刹那・F・セイエイ

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&font(#6495ED){登録日}:2009/12/23(水) 04:14:11 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 17 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ----   #center(){&font(#0000ff,b){……そうだ。未来を創る為に、俺達は…!} &big(){&font(#0000ff,b){変わるんだぁあああああああッッッッッ!!!!!}} } 『[[機動戦士ガンダム00]]』の登場人物。 [[私設武装組織 ソレスタルビーイング]]に所属するガンダムマイスターであり、本作の主人公。 CV:[[宮野真守]] / 西墻由香(幼少期) 性別:男 年齢:16歳(1st)→21歳(2nd)→23歳(劇場版)→73歳(劇場版エピローグ) 誕生日:4月7日 身長:162㎝(1st)→175㎝(2nd) 体重:49㎏(1st)→58㎏(2nd) 血液型:A型 所属:反政府ゲリラ組織「KPSA」→[[私設武装組織 ソレスタルビーイング]] 本名:ソラン・イブラヒム 別名:カマル・マジリフ 人種:クルジス人 搭乗機 ・GN-001 [[ガンダムエクシア]] ・GNR-001E+GN-001 [[GNアームズ TYPE-E>GNアームズ]]+ガンダムエクシア ・GN-001RE [[ガンダムエクシアリペア>ガンダムエクシア]] ・GN-0000 [[ダブルオーガンダム]] ・GN-0000+GNR-010 [[ダブルオーライザー>ダブルオーライザー/トランザムライザー]] ・GN-001REⅡ [[ガンダムエクシアリペアⅡ>ガンダムエクシア]] ・CBNGN-003 [[ユニオンフラッグ ソレスタルビーイング仕様>ユニオンフラッグ オービットパッケージ]] ・GN-0000+GNR-010 [[ダブルオーライザー(粒子貯蔵タンク型)>ダブルオーライザー/トランザムライザー]] ・GNT-0000 [[ダブルオークアンタ]] ・[[ELSクアンタ>ELSが擬態・融合した機体・人物一覧]] 中東の貧困国・クルジス共和国の出身。 幼少期に起きていた内乱の中で、反政府ゲリラ組織「KPSA」に誘拐・[[洗脳]]され、「&font(#0000ff,b){聖戦に参加して神の名の下に戦い、神の名の下に死ぬ}」為として両親を殺害した。 その後も少年兵として戦争行為に従事していたが、ある日の劣勢の中、聖戦を謳っていた大人達が逃げ出し、少年兵の仲間達だけが見殺しにされる惨状の中で、 「&font(#0000ff,b){この世界に神なんていない}」という現実を目の当たりにする。 その戦闘で遂に[[敵MS>ファントン/アンフ]]に追い込まれ、死の危機に陥ったが、その紛争に[[オーガンダム]]が武力介入してきた事でただ一人生存。 その&font(#00a497){神々しい光}を放つ姿に、自分が否定していた「&font(#0000ff,b){神}」の存在を重ねると同時に、 それまで破壊する事しか出来ず、生きる価値が無い己が生かされた理由を追い求めるようになった。 即ち、「&font(#0000ff,b){あの神々しいガンダムがわざわざ自分だけ救った以上、自分には何か生きる意味が存在する筈。だとしたらそれを確かめたい}」といった欲求である。 その為、「&font(#0000ff,b){自分が生き永らえているという事実そのもの}」に対して度々強い執着と自負を見せる。 その数年後に[[私設武装組織 ソレスタルビーイング]]にスカウトされ、ガンダムマイスターとなる。   寡黙で協調性が無く、無愛想な性格であまり感情を表に出さないが、隣人の[[沙慈・クロスロード]]との会話や頼みにはきちんと応じている等、一応真っ当な社会性はある模様。 一般人のように振舞う演技が要求される時も、それらを難なく熟している辺りからも窺える。 両親を喪う事の多い歴代ガンダム主人公だが、現時点で「&font(#ff0000,b){唯一自分の手で両親を殺害した}」事実が明言されている人物。 両親を殺した過去は洗脳が解けた現在では時折フラッシュバックする程のトラウマとなっており、彼が戦争を憎む最大の理由となっている。 視聴者からの愛称は「&font(#0000ff,b){せっちゃん}(1stシーズン)」、「&font(#0000ff,b){せっさん}(2ndシーズン)」。 【1stシーズン】 第1話から登場し、ソレスタルビーイングの最初の武力介入に参加。 [[ガンダムエクシア]]を駆り、AEUの最新MS・[[イナクト>AEUヘリオン/AEUイナクト]]を容易く圧倒する力を見せ付けた。 その後も世界中に武力介入を行い、紛争根絶を目指す。 モラリア共和国での武力介入の際にKPSA時代の師匠であった[[アリー・アル・サーシェス]]と遭遇。 「&font(#0000ff){サーシェスもまた自分なりの大義故に戦い、そして逃げ出したならまだしも、仮に快楽主義の道楽で踊らされただけだとすれば、自分の人生は一体何だったのか}」 という想いから、その存在を確かめる為に&font(#ff0000){コクピットから出る}という暴挙を敢行(後日[[他の>ロックオン・ストラトス]][[マイ>アレルヤ・ハプティズム]][[スター>ティエリア・アーデ]]から大目玉を喰らった)。 別のミッションでは、偶然出会ったアザディスタン王国の第一皇女[[マリナ・イスマイール]]に対し、半ば感情的になって&font(#ff0000,b){正体をバラす}という蛮行を仕出かす(こっちは他の人に未報告)。 当初は自分が中東出身だと見抜いた彼女に疑念を抱かれないよう、「カマル・マジリフ」という別の偽名を名乗る冷静な対処を見せていた。 が、故郷クルジスを滅ぼし、「&font(#ff0000,b){武力でしか戦争鎮静化は不可能}」と思い知らせたアザディスタンの代表者である彼女が「&font(#00a497,b){対話による平和実現}」を唱えた結果、 上記の暴走行為をやらかした。 しかしこの一件以降、(地上波で親殺しという要素を前面に出せないからか、実質[[隠し設定>裏設定]]となった)「&b(){&u(){[[&font(#3300cc){母親}>お母さん]]}&font(#3300cc){によく似た声}}」を持ち、 何より「&font(#00a497,b){初めて自分に対して、真正面から対話による平和の実現を説いた}」彼女の存在を彼なりに意識するようになる。 更に、その彼女にガンダム使って夜這いまで仕掛ける思春期な一面も見せたが、朴念仁だった彼は特に何もせず帰投した。 中盤までは「[[俺がガンダムだ]]」に代表されるようなぶっ飛んだ言動以外目立った活躍は無かったが、[[ガンダムスローネ]]が登場した頃から漸く主人公らしい言動が現れ出し、 トリニティのやりたい放題の武力介入に「&font(#0000ff,b){……お前達が……。その機体が……!ガンダムで……!あるものかぁッ!!!}」や、 「&font(#0000ff,b){違う!貴様はガンダムではない!}」等と憤慨し、3機のスローネ相手に単身で戦いを挑む。 彼の中では「&font(#0000ff,b){神に代わる平和の体現の依り代であるガンダムで戦っていれば、自分が望む“&ruby(ガンダム){紛争根絶を体現する者}”になる事が出来る}」と考えていたのだが、 同じくガンダムで戦っているにも拘らず、どうあっても容認出来ないチームトリニティの存在が、彼の価値観に影響を及ぼす切っ掛けとなった。 対話による平和の追及など無駄と口では言いつつ、本心では戦わない平和な生活というものを欲していたが、 過去への贖罪や自らの居場所をその手で壊したという自責の念、自分に対話を促す能力も無かった所為もあり、 「&font(#ff0000,b){たとえ窮地に立たされようとも“破壊者”としての道を邁進する事で、自分なりの平和の実現を目指す}」という人生観を確立する。 国連軍との最終決戦では、[[アレハンドロ・コーナー]]の駆る[[アルヴァトーレ]]、[[アルヴァアロン]]、 更に[[グラハム・エーカー]]の[[GNフラッグ>ユニオンフラッグカスタムⅡ]]との3戦に亘る激闘の末、エクシアと共に消息を絶った。 この後の空白期では、[[ガンダムアストレア]]を撮影したジャーナリストを尾行したり、 [[初代ロックオン・ストラトス=ニール・ディランディ>ロックオン・ストラトス]]に代わるマイスターとして2ndシーズン開始の一年前にも[[ライル・ディランディ>ロックオン・ストラトス]]をスカウトしに行って結局断念したり、 故郷クルジスの跡地に行ったりとなんやかんやしていた。 【2ndシーズン】 4年間ソレスタルビーイングと接触出来ず、独自の武力介入を行いながら自分達が変えた世界を見続け、依然正せていない世界の歪みを探し続けていた。   コロニープラウドで行われた虐殺行為に[[ガンダムエクシアリペア>ガンダムエクシア]]にて武力介入し、そこに現れたソレスタルビーイングに再び合流。 [[ダブルオーガンダム]]のマイスターとして再び戦いに身を投じる。 1stシーズンの頃より素直に感情を吐露するようになり、見た目も大分成長したが、スカウト当時何も知らない部外者だったライルに保険も掛けずに自分達の情報を手渡したり、 敵対していた軍の関係者である[[ビリー・カタギリ]]の目の前で[[スメラギ・李・ノリエガ]]の正体を声高にバラしたりと、2話目から早くも全開。 わざわざ迎えに行ったスメラギとライルの両名が乗っていたスペースシップから、&font(#ff0000,b){ライルが操縦出来るか確認もせずに一人だけビームが飛び交う宙域に飛び出したりもした。} 運良く刹那がダブルオーを起動させて事無きを得たものの、 ライルが操縦出来なければ、或いは生身の刹那がビームに掠られればガンダムマイスターが失われる上に組織の壊滅もあり得るとんでもない大博打であったと言えよう。 &font(l){[[主人公補正]]?言うな} この頃、救出したマリナとカタロンの子供達の様子に憧憬に近い念を抱きつつも、 「&font(#0000ff,b){俺は二度と…あの中に入る事は出来ない}」と諦観に近い認識を抱き続け、「&font(#ff0000,b){破壊の果てに生まれるものがある}」と信じて戦闘を継続。 しかし、真の計画遂行者を自称する[[イノベイター勢力>イノベイター(機動戦士ガンダム00)]]の登場や、上記の様に「&font(#0000ff,b){自分だけがガンダムに生かされた以上は必ず意味がある筈だ}」と信じて戦ってきた末に、 嘗て自分を救ったオーガンダムのマイスターであった[[リボンズ・アルマーク]]から「&font(#47ea7e,b){自分が認め得ない敵による、ただの気紛れでしかない}」という真実を告げられ、 その際に彼の懐刀となったサーシェスの[[アルケーガンダム]]との戦闘では半ば狂乱したように一心不乱に戦い、純粋に&font(#ff0000,b){“破壊者”}として彼をあと一歩の所まで追い詰めた。 が、マリナと子供達の歌で「&font(#0000ff,b){二度と戻れないと思っていた場所から自分を呼ぶ声が聞こえた}」事で、その戦いの手を止める。 結果的にサーシェスを取り逃がしてしまうが、 この出来事と夢で再会したニールの助言によって、「&font(#00a497,b){他者に対話を促す}」というそれまでの人生観とは異なる戦い方の模索を始めた。 これ以降、[[ダブルオーライザー>ダブルオーライザー/トランザムライザー]]で戦い始めて散見された[[真のイノベイター>イノベイター(機動戦士ガンダム00)]]への変革が一気に加速。 瞳の虹彩が暗闇の中、一瞬&color(gold){金色}に輝く等の現象も起きるようになる。 そして最終決戦となったヴェーダ奪還作戦で、とうとう『&font(#00a497,b){純粋種のイノベイター}』への完全な変革を遂げ、 ツインドライヴの[[トランザムバースト>GN粒子(機動戦士ガンダム00)]]を展開した。 その後リボンズと遭遇し、どうあっても説得・相互理解が不可能と判断。彼の駆る[[リボーンズガンダム>リボーンズガンダム/リボーンズキャノン]]と交戦。 激しい戦いの末に相討ちとなり、機体の左肩の[[GNドライヴ>GN粒子(機動戦士ガンダム00)]]をリボンズに奪取されてしまう。 最後の決着をつけるべく、[[ガンダムエクシアリペアⅡ>ガンダムエクシア]]に乗換え、同じく機体をオーガンダムに乗換えたリボンズと再び対決。 一進一退の攻防を繰り広げた末、遂に勝利を収めた。 エクシアリペアⅡに乗り換える際、彼は朦朧とする中で、「&font(#ffd900,b){故郷の名も無い花}」に手を伸ばした。 しかし、刹那の手に収まったのは、彼にとっての「&font(#ffd900,b){平和の象徴たるその花}」ではなく、「&font(#0000ff,b){彼の剣たるガンダム}」だった。 リボンズとの最後の死闘の末、結局花は刹那の手元を離れ、地上へと吸い込まれていった。 【操縦技術】 1stシーズンに於いては、幼少期から鍛えた剣及び短刀術をベースにした近接戦闘にかけてはマイスター随一。 流れるような無駄の無い剣捌きでMAを手早く解体し、[[GNファング]]をGNビームダガーで的確に捉えるという投擲技術に於いては登場するパイロットの中でも右に出る者が存在しないレベル。 しかし、師匠のサーシェスには良い様に動きを読まれて翻弄され、アレハンドロにも「&font(#e6b422){力任せだ…。ガンダムの性能に頼り過ぎている}」と操縦技能を酷評されていた。 また、エクシアの兵装の特性の所為ではあるものの、射撃は頻繁に外しまくり、[[世界最高>グラハム・エーカー]][[峰の>アリー・アル・サーシェス]][[パイロット達>セルゲイ・スミルノフ]]相手とはいえ、 [[格>ユニオンリアルド/ユニオンフラッグ/ユニオンブラスト]][[下>グラハム専用ユニオンフラッグカスタム/オーバーフラッグ]][[の>サーシェス専用AEUイナクトカスタム]][[機体>ティエレンのバリエーション]]にしばしば苦戦していた事から「&font(#0000ff,b){名有りパイロット最弱候補}」等と視聴者に評価される始末。 無論、ヴェーダが課したマイスターの適性試験はちゃんとクリアしており、世界全体で見ても上位20位程度には入る技量はある。 しかし、元々エクシアのマイスター候補は複数存在しており、刹那が彼等を押し退ける形でマイスターに抜擢されたのは、 ガンダムを「&font(#0000ff,b){救世主 / 神}」として崇めるその姿に興味を抱いたリボンズがヴェーダに強く推薦した為である。 2ndシーズンでは大分腕を上げ、自身の怪我とダブルオーライザーの機体性能の兼ね合いで条件はほぼイーブンになったサーシェス相手に圧倒出来る域にまで到達。 特にイノベイターとして覚醒した後は、[[スサノオ>マスラオ/スサノオ]]の攻撃を白羽取りでへし折って勝利を収め、 [[レグナント>エンプラス/レグナント]]のGNファングをGNソードⅢ一本で全て斬り払う程度は序の口。 真の超兵として覚醒した[[アレルヤ・ハプティズム]]でも捉え切れなかったリボーンズガンダムの小型GNフィンファングを難なく切り払ったり、 ビームを交差させて撃墜するといった離れ業もやってのける作中最強のパイロットへと成長していった。 #center(){[[武士道>ミスター・ブシドー]]&font(#0033ff){「射撃も上手くなった……!それでこそだ、少年!!」}} 2ndシーズン終了後は覚醒したイノベイターとしての能力が発展して成長し続け、 外伝『00V戦記』では[[トランザム>トランザムシステム(機動戦士ガンダム00)]]が&font(#ff0000,b){僅か0.02秒しか使えないにも拘らず、1000km離れた目標をも撃ち抜く}イノベイターの力を見せ付けた。 【[[劇場版>劇場版 機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer-]]】 この辺りになると技量は圧倒的であり、テロリストが用いた払い下げの[[GN-XⅢ>GN-X]]の1個小隊をGNソードを装備しただけの[[オービットフラッグ>ユニオンフラッグ オービットパッケージ]]で、 ものの&font(#ff0000,b){1分程度で}撃墜してのけている。 [[グラハム・マニューバ>ユニオンリアルド/ユニオンフラッグ/ユニオンブラスト]]による流麗な一撃離脱を難なく熟すのみならず、 グラハムでも悶絶するであろうオービットフラッグの全速飛行中に変形とブースターの逆噴射を利用したフェイントを行い、 対応し切れず思わず突っ込んだGN-XⅢを振り向きざまのプラズマソードで落とす(プラズマソードでも急所を突けば撃墜は出来る)卓越した技能を見せつけた。 純粋種のイノベイターへと変革した事で肉体強度や操縦技量及び精度、脳量子波による感知能力は完全に人間の域を超えている事が窺える。 しかし、同時にそれによって自分と周囲の違いや自分の在り方に困っていた彼に笑顔は無く、1stシーズン時のように周囲と壁を作っていた。 自分の事でいっぱいいっぱいだった所為か、ライルに「&color(green){(マリナに)挨拶しなくて良いのかい?}」と聞かれて「&color(blue){その必要を感じない}」と言ったり、 帰投した際に[[フェルト・グレイス]]が差し出した飲み物を一瞥する事無くスルーする等、鈍感ぶりにも拍車が掛かっている。 異星体「[[ELS>ELS(機動戦士ガンダム00)]]」の来訪を聞き付け、危機に陥った沙慈と[[ルイス・ハレヴィ]]を救出する。 本格的に接近してきたELSとの最初の戦闘でダブルオーライザーを侵食され違和感を感じ、2度目の戦闘では[[トランザムバースト>トランザムシステム(機動戦士ガンダム00)]]による対話を試みるが、失敗。 [[ティエリア・アーデ]]の決死の行動で侵食した機体から救出されたものの、ELSの脳量子波により脳細胞にダメージを負った彼は意識不明の重体となってしまった。   ELSとの最終決戦で[[トレミーの仲間達>チームプトレマイオス]]が奮戦する最中、彼は嘗て失った仲間達の夢を見る。 散っていった命、奪ってしまった命、両方が交錯する夢の中で[[リヒテンダール・ツエーリ]]、[[クリスティナ・シエラ]]、そしてニールに叱咤された彼は迷いを断ち切り、遂に目覚めた。 目覚めると早速、長い別れとなる事を覚悟しつつ、[[チームプトレマイオス]]の皆に送られながら[[ダブルオークアンタ]]で戦場に出撃。 仲間達が切り拓いた道を行き、[[ソルブレイヴス隊>ブレイヴ(機動戦士ガンダム00)]]やグラハムの[[自己犠牲]]もあって、遂にダブルオークアンタでELS本体の中心部に突入。 仲間達の奮戦により、温存出来た[[GN粒子>GN粒子(機動戦士ガンダム00)]]を最大限に活用したフルパワーの[[クアンタムバースト>GN粒子(機動戦士ガンダム00)]]による対話を行った。 そして…… #region(cloos,※劇場版ネタバレ注意!!) 「&font(#0000ff,b){何が世界を歪ませ、争いを起こすのか}」「&font(#0000ff,b){自分に生きる意味があるのか。あるならそれは何なのか}」ずっと探し続けた答えを、刹那は遂に見つけ出す。 ・「&font(#0000ff,b){何かが世界を歪ませるのではなく、人も宇宙生物も皆等しく懸命に生きようとして、その際に持てる知性の所為で擦れ違い、争ってしまう}」 ・「&b(){&font(#00a497,b){『互いが譲歩し歩み寄る事で分かり合える。それはこんなにも簡単な事だ』}&color(blue){と示す。それを行う為に自分は今生きている}}」 はっきりと答えを噛み締めた刹那の声は、実に清々しいものだった。 そしてELSの抱える問題を根本的に解決すべく、ワープホールでELSの惑星へ向かう。 そうした覚悟を経て、ELSと相互理解を得る為に&b(){&color(red){肉体的には人を捨て、}&font(#c9caca){「銀色の金属で出来た全く新しい生物」となった。}} どっからどう見ても人間辞めてる様にしか見えないが、ELSが可能な限り人間を理解した上で極力似るようにと擬態した事で、 肉体の構成は見た目よりは遥かに人間に近く、体温等も普通の人間と似たようなものになっている。 ELSが刹那の心意気に応えた結果と言えるだろう(劇場版では足音が鎧でも着てるかのような金属音だったが、Blu-ray / DVD化に当たって人間のものに差し換えられた)。 そして、宇宙の各地を周って対話の仲介を経る生活を続けて50年。漸く地球への帰還を果たす。 &font(#ffd900){故郷の花が咲く花畑}へ赴き、そこで隠居生活を送っていたマリナと再会。 &u(){[[&font(#00a497){草花も兵器に宿る未来}>DAYBREAK'S BELL(L'Arc~en~Ciel)]]}が、遂に訪れたのだった……。 #endregion() 【台詞集1】 #openclose(show=クリックにて展開){ 「この世界に…神なんていない……。―――この世界に…神なんていない……!」 「240082、エクシア、目標地点を視認。GN粒子の散布、目標到達と同時に終了させる。目標対象確認。予定通り、ファーストフェイズを開始する」 「エクシア、目標を駆逐する」 「エクシア、ファーストフェイズ終了。セカンドフェイズに移行する」 「&color(blue){セカンドフェイズ―――}」 「&color(darkgreen){―――終了だ……}」 「&color(darkgreen){俺達は世界に喧嘩を売ったんだ。分かってるよな、刹那?}」 「&color(blue){ああ、分かっている……。俺達はソレスタルビーイングの……ガンダムマイスターだ}」 「エクシア、刹那・F・セイエイ…セカンドミッションを遂行する」 「&color(darkgreen){刹那!応答しろ、刹那!}」 「&color(blue){ガンダムだ…}」 「&color(darkgreen){な、何だって?}」 「&u(){[[&color(blue){俺がガンダムだ……}>俺がガンダムだ]]}」 「エクシア、紛争を確認。根絶する…!」 「これが…ガンダムマイスターだ……」 「俺に…触れるなッ!!」 「単独出撃…。あのフラッグ、何者だ……?」 「ミルク……?」 「&color(darkorange){僕達に弱点があるとすれば…ガンダムが無いと、プトレマイオスの活動時間が極端に限定されてしまう所かな。}  &color(darkorange){4つしかない太陽炉が―――}」 「&color(blue){秘密事項を口にするな}」 「&color(darkorange){……悪かったよ}」 「&ruby(そら){宇宙}に続く…リニア……」 「エクシア、紛争介入継続。目標を駆逐する」 「火器を捨てた……?試すつもりか?この俺を…」 「&color(midnightblue){その首……貰ったぁッ!!}」 「&color(blue){……ッ!やるかよッ!!}」 「……俺に触れるな……」 「&color(dodgerblue){あの…お隣さんですか?僕、沙慈・クロスロードっていいます。この部屋で姉と2人で暮らしています}」 「&color(blue){……刹那・F・セイエイ}」 「&color(dodgerblue){ッ…。“セイエイ”……?変わった名前ですね。これからも宜し―――愛想無いな…}」 「&color(dodgerblue){あ…。君…!}」 「&color(blue){…沙慈・クロスロード}」 「&color(dodgerblue){うん、そう。名前憶えてくれたんだ}」 「&font(#ffdc00){誰さん?}」 「&color(dodgerblue){ああ、隣に住んでる―――えっと…}」 「&color(blue){刹那・F・セイエイ}」 「&color(dodgerblue){こんなのおかしいよ…。ソレスタルビーイングが武力介入を続けたって、世界は変わらない。彼等は世界を混乱させてるだけだ…}」 「&font(#ffdc00){何か企んでるんじゃないの?人って自分に得が無い様な事、普通しないし…}」 「&color(dodgerblue){うん…}」 「&color(blue){…それが普通の考えか?}」 「&font(#ffdc00){え…?}」 「&color(dodgerblue){何か言った?}」 「&color(blue){いや、何でもない}」 「世界が俺達と向き合わないというなら、向き合うまで戦い続ける。気付かせてやる…。世界の歪みを……」 「タリビアを紛争幇助国と断定。目標を駆逐する…!」 「&color(blue){……災難だったな}」 「&color(dodgerblue){えっ?…ああ、ステーションでの…。ホントにね。まさか…ソレスタルビーイングに助けられるなんて、思ってもみなかったよ}」 「&color(blue){…俺もだ}」 「&color(dodgerblue){えっ……?}」 「…GNブレイド…」 「エクシア…。俺のガンダム……」 「動きが読まれている……!」 「&font(#ba2636){ハッハッハッハッ、機体は良くてもパイロットはイマイチのようだな。え?ガンダムさんよぉ!}」 「&color(blue){あの声…}」 「&font(#ba2636){商売の邪魔ばっかしやがって!}」 「&color(blue){ハッ…!ま、まさか……!}」 「…そんな……!」 「この動き…!!」 「何故奴が此処に…?行き場が無くなって、PMCに所属したのか?だとしたら、奴の神は何処にいる……!?」 「&color(darkgreen){殴られた理由は分かるだろ?ガンダムマイスターの正体は、太陽炉と同じSレベルでの秘匿義務がある。何故敵に姿を晒した…!?}」 「&color(blue){……}」 「&color(darkgreen){理由ぐらい言えって!}」 「&color(blue){……}」 「&color(darkgreen){……強情だな…。お仕置きが足りないか?ッ…?}」 「&color(indigo){言いたくないなら言わなくて良い。君は危険な存在だ…}」 「&color(darkgreen){止めろ、ティエリア!}」 「&color(indigo){彼の愚かな振舞いを許せば、我々にも危険が及ぶ可能性がある。まだ計画は始まったばかりだ。こんな事で躓いて―――}」 「&color(blue){俺は降りない。エクシアからは降りない。俺は…ガンダムマイスターだ}」 「&color(indigo){クッ…!}」 「&color(darkgreen){銃を下ろせ、刹那!}」 「&color(darkorange){命令違反をした僕が言うのもなんだけど、僕達はヴェーダによって選ばれた存在だ。刹那がガンダムマイスターに選ばれた理由はある}」 「&color(indigo){……ならば…見せて貰いたいな。君がマイスターである理由を……}」 「&color(blue){……俺の存在そのものが理由だ}」 「&color(indigo){何?}」 「&color(blue){俺は生きている。生きているんだ……!}」 「&color(blue){その組織は…テロという紛争を起こした……}」 「&color(darkgreen){刹那…}」 「&color(blue){ならば、その紛争に武力で介入するのが…ソレスタルビーイング……。行動するのは、俺達…ガンダムマイスターだ……}」 「&color(blue){行っちゃうのか!?}」 「当たり前だ。俺は神の代わりに務めを果たしに行くんだ」 「&color(blue){駄目だよ…!死んじゃうよ!!}」 「何だお前?死ぬのが怖いのか!?それは神を冒涜する行為だぞ!」 「死の果てに神はいない……」 「&font(#3300cc){余計な事をしたかしら?}」 「&color(blue){いや…}」 「&font(#3300cc){こんな場所で、同郷の人と出会うとは思わなかった…。あなた、アザディスタンの出身でしょ?}」 「&color(blue){違う。クルジスだ}」 「&font(#3300cc){クルジス…?ッ…!そ、そうなの…。私、何て言ったら良いか……。}  &font(#3300cc){あっ、自己紹介…してなかったわね。私、マリナ・イスマイール}」 「&color(blue){カマル・マジリフ}」 「&font(#3300cc){この国には、観光で来たの?}」 「&color(blue){……}」 「&font(#3300cc){まっ、待って!もう少しだけお話しさせて?お願いだから……!}」 「&color(blue){外交?}」 「&font(#3300cc){そうなの。カマル君も知ってると思うけど、アザディスタンは改革派と保守派に分かれ、国内は乱れているわ。}  &font(#3300cc){石油の輸出規制を受けているアザディスタンの経済を立て直す為には、太陽光発電システムが必要…。}  &font(#3300cc){でも、私達の生活が悪くなったのも、太陽光発電システムが出来たから…。保守派の人達は、それを快く思ってないの。}  &font(#3300cc){両者の対立も止めないと、彼らがやってくるわ…}」 「&color(blue){ソレスタルビーイング}」 「&font(#3300cc){ッ…。狂信者の集団よ。武力で戦争を止めるだなんて……。確かに…戦争はいけない事よ。}  &font(#3300cc){でも、一方的に武力介入を受けた人達は、現実に命を落としているわ。経済が傾いた国もある…。}  &font(#3300cc){彼らは自分達の事を、神だとでも思っているのかしら?}」 「&color(blue){戦争が起これば人は死ぬ}」 「&font(#3300cc){介入の仕方が、一方的過ぎるって言ってるの。話し合いもせず、平和的解決も模索しないで、暴力という圧力で人を縛っている。}  &font(#3300cc){それは…おかしな事よ…!}」 「&color(blue){話してる間に人は死ぬ…}」 「&font(#3300cc){でも…!}」 「&color(blue){クルジスを滅ぼしたのは…アザディスタンだ…!}」 「&font(#3300cc){ハッ…!確かにそうよ…。でも、2つの国は最後まで平和的解決をしようと―――}」 「&color(blue){その間に人は死んだ…!}」 「&font(#3300cc){ッ……!カマル君、まさか……!?戦いが終わったのは、6年も前よ?あなたは、まだ若くて……。戦っていたの?}」 「&color(blue){今でも戦っている}」 「&font(#3300cc){ッ!}」 「&color(blue){戦っている……}」 「&font(#3300cc){ッ!!あなた…保守派の…!?もしかして…私を殺しに!?}」 「&color(blue){アンタを殺しても…何も変わらない。世界も変わらない……}」 「&font(#3300cc){……カマル君―――}」 「&color(blue){違う。俺のコードネームは…刹那・F・セイエイ。ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ}」 「&font(#3300cc){ソレスタル…ビーイング……?}」 「&color(blue){……紛争が続く様なら、何れアザディスタンにも向かう}」 「了解。エクシア、ミッションを開始する」 「エクシア、介入行動に移る」 「エクシア、目標を破壊」 「誘っているのか……!?」 「前に出れば防御が薄くなる…!」 「クッ…!間違いない…。この敵は時間稼ぎをしている……」 「これで…9機…」 「&color(darkgreen){で、そっちは?}」 「&font(#c70067){…アザディスタンの内紛を鎮めるには、誘拐されたマスード・ラフマディー師を保護し、全国民に無事を知らせる必要があります}」 「&font(#200098){とはいえ、この国の人々は異文化を嫌います。どれだけの成果が出せるか…}」 「&color(blue){俺も動こう}」 「&font(#c70067){あなたが?}」 「&color(blue){俺は…アザディスタン出身だ}」 「&color(darkgreen){ん…?}」 「&font(#c70067){この国の…?}」 「&color(darkgreen){刹那、故郷の危機だからって感情的になるんじゃねえぞ}」 「&color(blue){分かっている……}」 「この国に紛争を仕掛ける者達がいる……。あんな事を……まだ続けるつもりなのか……!?」 「ひょっとして、ここは初めて?」 「&color(blue){ずっと世界を旅している…}」 「マリナ・イスマイール…」 「刹那・F・セイエイ…エクシア、目標を駆逐する!」 「……ッ!エクシア!!!」 「俺は…ガンダムになれない……!」 「&color(blue){あの、僕…。この辺りで戦闘があったって聞いて、それで…}」 「&color(royalblue){成程…。そういう事に興味を抱く年頃であるのは分からなくはないけど、この辺りはまだ危険だよ。早く立ち去った方が良い}」 「&color(blue){はい、そうします。失礼します……}」 「&font(#0033ff){……少年!君はこの国の内紛をどう思う?}」 「&color(blue){え?}」 「&color(royalblue){グラハム?}」 「&font(#0033ff){この国の内紛をどう思うかな?}」 「&color(blue){あ、僕は…}」 「&font(#0033ff){客観的には考えられんか。なら、君はどちらを支持する?}」 「&color(blue){えっ、支持はしません。どちらにも正義はあると思うから……。でも、この戦いで人は死んでいきます。沢山…死んでいきます……}」 「&font(#0033ff){同感だな}」 「&color(blue){軍人のあなたが言うんですか?}」 「&font(#0033ff){この国に来た私達は、お邪魔かな?}」 「&color(blue){だって…軍人が沢山来たら、被害が増えるし……}」 「&font(#0033ff){君だって、戦っている!}」 「&color(blue){えっ?}」 「&font(#0033ff){後ろに隠している物は何かな?}」 「&color(blue){ハッ…!くっ…}」 「&font(#0033ff){怖い顔だ……}」 「&color(blue){……}」 「……PMCのイナクト…まさか……!?奴が…。あの男が……この内紛に関わっている……?何故だ…?何故……?何故今になって……!?」 「&color(darkgreen){あ?何だって?ポイントF3987?其処に何がある?}」 「&color(blue){無いかもしれない…。だが可能性はある…!}」 「あのイナクト…!!」 「&font(#ba2636){まさかな…。あん時のガキがガンダムに乗ってるとは……!}」 「&font(#0000ff){アンタの戦いは…終わってないのか?}」 「&font(#ba2636){音声?}」 「&font(#0000ff){クルジスは……滅んだ!}」 「&font(#ba2636){知ってるよおッ!!}」 「&font(#0000ff){アンタは何故此処にいる!?アンタの神は何処にいる!?――答えろ!!}」 「&font(#ba2636){そんな義理はねえなぁ!}」 「&font(#ba2636){勿体無いからその機体、俺に寄越せよ!え!?ガンダムゥッ!!!}」 「&color(blue){ッ…!誰が!!!}」 「&font(#ba2636){やってくれたな…!しかし……予定通りではある}」 「&color(blue){……それはどうかな……}」 「今度こそ……。今度こそ……ガンダムに……!」 「&font(#3300cc){刹那・F・セイエイ!!本当に……本当にあなたなの?}」 「&color(blue){……マリナ・イスマイール。これから次第だ、俺達がまた来るかどうか……}」 「&font(#3300cc){……刹那……}」 「&color(blue){戦え。お前の信じる神の為に……}」 「&font(#ffdc00){うわぁ〜ん!ママぁ……!!}」 「&color(dodgerblue){こうなると思った…。来てくれてありがとう。人数が多い方がルイスの気も紛れると思って…}」 「&color(blue){そうでもないようだ…}」 「&font(#ffdc00){うわぁ〜ん!!!}」 「&color(blue){母親が帰ったぐらいで、何故泣く?}」 「&font(#ffdc00){寂しいからよ!!}」 「&color(blue){会おうと思えば何時でも会える。死んだ訳じゃない}」 「&font(#ffdc00){うわぁ〜ん!!沙慈、コイツ嫌い!叩くか殴るかしてぇ!!}」 「&color(dodgerblue){いや、出来ないって…。ていうか、同じ意味だよ―――}」 「&font(#ffdc00){うわぁ〜ん…!}」 「&color(dodgerblue){ご免ね……。ん…?}」 「&color(blue){平和だな…}」 「&font(#3300cc){せ、刹那・F・セイエイ…!どうして?}」 「&color(blue){……何故…この世界は歪んでいる?}」 「&font(#3300cc){えっ?}」 「&color(blue){神の所為か?人の所為か?}」 「&font(#3300cc){……神は平等よ。人だって分かり合える……。でも、どうしようもなく…世界は歪んでしまうの……!だから…私達、お互いの事を……!}」 「何が歪んでいる?それは…何処にある……!?」 「死ぬ…?死ぬのか……?この歪んだ世界の中で……。何にもなれぬまま…。失い…続けたまま……。朽ち果てるのか……?」 「ガンダム…。ガン…ダム……」 「あれは……!……ガン…ダム……。ガン…ダム……!ガン…ダァアアアアアムッ!!!!!」 「新たなガンダム…」 「……新しい…ガンダム……」 「俺に触れるな!!」 「&color(blue){(……アイツらが新しいガンダムマイスター……)}」 「&color(indigo){初めて意見が合ったな}」 「&color(blue){何をだ?}」 「&color(indigo){口にしなくても分かる……}」 「マイスターなのか?……奴等は…本当にガンダムマイスターなのか……!?」 「あれがガンダムのする事なのか……!?」 「一般市民への攻撃……。ガンダムが……!」 「エクシア、目標を捕捉。3機のガンダムスローネを紛争幇助対象と断定し、武力介入を開始する……!エクシア…目標を駆逐する!」 「&font(#164082){テメェ、何しやがる?!}」 「&color(crimson){アタシら味方よ!}」 「&color(blue){違う!}」 「&color(crimson){えっ…!?}」 「&color(blue){……お前達が……。その機体が……!ガンダムで……!あるものかぁッ!!!}」 「&font(#336045){聞こえるか?エクシアのパイロット!何故行動を邪魔する!?我々は戦争根絶の為に―――}」 「&color(blue){違う!貴様はガンダムではない!}」 「&color(indigo){フッ…。まさか君と共に、フォーメーションを使う日が来ようとは思ってもみなかった…}」 「&color(blue){俺もだ}」 「&color(blue){……俺は……神を信じていた…。信じ込まされていた……}」 「&color(darkgreen){“だから俺は悪くない”ってか?}」 「&color(blue){……この世界に…神はいない……}」 「&font(#3300cc){(どうして…!?どうしてなの、ソラン……!)}」 「&color(blue){この世界に…神はいない…}」 「&color(darkgreen){答えになってねえぞ!!}」 「&color(blue){神を信じ、神がいない事を知った。あの男がそうした}」 「&color(darkgreen){“あの男”?}」 「&color(blue){KPSAのリーダー……アリー・アル・サーシェス……!}」 「&color(indigo){……アリー・アル―――}」 「&color(darkgreen){―――サーシェス?}」 「&color(blue){奴はモラリアでPMCに所属していた}」 「&color(indigo){民間軍事会社に?}」 「&color(darkgreen){…ゲリラの次は傭兵か…!?ただの戦争中毒じゃねえか…!}」 「&color(blue){モラリアの戦場で、俺は…奴と出会った…}」 「&color(indigo){そうか!あの時コクピットから降りたのは…}」 「&color(blue){…奴の存在を確かめたかった…。奴の神が何処にいるのか知りたかった…!もし、奴の中に神がいないとしたら……。俺は……今迄……}」 「&color(indigo){刹那…}」 「&color(darkgreen){刹那、これだけは聞かせろ!お前はエクシアで何をする?}」 「&color(blue){戦争の根絶…!}」 「&color(darkgreen){俺が撃てば出来なくなる…!}」 「&color(blue){構わない、代わりにお前がやってくれれば。この歪んだ世界を変えてくれ……。}  &color(blue){だが生きているなら俺は戦う。“ソラン・イブラヒム”としてではなく、ソレスタルビーイングのガンダムマイスター…“刹那・F・セイエイ”として…}」 「&color(darkgreen){ガンダムに乗ってか…?}」 「&color(blue){そうだ。俺が…ガンダムだ……!}」 「&color(darkgreen){……フッ…!アホらしくて撃つ気にもなんねぇ…!全くお前はとんでもねえガンダム馬鹿だ…}」 「&color(blue){ありがとう…}」 「&color(darkgreen){お?}」 「&color(blue){最高の褒め言葉だ……}」 「&color(darkgreen){……ハッ、ハハハハハハハッ…。ハハハハハハッ…!ハッハハハハハ……ッ!}」 「&color(darkmagenta){これからは、ガンダム同士の戦いになるわ……}」 「&color(blue){……ガンダムと……}」 「戦いが広がっていく……。ガンダム……」 「夢、か……。何故…マリナ・イスマイールが……?いや、それよりも…止めたいのか?……止めたがっているのか……?俺は……」 「どうしたんだ、エクシア!?ガンダムッ!!!」 「同じだ…。あの時と……。エクシアに乗っているのに……。ガンダムにもなれず……!俺は……!」 「&color(blue){ここまでなのか?俺の…命は……}」 「&font(#3300cc){(もう…いいのよ、ソラン)}」 「&color(blue){ハッ……!}」 「&font(#3300cc){(……もう、いいの)}」 「&color(blue){マリナ……。違う…!違う!俺はまだ生きている!生きているんだ!!動け、エクシア!動いてくれ!!ガンダァアアアアアアアムッッッ!!!!!}」 「まだぁッ!!!」 「&color(orange){ろっくおんフショウ! ろっくおんフショウ!}」 「&color(blue){ハッ…!ロックオンが!?}」 「&color(darkmagenta){ガンダムを倒す事で、世界が纏まっていく……}」 「&color(darkorange){やはり…僕達は滅び行く為の存在……}」 「&color(indigo){これも…イオリア・シュヘンベルグの計画……}」 「&color(blue){だとしたら…!!何の為にガンダムはある……?戦争を根絶する機体がガンダムの筈だ。なのに…トリニティは戦果を拡大させ、国連軍まで……!}  &color(blue){これがガンダムのする事なのか……?これが…!}」 「&color(darkgreen){刹那、国連軍によるトリニティへの攻撃は紛争だ。武力介入を行う必要がある}」 「&font(#393f4c){おいおい、何を言い出す!?}」 「&color(darkorange){無茶だよ!!僕達は疲弊してるし、軌道エレベーターも押さえられてる!この前襲撃を受けたのも、エクシアとデュナメスが敵にトレースされたから―――}」 「&color(darkgreen){ソレスタルビーイングに沈黙は許されない。そうだろ、刹那?}」 「&color(blue){ああ}」 「&color(darkorange){二度と宇宙に戻れなくなるかもしれない……!}」 「&color(blue){俺1人ででも行く。俺は確かめたいんだ…。ガンダムが…何の為にあるのか……}」 「&color(darkmagenta){ミッションプランよ。不確定要素が多過ぎて、あまり役に立たないかもしれないけど…。ちゃんと…帰ってくるのよ}」 「&color(blue){…分かっている}」 「&font(#ba2636){邪魔すんなよぉ!クルジスの小僧がぁ!}」 「&font(#0000ff){アリー・アル・サーシェス…!?何故だ…!何故貴様がガンダムにッ?!}」 「&font(#ba2636){オラオラ、どうしたガンダムゥ!}」 「&font(#0000ff){貴様の様な男が、ガンダムに乗るなど!}」 「&font(#ba2636){テメエの許可が要るのかよぉッ?!}」 「&font(#ba2636){ガンダム…こいつはとんでもねえ兵器だ。戦争のし甲斐がある…!テメエのガンダムもその為にあんだろぉッ?!!}」 「&color(blue){違う!絶対に違う!!俺のガンダムは!!!}」 「……ガンダム……」 「トランザム…システム…?これが……?トランザム……!」 「トランザムシステム……。俺は……託された……!」 「&font(#302833){答えは出たのか?刹那}」 「&font(#0000ff){分からない…。だが、俺は…俺達は……イオリア・シュヘンベルグに託された……。}  &font(#0000ff){なら…俺は俺の意思で、紛争根絶の為に戦う。ガンダムと共に……}」 「&font(#302833){……正直、俺は紛争根絶が出来るなんて思っちゃいねぇ。だがな…俺達の馬鹿げた行いは、良きにしろ悪しきにしろ、人々の心に刻まれた。}  &font(#302833){今になって思う!ソレスタルビーイングは、俺達は…存在する事に意義があるんじゃねえかってな……}」 「&font(#0000ff){“存在する事”……?}」 「&font(#302833){人間は…経験した事でしか、本当の意味で理解しないという事さ……}」 「ハッ…!GNアームズが……!ッ…!?ロックオン…!!」 「ロックオォオオオオオオンッッッ!!!!!」 「ロックオン…ストラトス……!うぅ……ッ!うぁあああああああッッッッッ……!!!!!」 「&color(blue){アリー・アル・サーシェス……!!あの男がロックオンを……!}」 「&color(darkgreen){(俺の両親と妹は、KPSAの自爆テロに巻き込まれて死亡した……。家族の仇を討たせろ…!恨みを晴らさせろ……)}」 「&color(blue){……命を投げ出して…仇を討ったのか?ロックオン……}」 「(何だお前?死ぬのが怖いのか!?それは神を冒涜する行為だぞ!)」 「&color(blue){……死の果てに……神はいない……!}」 「&font(#302833){(今になって思う!ソレスタルビーイングは、俺達は…存在する事に意義があるんじゃねえかってな……)}」 「&color(blue){ハッ…。存在する事…。それは生きる事……。亡くなった者達の想いを背負い、世界と向き合う。神ではなく、俺が…俺の意思で……!}」 「&font(#ff3399){……刹那は…手紙を送りたい人はいる?}」 「&color(blue){……いないな}」 「&font(#ff3399){そう…。寂しいね…}」 「&color(blue){寂しいのは…アイツだ}」 「&font(#ff3399){えっ?}」 「&color(blue){だからハロ、傍にいてやってくれ。ロックオン・ストラトスの傍に…}」 「行くぞ、フェルト」 「狙い撃つ!!」 「ラッセ!クッ…!貴様ぁあああああッッッ!!!!」 「&font(#e6b422){流石はオリジナルの太陽炉を持つ機体だ!未熟なパイロットでここまで私を苦しめるとは!}」 「&font(#0000ff){貴様か…!イオリアの計画を歪めたのは!?}」 「&font(#e6b422){計画通りさ!ただ主役が私になっただけの事。そうさ、主役はこの…アレハンドロ・コーナーだ!!}」 「&font(#0000ff){何が…望みだ!?}」 「&font(#e6b422){破壊と再生だ}」 「&font(#0000ff){何!?}」 「&font(#e6b422){ソレスタルビーイングの武力介入により世界は滅び、統一という再生が始まった。そして私はその世界を……私色に染め上げる!!}」 「&font(#0000ff){支配しようというのかッ!!?}」 「&font(#e6b422){正しく導くと言った!だが、その新しい世界に、君の居場所は無い!塵芥と成り果てろ、エクシア!!!}」 「&color(blue){見つけた…!}」 「&font(#e6b422){何!?}」 「&color(blue){見つけたぞ、世界の歪みを!そうだ…!お前がその元凶だ!!}」 「&font(#e6b422){再生は既に始まっている!まだ破壊を続けるかぁッ?!}」 「&color(blue){無論だ!!}」 「分かっている、ロックオン…!俺は戦う事しか出来ない破壊者…。だから戦う…!争いを生む者を倒す為に!この歪みを破壊する!!!」 「&font(#e6b422){貴様…ッ!}」 「&color(blue){武力による戦争根絶……!それこそが…ソレスタルビーイング!}」 「&font(#e6b422){フィールドが!?}」 「&color(blue){ガンダムがそれを為す!俺と…共に!そうだ…!俺が!!俺達が!ガンダムだ!!!}」 「まだいるのかっ…!?―――ハッ…。フラッグ…!擬似太陽炉を…!?」 「&color(blue){ビームサーベル!?}」 「&font(#0033ff){ハワードとダリルの仇…討たせてもらうぞ、このGNフラッグで!}」 「&color(blue){通信を……!ハッ……!貴様は……!}」 「&font(#0033ff){何と、あの時の少年か!やはり私と君は、運命の}&color(red){赤い糸}&font(#0033ff){で結ばれていた様だ!そうだ…戦う運命にあった!!ようやく理解した!}  &font(#0033ff){君の圧倒的な性能に、私は心を奪われた…!この気持ち……まさしく“愛”だッ!!!}」 「&color(blue){“愛”!!?}」 「&font(#0033ff){だが愛を超越すれば、それは憎しみとなる!行き過ぎた信仰が、内紛を誘発する様に!}」 「&color(blue){ッ!それが分かっていながら…何故戦う!?}」 「&font(#0033ff){軍人に戦いの意味を問うとは…ナンセンスだな!!}」 「&color(blue){貴様は歪んでいる!!}」 「&font(#0033ff){そうしたのは君だ!ガンダムという存在だッ!!}」 「&font(#0033ff){だから私は君を倒す!世界などどうでもいい……己の意志で!!}」 「&color(blue){貴様だって…世界の一部だろうに!}」 「&font(#0033ff){ならばそれは…世界の声だッ!!}」 「&color(blue){違う!!貴様は自分のエゴを押し通しているだけだ!!貴様のその歪み……この俺が断ち切る!!!}」 「&font(#0033ff){よく言った!ガンダムッ!!!}」 「ガ…ガンダム……」 「マリナ・イスマイール……。あなたがこれを読んでいる時、俺はもうこの世には……。  武力による戦争の根絶。ソレスタルビーイングが…戦う事しか出来ない俺に、戦う意味を教えてくれた。あの時の…ガンダムの様に……。  俺は知りたかった…。何故…世界はこうも歪んでいるのか?その歪みは…何処から来ているのか?何故…人には無意識の悪意というものがあるのか?  何故…その悪意に気付こうとしないのか?何故…人生すら狂わせる存在があるのか?何故…人は支配し、支配されるのか?何故傷付け合うのか…?  なのに何故……人はこうも…生きようとするのか……?俺は…求めていた……。あなたに会えば、答えてくれると考えた…。俺と違う道で、同じものを求めるあなたなら……。  人と人が分かり合える道を……。その答えを……。俺は…求め続けていたんだ。ガンダムと共に……。ガンダムと……共に……」 「俺は…考え続けている。俺達の行った再生は…果たして正しかったのか?世界は何処に向かおうとしているのか……?そして、俺は求め続ける。ガンダムと共に……!」 } 【台詞集2】 #openclose(show=クリックにて展開){ 「&color(blue){大丈夫か?}」 「&color(dodgerblue){……ありがとう。あっ…。もしかして…刹那・F・セイエイ?}」 「&color(blue){沙慈・クロスロード……}」 「変わってない…。あの頃から…何一つ……!」 「こんなもの…求めていない!―――ロックオンも、俺も!……こんな世界など……!」 「破壊する…。ただ破壊する……!こんな行いをする…貴様達を!!!この俺が、駆逐する!!」 「あ…あれは……ガンダム!」 「&color(indigo){やはりアロウズの動きを探っていたか。久しぶりだな、刹那・F・セイエイ}」 「&color(blue){ティエリア…アーデ…?}」 「&color(indigo){4年ぶりか。随分雰囲気が変わった}」 「&color(blue){そういうお前は何も変わっていない。あの頃のままだ}」 「&color(indigo){よく言われる…}」 「&color(blue){フッ…。このガンダムは…ソレスタルビーイングなのか?}」 「&color(indigo){勿論だ}」 「ガンダム……。ダブルオーガンダム……!」 「&color(green){アンタか?俺を呼び出したのは……}」 「&color(blue){カタロン構成員、ライル・ディランディ}」 「&color(green){保安局か…!?}」 「&color(blue){お前を迎えに来た}」 「&color(green){ん?}」 「&color(blue){俺の名は…刹那・F・セイエイ。ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ}」 「&color(green){“ソレスタルビーイング”…?}」 「&color(blue){そしてお前も…ガンダムマイスターとなる}」 「&color(green){ん…?}」 「&color(blue){ライル・ディランディ、いや…“ロックオン・ストラトス”}」 「&color(green){何なんだお前?人を呼び出しておいて、いきなりソレスタルビーイングだと―――}」 「&color(blue){ニール・ディランディは……ガンダムマイスターだった}」 「&color(green){…兄さんが…ガンダムマイスター?}」 「&color(blue){そうだ。彼はガンダムに乗っていた}」 「&color(green){“乗っていた”…?まさか…兄さんは死んだのか?}」 「&color(blue){(頷き)4年前の戦いで}」 「&color(green){……俺に…“兄の遺志を継げ”と言うのか?}」 「&color(blue){そうは言わない。だが…お前もニール・ディランディと同じ様に、この世界を変えたいと思っているなら…。その為に、戦う覚悟があるなら……}」 「&color(green){ん…?}」 「&color(blue){ここに…俺達の情報が入っている}」 「&color(green){……良いのかい?これを俺が保安局に渡したら…}」 「&color(blue){保安局は…間も無くヨーロッパ中のカタロンのアジトに鎮圧作戦を行う}」 「&color(green){何だと…!?}」 「&color(blue){奴等は本気だ}」 「&font(#8b008b){せ、刹那…なの?}」 「&font(#0000ff){4年ぶりだな…。スメラギ・李・ノリエガ}」 「&color(royalblue){君、何を言ってるんだい?彼女の名前は―――}」 「&font(#0000ff){コードネーム、“スメラギ・李・ノリエガ”。ソレスタルビーイングの…戦術予報士だ}」 「&color(royalblue){ッ……!}」 「&color(blue){……これでアンタの逃げ場は無くなった}」 「&color(darkmagenta){私を連れ戻してどうしようっていうの?連邦政府が出来ても、世界は何も変わらない…。あれだけの犠牲を払った所で何一つ…。}  &color(darkmagenta){イオリアの計画に、意味なんて無いのよ……}」 「&color(blue){それが酒浸りの理由か?}」 「&color(darkmagenta){悪い?…私はもう嫌なの。やってられないのよ……}」 「&color(blue){……俺は…俺達は戦う。世界に変革を促した事が俺達の罪ならば、その罪は…再び世界を変える事でしか償えない}」 「&color(darkmagenta){私には…無理よ……}」 「&color(blue){逃げるのか?}」 「&color(darkmagenta){いいじゃない、逃避ぐらいしたって…!私はあなた程…強くないの……}」 「&color(darkmagenta){刹那、こっちの戦力は?}」 「&color(blue){ティエリアの機体だけだ。だが、ロールアウト間近の新型がある…!}」 「&color(blue){イアン、ダブルオーを出す!}」 「&font(#393f4c){ちょ…ちょっと待て、刹那!こっちはまだ…!!}」 「&color(blue){時間が無い!操縦を頼む…!}」 「&color(green){な、何だって!?}」 「ダブルオー…。オーガンダムと、エクシアの太陽炉を…載せた機体……。俺のガンダム……!」 「&color(blue){ツインドライヴシステム……行けるか?}」 「&font(#393f4c){刹那!ダブルオーはまだ…!}」 「&color(blue){トランザムを使う!}」 「&font(#393f4c){無茶だ!刹那、止せ!}」 「&color(blue){トランザム…始動!}」 「目覚めてくれ、ダブルオー…。ここには…!オーガンダムと…!エクシアと……!俺がいる!!!」 「ダブルオーガンダム、刹那・F・セイエイ…出る!!」 「ダブルオー、目標を駆逐する!!」 「これが俺達の!!ガンダムだ!!!」 「&color(blue){確かに記録にある通り、スローネと俺達は、別の立場で武力介入を行っていた}」 「&color(dodgerblue){仲間じゃないと…!?}」 「&color(blue){ああ}」 「&color(dodgerblue){……それでも、君達も同じ様にガンダムで人を殺し、僕と同じ境遇の人を作ったんだ…。君達は憎まれて当たり前の事をしたんだ…!}」 「&color(blue){分かっている}」 「&color(dodgerblue){世界は平和だったのに…。当たり前の日々が続く筈だったのに…!そんな僕の平和を壊したのは君達だ!!}」 「&color(blue){……自分だけ平和なら、それで良いのか?}」 「&color(dodgerblue){ハッ…!そうじゃない…。でも、誰だって不幸になりたくないさ……!}」 「アレルヤが……!」 「&color(darkmagenta){アレルヤが見つかったって本当なの!?}」 「&font(#302833){ああ。王留美からの確定情報だ}」 「&font(#393f4c){これから救出作戦を始める}」 「&color(darkmagenta){救出って、どうやって…!?}」 「&color(blue){……アンタに考えて欲しい}」 「&color(darkmagenta){えっ……!?}」 「&color(blue){スメラギ・李・ノリエガ。俺達に戦術予報をくれ}」 「&font(#ff3399){スメラギさん。これを……}」 「&color(darkmagenta){…ッ!止めてよ…!そうやって期待…押し付けないで…!私の予報なんて、何も変える事は出来ない…!}  &color(darkmagenta){皆を危険に晒すだけよ……!!}」 「&color(blue){後悔はしない!}」 「&color(darkmagenta){ッ…!}」 「&color(blue){たとえミッションに失敗しようとも、アンタの所為なんかにしない!}  &color(blue){俺達は、どんな事をしてでも…アレルヤを…。仲間を…!助けたいんだ……!!}」 「&color(darkmagenta){……}」 「&color(blue){頼む、俺達に戦術をくれ……!}」 「&font(#393f4c){ツインドライヴ…起動したは良いが、安定には程遠い。トランザムを使用するなよ!}」 「&color(blue){了解}」 「&color(indigo){刹那}」 「&color(blue){どうした?}」 「&color(indigo){王留美からの報告にあった、アレルヤが収監されている場所に…こんな名前が}」 「&color(blue){なッ…!マリナが……!?マリナ・イスマイールが…アレルヤと同じ施設にいる……?}」 「&font(#ff3399){刹那、ティエリア、粒子ビームの拡散時間は約300秒。その間にアレルヤを}」 「&color(blue){了解。3分でやる}」 「&color(indigo){残りの2分でもう1人を助けたらどうだ?}」 「&color(blue){……マリナ……!}」 「&color(darkorange){刹那、どうして…?}」 「&color(blue){(端末を投げ渡し)そのポイントに行け。アリオスが来る}」 「&color(darkorange){アリオス?}」 「&color(blue){…お前のガンダムだ…!}」 「&color(blue){俺が関わった所為で、余計な面倒に巻き込んでしまった…。すまない、マリナ…}」 「&font(#3300cc){刹那…何故なの?何故…あなたはまた戦おうとしているの?}」 「&color(blue){それしか出来ないからだ}」 「&font(#3300cc){嘘よ!戦いの無い生き方なんて、幾らでもあるじゃない!}」 「&color(blue){それが、思い付かない…}」 「&font(#3300cc){ッ…!}」 「&color(blue){だから俺の願いは…戦いでしか叶えられない……}」 「&font(#3300cc){そんなの…そんなの、悲し過ぎるわ……}」 「&color(blue){……何故泣く?}」 「&font(#3300cc){あなたが…泣かないからよ……}」 「&font(#f8b500){つかぬ事を聞くですぅ!2人は恋人なのですか?}」 「&color(blue){違う}」「&font(#3300cc){違います}」 「&font(#f8b500){あ…。んん…乙女の勘が外れたです…!}」 「&color(blue){此処にいたのか}」 「&font(#3300cc){刹那…}」 「&color(blue){どうした?}」 「&font(#3300cc){……刹那、私と一緒に来ない?アザディスタンに……。}  &font(#3300cc){国を立て直したいの!争いの無い…皆が普通に暮らせる国に…。あなたにも手伝って欲しい……!}」 「&color(blue){それは出来ない}」 「&font(#3300cc){何故!?}」 「&color(blue){俺に出来るのは…戦う事だけだ}」 「&font(#3300cc){悲しい事を言わないで…。刹那、争いからは何も生み出せない。無くしていくばかりよ……!}」 「&color(blue){……ソレスタルビーイングに入るまでは、俺もそう思っていた。だが、破壊の中から生み出せるものはある…。}  &color(blue){世界の歪みをガンダムで断ち切る。未来の為に…。それが、俺とガンダムの戦う&ruby(わけ){理由}だ…!}」 「&color(blue){ダブルオー、目標を―――}」 「&font(#3300cc){(私と一緒に来ない?アザディスタンに……)}」 「&color(blue){クッ…!目標を…駆逐する!!}」 「この動き……!手強い奴か!」 「反政府組織カタロン…。これ程の戦力を……」 「&color(blue){子供が…?ハッ……!……まさか…カタロンの構成員として育てているのか?}」 「&color(teal){ッ…。勘違いしないで。身寄りの無い子供達を保護しているだけよ。連邦が行った一方的な中東政策…その実害はこの様な形でも表れている……}」 「&font(#665a1a){そろそろ本題に入りたいのだが…我々カタロンは、連邦政権打倒の為―――}」 「&color(darkmagenta){申し訳ありませんが…私達は、あなた方の様に政治的思想で行動している訳ではありません}」 「&font(#665a1a){ですが、あなた方は連邦と対立している}」 「&color(blue){俺達の敵は連邦政府ではなく、アロウズだ}」 「&color(dodgerblue){あの子供達も君達の犠牲者だ!君達が変えた世界の…!}」 「&color(blue){ああ、そうだな}」 「&color(dodgerblue){何も感じないのか!?}」 「&color(blue){感じてはいるさ…。俺は二度と…あの中に入る事は出来ない}」 「&color(dodgerblue){それが分かっていて、何故戦うんだ!?}」 「&color(blue){…理由があるからだ。分かって貰おうとは思わない。恨んでくれて構わない……}」 「&color(darkorange){会談は終わったかい?}」 「&color(blue){ああ。だが1つやる事が出来た}」 「&color(indigo){“やる事”?}」 「&color(blue){マリナ・イスマイールを…アザディスタンに送り届ける}」 「&color(darkorange){それって…}」 「&color(darkmagenta){本当に良いのですか?}」 「&font(#3300cc){無理を言ってすみません…}」 「&color(darkmagenta){…ガンダムは使えないわよ。万が一発見されれば、アザディスタンに危害が及ぶ可能性があるわ…}」 「&color(blue){この機体を使わせて貰う。ガンダムでトレミーへ}」 「&color(darkmagenta){分かったわ…}」 「&color(indigo){何なら…そのまま帰って来なくても良い}」 「&color(blue){……馬鹿を言うな}」 「&color(blue){間も無く、アザディスタンだ}」 「&font(#3300cc){戻ってこられたのね…}」 「&color(blue){ああ…。アンタの国だ}」 「&font(#3300cc){……ハッ!アザディスタンが…!}」 「&color(blue){燃えている…!}」 「&font(#3300cc){どうしてアザディスタンが!?どうして……!?}」 「&color(blue){この規模…テロなんかでは……。ハッ!あれは…ガンダム…!しかも、あの色は…まさか!}」 「&color(blue){ティエリア―――ッ…?}」 「&color(indigo){刹那}」 「&color(blue){どういう事だ?あれは…}」 「&color(indigo){アロウズの仕業だ。そしてその原因は彼にある}」 「&color(blue){……沙慈・クロスロード……}」 「&color(indigo){アザディスタンが攻撃を受けただと?連邦の仕業か?}」 「&color(blue){分からない。だが、攻撃に加わっていたモビルスーツの中にガンダムがいた}」 「&color(indigo){ガンダムが?}」 「&color(blue){恐らくあの機体は……!}」 「&font(#393f4c){刹那、トランザムは使うなよ?}」 「&color(blue){了解。(あのガンダム……。いや、今はこの戦いを…!)ダブルオー、刹那・F・セイエイ…出る!}」 「貰った!!…何っ!?―――オーバーロード!?」 「&font(#393f4c){刹那!トランザムは使うなと言っただろうが!ツインドライヴが稼働状態にあるから良いようなものの……}」 「&color(blue){修理を頼む…。アレルヤが……!}」 「&color(blue){沙慈・クロスロード…。良いのか?お前はガンダムを…}」 「&color(dodgerblue){カタロンの人達が無事に逃げられる迄は、何でもやるよ…}」 「&font(#ff3399){アレルヤ、発見しました!}」 「&color(blue){…アレルヤ……}」 「&color(dodgerblue){君でも…笑うんだ……}」 「&color(blue){嬉しい事があれば、誰だって笑うさ}」 「“連邦政府主導による中東の再編、アザディスタンの解体”……。マリナ・イスマイール……」 「&color(green){ッ!おいおい。無茶苦茶言ってるぞ、この女}」 「&color(darkmagenta){それでも…世論は受け入れるでしょうね}」 「&color(darkorange){何故です?}」 「&color(darkmagenta){皆困らないからよ。太陽光発電と軌道エレベーター事業、コロニー開発で連邦の財政は安泰。}  &color(darkmagenta){その恩恵を受けて、連邦市民の生活水準は向上し、アロウズと保安局で反政府行動も抑えつつある…。}  &color(darkmagenta){問題が無ければ実害も無い。文句なんて出やしないわ……}」 「&color(blue){だが、その中で一方的に命を落としている者達がいる。そんな世界が正しいとは思えない…}」 「&font(#ffdc00){あの…}」 「&color(blue){ん?―――君は…日本にいた…}」 「&font(#ffdc00){ルイス・ハレヴィよ。刹那・F・セイエイ}」 「&color(blue){ッ…!俺を覚えて…}」 「&font(#ffdc00){…珍しい名前だったから…}」 「&font(#ffdc00){…ねえ、どうして此処に?}」 「&color(blue){仕事で来ている}」 「&font(#ffdc00){…どんな仕事?}」 「&color(blue){軌道エレベーター関係だ…}」 「&font(#ffdc00){そう……。ねえ、彼は元気?}」 「&color(blue){“彼”?}」 「&font(#ffdc00){ほら、以前あなたの家の隣に住んでた…}」 「&color(blue){沙慈・クロスロードの事か…?}」 「&font(#ffdc00){…うん……}」 「&color(blue){……以前仕事先で、偶然出会った}」 「&font(#ffdc00){本当に?}」 「&color(blue){ああ。コロニーで働いていた}」 「&font(#ffdc00){そう…。沙慈は&ruby(そら){宇宙}に……。夢…叶えたんだね}」 「&color(blue){……ッ、その手…}」 「&font(#ffdc00){えッ?…ちょっと…事故でね…}」 「&color(blue){ハッ…!}」 「&color(dodgerblue){(君達の所為で、僕の好きだった人は傷付いて…!)}」 「&color(blue){……すまない、余計な事を聞いた}」 「&font(#ffdc00){いいの。気にしないで}」 「&color(blue){沙慈・クロスロードに会った時―――}」 「&font(#ffdc00){えっ…?}」 「&color(blue){―――彼と会った時、こう思った……。彼は今でも、君の事を…}」 「&font(#0000ff){ぐっ…生きていたのか、アリー・アル・サーシェス!!}」 「&font(#ba2636){おうよ!けどなあ…お前らの所為で、体の半分が消し炭だ!野郎の命だけじゃ物足りねえんだよぉッ!!}」 「&color(blue){―――くぅっ…!貴様ぁッ!!!}」 「…やはり…生きていた……。アリー・アル・サーシェス……!」 「&color(dodgerblue){ルイスと…会った?}」 「&color(blue){ああ、偶然にな}」 「&color(dodgerblue){……元気だった?}」 「&color(blue){ああ…。お前の事について聞かれた。&ruby(そら){宇宙}で働いていると答えた}」 「&color(dodgerblue){そう…。そうなんだ……}」 「&color(blue){連絡取ってないのか?}」 「&color(dodgerblue){あっ…。……それは……}」 「&color(green){成程ね。兄さんは家族の仇を討つ為に、そのサーシェスって奴を…。フフフフッ…}」 「&color(indigo){何を笑う?}」 「&color(green){世界の変革より私怨か…。兄さんらしいと思ってな}」 「&color(indigo){不服なのか?}」 「&color(green){いや、尊敬してんだよ。家族が死んだのは10年以上前の事だ。俺にはそこまで思い詰める事は出来ねえ……}」 「&color(blue){……仇が…此処にいるとしてもか?}」 「&color(green){何?……どういう事だ?}」 「&color(blue){……俺はKPSAに…お前から家族を奪った組織に所属していた…}」 「&color(green){なっ……!ッ……!}」 「&color(indigo){刹那}」 「&color(darkorange){何もそこまで…}」 「&color(blue){……言うべき事がある……}」 「あの時、俺が仲間を止めていれば……。ロックオン…いや、ニール・ディランディは…マイスターになる事も無く……」 「あの時の続きを聞かせてくれ。お前が見つけた“歪み”とは何だ?」 「中東をあのままに&ruby(そら){宇宙}へ上がる…。アロウズから逃げる為に……!」 「一気に本丸を狙い撃つ!ダブルオー、目標を駆逐する!」 「マリナ、アリー・アル・サーシェス…。何も変わっていない……。そして俺は何も……」 「やはりアロウズ!この機動性…!また新型か…!?」 「トランザムが使えれば…!」 「&color(darkorange){今、“ママ”って言わなかった?}」 「&color(blue){ああ、言った}」 「これがオーライザー…?」 「&font(#393f4c){……これが…!イオリアが予見したツインドライヴの―――}」 「&color(blue){―――真の力だというのか……!?}」 「これが…ダブルオーライザー……。世界を変える力……!」 「ヴェーダによって生み出された生体端末、イノベイター…」 「破壊する。アロウズを倒し、イノベイターを駆逐する。俺が…俺の意思で……!」 「&color(blue){オーライザー?イアンか?}」 「&color(dodgerblue){刹那!}」 「&color(blue){沙慈・クロスロード?!}」 「&color(dodgerblue){イアンさんに言われて、この機体を刹那に!}」 「&color(blue){…ドッキングする!}」 「いける……。ダブルオー、目標を駆逐する!!」 「破壊する……!俺達が…破壊する!俺達の…意思で!!!」 「&color(blue){うっ…。何だ?これは…}」 「&font(#006948){(あの機体は…!?)}」 「&color(blue){声…?}」 「&font(#ed3013){(どうなっている…!?)}」 「&color(dodgerblue){声が…聞こえる…?}」 「&color(blue){此処にいる者達の声が……}」 「邪魔をするな!!!」 「&color(mediumslateblue){(圧縮粒子…充填完了)}」 「&color(blue){声が…?}」 「限界時間か…。しかし…さっきのは一体……?」 「何をしている!?まだトレミーが!」 「&color(blue){沙慈・クロスロード……}」 「&color(dodgerblue){……ルイスの声が聞こえたんだ……。モビルスーツに乗っていたんだ……。僕の名を…呼んでたんだ……}」 「&color(blue){……何故…彼女はアロウズに?}」 「&color(dodgerblue){ハッ……!決まってるだろ?ガンダムが憎いんだよ…!ルイスの両親はガンダムに殺されたんだ!!}  &color(dodgerblue){……君等の所為だ…。君等の所為でルイスはアロウズに入って、そして……。何故…。何故なんだ…?どうしてこんな事に……!?}」 「&color(blue){(……どうしてこんな事に?そうだ、俺もずっとそう思っていた…。運命に…抗うには……)}  &color(blue){戦え}」 「&color(dodgerblue){ッ…。えっ…?}」 「&color(blue){ルイス・ハレヴィをアロウズから取り戻すには、戦うしかない}」 「&color(dodgerblue){僕が…戦う…?}」 「&color(blue){彼女の事が大切なら、出来る筈だ}」 「&color(dodgerblue){ッ…!人殺しをしろって言うのか!?}」 「&color(blue){違う!彼女を取り戻す戦いをするんだ}」 「&color(dodgerblue){そんなの詭弁だ!戦えば人は傷付く!ルイスだって!}」 「&color(blue){お前の為の…戦いをしろ…!}」 「&color(dodgerblue){クッ…!(刹那を殴り飛ばし)冗談じゃない…!僕はお前等とは違うんだ!一緒にすんな!!}」 「&color(blue){……}」 「&color(green){……}」 「&color(blue){……趣味が悪いな……}」 「&color(green){……聞こえちまったんだよ。しっかし、アンタは不器用だな}」 「&color(blue){何?}」 「&color(green){あの坊やにハッキリ言ってやったら良いじゃないか?“戦闘は俺が引き受ける。お前は説得でも何でもして、彼女をアロウズから取り戻せ”ってな…}」 「&color(blue){上手くいくとは限らない}」 「&color(green){だが、やる気満々だ……}」 「&color(blue){……}」 「&color(green){……過去の罪滅ぼしかい?}」 「&color(blue){……過去じゃない。未来の為だ}」 「&color(darkorange){…あの兵器、宇宙にも撃てるのか!?}」 「&color(indigo){何を狙った…!?}」 「&color(green){……カタロンの…宇宙艦隊だ…!}」 「&color(darkorange){えっ…!?}」「&color(indigo){何だって!?}」 「&color(green){…クソッタレが……!}」 「&color(blue){……これが連邦の…いや、イノベイターのやり方……!}」 「カタロン艦隊へ。こちらソレスタルビーイング。衛星兵器破壊ミッションは我々が行う」 「これが…。アロウズの衛星兵器……!」 「この粒子量…!新型だな!」 「これで8機…」 「新型が誘いに乗った!」 「&color(blue){イノベイター…!}」 「&font(#32cd32){ご存じじゃないさ!!}」 「お前の相手は…この俺だ!!」 「あの援護…。赤いビーム……。擬似太陽炉搭載型……」 「ッ…!これは衛星兵器の……。これも…全てイノベイターが仕掛けた事……!」 「何故だ?奴がどうして…此処にいる!?」 「何処へ行く気だ?―――ん?この方角は…?ハッ…!クルジス……」 「どういうつもりだ…?アリー・アル・サーシェス……!」 「&font(#ba2636){よお!久しぶりだな、クルジスのガキ。いや…もうクルジスの兄ちゃんか}」 「&font(#0000ff){アリー・アル・サーシェス…。貴様、イノベイターに?}」 「&font(#ba2636){おうよ。傭兵は依頼があれば、ギャラ次第で何処にでも就く}」 「&font(#0000ff){アンタの戦いに意味は無いのか!?}」 「&font(#ba2636){あるよ。お前ぇには理解出来ないだろうがなぁ}」 「&color(blue){……イノベイターか!?}」 「&font(#47ea7e){そうだよ。名前はリボンズ、リボンズ・アルマーク。久しぶりだね、刹那・F・セイエイ。いや…ソラン・イブラヒム}」 「&color(blue){ハッ…!}」 「&font(#47ea7e){そうか、君にとって僕は初対面だったね。でも僕にとってはそうじゃない…。僕は11年前に君と出会っている}」 「&color(blue){…ッ!}」 「&font(#47ea7e){そう…この場所で……。}  &font(#47ea7e){愚かな人間同士が争い合う泥沼の戦場…その中で、必死に逃げ惑う1人の少年……。僕は君を見ていたんだ。}  &font(#47ea7e){モビルスーツのコクピットからね}」 「&color(blue){…ッ!!ま、まさか……!あの機体に……?オーガンダムに……?}」 「&font(#47ea7e){あの武力介入は、オーガンダムの性能実験。当然機密保持の為、その場にいた者は全て処分する予定だった。}  &font(#47ea7e){けれど僕は、君を助けた……。オーガンダムを…僕を見詰める君の目が、とても印象的だったから……。}  &font(#47ea7e){それだけじゃない。ヴェーダを使って、ガンダムマイスターに君を推薦したのは…僕なんだよ}」 「&color(blue){な…ッ!!}」 「&font(#47ea7e){フフッ……}」 「&color(blue){……礼を言って欲しいのか?}」 「&font(#47ea7e){君の役目は終わったから、そろそろ返して欲しいと思ってね。それは本来、僕が乗るべき機体なのだから……}」 「&color(blue){……悪いが、断る!!}」 「歌が…聞こえる…。歌が……」 「何故…俺は……戦いを……?」 「&color(blue){……此処は…?ッ…!この家は……!ハッ……!}」 『&color(blue){この身を神に捧げ、この聖戦に参加する…!神に認められ、神に許された…戦士となる!}』 「&color(blue){……ッ!}」 『&font(#3300cc){ソラン!}』 『今迄何処にいたんだ!?』 「&color(blue){ハッ…!}」 『何をする!?』 『&font(#3300cc){ソラン!!}』 「&color(blue){止めろ!!}」 『&color(blue){何をするんだ!?僕は、神の教えを守る為に!!}』 「&color(blue){この世界に神はいない!!…いないんだ……!お前がしている事は、暴力を生み出す為の卑劣な儀式だ!}」 『&color(blue){あっ…!!}』 「&color(blue){コイツを家から出すな!}」 「&color(blue){ッ!あぁ…ッ!ロ…ロックオン…?}」 「&color(darkgreen){刹那。過去によって変えられるものは、今の自分の気持ちだけだ。他は何も変わらねえ…。他人の気持ちや…フッ、ましてや命は……}」 「歌…。この歌は……」 「&font(#3300cc){気が付いた?}」 「&color(blue){マリナ…。此処は…?}」 「お兄ちゃんが起きた…!」 「怪我、治ったの?」 「&color(blue){マリナ…さっき聞こえていた歌は…?}」 「&font(#3300cc){この子達の願いを、歌にしたの}」 「&color(blue){そうか……。俺は、トランザムの中であの歌を……。ウッ…!}」 「&font(#3300cc){まだ駄目よ!弾は取り除いたけど、此処には細胞活性装置なんてないから…}」 「&color(blue){…ッ、俺は…!}」 「&font(#3300cc){傷を癒す間だけで良いから…!4年前、あなたがくれた手紙に、こう書いてあったわ。『人と人が分かり合える道を…その答えを探してる』って……。}  &font(#3300cc){分かり合う為には、互いを知る事から始めないと。その時間くらい、あってもいいでしょ?}」 「&font(#3300cc){そんな……!クルジスの戦いの時、あなたにそんな過去があったなんて……!}」 「&color(blue){10年以上も前の事だ……}」 「&font(#3300cc){それがあなたの……戦争を憎む理由?}」 「&color(blue){……}」 「&font(#3300cc){……わ、私はね…何処にでもある普通の家庭で育ったわ。音楽が好きで、出来ればその道に進みたかったけど……。}  &font(#3300cc){私の…血筋の所為で、アザディスタンの皇女に選ばれてしまった……}」 「&color(blue){確かに……アンタは一国の皇女より……音楽を奏でる方が…似合って見える……}」 「&font(#3300cc){……無理をしてたのかしら……。でも……あなたも同じに見えるわ……}」 「&color(blue){……}」 「&font(#3300cc){……無理をして、戦っている……}」 「&font(#3300cc){その体で大丈夫なの?刹那}」 「&color(blue){仲間が…待ってる……!}」  &color(blue){マリナ…。今度会った時…子供達の歌を、聞かせてくれ……}」 「&font(#3300cc){……勿論よ。だから、あなたも無事で……}」 「ダブルオーライザー……!刹那・F・セイエイ……出る!」 「ハッ…。このモビルスーツは…!フラッグじゃない……?」 「&font(#0033ff){アフリカタワーでの出来事を知れば、必ず会えると信じていた!}」 「&color(blue){退け!貴様などに構ってる暇は……!}」 「&font(#0033ff){邪険にあしらわれるとは?ならば君の視線を釘付けにする!とくと見るがいい。盟友が作りし……我がマスラオの奥義を!!}」 「&color(blue){なっ、あれは……トランザム……?!}」 「&font(#0033ff){私は純粋に戦いを望む!}」 「&color(blue){戦うだけの人生!?}」 「&font(#0033ff){ガンダムとの戦いを!}」 「&color(blue){俺もそうだ!}」 「&font(#0033ff){そしてガンダムを超える!それが私の―――!}」 「&color(blue){だが今は―――!}」 「&font(#0033ff){―――生きる証だ!!}」 「&color(blue){―――そうでない自分がいる!!}」 「&color(green){この野郎、生きてやがったか…!}」 「&color(orange){ヨカッタ! ヨカッタ!}」 「&color(blue){み…みんな……}」 「&color(green){刹那?}」 「&color(blue){……みんなは無事か?}」 「&color(darkgreen){(刹那、お前は変われ。変わらなかった俺の代わりに……)}」 「&color(blue){分かっている、ロックオン…。ここで俺は変わる…。俺自身を…変革させる……}」 「&color(dodgerblue){刹那?}」 「&color(blue){ダブルオーを出す!}」 「&color(darkmagenta){何言ってるの!?そんな体で!!}」 「&color(blue){衛星兵器を止められるのは、ダブルオーライザーだけだ!アンタも分かってる筈だ……!}」 「&color(darkmagenta){…トランザムライザー…}」 「&color(blue){ミッションプランを頼む}」 「&font(#393f4c){オーライザーにパイロットが必要だ。ラッセに頼みたい所だが……}」 「&color(blue){オーライザーに乗れ}」 「&color(dodgerblue){えっ…!僕が…!?}」 「&color(blue){6万もの人命が懸かっている。これは…守る為の戦いだ}」 「&color(dodgerblue){…守る為の……}」 「&color(blue){成功の確率は低いだろう…。だが、始める前から諦めたくない!}」 「圧縮粒子を完全解放する!ライザーシステムを作動させろ!」 「トランザムライザー!!!」 「&font(#1e90ff){あっ…。やった…!}」 「&font(#0000ff){駄目だ!}」 「&font(#1e90ff){えっ……?}」 「&font(#0000ff){や…止めろ……!止めろぉおおおおおッッッ!!!!!}」 「&color(darkorange){流石アロウズ…!守りが堅い!}」 「&color(orangered){ならば!}」 「&color(darkorange){マリー!}」 「&color(blue){アレルヤ、彼女のフォローを}」 「&color(darkorange){了解!}」 「&color(dodgerblue){あっ…!同調した!}」 「&color(blue){了解!トランザム!!……ライザーァアアアアアッッッ!!!!!}」 「アリー・アル・サーシェス、いや…ダブルオーを手に入れようとするイノベイターの策略……。  つまり、ツインドライヴの情報は向こうには無いという事……。切り札は…俺の…ガンダム……!」 「&color(indigo){刹那、肩の具合は?}」 「&color(blue){問題無い…!}」 「&color(blue){沙慈・クロスロード…}」 「&color(dodgerblue){アロウズの部隊の中に、ルイスの乗った機体があったよ。―――この4ヶ月は戦力を整える為に、敵から逃げ続けてきた…。でも、もう戦うんだろ?}」 「&color(blue){ああ…}」 「&color(dodgerblue){ルイスを討つつもり?}」 「&color(blue){それは…お前次第だ}」 「&color(dodgerblue){ッ……?}」 「&color(blue){戦いは…破壊する事だけじゃない。作り出す事だって出来る。俺は信じている。俺達のガンダムならそれが出来ると。―――あとは…お前次第だ}」 「&color(dodgerblue){……僕は…引き鉄を引けない…}」 「&color(blue){分かっている}」 「&color(dodgerblue){…ルイスに叫び続ける事しか出来ない…}」 「&color(blue){分かっている}」 「&color(dodgerblue){……それでも、僕は…。僕は……}」 「&color(blue){逢いに行こう、ルイス・ハレヴィに……!}」 「&color(dodgerblue){……ああ……。ああ!}」 「&color(blue){逢いに行くぞ、沙慈!}」 「&color(dodgerblue){ああ。行こう、刹那!}」 「&color(blue){ダブルオー、刹那・F・セイエイ…出る!}」 「ガンダム…!」 「&color(blue){沙慈、ルイス・ハレヴィに逢いに行くぞ!}」 「&color(dodgerblue){ああ!ルイス…!}」 「&color(blue){ダブルオーライザー、先攻して敵部隊を叩く!!}」 「&color(blue){彼女の機体を探せ!!}」 「&color(dodgerblue){あっ…!ああ!}」 「&color(blue){沙慈、彼女の機体は?}」 「&color(dodgerblue){何処にもいない…!}」 「&color(blue){よく探せ!}」 「&color(dodgerblue){やってるよ!}」 「&font(#302833){ミサイル…一斉発射!}」 「&color(blue){止めろぉおおお}&color(dodgerblue){おおッッッッ!!!!!}」 「“兵器”ではなく、“破壊者”でもなく…!俺と…ガンダムは変わる!」 「&font(#008000){止めとけよ、アニュー!}」 「&font(#9370db){ライル……!}」 「&font(#008000){フッ、俺を置いて行っちまう気か?}」 「&font(#9370db){……私と一緒に来る?世界の変革が見られるわよ}」 「&color(green){……フッ…。オーライ!乗ったぜ、その話!}」 「&font(#f8b500){えぇッ!?}」 「&color(green){おまけにケルディムも付けてやるよ。……そういう訳だ、刹那。今迄世話になったな……}」 「&color(blue){ッ……。……そうか、分かった!}」 「ロックオン、悪いがオーライザーの奪還を優先する」 「&color(blue){ここまでだ!}」 「&color(mediumslateblue){この機体を傷付けるつもりかい?}」 「&color(blue){俺達には…優れた戦術予報士がいる!}」 「ロックオンの言った通り、万能には程遠いようだな」 「オーライザーの出力が…!貴様ッ!」 「……ライル・ディランディ……」 「&color(green){……アニュー…。何でだ…?どうしてなんだよ…!?クソッ……!}」 「&color(blue){彼女は…戦場に出てくるぞ}」 「&color(green){ッ…!……}」 「&color(blue){この機会を逃すとは思えない}」 「&color(green){分かってるよ。言われなくてもやる事はやる。相手はイノベイターだ…。俺達の敵だ!トリガーくらい―――}」 「&color(blue){強がるな}」 「&color(green){ッ……!}」 「&color(blue){……もしもの時は俺が引く。その時は俺を恨めばいい}」 「&color(green){格好つけんなよ、ガキが!}」 「&color(blue){お前には…彼女と戦う理由が無い……}」 「&color(green){……あるだろ!}」 「&color(blue){…戦えない理由の方が強い}」 「声が響く…。彼女の声が…。彼女の…歌が……」 「&color(dodgerblue){他に方法は無かったの…?}」 「&color(blue){無かった。あの時、彼女は……アニュー・リターナーではなかった…}」 「&color(dodgerblue){どうしてそう言い切れるんだ?}」 「&color(blue){何故だろうな…。だが俺には確信があった…。ああしなければ、ライル・ディランディは死んでいた}」 「&color(dodgerblue){そんな……}」 「&color(blue){ルイス・ハレヴィもそうだ}」 「&color(dodgerblue){えっ……!}」 「&color(blue){彼女も何かに取り込まれている…。そう感じる……}」 「&color(blue){……ライル……}」 「&color(green){……この間は悪かったな…。感情的になり過ぎた……。マイスター失格だ…!}」 「&color(blue){ライル、俺は―――}」 「&color(green){戦うぜ!……俺は戦う……}」 「&color(blue){……分かった……}」 「ダブルオーライザー、ラグランジュ5に向け、飛翔する!」 「&color(dodgerblue){(最近の君はどこかおかしいよ…)}」 「&color(darkgreen){(刹那、お前は変われ。変わらなかった俺の代わりに……)}」 「&color(blue){分かっている。俺は…変わる……!その果てに何があろうと……}」 「&font(#0033ff){4年ぶりだな、少年}」 「&color(blue){あの男は……!}」 「&color(blue){貴様……!}」 「&font(#0033ff){少年。ガンダムを失いたくなければ、私の望みに応えて欲しい}」 「&color(blue){何が望みだ?}」 「&font(#0033ff){真剣なる勝負を}」 「&font(#0033ff){何?}」 「&font(#0033ff){この私、グラハム・エーカーは、君との果たし合いを所望する!}」 「&color(blue){そうまでして決着をつけたいか?}」 「&font(#0033ff){無論だ!私の空を汚し、同胞や恩師を奪い、フラッグファイターとしての矜持すら打ち砕いたのは他でもない、君とガンダムだ!!}  &font(#0033ff){そうだとも……。最早愛を超え、憎しみも超越し……“宿命”となった!!}」 「&color(blue){……“宿命”!?}」 「&font(#0033ff){一方的と笑うか?だが、最初に武力介入を行ったのはガンダムだという事を忘れるな!!}」 「&color(blue){(この男もまた…俺達によって歪められた存在……!)分かった。果たし合いを受けよう!}」 「&font(#0033ff){全力を望む!}」 「&color(blue){沙慈、制御をこっちに!}」 「&color(dodgerblue){戦う気!?}」 「&color(blue){他に方法が無い!}」 「&color(blue){ダブルオーライザー!}」 「&font(#0033ff){マスラオ改め、スサノオ!}」 「&color(blue){目標を―――}」 「&font(#0033ff){いざ尋常に―――}」 「&color(blue){―――駆逐する!}」 「&font(#0033ff){―――勝負!}」 「&color(blue){止めろ!ルイス・ハレヴィ!}」 「&color(dodgerblue){……ルイス?}」 「&color(blue){そんな復讐が!}」 「スローネが……!」 「&font(#0033ff){生きてきた……私はこの為に生きてきた……!たとえイノベイターの傀儡に成り果てようとも!この武士道だけは!!}」 「&color(blue){そうまでして!}」 「&color(dodgerblue){刹那!!}」 「&color(blue){戦いに集中する!!}」 「&color(blue){このままでは…!}」 「&font(#0033ff){埒が明かぬ!}」 「&color(blue){ならば!}」 「&font(#0033ff){さすれば!}」 「&color(blue){トランザム!!}」 「&font(#0033ff){トランザムッ!!}」 「&font(#0033ff){ここは一体……?私は既に涅槃にいるというのか……?}」 「&color(blue){違う}」 「&font(#0033ff){……少年?}」 「&color(blue){ここは、量子が集中する場所だ}」 「&font(#0033ff){何を世迷い言を……!?}」 「&color(blue){分かるような気がする……。イオリア・シュヘンベルグがガンダムを…いや、GNドライヴを作った訳が……}」 「&font(#0033ff){何!?}」 「&color(blue){武力介入はこの為の布石。イオリアの目的は、人類を革新に導く事……。そう、俺は……変革しようとしている……!}」 「&font(#0033ff){少年は、嘗て私に“歪みがある”と言った……だが、彼とて戦うことしか出来ない存在。だからこそ私は望む。君と戦う事を……}  &font(#0033ff){その極みにある勝利を!!}」 「&color(blue){勝利だけが望みかッ!?}」 「&font(#0033ff){他に何がある!?}」 「&color(blue){決まっている!―――未来へと繋がる……明日だッ!!}」 「これが俺の…戦いだぁッ!!!」 「&font(#0033ff){何故だ…?何故止めを刺さん!?}」 「&color(blue){俺は…生きる}」 「&font(#0033ff){ッ…!}」 「&color(blue){生きて明日を掴む…!}」 「&color(dodgerblue){あっ…}」 「&color(blue){それが……俺の戦いだ。生きる為に、戦え……!}」 「&color(dodgerblue){ありがとう}」 「&color(blue){あっ…。何を…?}」 「&color(dodgerblue){そう言いたい気分なんだ……}」 「&color(blue){アロウズ艦隊を突破し、ヴェーダを奪還する}」 「&color(indigo){今迄に無い激戦になるな……}」 「&color(green){……そうだな…。目的は違っても、俺達はあそこに向かう理由がある}」 「&color(blue){そして、その思いは未来に繋がっている……。俺達は…未来の為に戦うんだ……}」 「&color(green){連邦政府打倒が俺の任務だ。イノベイターを狙い撃つ。そして……}」 「&color(blue){……俺達は変わる…。変わらなければ、未来とは向き合えない……}」 「……行こう…。月の向こうへ……!」 「&font(#ff3399){刹那……}」 「&font(#0000ff){フェルト……}」 「&font(#ff3399){これを……}」 「&font(#0000ff){花?}」 「&font(#ff3399){リンダさんがラボで育てたんだって。あなたに…あげたくて……}」 「&font(#0000ff){…ありがとう、フェルト…}」 「&font(#ff3399){マリナさんに怒られるかな…?}」 「&font(#0000ff){彼女とはそんな関係じゃない。ガンダムに行く}」 「&font(#ff3399){あっ……。死なないでね、刹那……}」 「&font(#0000ff){了解}」 「&color(blue){本当に良いんだな?沙慈}」 「&color(dodgerblue){心配しないでくれ。僕だって…未来を見つけたいんだ…!}」 「&color(blue){……了解。ダブルオー、刹那・F・セイエイ…出る!}」 「ダブルオーライザー、目標を…駆逐する!!」 「全部隊に告ぐ!即座に回避運動を取れ!来るぞ…!攻撃が来る!!禍々しい光が!!」 「これが…奴等の……!」 「&color(blue){沙慈…!沙慈・クロスロード!沙慈!}」 「&color(dodgerblue){ッ…。あぁ…っ、ハッ…!ルイスは!?}」 「&color(blue){大丈夫だ}」 「&color(dodgerblue){(通信映像に移るルイスを見て)ルイス!!}」 「&color(blue){彼女を連れて安全な場所へ行け!敵が来る!}」 「&color(dodgerblue){…わ、分かった!}」 「&font(#ffdc00){(うぁああああああッッッ!!!!!)}」 「&color(dodgerblue){(どうしたんだよ、ルイス!?)}」 「&font(#ffdc00){(あぁ…ッ!うぅ…ッ!!あぁッ!!!うぅううううッッッ!!!!!)}」 「&color(blue){この声は…!}」 「&color(dodgerblue){ルイス!ルイス!!}」 「&color(blue){(ルイス!沙慈!)}」 「&color(darkmagenta){(私は戦う!)}」 「&color(blue){ハッ…。この声…?!}」 「&color(darkmagenta){自分達の意思で、未来を創る為に!}」 「&color(royalblue){どうして……お前達は……!どうして君は…分かってくれないんだ?そうやって何時も……!}」 「&color(blue){スメラギ!}」 「&color(darkorange){ぐあぁあああああッ!!!!}」 「&color(blue){アレルヤ!!}」 「&font(#302833){(クソッ…!)}」 「&color(blue){ハッ…!}」 「&font(#302833){ここまでかよ…ッ!}」 「&color(blue){(ラッセ!)}」 「&font(#f8b500){このままじゃトレミーが……!!}」 「&font(#ff3399){まだよ!!まだ諦めちゃ駄目!}」 「&color(blue){(ミレイナ!フェルト!)}」 「&font(#ff3333){ミサイルの残りが!!}」 「&font(#393f4c){こんな所で…!!}」 「&color(blue){(イアン!リンダ!)}」 「&color(blue){……みんなの命が…消えていく…!}」 「&color(green){うぉあああッ!!!クッ…!クソッタレがぁッ!!!}」 「&color(blue){……そんな事……!させるかぁあああああああッッッッッ!!!!!}」 「&color(darkgreen){(変われ、刹那。変われなかった俺の代わりに……)}」 「&color(blue){……そうだ。未来を創る為に、俺達は…!変わるんだぁあああああああッッッッッ!!!!!}」 「これが…ヴェーダの本体……!」 「あれは……!?ティエリア…!ティエリア・アーデ!ハッ……!―――仇は討つ…!」 「&color(indigo){我々の武力介入行動は、矛盾を孕みつつも世界の統合を促し、たとえ滅びようとも人類の意思を統一させる事にあった。}  &color(indigo){それは…人類が争いの火種を抱えたまま、外宇宙へ進出する事を防ぐ為だ。人類は…変わらなければ未来を紡ぐ事は出来ない。}  &color(indigo){何れ巡り会う…異種との対話に備える為にも…。その為にも、僕達は……}」 「&color(blue){分かり合う必要がある……。ティエリア……}」 「&color(blue){ハッ…。そこか!!リボンズ・アルマーク!!!}」 「&font(#47ea7e){「感謝して欲しいな。君がその力を手に入れたのは、僕のおかげなんだよ?刹那・F・セイエイ……}」 「&color(blue){……俺を救い、俺を導き…。そして今また…!俺の前で神を気取るつもりか!?}」 「&font(#47ea7e){いいや、神そのものだよ}」 「&color(blue){そこまで人類を支配したいのか!?}」 「&font(#47ea7e){そうしなければ人類は戦いを止められず滅びてしまう。救世主なんだよ、僕は}」 「&color(blue){共に歩む気は無いと…?分かり合う気は無いのか!?}」 「&font(#47ea7e){人間が自分達の都合で動物達を管理しているのと一緒さ。それに…純粋種となった君に打ち勝てば、僕の有用性は不動のものとなる!}」 「&color(blue){ッ…!そのエゴが世界を歪ませる…!貴様が行った再生を……この俺が破壊する!!}」 「&font(#47ea7e){良い覚悟だ!}」 「&color(blue){ダブルオーライザー!}」 「&font(#47ea7e){リボーンズキャノン!}」 「&color(blue){刹那・F・セイエイ!!}」 「&font(#47ea7e){リボンズ・アルマーク!!}」 「&color(blue){出る!!}」 「&font(#47ea7e){行く!!}」 「この程度の砲撃…!」 「ここは…!俺の距離だ!」 「あ…あれは……。ガンダム……!」 「&font(#47ea7e){君のその力……オリジナルのGNドライヴの恩恵があればこそだ!返して貰うぞ!!}」 「&color(blue){誰が!}」 「さ…!させるかぁあああああッッッ!!!!」 「ガンダムエクシア…刹那・F・セイエイ!未来を切り拓く!!」 「&color(blue){行こう。俺達にはまだ…やる事がある}」 「&font(#ff3399){うん。皆が命を引き換えにして変えた世界を…見続けなくちゃ……}」 「&font(#8b008b){そうね……}」 「俺達はソレスタルビーイング。戦争根絶を目指す者。世界から見放されようとも…俺達は、世界と対峙し続ける。武力を行使してでも…世界の抑止力となって生きる。  だからこそ俺達は……存在し続けなければならない……!未来の為に……」 } 【台詞集3】 #openclose(show=クリックにて展開){ 「&color(green){挨拶しなくて良いのかい?}」 「&color(blue){その必要を感じない}」 「&color(green){あっそ}」 「&font(#ff3399){ミッションは?}」 「&color(blue){……ヴェーダの情報のおかげで未然に防げた。スメラギに報告する}」 「&font(#ff3399){あっ…!これ……}」 「&color(darkmagenta){よくやってくれたわ。これで連邦がコロニー側の救済にも力を入れてくれれば…}」 「&color(blue){新政権が立ち上がってまだ2年だ。小さな問題は、俺達の手で刈り取るしかない}」 「今のは威嚇だ!今度は当てる!」 「ハッ……!リ…リボンズ・アルマーク!?」 「リボンズ・アルマーク…!何故貴様が……!?」 「&color(blue){大丈夫か!?}」 「&color(dodgerblue){どういう事だよ、刹那!?}」 「&color(blue){俺にも分からない…。だが……!}」 「&font(#ff3399){刹那、どうかした?}」 「&color(blue){いや、別に……}」 「&font(#ff3399){何か…感じたんでしょ?}」 「&color(blue){ああ。だが上手く言葉に出来ない……}」 「……何だったんだ?あれは……」 「ガンダムで出る!!」 「&color(darkmagenta){刹那。分かってるとは思うけど、ダブルオーライザーは太陽炉の代わりに粒子タンクを増設した急場凌ぎの機体よ。絶対に無理はしないで}」 「&color(blue){了解。ダブルオーライザー、刹那・F・セイエイ…出る!}」 「クッ…!この感覚…。あの時の…!ッ…!一体……!?」 「……あれは…一体……?」 「&color(indigo){刹那、何故ELSを攻撃しなかった?}」 「&color(orangered){“ELS”?}」 「&color(indigo){連邦政府が異星体を今、“ELS”と呼称している。刹那、ELSを攻撃しなかった理由を言え}」 「&color(blue){……分からない……}」 「&font(#ff3399){刹那はどう思う?}」 「&color(blue){ッ……}」 「&font(#ff3399){刹那は…どう思う?}」 「&color(blue){……分からない。……本当に分からないんだ……。済まない}」 「&font(blue){ELSの!―――ELSの地球圏到達までの時間を出してくれ!}」 「&font(#ff3399){刹那…?}」 「&color(blue){早く!}」 「&font(#ff3399){……ッ!地球圏到達まで…95日!}」 「&color(darkmagenta){……たった3ヶ月…。これが“来るべき対話”に与えられた時間なの……?}」 「&font(#0000ff){行こう!}」 「&font(#302833){……そうだな。此処でこうしていても、何も始まらねえ!}」 「&font(blue){…ああ!}」 「俺の声が聞こえるか!?逃げろ!!逃げるんだ!!!」 「…連邦のパイロット…!」 「各機攻撃を中止!撤退しろ!ライザーシステムで、高濃度GN粒子の意識共有領域を作る!」 「お前達は何者だ!? 何を求めて此処に来た!!?……答えろぉおおおおおッッッッッ!!!!!」 「答えてくれ!お前達の目的は…?!」 「&color(blue){心配かけてすまなかった}」 「&color(darkmagenta){刹那…}」 「&color(blue){ダブルオークアンタで出る…!}」 「&color(darkmagenta){……お願い}」 「&color(blue){クアンタで出る}」 「&font(#393f4c){言われなくても!}」 「&font(#ff3399){リニアボルテージ上昇、730を突破!射出タイミングを刹那・F・セイエイに譲渡します!}」 「&color(blue){了解!ダブルオークアンタ、刹那・F・セイエイ…出る!!}」 「俺は戦う為に来たわけでは!!」 「トランザムでELSの中枢に突入する!」 「トランザム!!!」 「このまま表面を切り裂く!!」 「……あの男……!」 「…突入する!!」 「&color(indigo){我々を迎え入れるのか?}」 「&color(blue){クアンタムシステムを作動させる!}」 「&color(indigo){ELSの力は未知数だ。フルパワーで行く!}」 「&color(blue){了解!クアンタムバースト!}」 「&color(blue){これがラストミッション!}」 「&color(indigo){人類の存亡を掛けた…}」 「&font(#00a497){対話の始まり!!}」 「&color(blue){ぐぁッ!!うぅ…ッ!あぁ……ッ!!エ、ELSの意識が…!!}」 「&color(indigo){僕とリンクするんだ、刹那!この情報の奔流は、僕とヴェーダで受け止める!―――余計なものは受け流せ。本質を…彼らの想いを!!}」 「&color(indigo){そうか…。彼等の母星は死を迎えようとしていて、生き延びる道を探していたのか…}」 「&color(blue){繋がる事で…1つになる事で、相互理解をしようとしていた……。行こう、彼等の母星へ。俺達は分かり合う必要がある}」 「&color(indigo){良いのか?}」 「&color(blue){良いも悪いも無い。ただ俺には……生きている意味があった……!みんな同じだ…。生きている…!}」 「&color(indigo){生きようとしている……}」 「&color(blue){だが……何故こうも擦れ違う?}」 「&color(indigo){なまじ知性があるから、些細な事を誤解する}」 「&color(blue){それが嘘となり、相手を区別し―――}」 「&color(indigo){―――分かり合えなくなる……。ただ、気付いていないだけなんだ…!}」 「&color(blue){だから、示さなければならない…!世界はこんなにも…簡単だという事を!}」 「&font(#3300cc){どなた…かしら?ご免なさい…。私、目が不自由で……}」 「&color(blue){マリナ・イスマイール}」 「&font(#3300cc){ハッ…!そ、その声は…?まさか……!}」 「&color(blue){こんなにも長く……時間が掛かってしまった}」 「&font(#3300cc){擦れ違ってばかりいたから……}」 「&color(blue){だが……求めていたものは同じだ。君が…正しかった……}」 「&font(#3300cc){ッ……!あなたも…間違っていなかった……}」 「&color(blue){俺達は……}」 「&font(#3300cc){私達は……}」 「&font(#00a497){分かり合う事が出来た……}」 } 【その他台詞集】 「ちょりーっす!!!転入生の刹那で〜す!よろしちょりーっすwwwwww」 「…ぷいっ」 「俺は、ガンダムではない…ならば俺は、ガンダムになる!」 「&font(#ff3399){……新しいガンダムが出来たら、本当に争いの無い世界に…なるのかな……?}」 「&color(blue){それは俺にも分からない……。ただこれだけは言える。}  &color(blue){俺のイノベイターとしての能力が…人と人とを理解させる事が出来るのなら、俺は全力でそれをやるつもりだ}」 「未来の為の戦い……。破壊する事しか出来ない俺の中に、初めて芽生えた戦う意味……。  それを強く意識したのは、ロックオン…ニール・ディランディの言葉…。そして、あの男の存在がある…。俺の対極にいた男、グラハム・エーカーの存在が……」 「そうだ……。俺は生きる為に戦う。俺は…俺自身を変革させる……。  ニール・ディランディが求めたように…。イオリア・シュヘンベルグが求めたように……。俺は、イノベイターとして……いや、ソレスタルビーイングのガンダムマイスターとして生きる。  新たなるガンダム…。俺のガンダム…!ダブルオークアンタと共に……!!」 【ゲームでの活躍】 ◆[[スーパーロボット大戦シリーズ]] ・[[Zシリーズ>スーパーロボット大戦Z]] 『[[第2次Z破界篇・再世篇>第2次スーパーロボット大戦Z]]』で共に登場。 前者はまだ1stシーズンの頃なので性能も何とも微妙だが、後者は成長した描写を反映してそれなりに強いキャラになり、最終段階まで育てればトップクラスになる。 但し、固有アビリティの「&font(#0000ff,b){イノベイター}」も使い勝手が悪い。ifルートだと習得時期が遅れるのも欠点。 ぶっちゃけボスキャラの一人とされたリボンズと同等かそれ以上の能力のパイロットという原作設定に沿っているかと言われると疑問符が付く。 一方、エースボーナスが「&font(#0000ff,b){ガンダムか、太陽炉搭載型MS相手にダメージ1.5倍}」という強烈過ぎるもので、 そのどちらも少ない破界篇では使い勝手が悪いが、再世篇では文字通り「&font(#0000ff,b){ガンダムを駆逐するガンダム}」と化す。 ストーリー面では、『00』を主軸の一つとしているだけあり、その点は良い意味で目立つ。 協調性が無く、無口で無愛想同士の[[ヒイロ>ヒイロ・ユイ]]との掛け合いはネタと燃えの両方の意味で良好。 ・[[UX>スーパーロボット大戦UX]] 劇場版の設定で参戦。 三璃紗の侠達を初めて見た時は意外にも大人しめな反応だったが、後に彼らの事も「&font(#0000ff,b){ガンダム}」と認める。 中盤にELSとの対話に失敗して昏睡状態になるが、 [[乙姫>皆城乙姫]]、ニールとの対話を経て、ELSや[[フェストゥム>フェストゥム(蒼穹のファフナー)]]、[[バジュラ>バジュラ(マクロスF)]]といった「命ある者達」と分かり合う道を模索し始める。 その強い意志は、あの[[サコミズ王>迫水真次郎/サコミズ・シンジロウ]]を驚愕させた程(更に第二部ラストでの説得イベントでは、彼の加入フラグにも関わっていたりする)で、 [[アルト>早乙女アルト]]や[[浩一>早瀬浩一]]にも影響を与えていく事になる。 EDでは[[ソレスタルビーイング号>コロニー型外宇宙航行母艦ソレスタルビーイング]]でELSの母星に旅立つ事になり、原作とは異なりトレミークルー(地上に残ったアレルヤ&[[マリー>ソーマ・ピーリス/マリー・パーファシー]]を除く)や[[マネキン>カティ・マネキン]][[夫妻>パトリック・コーラサワー]]、 生き残っていればグラハムと[[アンドレイ>アンドレイ・スミルノフ]]、そして[[キラ>キラ・ヤマト]]と共に外宇宙へと向かった。 「ソレスタルビーイング号量子ワープ出来ないのに大丈夫なのか?」と心配になったプレイヤーもいるかもしれないが、 フロンティア船団提供のフォールド技術があるので寧ろ原作よりも早く帰って来られるかもしれない。 固有スキル「&font(#0000ff,b){イノベイター}」は再世篇より使い勝手が良くなった。 ダブルオーライザー(粒子貯蔵タンク型)に搭乗している時は微妙だが、クアンタに乗り換えてからが本領発揮。「&font(#0000ff,b){覚醒・魂}」を覚えるのでしっかり育てよう。 因みにクアンタムバーストの解禁は第三部終盤からで、初使用の場面はなんと&font(#ff0000,b){『&u(){[[&color(red){鉄のラインバレル}>鉄のラインバレル]]}』のシナリオの真っ最中。} 浩一の説得に応じず怒り狂う[[加藤>加藤久嵩]]に対して、事前に[[イアン>イアン・ヴァスティ]]から「&font(#393f4c){調整中だから使うなよ?}」と言われ、直前にもティエリアに「&color(indigo){やめろ刹那!まだ調整中だ!}」と止められていたにも拘らず、 そんなもの知った事かとばかりに完全無視してクアンタムバーストを発動。 クアンタムバーストによるGN粒子の輝きは、加藤に原作では叶う事のなかった[[恩師>城崎天児(鉄のラインバレル)]]との再会と対話の機会を与え、彼の心を大きく動かす事となった。 本作に於ける加藤機関とのヒトマキナ壊滅後も続く共闘は、この出来事無しでは成し得なかったであろう。 なお、当然ながらこの事態が原因でクアンタムシステムは再調整を余儀なくされている。&font(#ff0000,b){そして当の本人は反省の色一切無しであった。} ・[[BX>スーパーロボット大戦BX]] 劇場版の設定で参戦。 [[ユニコーンガンダム]]が持つ可能性を信じる[[バナージ>バナージ・リンクス]]と救世主としての道を模索する[[キオ>キオ・アスノ]]、自分の存在意義について悩む[[騎士ガンダム>ナイトガンダム]]を導いていく。 ◆[[SDガンダムGジェネレーションシリーズ]] 2ndシーズンまではそれなりの性能だが、劇場版になると異様に強い。指揮力は高くないが、パイロットとしては作中屈指の能力を誇る。 【プラモデル】 バンダイのキャラクター胸像プラモデルシリーズ「FIgure-rise Bust」の第7弾として発売されている。 このシリーズは驚異の成型技術とパーツ分割によって成型色段階で細かく色分けされ、殆ど塗装の必要が無いのだが、 彼だけは&u(){[[&font(#c9caca,b){シルバーのスプレー塗料による全塗装}>ELSが擬態・融合した機体・人物一覧]]}で仕上げようとするモデラーが後を絶たないと言われている。 【余談】 コードネームである「刹那・F・セイエイ」は「&font(#0000ff,b){刹那・FROM・聖永}」と言う言葉から来ており、 「&font(#0000ff,b){永遠という長い時間の中から切り取った一瞬よりも短い時間}」という意味との事。 「&font(#ff0000,b){破壊する事しか出来ない}」と語っていた少年は、何時しか「&font(#00a497,b){破壊を捨て、対話を望む}」青年となった。 たとえその姿が変わろうとも、変革を受け入れ、これからも歩み続けていくのだろう。 また、彼の誕生日である4月7日は『[[機動戦士ガンダム]]』の放送がスタートした日でもある。 #center(){ &color(blue){行こう、アニヲタWiki(仮)へ。俺達は分かり合う必要がある。} &color(indigo){良いのか?} &color(blue){良いも悪いも無い。ただ俺には……追記・修正している意味があった……!} } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,41) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2014-10-19 20:45:01) - 誕生日の設定は狙ってやったものなのだろうか。 -- 名無しさん (2014-12-19 21:54:07) - ↑そうだろ。別にこの日じゃなけりゃダメだっていう必然性ないし。 -- 名無しさん (2015-02-15 10:07:08) - ネタキャラという認識しかなかったが、大分印象変わったわ -- 名無しさん (2015-04-15 18:01:59) - スパロボでマリーダさんと念願の会話を披露。なおマリーダさん発狂した模様。 -- 名無しさん (2015-04-30 19:19:57) - 名(迷)台詞集の「チョリーッス」はいらんだろう -- 名無しさん (2015-05-16 21:44:50) - ↑×2 なんか「お前もガンダムなんやで」って言っただけで完全論破した風になっててワロタ -- 名無しさん (2015-07-21 09:12:59) - この人二期の後も成長していたようで劇場版の頃にはライザーでも付いて行けなくなったらしいな。そりゃオービットフラッグでジンクス三機倒せますわ。 -- 名無しさん (2015-07-22 03:09:48) - ソラン・イブラヒムを訳すると「太陽の子」になるらしい・・・どうりでその時不思議な事が起こりまくるわけだw -- 名無しさん (2015-07-22 22:06:16) - 当初はガンダム主人公で弱い方だったのに今や最強クラスというのが面白い。 -- 名無しさん (2015-09-02 15:58:13) - スパロボなりGジェネなりでレビル将軍と共演し、大いに驚かせてほしい。せっさんは最終的に「レビル将軍の考えるニュータイプ像」そのままになったのだ。 -- 名無しさん (2015-10-08 21:34:07) - ↑×3 刹那「俺は太陽の子!! ソラン・イブラヒィムゥ!!」 -- 名無しさん (2015-10-08 22:05:04) - 名(迷)台詞集の内かなりの量がガンダム発言www -- 名無しさん (2015-12-16 21:33:51) - 太陽の子って聞いたらせっさんやうーさーがてつをの声に聞こえてしまうじゃないかwww -- 名無しさん (2015-12-25 22:01:27) - 一見するとエキセントリック・・・というわけでもなく、全体通してみると主人公としては割と普通の人だよなあ。 -- 名無しさん (2015-12-25 22:08:57) - ↑下手な事はあっさりと自分なりに練習してるしな。曲者か出来ないことは避けるタイプが多いガンダム主人公では珍しい。 -- 名無しさん (2016-01-03 21:59:35) - 記憶を消してもう一回劇場版を見たとしてラストにあのメタリックな刹那が出てきたら絶対笑う自信があるわ -- 名無しさん (2016-01-21 21:55:56) - ガンダムという天使になる為に奮闘していた刹那、約束の場所に行く為に悪魔と化した三日月、早く共演したいものだな。 -- 名無しさん (2016-03-29 00:31:13) - せっさんに映司のセリフ言わすとどうなるだろう? -- 名無しさん (2016-04-04 22:04:37) - X-Ωで嵐を呼ぶ幼稚園児と共演 夢の中とはいえ戦場に出る5歳児を見て元少年兵の彼は何を思うのか -- 名無しさん (2016-04-11 21:10:06) - ↑3 自分が人並みに戻れなくなっていく無自覚な孤独と、贖えない自責の果てに使命を求め、とうとう人間を辞めるまで人並みの幸せに気付かなかった遠回りな刹那。ならば自分たちを人扱いしないクソッタレな世に抗い、仲間と共に未来を掴もうと最短距離を走った結果、自分の“人間”を切り売りしている三日月は・・・どうなると言うのだ。 -- 名無しさん (2016-05-07 13:08:50) - ↑刹那が対話の為にELSと融合したなら、三日月は破壊の為にバルバトスと融合するかもな。 -- 名無しさん (2016-05-27 08:58:16) - スパロボにガエリオ出たら、一緒に共演してほしい。 -- 名無しさん (2016-08-02 22:54:46) - 某ラジオにて 杉田 「俺が!カンダタこぶんだ!」 -- 名無しさん (2016-08-03 11:37:40) - 彼と一期終盤のガエリオが手を組んだら、いいコンビになれそうな気がする。中の人的にも月と魅上だし -- 名無しさん (2016-08-10 17:07:35) - コジロウ「トランセルは使うなよ...」 デント「了解、トランセル!」ポ-ン! -- 名無しさん (2016-10-03 22:43:21) - 彼の胸像プラモは、どうしたわけか(棒)シルバーのスプレー塗料と一緒に売れるという。 -- 名無しさん (2017-01-08 21:15:57) - ↑モデラー「行こう、彼らの母星へ…」 -- 名無しさん (2017-02-05 14:50:00) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2009/12/23(水) 04:14:11 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 17 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ----   #center(){&font(#0000ff,b){……そうだ。未来を創る為に、俺達は…!} &big(){&font(#0000ff,b){変わるんだぁあああああああッッッッッ!!!!!}} } 『[[機動戦士ガンダム00]]』の登場人物。 [[私設武装組織 ソレスタルビーイング]]に所属するガンダムマイスターであり、本作の主人公。 CV:[[宮野真守]] / 西墻由香(幼少期) 性別:男 年齢:16歳(1st)→21歳(2nd)→23歳(劇場版)→73歳(劇場版エピローグ) 誕生日:4月7日 身長:162㎝(1st)→175㎝(2nd) 体重:49㎏(1st)→58㎏(2nd) 血液型:A型 所属:反政府ゲリラ組織「KPSA」→[[私設武装組織 ソレスタルビーイング]] 本名:ソラン・イブラヒム 別名:カマル・マジリフ 人種:クルジス人 搭乗機 ・GN-001 [[ガンダムエクシア]] ・GNR-001E+GN-001 [[GNアームズ TYPE-E>GNアームズ]]+ガンダムエクシア ・GN-001RE [[ガンダムエクシアリペア>ガンダムエクシア]] ・GN-0000 [[ダブルオーガンダム]] ・GN-0000+GNR-010 [[ダブルオーライザー>ダブルオーライザー/トランザムライザー]] ・GN-001REⅡ [[ガンダムエクシアリペアⅡ>ガンダムエクシア]] ・CBNGN-003 [[ユニオンフラッグ ソレスタルビーイング仕様>ユニオンフラッグ オービットパッケージ]] ・GN-0000+GNR-010 [[ダブルオーライザー(粒子貯蔵タンク型)>ダブルオーライザー/トランザムライザー]] ・GNT-0000 [[ダブルオークアンタ]] ・[[ELSクアンタ>ELSが擬態・融合した機体・人物一覧]] 中東の貧困国・クルジス共和国の出身。 幼少期に起きていた内乱の中で、反政府ゲリラ組織「KPSA」に誘拐・[[洗脳]]され、「&font(#0000ff,b){聖戦に参加して神の名の下に戦い、神の名の下に死ぬ}」為として両親を殺害した。 その後も少年兵として戦争行為に従事していたが、ある日の劣勢の中、聖戦を謳っていた大人達が逃げ出し、少年兵の仲間達だけが見殺しにされる惨状の中で、 「&font(#0000ff,b){この世界に神なんていない}」という現実を目の当たりにする。 その戦闘で遂に[[敵MS>ファントン/アンフ]]に追い込まれ、死の危機に陥ったが、その紛争に[[オーガンダム]]が武力介入してきた事でただ一人生存。 その&font(#00a497){神々しい光}を放つ姿に、自分が否定していた「&font(#0000ff,b){神}」の存在を重ねると同時に、 それまで破壊する事しか出来ず、生きる価値が無い己が生かされた理由を追い求めるようになった。 即ち、「&font(#0000ff,b){あの神々しいガンダムがわざわざ自分だけ救った以上、自分には何か生きる意味が存在する筈。だとしたらそれを確かめたい}」といった欲求である。 その為、「&font(#0000ff,b){自分が生き永らえているという事実そのもの}」に対して度々強い執着と自負を見せる。 その数年後に[[私設武装組織 ソレスタルビーイング]]にスカウトされ、ガンダムマイスターとなる。   寡黙で協調性が無く、無愛想な性格であまり感情を表に出さないが、隣人の[[沙慈・クロスロード]]との会話や頼みにはきちんと応じている等、一応真っ当な社会性はある模様。 一般人のように振舞う演技が要求される時も、それらを難なく熟している辺りからも窺える。 両親を喪う事の多い歴代ガンダム主人公だが、現時点で「&font(#ff0000,b){唯一自分の手で両親を殺害した}」事実が明言されている人物。 両親を殺した過去は洗脳が解けた現在では時折フラッシュバックする程のトラウマとなっており、彼が戦争を憎む最大の理由となっている。 視聴者からの愛称は「&font(#0000ff,b){せっちゃん}(1stシーズン)」、「&font(#0000ff,b){せっさん}(2ndシーズン)」。 【1stシーズン】 第1話から登場し、ソレスタルビーイングの最初の武力介入に参加。 [[ガンダムエクシア]]を駆り、AEUの最新MS・[[イナクト>AEUヘリオン/AEUイナクト]]を容易く圧倒する力を見せ付けた。 その後も世界中に武力介入を行い、紛争根絶を目指す。 モラリア共和国での武力介入の際にKPSA時代の師匠であった[[アリー・アル・サーシェス]]と遭遇。 「&font(#0000ff){サーシェスもまた自分なりの大義故に戦い、そして逃げ出したならまだしも、仮に快楽主義の道楽で踊らされただけだとすれば、自分の人生は一体何だったのか}」 という想いから、その存在を確かめる為に&font(#ff0000){コクピットから出る}という暴挙を敢行(後日[[他の>ロックオン・ストラトス]][[マイ>アレルヤ・ハプティズム]][[スター>ティエリア・アーデ]]から大目玉を喰らった)。 別のミッションでは、偶然出会ったアザディスタン王国の第一皇女[[マリナ・イスマイール]]に対し、半ば感情的になって&font(#ff0000,b){正体をバラす}という蛮行を仕出かす(こっちは他の人に未報告)。 当初は自分が中東出身だと見抜いた彼女に疑念を抱かれないよう、「カマル・マジリフ」という別の偽名を名乗る冷静な対処を見せていた。 が、故郷クルジスを滅ぼし、「&font(#ff0000,b){武力でしか戦争鎮静化は不可能}」と思い知らせたアザディスタンの代表者である彼女が「&font(#00a497,b){対話による平和実現}」を唱えた結果、 上記の暴走行為をやらかした。 しかしこの一件以降、(地上波で親殺しという要素を前面に出せないからか、実質[[隠し設定>裏設定]]となった)「&b(){&u(){[[&font(#3300cc){母親}>お母さん]]}&font(#3300cc){によく似た声}}」を持ち、 何より「&font(#00a497,b){初めて自分に対して、真正面から対話による平和の実現を説いた}」彼女の存在を彼なりに意識するようになる。 更に、その彼女にガンダム使って夜這いまで仕掛ける思春期な一面も見せたが、朴念仁だった彼は特に何もせず帰投した。 中盤までは「[[俺がガンダムだ]]」に代表されるようなぶっ飛んだ言動以外目立った活躍は無かったが、[[ガンダムスローネ]]が登場した頃から漸く主人公らしい言動が現れ出し、 トリニティのやりたい放題の武力介入に「&font(#0000ff,b){……お前達が……。その機体が……!ガンダムで……!あるものかぁッ!!!}」や、 「&font(#0000ff,b){違う!貴様はガンダムではない!}」等と憤慨し、3機のスローネ相手に単身で戦いを挑む。 彼の中では「&font(#0000ff,b){神に代わる平和の体現の依り代であるガンダムで戦っていれば、自分が望む“&ruby(ガンダム){紛争根絶を体現する者}”になる事が出来る}」と考えていたのだが、 同じくガンダムで戦っているにも拘らず、どうあっても容認出来ないチームトリニティの存在が、彼の価値観に影響を及ぼす切っ掛けとなった。 対話による平和の追及など無駄と口では言いつつ、本心では戦わない平和な生活というものを欲していたが、 過去への贖罪や自らの居場所をその手で壊したという自責の念、自分に対話を促す能力も無かった所為もあり、 「&font(#ff0000,b){たとえ窮地に立たされようとも“破壊者”としての道を邁進する事で、自分なりの平和の実現を目指す}」という人生観を確立する。 国連軍との最終決戦では、[[アレハンドロ・コーナー]]の駆る[[アルヴァトーレ]]、[[アルヴァアロン]]、 更に[[グラハム・エーカー]]の[[GNフラッグ>ユニオンフラッグカスタムⅡ]]との3戦に亘る激闘の末、エクシアと共に消息を絶った。 この後の空白期では、[[ガンダムアストレア]]を撮影したジャーナリストを尾行したり、 [[初代ロックオン・ストラトス=ニール・ディランディ>ロックオン・ストラトス]]に代わるマイスターとして2ndシーズン開始の一年前にも[[ライル・ディランディ>ロックオン・ストラトス]]をスカウトしに行って結局断念したり、 故郷クルジスの跡地に行ったりとなんやかんやしていた。 【2ndシーズン】 4年間ソレスタルビーイングと接触出来ず、独自の武力介入を行いながら自分達が変えた世界を見続け、依然正せていない世界の歪みを探し続けていた。   コロニープラウドで行われた虐殺行為に[[ガンダムエクシアリペア>ガンダムエクシア]]にて武力介入し、そこに現れたソレスタルビーイングに再び合流。 [[ダブルオーガンダム]]のマイスターとして再び戦いに身を投じる。 1stシーズンの頃より素直に感情を吐露するようになり、見た目も大分成長したが、スカウト当時何も知らない部外者だったライルに保険も掛けずに自分達の情報を手渡したり、 敵対していた軍の関係者である[[ビリー・カタギリ]]の目の前で[[スメラギ・李・ノリエガ]]の正体を声高にバラしたりと、2話目から早くも全開。 わざわざ迎えに行ったスメラギとライルの両名が乗っていたスペースシップから、&font(#ff0000,b){ライルが操縦出来るか確認もせずに一人だけビームが飛び交う宙域に飛び出したりもした。} 運良く刹那がダブルオーを起動させて事無きを得たものの、 ライルが操縦出来なければ、或いは生身の刹那がビームに掠られればガンダムマイスターが失われる上に組織の壊滅もあり得るとんでもない大博打であったと言えよう。 &font(l){[[主人公補正]]?言うな} この頃、救出したマリナとカタロンの子供達の様子に憧憬に近い念を抱きつつも、 「&font(#0000ff,b){俺は二度と…あの中に入る事は出来ない}」と諦観に近い認識を抱き続け、「&font(#ff0000,b){破壊の果てに生まれるものがある}」と信じて戦闘を継続。 しかし、真の計画遂行者を自称する[[イノベイター勢力>イノベイター(機動戦士ガンダム00)]]の登場や、上記の様に「&font(#0000ff,b){自分だけがガンダムに生かされた以上は必ず意味がある筈だ}」と信じて戦ってきた末に、 嘗て自分を救ったオーガンダムのマイスターであった[[リボンズ・アルマーク]]から「&font(#47ea7e,b){自分が認め得ない敵による、ただの気紛れでしかない}」という真実を告げられ、 その際に彼の懐刀となったサーシェスの[[アルケーガンダム]]との戦闘では半ば狂乱したように一心不乱に戦い、純粋に&font(#ff0000,b){“破壊者”}として彼をあと一歩の所まで追い詰めた。 が、マリナと子供達の歌で「&font(#0000ff,b){二度と戻れないと思っていた場所から自分を呼ぶ声が聞こえた}」事で、その戦いの手を止める。 結果的にサーシェスを取り逃がしてしまうが、 この出来事と夢で再会したニールの助言によって、「&font(#00a497,b){他者に対話を促す}」というそれまでの人生観とは異なる戦い方の模索を始めた。 これ以降、[[ダブルオーライザー>ダブルオーライザー/トランザムライザー]]で戦い始めて散見された[[真のイノベイター>イノベイター(機動戦士ガンダム00)]]への変革が一気に加速。 瞳の虹彩が暗闇の中、一瞬&color(gold){金色}に輝く等の現象も起きるようになる。 そして最終決戦となったヴェーダ奪還作戦で、とうとう『&font(#00a497,b){純粋種のイノベイター}』への完全な変革を遂げ、 ツインドライヴの[[トランザムバースト>GN粒子(機動戦士ガンダム00)]]を展開した。 その後リボンズと遭遇し、どうあっても説得・相互理解が不可能と判断。彼の駆る[[リボーンズガンダム>リボーンズガンダム/リボーンズキャノン]]と交戦。 激しい戦いの末に相討ちとなり、機体の左肩の[[GNドライヴ>GN粒子(機動戦士ガンダム00)]]をリボンズに奪取されてしまう。 最後の決着をつけるべく、[[ガンダムエクシアリペアⅡ>ガンダムエクシア]]に乗換え、同じく機体をオーガンダムに乗換えたリボンズと再び対決。 一進一退の攻防を繰り広げた末、遂に勝利を収めた。 エクシアリペアⅡに乗り換える際、彼は朦朧とする中で、「&font(#ffd900,b){故郷の名も無い花}」に手を伸ばした。 しかし、刹那の手に収まったのは、彼にとっての「&font(#ffd900,b){平和の象徴たるその花}」ではなく、「&font(#0000ff,b){彼の剣たるガンダム}」だった。 リボンズとの最後の死闘の末、結局花は刹那の手元を離れ、地上へと吸い込まれていった。 【操縦技術】 1stシーズンに於いては、幼少期から鍛えた剣及び短刀術をベースにした近接戦闘にかけてはマイスター随一。 流れるような無駄の無い剣捌きでMAを手早く解体し、[[GNファング]]をGNビームダガーで的確に捉えるという投擲技術に於いては登場するパイロットの中でも右に出る者が存在しないレベル。 しかし、師匠のサーシェスには良い様に動きを読まれて翻弄され、アレハンドロにも「&font(#e6b422){力任せだ…。ガンダムの性能に頼り過ぎている}」と操縦技能を酷評されていた。 また、エクシアの兵装の特性の所為ではあるものの、射撃は頻繁に外しまくり、[[世界最高>グラハム・エーカー]][[峰の>アリー・アル・サーシェス]][[パイロット達>セルゲイ・スミルノフ]]相手とはいえ、 [[格>ユニオンリアルド/ユニオンフラッグ/ユニオンブラスト]][[下>グラハム専用ユニオンフラッグカスタム/オーバーフラッグ]][[の>サーシェス専用AEUイナクトカスタム]][[機体>ティエレンのバリエーション]]にしばしば苦戦していた事から「&font(#0000ff,b){名有りパイロット最弱候補}」等と視聴者に評価される始末。 無論、ヴェーダが課したマイスターの適性試験はちゃんとクリアしており、世界全体で見ても上位20位程度には入る技量はある。 しかし、元々エクシアのマイスター候補は複数存在しており、刹那が彼等を押し退ける形でマイスターに抜擢されたのは、 ガンダムを「&font(#0000ff,b){救世主 / 神}」として崇めるその姿に興味を抱いたリボンズがヴェーダに強く推薦した為である。 2ndシーズンでは大分腕を上げ、自身の怪我とダブルオーライザーの機体性能の兼ね合いで条件はほぼイーブンになったサーシェス相手に圧倒出来る域にまで到達。 特にイノベイターとして覚醒した後は、[[スサノオ>マスラオ/スサノオ]]の攻撃を白羽取りでへし折って勝利を収め、 [[レグナント>エンプラス/レグナント]]のGNファングをGNソードⅢ一本で全て斬り払う程度は序の口。 真の超兵として覚醒した[[アレルヤ・ハプティズム]]でも捉え切れなかったリボーンズガンダムの小型GNフィンファングを難なく切り払ったり、 ビームを交差させて撃墜するといった離れ業もやってのける作中最強のパイロットへと成長していった。 #center(){[[武士道>ミスター・ブシドー]]&font(#0033ff){「射撃も上手くなった……!それでこそだ、少年!!」}} 2ndシーズン終了後は覚醒したイノベイターとしての能力が発展して成長し続け、 外伝『00V戦記』では[[トランザム>トランザムシステム(機動戦士ガンダム00)]]が&font(#ff0000,b){僅か0.02秒しか使えないにも拘らず、1000km離れた目標をも撃ち抜く}イノベイターの力を見せ付けた。 【[[劇場版>劇場版 機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer-]]】 この辺りになると技量は圧倒的であり、テロリストが用いた払い下げの[[GN-XⅢ>GN-X]]の1個小隊をGNソードを装備しただけの[[オービットフラッグ>ユニオンフラッグ オービットパッケージ]]で、 ものの&font(#ff0000,b){1分程度で}撃墜してのけている。 [[グラハム・マニューバ>ユニオンリアルド/ユニオンフラッグ/ユニオンブラスト]]による流麗な一撃離脱を難なく熟すのみならず、 グラハムでも悶絶するであろうオービットフラッグの全速飛行中に変形とブースターの逆噴射を利用したフェイントを行い、 対応し切れず思わず突っ込んだGN-XⅢを振り向きざまのプラズマソードで落とす(プラズマソードでも急所を突けば撃墜は出来る)卓越した技能を見せつけた。 純粋種のイノベイターへと変革した事で肉体強度や操縦技量及び精度、脳量子波による感知能力は完全に人間の域を超えている事が窺える。 しかし、同時にそれによって自分と周囲の違いや自分の在り方に困っていた彼に笑顔は無く、1stシーズン時のように周囲と壁を作っていた。 自分の事でいっぱいいっぱいだった所為か、ライルに「&color(green){(マリナに)挨拶しなくて良いのかい?}」と聞かれて「&color(blue){その必要を感じない}」と言ったり、 帰投した際に[[フェルト・グレイス]]が差し出した飲み物を一瞥する事無くスルーする等、鈍感ぶりにも拍車が掛かっている。 異星体「[[ELS>ELS(機動戦士ガンダム00)]]」の来訪を聞き付け、危機に陥った沙慈と[[ルイス・ハレヴィ]]を救出する。 本格的に接近してきたELSとの最初の戦闘でダブルオーライザーを侵食され違和感を感じ、2度目の戦闘では[[トランザムバースト>トランザムシステム(機動戦士ガンダム00)]]による対話を試みるが、失敗。 [[ティエリア・アーデ]]の決死の行動で侵食した機体から救出されたものの、ELSの脳量子波により脳細胞にダメージを負った彼は意識不明の重体となってしまった。   ELSとの最終決戦で[[トレミーの仲間達>チームプトレマイオス]]が奮戦する最中、彼は嘗て失った仲間達の夢を見る。 散っていった命、奪ってしまった命、両方が交錯する夢の中で[[リヒテンダール・ツエーリ]]、[[クリスティナ・シエラ]]、そしてニールに叱咤された彼は迷いを断ち切り、遂に目覚めた。 目覚めると早速、長い別れとなる事を覚悟しつつ、[[チームプトレマイオス]]の皆に送られながら[[ダブルオークアンタ]]で戦場に出撃。 仲間達が切り拓いた道を行き、[[ソルブレイヴス隊>ブレイヴ(機動戦士ガンダム00)]]やグラハムの[[自己犠牲]]もあって、遂にダブルオークアンタでELS本体の中心部に突入。 仲間達の奮戦により、温存出来た[[GN粒子>GN粒子(機動戦士ガンダム00)]]を最大限に活用したフルパワーの[[クアンタムバースト>GN粒子(機動戦士ガンダム00)]]による対話を行った。 そして…… #region(cloos,※劇場版ネタバレ注意!!) 「&font(#0000ff,b){何が世界を歪ませ、争いを起こすのか}」「&font(#0000ff,b){自分に生きる意味があるのか。あるならそれは何なのか}」ずっと探し続けた答えを、刹那は遂に見つけ出す。 ・「&font(#0000ff,b){何かが世界を歪ませるのではなく、人も宇宙生物も皆等しく懸命に生きようとして、その際に持てる知性の所為で擦れ違い、争ってしまう}」 ・「&b(){&font(#00a497,b){『互いが譲歩し歩み寄る事で分かり合える。それはこんなにも簡単な事だ』}&color(blue){と示す。それを行う為に自分は今生きている}}」 はっきりと答えを噛み締めた刹那の声は、実に清々しいものだった。 そしてELSの抱える問題を根本的に解決すべく、ワープホールでELSの惑星へ向かう。 そうした覚悟を経て、ELSと相互理解を得る為に&b(){&color(red){肉体的には人を捨て、}&font(#c9caca){「銀色の金属で出来た全く新しい生物」となった。}} どっからどう見ても人間辞めてる様にしか見えないが、ELSが可能な限り人間を理解した上で極力似るようにと擬態した事で、 肉体の構成は見た目よりは遥かに人間に近く、体温等も普通の人間と似たようなものになっている。 ELSが刹那の心意気に応えた結果と言えるだろう(劇場版では足音が鎧でも着てるかのような金属音だったが、Blu-ray / DVD化に当たって人間のものに差し換えられた)。 そして、宇宙の各地を周って対話の仲介を経る生活を続けて50年。漸く地球への帰還を果たす。 &font(#ffd900){故郷の花が咲く花畑}へ赴き、そこで隠居生活を送っていたマリナと再会。 &u(){[[&font(#00a497){草花も兵器に宿る未来}>DAYBREAK'S BELL(L'Arc~en~Ciel)]]}が、遂に訪れたのだった……。 #endregion() 【台詞集1】 #openclose(show=クリックにて展開){ 「この世界に…神なんていない……。―――この世界に…神なんていない……!」 「240082、エクシア、目標地点を視認。GN粒子の散布、目標到達と同時に終了させる。目標対象確認。予定通り、ファーストフェイズを開始する」 「エクシア、目標を駆逐する」 「エクシア、ファーストフェイズ終了。セカンドフェイズに移行する」 「&color(blue){セカンドフェイズ―――}」 「&color(darkgreen){―――終了だ……}」 「&color(darkgreen){俺達は世界に喧嘩を売ったんだ。分かってるよな、刹那?}」 「&color(blue){ああ、分かっている……。俺達はソレスタルビーイングの……ガンダムマイスターだ}」 「エクシア、刹那・F・セイエイ…セカンドミッションを遂行する」 「&color(darkgreen){刹那!応答しろ、刹那!}」 「&color(blue){ガンダムだ…}」 「&color(darkgreen){な、何だって?}」 「&u(){[[&color(blue){俺がガンダムだ……}>俺がガンダムだ]]}」 「エクシア、紛争を確認。根絶する…!」 「これが…ガンダムマイスターだ……」 「俺に…触れるなッ!!」 「単独出撃…。あのフラッグ、何者だ……?」 「ミルク……?」 「&color(darkorange){僕達に弱点があるとすれば…ガンダムが無いと、プトレマイオスの活動時間が極端に限定されてしまう所かな。}  &color(darkorange){4つしかない太陽炉が―――}」 「&color(blue){秘密事項を口にするな}」 「&color(darkorange){……悪かったよ}」 「&ruby(そら){宇宙}に続く…リニア……」 「エクシア、紛争介入継続。目標を駆逐する」 「火器を捨てた……?試すつもりか?この俺を…」 「&color(midnightblue){その首……貰ったぁッ!!}」 「&color(blue){……ッ!やるかよッ!!}」 「……俺に触れるな……」 「&color(dodgerblue){あの…お隣さんですか?僕、沙慈・クロスロードっていいます。この部屋で姉と2人で暮らしています}」 「&color(blue){……刹那・F・セイエイ}」 「&color(dodgerblue){ッ…。“セイエイ”……?変わった名前ですね。これからも宜し―――愛想無いな…}」 「&color(dodgerblue){あ…。君…!}」 「&color(blue){…沙慈・クロスロード}」 「&color(dodgerblue){うん、そう。名前憶えてくれたんだ}」 「&font(#ffdc00){誰さん?}」 「&color(dodgerblue){ああ、隣に住んでる―――えっと…}」 「&color(blue){刹那・F・セイエイ}」 「&color(dodgerblue){こんなのおかしいよ…。ソレスタルビーイングが武力介入を続けたって、世界は変わらない。彼等は世界を混乱させてるだけだ…}」 「&font(#ffdc00){何か企んでるんじゃないの?人って自分に得が無い様な事、普通しないし…}」 「&color(dodgerblue){うん…}」 「&color(blue){…それが普通の考えか?}」 「&font(#ffdc00){え…?}」 「&color(dodgerblue){何か言った?}」 「&color(blue){いや、何でもない}」 「世界が俺達と向き合わないというなら、向き合うまで戦い続ける。気付かせてやる…。世界の歪みを……」 「タリビアを紛争幇助国と断定。目標を駆逐する…!」 「&color(blue){……災難だったな}」 「&color(dodgerblue){えっ?…ああ、ステーションでの…。ホントにね。まさか…ソレスタルビーイングに助けられるなんて、思ってもみなかったよ}」 「&color(blue){…俺もだ}」 「&color(dodgerblue){えっ……?}」 「…GNブレイド…」 「エクシア…。俺のガンダム……」 「動きが読まれている……!」 「&font(#ba2636){ハッハッハッハッ、機体は良くてもパイロットはイマイチのようだな。え?ガンダムさんよぉ!}」 「&color(blue){あの声…}」 「&font(#ba2636){商売の邪魔ばっかしやがって!}」 「&color(blue){ハッ…!ま、まさか……!}」 「…そんな……!」 「この動き…!!」 「何故奴が此処に…?行き場が無くなって、PMCに所属したのか?だとしたら、奴の神は何処にいる……!?」 「&color(darkgreen){殴られた理由は分かるだろ?ガンダムマイスターの正体は、太陽炉と同じSレベルでの秘匿義務がある。何故敵に姿を晒した…!?}」 「&color(blue){……}」 「&color(darkgreen){理由ぐらい言えって!}」 「&color(blue){……}」 「&color(darkgreen){……強情だな…。お仕置きが足りないか?ッ…?}」 「&color(indigo){言いたくないなら言わなくて良い。君は危険な存在だ…}」 「&color(darkgreen){止めろ、ティエリア!}」 「&color(indigo){彼の愚かな振舞いを許せば、我々にも危険が及ぶ可能性がある。まだ計画は始まったばかりだ。こんな事で躓いて―――}」 「&color(blue){俺は降りない。エクシアからは降りない。俺は…ガンダムマイスターだ}」 「&color(indigo){クッ…!}」 「&color(darkgreen){銃を下ろせ、刹那!}」 「&color(darkorange){命令違反をした僕が言うのもなんだけど、僕達はヴェーダによって選ばれた存在だ。刹那がガンダムマイスターに選ばれた理由はある}」 「&color(indigo){……ならば…見せて貰いたいな。君がマイスターである理由を……}」 「&color(blue){……俺の存在そのものが理由だ}」 「&color(indigo){何?}」 「&color(blue){俺は生きている。生きているんだ……!}」 「&color(blue){その組織は…テロという紛争を起こした……}」 「&color(darkgreen){刹那…}」 「&color(blue){ならば、その紛争に武力で介入するのが…ソレスタルビーイング……。行動するのは、俺達…ガンダムマイスターだ……}」 「&color(blue){行っちゃうのか!?}」 「当たり前だ。俺は神の代わりに務めを果たしに行くんだ」 「&color(blue){駄目だよ…!死んじゃうよ!!}」 「何だお前?死ぬのが怖いのか!?それは神を冒涜する行為だぞ!」 「死の果てに神はいない……」 「&font(#3300cc){余計な事をしたかしら?}」 「&color(blue){いや…}」 「&font(#3300cc){こんな場所で、同郷の人と出会うとは思わなかった…。あなた、アザディスタンの出身でしょ?}」 「&color(blue){違う。クルジスだ}」 「&font(#3300cc){クルジス…?ッ…!そ、そうなの…。私、何て言ったら良いか……。}  &font(#3300cc){あっ、自己紹介…してなかったわね。私、マリナ・イスマイール}」 「&color(blue){カマル・マジリフ}」 「&font(#3300cc){この国には、観光で来たの?}」 「&color(blue){……}」 「&font(#3300cc){まっ、待って!もう少しだけお話しさせて?お願いだから……!}」 「&color(blue){外交?}」 「&font(#3300cc){そうなの。カマル君も知ってると思うけど、アザディスタンは改革派と保守派に分かれ、国内は乱れているわ。}  &font(#3300cc){石油の輸出規制を受けているアザディスタンの経済を立て直す為には、太陽光発電システムが必要…。}  &font(#3300cc){でも、私達の生活が悪くなったのも、太陽光発電システムが出来たから…。保守派の人達は、それを快く思ってないの。}  &font(#3300cc){両者の対立も止めないと、彼らがやってくるわ…}」 「&color(blue){ソレスタルビーイング}」 「&font(#3300cc){ッ…。狂信者の集団よ。武力で戦争を止めるだなんて……。確かに…戦争はいけない事よ。}  &font(#3300cc){でも、一方的に武力介入を受けた人達は、現実に命を落としているわ。経済が傾いた国もある…。}  &font(#3300cc){彼らは自分達の事を、神だとでも思っているのかしら?}」 「&color(blue){戦争が起これば人は死ぬ}」 「&font(#3300cc){介入の仕方が、一方的過ぎるって言ってるの。話し合いもせず、平和的解決も模索しないで、暴力という圧力で人を縛っている。}  &font(#3300cc){それは…おかしな事よ…!}」 「&color(blue){話してる間に人は死ぬ…}」 「&font(#3300cc){でも…!}」 「&color(blue){クルジスを滅ぼしたのは…アザディスタンだ…!}」 「&font(#3300cc){ハッ…!確かにそうよ…。でも、2つの国は最後まで平和的解決をしようと―――}」 「&color(blue){その間に人は死んだ…!}」 「&font(#3300cc){ッ……!カマル君、まさか……!?戦いが終わったのは、6年も前よ?あなたは、まだ若くて……。戦っていたの?}」 「&color(blue){今でも戦っている}」 「&font(#3300cc){ッ!}」 「&color(blue){戦っている……}」 「&font(#3300cc){ッ!!あなた…保守派の…!?もしかして…私を殺しに!?}」 「&color(blue){アンタを殺しても…何も変わらない。世界も変わらない……}」 「&font(#3300cc){……カマル君―――}」 「&color(blue){違う。俺のコードネームは…刹那・F・セイエイ。ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ}」 「&font(#3300cc){ソレスタル…ビーイング……?}」 「&color(blue){……紛争が続く様なら、何れアザディスタンにも向かう}」 「了解。エクシア、ミッションを開始する」 「エクシア、介入行動に移る」 「エクシア、目標を破壊」 「誘っているのか……!?」 「前に出れば防御が薄くなる…!」 「クッ…!間違いない…。この敵は時間稼ぎをしている……」 「これで…9機…」 「&color(darkgreen){で、そっちは?}」 「&font(#c70067){…アザディスタンの内紛を鎮めるには、誘拐されたマスード・ラフマディー師を保護し、全国民に無事を知らせる必要があります}」 「&font(#200098){とはいえ、この国の人々は異文化を嫌います。どれだけの成果が出せるか…}」 「&color(blue){俺も動こう}」 「&font(#c70067){あなたが?}」 「&color(blue){俺は…アザディスタン出身だ}」 「&color(darkgreen){ん…?}」 「&font(#c70067){この国の…?}」 「&color(darkgreen){刹那、故郷の危機だからって感情的になるんじゃねえぞ}」 「&color(blue){分かっている……}」 「この国に紛争を仕掛ける者達がいる……。あんな事を……まだ続けるつもりなのか……!?」 「ひょっとして、ここは初めて?」 「&color(blue){ずっと世界を旅している…}」 「マリナ・イスマイール…」 「刹那・F・セイエイ…エクシア、目標を駆逐する!」 「……ッ!エクシア!!!」 「俺は…ガンダムになれない……!」 「&color(blue){あの、僕…。この辺りで戦闘があったって聞いて、それで…}」 「&color(royalblue){成程…。そういう事に興味を抱く年頃であるのは分からなくはないけど、この辺りはまだ危険だよ。早く立ち去った方が良い}」 「&color(blue){はい、そうします。失礼します……}」 「&font(#0033ff){……少年!君はこの国の内紛をどう思う?}」 「&color(blue){え?}」 「&color(royalblue){グラハム?}」 「&font(#0033ff){この国の内紛をどう思うかな?}」 「&color(blue){あ、僕は…}」 「&font(#0033ff){客観的には考えられんか。なら、君はどちらを支持する?}」 「&color(blue){えっ、支持はしません。どちらにも正義はあると思うから……。でも、この戦いで人は死んでいきます。沢山…死んでいきます……}」 「&font(#0033ff){同感だな}」 「&color(blue){軍人のあなたが言うんですか?}」 「&font(#0033ff){この国に来た私達は、お邪魔かな?}」 「&color(blue){だって…軍人が沢山来たら、被害が増えるし……}」 「&font(#0033ff){君だって、戦っている!}」 「&color(blue){えっ?}」 「&font(#0033ff){後ろに隠している物は何かな?}」 「&color(blue){ハッ…!くっ…}」 「&font(#0033ff){怖い顔だ……}」 「&color(blue){……}」 「……PMCのイナクト…まさか……!?奴が…。あの男が……この内紛に関わっている……?何故だ…?何故……?何故今になって……!?」 「&color(darkgreen){あ?何だって?ポイントF3987?其処に何がある?}」 「&color(blue){無いかもしれない…。だが可能性はある…!}」 「あのイナクト…!!」 「&font(#ba2636){まさかな…。あん時のガキがガンダムに乗ってるとは……!}」 「&font(#0000ff){アンタの戦いは…終わってないのか?}」 「&font(#ba2636){音声?}」 「&font(#0000ff){クルジスは……滅んだ!}」 「&font(#ba2636){知ってるよおッ!!}」 「&font(#0000ff){アンタは何故此処にいる!?アンタの神は何処にいる!?――答えろ!!}」 「&font(#ba2636){そんな義理はねえなぁ!}」 「&font(#ba2636){勿体無いからその機体、俺に寄越せよ!え!?ガンダムゥッ!!!}」 「&color(blue){ッ…!誰が!!!}」 「&font(#ba2636){やってくれたな…!しかし……予定通りではある}」 「&color(blue){……それはどうかな……}」 「今度こそ……。今度こそ……ガンダムに……!」 「&font(#3300cc){刹那・F・セイエイ!!本当に……本当にあなたなの?}」 「&color(blue){……マリナ・イスマイール。これから次第だ、俺達がまた来るかどうか……}」 「&font(#3300cc){……刹那……}」 「&color(blue){戦え。お前の信じる神の為に……}」 「&font(#ffdc00){うわぁ〜ん!ママぁ……!!}」 「&color(dodgerblue){こうなると思った…。来てくれてありがとう。人数が多い方がルイスの気も紛れると思って…}」 「&color(blue){そうでもないようだ…}」 「&font(#ffdc00){うわぁ〜ん!!!}」 「&color(blue){母親が帰ったぐらいで、何故泣く?}」 「&font(#ffdc00){寂しいからよ!!}」 「&color(blue){会おうと思えば何時でも会える。死んだ訳じゃない}」 「&font(#ffdc00){うわぁ〜ん!!沙慈、コイツ嫌い!叩くか殴るかしてぇ!!}」 「&color(dodgerblue){いや、出来ないって…。ていうか、同じ意味だよ―――}」 「&font(#ffdc00){うわぁ〜ん…!}」 「&color(dodgerblue){ご免ね……。ん…?}」 「&color(blue){平和だな…}」 「&font(#3300cc){せ、刹那・F・セイエイ…!どうして?}」 「&color(blue){……何故…この世界は歪んでいる?}」 「&font(#3300cc){えっ?}」 「&color(blue){神の所為か?人の所為か?}」 「&font(#3300cc){……神は平等よ。人だって分かり合える……。でも、どうしようもなく…世界は歪んでしまうの……!だから…私達、お互いの事を……!}」 「何が歪んでいる?それは…何処にある……!?」 「死ぬ…?死ぬのか……?この歪んだ世界の中で……。何にもなれぬまま…。失い…続けたまま……。朽ち果てるのか……?」 「ガンダム…。ガン…ダム……」 「あれは……!……ガン…ダム……。ガン…ダム……!ガン…ダァアアアアアムッ!!!!!」 「新たなガンダム…」 「……新しい…ガンダム……」 「俺に触れるな!!」 「&color(blue){(……アイツらが新しいガンダムマイスター……)}」 「&color(indigo){初めて意見が合ったな}」 「&color(blue){何をだ?}」 「&color(indigo){口にしなくても分かる……}」 「マイスターなのか?……奴等は…本当にガンダムマイスターなのか……!?」 「あれがガンダムのする事なのか……!?」 「一般市民への攻撃……。ガンダムが……!」 「エクシア、目標を捕捉。3機のガンダムスローネを紛争幇助対象と断定し、武力介入を開始する……!エクシア…目標を駆逐する!」 「&font(#164082){テメェ、何しやがる?!}」 「&color(crimson){アタシら味方よ!}」 「&color(blue){違う!}」 「&color(crimson){えっ…!?}」 「&color(blue){……お前達が……。その機体が……!ガンダムで……!あるものかぁッ!!!}」 「&font(#336045){聞こえるか?エクシアのパイロット!何故行動を邪魔する!?我々は戦争根絶の為に―――}」 「&color(blue){違う!貴様はガンダムではない!}」 「&color(indigo){フッ…。まさか君と共に、フォーメーションを使う日が来ようとは思ってもみなかった…}」 「&color(blue){俺もだ}」 「&color(blue){……俺は……神を信じていた…。信じ込まされていた……}」 「&color(darkgreen){“だから俺は悪くない”ってか?}」 「&color(blue){……この世界に…神はいない……}」 「&font(#3300cc){(どうして…!?どうしてなの、ソラン……!)}」 「&color(blue){この世界に…神はいない…}」 「&color(darkgreen){答えになってねえぞ!!}」 「&color(blue){神を信じ、神がいない事を知った。あの男がそうした}」 「&color(darkgreen){“あの男”?}」 「&color(blue){KPSAのリーダー……アリー・アル・サーシェス……!}」 「&color(indigo){……アリー・アル―――}」 「&color(darkgreen){―――サーシェス?}」 「&color(blue){奴はモラリアでPMCに所属していた}」 「&color(indigo){民間軍事会社に?}」 「&color(darkgreen){…ゲリラの次は傭兵か…!?ただの戦争中毒じゃねえか…!}」 「&color(blue){モラリアの戦場で、俺は…奴と出会った…}」 「&color(indigo){そうか!あの時コクピットから降りたのは…}」 「&color(blue){…奴の存在を確かめたかった…。奴の神が何処にいるのか知りたかった…!もし、奴の中に神がいないとしたら……。俺は……今迄……}」 「&color(indigo){刹那…}」 「&color(darkgreen){刹那、これだけは聞かせろ!お前はエクシアで何をする?}」 「&color(blue){戦争の根絶…!}」 「&color(darkgreen){俺が撃てば出来なくなる…!}」 「&color(blue){構わない、代わりにお前がやってくれれば。この歪んだ世界を変えてくれ……。}  &color(blue){だが生きているなら俺は戦う。“ソラン・イブラヒム”としてではなく、ソレスタルビーイングのガンダムマイスター…“刹那・F・セイエイ”として…}」 「&color(darkgreen){ガンダムに乗ってか…?}」 「&color(blue){そうだ。俺が…ガンダムだ……!}」 「&color(darkgreen){……フッ…!アホらしくて撃つ気にもなんねぇ…!全くお前はとんでもねえガンダム馬鹿だ…}」 「&color(blue){ありがとう…}」 「&color(darkgreen){お?}」 「&color(blue){最高の褒め言葉だ……}」 「&color(darkgreen){……ハッ、ハハハハハハハッ…。ハハハハハハッ…!ハッハハハハハ……ッ!}」 「&color(darkmagenta){これからは、ガンダム同士の戦いになるわ……}」 「&color(blue){……ガンダムと……}」 「戦いが広がっていく……。ガンダム……」 「夢、か……。何故…マリナ・イスマイールが……?いや、それよりも…止めたいのか?……止めたがっているのか……?俺は……」 「どうしたんだ、エクシア!?ガンダムッ!!!」 「同じだ…。あの時と……。エクシアに乗っているのに……。ガンダムにもなれず……!俺は……!」 「&color(blue){ここまでなのか?俺の…命は……}」 「&font(#3300cc){(もう…いいのよ、ソラン)}」 「&color(blue){ハッ……!}」 「&font(#3300cc){(……もう、いいの)}」 「&color(blue){マリナ……。違う…!違う!俺はまだ生きている!生きているんだ!!動け、エクシア!動いてくれ!!ガンダァアアアアアアアムッッッ!!!!!}」 「まだぁッ!!!」 「&color(orange){ろっくおんフショウ! ろっくおんフショウ!}」 「&color(blue){ハッ…!ロックオンが!?}」 「&color(darkmagenta){ガンダムを倒す事で、世界が纏まっていく……}」 「&color(darkorange){やはり…僕達は滅び行く為の存在……}」 「&color(indigo){これも…イオリア・シュヘンベルグの計画……}」 「&color(blue){だとしたら…!!何の為にガンダムはある……?戦争を根絶する機体がガンダムの筈だ。なのに…トリニティは戦果を拡大させ、国連軍まで……!}  &color(blue){これがガンダムのする事なのか……?これが…!}」 「&color(darkgreen){刹那、国連軍によるトリニティへの攻撃は紛争だ。武力介入を行う必要がある}」 「&font(#393f4c){おいおい、何を言い出す!?}」 「&color(darkorange){無茶だよ!!僕達は疲弊してるし、軌道エレベーターも押さえられてる!この前襲撃を受けたのも、エクシアとデュナメスが敵にトレースされたから―――}」 「&color(darkgreen){ソレスタルビーイングに沈黙は許されない。そうだろ、刹那?}」 「&color(blue){ああ}」 「&color(darkorange){二度と宇宙に戻れなくなるかもしれない……!}」 「&color(blue){俺1人ででも行く。俺は確かめたいんだ…。ガンダムが…何の為にあるのか……}」 「&color(darkmagenta){ミッションプランよ。不確定要素が多過ぎて、あまり役に立たないかもしれないけど…。ちゃんと…帰ってくるのよ}」 「&color(blue){…分かっている}」 「&font(#ba2636){邪魔すんなよぉ!クルジスの小僧がぁ!}」 「&font(#0000ff){アリー・アル・サーシェス…!?何故だ…!何故貴様がガンダムにッ?!}」 「&font(#ba2636){オラオラ、どうしたガンダムゥ!}」 「&font(#0000ff){貴様の様な男が、ガンダムに乗るなど!}」 「&font(#ba2636){テメエの許可が要るのかよぉッ?!}」 「&font(#ba2636){ガンダム…こいつはとんでもねえ兵器だ。戦争のし甲斐がある…!テメエのガンダムもその為にあんだろぉッ?!!}」 「&color(blue){違う!絶対に違う!!俺のガンダムは!!!}」 「……ガンダム……」 「トランザム…システム…?これが……?トランザム……!」 「トランザムシステム……。俺は……託された……!」 「&font(#302833){答えは出たのか?刹那}」 「&font(#0000ff){分からない…。だが、俺は…俺達は……イオリア・シュヘンベルグに託された……。}  &font(#0000ff){なら…俺は俺の意思で、紛争根絶の為に戦う。ガンダムと共に……}」 「&font(#302833){……正直、俺は紛争根絶が出来るなんて思っちゃいねぇ。だがな…俺達の馬鹿げた行いは、良きにしろ悪しきにしろ、人々の心に刻まれた。}  &font(#302833){今になって思う!ソレスタルビーイングは、俺達は…存在する事に意義があるんじゃねえかってな……}」 「&font(#0000ff){“存在する事”……?}」 「&font(#302833){人間は…経験した事でしか、本当の意味で理解しないという事さ……}」 「ハッ…!GNアームズが……!ッ…!?ロックオン…!!」 「ロックオォオオオオオオンッッッ!!!!!」 「ロックオン…ストラトス……!うぅ……ッ!うぁあああああああッッッッッ……!!!!!」 「&color(blue){アリー・アル・サーシェス……!!あの男がロックオンを……!}」 「&color(darkgreen){(俺の両親と妹は、KPSAの自爆テロに巻き込まれて死亡した……。家族の仇を討たせろ…!恨みを晴らさせろ……)}」 「&color(blue){……命を投げ出して…仇を討ったのか?ロックオン……}」 「(何だお前?死ぬのが怖いのか!?それは神を冒涜する行為だぞ!)」 「&color(blue){……死の果てに……神はいない……!}」 「&font(#302833){(今になって思う!ソレスタルビーイングは、俺達は…存在する事に意義があるんじゃねえかってな……)}」 「&color(blue){ハッ…。存在する事…。それは生きる事……。亡くなった者達の想いを背負い、世界と向き合う。神ではなく、俺が…俺の意思で……!}」 「&font(#ff3399){……刹那は…手紙を送りたい人はいる?}」 「&color(blue){……いないな}」 「&font(#ff3399){そう…。寂しいね…}」 「&color(blue){寂しいのは…アイツだ}」 「&font(#ff3399){えっ?}」 「&color(blue){だからハロ、傍にいてやってくれ。ロックオン・ストラトスの傍に…}」 「行くぞ、フェルト」 「狙い撃つ!!」 「ラッセ!クッ…!貴様ぁあああああッッッ!!!!」 「&font(#e6b422){流石はオリジナルの太陽炉を持つ機体だ!未熟なパイロットでここまで私を苦しめるとは!}」 「&font(#0000ff){貴様か…!イオリアの計画を歪めたのは!?}」 「&font(#e6b422){計画通りさ!ただ主役が私になっただけの事。そうさ、主役はこの…アレハンドロ・コーナーだ!!}」 「&font(#0000ff){何が…望みだ!?}」 「&font(#e6b422){破壊と再生だ}」 「&font(#0000ff){何!?}」 「&font(#e6b422){ソレスタルビーイングの武力介入により世界は滅び、統一という再生が始まった。そして私はその世界を……私色に染め上げる!!}」 「&font(#0000ff){支配しようというのかッ!!?}」 「&font(#e6b422){正しく導くと言った!だが、その新しい世界に、君の居場所は無い!塵芥と成り果てろ、エクシア!!!}」 「&color(blue){見つけた…!}」 「&font(#e6b422){何!?}」 「&color(blue){見つけたぞ、世界の歪みを!そうだ…!お前がその元凶だ!!}」 「&font(#e6b422){再生は既に始まっている!まだ破壊を続けるかぁッ?!}」 「&color(blue){無論だ!!}」 「分かっている、ロックオン…!俺は戦う事しか出来ない破壊者…。だから戦う…!争いを生む者を倒す為に!この歪みを破壊する!!!」 「&font(#e6b422){貴様…ッ!}」 「&color(blue){武力による戦争根絶……!それこそが…ソレスタルビーイング!}」 「&font(#e6b422){フィールドが!?}」 「&color(blue){ガンダムがそれを為す!俺と…共に!そうだ…!俺が!!俺達が!ガンダムだ!!!}」 「まだいるのかっ…!?―――ハッ…。フラッグ…!擬似太陽炉を…!?」 「&color(blue){ビームサーベル!?}」 「&font(#0033ff){ハワードとダリルの仇…討たせてもらうぞ、このGNフラッグで!}」 「&color(blue){通信を……!ハッ……!貴様は……!}」 「&font(#0033ff){何と、あの時の少年か!やはり私と君は、運命の}&color(red){赤い糸}&font(#0033ff){で結ばれていた様だ!そうだ…戦う運命にあった!!ようやく理解した!}  &font(#0033ff){君の圧倒的な性能に、私は心を奪われた…!この気持ち……まさしく“愛”だッ!!!}」 「&color(blue){“愛”!!?}」 「&font(#0033ff){だが愛を超越すれば、それは憎しみとなる!行き過ぎた信仰が、内紛を誘発する様に!}」 「&color(blue){ッ!それが分かっていながら…何故戦う!?}」 「&font(#0033ff){軍人に戦いの意味を問うとは…ナンセンスだな!!}」 「&color(blue){貴様は歪んでいる!!}」 「&font(#0033ff){そうしたのは君だ!ガンダムという存在だッ!!}」 「&font(#0033ff){だから私は君を倒す!世界などどうでもいい……己の意志で!!}」 「&color(blue){貴様だって…世界の一部だろうに!}」 「&font(#0033ff){ならばそれは…世界の声だッ!!}」 「&color(blue){違う!!貴様は自分のエゴを押し通しているだけだ!!貴様のその歪み……この俺が断ち切る!!!}」 「&font(#0033ff){よく言った!ガンダムッ!!!}」 「ガ…ガンダム……」 「マリナ・イスマイール……。あなたがこれを読んでいる時、俺はもうこの世には……。  武力による戦争の根絶。ソレスタルビーイングが…戦う事しか出来ない俺に、戦う意味を教えてくれた。あの時の…ガンダムの様に……。  俺は知りたかった…。何故…世界はこうも歪んでいるのか?その歪みは…何処から来ているのか?何故…人には無意識の悪意というものがあるのか?  何故…その悪意に気付こうとしないのか?何故…人生すら狂わせる存在があるのか?何故…人は支配し、支配されるのか?何故傷付け合うのか…?  なのに何故……人はこうも…生きようとするのか……?俺は…求めていた……。あなたに会えば、答えてくれると考えた…。俺と違う道で、同じものを求めるあなたなら……。  人と人が分かり合える道を……。その答えを……。俺は…求め続けていたんだ。ガンダムと共に……。ガンダムと……共に……」 「俺は…考え続けている。俺達の行った再生は…果たして正しかったのか?世界は何処に向かおうとしているのか……?そして、俺は求め続ける。ガンダムと共に……!」 } 【台詞集2】 #openclose(show=クリックにて展開){ 「&color(blue){大丈夫か?}」 「&color(dodgerblue){……ありがとう。あっ…。もしかして…刹那・F・セイエイ?}」 「&color(blue){沙慈・クロスロード……}」 「変わってない…。あの頃から…何一つ……!」 「こんなもの…求めていない!―――ロックオンも、俺も!……こんな世界など……!」 「破壊する…。ただ破壊する……!こんな行いをする…貴様達を!!!この俺が、駆逐する!!」 「あ…あれは……ガンダム!」 「&color(indigo){やはりアロウズの動きを探っていたか。久しぶりだな、刹那・F・セイエイ}」 「&color(blue){ティエリア…アーデ…?}」 「&color(indigo){4年ぶりか。随分雰囲気が変わった}」 「&color(blue){そういうお前は何も変わっていない。あの頃のままだ}」 「&color(indigo){よく言われる…}」 「&color(blue){フッ…。このガンダムは…ソレスタルビーイングなのか?}」 「&color(indigo){勿論だ}」 「ガンダム……。ダブルオーガンダム……!」 「&color(green){アンタか?俺を呼び出したのは……}」 「&color(blue){カタロン構成員、ライル・ディランディ}」 「&color(green){保安局か…!?}」 「&color(blue){お前を迎えに来た}」 「&color(green){ん?}」 「&color(blue){俺の名は…刹那・F・セイエイ。ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ}」 「&color(green){“ソレスタルビーイング”…?}」 「&color(blue){そしてお前も…ガンダムマイスターとなる}」 「&color(green){ん…?}」 「&color(blue){ライル・ディランディ、いや…“ロックオン・ストラトス”}」 「&color(green){何なんだお前?人を呼び出しておいて、いきなりソレスタルビーイングだと―――}」 「&color(blue){ニール・ディランディは……ガンダムマイスターだった}」 「&color(green){…兄さんが…ガンダムマイスター?}」 「&color(blue){そうだ。彼はガンダムに乗っていた}」 「&color(green){“乗っていた”…?まさか…兄さんは死んだのか?}」 「&color(blue){(頷き)4年前の戦いで}」 「&color(green){……俺に…“兄の遺志を継げ”と言うのか?}」 「&color(blue){そうは言わない。だが…お前もニール・ディランディと同じ様に、この世界を変えたいと思っているなら…。その為に、戦う覚悟があるなら……}」 「&color(green){ん…?}」 「&color(blue){ここに…俺達の情報が入っている}」 「&color(green){……良いのかい?これを俺が保安局に渡したら…}」 「&color(blue){保安局は…間も無くヨーロッパ中のカタロンのアジトに鎮圧作戦を行う}」 「&color(green){何だと…!?}」 「&color(blue){奴等は本気だ}」 「&font(#8b008b){せ、刹那…なの?}」 「&font(#0000ff){4年ぶりだな…。スメラギ・李・ノリエガ}」 「&color(royalblue){君、何を言ってるんだい?彼女の名前は―――}」 「&font(#0000ff){コードネーム、“スメラギ・李・ノリエガ”。ソレスタルビーイングの…戦術予報士だ}」 「&color(royalblue){ッ……!}」 「&color(blue){……これでアンタの逃げ場は無くなった}」 「&color(darkmagenta){私を連れ戻してどうしようっていうの?連邦政府が出来ても、世界は何も変わらない…。あれだけの犠牲を払った所で何一つ…。}  &color(darkmagenta){イオリアの計画に、意味なんて無いのよ……}」 「&color(blue){それが酒浸りの理由か?}」 「&color(darkmagenta){悪い?…私はもう嫌なの。やってられないのよ……}」 「&color(blue){……俺は…俺達は戦う。世界に変革を促した事が俺達の罪ならば、その罪は…再び世界を変える事でしか償えない}」 「&color(darkmagenta){私には…無理よ……}」 「&color(blue){逃げるのか?}」 「&color(darkmagenta){いいじゃない、逃避ぐらいしたって…!私はあなた程…強くないの……}」 「&color(darkmagenta){刹那、こっちの戦力は?}」 「&color(blue){ティエリアの機体だけだ。だが、ロールアウト間近の新型がある…!}」 「&color(blue){イアン、ダブルオーを出す!}」 「&font(#393f4c){ちょ…ちょっと待て、刹那!こっちはまだ…!!}」 「&color(blue){時間が無い!操縦を頼む…!}」 「&color(green){な、何だって!?}」 「ダブルオー…。オーガンダムと、エクシアの太陽炉を…載せた機体……。俺のガンダム……!」 「&color(blue){ツインドライヴシステム……行けるか?}」 「&font(#393f4c){刹那!ダブルオーはまだ…!}」 「&color(blue){トランザムを使う!}」 「&font(#393f4c){無茶だ!刹那、止せ!}」 「&color(blue){トランザム…始動!}」 「目覚めてくれ、ダブルオー…。ここには…!オーガンダムと…!エクシアと……!俺がいる!!!」 「ダブルオーガンダム、刹那・F・セイエイ…出る!!」 「ダブルオー、目標を駆逐する!!」 「これが俺達の!!ガンダムだ!!!」 「&color(blue){確かに記録にある通り、スローネと俺達は、別の立場で武力介入を行っていた}」 「&color(dodgerblue){仲間じゃないと…!?}」 「&color(blue){ああ}」 「&color(dodgerblue){……それでも、君達も同じ様にガンダムで人を殺し、僕と同じ境遇の人を作ったんだ…。君達は憎まれて当たり前の事をしたんだ…!}」 「&color(blue){分かっている}」 「&color(dodgerblue){世界は平和だったのに…。当たり前の日々が続く筈だったのに…!そんな僕の平和を壊したのは君達だ!!}」 「&color(blue){……自分だけ平和なら、それで良いのか?}」 「&color(dodgerblue){ハッ…!そうじゃない…。でも、誰だって不幸になりたくないさ……!}」 「アレルヤが……!」 「&color(darkmagenta){アレルヤが見つかったって本当なの!?}」 「&font(#302833){ああ。王留美からの確定情報だ}」 「&font(#393f4c){これから救出作戦を始める}」 「&color(darkmagenta){救出って、どうやって…!?}」 「&color(blue){……アンタに考えて欲しい}」 「&color(darkmagenta){えっ……!?}」 「&color(blue){スメラギ・李・ノリエガ。俺達に戦術予報をくれ}」 「&font(#ff3399){スメラギさん。これを……}」 「&color(darkmagenta){…ッ!止めてよ…!そうやって期待…押し付けないで…!私の予報なんて、何も変える事は出来ない…!}  &color(darkmagenta){皆を危険に晒すだけよ……!!}」 「&color(blue){後悔はしない!}」 「&color(darkmagenta){ッ…!}」 「&color(blue){たとえミッションに失敗しようとも、アンタの所為なんかにしない!}  &color(blue){俺達は、どんな事をしてでも…アレルヤを…。仲間を…!助けたいんだ……!!}」 「&color(darkmagenta){……}」 「&color(blue){頼む、俺達に戦術をくれ……!}」 「&font(#393f4c){ツインドライヴ…起動したは良いが、安定には程遠い。トランザムを使用するなよ!}」 「&color(blue){了解}」 「&color(indigo){刹那}」 「&color(blue){どうした?}」 「&color(indigo){王留美からの報告にあった、アレルヤが収監されている場所に…こんな名前が}」 「&color(blue){なッ…!マリナが……!?マリナ・イスマイールが…アレルヤと同じ施設にいる……?}」 「&font(#ff3399){刹那、ティエリア、粒子ビームの拡散時間は約300秒。その間にアレルヤを}」 「&color(blue){了解。3分でやる}」 「&color(indigo){残りの2分でもう1人を助けたらどうだ?}」 「&color(blue){……マリナ……!}」 「&color(darkorange){刹那、どうして…?}」 「&color(blue){(端末を投げ渡し)そのポイントに行け。アリオスが来る}」 「&color(darkorange){アリオス?}」 「&color(blue){…お前のガンダムだ…!}」 「&color(blue){俺が関わった所為で、余計な面倒に巻き込んでしまった…。すまない、マリナ…}」 「&font(#3300cc){刹那…何故なの?何故…あなたはまた戦おうとしているの?}」 「&color(blue){それしか出来ないからだ}」 「&font(#3300cc){嘘よ!戦いの無い生き方なんて、幾らでもあるじゃない!}」 「&color(blue){それが、思い付かない…}」 「&font(#3300cc){ッ…!}」 「&color(blue){だから俺の願いは…戦いでしか叶えられない……}」 「&font(#3300cc){そんなの…そんなの、悲し過ぎるわ……}」 「&color(blue){……何故泣く?}」 「&font(#3300cc){あなたが…泣かないからよ……}」 「&font(#f8b500){つかぬ事を聞くですぅ!2人は恋人なのですか?}」 「&color(blue){違う}」「&font(#3300cc){違います}」 「&font(#f8b500){あ…。んん…乙女の勘が外れたです…!}」 「&color(blue){此処にいたのか}」 「&font(#3300cc){刹那…}」 「&color(blue){どうした?}」 「&font(#3300cc){……刹那、私と一緒に来ない?アザディスタンに……。}  &font(#3300cc){国を立て直したいの!争いの無い…皆が普通に暮らせる国に…。あなたにも手伝って欲しい……!}」 「&color(blue){それは出来ない}」 「&font(#3300cc){何故!?}」 「&color(blue){俺に出来るのは…戦う事だけだ}」 「&font(#3300cc){悲しい事を言わないで…。刹那、争いからは何も生み出せない。無くしていくばかりよ……!}」 「&color(blue){……ソレスタルビーイングに入るまでは、俺もそう思っていた。だが、破壊の中から生み出せるものはある…。}  &color(blue){世界の歪みをガンダムで断ち切る。未来の為に…。それが、俺とガンダムの戦う&ruby(わけ){理由}だ…!}」 「&color(blue){ダブルオー、目標を―――}」 「&font(#3300cc){(私と一緒に来ない?アザディスタンに……)}」 「&color(blue){クッ…!目標を…駆逐する!!}」 「この動き……!手強い奴か!」 「反政府組織カタロン…。これ程の戦力を……」 「&color(blue){子供が…?ハッ……!……まさか…カタロンの構成員として育てているのか?}」 「&color(teal){ッ…。勘違いしないで。身寄りの無い子供達を保護しているだけよ。連邦が行った一方的な中東政策…その実害はこの様な形でも表れている……}」 「&font(#665a1a){そろそろ本題に入りたいのだが…我々カタロンは、連邦政権打倒の為―――}」 「&color(darkmagenta){申し訳ありませんが…私達は、あなた方の様に政治的思想で行動している訳ではありません}」 「&font(#665a1a){ですが、あなた方は連邦と対立している}」 「&color(blue){俺達の敵は連邦政府ではなく、アロウズだ}」 「&color(dodgerblue){あの子供達も君達の犠牲者だ!君達が変えた世界の…!}」 「&color(blue){ああ、そうだな}」 「&color(dodgerblue){何も感じないのか!?}」 「&color(blue){感じてはいるさ…。俺は二度と…あの中に入る事は出来ない}」 「&color(dodgerblue){それが分かっていて、何故戦うんだ!?}」 「&color(blue){…理由があるからだ。分かって貰おうとは思わない。恨んでくれて構わない……}」 「&color(darkorange){会談は終わったかい?}」 「&color(blue){ああ。だが1つやる事が出来た}」 「&color(indigo){“やる事”?}」 「&color(blue){マリナ・イスマイールを…アザディスタンに送り届ける}」 「&color(darkorange){それって…}」 「&color(darkmagenta){本当に良いのですか?}」 「&font(#3300cc){無理を言ってすみません…}」 「&color(darkmagenta){…ガンダムは使えないわよ。万が一発見されれば、アザディスタンに危害が及ぶ可能性があるわ…}」 「&color(blue){この機体を使わせて貰う。ガンダムでトレミーへ}」 「&color(darkmagenta){分かったわ…}」 「&color(indigo){何なら…そのまま帰って来なくても良い}」 「&color(blue){……馬鹿を言うな}」 「&color(blue){間も無く、アザディスタンだ}」 「&font(#3300cc){戻ってこられたのね…}」 「&color(blue){ああ…。アンタの国だ}」 「&font(#3300cc){……ハッ!アザディスタンが…!}」 「&color(blue){燃えている…!}」 「&font(#3300cc){どうしてアザディスタンが!?どうして……!?}」 「&color(blue){この規模…テロなんかでは……。ハッ!あれは…ガンダム…!しかも、あの色は…まさか!}」 「&color(blue){ティエリア―――ッ…?}」 「&color(indigo){刹那}」 「&color(blue){どういう事だ?あれは…}」 「&color(indigo){アロウズの仕業だ。そしてその原因は彼にある}」 「&color(blue){……沙慈・クロスロード……}」 「&color(indigo){アザディスタンが攻撃を受けただと?連邦の仕業か?}」 「&color(blue){分からない。だが、攻撃に加わっていたモビルスーツの中にガンダムがいた}」 「&color(indigo){ガンダムが?}」 「&color(blue){恐らくあの機体は……!}」 「&font(#393f4c){刹那、トランザムは使うなよ?}」 「&color(blue){了解。(あのガンダム……。いや、今はこの戦いを…!)ダブルオー、刹那・F・セイエイ…出る!}」 「貰った!!…何っ!?―――オーバーロード!?」 「&font(#393f4c){刹那!トランザムは使うなと言っただろうが!ツインドライヴが稼働状態にあるから良いようなものの……}」 「&color(blue){修理を頼む…。アレルヤが……!}」 「&color(blue){沙慈・クロスロード…。良いのか?お前はガンダムを…}」 「&color(dodgerblue){カタロンの人達が無事に逃げられる迄は、何でもやるよ…}」 「&font(#ff3399){アレルヤ、発見しました!}」 「&color(blue){…アレルヤ……}」 「&color(dodgerblue){君でも…笑うんだ……}」 「&color(blue){嬉しい事があれば、誰だって笑うさ}」 「“連邦政府主導による中東の再編、アザディスタンの解体”……。マリナ・イスマイール……」 「&color(green){ッ!おいおい。無茶苦茶言ってるぞ、この女}」 「&color(darkmagenta){それでも…世論は受け入れるでしょうね}」 「&color(darkorange){何故です?}」 「&color(darkmagenta){皆困らないからよ。太陽光発電と軌道エレベーター事業、コロニー開発で連邦の財政は安泰。}  &color(darkmagenta){その恩恵を受けて、連邦市民の生活水準は向上し、アロウズと保安局で反政府行動も抑えつつある…。}  &color(darkmagenta){問題が無ければ実害も無い。文句なんて出やしないわ……}」 「&color(blue){だが、その中で一方的に命を落としている者達がいる。そんな世界が正しいとは思えない…}」 「&font(#ffdc00){あの…}」 「&color(blue){ん?―――君は…日本にいた…}」 「&font(#ffdc00){ルイス・ハレヴィよ。刹那・F・セイエイ}」 「&color(blue){ッ…!俺を覚えて…}」 「&font(#ffdc00){…珍しい名前だったから…}」 「&font(#ffdc00){…ねえ、どうして此処に?}」 「&color(blue){仕事で来ている}」 「&font(#ffdc00){…どんな仕事?}」 「&color(blue){軌道エレベーター関係だ…}」 「&font(#ffdc00){そう……。ねえ、彼は元気?}」 「&color(blue){“彼”?}」 「&font(#ffdc00){ほら、以前あなたの家の隣に住んでた…}」 「&color(blue){沙慈・クロスロードの事か…?}」 「&font(#ffdc00){…うん……}」 「&color(blue){……以前仕事先で、偶然出会った}」 「&font(#ffdc00){本当に?}」 「&color(blue){ああ。コロニーで働いていた}」 「&font(#ffdc00){そう…。沙慈は&ruby(そら){宇宙}に……。夢…叶えたんだね}」 「&color(blue){……ッ、その手…}」 「&font(#ffdc00){えッ?…ちょっと…事故でね…}」 「&color(blue){ハッ…!}」 「&color(dodgerblue){(君達の所為で、僕の好きだった人は傷付いて…!)}」 「&color(blue){……すまない、余計な事を聞いた}」 「&font(#ffdc00){いいの。気にしないで}」 「&color(blue){沙慈・クロスロードに会った時―――}」 「&font(#ffdc00){えっ…?}」 「&color(blue){―――彼と会った時、こう思った……。彼は今でも、君の事を…}」 「&font(#0000ff){ぐっ…生きていたのか、アリー・アル・サーシェス!!}」 「&font(#ba2636){おうよ!けどなあ…お前らの所為で、体の半分が消し炭だ!野郎の命だけじゃ物足りねえんだよぉッ!!}」 「&color(blue){―――くぅっ…!貴様ぁッ!!!}」 「…やはり…生きていた……。アリー・アル・サーシェス……!」 「&color(dodgerblue){ルイスと…会った?}」 「&color(blue){ああ、偶然にな}」 「&color(dodgerblue){……元気だった?}」 「&color(blue){ああ…。お前の事について聞かれた。&ruby(そら){宇宙}で働いていると答えた}」 「&color(dodgerblue){そう…。そうなんだ……}」 「&color(blue){連絡取ってないのか?}」 「&color(dodgerblue){あっ…。……それは……}」 「&color(green){成程ね。兄さんは家族の仇を討つ為に、そのサーシェスって奴を…。フフフフッ…}」 「&color(indigo){何を笑う?}」 「&color(green){世界の変革より私怨か…。兄さんらしいと思ってな}」 「&color(indigo){不服なのか?}」 「&color(green){いや、尊敬してんだよ。家族が死んだのは10年以上前の事だ。俺にはそこまで思い詰める事は出来ねえ……}」 「&color(blue){……仇が…此処にいるとしてもか?}」 「&color(green){何?……どういう事だ?}」 「&color(blue){……俺はKPSAに…お前から家族を奪った組織に所属していた…}」 「&color(green){なっ……!ッ……!}」 「&color(indigo){刹那}」 「&color(darkorange){何もそこまで…}」 「&color(blue){……言うべき事がある……}」 「あの時、俺が仲間を止めていれば……。ロックオン…いや、ニール・ディランディは…マイスターになる事も無く……」 「あの時の続きを聞かせてくれ。お前が見つけた“歪み”とは何だ?」 「中東をあのままに&ruby(そら){宇宙}へ上がる…。アロウズから逃げる為に……!」 「一気に本丸を狙い撃つ!ダブルオー、目標を駆逐する!」 「マリナ、アリー・アル・サーシェス…。何も変わっていない……。そして俺は何も……」 「やはりアロウズ!この機動性…!また新型か…!?」 「トランザムが使えれば…!」 「&color(darkorange){今、“ママ”って言わなかった?}」 「&color(blue){ああ、言った}」 「これがオーライザー…?」 「&font(#393f4c){……これが…!イオリアが予見したツインドライヴの―――}」 「&color(blue){―――真の力だというのか……!?}」 「これが…ダブルオーライザー……。世界を変える力……!」 「ヴェーダによって生み出された生体端末、イノベイター…」 「破壊する。アロウズを倒し、イノベイターを駆逐する。俺が…俺の意思で……!」 「&color(blue){オーライザー?イアンか?}」 「&color(dodgerblue){刹那!}」 「&color(blue){沙慈・クロスロード?!}」 「&color(dodgerblue){イアンさんに言われて、この機体を刹那に!}」 「&color(blue){…ドッキングする!}」 「いける……。ダブルオー、目標を駆逐する!!」 「破壊する……!俺達が…破壊する!俺達の…意思で!!!」 「&color(blue){うっ…。何だ?これは…}」 「&font(#006948){(あの機体は…!?)}」 「&color(blue){声…?}」 「&font(#ed3013){(どうなっている…!?)}」 「&color(dodgerblue){声が…聞こえる…?}」 「&color(blue){此処にいる者達の声が……}」 「邪魔をするな!!!」 「&color(mediumslateblue){(圧縮粒子…充填完了)}」 「&color(blue){声が…?}」 「限界時間か…。しかし…さっきのは一体……?」 「何をしている!?まだトレミーが!」 「&color(blue){沙慈・クロスロード……}」 「&color(dodgerblue){……ルイスの声が聞こえたんだ……。モビルスーツに乗っていたんだ……。僕の名を…呼んでたんだ……}」 「&color(blue){……何故…彼女はアロウズに?}」 「&color(dodgerblue){ハッ……!決まってるだろ?ガンダムが憎いんだよ…!ルイスの両親はガンダムに殺されたんだ!!}  &color(dodgerblue){……君等の所為だ…。君等の所為でルイスはアロウズに入って、そして……。何故…。何故なんだ…?どうしてこんな事に……!?}」 「&color(blue){(……どうしてこんな事に?そうだ、俺もずっとそう思っていた…。運命に…抗うには……)}  &color(blue){戦え}」 「&color(dodgerblue){ッ…。えっ…?}」 「&color(blue){ルイス・ハレヴィをアロウズから取り戻すには、戦うしかない}」 「&color(dodgerblue){僕が…戦う…?}」 「&color(blue){彼女の事が大切なら、出来る筈だ}」 「&color(dodgerblue){ッ…!人殺しをしろって言うのか!?}」 「&color(blue){違う!彼女を取り戻す戦いをするんだ}」 「&color(dodgerblue){そんなの詭弁だ!戦えば人は傷付く!ルイスだって!}」 「&color(blue){お前の為の…戦いをしろ…!}」 「&color(dodgerblue){クッ…!(刹那を殴り飛ばし)冗談じゃない…!僕はお前等とは違うんだ!一緒にすんな!!}」 「&color(blue){……}」 「&color(green){……}」 「&color(blue){……趣味が悪いな……}」 「&color(green){……聞こえちまったんだよ。しっかし、アンタは不器用だな}」 「&color(blue){何?}」 「&color(green){あの坊やにハッキリ言ってやったら良いじゃないか?“戦闘は俺が引き受ける。お前は説得でも何でもして、彼女をアロウズから取り戻せ”ってな…}」 「&color(blue){上手くいくとは限らない}」 「&color(green){だが、やる気満々だ……}」 「&color(blue){……}」 「&color(green){……過去の罪滅ぼしかい?}」 「&color(blue){……過去じゃない。未来の為だ}」 「&color(darkorange){…あの兵器、宇宙にも撃てるのか!?}」 「&color(indigo){何を狙った…!?}」 「&color(green){……カタロンの…宇宙艦隊だ…!}」 「&color(darkorange){えっ…!?}」「&color(indigo){何だって!?}」 「&color(green){…クソッタレが……!}」 「&color(blue){……これが連邦の…いや、イノベイターのやり方……!}」 「カタロン艦隊へ。こちらソレスタルビーイング。衛星兵器破壊ミッションは我々が行う」 「これが…。アロウズの衛星兵器……!」 「この粒子量…!新型だな!」 「これで8機…」 「新型が誘いに乗った!」 「&color(blue){イノベイター…!}」 「&font(#32cd32){ご存じじゃないさ!!}」 「お前の相手は…この俺だ!!」 「あの援護…。赤いビーム……。擬似太陽炉搭載型……」 「ッ…!これは衛星兵器の……。これも…全てイノベイターが仕掛けた事……!」 「何故だ?奴がどうして…此処にいる!?」 「何処へ行く気だ?―――ん?この方角は…?ハッ…!クルジス……」 「どういうつもりだ…?アリー・アル・サーシェス……!」 「&font(#ba2636){よお!久しぶりだな、クルジスのガキ。いや…もうクルジスの兄ちゃんか}」 「&font(#0000ff){アリー・アル・サーシェス…。貴様、イノベイターに?}」 「&font(#ba2636){おうよ。傭兵は依頼があれば、ギャラ次第で何処にでも就く}」 「&font(#0000ff){アンタの戦いに意味は無いのか!?}」 「&font(#ba2636){あるよ。お前ぇには理解出来ないだろうがなぁ}」 「&color(blue){……イノベイターか!?}」 「&font(#47ea7e){そうだよ。名前はリボンズ、リボンズ・アルマーク。久しぶりだね、刹那・F・セイエイ。いや…ソラン・イブラヒム}」 「&color(blue){ハッ…!}」 「&font(#47ea7e){そうか、君にとって僕は初対面だったね。でも僕にとってはそうじゃない…。僕は11年前に君と出会っている}」 「&color(blue){…ッ!}」 「&font(#47ea7e){そう…この場所で……。}  &font(#47ea7e){愚かな人間同士が争い合う泥沼の戦場…その中で、必死に逃げ惑う1人の少年……。僕は君を見ていたんだ。}  &font(#47ea7e){モビルスーツのコクピットからね}」 「&color(blue){…ッ!!ま、まさか……!あの機体に……?オーガンダムに……?}」 「&font(#47ea7e){あの武力介入は、オーガンダムの性能実験。当然機密保持の為、その場にいた者は全て処分する予定だった。}  &font(#47ea7e){けれど僕は、君を助けた……。オーガンダムを…僕を見詰める君の目が、とても印象的だったから……。}  &font(#47ea7e){それだけじゃない。ヴェーダを使って、ガンダムマイスターに君を推薦したのは…僕なんだよ}」 「&color(blue){な…ッ!!}」 「&font(#47ea7e){フフッ……}」 「&color(blue){……礼を言って欲しいのか?}」 「&font(#47ea7e){君の役目は終わったから、そろそろ返して欲しいと思ってね。それは本来、僕が乗るべき機体なのだから……}」 「&color(blue){……悪いが、断る!!}」 「歌が…聞こえる…。歌が……」 「何故…俺は……戦いを……?」 「&color(blue){……此処は…?ッ…!この家は……!ハッ……!}」 『&color(blue){この身を神に捧げ、この聖戦に参加する…!神に認められ、神に許された…戦士となる!}』 「&color(blue){……ッ!}」 『&font(#3300cc){ソラン!}』 『今迄何処にいたんだ!?』 「&color(blue){ハッ…!}」 『何をする!?』 『&font(#3300cc){ソラン!!}』 「&color(blue){止めろ!!}」 『&color(blue){何をするんだ!?僕は、神の教えを守る為に!!}』 「&color(blue){この世界に神はいない!!…いないんだ……!お前がしている事は、暴力を生み出す為の卑劣な儀式だ!}」 『&color(blue){あっ…!!}』 「&color(blue){コイツを家から出すな!}」 「&color(blue){ッ!あぁ…ッ!ロ…ロックオン…?}」 「&color(darkgreen){刹那。過去によって変えられるものは、今の自分の気持ちだけだ。他は何も変わらねえ…。他人の気持ちや…フッ、ましてや命は……}」 「歌…。この歌は……」 「&font(#3300cc){気が付いた?}」 「&color(blue){マリナ…。此処は…?}」 「お兄ちゃんが起きた…!」 「怪我、治ったの?」 「&color(blue){マリナ…さっき聞こえていた歌は…?}」 「&font(#3300cc){この子達の願いを、歌にしたの}」 「&color(blue){そうか……。俺は、トランザムの中であの歌を……。ウッ…!}」 「&font(#3300cc){まだ駄目よ!弾は取り除いたけど、此処には細胞活性装置なんてないから…}」 「&color(blue){…ッ、俺は…!}」 「&font(#3300cc){傷を癒す間だけで良いから…!4年前、あなたがくれた手紙に、こう書いてあったわ。『人と人が分かり合える道を…その答えを探してる』って……。}  &font(#3300cc){分かり合う為には、互いを知る事から始めないと。その時間くらい、あってもいいでしょ?}」 「&font(#3300cc){そんな……!クルジスの戦いの時、あなたにそんな過去があったなんて……!}」 「&color(blue){10年以上も前の事だ……}」 「&font(#3300cc){それがあなたの……戦争を憎む理由?}」 「&color(blue){……}」 「&font(#3300cc){……わ、私はね…何処にでもある普通の家庭で育ったわ。音楽が好きで、出来ればその道に進みたかったけど……。}  &font(#3300cc){私の…血筋の所為で、アザディスタンの皇女に選ばれてしまった……}」 「&color(blue){確かに……アンタは一国の皇女より……音楽を奏でる方が…似合って見える……}」 「&font(#3300cc){……無理をしてたのかしら……。でも……あなたも同じに見えるわ……}」 「&color(blue){……}」 「&font(#3300cc){……無理をして、戦っている……}」 「&font(#3300cc){その体で大丈夫なの?刹那}」 「&color(blue){仲間が…待ってる……!}」  &color(blue){マリナ…。今度会った時…子供達の歌を、聞かせてくれ……}」 「&font(#3300cc){……勿論よ。だから、あなたも無事で……}」 「ダブルオーライザー……!刹那・F・セイエイ……出る!」 「ハッ…。このモビルスーツは…!フラッグじゃない……?」 「&font(#0033ff){アフリカタワーでの出来事を知れば、必ず会えると信じていた!}」 「&color(blue){退け!貴様などに構ってる暇は……!}」 「&font(#0033ff){邪険にあしらわれるとは?ならば君の視線を釘付けにする!とくと見るがいい。盟友が作りし……我がマスラオの奥義を!!}」 「&color(blue){なっ、あれは……トランザム……?!}」 「&font(#0033ff){私は純粋に戦いを望む!}」 「&color(blue){戦うだけの人生!?}」 「&font(#0033ff){ガンダムとの戦いを!}」 「&color(blue){俺もそうだ!}」 「&font(#0033ff){そしてガンダムを超える!それが私の―――!}」 「&color(blue){だが今は―――!}」 「&font(#0033ff){―――生きる証だ!!}」 「&color(blue){―――そうでない自分がいる!!}」 「&color(green){この野郎、生きてやがったか…!}」 「&color(orange){ヨカッタ! ヨカッタ!}」 「&color(blue){み…みんな……}」 「&color(green){刹那?}」 「&color(blue){……みんなは無事か?}」 「&color(darkgreen){(刹那、お前は変われ。変わらなかった俺の代わりに……)}」 「&color(blue){分かっている、ロックオン…。ここで俺は変わる…。俺自身を…変革させる……}」 「&color(dodgerblue){刹那?}」 「&color(blue){ダブルオーを出す!}」 「&color(darkmagenta){何言ってるの!?そんな体で!!}」 「&color(blue){衛星兵器を止められるのは、ダブルオーライザーだけだ!アンタも分かってる筈だ……!}」 「&color(darkmagenta){…トランザムライザー…}」 「&color(blue){ミッションプランを頼む}」 「&font(#393f4c){オーライザーにパイロットが必要だ。ラッセに頼みたい所だが……}」 「&color(blue){オーライザーに乗れ}」 「&color(dodgerblue){えっ…!僕が…!?}」 「&color(blue){6万もの人命が懸かっている。これは…守る為の戦いだ}」 「&color(dodgerblue){…守る為の……}」 「&color(blue){成功の確率は低いだろう…。だが、始める前から諦めたくない!}」 「圧縮粒子を完全解放する!ライザーシステムを作動させろ!」 「トランザムライザー!!!」 「&font(#1e90ff){あっ…。やった…!}」 「&font(#0000ff){駄目だ!}」 「&font(#1e90ff){えっ……?}」 「&font(#0000ff){や…止めろ……!止めろぉおおおおおッッッ!!!!!}」 「&color(darkorange){流石アロウズ…!守りが堅い!}」 「&color(orangered){ならば!}」 「&color(darkorange){マリー!}」 「&color(blue){アレルヤ、彼女のフォローを}」 「&color(darkorange){了解!}」 「&color(dodgerblue){あっ…!同調した!}」 「&color(blue){了解!トランザム!!……ライザーァアアアアアッッッ!!!!!}」 「アリー・アル・サーシェス、いや…ダブルオーを手に入れようとするイノベイターの策略……。  つまり、ツインドライヴの情報は向こうには無いという事……。切り札は…俺の…ガンダム……!」 「&color(indigo){刹那、肩の具合は?}」 「&color(blue){問題無い…!}」 「&color(blue){沙慈・クロスロード…}」 「&color(dodgerblue){アロウズの部隊の中に、ルイスの乗った機体があったよ。―――この4ヶ月は戦力を整える為に、敵から逃げ続けてきた…。でも、もう戦うんだろ?}」 「&color(blue){ああ…}」 「&color(dodgerblue){ルイスを討つつもり?}」 「&color(blue){それは…お前次第だ}」 「&color(dodgerblue){ッ……?}」 「&color(blue){戦いは…破壊する事だけじゃない。作り出す事だって出来る。俺は信じている。俺達のガンダムならそれが出来ると。―――あとは…お前次第だ}」 「&color(dodgerblue){……僕は…引き鉄を引けない…}」 「&color(blue){分かっている}」 「&color(dodgerblue){…ルイスに叫び続ける事しか出来ない…}」 「&color(blue){分かっている}」 「&color(dodgerblue){……それでも、僕は…。僕は……}」 「&color(blue){逢いに行こう、ルイス・ハレヴィに……!}」 「&color(dodgerblue){……ああ……。ああ!}」 「&color(blue){逢いに行くぞ、沙慈!}」 「&color(dodgerblue){ああ。行こう、刹那!}」 「&color(blue){ダブルオー、刹那・F・セイエイ…出る!}」 「ガンダム…!」 「&color(blue){沙慈、ルイス・ハレヴィに逢いに行くぞ!}」 「&color(dodgerblue){ああ!ルイス…!}」 「&color(blue){ダブルオーライザー、先攻して敵部隊を叩く!!}」 「&color(blue){彼女の機体を探せ!!}」 「&color(dodgerblue){あっ…!ああ!}」 「&color(blue){沙慈、彼女の機体は?}」 「&color(dodgerblue){何処にもいない…!}」 「&color(blue){よく探せ!}」 「&color(dodgerblue){やってるよ!}」 「&font(#302833){ミサイル…一斉発射!}」 「&color(blue){止めろぉおおお}&color(dodgerblue){おおッッッッ!!!!!}」 「“兵器”ではなく、“破壊者”でもなく…!俺と…ガンダムは変わる!」 「&font(#008000){止めとけよ、アニュー!}」 「&font(#9370db){ライル……!}」 「&font(#008000){フッ、俺を置いて行っちまう気か?}」 「&font(#9370db){……私と一緒に来る?世界の変革が見られるわよ}」 「&color(green){……フッ…。オーライ!乗ったぜ、その話!}」 「&font(#f8b500){えぇッ!?}」 「&color(green){おまけにケルディムも付けてやるよ。……そういう訳だ、刹那。今迄世話になったな……}」 「&color(blue){ッ……。……そうか、分かった!}」 「ロックオン、悪いがオーライザーの奪還を優先する」 「&color(blue){ここまでだ!}」 「&color(mediumslateblue){この機体を傷付けるつもりかい?}」 「&color(blue){俺達には…優れた戦術予報士がいる!}」 「ロックオンの言った通り、万能には程遠いようだな」 「オーライザーの出力が…!貴様ッ!」 「……ライル・ディランディ……」 「&color(green){……アニュー…。何でだ…?どうしてなんだよ…!?クソッ……!}」 「&color(blue){彼女は…戦場に出てくるぞ}」 「&color(green){ッ…!……}」 「&color(blue){この機会を逃すとは思えない}」 「&color(green){分かってるよ。言われなくてもやる事はやる。相手はイノベイターだ…。俺達の敵だ!トリガーくらい―――}」 「&color(blue){強がるな}」 「&color(green){ッ……!}」 「&color(blue){……もしもの時は俺が引く。その時は俺を恨めばいい}」 「&color(green){格好つけんなよ、ガキが!}」 「&color(blue){お前には…彼女と戦う理由が無い……}」 「&color(green){……あるだろ!}」 「&color(blue){…戦えない理由の方が強い}」 「声が響く…。彼女の声が…。彼女の…歌が……」 「&color(dodgerblue){他に方法は無かったの…?}」 「&color(blue){無かった。あの時、彼女は……アニュー・リターナーではなかった…}」 「&color(dodgerblue){どうしてそう言い切れるんだ?}」 「&color(blue){何故だろうな…。だが俺には確信があった…。ああしなければ、ライル・ディランディは死んでいた}」 「&color(dodgerblue){そんな……}」 「&color(blue){ルイス・ハレヴィもそうだ}」 「&color(dodgerblue){えっ……!}」 「&color(blue){彼女も何かに取り込まれている…。そう感じる……}」 「&color(blue){……ライル……}」 「&color(green){……この間は悪かったな…。感情的になり過ぎた……。マイスター失格だ…!}」 「&color(blue){ライル、俺は―――}」 「&color(green){戦うぜ!……俺は戦う……}」 「&color(blue){……分かった……}」 「ダブルオーライザー、ラグランジュ5に向け、飛翔する!」 「&color(dodgerblue){(最近の君はどこかおかしいよ…)}」 「&color(darkgreen){(刹那、お前は変われ。変わらなかった俺の代わりに……)}」 「&color(blue){分かっている。俺は…変わる……!その果てに何があろうと……}」 「&font(#0033ff){4年ぶりだな、少年}」 「&color(blue){あの男は……!}」 「&color(blue){貴様……!}」 「&font(#0033ff){少年。ガンダムを失いたくなければ、私の望みに応えて欲しい}」 「&color(blue){何が望みだ?}」 「&font(#0033ff){真剣なる勝負を}」 「&font(#0033ff){何?}」 「&font(#0033ff){この私、グラハム・エーカーは、君との果たし合いを所望する!}」 「&color(blue){そうまでして決着をつけたいか?}」 「&font(#0033ff){無論だ!私の空を汚し、同胞や恩師を奪い、フラッグファイターとしての矜持すら打ち砕いたのは他でもない、君とガンダムだ!!}  &font(#0033ff){そうだとも……。最早愛を超え、憎しみも超越し……“宿命”となった!!}」 「&color(blue){……“宿命”!?}」 「&font(#0033ff){一方的と笑うか?だが、最初に武力介入を行ったのはガンダムだという事を忘れるな!!}」 「&color(blue){(この男もまた…俺達によって歪められた存在……!)分かった。果たし合いを受けよう!}」 「&font(#0033ff){全力を望む!}」 「&color(blue){沙慈、制御をこっちに!}」 「&color(dodgerblue){戦う気!?}」 「&color(blue){他に方法が無い!}」 「&color(blue){ダブルオーライザー!}」 「&font(#0033ff){マスラオ改め、スサノオ!}」 「&color(blue){目標を―――}」 「&font(#0033ff){いざ尋常に―――}」 「&color(blue){―――駆逐する!}」 「&font(#0033ff){―――勝負!}」 「&color(blue){止めろ!ルイス・ハレヴィ!}」 「&color(dodgerblue){……ルイス?}」 「&color(blue){そんな復讐が!}」 「スローネが……!」 「&font(#0033ff){生きてきた……私はこの為に生きてきた……!たとえイノベイターの傀儡に成り果てようとも!この武士道だけは!!}」 「&color(blue){そうまでして!}」 「&color(dodgerblue){刹那!!}」 「&color(blue){戦いに集中する!!}」 「&color(blue){このままでは…!}」 「&font(#0033ff){埒が明かぬ!}」 「&color(blue){ならば!}」 「&font(#0033ff){さすれば!}」 「&color(blue){トランザム!!}」 「&font(#0033ff){トランザムッ!!}」 「&font(#0033ff){ここは一体……?私は既に涅槃にいるというのか……?}」 「&color(blue){違う}」 「&font(#0033ff){……少年?}」 「&color(blue){ここは、量子が集中する場所だ}」 「&font(#0033ff){何を世迷い言を……!?}」 「&color(blue){分かるような気がする……。イオリア・シュヘンベルグがガンダムを…いや、GNドライヴを作った訳が……}」 「&font(#0033ff){何!?}」 「&color(blue){武力介入はこの為の布石。イオリアの目的は、人類を革新に導く事……。そう、俺は……変革しようとしている……!}」 「&font(#0033ff){少年は、嘗て私に“歪みがある”と言った……だが、彼とて戦うことしか出来ない存在。だからこそ私は望む。君と戦う事を……}  &font(#0033ff){その極みにある勝利を!!}」 「&color(blue){勝利だけが望みかッ!?}」 「&font(#0033ff){他に何がある!?}」 「&color(blue){決まっている!―――未来へと繋がる……明日だッ!!}」 「これが俺の…戦いだぁッ!!!」 「&font(#0033ff){何故だ…?何故止めを刺さん!?}」 「&color(blue){俺は…生きる}」 「&font(#0033ff){ッ…!}」 「&color(blue){生きて明日を掴む…!}」 「&color(dodgerblue){あっ…}」 「&color(blue){それが……俺の戦いだ。生きる為に、戦え……!}」 「&color(dodgerblue){ありがとう}」 「&color(blue){あっ…。何を…?}」 「&color(dodgerblue){そう言いたい気分なんだ……}」 「&color(blue){アロウズ艦隊を突破し、ヴェーダを奪還する}」 「&color(indigo){今迄に無い激戦になるな……}」 「&color(green){……そうだな…。目的は違っても、俺達はあそこに向かう理由がある}」 「&color(blue){そして、その思いは未来に繋がっている……。俺達は…未来の為に戦うんだ……}」 「&color(green){連邦政府打倒が俺の任務だ。イノベイターを狙い撃つ。そして……}」 「&color(blue){……俺達は変わる…。変わらなければ、未来とは向き合えない……}」 「……行こう…。月の向こうへ……!」 「&font(#ff3399){刹那……}」 「&font(#0000ff){フェルト……}」 「&font(#ff3399){これを……}」 「&font(#0000ff){花?}」 「&font(#ff3399){リンダさんがラボで育てたんだって。あなたに…あげたくて……}」 「&font(#0000ff){…ありがとう、フェルト…}」 「&font(#ff3399){マリナさんに怒られるかな…?}」 「&font(#0000ff){彼女とはそんな関係じゃない。ガンダムに行く}」 「&font(#ff3399){あっ……。死なないでね、刹那……}」 「&font(#0000ff){了解}」 「&color(blue){本当に良いんだな?沙慈}」 「&color(dodgerblue){心配しないでくれ。僕だって…未来を見つけたいんだ…!}」 「&color(blue){……了解。ダブルオー、刹那・F・セイエイ…出る!}」 「ダブルオーライザー、目標を…駆逐する!!」 「全部隊に告ぐ!即座に回避運動を取れ!来るぞ…!攻撃が来る!!禍々しい光が!!」 「これが…奴等の……!」 「&color(blue){沙慈…!沙慈・クロスロード!沙慈!}」 「&color(dodgerblue){ッ…。あぁ…っ、ハッ…!ルイスは!?}」 「&color(blue){大丈夫だ}」 「&color(dodgerblue){(通信映像に移るルイスを見て)ルイス!!}」 「&color(blue){彼女を連れて安全な場所へ行け!敵が来る!}」 「&color(dodgerblue){…わ、分かった!}」 「&font(#ffdc00){(うぁああああああッッッ!!!!!)}」 「&color(dodgerblue){(どうしたんだよ、ルイス!?)}」 「&font(#ffdc00){(あぁ…ッ!うぅ…ッ!!あぁッ!!!うぅううううッッッ!!!!!)}」 「&color(blue){この声は…!}」 「&color(dodgerblue){ルイス!ルイス!!}」 「&color(blue){(ルイス!沙慈!)}」 「&color(darkmagenta){(私は戦う!)}」 「&color(blue){ハッ…。この声…?!}」 「&color(darkmagenta){自分達の意思で、未来を創る為に!}」 「&color(royalblue){どうして……お前達は……!どうして君は…分かってくれないんだ?そうやって何時も……!}」 「&color(blue){スメラギ!}」 「&color(darkorange){ぐあぁあああああッ!!!!}」 「&color(blue){アレルヤ!!}」 「&font(#302833){(クソッ…!)}」 「&color(blue){ハッ…!}」 「&font(#302833){ここまでかよ…ッ!}」 「&color(blue){(ラッセ!)}」 「&font(#f8b500){このままじゃトレミーが……!!}」 「&font(#ff3399){まだよ!!まだ諦めちゃ駄目!}」 「&color(blue){(ミレイナ!フェルト!)}」 「&font(#ff3333){ミサイルの残りが!!}」 「&font(#393f4c){こんな所で…!!}」 「&color(blue){(イアン!リンダ!)}」 「&color(blue){……みんなの命が…消えていく…!}」 「&color(green){うぉあああッ!!!クッ…!クソッタレがぁッ!!!}」 「&color(blue){……そんな事……!させるかぁあああああああッッッッッ!!!!!}」 「&color(darkgreen){(変われ、刹那。変われなかった俺の代わりに……)}」 「&color(blue){……そうだ。未来を創る為に、俺達は…!変わるんだぁあああああああッッッッッ!!!!!}」 「これが…ヴェーダの本体……!」 「あれは……!?ティエリア…!ティエリア・アーデ!ハッ……!―――仇は討つ…!」 「&color(indigo){我々の武力介入行動は、矛盾を孕みつつも世界の統合を促し、たとえ滅びようとも人類の意思を統一させる事にあった。}  &color(indigo){それは…人類が争いの火種を抱えたまま、外宇宙へ進出する事を防ぐ為だ。人類は…変わらなければ未来を紡ぐ事は出来ない。}  &color(indigo){何れ巡り会う…異種との対話に備える為にも…。その為にも、僕達は……}」 「&color(blue){分かり合う必要がある……。ティエリア……}」 「&color(blue){ハッ…。そこか!!リボンズ・アルマーク!!!}」 「&font(#47ea7e){「感謝して欲しいな。君がその力を手に入れたのは、僕のおかげなんだよ?刹那・F・セイエイ……}」 「&color(blue){……俺を救い、俺を導き…。そして今また…!俺の前で神を気取るつもりか!?}」 「&font(#47ea7e){いいや、神そのものだよ}」 「&color(blue){そこまで人類を支配したいのか!?}」 「&font(#47ea7e){そうしなければ人類は戦いを止められず滅びてしまう。救世主なんだよ、僕は}」 「&color(blue){共に歩む気は無いと…?分かり合う気は無いのか!?}」 「&font(#47ea7e){人間が自分達の都合で動物達を管理しているのと一緒さ。それに…純粋種となった君に打ち勝てば、僕の有用性は不動のものとなる!}」 「&color(blue){ッ…!そのエゴが世界を歪ませる…!貴様が行った再生を……この俺が破壊する!!}」 「&font(#47ea7e){良い覚悟だ!}」 「&color(blue){ダブルオーライザー!}」 「&font(#47ea7e){リボーンズキャノン!}」 「&color(blue){刹那・F・セイエイ!!}」 「&font(#47ea7e){リボンズ・アルマーク!!}」 「&color(blue){出る!!}」 「&font(#47ea7e){行く!!}」 「この程度の砲撃…!」 「ここは…!俺の距離だ!」 「あ…あれは……。ガンダム……!」 「&font(#47ea7e){君のその力……オリジナルのGNドライヴの恩恵があればこそだ!返して貰うぞ!!}」 「&color(blue){誰が!}」 「さ…!させるかぁあああああッッッ!!!!」 「ガンダムエクシア…刹那・F・セイエイ!未来を切り拓く!!」 「&color(blue){行こう。俺達にはまだ…やる事がある}」 「&font(#ff3399){うん。皆が命を引き換えにして変えた世界を…見続けなくちゃ……}」 「&font(#8b008b){そうね……}」 「俺達はソレスタルビーイング。戦争根絶を目指す者。世界から見放されようとも…俺達は、世界と対峙し続ける。武力を行使してでも…世界の抑止力となって生きる。  だからこそ俺達は……存在し続けなければならない……!未来の為に……」 } 【台詞集3】 #openclose(show=クリックにて展開){ 「&color(green){挨拶しなくて良いのかい?}」 「&color(blue){その必要を感じない}」 「&color(green){あっそ}」 「&font(#ff3399){ミッションは?}」 「&color(blue){……ヴェーダの情報のおかげで未然に防げた。スメラギに報告する}」 「&font(#ff3399){あっ…!これ……}」 「&color(darkmagenta){よくやってくれたわ。これで連邦がコロニー側の救済にも力を入れてくれれば…}」 「&color(blue){新政権が立ち上がってまだ2年だ。小さな問題は、俺達の手で刈り取るしかない}」 「今のは威嚇だ!今度は当てる!」 「ハッ……!リ…リボンズ・アルマーク!?」 「リボンズ・アルマーク…!何故貴様が……!?」 「&color(blue){大丈夫か!?}」 「&color(dodgerblue){どういう事だよ、刹那!?}」 「&color(blue){俺にも分からない…。だが……!}」 「&font(#ff3399){刹那、どうかした?}」 「&color(blue){いや、別に……}」 「&font(#ff3399){何か…感じたんでしょ?}」 「&color(blue){ああ。だが上手く言葉に出来ない……}」 「……何だったんだ?あれは……」 「ガンダムで出る!!」 「&color(darkmagenta){刹那。分かってるとは思うけど、ダブルオーライザーは太陽炉の代わりに粒子タンクを増設した急場凌ぎの機体よ。絶対に無理はしないで}」 「&color(blue){了解。ダブルオーライザー、刹那・F・セイエイ…出る!}」 「クッ…!この感覚…。あの時の…!ッ…!一体……!?」 「……あれは…一体……?」 「&color(indigo){刹那、何故ELSを攻撃しなかった?}」 「&color(orangered){“ELS”?}」 「&color(indigo){連邦政府が異星体を今、“ELS”と呼称している。刹那、ELSを攻撃しなかった理由を言え}」 「&color(blue){……分からない……}」 「&font(#ff3399){刹那はどう思う?}」 「&color(blue){ッ……}」 「&font(#ff3399){刹那は…どう思う?}」 「&color(blue){……分からない。……本当に分からないんだ……。済まない}」 「&font(blue){ELSの!―――ELSの地球圏到達までの時間を出してくれ!}」 「&font(#ff3399){刹那…?}」 「&color(blue){早く!}」 「&font(#ff3399){……ッ!地球圏到達まで…95日!}」 「&color(darkmagenta){……たった3ヶ月…。これが“来るべき対話”に与えられた時間なの……?}」 「&font(#0000ff){行こう!}」 「&font(#302833){……そうだな。此処でこうしていても、何も始まらねえ!}」 「&font(blue){…ああ!}」 「俺の声が聞こえるか!?逃げろ!!逃げるんだ!!!」 「…連邦のパイロット…!」 「各機攻撃を中止!撤退しろ!ライザーシステムで、高濃度GN粒子の意識共有領域を作る!」 「お前達は何者だ!? 何を求めて此処に来た!!?……答えろぉおおおおおッッッッッ!!!!!」 「答えてくれ!お前達の目的は…?!」 「&color(blue){心配かけてすまなかった}」 「&color(darkmagenta){刹那…}」 「&color(blue){ダブルオークアンタで出る…!}」 「&color(darkmagenta){……お願い}」 「&color(blue){クアンタで出る}」 「&font(#393f4c){言われなくても!}」 「&font(#ff3399){リニアボルテージ上昇、730を突破!射出タイミングを刹那・F・セイエイに譲渡します!}」 「&color(blue){了解!ダブルオークアンタ、刹那・F・セイエイ…出る!!}」 「俺は戦う為に来たわけでは!!」 「トランザムでELSの中枢に突入する!」 「トランザム!!!」 「このまま表面を切り裂く!!」 「……あの男……!」 「…突入する!!」 「&color(indigo){我々を迎え入れるのか?}」 「&color(blue){クアンタムシステムを作動させる!}」 「&color(indigo){ELSの力は未知数だ。フルパワーで行く!}」 「&color(blue){了解!クアンタムバースト!}」 「&color(blue){これがラストミッション!}」 「&color(indigo){人類の存亡を掛けた…}」 「&font(#00a497){対話の始まり!!}」 「&color(blue){ぐぁッ!!うぅ…ッ!あぁ……ッ!!エ、ELSの意識が…!!}」 「&color(indigo){僕とリンクするんだ、刹那!この情報の奔流は、僕とヴェーダで受け止める!―――余計なものは受け流せ。本質を…彼らの想いを!!}」 「&color(indigo){そうか…。彼等の母星は死を迎えようとしていて、生き延びる道を探していたのか…}」 「&color(blue){繋がる事で…1つになる事で、相互理解をしようとしていた……。行こう、彼等の母星へ。俺達は分かり合う必要がある}」 「&color(indigo){良いのか?}」 「&color(blue){良いも悪いも無い。ただ俺には……生きている意味があった……!みんな同じだ…。生きている…!}」 「&color(indigo){生きようとしている……}」 「&color(blue){だが……何故こうも擦れ違う?}」 「&color(indigo){なまじ知性があるから、些細な事を誤解する}」 「&color(blue){それが嘘となり、相手を区別し―――}」 「&color(indigo){―――分かり合えなくなる……。ただ、気付いていないだけなんだ…!}」 「&color(blue){だから、示さなければならない…!世界はこんなにも…簡単だという事を!}」 「&font(#3300cc){どなた…かしら?ご免なさい…。私、目が不自由で……}」 「&color(blue){マリナ・イスマイール}」 「&font(#3300cc){ハッ…!そ、その声は…?まさか……!}」 「&color(blue){こんなにも長く……時間が掛かってしまった}」 「&font(#3300cc){擦れ違ってばかりいたから……}」 「&color(blue){だが……求めていたものは同じだ。君が…正しかった……}」 「&font(#3300cc){ッ……!あなたも…間違っていなかった……}」 「&color(blue){俺達は……}」 「&font(#3300cc){私達は……}」 「&font(#00a497){分かり合う事が出来た……}」 } 【その他台詞集】 「ちょりーっす!!!転入生の刹那で〜す!よろしちょりーっすwwwwww」 「…ぷいっ」 「俺は、ガンダムではない…ならば俺は、ガンダムになる!」 「&font(#ff3399){……新しいガンダムが出来たら、本当に争いの無い世界に…なるのかな……?}」 「&color(blue){それは俺にも分からない……。ただこれだけは言える。}  &color(blue){俺のイノベイターとしての能力が…人と人とを理解させる事が出来るのなら、俺は全力でそれをやるつもりだ}」 「未来の為の戦い……。破壊する事しか出来ない俺の中に、初めて芽生えた戦う意味……。  それを強く意識したのは、ロックオン…ニール・ディランディの言葉…。そして、あの男の存在がある…。俺の対極にいた男、グラハム・エーカーの存在が……」 「そうだ……。俺は生きる為に戦う。俺は…俺自身を変革させる……。  ニール・ディランディが求めたように…。イオリア・シュヘンベルグが求めたように……。俺は、イノベイターとして……いや、ソレスタルビーイングのガンダムマイスターとして生きる。  新たなるガンダム…。俺のガンダム…!ダブルオークアンタと共に……!!」 【ゲームでの活躍】 ◆[[スーパーロボット大戦シリーズ]] ・[[Zシリーズ>スーパーロボット大戦Z]] 『[[第2次Z破界篇・再世篇>第2次スーパーロボット大戦Z]]』で共に登場。 前者はまだ1stシーズンの頃なので性能も何とも微妙だが、後者は成長した描写を反映してそれなりに強いキャラになり、最終段階まで育てればトップクラスになる。 但し、固有アビリティの「&font(#0000ff,b){イノベイター}」も使い勝手が悪い。ifルートだと習得時期が遅れるのも欠点。 ぶっちゃけボスキャラの一人とされたリボンズと同等かそれ以上の能力のパイロットという原作設定に沿っているかと言われると疑問符が付く。 一方、エースボーナスが「&font(#0000ff,b){ガンダムか、太陽炉搭載型MS相手にダメージ1.5倍}」という強烈過ぎるもので、 そのどちらも少ない破界篇では使い勝手が悪いが、再世篇では文字通り「&font(#0000ff,b){ガンダムを駆逐するガンダム}」と化す。 ストーリー面では、『00』を主軸の一つとしているだけあり、その点は良い意味で目立つ。 協調性が無く、無口で無愛想同士の[[ヒイロ>ヒイロ・ユイ]]との掛け合いはネタと燃えの両方の意味で良好。 ・[[UX>スーパーロボット大戦UX]] 劇場版の設定で参戦。 三璃紗の侠達を初めて見た時は意外にも大人しめな反応だったが、後に彼らの事も「&font(#0000ff,b){ガンダム}」と認める。 中盤にELSとの対話に失敗して昏睡状態になるが、 [[乙姫>皆城乙姫]]、ニールとの対話を経て、ELSや[[フェストゥム>フェストゥム(蒼穹のファフナー)]]、[[バジュラ>バジュラ(マクロスF)]]といった「命ある者達」と分かり合う道を模索し始める。 その強い意志は、あの[[サコミズ王>迫水真次郎/サコミズ・シンジロウ]]を驚愕させた程(更に第二部ラストでの説得イベントでは、彼の加入フラグにも関わっていたりする)で、 [[アルト>早乙女アルト]]や[[浩一>早瀬浩一]]にも影響を与えていく事になる。 EDでは[[ソレスタルビーイング号>コロニー型外宇宙航行母艦ソレスタルビーイング]]でELSの母星に旅立つ事になり、原作とは異なりトレミークルー(地上に残ったアレルヤ&[[マリー>ソーマ・ピーリス/マリー・パーファシー]]を除く)や[[マネキン>カティ・マネキン]][[夫妻>パトリック・コーラサワー]]、 生き残っていればグラハムと[[アンドレイ>アンドレイ・スミルノフ]]、そして[[キラ>キラ・ヤマト]]と共に外宇宙へと向かった。 「ソレスタルビーイング号量子ワープ出来ないのに大丈夫なのか?」と心配になったプレイヤーもいるかもしれないが、 フロンティア船団提供のフォールド技術があるので寧ろ原作よりも早く帰って来られるかもしれない。 固有スキル「&font(#0000ff,b){イノベイター}」は再世篇より使い勝手が良くなった。 ダブルオーライザー(粒子貯蔵タンク型)に搭乗している時は微妙だが、クアンタに乗り換えてからが本領発揮。「&font(#0000ff,b){覚醒・魂}」を覚えるのでしっかり育てよう。 因みにクアンタムバーストの解禁は第三部終盤からで、初使用の場面はなんと&font(#ff0000,b){『&u(){[[&color(red){鉄のラインバレル}>鉄のラインバレル]]}』のシナリオの真っ最中。} 浩一の説得に応じず怒り狂う[[加藤>加藤久嵩]]に対して、事前に[[イアン>イアン・ヴァスティ]]から「&font(#393f4c){調整中だから使うなよ?}」と言われ、直前にもティエリアに「&color(indigo){やめろ刹那!まだ調整中だ!}」と止められていたにも拘らず、 そんなもの知った事かとばかりに完全無視してクアンタムバーストを発動。 クアンタムバーストによるGN粒子の輝きは、加藤に原作では叶う事のなかった[[恩師>城崎天児(鉄のラインバレル)]]との再会と対話の機会を与え、彼の心を大きく動かす事となった。 本作に於ける加藤機関とのヒトマキナ壊滅後も続く共闘は、この出来事無しでは成し得なかったであろう。 なお、当然ながらこの事態が原因でクアンタムシステムは再調整を余儀なくされている。&font(#ff0000,b){そして当の本人は反省の色一切無しであった。} ・[[BX>スーパーロボット大戦BX]] 劇場版の設定で参戦。 [[ユニコーンガンダム]]が持つ可能性を信じる[[バナージ>バナージ・リンクス]]と救世主としての道を模索する[[キオ>キオ・アスノ]]、自分の存在意義について悩む[[騎士ガンダム>ナイトガンダム]]を導いていく。 ◆[[SDガンダムGジェネレーションシリーズ]] 2ndシーズンまではそれなりの性能だが、劇場版になると異様に強い。指揮力は高くないが、パイロットとしては作中屈指の能力を誇る。 【プラモデル】 バンダイのキャラクター胸像プラモデルシリーズ「FIgure-rise Bust」の第7弾として発売されている。 このシリーズは驚異の成型技術とパーツ分割によって成型色段階で細かく色分けされ、殆ど塗装の必要が無いのだが、 彼だけは&u(){[[&font(#c9caca,b){シルバーのスプレー塗料による全塗装}>ELSが擬態・融合した機体・人物一覧]]}で仕上げようとするモデラーが後を絶たないと言われている。 【余談】 コードネームである「刹那・F・セイエイ」は「&font(#0000ff,b){刹那・FROM・聖永}」と言う言葉から来ており、 「&font(#0000ff,b){永遠という長い時間の中から切り取った一瞬よりも短い時間}」という意味との事。 「&font(#ff0000,b){破壊する事しか出来ない}」と語っていた少年は、何時しか「&font(#00a497,b){破壊を捨て、対話を望む}」青年となった。 たとえその姿が変わろうとも、変革を受け入れ、これからも歩み続けていくのだろう。 また、彼の誕生日である4月7日は『[[機動戦士ガンダム]]』の放送がスタートした日でもある。 #center(){ &color(blue){行こう、アニヲタWiki(仮)へ。俺達は分かり合う必要がある。} &color(indigo){良いのか?} &color(blue){良いも悪いも無い。ただ俺には……追記・修正している意味があった……!} } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,41) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2014-10-19 20:45:01) - 誕生日の設定は狙ってやったものなのだろうか。 -- 名無しさん (2014-12-19 21:54:07) - ↑そうだろ。別にこの日じゃなけりゃダメだっていう必然性ないし。 -- 名無しさん (2015-02-15 10:07:08) - ネタキャラという認識しかなかったが、大分印象変わったわ -- 名無しさん (2015-04-15 18:01:59) - スパロボでマリーダさんと念願の会話を披露。なおマリーダさん発狂した模様。 -- 名無しさん (2015-04-30 19:19:57) - 名(迷)台詞集の「チョリーッス」はいらんだろう -- 名無しさん (2015-05-16 21:44:50) - ↑×2 なんか「お前もガンダムなんやで」って言っただけで完全論破した風になっててワロタ -- 名無しさん (2015-07-21 09:12:59) - この人二期の後も成長していたようで劇場版の頃にはライザーでも付いて行けなくなったらしいな。そりゃオービットフラッグでジンクス三機倒せますわ。 -- 名無しさん (2015-07-22 03:09:48) - ソラン・イブラヒムを訳すると「太陽の子」になるらしい・・・どうりでその時不思議な事が起こりまくるわけだw -- 名無しさん (2015-07-22 22:06:16) - 当初はガンダム主人公で弱い方だったのに今や最強クラスというのが面白い。 -- 名無しさん (2015-09-02 15:58:13) - スパロボなりGジェネなりでレビル将軍と共演し、大いに驚かせてほしい。せっさんは最終的に「レビル将軍の考えるニュータイプ像」そのままになったのだ。 -- 名無しさん (2015-10-08 21:34:07) - ↑×3 刹那「俺は太陽の子!! ソラン・イブラヒィムゥ!!」 -- 名無しさん (2015-10-08 22:05:04) - 名(迷)台詞集の内かなりの量がガンダム発言www -- 名無しさん (2015-12-16 21:33:51) - 太陽の子って聞いたらせっさんやうーさーがてつをの声に聞こえてしまうじゃないかwww -- 名無しさん (2015-12-25 22:01:27) - 一見するとエキセントリック・・・というわけでもなく、全体通してみると主人公としては割と普通の人だよなあ。 -- 名無しさん (2015-12-25 22:08:57) - ↑下手な事はあっさりと自分なりに練習してるしな。曲者か出来ないことは避けるタイプが多いガンダム主人公では珍しい。 -- 名無しさん (2016-01-03 21:59:35) - 記憶を消してもう一回劇場版を見たとしてラストにあのメタリックな刹那が出てきたら絶対笑う自信があるわ -- 名無しさん (2016-01-21 21:55:56) - ガンダムという天使になる為に奮闘していた刹那、約束の場所に行く為に悪魔と化した三日月、早く共演したいものだな。 -- 名無しさん (2016-03-29 00:31:13) - せっさんに映司のセリフ言わすとどうなるだろう? -- 名無しさん (2016-04-04 22:04:37) - X-Ωで嵐を呼ぶ幼稚園児と共演 夢の中とはいえ戦場に出る5歳児を見て元少年兵の彼は何を思うのか -- 名無しさん (2016-04-11 21:10:06) - ↑3 自分が人並みに戻れなくなっていく無自覚な孤独と、贖えない自責の果てに使命を求め、とうとう人間を辞めるまで人並みの幸せに気付かなかった遠回りな刹那。ならば自分たちを人扱いしないクソッタレな世に抗い、仲間と共に未来を掴もうと最短距離を走った結果、自分の“人間”を切り売りしている三日月は・・・どうなると言うのだ。 -- 名無しさん (2016-05-07 13:08:50) - ↑刹那が対話の為にELSと融合したなら、三日月は破壊の為にバルバトスと融合するかもな。 -- 名無しさん (2016-05-27 08:58:16) - スパロボにガエリオ出たら、一緒に共演してほしい。 -- 名無しさん (2016-08-02 22:54:46) - 某ラジオにて 杉田 「俺が!カンダタこぶんだ!」 -- 名無しさん (2016-08-03 11:37:40) - 彼と一期終盤のガエリオが手を組んだら、いいコンビになれそうな気がする。中の人的にも月と魅上だし -- 名無しさん (2016-08-10 17:07:35) - コジロウ「トランセルは使うなよ...」 デント「了解、トランセル!」ポ-ン! -- 名無しさん (2016-10-03 22:43:21) - 彼の胸像プラモは、どうしたわけか(棒)シルバーのスプレー塗料と一緒に売れるという。 -- 名無しさん (2017-01-08 21:15:57) - ↑モデラー「行こう、彼らの母星へ…」 -- 名無しさん (2017-02-05 14:50:00) #comment #areaedit(end) }

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