英国の「ポンド・ペニー・シリング・ギニー」等が該当する。 ただし、こういった制度は身分制度が崩壊すると却って計算が難しくなったり両替負担などが掛かる事から現在はこういった段階貨幣制度は取りやめ単一の貨幣単位を使用する傾向に有る。 こうした理由から現在のお金は、交換できる硬貨・紙幣を制限したり、お金1単位がどのくらいの価値を持つかの指標「レート」を定めたりしているが、どちらも国家情勢や景気に影響されて変化することがある。 そのため、時期によって同じ額面でも交換できる量が同じとは限らないので注意。 このあたりは[[インフレーション]]を参照のこと。 3.携帯性 「小さくて薄くて持ち運びしやすい」という特性も忘れてはならない。 物々交換では商品同士を直接持ち運びする必要があったが、貨幣経済ならお金だけを携帯すればよい。 *お金の種類 -硬貨 最も歴史の古いタイプのお金。コイン。 貴金属を一定量含み、「硬貨自体にそれを保証する価値がある」という最もわかりやすいタイプのお金。 このタイプの貨幣の信頼性は「どれだけ貴金属を含んでいるか?」ということであり、両替商の主な仕事の一つはコインの金・銀含有量を調べそれらの価値を保証することでもあった。 例え発行者が権力を失っても、鋳つぶして貴金属にすればある程度の価値が保証されている点で信頼性は他とは比べ物にならないほど高い。 なお、西洋では権威を保証する意味もあってコインに偉い人の顔を彫り込むのが主流だったが、東洋では「貴人は顔を隠す」のが基本だったこともあり、文字だけのシンプルなものが大半。 そのため、実用性や製造性を重視し、コインの中心に穴を開ける文化が発達するようになった。その名残が五円玉や五十円玉である。 現在では中国ではコインそのものが流通しておらず、紙幣オンリーであることもあり、五円玉は海外の人に珍しいコインとして喜ばれやすいお土産になっている。 -紙幣 元々は「コインは重いし、使い続けると摩耗してしまうなぁ」と思った商人たちが「この紙を持って行けば紙に書かれた分の金と交換してくれるよ」という証書(今でいえば約束手形や小切手)を使い始めたのが始まり。 そのため、紙幣は元来全て「兌換紙幣(その価値を保証する何かしらの貴金属があり、その貴金属の価値に紙幣の価値も依存する)」であったが、世界経済の大幅な拡大・グローバル化に伴う金本位制の終焉により、現在は「不換紙幣」が主流になっている。 20世紀後半からは、偽造に対する抵抗性向上を狙った合成樹脂製の「ポリマー紙幣」も登場している。製造コストは高いが、従来の紙幣よりも丈夫なため、長い目で見れば安上がりと言われている。 金属の貨幣と違って紙そのものには価値がほとんどないため、通貨発行者が権力を失うと一発で単なる紙切れと化すリスクがある。&font(l){今じゃケツをふく紙にもなりゃしねってのによぉ!} 戦時中現地から品物を買い付けたり軍人の給料にするために発行する紙幣(軍票)は、敗戦に伴ってすぐに価値がなくなってしまう。 [[太平洋戦争]]における日本軍の発行した軍票でそういった問題が起きているが、別に日本軍特有の問題ではない。 -仮想通貨 ビットコインなどに代表される、電子データでしか存在しない貨幣。 通常の貨幣が何らかの紙幣・硬貨として存在するのに対し、仮想通貨はそうした実体を持たない。 発行者は様々で、通貨の開発者であったり、企業であったり、最近では国家が発行した仮想通貨というのもある。 まだ歴史が浅く立場も相場も非常に不安定。 自由度の高い成長産業であるためこれで大儲けした人ももちろんいるのだが、暴落する場合もあるし、暴落しても国は価値を保証してくれない。 -電子マネー お金…と言うべきではない。 名前のせいで誤解しやすいが実際には「決済手段」に過ぎず、貨幣の代わりではなく貨幣を使うための仕組みを指す。 一部、通貨と置き換えるようにして利用するものもあるが、それも通常の通貨から変換しているだけであり、電子マネー単体で通貨の役割を果たせるものは存在していない。 利用者は現金でなく携帯端末やカードを持ち、対応した店舗でのみ使用できる。 これの発達によりもはや紙幣の時代すら終わりに近づいている、という人々も多い。 利点としては現金を持ち歩かないため盗まれにくく、特に店舗側としては奪われる心配が無いため強盗被害に遭いにくくなるという点が挙げられる。 紙幣と異なり、決済業者間のやり取りによって「いつ、どこで、誰が、何に、いくら使ったのか」という記録が残るため、情報が洩れると厄介なこと((具体的には違法な物品・サービスの購入・利用、反政府デモに参加するための旅費等がこれにあたる))に使いづらく、また店舗側も売り上げをごまかしにくくなり、脱税の難度を押し上げることとなる。 これらの点から特に治安の悪い国・地域での導入が盛んに行われている。 なお、日本では他の先進国に比べても普及が進んでいない…というのも、&font(#ff0000){[[自販機>自動販売機]]で紙幣が使えるほどの治安の良さが逆に普及の足を引っ張る}という状況にあるが故。 …などという言説がなされているが、実際は「端末導入のコストがなかなか下がらない」「災害の多い国土では停電中に使えなくなるリスクが無視できない」などの要素が大きい。 *世界の変わったお金 -慶長大判 ''長さ14.6センチ、重量164グラム''。「記念貨幣などではない大量製造された金貨」としては間違いなく世界最大クラスの大物。 なお、流石に一般流通はほとんどしておらず、勲章やメダルに近い扱いであったようである。 -カンガルー金貨 現在ギネスに載っている世界最大の金貨。名前の通りオーストラリア産。 ''直径80センチ、重量は1トン''というとんでもないコイン。&bold(){[[マンホールの蓋>アナザーキバ(仮面ライダージオウ)]]ですか}。 当たり前だが、完全な記念品である。 -分割銀貨 西インド諸島などで使われた変わったお金。 コイン自体がいくつかのパーツに分かれるという風変わりなデザイン。 詳細不明。情報求む。 -切手紙幣 第一次世界大戦末期のロシアで、物資の不足からコインが作れなくなり、紙幣の製造も間に合わなかったために切手の製造ラインを流用して作られた世界最小の紙幣。 切手サイズなので縦3センチ、横2.6センチという吹けば飛ぶような小ささ。 -陶銭 シャム王国などで使われた陶器のお金。 壊れないのか心配になる代物である。 -ヤップ島の石貨 ミクロネシア・ヤップ島で使われている石の貨幣だが、最大で5tほどにもなる中央に穴の開いた石が通用している。 もっとも、「(日本円で)〇円」というように価値が決まっているわけではなく骨董品の物々交換のような取引に使われるため、&bold(){厳密には貨幣とはいえない。} なお、現地では米ドルが使える。 -ジンバブエドル 「インフレし過ぎたお金」として知名度の高いお金。 インフレの説明は[[インフレーション]]の記事に譲るが、とにもかくにもこのジンバブエドル、価値がめっちゃくちゃ低いのである。 &bold(){300兆ジンバブエドル集めても日本円でたったの1円にしかならない}と言えば伝わるだろうか。 ジンバブエでは5000兆ジンバブエドル稼いでもうまい棒一本しか買えないのだ…… 当然、こんな無茶苦茶に暴落したお金が利用に耐えるはずもないので、現在は廃止されている。 -1&ruby(がい){垓}ペンゴ券 「世界最大のインフレ貨幣と言えば?」→「ジンバブエドル!」と答えたあなた、不正解である。 単純な額面における世界最大の貨幣はこれ、''100000000000000000000ペンゴ''である。0が多すぎてよくわからない。 第二次世界大戦後の急速なインフレでハンガリーで発行された代物。混乱期にはこんなんものも出てくるのだ。 さらには印刷されただけで発行こそされていないものの、これよりひとつ桁の多い''10 &ruby(がい){垓}ペンゴ''券なんてものもあったとか。 ペンゲーとも呼ばれることもある。 -乙二百円券 昭和金融恐慌の折、取り付け騒ぎに対抗するための最終手段として発行。 ''片面しか印刷されていない''という紙幣になっているのか怪しいもの。オマケに表面の印刷も粗かったらしい。 当たり前だが印刷が追い付き次第、日本銀行が回収して正規のものと交換したため、払い出されて市中に残った現存数はかなり少ない。 -トランプ 正にカードゲームのお金。大統領じゃないよ。 1600年代後半、北米大陸に於けるフランスの占領地域で、銀貨不足を補うためにトランプを利用したお金が作られ、しばらく間流通していた。 一説にはこれがアメリカ大陸に於ける史上初の紙幣ともされる。 **お金の偽造 「お金が欲しいから自分で1万円札をコピーして作っちゃえ!!」 そんなこと誰もは一度くらいは考えたことがあるんじゃないだろうか? もちろんそんなことが許されては経済が滅茶苦茶になる。 硬貨は額面価値が低い&製造コストがかかるため偽造されにくいが、紙幣は製造コストが比較的安く、偽札作りが多い。 そのため多くの国では紙幣には最高級の偽造防止技術を投入されている。 日本でも例外ではなくそこらのコピー機に通すなんてちゃちな方法は全く通じないし、紙幣に使う紙すら、政府の許可なく買えないことになっている。 それでも偽札を作るのは完全なプロの犯行である。 『[[ルパン三世 カリオストロの城]]』では独立国家が偽札作りをしていたのも、それくらいでないと精巧な偽札は作りにくいのだ。 行使目的で紙幣の偽造をすれば&bold(){3年以上の懲役}という厳罰が待っている。 とはいえ、コピー機の発達によって偽札の印刷が行われる例も後を絶たないようだ。 人間には一見してお札に見えないが、機械の判別機をごまかすタイプの偽札もある。 偽札をつかまされた場合、偽札と知らずに使おうとしたならば罪にはならない。 警察に偽札を没収されて事情を聴かれることになるのは避けられないが…。 つかまされた偽札でも知ってて使おうとすると罪になるので要注意。 追記・修正はお金に振り回されないようにお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 金金言うんじゃねぇよガキのくせにオオン? -- 名無しさん (2018-05-22 22:35:34) - 金!金!金! -- 名無しさん (2018-05-22 23:13:01) - これは闇のゲームですわ -- 名無しさん (2018-05-22 23:14:40) - 公式がチートに手を染めることすらある -- 名無しさん (2018-05-22 23:23:30) - 第二次大戦末期に金属不足で陶器製の硬貨が作られたんだっけ -- 名無しさん (2018-05-23 00:03:46) - ヤップ島のあれを忘れちゃ行かん -- 名無しさん (2018-05-23 00:17:41) - お金はな、お金よりも大切なモノを守るためにあるんだよ。-でんぢゃらすじーさん -- 名無しさん (2018-05-23 01:09:20) - 嘘概要の部分もっと練ったら面白そうだな…www -- 名無しさん (2018-05-23 01:27:26) - 牙狼のザルバの「金は太古の昔から人間を狂わす最強の麻薬」と台詞が印象的 -- アニオタ (2018-05-23 09:05:31) - 原始時代を描いた漫画などで『でかいドーナツ状の石』が金として登場したが、記事を見る限り実在はしなかったのかな -- 名無しさん (2018-05-23 09:25:01) - ちなみに江戸の頃にもまだ銀を「切って」目方で売買することはあったそうな…… -- 名無しさん (2018-05-23 09:33:20) - 電子マネーの方が(平均的には)節約になると言う調査結果には理解を示すが、やはり現金の方が買った感はある。悩ましいところだ。 -- 名無しさん (2018-05-23 12:39:21) - 闇の(マネー)ゲーム -- 名無しさん (2018-05-23 14:33:41) - ↑12 騎士以外の発言は認めない! -- 名無しさん (2018-05-23 14:41:47) - アニヲタ的に、用途として紙幣は防具(弾丸止めたり)、硬貨は武器(指で弾く・某レールガン・袋に詰めてブラックジャック)になるっていう視点もある。 -- 名無しさん (2018-05-23 14:50:32) - 日本では貨幣の加工は違法だが、アメリカ等の観光地では貨幣を投入するとオリジナルのコインに加工してくれる自販機が存在する -- 名無しさん (2018-05-23 15:05:02) - ↑×10懐かしいな、でんじーのセリフだな。綺麗事だけど個人的にお金の使い方を誤らないための掲示としては最高の一言だと思うわ -- 名無しさん (2018-05-24 08:36:52) - 議員の中には「経済が本当に危なくなったら金を刷りまくればインフレで借金チャラだしー」とか経済学のけの字も知らなさそうなボンボン思考のもいるし -- 名無しさん (2018-05-24 09:02:45) - 楔形文字の粘土板で圧倒的に多いのが借用書らしいな 文字が生まれた時には金は満ち溢れてたんだね -- 名無しさん (2018-05-27 04:15:24) - 福本漫画的にはお金はあくまで戦うため・守るための力や武器防具として扱われることが多い -- 名無しさん (2018-05-27 07:47:37) - 昔の硬貨だと半分とかさらにその半分に割れてるのが博物館とかにあるがあれは1枚の硬貨の価値を半分に分けて使用してたってことらしいね。含有する金属量に価値があるって概念が通じてた時代だから有効な方法。 -- 名無しさん (2018-05-27 08:32:22) - 大抵の幸せはお金で買える事実 -- 名無しさん (2018-05-29 20:47:26) - お金で買えない幸せはあるが、そのことを盾にほら金なくても幸せだろというのも増えてしまった。黒い企業とか。 -- 名無しさん (2018-05-29 20:51:33) - GE2でカレルが「世の中は金で解決できない問題ばかりだから、金で解決できることは金で解決するのが賢い選択」って言ってたのは印象に残ってる -- 名無しさん (2018-05-30 12:48:43) - 「金は全てじゃない・・・ほとんどだ!!」 by阿良々木火憐 -- 名無しさん (2018-05-30 13:06:35) - 色々と病気なアニヲタお金項目で唯一まとも(?)なのがお金そのものの記事とはな -- 名無しさん (2020-01-17 22:20:46) - ちなみに紙幣が貴金属の代わりになった名残りで紙幣を発行するとその同額の負債が発生するようになってたりする -- 名無しさん (2020-04-09 04:17:41) #comment #areaedit(end) }

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