SCP-3118

「SCP-3118」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

SCP-3118 - (2021/11/06 (土) 02:52:28) の最新版との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2018/06/10 Sun 16:59:59 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ 財団所属の研究助手、コーディ・クレイバウムは思い詰めていた。 仕事でのストレス、そして婚約者との家庭内トラブルに。 「こんな世界はたくさんだ!&font(b,15px){サヨナラ!}」 クレイバウム研究助手は手にした銃をこめかみに当てると、トリガーを引いた。 放たれた銃弾は、しかし消失し、あたりには脳髄や血液ではなく… 再加熱されたスライスソーセージとペパロニピザが乗ったプラスチック容器。 1.18リットル缶入りのB████████ブランドのラガービール。 包装されたF██████ R█████ヘーゼルナッツ・チョコレート、4個。 「&font(b,15px){アイエエエ!?ヒルメシ!?ヒルメシナンデ!?}」 クレイバウム研究助手が食べたお昼ご飯が出現したのであった。 } #center(){&font(b,40px){SCP-3118 - &ruby(昼飯銃){Lunch Gun}}} #center(){&font(b,20px){[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]:Safe}} SCP-3118はシェアード・ワールド[[SCP Foundation]]に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]]である。 #openclose(show=▷ 目次){ #contents() } *概要 …てなわけで、自殺を図ったクレイバウム研究助手が自分の脳味噌を撃ったら、 自分の食ったお昼ご飯が飛び出してきたのが発見経緯。 なお、クレイバウム研究助手はこれをサイト-22の心理学者に提出し、自身の心理カウンセリングを希望した。 現在は自身のもともとの職場とは異なるサイト-██に再配属され、カウンセリングを受けて無事元気になったらしい。 よかったよかった。 SCP-3118は、見た目はただのベレッタM9拳銃。頭以外の部分に撃っても特に変な効果を発現せず普通に拳銃として使うことができる。 しかし脳味噌目掛けて撃つと、なぜか銃弾が消失し、脳髄などの代わりに、 「午前11時から午後3時の間に対象者が食べたお昼ご飯が食器ごと再現されたもの(SCP-3118-1と指定)」が出現する。 しかもその人がお残しをしていても、提供された状態で再現される。 出現したSCP-3118-1は、その本来の銃弾が通過するであろう軌道上の、その食事を置ける水平面に着地する。 その場にあるものを動かして、こぼれることすらなくきっちり置かれる。 このとき出現するものは、その対象者を撃てば撃つほど過去に遡る傾向がある。 しかし生存確率が66%であるため、やりすぎると死ぬし、生き延びても耳鳴りや偏頭痛といった後遺症が残る。 外傷が見られないにもかかわらず1/3の確率で死ぬ理由は不明。 ある意味SCP-454-JP(ぬか“美味しかった”漬け)に近いアノマリーと言えるだろう。 あちらとは「死ぬ確率がある」かわりに「なんでもかんでも糠漬けにされない」という強みがある点で[[相互互換>上位互換/下位互換(TCG)]]の関係にある。 *実験結果 >対象:D-10331 >説明:財団の標準栄養補助食品が入ったボウル、スプーン付き。コップ1杯の水。 [[Dクラス>Dクラス(SCP Foundation)]]に提供される普通のご飯。なんか味気なさそう。 >対象:D-10331 >説明:チキンヌードルスープのボウル、スプーン付き。チェダーチーズ風味の金魚の形をしたクラッカーが35個積み上げられたナプキン。 コップ1杯の牛乳。 幼少期に病気になったときのご飯だそうである。 海外ではチキンヌードルスープが病気のご飯の定番なのは[[SCP-2057]](あなたはあなたの食べたもの)で言及されているとおり。 >対象:D-10331 >説明:ヒトの母乳と特定された白い液体の溜まり。 このあとD-10331はついに死亡。 >対象:D-10187 >説明:生きたヒメアリ(Monomorium)、233匹。土壌、145mL。 彼女が小さい頃にいじめっ子にひとにぎり分のアリを食わされたという過去があったらしい。 しかしそれを見事平らげたことにいじめっ子は「マジで感動」して友人になったんだとか。 >対象:D-10422 >説明:[編集済]、6歳、2010/05/14にオレゴン州クラマスフォールズで行方不明と報告されている。鋼鉄製の肉切包丁。フォーク。 複製体がDNA検査でその児童であると判明した。 …そういうことだよ。 D-10422はこの実験に三回目の参加。 この男、かつて3人の児童を誘拐・殺害した罪でムショにぶち込まれていた。 この子供を含む複数の他の児童の失踪とD-10422を結びつける試みは失敗に終わったという。 まあ確かに証拠がない以上は、「なんかよくわからない銃でこいつを撃ったら子供が出てきました」とかいうよくわからない説明をせざるを得ないだろう。 しかもこの実験は2016年に行われている。 (本物ではなく複製体であるが)本来12歳でないといけない児童がなんで6歳のままなのかなど どんなカバーストーリーでも誤魔化しきれない。 …よって財団はこの児童の複製体を終了した。今後D-10422にSCP-3118の実験に参加させる予定はないという。 追記・修正お願いします。 ---- #right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-3118 - Lunch Gun by TL333s http://www.scp-wiki.net/scp-3118 http://ja.scp-wiki.net/scp-3118 この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,34) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2018/06/10 Sun 16:59:59 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ 財団所属の研究助手、コーディ・クレイバウムは思い詰めていた。 仕事でのストレス、そして婚約者との家庭内トラブルに。 「こんな世界はたくさんだ!&font(b,15px){サヨナラ!}」 クレイバウム研究助手は手にした銃をこめかみに当てると、トリガーを引いた。 放たれた銃弾は、しかし消失し、あたりには脳髄や血液ではなく… 再加熱されたスライスソーセージとペパロニピザが乗ったプラスチック容器。 1.18リットル缶入りのB████████ブランドのラガービール。 包装されたF██████ R█████ヘーゼルナッツ・チョコレート、4個。 「&font(b,15px){アイエエエ!?ヒルメシ!?ヒルメシナンデ!?}」 クレイバウム研究助手が食べたお昼ご飯が出現したのであった。 } #center(){&font(b,40px){SCP-3118 - &ruby(昼飯銃){Lunch Gun}}} #center(){&font(b,20px){[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]:Safe}} SCP-3118はシェアード・ワールド[[SCP Foundation]]に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]]である。 #openclose(show=▷ 目次){ #contents() } *概要 …てなわけで、自殺を図ったクレイバウム研究助手が自分の脳味噌を撃ったら、 自分の食ったお昼ご飯が飛び出してきたのが発見経緯。 なお、クレイバウム研究助手はこれをサイト-22の心理学者に提出し、自身の心理カウンセリングを希望した。 現在は自身のもともとの職場とは異なるサイト-██に再配属され、カウンセリングを受けて無事元気になったらしい。 よかったよかった。 SCP-3118は、見た目はただのベレッタM9拳銃。頭以外の部分に撃っても特に変な効果を発現せず普通に拳銃として使うことができる。 しかし脳味噌目掛けて撃つと、なぜか銃弾が消失し、脳髄などの代わりに、 「午前11時から午後3時の間に対象者が食べたお昼ご飯が食器ごと再現されたもの(SCP-3118-1と指定)」が出現する。 しかもその人がお残しをしていても、提供された状態で再現される。 出現したSCP-3118-1は、その本来の銃弾が通過するであろう軌道上の、その食事を置ける水平面に着地する。 その場にあるものを動かして、こぼれることすらなくきっちり置かれる。 このとき出現するものは、その対象者を撃てば撃つほど過去に遡る傾向がある。 しかし生存確率が66%であるため、やりすぎると死ぬし、生き延びても耳鳴りや偏頭痛といった後遺症が残る。 外傷が見られないにもかかわらず1/3の確率で死ぬ理由は不明。 ある意味SCP-454-JP(ぬか“美味しかった”漬け)に近いアノマリーと言えるだろう。 あちらとは「死ぬ確率がある」かわりに「なんでもかんでも糠漬けにされない」という強みがある点で[[相互互換>上位互換/下位互換(TCG)]]の関係にある。 *実験結果 >対象:D-10331 >説明:財団の標準栄養補助食品が入ったボウル、スプーン付き。コップ1杯の水。 [[Dクラス>Dクラス(SCP Foundation)]]に提供される普通のご飯。なんか味気なさそう。 >対象:D-10331 >説明:チキンヌードルスープのボウル、スプーン付き。チェダーチーズ風味の金魚の形をしたクラッカーが35個積み上げられたナプキン。 コップ1杯の牛乳。 幼少期に病気になったときのご飯だそうである。 海外ではチキンヌードルスープが病気のご飯の定番なのは[[SCP-2057]](あなたはあなたの食べたもの)で言及されているとおり。 >対象:D-10331 >説明:ヒトの母乳と特定された白い液体の溜まり。 このあとD-10331はついに死亡。 >対象:D-10187 >説明:生きたヒメアリ(Monomorium)、233匹。土壌、145mL。 彼女が小さい頃にいじめっ子にひとにぎり分のアリを食わされたという過去があったらしい。 しかしそれを見事平らげたことにいじめっ子は「マジで感動」して友人になったんだとか。 >対象:D-10422 >説明:[編集済]、6歳、2010/05/14にオレゴン州クラマスフォールズで行方不明と報告されている。鋼鉄製の肉切包丁。フォーク。 複製体がDNA検査でその児童であると判明した。 …そういうことだよ。 D-10422はこの実験に三回目の参加。 この男、かつて3人の児童を誘拐・殺害した罪でムショにぶち込まれていた。 この子供を含む複数の他の児童の失踪とD-10422を結びつける試みは失敗に終わったという。 まあ確かに証拠がない以上は、「なんかよくわからない銃でこいつを撃ったら子供が出てきました」とかいうよくわからない説明をせざるを得ないだろう。 しかもこの実験は2016年に行われている。 (本物ではなく複製体であるが)本来12歳でないといけない児童がなんで6歳のままなのかなど どんなカバーストーリーでも誤魔化しきれない。 …よって財団はこの児童の複製体を終了した。今後D-10422にSCP-3118の実験に参加させる予定はないという。 追記・修正お願いします。 ---- #right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-3118 - Lunch Gun by TL333s http://www.scp-wiki.net/scp-3118 http://ja.scp-wiki.net/scp-3118 この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,63) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: