大喰い(ムシウタ)

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&font(#6495ED){登録日}:2012/02/25(土) 04:05:52
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#center(){&big(){&font(#9900ff){あなたの夢を、聞かせてくれない?}}}





[[ライトノベル]]『[[ムシウタ]]』及び『ムシウタbug』の登場人物。
CV:[[斎賀みつき]]


[[虫憑き]]を生み出す“始まりの三匹”原虫指定の一匹。生み出す虫の分類は分離型。
外見は背が高く真紅のロングコートを纏い真ん丸いサングラスをかけた虹色の瞳をしている女性。

ちなみに“大喰い”は通称で本名はエルビオレーネ。始まりの三匹内での愛称はエル。


始まりの三匹の中で最も目撃情報が多く、生み出した虫憑きの数も最も多い。これが通称の由来でもある。
しかし貪欲に夢を喰らいまくる割に味には拘るらしく、夢が極上の味になるのを待ってから喰らう。アリア曰く味派。

基本的に神出鬼没で極上の夢に誘われて現れるが、“虫憑きが消える町”では佐藤陽子と協力関係を結びそこで大量に夢を喰らっていた。しかし人口の味より天然の味が好みということもありすぐに解消。
原虫としての能力は&bold(){"自分が生み出した分離型の虫の能力を全て使える"}((宿主が死亡、欠落者になる、虫が封じられるなどした場合その能力は使えなくなる))こと。
能力を発動するには本体とは別個の発動体、空に浮かぶ紫色の巨大なアゲハチョウを必要とする。
この能力が始まりの三匹内でも最強と称される所以。

ムシウタbugの時点では“不死の虫憑き”の存在により滅ぼすどころか一号指定の攻撃でさえ即座に回復されてしまう。
更に“レイディー・バード”の能力で数十人以上の虫憑きを一斉に戦闘不能にするなど破壊力も申し分ない。何このチートボス。
ムシウタ本編では上記二つの能力は使えないが、“ふゆほたる”の復活により未だ手がつけられない強さ。が、夢の持ち主に“拒絶”されると一時的だが弱体化するようである。

かつてこの能力は[[薬屋大助]]や[[一之黒亜梨子]]、ハルキヨなど極一部の者達しか知らなかったが紫央市での戦いにより多くの者が知ることとなった。
薬屋大助が大喰いの能力を他の者に明かさなかったのは全ての分離型の虫憑きに対する殲滅作戦が行われるのを防ぐため。
薬屋大助とは彼が虫憑きになる前からの知り合い。というより、アリア・ヴァレイと同じく大輔の夢に誘われて現れた。
その後幾度も薬屋大助と戦闘を行っている為、因縁がある。紫央市では何度も食事の邪魔をされたせいかいい加減に目障りだと発言している。

その割に 薬屋大助=かっこう と知らない者が居る場では「かっこうちゃん」、知る者しか居ない場では「大助ちゃん」と呼び方を変え、周りに正体がバレないよう気を使ってくれたりもしている。

#openclose(show=◇一度目の決戦・過去・"流星群の夜"){
一之黒亜梨子の親友の夢を狙ったことで、ムシウタbugの最終巻にて、かっこう率いる虫憑きたちと激突することとなる。
亜梨子の作戦では時は「流星群の夜」、場所は人気のない砂浜、相手をするのは当時生存していた一号指定全員と彼らが率いる虫憑きの集団。
しかし実際には“レイディー・バード”は特環に追われた少女を助けることを優先し、それを知ったハルキヨは傍観を選択。
亜梨子と摩理は戦いの前に"答え合わせ"を始め、かっこうと特環の一部戦力、そしてむしばねの中でも特に強い分離型の虫憑きたちだけが戦闘を開始する。

亜梨子たちの"答え合わせ"が終わるまでかっこうたちは時間を稼ごうとするも、"不死の虫憑き"も参戦。
"大喰い"はハルキヨの協力者により異界に封印されたり、むしばねの献身により使える虫の数が減ったり、遂に腰を上げたハルキヨやかっこうたちの連携により塵も残さず焼却されたりするも、"不死"を始めとする分離型の虫の力で何度も復活する。
最終的に覚悟を決めた"槍使い"により"不死の虫憑き"が封印され、かっこうの手で求めた夢が破壊されると、また新たな夢を求めて何処かへと飛び去って行った。
この戦いで欠落者にもならず生き延びたのは特環の虫憑きの極一部だけ。
かろうじて倒れなかったかっこうとハルキヨは"槍使い"の意志をそれぞれ継ぐと決め、また別の道を歩み始めた。
}

#openclose(show=◇二度目の決戦・対むしばね総力戦){
超種一号討伐のため、"槍使い"を起こすべく動く特環。
しかしそれは同時に"不死の虫憑き"が起きることも意味する。
"大喰い"が"不死"を取り戻す前に倒すべく、"ふゆほたる"率いるむしばねは単独で"大喰い"との決戦に挑む。

"ふゆほたる"の復活により、"大喰い"もまた同じ力を、それも本来の虫憑きの出力以上で使える。
"ふるほたる"の雪を越えられるのは同じ力を持つ者だけ。
"ふゆほたる"は一対一の決戦を挑み、己の夢は様々な人の想いを背負い大きくなったと宣言、成虫化をも恐れず力を発揮し、たった一人である"大喰い"に宣言通り力勝ちしてみせた。
しかしあと一歩で決まる瞬間、"大喰い"は"ふゆほたる"が倒したかっこうの秘密を明かし、彼女の心を叩き折る。
力が抜け崩れさる"ふゆほたる"をよそに襲いかかる他のむしばねをちぎっては投げるも、結局狙いの少女にまた振られどっかに行くのだった。
}

#openclose(show=◇そして、最後の――){
死闘を越え、超種一号を倒したかっこうたち。だが彼らにはまだやるべきことが残っていた。
かっこうとふゆほたるはお互いの虫を破壊し、欠落者となる。
そして二人同時に、『夢を思い出してみせた』。
何度も求めた夢により、"大喰い"は呼び出され、彼らの夢を喰らうと同時、欠落者から虫憑きへと変える。
その周囲には一号指定全員と、彼らと共に戦いぬいた虫憑きたち。
そんな中でも最後の晩餐を楽しみ、笑みさえ浮かべながら……"大喰い"はようやくの死を迎えるのだった。
}

#openclose(show=◇しかし彼女もまた…){
本来、彼女もただの人間だった。
円卓会が支援し魅車親子の手で続けられた不死の研究、その末に生まれた存在。
"始原の虫憑き"以外で虫を生み出せた三人の実験体の内の一人をベースに形作られた存在であり、しかし三匹目が起こした事故によって他のものも混ざっている様子。
発生直後、最初の同化型の虫憑きに襲われ何度となくその体を破壊されるも、同時に生み出された最初の分離型の虫憑き="不死の虫憑き"の力で生き残り、何処かへと消えていった。

人間だった頃の願いは「飢えを満たす」こと。
"大喰い"となってからは食欲のみを行動原理とし、死の危険があっても食欲を優先する。
そんな彼女が最初に生み出したのがよりにもよって"不死の虫憑き"だったのは、虫憑きたちにとっては不幸なことだったとしか言いようがない。
}

追記・修正は美味しい夢を大喰いに喰われてからお願いします。

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