ブラックホーク・ダウン

「ブラックホーク・ダウン」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
ブラックホーク・ダウン」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2011/11/25(金) 01:03:02
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます

----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----


#center(){&bold(){「あなたは、この戦争に言葉を失う。しかし、知るべき時が来た」}}



『ブラックホーク・ダウン』はアメリカの2001年の戦争映画。
監督はリドリー・スコット。

内戦下の[[ソマリア]]で、1993年10月3日から4日にかけて起きた「モガディシュの戦闘」を描いている。
小説版(というより原作)も邦訳されており、こちらはインタビューに基づく細かな描写が多い。


▽目次
#contents()

*あらすじ
1993年。
内戦下のソマリア、首都モガディシュでアイディード将軍率いる武装勢力の幹部2名を拘束するため、第75レンジャー連隊やデルタフォース等の精鋭で編成された米軍タスクフォースはオペレーション「ゴシック・サーペント」を開始する。

当初、1時間足らずで終了するはずだったその作戦は、敵の民兵の攻撃により2機のブラックホークが墜落したのを皮切りに、泥沼の市街戦へと突入する―



*主な登場人物
&bold(){エヴァーズマン二等軍曹}(ジョシュ・ハートネット)
第75レンジャー連隊、チョーク4班長。
てんかんで倒れた同僚に代わりいきなり班長に指名((他のチョーク班長が中尉なのに、一人だけ軍曹で班を指揮することになった。1班は10名構成なので、二等軍曹が指揮する数としておかしくはないが。))されたり、新人のブラックバーン&デスクワークがメインのグライムズを押し付けられたりと苦労人。


&bold(){グライムズ特技下士官}(ユアン・マクレガー)
基地で事務担当だったが、同僚がピンポンで腕を折ったので代わりに出撃することに。
実戦経験が乏しいらしく、出撃前に「敵は石を投げてくるから気をつけろよ」とか「撃つときはみんなと同じ方向を向いて撃つんだぞ」とか言われてからかわれていた。
得意技はタイピングと美味いコーヒーを入れること。
現実では実の娘を[[レイプ]]して懲役30年を言い渡されている。そのため、映画では実名とは別の名前になっている。


&bold(){マクナイト中佐}(トム・サイズモア)
第75レンジャー連隊、車両部隊の指揮官。
たとえ自らが負傷しても、仲間の救出を諦めない漢。
ちなみに首の怪我は頸静脈すれすれだったらしい。


&bold(){スティール大尉}(ジェイソン・アイザックス)
第75レンジャー連隊、スキンヘッドの怖い指揮官。
「税金」である弾丸を使って狩りをしていたデルタを注意したり、安全装置をかけずに食堂にいたフートを注意したりと部隊の規律には苦労しているようだ。
彼の物真似は死亡フラグ。


&bold(){フート一等軍曹}(エリック・バナ)
デルタフォースの古参兵。 帰還後に一人で再出撃したりと一匹狼な立ち位置。
スティール大尉に「安全装置をかけろ」と言われたときに指でトリガーを引く真似をして「これが安全装置だ」と返したり、良くも悪くも自信家。だがそれに裏付けされた技術で、エヴァーズマン達をサポートしていく。
「新しい一週間が始まる。今日は月曜日だ」


&bold(){サンダーソン一等軍曹}(ウィリアム・フィクナー)
同じくデルタの隊員。
こちらは主にグライムズ達と行動する。 何かとグライムズを気にかけていて戦闘中に壁から離れるようにアドバイスしたり、帰還後に紅茶を持ってきてくれたりする。


&bold(){ガリソン少将} (サム・シェパード)
サングラスが似合う米軍タスクフォースの指揮官。テキサス生まれ。
情報が錯綜し、混戦状態の中で次々と死んでゆく部下を「一人も残さない」漢。


&bold(){ブラックバーン上等兵}(オーランド・ブルーム)
エヴァーズマンの部下。ソマリアに来たばかりでやる気まんまんの新人。
作戦開始直後に誤って&font(#ff0000){ヘリから落下}、重傷を負い戦線離脱した。
&bold(){ブラックバーン・ダウン}とか言っちゃいけない。
はっきり言ってチョイ役だが演じているのはなんと&font(#ff0000){オーランド・ブルーム}。
そう、パイレーツオブカリビアンのイケメンである。
ロード・オブ・ザ・リングのイケメンでもある。
余談だがCSI:NYのダニーもチョイ役の兵士として出演している。


&bold(){ドミニク・ピラ三等軍曹} (ダニー・ホック)
基地でスティール大尉の物真似をして皆を笑わせていた。
負傷したブラックバーンを基地へ後送中、民兵の襲撃に会い&font(#ff0000,b){米軍最初の死亡者}となる。


&bold(){マイク・デュラント准尉}(ロン・エルダード)
第160特殊作戦航空連隊のブラックホークパイロット。
墜落後、何とか生きていたが民兵共に捕まり捕虜にされる。
「くそアイリーンだ!」
ちなみに、その後開放された。


&bold(){ランディ・シュガート}(ジョニー・ストロング)
&bold(){ゲイリー・ゴードン}(ニコライ・コスター=ワルドー)
デルタ隊員。
デュラント准尉を救出するため、危険を省みず二人だけでヘリから降下。
救出チーム到着まで、文字通り最後の一発まで戦ったが、押し寄せる民兵になぶり殺しにされた。
「救援は!?」
「俺たちだ!」



*戦後の影響
この戦闘により、米軍タスクフォースと彼らを救出した国連軍は死者19名(内1名はマレーシア兵)という犠牲を出した。

この犠牲はアメリカ世論にも多大な影響を与え、ソマリア内戦から米軍が手を引く要因となった。

民兵に殺害されたデルタ隊員のシュガートとゴードン両名は、裸にされモガディシュ市内を引きずり回された後、バラバラにされる。

彼らは圧倒的不利の中で、デュラント准尉を救出するため危険を省みず戦い戦死した功績を称えられベトナム戦争以降、受賞者のいなかった名誉勲章を与えられ、米海軍の艦船にもその名が冠された。

ちなみにデュラント准尉は、数日後に解放された。


数ある戦争映画の中でも、徹底して描写にこだわりリアリティある物になっていて、いわゆる娯楽作品とは一線を画す作品。

戦争映画の名作中の名作と言っても過言ではない作品だと立て主は思う。



*余談
映画の撮影は政情不安なソマリアではなく、モロッコで行っている。






#center(){
&bold(){項目を立てたら、こう聞かれる。}

&bold(){「おいフート、なぜ追記・修正する? 何のために? もしかしてWiki篭もりなのか?」ってな。}

&bold(){だが、俺は何も答えない。何故か? どうせ奴らにはわからないからさ。}

&bold(){アニヲタのために追記・修正するってことがな。}


&bold(){それだけ、それだけなんだ。}
}

#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,16)
}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 昨日ので初めて見たよ 痺れた  -- 名無しさん  (2013-10-10 20:09:16)
- ネットレンタルが見当たらないんだYO!  -- 名無しさん  (2013-10-10 20:28:42)
- 終盤の手術シーンはプライベートライアンのノルマンディー位トラウマ  -- 名無しさん  (2013-10-23 14:08:39)
- 上半身だけになった奴は実は基地に着く位までは意識あったらしいね。人間って意外とすげぇ  -- 名無しさん  (2013-10-23 14:43:35)
- ↑あんまりにもあんまりな激痛くらうと脳内麻薬のせいで逆に痛く感じなくなるらしいからな  -- 名無しさん  (2013-10-23 15:06:10)
- テイルローターの重要性と数の暴力の恐ろしさが分かる作品  -- 名無しさん  (2013-11-22 20:34:44)
- あとRPGの恐ろしさも  -- 名無しさん  (2014-02-03 16:41:01)
- 映画もいいが原作はソマリア民兵側のインタビューも書いてありより中立的ですばらしい。  -- 名無しさん  (2014-05-18 09:21:18)
- 徹底的に戦争描写に割いただけあって、フィクションだとわかっていても戦争について考えさせられた。規制してこういうのを見せないより、見て考える機会が必要だと思った。  -- 名無しさん  (2014-07-18 18:16:10)
- コーエーにゲーム化してほしいものだ。  -- 名無しさん  (2014-07-18 19:22:41)
- ヘリの全弾斉射のシーンが格好良すぎる  -- 名無しさん  (2015-07-26 09:28:52)
- 字幕を担当した松浦美奈さんは周囲の反対を押し切って「RPG!」って字幕にした人。  -- 名無しさん  (2015-11-13 18:48:54)
- 精鋭と名高いレンジャーだがこの作戦の時は訓練を終えた間もないのルーキーだらけだったため民兵の攻撃にビビッて全く撃ち返さなかった人が多くいてそのためデルタ隊員が民兵を攻撃して周囲の安全を確保してやっと動いてくれた。  -- 名無しさん  (2016-09-06 11:54:02)
- そりゃ新兵ならしょうがないよ、怖いもん ブラックホーク爆破からのフートがまさに特殊部隊員でかっこいい映画  -- 名無しさん  (2016-10-06 15:18:01)
- さらに言うと米軍はこの作戦はすぐに終わるものと思っていてまた重くなるからという理由で防弾チョッキの中身を抜いてM16のマガジン(弾丸)をあまり持って行かなかったため戦闘の際に新兵などがが銃撃戦の時に興奮して残弾考えずに撃ちまくるため気が付いたら予備を含めて弾が全部なくなっていた なんて事もおきていた  -- 名無しさん  (2016-11-19 20:24:06)
- たった20名足らずのアメリカ兵の死と、市民含む少なくとも数百名の犠牲、扱いの差を見ると命の平等って建前が虚しくもなるなあ  -- 名無しさん  (2017-04-17 07:17:38)
- だがそのアイディード派(だけじゃないが)の裏に、アイディード派に苦しめられ餓死している多数の人がいることを忘れちゃいけない。が、「アイディードが死ねば俺達が両手をあげてアメリカ式民主主義を受け入れるとでも?違うね。また新しいアイディードが出てきて勝者が決まるまで戦い続けるだけさ。」てのも、また事実なのが辛いよなこの映画は。  -- 名無しさん  (2017-04-30 15:32:31)
- ジョン・ステビンズは、2000年6月、12歳未満の少女(6歳の実の娘)を強姦した罪で懲役30年を言い渡され[4]服役となったが、軍はこの事実を隠すため原作者マーク・ボウデンにキャラクター名を変えるように圧力を掛けていた。その結果、役名が「ジョン・グライムズ」と変わっている。  -- 名無しさん  (2019-11-08 00:02:43)
- 背筋が寒くなったわ、無法地帯って怖えな  -- 名無しさん  (2020-04-09 14:54:26)
- 湾岸戦争集結から二年ぐらいなのに、レンジャーがほとんど実戦経験ないのなんか不思議 スーパー61落ちる瞬間に、いろんな場所で戦ってる米兵が空を見あげて絶望の顔になっていくシーン好き  -- 名無しさん  (2020-09-14 11:49:04)
#comment
#areaedit(end)
}

復元してよろしいですか?