シーザー・A・ツェペリ(ジョジョの奇妙な冒険)

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&font(#6495ED){登録日}:2011/11/18(金) 17:21:55
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます

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#center(){
&sizex(5){&font(#afdfe4){&bold(){喰らってイナカへ帰りな!ジョースターッ!}}}
}





[[ジョジョの奇妙な冒険]]第2部&font(#800080){[[【ジョセフ・ジョースター その誇り高き血統/戦闘潮流】>ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流]]}の登場人物。



CV.佐藤拓也(TVアニメ)




*【概要】
[[第1部>ジョジョの奇妙な冒険 Part1 ファントムブラッド]]の主人公[[ジョナサン・ジョースター>ジョナサン・ジョースター(ジョジョの奇妙な冒険)]]の師匠、[[ウィル・A・ツェペリ]]の実の孫。
そのため[[スピードワゴン>ロバート・E・O・スピードワゴン]]とは旧知。
1918年5月13日生まれ。年齢は作中20歳(ジョセフより2歳年上)
[[血液型]]はA型。
[[宗教]]は[[カトリック>キリスト教]]。好きな食べ物はビーフ・ストロガノフ。好きな色はオレンジ色で、好きな花はひまわり。
ライター集めという意外な趣味がある。

ブロンドの髪と緑色の瞳をした、端正な容姿の美青年。
ギザギザ模様をしたハチマキ状のバンダナと、両目の下にあるアザがトレードマーク。あと、虫歯が1本あるとか。
性格はキザで[[ジョセフ>ジョセフ・ジョースター]]曰くスケコマシ。ガールフレンドがいっぱいいるらしい。
本人曰く、&bold(){「一人で寂しそうにしてる女の子を見掛けると口説かずにはいられない」}との事。
後に語られた彼の「過去」を見ると、彼自身も寂しがり屋であるからに他ならないだろう。
なお、口説く時につく[[ウソ>嘘]]は「必要なこと」と割り切っている。

また、いい加減な性格の人間を嫌い、ジョセフとは祖父の件もあって仲は険悪だった。
一方、メッシーナ曰く&bold(){「お前は男友達を作るのはヘタクソだが、一度惚れ込むと女以上」}という友人想いの一面もある。

策謀を得意とするジョセフに比べるとやや直情的で激情家。
師匠は[[ストレイツォ>ストレイツォ(ジョジョの奇妙な冒険)]]の後を継いだ波紋の継承者[[リサリサ>リサリサ(ジョジョの奇妙な冒険)]]。
リサリサに対しては「師匠」としての尊敬の気持ちを強く持っており、他の女性のように絡みはせず、弟子として真面目な口調で接する。

口癖は&bold(){&font(#afdfe4){「マンマミヤ〜」}}らしいがあんまり言ってない。
初登場時に持ってた、スピードワゴンから譲り受けたと思われる祖父の帽子は何故か以後登場してない。
あと、学歴は現在大学生・&font(#ff0000){前科無し。前科無しです。}
 
ナチス軍人の[[マルク>マルク(ジョジョの奇妙な冒険)]]とは親友で、父・マリオがローマでナチスに先んじて「柱の男達」を発見していたこともあってか、
そのツテからか[[シュトロハイム>シュトロハイム(ジョジョの奇妙な冒険)]]とも接点があった模様。


*【能力・技】
[[波紋]]の強さ・資質自体はジョセフとほぼ同等。
しかし彼の方が、コントロール能力に長ける。祖父同様座ったままジャンプも可能。
なお、いつでもシャボン玉を作れるように、彼の衣服には石鹸水が仕込まれているとのこと。

・シャボンランチャー
シャボン玉に波紋を込めて放つ。
着弾時に相手を包み込んで身動きできなくする巨大なシャボン玉を生成出来る。
かつて似たような技を使う波紋使いが居たらしく、[[ワムウ>ワムウ(ジョジョの奇妙な冒険)]]戦であっさり破られた。

・シャボンカッター
祖父の波紋カッターを応用したシャボンランチャーの発展技。シャボン玉を円盤状に放ち、高速回転カッターとして使用する。
ワムウ再戦時には風のプロテクターを逆手にとって大ダメージを与えた。

・シャボンレンズ
シャボンカッターを滞空させ、レンズとする技。
これによって太陽光の軌道を自由に制御でき、太陽光が差し込む場所ならば直接浴びせることが可能。



*【劇中の活躍】
[[サンタナ>サンタナ(ジョジョの奇妙な冒険)]]戦後、シュトロハイムの遺言によりローマに向かったジョセフ・スピードワゴンと接触。
ジョセフの波紋能力を「ガッカリしたよ!」と評し、更に祖父が死んだ原因はジョナサンだと誤解していた為、喧嘩に発展。
[[必殺技]]「シャボン・ランチャー」と波紋で女性を操りジョセフを翻弄するが、彼の機転で鳩をぶち込まれその場は引き分けに終わる。


その後、共にローマの地下遺跡に向かうが「柱の男」が既に覚醒しており、その際にマルクが半分こ軍人化。
波紋で苦痛の無いように心臓を止め、最期を看取る。



#center(){
&font(#afdfe4){マルクは…ただの若者だった…。普通の人々と同じに…}
&font(#afdfe4){家族を愛し、恋人を愛し、国を愛する、仕事に一生懸命のただの青年だった…}

&sizex(5){&font(#ff0000){&bold(){ただの若者だったッ!}}}

&sizex(5){&font(#ff0000){ジョジョォォォォ!お前は引っ込んでろォー!俺が片をつけるッ!!}}
}



こうして[[ワムウ>ワムウ(ジョジョの奇妙な冒険)]]と対戦し、シャボンランチャーで小指一本にダメージを与える。
しかし、「戦闘の[[天才]]」であり2000年前から波紋使いとの戦いを熟知していたワムウに全てシャボン玉を打ち消され、
更にその際に発生した真空波で、あわや失明という所まで負傷してしまう。((幸い、まぶたが切れただけで失明はせずに済んだ。))


#center(){
&sizex(5){&font(#ff0000){&bold(){友人が殺されたのだッ!}}}
&sizex(5){&font(#ff0000){&bold(){目の一つくらいでへこたれるかッ!!}}}
}


この台詞を笑われた挙句((2000年前の波紋使い達も似たような台詞を良く吐いていた為))、弱点の喉を突かれ、一方的に再戦の口約を突きつけられる。

しかし、同じくマルクの死に激昂していたジョセフがワムウを翻弄し、ワムウにまともなダメージを初めて与える。

これによってプライドが傷ついたワムウはシーザー・スピードワゴンを殺害しようとするが、
瀕死のジョセフが卑怯者を装うことによって九死に一生を得る。

こうしてシーザーはジョセフの「彼なりに運命に立ち向かう性格」を認め、無二の親友となる切欠となる。


**◆ジョセフとの再修行
その後、ヴェネチアのリサリサの元で再度修行。
かつての修行では一度も挑んだことがないという「地獄昇柱」に挑戦させられる。

ジョセフの凡ミスによって油のメスが柱から放たれるが、二種類の波紋を利用して登頂成功。
ジョセフは油のメスを滑ることによって登頂に成功するが、最後の最後で落ちそうになった彼に手を貸している。

その後更に荒っぽい修行を重ね続け、最終試練では師範代メッシーナを撃破。文句なしの合格を得る。((ちなみに、この時シーザーの受けてた最終試練は祖父ウィルの(第一部の回想シーンに出てきた)最終試練と同じシチュエーション、塔の間の綱の上で戦う試練になっている。……ということは本来ジョセフが受ける筈だった針の方の試練はダイアーかストレイツォも受けていた事になる。))

最も、本人にとっては最終試練は過程に過ぎなかった様で、ロギンスとの最終試練を行うジョセフの方を気にしていた。
まぁロギンスどころか[[エシディシ>エシディシ(ジョジョの奇妙な冒険)]]と遭遇してたのでそれどころじゃなかったが。

また、「地獄昇柱」で行った2種の波紋コントロールをジョセフと共に利用することによって、[[スージーQ>スージーQ(ジョジョの奇妙な冒険)]]に取り付いたエシディシを撃破した。


**◆赤石を追って
その後、エシディシによってサンモリッツに送られたエイジャの赤石をジョセフ・リサリサ・メッシーナと共に追走。

そして、[[カーズ>カーズ(ジョジョの奇妙な冒険)]]・ワムウの根城となっていると思しき廃ホテルを発見し、シーザーは強行突入を提案。
&bold(){&font(#afdfe4){「ヤツらの弱点である太陽が出ているうちにしかけるべき」}}という理由からだったが、
&bold(){&font(#800080){「日が出ているうちにこちらが攻撃するなんて分かり切っているのに、ヤツらが対策を取らないはずがない」}}と考えるジョセフに反対され、
そのジョセフの慎重さを臆病さと取ったシーザーは彼と口論になってしまう。
そして、互いの祖父の話を引き合いに出した時にジョセフが言った&bold(){&font(#800080){「一族の誇り等で命を落とすなんてくだらない(意訳)」}}という言葉が逆鱗に触れたシーザーは、
激怒して口論を打ち切り、単身廃ホテルに向かってしまう。


**◆哀しき一族ツェペリ家

…ここで初めてシーザーの過去がリサリサによって明かされる。

実は父・マリオはイタリアでも有数の家具職人だったが「石仮面」と「柱の男」の謎を追って彼が幼少の頃に何も告げずに蒸発していた。
母は既に亡くなっており、子供達のために残していてくれていた生活の蓄えも、悪質な母方の親族に騙し取られてしまう。

弟たちとも離れ離れになり、福利厚生がまだ未熟だった孤児院に入れられたこともあって性格が大いに荒れてしまう。
この事から父が&bold(){&font(#ff0000){「どうせ女でも作っていい気に暮らしてるんだろ!見つけ出してブッ殺してやる!!」}}と誤解してしまった。

孤児院脱走後、ローマの貧民街で大人のチンピラヤクザが恐れる程の&bold(){「ヤケっぱちの獰猛さで命知らずのワル」}と化した。
この頃には&bold(){&font(#ff0000){盗み・強盗・喧嘩}に明け暮れ、&font(#ff0000){やってない犯罪は殺人のみ}だったとか。}((よく「前科なしじゃなかったのか」とつっこまれるが、「ドジを踏んだことは無い(一度も警察に捕まったことは無い)」とフォローはされている。もしかしたら、ヤバい時は舎弟が自主的に身代わり出頭してたのかもしれない))
特に喧嘩においては常に懐にレンチを隠し持ち、それで相手を滅多打ちにした後、トドメに波紋を纏った[[パンチ>パンチ(技)]]で殴り付けるほどの容赦のなさを見せている。((当然ながらこの頃は修行を積んでいないため、シーザー本人はこれが無意識のうちに現れた波紋の片鱗であることは理解していない。))

そして、16歳の時にローマ市街で父を発見。
後を追い、愛人の女の目の前で殺害するつもりだったが…父が向かっていたのは女の家などではなく、ローマのコロッセオ。
マリオを尾行する過程で偶然、シーザーは「柱の男」の遺跡に踏み込んでしまう。
柱になっていたカーズの持っていた[[ダイヤモンド]]の罠にかかりかけたシーザーを、
&bold(){マリオは(目の前の若者が、大きく成長した実の長男である事に気づかないまま)身を挺して救い、身代わりになってしまった。}
つまり、&bold(){カーズは父の仇でもあったのだ。}

父がなぜ家族を捨てたのか?シーザーは理解した。
&bold(){こんな危険なことに息子達を巻き込みたくなかったがためだった。}
父の魂は変わっていなかった。理不尽な死の危険に晒された見ず知らず(実際は違ったが)の若者を命をかけて庇う、
&bold(){シーザーが憧れ尊敬していた、男の中の男であった。}

マリオが黙って家を出ていった理由を悟り、&bold(){自分の恨みが全て誤解だったことに気付く。}
この一件で、幼少期から抱いていた父への憎悪は自らの一族と血統への誇りへと反転。以後はマリオの遺言に従いリサリサに接触。
チンピラ稼業からは一切足を洗い、学校にも復学してリサリサに師事するのだった…。




**◆風の武人との再戦

#center(){
&sizex(5){&font(#afdfe4){&bold(){おれのテンションは今!}}}
&sizex(5){&font(#afdfe4){&bold(){貧民時代に戻っている!}}}
&sizex(5){&font(#afdfe4){&bold(){父が、貴様等のワナに殺されたあの当時にだッ!}}}

&sizex(6){&font(#ff0000){&bold(){冷酷!残忍!}}}
&sizex(5){&font(#afdfe4){&bold(){そのおれが貴様を倒すぜッ}}}
}


ジョセフが事情を知ってリサリサたちと廃ホテルに向かい始めた頃、シーザーは自分を止めるべくついてきたメッシーナ師範代とホテルの様子を窺っていたが、
そこに風を身に纏うことで日光から身を守りつつステルス化したワムウの急襲を受け、反応が遅れたメッシーナが再起不能にされた上でホテルの中に引きずり込まれてしまう。

メッシーナを見殺しに出来ないシーザーは覚悟を胸に廃ホテルに突入し、ワムウと対峙。
「戦闘の天才」である彼の攻撃に翻弄されながらも、得意のシャボン玉を用いた遠距離攻撃で着実にダメージを蓄積させ、
攻撃後に滞空していたシャボンカッターをレンズにする「シャボンレンズ」で反射させた日光を浴びせかける戦法でワムウの動きを封じることに成功する。

しかし、トドメに最も強い波紋を流すべく跳び蹴りを仕掛けた際、&bold(){シーザーの身体が日光を遮った一瞬の隙に、ワムウに「神砂嵐」を放たれてしまう。}
&bold(){空中なので身を躱すこともできず、至近距離で「神砂嵐」を受けたシーザーは致命傷を負ってしまった。}

結果的に敗北してしまったものの、これはワムウがシーザーの想像を超える「戦闘の天才」であったことと、
一瞬あれば必殺の「神砂嵐」を放てる「風の流法」を得意としていたことが敗因であり、
&bold(){もしも戦ったのがカーズならばもっと追い詰められていただろうとワムウ自身が考えるほどに、シーザーの猛攻は凄まじいものであった。}





*【人間の魂】

&bold(){が、致命傷を負ってなおシーザーは立ち上がる。}
最早波紋も練れず、ただ殴りかかってくるシーザーを、ワムウはその稚拙な攻撃を避けようともせずに制する。
だが、ワムウの目には悪足掻きにしか映らなかったその攻撃は、シーザーの最期の策であった。

シーザーの狙いは、&bold(){ジョセフの心臓に埋め込まれた毒のリングの解毒剤が入ったワムウのピアス。}
悪足掻きのフリでワムウの油断を誘ったシーザーは見事ピアスを奪い取った。

何故毒のリングと関係のないお前がピアスを狙うのか。
そうワムウに問われたシーザーはーーー




#center(){
&font(#afdfe4){死ぬのは…、怖く、ねーぜ…}

&font(#afdfe4){だが…俺は誇り高きツェペリ家の漢だ。その血統を受け継いでいるッ!}

&font(#afdfe4){父さんはこの俺を自分の息子と知らなくても自分の命を犠牲にして救ってくれた…}
&font(#afdfe4){爺さんもJOJOの祖父ジョナサンの為に波紋の力を与えて死んでいったというぜ…}

&font(#afdfe4){こ、こんなこと人間でねえ貴様なんかに喋ってもわからねーだろうがなァ}

&font(#afdfe4){だから、オレだってなんかしなくっちゃあな…}

&sizex(5){&font(#afdfe4){&bold(){カッコ悪くて…あの世に行けねーぜ……}}}



&sizex(5){&bold(){&font(#ff0000){俺が最期に見せるのは代々受け継いだ未来に託すツェペリ魂だ!}}}

&sizex(6){&bold(){&font(#ff0000){人間の魂だ!}}}
}



そして、自らのバンダナにワムウのピアスを巻き付けた後、「神砂嵐」によって崩壊した十字架状の瓦礫が降り――



#center(){
&sizex(5){&bold(){&font(#ff0000){JOJOー! 俺の最期の波紋だぜー!}}}

&sizex(6){&bold(){&font(#ff0000){受け取ってくれーッ!!}}}
}


ーーそう絶叫した後…&bold(){シーザーは瓦礫の下敷きとなった。}
((なお、瓦礫の下敷きになる『直前に』絶命している。アニメ版では、最期の波紋は祖父と同じ黄金色の『深仙脈疾走(ディーパスオーバードライブ)』である事が示唆されている。))

#center(){

&sizex(5){&bold(){&font(#800080){シィィザ――ァァァッ!!}}}

}


…そして、瓦礫が落ちた後に遺されたのは、解毒剤ピアスとバンダナの入った、&bold(){たった一個のシャボン玉。}
そのシャボン玉は、真っ赤に染まっていた…!

#center(){
&sizex(7){&font(#ff0000){&bold(){●}}}


&font(#ff0000){&bold(){奴の血で作ったシャボン玉か…。}}

&font(#0000ff){&bold(){割れない所を見ると、最期の波紋を絞り切ったようだ…。}}

&font(#0000ff){&bold(){仲間の為、これを遺す為に、さっきは敢えて波紋を込めずにおれを殴ったのか…!}}
}

彼が最期の力を振り絞って波紋で作ったこの「&font(#ff0000){鮮赤色のシャボン}」は、その生き様に敬意を表したワムウからジョセフ達に譲られる。

#center(){
&font(#0000ff){&bold(){くれてやる…!}}
}

…自分は、本当の意味での勝者などでは無い。
&bold(){&font(#ff0000){試合に勝って勝負に負けたのだ。}}
&bold(){&font(#ff0000){誇り高き『人間の魂』に、負けたのだ。}}

実際、これ程の波紋を錬れる余力があったのだから、解毒剤ピアスを無視すれば、自分(ワムウ)を道連れにする事も出来た筈である。
だがシーザーは、敢えてそれをしなかったのだ。
未来に希望を託す為に。


…そう悟ったからに、他ならなかったからである。

#center(){

&font(#0000ff){人間のようにセンチになったからではない…。}

&font(#0000ff){&bold(){おれにとって、強い戦士こそ真理……}}
&font(#0000ff){&bold(){勇者こそ、友であり尊敬する者!!}}

&font(#0000ff){おれはおまえのことを、永遠に記憶のかたすみにとどめておくであろう。}

&font(#0000ff){シーザー…}

&sizex(5){&font(#ff0000){&bold(){シャボン玉のように、華麗ではかなき男よ…!}}}

}

そしてワムウが去って少し経った後、ジョセフとリサリサは廃ホテルに到着。

「神砂嵐」の余波でズタズタになったと思しき建物の内装から嫌な予感に苛まれながら、ジョセフは親友の姿を探す。
そんなジョセフの目に入ったのは、ピアスに巻き付いたシーザーのバンダナが封じ込められた、鮮赤色のシャボン玉であった。

それを受け取り、シャボン玉の表面に流れていた波紋の感触がシーザーのものであると分かってしまったジョセフは、
彼がここで死亡し、最期の力でこのシャボン玉を作ったことを察する。

せめて遺体だけでも探そうとするジョセフ、それを鋭い声で制止するリサリサ。
しかし内心の動揺のあまり逆さにたばこを咥え、それをジョセフに静かに指摘されてしまい、ついに黙り込んでしまった。

その直後、ジョセフは十字架のような形の瓦礫の下から鮮血が流れていることに気付いた。
そこにシーザーがいる。二人がそう直感した時……




#center(){

&sizex(5){&bold(){&font(#800080){シィィザ――ァァァッ}}}


&sizex(6){&bold(){&font(#800080){うあああああああ―――――ッ!!!}}}

}




ジョセフは絶叫し、リサリサもついにこらえきれずに泣き崩れた。
鮮血のシャボン玉に触れた瞬間から、シーザーが死んだ事は分かっていた……
それでも2人は、岩の下から流れ出る血液と、彼の名を呼んでも静寂しか返ってこない事実からすべてを実感してしまった……。


そして、彼の死はジョセフに新たな決意を与え、残していったバンダナは、ワムウとの戦いで重大な役割を果たし、ジョセフは勝利を手にすることになる。



なお、シーザーには弟妹が何人かいる為、&bold(){ツェペリ家の血統は途絶えていない。}
((あと、ガールフレンドの一人が密かに彼の子を…なんて事もあるかも。全くの余談だが、シーザーの将来の夢は「明るい家庭をもつこと」である。悲しすぎる…))

ツェペリ家自体は「ジョジョ」の物語上からはフェードアウトしてしまったが、
その誇り高き血統は、ジョースター家同様永遠に受け継がれていくことだろう…。


#openclose(show=To Be Continued){
#center(){
&bold(){&color(green){&sizex(7){俺の体はァァアアアアアアッ!!}&br()我がゲルマン民族の最高知能の結晶であり誇りであるゥゥゥ!&br()ジョジョの奇妙な冒険!絶賛発売中ゥゥゥゥ!&br()ジョジョのBlu-rayはァァァ!世界一チィィィィ!}}
}

・解説
アニメ版ジョジョのBlu-ray&DVDの宣伝は前の回の主要キャラが行なっていたのだが、その際彼の死亡回でのCMよりにもよってジョジョ史上最高クラスのやかましさを誇る[[シュトロハイム>シュトロハイム(ジョジョの奇妙な冒険)]]が宣伝。
一切のCMを挟まずにTo Be Continuedからこれである((この回はスタッフロールが本編に重なっている形のものだった))為、本放送・録画問わず涙が引っ込んだ人が多かったという。
誰が読んだか「&bold(){&color(green){泣いとる場合かーッ}}」
シュトロハイム役の伊丸岡篤氏もWEBラジオ『JOJOraDIO』にて、この回のCMについて「自分の声なのに&bold(){殺意が湧いた}」と言ったという……。
現在は某笑顔動画に件の下りが投稿されている為、気になった人は調べてみよう。%%コメントがもう笑わせにきているが…%%

ちなみに、2021年には[[ジャンプの後輩>鬼滅の刃]]が[[メインキャラ>煉獄杏寿郎]]の感動的な死亡シーンの直後に&bold(){空気読まないCMを挟んだ}ことで炎上し、この出来事を思い出した人も多数。
}



*【余談】
・単行本4巻
有名な逸話だが、単行本4巻の後書きは彼が原因。
本誌掲載時に祖父が「妻子は居なかった」と明言していたが後にシーザーが登場したため、[[矛盾>矛盾(故事成語)]]が生じた。
(一応、隠し子がいたという事でもつじつまは合うが…)
単行本以降では「若い頃結婚していたが石仮面の為に妻子を捨てた」と修正されている。
なお、[[荒木先生>荒木飛呂彦]]はキャラクターの設定について細かくメモを残しているがこれはこの間違いの反省からつけるようになったのではない。

・飛び蹴りを仕掛けた隙を突かれて致命傷を負わされたシーザーだが、&bold(){同じようなシチュエーションで祖父も致命傷(跳び蹴りをしようとして真っ二つにされた)を受けている。}&br()跳び蹴りはツェペリ家にとっての[[死亡フラグ]]、と見るべきか。

・格ゲージョジョ
若ジョセフの超必殺技「忘れぬ想い」は彼との思い出が画面一杯に表示される。
発動時の台詞「シーザーッ!!」と決め台詞「今も我が心に…」は画面効果も相まって感慨深い演出。

・[[スティール・ボール・ラン>ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン]]
ジャイロ・ツェペリの本名「ユリウス・カエサル・ツェペリ」のカエサルは[[英語]]読みでシーザー。つまり彼の名前になる。

・EoH
彼とジョセフの特殊DHAはエシディシの[[憑依]]したスージーQに波紋を流して『プラスマイナスゼロ』のアレ。
ちなみに彼が倒れた時、ジョセフ側の『受け継がれる意思』の演出が特別な物(シィィィザァァァ)に変化する。芸が細かい。
&s(){女装姿でこれをやったら雰囲気ぶち壊し。}
ストーリーでは波紋修行終了前で、原作と違い柱の男が3人そろって襲撃してくる。
このまま迎え撃つべきと主張するシーザーとそれに反対するジョセフを見た未来のジョセフは、かつて自身が犯した過ちを思い出す。
そして原作同様ジョセフ(2部)がシーザーに対して言ってはならない言葉を発しようとしたとき、すんでのところで一喝して制止する。
そして二人を諭し、最悪の事態を回避するのであった…。



#center(){
&font(i){&sizex(5){ここは敵地!}}
&font(i){&sizex(5){……どこかにワムウとカーズが潜んでいる。}}

&font(i){&sizex(5){しかしふたりは感情をおさえきれなかった…!}}

&font(i){&sizex(5){ジョジョは叫んだ!シーザーの名を!}}

&font(i){&sizex(5){リサリサは流した!悲しみの涙を!}}

&font(i){&sizex(5){けれども、シーザーの名をよんでも、}}
&font(i){&sizex(5){返ってくるのは残酷な静寂だけ…}}

&font(i){&sizex(6){&bold(){&font(#ff0000){シーザーは死んだのだ…!}}}}

&font(i){&sizex(5){ジョジョとリサリサは静寂によってこの事実を実感した…}}
}




#center(){
&font(i){&sizex(5){&font(#afdfe4){『その身尽きても、その魂は死なず…』}}}

&font(i){&sizex(5){&font(#afdfe4){『シーザー・ツェペリ二十歳、ここに眠る』}}}
}





&font(#afdfe4){「おいジョジョ…なんだ?これは、ちゃんと追記・修正しないか」}

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}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 勘違いしてる人も多いけど、ツェペリ家は途絶えてません。  -- 名無しさん  (2013-09-05 18:38:12)
- ↑まぁ、「波紋」使いとしてのツェペリ家の血は途絶えたという感じだろうね。シーザーの兄弟の中に波紋使いの素質がある人がいたら別だけど。  -- 名無しさん  (2013-09-05 19:09:38)
- JOJO ーーー俺の血統になんか変なの混じってるーーー!!!  -- 名無しさん  (2013-11-29 15:55:15)
- アニメ版のホテル内でワムウと互角に戦うオリジナル追加シーンは全話通して一番印象に残った。  -- 名無しさん  (2013-12-13 12:24:52)
- アニメの彼の最期  -- 名無しさん  (2014-01-19 22:53:25)
- ↑は涙をこらえてたがリサリサ先生が泣いたところでこっちも泣いてしまった。  -- 名無しさん  (2014-01-19 22:55:16)
- アレは分かってても泣くよなあ・・・。直後のCMに涙を粉砕されたけど  -- 名無しさん  (2014-01-20 05:43:00)
- シュトロハイムのCMで沈んだ気持ちが一気に吹き飛んだからある意味良かったかもしれんw  -- 名無しさん  (2014-01-20 06:14:55)
- うろジョジョでのまさかの活躍に泣いた  -- 名無しさん  (2014-01-21 20:40:52)
- ホテル突入前の口論で怒ったのは「祖先をバカにしたから」じゃなく「(本人にその気はないけれど)祖先からの因縁を背負って死んでいった父をバカにされたから」なんだよな  -- 名無しさん  (2014-02-14 04:03:32)
- ツェペリさんとジョナさんは30歳ぐらい差があったはずだが互いの孫のシーザーとジョセフが年同じぐらいって無理ないか  -- 名無しさん  (2014-03-02 23:18:07)
- ↑マリオは晩婚だったのかもな。  -- 名無しさん  (2014-03-03 00:35:55)
- ↑5 ??「死んどる場合かー!!」  -- 名無しさん  (2014-03-04 16:17:20)
- 血のシャボン玉・・・・・(TT)  -- 名無しさん  (2014-04-24 21:57:27)
- アニメ3部のOPにチラッと出るシーザーに涙した俺  -- 名無しさん  (2014-04-25 23:45:12)
- シーザーは兄弟とかいたっぽいけどどうなったんだろう。  -- 名無しさん  (2014-04-26 00:08:38)
- ↑多分スピードワゴン財団が支援しているよ  -- 名無しさん  (2014-04-29 02:01:54)
- こち亀の擬宝珠家並みに家系図がどうなっているか気になるな。親父が晩婚だったのかな?  -- 名無しさん  (2014-06-20 13:44:38)
- ↑ツェペリの歴史は後付の歴史と言われるくらい積み重ねがテキトーで矛盾だらけだから真面目に考察してもほとんど意味ない。目の前の美談を創るために整合性を無視するのはネタの真剣勝負だった当時のジャンプでは当たり前だけどね。  -- 名無しさん  (2014-06-20 17:15:49)
- もしかしてだけどone pieceのガスガスのシーザーの項目無いのってこの人の名前の名誉のため?  -- 名無しさん  (2014-07-18 22:03:29)
- ↑名前がかぶったからってそれはないw  -- 名無しさん  (2014-09-04 17:09:25)
- ↑2 それだったらシーザー・「クラウン」って項目にするはず。 しかしこの戦いはシーザーの死もそうだが、誇り高き戦士への敬意を見せてくれたワムウにも涙するよな シュトロハイムで全部台無しだけど  -- 名無しさん  (2014-09-06 16:39:11)
- ↑作画も演技も演出も…かなり高クオリティだったアニメですが、シュトロハイムで撃沈しました  -- 名無しさん  (2014-09-06 16:45:27)
- ジョセフが初対面の時にジョナサンを馬鹿にされて怒ったのは、祖母が唯一愛した男を馬鹿にしたからだと個人的には思ってる  -- 名無しさん  (2014-11-26 10:36:32)
- ↑普通馬鹿にされたら理由関係なくムカっ腹だと思うけどね  -- 名無しさん  (2015-02-11 12:05:25)
- フリーゲームの七人めのスタンド使いの主人公の大伯父に  -- 名無しさん  (2015-07-22 00:31:15)
- ↑続き。あたるとかあたらないとか。二次創作のはなしだけど。  -- 名無しさん  (2015-07-22 00:32:04)
- 「鮮赤のシャボン」って「深仙脈疾走」だったのではないかな  -- 名無しさん  (2015-10-08 22:07:58)
- なになに、殺人以外全部やっただと?ということは麻薬密輸やレ○プもか  -- 名無しさん  (2015-11-24 19:02:06)
- ↑あれはたぶん講釈師っぽい言葉のあやだwとはいえ、今の荒木先生ならそういう描写も容赦なく盛り込みそうな気もしてちょっとこわいw  -- 名無しさん  (2015-11-24 19:05:54)
- ↑もしかしたら「シーザーは全裸で町中を走ってました」とか言いそうw  -- 名無しさん  (2015-11-24 21:59:28)
- もしもシーザーが生き残ったら2部終了時にリサリサ先生と結婚しジョースター家とツェペリ家の新たな架け橋に・・・んなわけないか  -- 名無しさん  (2015-12-11 20:32:10)
- でも「やってない犯罪は殺人と強姦だけ」って言われてもそれはそれでなんか妙な生々しさが出てしまう  -- 名無しさん  (2015-12-11 20:55:07)
- イタリア人ってことにプライド持ってるぽいのに、何故か名前は英語読みの男。  -- 名無しさん  (2015-12-20 00:40:54)
- 第三部の時点でツェペリ家の兄弟の一人の子孫がスタンド使いに覚醒しているかも・・・  -- 名無しさん  (2015-12-20 07:35:30)
- ↑4 シーザーのリサリサに対する好意はあくまで尊敬だからな。タルカス&ブラフォードがメアリ・スチュアートに向けた思慕の情に近いというか。  -- 名無しさん  (2016-07-28 00:17:03)
- シャボンはワムウ以外の柱の男には相当有効なはず  相手が悪すぎた  -- 名無しさん  (2016-07-28 14:24:03)
- ↑ワムウもそれを認めている。カーズかエシディシだったら上手くすれば勝っていたかもしれない。  -- 名無しさん  (2016-09-22 01:28:52)
- 殺人以外ということはフル○ンで街を徘徊したり、ロリ誘拐とかしたりとかもしてたんかな。シュールすぎるww  -- 名無しさん  (2016-09-22 01:44:16)
- ↑2柱の男ってワムウだけが段違いに強い印象だった カーズなんか消耗してるジョセフ相手に人質まで使ったのに追い詰められてるし  -- 名無しさん  (2016-11-03 12:39:52)
- マルクのマの字がどうしたんだよ、その時集中すべきは波紋の修行だから大事に心の中にしまったってことだろ、そんなことも解釈できないとかwiki籠りとジョジョファンとしては失格だなこの記事は  -- 名無しさん  (2017-04-11 09:32:58)
- >wiki籠りとジョジョファンとしては失格 そんなもんに誇りを持たなくても・・・  -- 名無しさん  (2017-11-02 10:59:42)
- 殺人以外ってことは外患誘致罪や国家転覆罪もやってそう  -- 名無しさん  (2017-11-02 11:21:19)
- 一見チャラついた軟派な奴に見えて、実際は直情的で生真面目。いい加減に見えてクールな策略家のジョセフとは根っこの部分が対照的で、それがいい具合にも悪い具合にも働いていた  -- 名無しさん  (2019-11-21 12:04:42)
- ↑10 確か7人目のスタンド使いの主人公はツェペリ家の末裔って裏設定があったはず、だから波紋技も覚えられるんだとか  -- 名無しさん  (2020-06-10 11:59:52)
- 子供の頃は「やってない犯罪は殺人だけ」って言われて「一線だけは超えなかったんだな」って素直に思えたのに・・・大人になるって悲しいことだな  -- 名無しさん  (2020-06-10 12:01:10)
- 殺人以外は全部やったが逃げおおせたから前科は無い!  -- 名無しさん  (2021-03-11 11:58:01)
- ある意味吉良と対極の人物。ヤツはシーザーとは逆に殺人以外やってないからな。普段は【彼女】とのデートを趣味とするサラリーマンさ  -- 名無しさん  (2021-09-16 23:24:11)
- ワムウは言わずもがなだけど、エシディシもシーザーの助力がなければ完全撃破はできなかったから間違いなくジョセフにとってはいなくてはならない盟友だったんだよな…  -- 名無しさん  (2023-05-30 12:47:16)
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