SCP-790-JP

「SCP-790-JP」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

SCP-790-JP - (2018/01/07 (日) 11:37:31) の最新版との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2017/02/05 (日) 16:43:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 失礼します、新しくSCP-790-JPの担当になりましたアニオタです。 …あれ、誰も居ない。 参ったな。誰かいたら、このSCiPについて教えてもらおうと思ったんだけど。 このSCiP、何故か&bold(){財団の記録に一切データが残されてない}んだよな。 やれやれ…ん、何だこれ、電話機? なになに『&bold(){専用記録装置D-790-JPアクセス用端末}』…つまり情報が欲しければ、この端末を使えってことか。 #openclose(show=【 受話器を取る 】){ SCP-790-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「[[The SCP Foundation]]」の日本支部によって生み出された[[オブジェクト>オブジェクト(The SCP Foundation)]]の一つです。 項目名は『口伝の儀式』。[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(The SCP Foundation) ]]は「Safe」に指定されています。 SCP-790-JPは、とある農村に伝わっていた儀式に関連する情報を、媒体を問わず記録に残した際に発生する異常現象です。 この儀式は、飢饉や災害に襲われた際に沈静化を図る目的で行われていたものであり、その実態は&bold(){5歳未満の子供を用いた人身御供}であったことが判明しています。 以後、この儀式を《&bold(){SCP-790-JP-1}》と呼称します。 SCP-790-JPの異常性は、この儀式に関する情報を何らかの媒体を用いて記録しようとした際に発現します。 記録を作成してから&bold(){24時間以内に、記録を作成した担当者はその場から消滅し、かつて儀式が行われていた土地で手足をもぎ取られ、裸に剥かれた惨殺死体となって発見される}事になるのです。 しかも、全ての遺体は同地に存在する中央広場の付近にある電柱に吊り下げられた状態で発見されています。 現在まで、この時点で記録者が生存していたことはありません。 また、欠損した四肢は発見されていません。 この消失現象と同時刻に、&bold(){犠牲者が作成していた記録が修復不可能なレベルに破壊される}ことが確認されています。 残念ながら、担当者の殺害と記録の破壊を止める手立ては現在まで発見されておりません。 財団がこのSCiPに着目するきっかけとなったのは、1960年代に問題の土地で起きた大量殺人でした。 この事件は、SCP-790-JPそのものが引き起こした騒動と、それに対する地元住民の恐怖が齎したパニックが原因であったと考えられています。 同事件により、同村に在住していた住人の6割が死亡しました。 この様な事態に陥ってしまった原因が判明したのは、財団が事件の生き残りである村長を保護し、インタビューを行なった事で明らかとなりました。 事の発端は、1640年から1643年にかけて発生した寛永の大飢饉にまで遡ります。 言葉を繰り返すことになりますが、SCP-790-JPの元となった人身御供の儀式は、当初はその当時発生していた寛永の大飢饉を鎮める為に行われました。 その後も、何らかの災害が発生する度に人身御供の儀式は散発的に行われ、最終的には江戸時代を通して何らかの災害が起きる度に散発に続けられることになったのです。 最終的に、江戸時代の終わり頃に人身御供の儀式は取りやめとなりましたが、ここで新たな問題が発生しました。 同地に住む若者たちが、この『人身御供』に関する情報を公開し、「恥の歴史」として後世に語り継ごうではないかと言い出したのです。 この若者たちは、忌まわしい儀式の記憶を封印しようとしていた村の重鎮たちと対立。 最終的に、&bold(){人身御供の儀式を公表することに肯定的だった住民は、公開に否定的であった住民たちの手によって殺害され、見せしめとされる}事になったのです。 以後、1950年代に至るまで、この粛清活動は実施されたと考えられています。 最終的に、交通網の発達により粛清活動の隠滅が不可能になってきた事と、村の指導者たちの方針が変わってきた事により一連の事件は終焉を迎えました。 しかし、粛清活動が終息した後も、人身御供の儀式を記録しようとした人物が変死する事件は続きました。 それは財団とて例外ではなく、セクター8106にてSCP-790-JP-1についての記録を文章・音声・動画・図画の各媒体ごとに作成しようとした事で異常性を誘発させる事に繋がってしまいました。 結果、[[Dクラス>Dクラス(The SCP Foundation)]]職員を含む記録作成に立ち会った財団職員25名が作成後15時間から23時間の間に消失、当該地域にて死体で発見されました。 また、SCP-790-JP-1について音声通信装置を用いて連絡を取っていた職員2名も16時間後に消失、当該地域にて死体で発見されました。 } なるほど。 つまり、文章に残すことのできない特殊なSCiPという訳か。 確か、アメリカ本部にも、[[自分に関する文献をその製作者ごと誘拐するSCiP>SCP-2521]]が居たな。 だからそのSCiPに関しては、絵文字でしか記録を残せないっていう。 やれやれ、面倒なヤツの担当に当たっちゃったな。 ――まてよ、&bold(){今私が聞いている記録は、一体どうやって残した}やつなんだ? #openclose(show=【 再開する 】){ 以上の事件を受け、財団は『&bold(){専用記録装置D-790-JP}』の運用を決定しました。 『専用記録装置D-790-JP』は、SCP-790-JPの記録のために&bold(){Dクラス職員の脳髄及び発話器官を利用した生体記録デバイス}です。 開発記録はセクター管理者に許可された場合のみ閲覧できます。 オブジェクトの記録の閲覧には専用直接音声振動伝達器、通称、『&bold(){高性能糸電話}』が用いられます。 } &bold(){他の人類が光の中で暮らす間、我々は暗闇の中に立ち、それと戦い、封じ込め、人々の目から遠ざけなければならない。} &bold(){We secure. We contain. We protect.} この厄介なSCiPを収容するために大勢の職員が犠牲になったのか。 私は、財団の理念のため、命を賭して呪いと戦った先達たちに敬意を表さずにはいられなかった。 追記・修正は呪いにおびえない方にお願いします。 &link_anchor(A){【 メタ視点からの余談を閲覧する 】} ---- #right(){ SCP-790-JP - 口伝の儀式 by Hukazawa_Moai http://ja.scp-wiki.net/scp-790-jp この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } ---- &link_up(△)メニュー &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- &aname(A,option=nolink){ } *メタ視点からの余談 財団が、元々このSCiPが発生していた村の住民に記憶消去を施したことにより、&bold(){『人身御供』に関する情報を知るのは財団のみ}となってしまった。 その結果、村で発生していた呪いのターゲットが&bold(){そっくりそのまま財団に移ってしまった}のである。 しかし、財団にはたとえ呪いであろうとも確保・収容・保護する使命がある。 そこで、苦肉の策としてこの様な記録装置に頼らざるを得なくなってしまったのだ。 *関連性のあるオブジェクト 人間の脳髄を何らかの機械の一部に用いるという発想は、オブジェクトの製作者と財団の双方が実行に移している禁忌の発想である。 ただし、両者には決定的な違いがある。 オブジェクトの製作者は、単に自らの&bold(){制作物の能力向上のために人間の脳髄を部品として利用している}だけに過ぎない。 それに対して、財団はこのオブジェクトのように他に方法が存在しない場合、文字通り『&bold(){最後の手段}』として人間の脳髄に仕方なく頼っているだけなのである。 &bold(){[[SCP-748]] (通称・産業崩壊)} 様々な種類のSCiPを大量生産する、工場型のSCiP。 元々は、1800年代に辣腕を振るった実業家であるランドルフ・メッツガーの所有する工場であった。 このSCiPの制御装置として、そのメッツガー自身の脳髄が利用されているのが財団によって発見された。 &bold(){[[SCP-457-JP]] (通称・リンカーン・ログ)} アメリカ合衆国代16代大統領、エイブラハム・リンカーンを『再現』する為のシステム。 システムを構築するパーツの一つとして、世界各国から行方不明となっていた45人分もの脳が利用されていた。 &bold(){[[SCP-845-JP]] (通称・ヤエコトシロ)} [[負号部隊>要注意団体(The SCP Foundation) ]]によって作られた、託宣を司る神様である『八重言代主神』の名前を冠した改造人間。 その実態は、とある志願兵の脳髄に、12人分の人間の脳髄を接続して生み出した生きたスパコンである。 完璧な事前情報を入力した上で質問すると、託宣と殆ど変わらない精度の高い返答をしてくれる。 もちろん、事前の情報が間違っていれば((「皇軍の兵士は弾丸も食料も無くても戦える」など))、[[間違った答えが出力される。>牟田口廉也]] &bold(){[[SCP-115-JP]] (通称・鵺)} 人間の望むものに姿を変え、望む事象を具現化させる意思を持った謎の角柱。 この角柱が変な『願望』を感知してむやみに具現化してしまうのを防ぐ為、財団は人間をデバイスとして使用した『特定の思考のみを発する装置』を開発した。 追記・修正は命の重みを感じながらお願いします。 ---- #right(){ SCP-790-JP - 口伝の儀式 by Hukazawa_Moai http://ja.scp-wiki.net/scp-790-jp この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 因みに元ネタでは音声ファイルが使われている -- 名無しさん (2017-02-05 15:13:17) - オッスオラ御供!一町殺ってみっか! -- 名無しさん (2017-02-05 15:35:42) - ↑村なんだよなぁ -- 名無しさん (2017-02-05 17:46:39) - 村の重鎮が若者たちを見せしめに殺したってあるけどscpの効果が発動しただけ? -- 名無しさん (2017-02-05 20:06:31) - 本家に『音声記録ならば安全』なSCiPが既に存在するため一ひねり入れたそうな。結果えらいエグさに -- 名無しさん (2017-02-05 20:31:40) - あっあっ 5才未満のあっ 乳幼児の人身御供という方法が あっ 最も簡単で あっあっ 一般的な あっ -- 名無しさん (2017-02-05 23:58:30) - ↑4↑5村御供だな -- 名無しさん (2017-02-06 05:44:57) - 喋る死体の声を聴いてるということか -- 名無しさん (2017-02-06 21:16:02) - ボックルなのか悟空なのかはっきりしてくれ -- 名無しさん (2017-02-08 10:09:19) - 長期間放置すると、報告書の内容が不鮮明になったりして。 -- 名無しさん (2017-05-02 14:31:55) - 可哀想なdクラス… -- 名無しさん (2017-06-24 21:26:44) - 財団もまた生贄を作ってるという・・・ -- 名無しさん (2018-01-07 11:37:31) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2017/02/05 Sun 13:47:31 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 失礼します、新しくSCP-790-JPの担当になりましたアニオタです。 …あれ、誰も居ない。 参ったな。誰かいたら、このSCiPについて教えてもらおうと思ったんだけど。 このSCiP、何故か&bold(){財団の記録に一切データが残されてない}んだよな。 やれやれ…ん、何だこれ、電話機? なになに『&bold(){専用記録装置D-790-JPアクセス用端末}』…つまり情報が欲しければ、この端末を使えってことか。 #openclose(show=【 受話器を取る 】){ SCP-790-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「[[SCP Foundation]]」の日本支部によって生み出された[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]]の一つです。 項目名は『口伝の儀式』。[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation) ]]は「Safe」に指定されています。 SCP-790-JPは、とある農村に伝わっていた儀式に関連する情報を、媒体を問わず記録に残した際に発生する異常現象です。 この儀式は、飢饉や災害に襲われた際に沈静化を図る目的で行われていたものであり、その実態は&bold(){5歳未満の子供を用いた人身御供}であったことが判明しています。 以後、この儀式を《&bold(){SCP-790-JP-1}》と呼称します。 SCP-790-JPの異常性は、この儀式に関する情報を何らかの媒体を用いて記録しようとした際に発現します。 記録を作成してから&bold(){24時間以内に、記録を作成した担当者はその場から消滅し、かつて儀式が行われていた土地で手足をもぎ取られ、裸に剥かれた惨殺死体となって発見される}事になるのです。 しかも、全ての遺体は同地に存在する中央広場の付近にある電柱に吊り下げられた状態で発見されています。 現在まで、この時点で記録者が生存していたことはありません。 また、欠損した四肢は発見されていません。 この消失現象と同時刻に、&bold(){犠牲者が作成していた記録が修復不可能なレベルに破壊される}ことが確認されています。 残念ながら、担当者の殺害と記録の破壊を止める手立ては現在まで発見されておりません。 財団がこのSCiPに着目するきっかけとなったのは、1960年代に問題の土地で起きた大量殺人でした。 この事件は、SCP-790-JPそのものが引き起こした騒動と、それに対する地元住民の恐怖が齎したパニックが原因であったと考えられています。 同事件により、同村に在住していた住人の6割が死亡しました。 この様な事態に陥ってしまった原因が判明したのは、財団が事件の生き残りである村長を保護し、インタビューを行なった事で明らかとなりました。 事の発端は、1640年から1643年にかけて発生した寛永の大飢饉にまで遡ります。 言葉を繰り返すことになりますが、SCP-790-JPの元となった人身御供の儀式は、当初はその当時発生していた寛永の大飢饉を鎮める為に行われました。 その後も、何らかの災害が発生する度に人身御供の儀式は散発的に行われ、最終的には江戸時代を通して何らかの災害が起きる度に散発に続けられることになったのです。 最終的に、江戸時代の終わり頃に人身御供の儀式は取りやめとなりましたが、ここで新たな問題が発生しました。 同地に住む若者たちが、この『人身御供』に関する情報を公開し、「恥の歴史」として後世に語り継ごうではないかと言い出したのです。 この若者たちは、忌まわしい儀式の記憶を封印しようとしていた村の重鎮たちと対立。 最終的に、&bold(){人身御供の儀式を公表することに肯定的だった住民は、公開に否定的であった住民たちの手によって殺害され、見せしめとされる}事になったのです。 以後、1950年代に至るまで、この粛清活動は実施されたと考えられています。 最終的に、交通網の発達により粛清活動の隠滅が不可能になってきた事と、村の指導者たちの方針が変わってきた事により一連の事件は終焉を迎えました。 しかし、粛清活動が終息した後も、人身御供の儀式を記録しようとした人物が変死する事件は続きました。 それは財団とて例外ではなく、セクター8106にてSCP-790-JP-1についての記録を文章・音声・動画・図画の各媒体ごとに作成しようとした事で異常性を誘発させる事に繋がってしまいました。 結果、[[Dクラス>Dクラス(SCP Foundation)]]職員を含む記録作成に立ち会った財団職員25名が作成後15時間から23時間の間に消失、当該地域にて死体で発見されました。 また、SCP-790-JP-1について音声通信装置を用いて連絡を取っていた職員2名も16時間後に消失、当該地域にて死体で発見されました。 } なるほど。 つまり、文章に残すことのできない特殊なSCiPという訳か。 確か、アメリカ本部にも、[[自分に関する文献をその製作者ごと誘拐するSCiP>SCP-2521]]が居たな。 だからそのSCiPに関しては、絵文字でしか記録を残せないっていう。 やれやれ、面倒なヤツの担当に当たっちゃったな。 ――まてよ、&bold(){今私が聞いている記録は、一体どうやって残した}やつなんだ? #openclose(show=【 再開する 】){ 以上の事件を受け、財団は『&bold(){専用記録装置D-790-JP}』の運用を決定しました。 『専用記録装置D-790-JP』は、SCP-790-JPの記録のために&bold(){Dクラス職員の脳髄及び発話器官を利用した生体記録デバイス}です。 開発記録はセクター管理者に許可された場合のみ閲覧できます。 オブジェクトの記録の閲覧には専用直接音声振動伝達器、通称、『&bold(){高性能糸電話}』が用いられます。 } &bold(){他の人類が光の中で暮らす間、我々は暗闇の中に立ち、それと戦い、封じ込め、人々の目から遠ざけなければならない。} &bold(){We secure. We contain. We protect.} この厄介なSCiPを収容するために大勢の職員が犠牲になったのか。 私は、財団の理念のため、命を賭して呪いと戦った先達たちに敬意を表さずにはいられなかった。 追記・修正は呪いにおびえない方にお願いします。 &link_anchor(A){【 メタ視点からの余談を閲覧する 】} ---- #right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-790-JP - 口伝の儀式 by Hukazawa_Moai http://ja.scp-wiki.net/scp-790-jp この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } ---- &link_up(△)メニュー &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- &aname(A,option=nolink){ } *メタ視点からの余談 財団が、元々このSCiPが発生していた村の住民に記憶消去を施したことにより、&bold(){『人身御供』に関する情報を知るのは財団のみ}となってしまった。 その結果、村で発生していた呪いのターゲットが&bold(){そっくりそのまま財団に移ってしまった}のである。 しかし、財団にはたとえ呪いであろうとも確保・収容・保護する使命がある。 そこで、苦肉の策としてこの様な記録装置に頼らざるを得なくなってしまったのだ。 *関連性のあるオブジェクト 人間の脳髄を何らかの機械の一部に用いるという発想は、オブジェクトの製作者と財団の双方が実行に移している禁忌の発想である。 ただし、両者には決定的な違いがある。 オブジェクトの製作者は、単に自らの&bold(){制作物の能力向上のために人間の脳髄を部品として利用している}だけに過ぎない。 それに対して、財団はこのオブジェクトのように他に方法が存在しない場合、文字通り『&bold(){最後の手段}』として人間の脳髄に仕方なく頼っているだけなのである。 &bold(){SCP-748 (通称・産業崩壊)} 様々な種類のSCiPを大量生産する、工場型のSCiP。 元々は、1800年代に辣腕を振るった実業家であるランドルフ・メッツガーの所有する工場であった。 このSCiPの制御装置として、そのメッツガー自身の脳髄が利用されているのが財団によって発見された。 &bold(){SCP-457-JP (通称・リンカーン・ログ)} アメリカ合衆国代16代大統領、エイブラハム・リンカーンを『再現』する為のシステム。 システムを構築するパーツの一つとして、世界各国から行方不明となっていた45人分もの脳が利用されていた。 &bold(){SCP-845-JP (通称・ヤエコトシロ)} [[負号部隊>要注意団体(SCP Foundation) ]]によって作られた、託宣を司る神様である『八重言代主神』の名前を冠した改造人間。 その実態は、とある志願兵の脳髄に、12人分の人間の脳髄を接続して生み出した生きたスパコンである。 完璧な事前情報を入力した上で質問すると、託宣と殆ど変わらない精度の高い返答をしてくれる。 もちろん、事前の情報が間違っていれば((「皇軍の兵士は弾丸も食料も無くても戦える」など))、[[間違った答えが出力される。>牟田口廉也]] &bold(){[[SCP-115-JP]] (通称・鵺)} 人間の望むものに姿を変え、望む事象を具現化させる意思を持った謎の角柱。 この角柱が変な『願望』を感知してむやみに具現化してしまうのを防ぐ為、財団は人間をデバイスとして使用した『特定の思考のみを発する装置』を開発した。 追記・修正は命の重みを感じながらお願いします。 ---- #right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-790-JP - 口伝の儀式 by Hukazawa_Moai http://ja.scp-wiki.net/scp-790-jp この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,21) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 因みに元ネタでは音声ファイルが使われている -- 名無しさん (2017-02-05 15:13:17) - オッスオラ御供!一町殺ってみっか! -- 名無しさん (2017-02-05 15:35:42) - ↑村なんだよなぁ -- 名無しさん (2017-02-05 17:46:39) - 村の重鎮が若者たちを見せしめに殺したってあるけどscpの効果が発動しただけ? -- 名無しさん (2017-02-05 20:06:31) - 本家に『音声記録ならば安全』なSCiPが既に存在するため一ひねり入れたそうな。結果えらいエグさに -- 名無しさん (2017-02-05 20:31:40) - あっあっ 5才未満のあっ 乳幼児の人身御供という方法が あっ 最も簡単で あっあっ 一般的な あっ -- 名無しさん (2017-02-05 23:58:30) - ↑4↑5村御供だな -- 名無しさん (2017-02-06 05:44:57) - 喋る死体の声を聴いてるということか -- 名無しさん (2017-02-06 21:16:02) - ボックルなのか悟空なのかはっきりしてくれ -- 名無しさん (2017-02-08 10:09:19) - 長期間放置すると、報告書の内容が不鮮明になったりして。 -- 名無しさん (2017-05-02 14:31:55) - 可哀想なdクラス… -- 名無しさん (2017-06-24 21:26:44) - 財団もまた生贄を作ってるという・・・ -- 名無しさん (2018-01-07 11:37:31) - 本家に記録されている特別収容プロトコルが記載されていません。 -- 名無しさん (2018-01-08 16:47:15) - 特別収容プロトコルでは、3機の記録装置が稼働状態にあることを求めている。つまり最低でも3人のDクラス職員が… -- 名無しさん (2020-04-20 17:17:20) - ↑まあ多分選定されてるのは死刑囚の中でも特に救いようのない奴らだとは思うし、それ以外に打つ手が見つかってない以上仕方ないとも思うけど……倫理ってむつかしいな…… -- 名無しさん (2020-04-21 12:39:39) - オブジェクトと関係ないが、音声記録によると、アイテム番号を「ななひゃくきゅうじゅう」ではなく「ななきゅうぜろ」と発音している。...ということは例えば彫刻君は「いちななさん」と読むのが正しいのだろうか?(そんな公式設定決まってないと思うけど) -- 名無しさん (2020-04-21 13:04:33) - ↑自分の読みたいように読めばいいんじゃないかな。たとえば機動部隊は「ヒトナナサン」とか読むかもしれないし、英語の読みで読む人もいるかもしれない。 -- 名無しさん (2020-04-21 14:37:50) - 本家にSCP682を呼ぼうとして途中で止められたら068が出てきたってネタがあったから数字読みが一般的なのかもしれない -- 名無しさん (2021-01-28 22:19:27) - ↑3 そうそう。ルビが振られていない以上、好きに呼んでいいものだよ。因みに自分はキリ番も「せん」「にせん」じゃなく「いちぜろぜろぜろ」「にーぜろぜろぜろ」と呼んでる。あ、真似する必要はないからね -- 名無しさん (2023-05-03 02:56:30) - 苦肉の策とか言っても正直財団がこういうことやるのを躊躇する良心があるイメージが全くないんだよな -- 名無しさん (2023-06-02 20:12:27) - 色々検討した結果、やっぱりこの方法しかないってなったらその時は躊躇なく実行するイメージだわ -- 名無しさん (2023-11-12 20:07:41) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: