Green Lantern: Emerald Twilight

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&font(#6495ED){登録日}:2019/03/02 (土) 18:31:06 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){『Green Lantern: Emerald Twilight』}は1993年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。 #region(作品情報) 『Green Lantern Vol.3』#48~#50 発売 1993年11月から 脚本 ロン・マーズ 作画 ビル・ウィリングハム(#48)、フレッド・ヘインズ(#49)、ダリル・バンクス(#50) #endregion 日本では未邦訳。 最高のグリーンランタンと呼ばれたハル・ジョーダンの堕落を描いた作品。1990年代前半の代表的イベントの1つ。 [[スーパーマンの死>The Death and Return of Superman(コミック)]]と[[バットマンの敗北>Batman: Knightfall]]でヒーローの悲劇が武器となると知ったDCコミックスが、 スーパーマン、バットマンに続く第三の矢として選んだのはグリーンランタンだった。 フラッシュと共にシルバーエイジを代表するヒーローとして知られたグリーンランタンだったが、 全宇宙にわたる規模を持つ壮大な世界観を活かせていたとはいえず5番手、6番手の存在として扱われていた。 本作ではその状況を打破するためハル・ジョーダンごとグリーンランタンという存在をリセットし、 新たな主人公と物語を開始するリブート企画としての一面を持つこととなった。 結果的にこの試みは成功し新たな主人公カイル・レイナーは10年に渡ってグリーンランタンとして活躍していくことになり、 その一方で堕落したハルは悪役への変貌や死と復活の経験など迷走気味の扱いが続いていくことになった。 そして本作から約10年後の2004年の『[[グリーンランタン:リバース]]』でハルと共に壮大な世界観も復活し、 グリーンランタンの物語はDCコミックスの根幹を担う重要な存在へと生まれ変わることとなった。 また『グリーンランタン:リバース』では本作の事件の裏にある陰謀が存在したことになっている。 本作終了後もヒーローの悲劇を描いた物語が続くことになったが本作以上のインパクトは残せず、 読者も食傷気味となりコミック業界全体が閉塞感に陥ることとなった。 **&font(#000000){【物語】} [[スーパーマンを憎むサイボーグ・スーパーマンとモンガルの手で消滅したコーストシティ。>The Death and Return of Superman(コミック)#id_c9c5e6bb]] その跡地でグリーンランタン(ハル・ジョーダン)は失った故郷を諦められず、『パワーリング』のビジョンで住民ごと街の再建を試みる。 しかしパワー不足でわずかな時間で街は消滅しさらに『リング』を私欲のために使用したとして、 グリーンランタンの管理者『ガーディアンズ・オブ・ユニバース』から『リング』の返還と出頭を命じられる。 その言葉で怒りに飲まれたハルは更なる力を得るために『ガーディアンズ』のいる惑星オアへと飛び立った。 **&font(#000000){【登場人物】} ・&font(b,15px){グリーンランタン(ハル・ジョーダン)} 宇宙の治安維持組織『グリーンランタン・コァ』の一員で地球担当。 消滅した故郷コーストシティを『パワーリング』で自らの記憶を元にビジョンとして住民ごと再建するが失敗し、 そのショックと『ガーディアンズ』の横暴さへの怒り不安定な精神が悪化し更なる力を求め惑星オアに向かう。 途中立ちふさがるランタン隊員たちを倒し『リング』を奪ってパワーアップして惑星オアにたどり着いた。 戦友であり教官でもあったキロウォグをも倒し『セントラル・パワーバッテリー』から力を得ようとしたが、 その前にまさかの人物が立ちふさがる。 ***&font(#000000){≪グリーンランタン・コァ≫} ・&font(b,15px){ガーディアンズ・オブ・ユニバース} 『グリーンランタン・コァ』の管理を行う不死者の一族。 規則を破ったハルに罰を与えようとした結果、彼の暴走を招いてしまう。 ハルを止めるために隊員たちを差し向けるも止められず逆にパワーアップさせてしまい、 最後の切り札としてある人物を『セントラル・パワーバッテリー』から解放する。 ・&font(b,15px){キハーン、ライラ、トマー・トゥ、ジャック・T・チャンス、クレオン、ハンヌ、グラフ・トーレン、ブーディッカ} ハルの前に立ちふさがった隊員たち。中にはハルが隊員に誘った者もいる。 私情を捨てハルの暴走を止めようとしたが、返り討ちにあい『リング』を奪われ宇宙に放置された。 ・&font(b,15px){キロウォグ} セクター674担当でボロヴァクス・ヴィク出身。カバに似た外見を持つベテラン隊員で新兵の訓練を担当する。 惑星オアにたどり着いた戦友で教え子でもあったハルの前に現れ、彼を止めようと激戦を繰り広げるが敗北した。 ***&font(#000000){≪その他≫} ・&font(b,15px){マーティン・ジョーダン、ジェシカ・ジョーダン} ハルの両親。どちらも故人。ハルが『リング』のビジョンとして生み出した。 マーティンは最初ハルに厳しい態度を取っていたが、コーストシティの住人として生み出された際には過去に囚われたハルを尊重していた。 ジェシカはハルを慰めながらも前に進むよう語り掛けるも、彼女との会話をきっかけにハルは思い出からコーストシティを生み出してしまう。 ・&font(b,15px){サール・シネストロ} かつて最高のグリーンランタンと呼ばれるも、故郷に独裁を敷いたことで追放されたハルの宿敵。 幾度にも渡る激闘の末、『セントラル・パワーバッテリー』に封印されていたがハルへの切り札として復活した。 複数の『リング』を身に着けたハルを言葉巧みに誘導し、互いに1つの『リング』となって戦いを開始する。 『リング』を用いた激しい戦いを繰り広げ、最後は肉弾戦となり首の骨を折られ死亡した。 #center(){&font(b,15px){シネストロを殺したハルは『セントラル・パワーバッテリー』へと足を進める。}} #center(){&font(b,15px){再び立ちふさがったキロウォグの言葉で覚悟を決めたハルはキロウォグをも殺してしまう。}} #center(){&font(b,15px){そして『ガーディアンズ』の説得を涙ながらに振り払ったハルは、}} #center(){&font(b,15px){『セントラル・パワーバッテリー』に突入しパララックスに生まれ変わり虚空へ姿を消した。}} #center(){&font(b,15px){『ガーディアンズ』の生き残りとなったガンセットは託された使命のために}} #center(){&font(b,15px){最後の『パワーリング』を作り上げ地球へと向かう。}} #center(){&font(b,15px){そしてガンセットはあるクラブの裏通りに現れ、イラストレーターのカイル・レイナーに『リング』を託すのだった。}} 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
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