鳥山明

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&font(#6495ED){登録日}:2019/05/21 Tue 19:28:25 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &b(){&ruby(とりやま・あきら){鳥山明}}は日本の漫画家・イラストレーターである。 目次 #contents *プロフィール 生年月日:1955年4月5日 出身地:[[愛知県]][[名古屋市]](現在は愛知県清須市に在住) プロダクション:バードスタジオ *概要 ジャンプ黄金期どころか日本を代表する漫画家の1人。 ガスマスク顔の[[ロボット]]のようなキャラを自画像にしており、作者紹介や漫画にチョイ役で出演した時にそのイラストを使っている。((昔はサングラスにマスク姿や、サングラスをかけた擬人化された鳥などもあった)) [[週刊少年ジャンプ]]で連載していた『[[Dr.スランプ>Dr.スランプ(Dr.SLUMP)]]』と『[[ドラゴンボール>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]]』は言わずと知れた自身の代表作であり、 『ドラゴンボール』連載中にジャンプは発行部数600万部突破という快挙を成し遂げている。 だが『ドラゴンボール』が連載終了した途端にジャンプの発行部数が急激に減少しており、現在もこの記録は破られていない。 当時の編集長だった西村繁男はこの発行部数600万部突破の快挙に関して、「鳥山の破壊的なパワーを借りて実現した事は誰も否定できないだろう」と語っている。 漫画以外ではゲーム『[[ドラゴンクエストシリーズ]]』のキャラクターデザインを担当。 基本は堀井雄二の描いたラフ絵を元にデザインをしているが、完成デザインはほぼ鳥山のオリジナルとなっている。 鳥山は[[幽霊]]や怪物などの人外のデザインに定評がある漫画家なので、 『ドラゴンクエストシリーズ』では倒すべき敵でありながらもどこか愛嬌のある敵キャラを次々と生み出している。 特に[[スライム>スライム(ドラゴンクエスト)]]は水滴型のシンプルでなおかつ愛嬌のある絵柄で描いたことで、 今までスライムになかったマスコット的な可愛らしいイメージ%%と雑魚キャラのイメージ%%を確立したことはもはや言うまでもないだろう。 鳥山本人は敵キャラクターのデザインは楽しいが主人公等メインの登場人物のデザインは余り楽しくなく、苦手と語っている。 なお集英社との契約の都合上で鳥山が描くドラクエキャラのイラストはゲームのパッケージと集英社が発行する書籍にのみ掲載されており、 それ以外の書籍――公式ガイドブックですら&b(){鳥山のイラストは掲載されていない}。 そのため多くの人が目にするドラクエのイラストは鳥山以外が描いたイラストである事が多い。 彼の作風に影響を受けた漫画家は多く、[[尾田栄一郎]]や[[真島ヒロ>真島ヒロ(漫画家)]]などもその1人である。 *来歴 子供の頃から絵を描くのが好きで、小学生の頃は写生コンクールで数回入賞し、 高校生の頃は美化キャンペーンのポスターを全国コンクールに応募して入賞を果たしている。 高校は愛知県立起工業学校デザイン科に進学し、マンガ研究同好会に所属していた(漫画を描く機会はなかったらしい)。 卒業後はイラストレーター兼デザイナーとして地元の広告関係のデザイン会社に就職。 しかし、やりたい事がなかなか出来なかったことや、朝早く起きることができず遅刻を繰り返したこと・ついには新入社員とあまり給料が変わらなかったことへのショックもあり、約2年半で退職した。 退職後はアルバイトでイラストを描く仕事をしていたが、 %%母親に小遣いをせびるも断られたので%%[[週刊少年マガジン]]を読んでいた時に新人賞の作品募集の記事を見つけ、賞金目当てで漫画を描く事を決める。 しかしその賞の締め切りには間に合わず、週刊少年ジャンプの新人賞に作品『アワワワールド』を応募した。((当時の鳥山氏は漫画を描く手順はおろかGペン等必要な画材すら知らず、原稿用紙に下書き無しでボールペンとサインペンでいきなり書き込んで仕上げるというとんでもない事をしている。))因みにギャグ漫画にしたのだが、それはストーリー漫画と賞金は同額なのにページ数は半分で良かったから……との事。 残念ながら受賞を逃すが、諦めずにまた作品を描き上げ、『謎のレインジャック』を応募する。 その作品を審査した編集者の鳥嶋和彦((後にDr.マシリトのモデルとなった))は、その漫画の作風((描き文字にアルファベットを使用、丁寧な描写など。))に鳥山のセンスを感じ、『[[スターウォーズ>STAR WARSシリーズ(映画)]]』のパロディだったこともあって受賞は逃すも「今は下手だが続ければ何とかなるから、また描いて送ってほしい」との言葉を鳥山に贈っている。 その後は鳥嶋の下で漫画家の修行をする事となり、1978年に週刊少年ジャンプで読み切り『ワンダーアイランド』で漫画家デビューを果たす。 しかし読者アンケートではまさかの最下位であった。 それからしばらくは少年ジャンプ本誌や増刊号で短編作品を何度か発表するが、どれも人気は乏しかった。 **『Dr.スランプ』大ヒットへ 人気漫画家に だが1980年に『Dr.スランプ』の連載を開始。 当初はアラサー発明家の則巻千兵衛を主人公にするつもりで[[則巻アラレ]]は単なる1話のみのゲストキャラだったが、アラレを気に入った鳥嶋は「女性主人公の読切で増刊号3位以内になったら女性主人公でいこう」と言い、1979年読切『ギャル刑事トマト』が好評だったこともあって少女アンドロイドの則巻アラレを主人公に変更。 『Dr.スランプ』は大人気作品となる(タイトルはその名残り)。 1981年には『Dr.スランプ』で小学館漫画賞少年少女部門を受賞。同年にはフジテレビ系で『[[Dr.スランプ アラレちゃん]]』のタイトルでテレビアニメ化される。 漫画界の超新星ともいえる「とんでもない才能」の出現だった(ちなみにこの頃はニューウェーブが騒がれていた時期。他誌では高橋留美子が活躍していた)。 最高視聴率36.9%を記録する大ヒットアニメとなり、鳥山自身の知名度も上昇するが、『Dr.スランプ』連載1年目は数日に1回の睡眠、6日連続徹夜など超多忙であったらしい。ストーリー漫画と違って毎話ギャグを考えるのも大変なため、当人としてはすぐに連載を辞めたがってしまったという。 その漫画家としての画力、デザイン力、デフォルメ表現力の高さは漫画界のみならず後世に絶大な影響を及ぼし、 (分かりやすい例として「&b(){子供でもマネできる絵柄だがキャラの見分けがつく}」「2頭身だけどベルトの穴はちゃんとある」) またライターとしても優れ、高いセンスの持ち主で『Dr.スランプ』はまさしく新時代のギャグ漫画であった。 「んちゃ」「バイちゃ」「キーン」「ほよよ」「おはこんばんちは」など数々の&b(){アラレ語}が流行語となった。 単行本発行部数でジャンプの新記録を重ねた怪物漫画であり、ジャンプに女性読者を呼んだ老若男女に愛された漫画であり、またアニメ化に否定的だったジャンプの門を開けた漫画であり、 変わったところでは「ジャンプなのに少女が主人公」で話題になったり、よその業界で「眼鏡をかけたアンドロイド」が議論になった漫画でもある。 **『ドラゴンボール』大ヒットへ 海外でも人気に その後はアイデアの不足という理由により『Dr.スランプ』の連載終了を決める。 編集部から「3ヵ月後に新連載を始めるなら終わってもいい」と言われたので、『Dr.スランプ』の終了後に 『ドラゴンボール』の連載を開始した。 当初は[[西遊記>西遊記(中国古典)]]をモチーフにした冒険活劇だったが、読者にあまり受けず人気が落ちてしまう((といっても当時のジャンプの掲載順を調べてもらえばわかるが、『Dr.スランプ』と比べたら人気がなかっただけで人気自体はそれなりにあった。))。 そこで鳥嶋の提案で天下一武道会編への突入を期に何名かのキャラをリストラしバトル漫画にシフトチェンジ。次々と現れる強敵を倒していくストーリーにした事で人気が急上昇、ジャンプの看板漫画と化す。 1986年に『Dr.スランプ』の後番組としてテレビアニメ化。以後『ドラゴンボール』の人気は右肩上がりとなり、最終的に世界的人気を誇るメガヒット作品となる。 1995年に連載が終了し、1997年にアニメが終了しているが、現在でもゲームなどの関連作品や続編アニメが次々と作られており、その人気は衰える様子を見せない((ただし、1997年に格闘ゲームが発売されてから2003年まではゲームボーイカラー用ソフトが1本出たぐらいでアニメゲームどちらもほぼ展開が無かった。そのためこの時期に幼少期を過ごした人達にはドラゴンボールを知ってはいるが読んだ事も観たこともないという人が多い。))。 ちなみに最終回巻頭カラーは『[[リングにかけろ]]』以来2作目。 人気ゆえになかなか連載終了が許されず引き延ばしされられることとなり、殺人的な多忙を経験したことから、連載終了時には『ドラゴンボール』に関わることをもう考えなかったという。 が、あの実写映画『[[DRAGONBALL EVOLUTION]]』の出来栄えを見て、己の作品への愛着を思い出し、『[[ドラゴンボール超]]』の企画に携わっていく。 *作風 シンプルでありながらも洗練された絵柄が特徴で、あの[[手塚治虫]]に「上手過ぎる」と言わしめたほどの画力の持ち主。 特にお化けや怪獣、モンスターなどの人外キャラを得意としており『[[ドラゴンクエストシリーズ]]』でも個性豊かなモンスターたちのデザインを手掛けている。 近年は、強敵には黒い角や沢山の角と牙を生やす事が多い。 他にも[[自動車]]や[[バイク]]、[[ロボット]]を描くのが大好きで、また[[プラモデル]]作りも趣味であり、『Dr.スランプ』や、 『ドラゴンボール』の作中に様々なメカを登場させていた他、扉絵にも車やバイク、精緻でオリジナリティのあるメカをよく描いていた。 これらは近年フィギュア化が続いている。 メカ以外にも動物が好きで、作中に動物型の人間を出したり背景に[[恐竜]]を描いたりなどしている。 若い頃に広告関係のデザイン会社で仕事をしたことも無駄になったわけではなく、 この仕事を通じて人のポーズを3次元的に捉えられるようになり、『ドラゴンボール』での躍動感と立体感あふれる戦闘シーンが生み出されたという。 非常に&b(){めんどくさがり}な性格として有名で、彼が描く漫画にもその性格が大きく反映されている。 『Dr.スランプ』は「背景がシンプルだから」という理由で、村を舞台とした漫画となっている。 『ドラゴンボール』では「描くのが面倒だから」という理由で、市街地等で戦闘になるとすぐに登場人物に街をフッ飛ばさせ、背景を描く手間を省いている。 また同作に登場する「超サイヤ人」を金髪にしたのは、登場人物の黒髪をベタ塗りする時間を節約するためである。 さらに言うとあの悪役の代名詞「[[フリーザ]]」第四形態のシンプルな見た目は、 ものぐさな作者が「描くのが面倒くさい」という理由でデザインしたものだったりする。((当時のバトル物作品では、ラスボスの最終形態と言えば『見た目が派手になって超パワーアップ!』というパターンが定番であり、一見シンプルな見た目にそぐわない凄まじい強さという二面性は衝撃的だった。もっとも鳥山本人は「シンプルな分、迫力のあるアクションシーンを表現するのが却って難しかった(意訳)」と懐述しているが。)) そんな性格なため複雑な上に全身斑点だらけという悪夢のようなデザインの[[セル>セル(ドラゴンボール)]]は描くのが死ぬほど面倒だったらしく((当初は斑点無しだったがデザイン段階で地味さが目立ったため斑点を足したという経緯がある。))、連載終了後のインタビューでは「二度と描きたくない」とまで発言し、現在でもセルのイラストは殆ど手掛けていない。 ただ、これらの手の込んだ手抜きは人間関係を苦手としていた鳥山が、 当時アシスタントをひすわし1人しか雇っていなかったのでアシスタントの負荷を軽くするため、という理由もある。 他にも漫画を描くのに付きものである[[スクリーントーン]]も「切ったり貼ったりするのが面倒」 「トーンを切り貼りするのは漫画を描く作業じゃない」という理由であまり使用しておらず((ただし、興味自体はあるようでいつか使ってみたいとも語っている。))、 デビューして数年後には3回も描くのが面倒という理由でネームを描かずに下書きから始める手法をとっている。 『ドラゴンボール』連載終了後にパソコンを導入しており、ゲームのデザイン画にはペンタブレットを使用している。 ただ元々デザイン関係の仕事をしていただけあってカラーイラストを描くのは好きなようで、 原稿の合間を縫って息抜きがてら描いていたと明かされており、彼の描くカラーイラストは独特な色彩や塗りが高く評価されている。((ちなみにアナログでのカラーイラストは「通常の絵の具を買いにいくのが面倒だから」と、サインペンのインクを絵皿に水で溶かして使用していたとインタビューで語っている。)) また人間ドラマの描写が得意ではなく、特に恋愛ドラマが苦手。 「ラブコメ漫画は読めない」と語った事もあるほど恋愛ものに抵抗があり、作中で登場人物が結婚する話もあっさりと済ませている。 『ドラゴンボール』においてもラブコメ好きの鳥嶋は悟空とブルマをくっつけさせたがっていたのだが、鳥山はあくまで突っ撥ね続けていたらしい。 作中に伏線を張る事は少なく、長期連載となった『ドラゴンボール』も実は行き当たりばったりで書いていたらしい。 例えば「悟空は満月を見ると大猿に変身する」や「その理由はサイヤ人だから」という理由も後付け設定であり、他にもこういった後付け設定がいくつか存在する。((尤もこういった逸話は『キン肉マン』や『北斗の拳』など多くのジャンプ漫画(のみならず週刊連載形式の創作物)も該当している。)) 実は凝り性でもあるようで、後年の雑誌『最強ジャンプ』などで[[ドクター・ゲロ]]の[[息子>人造人間16号]]や[[サイヤ人]]の[[S細胞>超サイヤ人]]の設定について明かしているなど、連載を無理に引き延ばしさせられながらも大きな破綻もなく『ドラゴンボール』をまとめあげた手腕がうかがえる。 *余談 忘れっぽいところがあり、自分の描いた漫画の事ですら忘れる事がある。 『Dr.スランプ』では、[[Dr.マシリト>Dr.マシリトとキャラメルマン]]がキャラメルマン8号として「世界一つおいのだーれだ大会!!」に登場した際、観客の一人からナンバリング違いを指摘され、&bold(){顎に描かれた8に×印をつけて9号に無理やり変えた。} また、学校生活をあまり描かないせいか、本来なら既に卒業しているはずの空豆タロウと摘鶴燐は通わなくて良い学校に2年も通う羽目になってしまった。 『ドラゴンボール』では、旧コミックス版の背表紙にヤジロベーをうっかり2回出すという珍事をやらかし、後に謝罪文を出している。 また[[尾田栄一郎]]との対談で「[[桃白白]]には衝撃を受けました」と言われた際に&b(){「誰だっけ?」}と素で答え、 尾田先生を驚かせている(もっともすぐに思い出したので存在を完全に忘れていたわけではないようである)。 その席で語るところによると、忘れっぽいのと同時に忘れていた設定を発掘するのも好きで、尾田も当時驚いたという[[ドクター・ゲロ]]もそうだったらしい。 他にも[[ピラフ一味]]のキャラの名前を「ソバ」と名付けていたのだが、そのことをすっかり忘れていて、アニメ化の際に新たに「シュウ」という名前にしてしまうというミスもある。その後は原作とアニメでは「シュウ」に統一されたが、後に出たコミックスの完全版ではソバに戻るなど表記が一定していない。 天邪鬼な一面があり、周囲から「こうしてほしい」「○○はしないで」と言われるとその逆の展開で漫画を描く事がある。 例えば『ドラゴンボール』の連載中、天下一武道会で「どうせ悟空が優勝するんでしょ」と言われると2回連続で優勝を逃す展開にしたり、 「[[ベジータ]]を殺さないで」とファンからメッセージを貰うと、その逆でベジータが死亡する展開を描いているなど。 『ウルトラシリーズ』と『[[スーパー戦隊シリーズ]]』のファン。 『Dr.スランプ』では[[ウルトラマン]]や、[[バルタン星人]]などのウルトラ怪獣を何度も出しており、アラレ達に[[科学特捜隊]]の格好をさせた事もある。 ウルトラ怪獣以外にも[[ゴジラ]]、[[ガメラ>大怪獣ガメラ]]、[[ギロン>ガメラ対大悪獣ギロン]]などが登場していた。 『ドラゴンボール』に登場する[[ギニュー特戦隊]]はスーパー戦隊のパロディ((『地球戦隊ファイブマン』を息子が観ていたのがきっかけ、というのが定説。ちなみにファイブマンには悪の戦隊「銀河戦隊ギンガマン」が登場する。))であり、 [[超サイヤ人]]のアイデアは「戦う前に変身する」というヒーローもののお約束が元ネタとなっている。 模型が趣味で、作中に[[ズゴック>ズゴック(MS)]]やザブングルが出てくるので多分ロボットアニメも好き。 前述の『謎のレインジャック』は[[R2-D2]]や[[ストームトルーパー]]等『[[スター・ウォーズ>STAR WARSシリーズ(映画)]]』のキャラを出し過ぎたことが災いして選外であるパロディ作品扱いとなったという逸話もある。 また何故か&b(){モヒカン男}を何人も生み出しているので、きっと[[モヒカン]]も大好きなのだろう。 彼の作品は巻頭カラーやセンターカラー等カラー原稿が多いが、これは作品の人気もさることながら、 上述の通りカラーイラストを息抜きに仕上げていたので定期的にカラーイラストを描かせてあげないと、 &b(){原稿そっちのけでカラーイラストばっかり描きはじめてしまう}ので編集部が優先的に枠を回していたという逸話がある。 意外に[[裏設定]]に凝る方であることを『テレビアニメ完全ガイド Dragonball Z 孫悟空伝説』での中鶴勝祥氏との対談中に語っている。 「説明っぽくなるので殆ど漫画にはしなかったが、頭の中にはあったおかげでストーリーを思い付きで進めても破綻は少なかった」とのこと。 基本的にメモに残すことはないが、中鶴氏によればアニメスタッフへの説明で資料が送られてきたことがあったという。 *主な作品 **漫画 ・[[Dr.スランプ>Dr.スランプ(Dr.SLUMP)]] ・[[ドラゴンボール>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]] ・COWA ・カジカ ・GO!GO!アックマン ・貯金戦士キャッシュマン ・SANDLAND ・ネコマジン ・銀河パトロールジャコ **キャラクターデザイン ・[[ドラゴンクエストシリーズ]] ・[[クロノ・トリガー]] ・トバルシリーズ ・BLUE DRAGONシリーズ ・ジャンプフォース(オリジナルキャラクターを担当) **メカデザイン ・空想科学世界ガリバーボーイ ・超速変形ジャイロゼッター 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,10) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
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今までスライムになかったマスコット的な可愛らしいイメージ%%と雑魚キャラのイメージ%%を確立したことはもはや言うまでもないだろう。 鳥山本人は敵キャラクターのデザインは楽しいが主人公等メインの登場人物のデザインは余り楽しくなく、苦手と語っている。 なお集英社との契約の都合上で鳥山が描くドラクエキャラのイラストはゲームのパッケージと集英社が発行する書籍にのみ掲載されており、 それ以外の書籍――公式ガイドブックですら&b(){鳥山のイラストは掲載されていない}。 そのため多くの人が目にするドラクエのイラストは鳥山以外が描いたイラストである事が多い。 彼の作風に影響を受けた漫画家は多く、[[尾田栄一郎]]や[[真島ヒロ>真島ヒロ(漫画家)]]などもその1人である。 *来歴 子供の頃から絵を描くのが好きで、小学生の頃は写生コンクールで数回入賞し、 高校生の頃は美化キャンペーンのポスターを全国コンクールに応募して入賞を果たしている。 高校は愛知県立起工業学校デザイン科に進学し、マンガ研究同好会に所属していた(漫画を描く機会はなかったらしい)。 卒業後はイラストレーター兼デザイナーとして地元の広告関係のデザイン会社に就職。 しかし、やりたい事がなかなか出来なかったことや、朝早く起きることができず遅刻を繰り返したこと・ついには新入社員とあまり給料が変わらなかったことへのショックもあり、約2年半で退職した。 退職後はアルバイトでイラストを描く仕事をしていたが、 %%母親に小遣いをせびるも断られたので%%[[週刊少年マガジン]]を読んでいた時に新人賞の作品募集の記事を見つけ、賞金目当てで漫画を描く事を決める。 しかしその賞の締め切りには間に合わず、週刊少年ジャンプの新人賞に作品『アワワワールド』を応募した。((当時の鳥山氏は漫画を描く手順はおろかGペン等必要な画材すら知らず、原稿用紙に下書き無しでボールペンとサインペンでいきなり書き込んで仕上げるというとんでもない事をしている。))因みにギャグ漫画にしたのだが、それはストーリー漫画と賞金は同額なのにページ数は半分で良かったから……との事。 残念ながら受賞を逃すが、諦めずにまた作品を描き上げ、『謎のレインジャック』を応募する。 その作品を審査した編集者の鳥嶋和彦((後にDr.マシリトのモデルとなった))は、その漫画の作風((描き文字にアルファベットを使用、丁寧な描写など。))に鳥山のセンスを感じ、『[[スターウォーズ>STAR WARSシリーズ(映画)]]』のパロディだったこともあって受賞は逃すも「今は下手だが続ければ何とかなるから、また描いて送ってほしい」との言葉を鳥山に贈っている。 その後は鳥嶋の下で漫画家の修行をする事となり、1978年に週刊少年ジャンプで読み切り『ワンダーアイランド』で漫画家デビューを果たす。 しかし読者アンケートではまさかの最下位であった。 それからしばらくは少年ジャンプ本誌や増刊号で短編作品を何度か発表するが、どれも人気は乏しかった。 **『Dr.スランプ』大ヒットへ 人気漫画家に だが1980年に『Dr.スランプ』の連載を開始。 当初はアラサー発明家の則巻千兵衛を主人公にするつもりで[[則巻アラレ]]は単なる1話のみのゲストキャラだったが、アラレを気に入った鳥嶋は「女性主人公の読切で増刊号3位以内になったら女性主人公でいこう」と言い、1979年読切『ギャル刑事トマト』が好評だったこともあって少女アンドロイドの則巻アラレを主人公に変更。 『Dr.スランプ』は大人気作品となる(タイトルはその名残り)。 1981年には『Dr.スランプ』で小学館漫画賞少年少女部門を受賞。同年にはフジテレビ系で『[[Dr.スランプ アラレちゃん]]』のタイトルでテレビアニメ化される。 漫画界の超新星ともいえる「とんでもない才能」の出現だった(ちなみにこの頃はニューウェーブが騒がれていた時期。他誌では高橋留美子が活躍していた)。 最高視聴率36.9%を記録する大ヒットアニメとなり、鳥山自身の知名度も上昇するが、『Dr.スランプ』連載1年目は数日に1回の睡眠、6日連続徹夜など超多忙であったらしい。ストーリー漫画と違って毎話ギャグを考えるのも大変なため、当人としてはすぐに連載を辞めたがってしまったという。 その漫画家としての画力、デザイン力、デフォルメ表現力の高さは漫画界のみならず後世に絶大な影響を及ぼし、 (分かりやすい例として「&b(){子供でもマネできる絵柄だがキャラの見分けがつく}」「2頭身だけどベルトの穴はちゃんとある」) またライターとしても優れ、高いセンスの持ち主で『Dr.スランプ』はまさしく新時代のギャグ漫画であった。 「んちゃ」「バイちゃ」「キーン」「ほよよ」「おはこんばんちは」など数々の&b(){アラレ語}が流行語となった。 単行本発行部数でジャンプの新記録を重ねた怪物漫画であり、ジャンプに女性読者を呼んだ老若男女に愛された漫画であり、またアニメ化に否定的だったジャンプの門を開けた漫画であり、 変わったところでは「ジャンプなのに少女が主人公」で話題になったり、よその業界で「眼鏡をかけたアンドロイド」が議論になった漫画でもある。 **『ドラゴンボール』大ヒットへ 海外でも人気に その後はアイデアの不足という理由により『Dr.スランプ』の連載終了を決める。 編集部から「3ヵ月後に新連載を始めるなら終わってもいい」と言われたので、『Dr.スランプ』の終了後に 『ドラゴンボール』の連載を開始した。 当初は[[西遊記>西遊記(中国古典)]]をモチーフにした冒険活劇だったが、読者にあまり受けず人気が落ちてしまう((といっても当時のジャンプの掲載順を調べてもらえばわかるが、『Dr.スランプ』と比べたら人気がなかっただけで人気自体はそれなりにあった。))。 そこで鳥嶋の提案で天下一武道会編への突入を期に何名かのキャラをリストラしバトル漫画にシフトチェンジ。次々と現れる強敵を倒していくストーリーにした事で人気が急上昇、ジャンプの看板漫画と化す。 1986年に『Dr.スランプ』の後番組としてテレビアニメ化。以後『ドラゴンボール』の人気は右肩上がりとなり、最終的に世界的人気を誇るメガヒット作品となる。 1995年に連載が終了し、1997年にアニメが終了しているが、現在でもゲームなどの関連作品や続編アニメが次々と作られており、その人気は衰える様子を見せない((ただし、1997年に格闘ゲームが発売されてから2003年まではゲームボーイカラー用ソフトが1本出たぐらいでアニメゲームどちらもほぼ展開が無かった。そのためこの時期に幼少期を過ごした人達にはドラゴンボールを知ってはいるが読んだ事も観たこともないという人が多い。))。 ちなみに最終回巻頭カラーは『[[リングにかけろ]]』以来2作目。 人気ゆえになかなか連載終了が許されず引き延ばしされられることとなり、殺人的な多忙を経験したことから、連載終了時には『ドラゴンボール』に関わることをもう考えなかったという。 が、あの実写映画『[[DRAGONBALL EVOLUTION]]』の出来栄えを見て、己の作品への愛着を思い出し、『[[ドラゴンボール超]]』の企画に携わっていく。 *作風 シンプルでありながらも洗練された絵柄が特徴で、あの[[手塚治虫]]に「上手過ぎる」と言わしめたほどの画力の持ち主。 特にお化けや怪獣、モンスターなどの人外キャラを得意としており『[[ドラゴンクエストシリーズ]]』でも個性豊かなモンスターたちのデザインを手掛けている。 近年は、強敵には黒い角や沢山の角と牙を生やす事が多い。 他にも[[自動車]]や[[バイク]]、[[ロボット]]を描くのが大好きで、また[[プラモデル]]作りも趣味であり、『Dr.スランプ』や、 『ドラゴンボール』の作中に様々なメカを登場させていた他、扉絵にも車やバイク、精緻でオリジナリティのあるメカをよく描いていた。 これらは近年フィギュア化が続いている。 メカ以外にも動物が好きで、作中に動物型の人間を出したり背景に[[恐竜]]を描いたりなどしている。 若い頃に広告関係のデザイン会社で仕事をしたことも無駄になったわけではなく、 この仕事を通じて人のポーズを3次元的に捉えられるようになり、『ドラゴンボール』での躍動感と立体感あふれる戦闘シーンが生み出されたという。 非常に&b(){めんどくさがり}な性格として有名で、彼が描く漫画にもその性格が大きく反映されている。 『Dr.スランプ』は「背景がシンプルだから」という理由で、村を舞台とした漫画となっている。 『ドラゴンボール』では「描くのが面倒だから」という理由で、市街地等で戦闘になるとすぐに登場人物に街をフッ飛ばさせ、背景を描く手間を省いている。 また同作に登場する「超サイヤ人」を金髪にしたのは、登場人物の黒髪をベタ塗りする時間を節約するためである。 さらに言うとあの悪役の代名詞「[[フリーザ]]」第四形態のシンプルな見た目は、 ものぐさな作者が「描くのが面倒くさい」という理由でデザインしたものだったりする。((当時のバトル物作品では、ラスボスの最終形態と言えば『見た目が派手になって超パワーアップ!』というパターンが定番であり、一見シンプルな見た目にそぐわない凄まじい強さという二面性は衝撃的だった。もっとも鳥山本人は「シンプルな分、迫力のあるアクションシーンを表現するのが却って難しかった(意訳)」と懐述しているが。)) そんな性格なため複雑な上に全身斑点だらけという悪夢のようなデザインの[[セル>セル(ドラゴンボール)]]は描くのが死ぬほど面倒だったらしく((当初は斑点無しだったがデザイン段階で地味さが目立ったため斑点を足したという経緯がある。))、連載終了後のインタビューでは「二度と描きたくない」とまで発言し、現在でもセルのイラストは殆ど手掛けていない。 ただ、これらの手の込んだ手抜きは人間関係を苦手としていた鳥山が、 当時アシスタントをひすわし1人しか雇っていなかったのでアシスタントの負荷を軽くするため、という理由もある。 他にも漫画を描くのに付きものである[[スクリーントーン]]も「切ったり貼ったりするのが面倒」 「トーンを切り貼りするのは漫画を描く作業じゃない」という理由であまり使用しておらず((ただし、興味自体はあるようでいつか使ってみたいとも語っている。))、 デビューして数年後には3回も描くのが面倒という理由でネームを描かずに下書きから始める手法をとっている。 『ドラゴンボール』連載終了後にパソコンを導入しており、ゲームのデザイン画にはペンタブレットを使用している。 ただ元々デザイン関係の仕事をしていただけあってカラーイラストを描くのは好きなようで、 原稿の合間を縫って息抜きがてら描いていたと明かされており、彼の描くカラーイラストは独特な色彩や塗りが高く評価されている。((ちなみにアナログでのカラーイラストは「通常の絵の具を買いにいくのが面倒だから」と、サインペンのインクを絵皿に水で溶かして使用していたとインタビューで語っている。)) また人間ドラマの描写が得意ではなく、特に恋愛ドラマが苦手。 「ラブコメ漫画は読めない」と語った事もあるほど恋愛ものに抵抗があり、作中で登場人物が結婚する話もあっさりと済ませている。 『ドラゴンボール』においてもラブコメ好きの鳥嶋は悟空とブルマをくっつけさせたがっていたのだが、鳥山はあくまで突っ撥ね続けていたらしい。 作中に伏線を張る事は少なく、長期連載となった『ドラゴンボール』も実は行き当たりばったりで書いていたらしい。 例えば「悟空は満月を見ると大猿に変身する」や「その理由はサイヤ人だから」という理由も後付け設定であり、他にもこういった後付け設定がいくつか存在する。((尤もこういった逸話は『キン肉マン』や『北斗の拳』など多くのジャンプ漫画(のみならず週刊連載形式の創作物)も該当している。)) 実は凝り性でもあるようで、後年の雑誌『最強ジャンプ』などで[[ドクター・ゲロ]]の[[息子>人造人間16号]]や[[サイヤ人]]の[[S細胞>超サイヤ人]]の設定について明かしているなど、連載を無理に引き延ばしさせられながらも大きな破綻もなく『ドラゴンボール』をまとめあげた手腕がうかがえる。 *余談 忘れっぽいところがあり、自分の描いた漫画の事ですら忘れる事がある。 『Dr.スランプ』では、[[Dr.マシリト>Dr.マシリトとキャラメルマン]]がキャラメルマン8号として「世界一つおいのだーれだ大会!!」に登場した際、観客の一人からナンバリング違いを指摘され、&bold(){顎に描かれた8に×印をつけて9号に無理やり変えた。} また、学校生活をあまり描かないせいか、本来なら既に卒業しているはずの空豆タロウと摘鶴燐は通わなくて良い学校に2年も通う羽目になってしまった。 『ドラゴンボール』では、旧コミックス版の背表紙にヤジロベーをうっかり2回出すという珍事をやらかし、後に謝罪文を出している。 また[[尾田栄一郎]]との対談で「[[桃白白]]には衝撃を受けました」と言われた際に&b(){「誰だっけ?」}と素で答え、 尾田先生を驚かせている(もっともすぐに思い出したので存在を完全に忘れていたわけではないようである)。 その席で語るところによると、忘れっぽいのと同時に忘れていた設定を発掘するのも好きで、尾田も当時驚いたという[[ドクター・ゲロ]]もそうだったらしい。 他にも[[ピラフ一味]]のキャラの名前を「ソバ」と名付けていたのだが、そのことをすっかり忘れていて、アニメ化の際に新たに「シュウ」という名前にしてしまうというミスもある。その後は原作とアニメでは「シュウ」に統一されたが、後に出たコミックスの完全版ではソバに戻るなど表記が一定していない。 天邪鬼な一面があり、周囲から「こうしてほしい」「○○はしないで」と言われるとその逆の展開で漫画を描く事がある。 例えば『ドラゴンボール』の連載中、天下一武道会で「どうせ悟空が優勝するんでしょ」と言われると2回連続で優勝を逃す展開にしたり、 「[[ベジータ]]を殺さないで」とファンからメッセージを貰うと、その逆でベジータが死亡する展開を描いているなど。 『ウルトラシリーズ』と『[[スーパー戦隊シリーズ]]』のファン。 『Dr.スランプ』では[[ウルトラマン]]や、[[バルタン星人]]などのウルトラ怪獣を何度も出しており、アラレ達に[[科学特捜隊]]の格好をさせた事もある。 ウルトラ怪獣以外にも[[ゴジラ]]、[[ガメラ>大怪獣ガメラ]]、[[ギロン>ガメラ対大悪獣ギロン]]などが登場していた。 『ドラゴンボール』に登場する[[ギニュー特戦隊]]はスーパー戦隊のパロディ((『地球戦隊ファイブマン』を息子が観ていたのがきっかけ、というのが定説。ちなみにファイブマンには悪の戦隊「銀河戦隊ギンガマン」が登場する。))であり、 [[超サイヤ人]]のアイデアは「戦う前に変身する」というヒーローもののお約束が元ネタとなっている。 模型が趣味で、作中に[[ズゴック>ズゴック(MS)]]やザブングルが出てくるので多分ロボットアニメも好き。 前述の『謎のレインジャック』は[[R2-D2]]や[[ストームトルーパー]]等『[[スター・ウォーズ>STAR WARSシリーズ(映画)]]』のキャラを出し過ぎたことが災いして選外であるパロディ作品扱いとなったという逸話もある。 また何故か&b(){モヒカン男}を何人も生み出しているので、きっと[[モヒカン]]も大好きなのだろう。 彼の作品は巻頭カラーやセンターカラー等カラー原稿が多いが、これは作品の人気もさることながら、 上述の通りカラーイラストを息抜きに仕上げていたので定期的にカラーイラストを描かせてあげないと、 &b(){原稿そっちのけでカラーイラストばっかり描きはじめてしまう}ので編集部が優先的に枠を回していたという逸話がある。 意外に[[裏設定]]に凝る方であることを『テレビアニメ完全ガイド Dragonball Z 孫悟空伝説』での中鶴勝祥氏との対談中に語っている。 「説明っぽくなるので殆ど漫画にはしなかったが、頭の中にはあったおかげでストーリーを思い付きで進めても破綻は少なかった」とのこと。 基本的にメモに残すことはないが、中鶴氏によればアニメスタッフへの説明で資料が送られてきたことがあったという。 *主な作品 **漫画 ・[[Dr.スランプ>Dr.スランプ(Dr.SLUMP)]] ・[[ドラゴンボール>ドラゴンボール(DRAGON BALL)]] ・COWA ・カジカ ・GO!GO!アックマン ・貯金戦士キャッシュマン ・SANDLAND ・ネコマジン ・銀河パトロールジャコ **キャラクターデザイン ・[[ドラゴンクエストシリーズ]] ・[[クロノ・トリガー]] ・トバルシリーズ ・BLUE DRAGONシリーズ ・ジャンプフォース(オリジナルキャラクターを担当) **メカデザイン ・空想科学世界ガリバーボーイ ・超速変形ジャイロゼッター 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,10) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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