シーザー・A・ツェペリ(ジョジョの奇妙な冒険)

登録日: 2011/11/18(金) 17:21:55
更新日:2020/03/24 Tue 23:03:57
所要時間:約 10 分で読めます




「喰らってイナカへ帰りな!ジョースターッ!」








CV.佐藤拓也(TVアニメ)





第一部の主人公ジョナサン・ジョースターの師匠、ウィル・A・ツェペリの実の孫。
そのためスピードワゴンとは旧知。
年齢は作中20歳(ジョセフより2歳年上)

性格はキザでジョセフ曰くスケコマシ。ガールフレンドがいっぱいいるらしい。
また、いい加減な性格の人間を嫌い、ジョセフとは祖父の件もあって仲は険悪だった。
一方、メッシーナ曰く「一度惚れ込むと女以上」という友人想いの一面もある。
策謀を得意とするジョセフに比べるとやや直情的で激情家。
師匠はストレイツォの後を継いだ波紋の継承者リサリサ
リサリサに対しては「師匠」としての尊敬の気持ちを強く持っており、他の女性のように絡みはせず、弟子として真面目な口調で接する。

口癖は「マンマミヤ〜」らしいがあんまり言ってない。
初登場時に持ってた、スピードワゴンから譲り受けたと思われる祖父の帽子は何故か以後登場してない。
あと、学歴は現在学生・前科無し。前科無しです。


ナチス軍人のマルクとは親友で、父・マリオがローマでナチスに先んじて「柱の男達」を発見していたこともあってか、
そのツテからかシュトロハイムとも接点があった模様。

サンタナ戦後、シュトロハイムの遺言によりローマに向かったジョセフ・スピードワゴンと接触。
ジョセフの波紋能力を「ガッカリしたよ!」と評し、更に祖父が死んだ原因はジョナサンだと誤解していた為、喧嘩に発展。
必殺技「シャボン・ランチャー」と波紋で女性を操りジョセフを翻弄するが、彼の機転で鳩をぶち込まれその場は引き分けに終わる。


その後、共にローマの地下遺跡に向かうが「柱の男」が既に覚醒しており、その際にマルクが半分こ軍人化。
波紋で苦痛の無いように心臓を止め、最期を看取る。







「マルクは…ただの若者だった…普通の人々と同じに…家族を愛し、恋人を愛し、国を愛する、仕事に一生懸命のただの青年だった…」
「ただの若者だったッ!ジョジョォォォォ!お前は引っ込んでろォー!俺が片をつけるッ!!」





こうしてワムウと対戦し、シャボンランチャーで小指一本にダメージを与える。
しかし、「戦闘の天才」であり2000年前から波紋使いとの戦いを熟知していたワムウに全てシャボン玉を打ち消され、
更にその際に発生した真空波で負傷してしまう。




「友人が殺されたのだッ!目の一つくらいでへこたれるかッ!!」





この台詞を笑われた挙句*1、弱点の喉を突かれ、一方的に再戦の口約を突きつけられる。

しかし、同じくマルクの死に激昂していたジョセフがワムウを翻弄し、ワムウにまともなダメージを初めて与える。

これによってプライドが傷ついたワムウはシーザー・スピードワゴンを殺害しようとするが、
瀕死のジョセフが卑怯者を装うことによって九死に一生を得る。

こうしてシーザーはジョセフの「彼なりに運命に立ち向かう性格」を認め、無二の親友となる切欠となる。



その後、ヴェネチアのリサリサの元で再度修行。
かつての修行では一度も挑んだことがないという「地獄昇柱」に挑戦させられる。

ジョセフのミスによって油のメスが柱から放たれるが、二種類の波紋を利用して登頂成功。
ジョセフは油のメスを滑ることによって登頂に成功するが、最後の最後で落ちそうになった彼に手を貸している。

その後更に荒っぽい修行を重ね続け、最終試練では師範代メッシーナを撃破。文句なしの合格を得る。*2

最も、本人にとっては最終試練は過程に過ぎなかった様で、ロギンスとの最終試練を行うジョセフの方を気にしていた。
まぁロギンスどころかエシディシと遭遇してたのでそれどころじゃなかったが。

また、「地獄昇柱」で行った2種の波紋コントロールをジョセフと共に利用することによって、スージーQに取り付いたエシディシを撃破した。

その後、エシディシによってサンモリッツに送られたエイジャの赤石をジョセフ・リサリサ・メッシーナと共に追走。

そして、カーズ・ワムウの根城となっていると思しき廃ホテルを発見し、シーザーは強行突入を提案。
「ヤツらの弱点である太陽が出ているうちにしかけるべき」という理由からだったが、
「日が出ているうちにこちらが攻撃するなんて分かり切っているのに、ヤツらが対策を取らないはずがない」と考えるジョセフに反対され、
そのジョセフの慎重さを臆病さと取ったシーザーは彼と口論になってしまう。
そして、互いの祖父の話を引き合いに出した時にジョセフが言った「一族の誇り等で命を落とすなんてくだらない(意訳)」という言葉が逆鱗に触れたシーザーは、
激怒して口論を打ち切り、単身廃ホテルに向かってしまう。


ここで初めてシーザーの過去がリサリサによって明かされる。
実は父マリオは「石仮面」と「柱の男」の謎を追って彼が幼少の頃に何も告げずに蒸発しており、
生活の蓄えも母方の親族に騙し取られてしまう。

この事から父が「いい女でも作っていい気に暮らしてるんだろ!」と誤解してしまい、
弟たちとも離れ離れになり、福利厚生がまだ未熟だった孤児院に入れられたこともあって性格が大いに荒れてしまう。

孤児院脱走後、ローマの貧民街で大人のチンピラヤクザが恐れる程の「ヤケっぱちの獰猛さで命知らずのワル」と化した。
この頃には盗み・強盗・喧嘩に明け暮れ、やってない犯罪は殺人のみだったとか。
特に喧嘩においては常に懐にレンチを隠し持ち、それで相手を滅多打ちにした後、トドメに波紋を纏ったパンチで殴り付けるほどの容赦のなさを見せている。*3

そして父を発見して後を追い、殺害するつもりだったが「柱の男」の遺跡に踏み込み、
罠にかかりかけたところを息子とは気付かなかったがマリオが身を挺して救い、父がこんな危険なことに息子達を巻き込みたくなかったがために黙って家を出ていった事を悟り、自分の恨みが全て誤解だったことに気付く。
この一件で、幼少期から抱いていた父への憎悪は自らの一族と血統への誇りへと変わり、以後はマリオの遺言に従いリサリサに接触。師事を受ける。


ジョセフが事情を知ってリサリサたちと廃ホテルに向かい始めた頃、シーザーは自分を止めるべくついてきたメッシーナ師範代とホテルの様子を窺っていたが、
そこに風を身に纏うことで日光から身を守りつつステルス化したワムウの急襲を受け、反応が遅れたメッシーナが再起不能にされた上でホテルの中に引きずり込まれてしまう。

メッシーナを見殺しに出来ないシーザーは覚悟を胸に廃ホテルに突入し、ワムウと対峙。
「戦闘の天才」である彼の攻撃に翻弄されながらも、得意のシャボン玉を用いた遠距離攻撃で着実にダメージを蓄積させ、
攻撃後に滞空していたシャボンカッターをレンズにする「シャボンレンズ」で反射させた日光を浴びせかける戦法でワムウの動きを封じることに成功する。

しかし、トドメに最も強い波紋を流すべく跳び蹴りを仕掛けた際、シーザーの身体が日光を遮った一瞬の隙にワムウに「神砂嵐」を放たれ、
空中なので身を躱すこともできず、至近距離で「神砂嵐」を受けたシーザーは致命傷を負って敗北を喫してしまった。

結果的に敗北してしまったものの、これはワムウがシーザーの想像を超える「戦闘の天才」であったことと、
一瞬あれば必殺の「神砂嵐」を放てる「風の流法」を得意としていたことが敗因であり、
もしも戦ったのがカーズならばもっと追い詰められていただろうとワムウ自身が考えるほどに、シーザーの猛攻は凄まじいものであった。

が、致命傷を負ってなおシーザーは立ち上がる。
最早波紋も練れず、ただ殴りかかってくるシーザーを、ワムウはその稚拙な攻撃を避けようともせずに制する。
だが、ワムウの目には悪足掻きにしか映らなかったその攻撃は、シーザーの最期の策であった。

シーザーの狙いは、ジョセフの心臓に埋め込まれた毒のリングの解毒剤が入ったワムウのピアス。
悪足掻きのフリでワムウの油断を誘ったシーザーは見事ピアスを奪い取った。

何故毒のリングと関係のないお前がピアスを狙うのか。
そうワムウに問われたシーザーは――





「父さんはこの俺を自分の息子と知らなくても自分の命を犠牲にして救ってくれた…」
「爺さんもJOJOの祖父ジョナサンの為に波紋の力を与えて死んでいったというぜ…」
「こ、こんなこと人間でねえ貴様なんかに喋ってもわからねーだろうがなァ」
「だから、オレだってなんかしなくっちゃあな…カッコ悪くてあの世に行けねーぜ……」

俺が最期に見せるのは代々受け継いだ未来に託すツェペリ魂だ!

人間の魂だ!




そして、自らのバンダナにワムウのピアスを巻き付けた後、「神砂嵐」によって崩壊した十字架状の瓦礫が降り――




JOJOー!俺の最期の波紋だぜー!受け取ってくれーッ!!




――そう絶叫した後、シーザーは瓦礫の下敷きとなった。
(なお、瓦礫の下敷きになる直前に絶命している)

彼が最期の力を振り絞って波紋で作った「鮮赤色のシャボン」は、その生き様に敬意を表したワムウからジョセフ達に譲られる。


そしてワムウが去って少し経った後、ジョセフとリサリサは廃ホテルに到着。

「神砂嵐」の余波でズタズタになったと思しき建物の内装から嫌な予感に苛まれながら、ジョセフは親友の姿を探す。
そんなジョセフの目に入ったのは、ピアスに巻き付いたシーザーのバンダナが封じ込められた、鮮赤色のシャボン玉であった。

それを受け取り、シャボン玉の表面に流れていた波紋の感触がシーザーのものであると分かってしまったジョセフは、
彼がここで死亡し、最期の力でこのシャボン玉を作ったことを察する。

せめて遺体だけでも探そうとするジョセフを鋭い声で制止するリサリサ。
しかし、(内心の動揺のあまり)タバコが逆さであることをジョセフに静かに指摘されてしまい、黙り込んでしまった。

その直後、ジョセフは十字架のような形の瓦礫の下から鮮血が流れていることに気付いた。
そこにシーザーがいる。そう直感した時、ジョセフは絶叫し、リサリサもついにこらえきれずに泣き崩れた。




『その身尽きてもその魂は死なず… シーザー・ツェペリ二十歳、ここに眠る』




そして、彼の死はジョセフに新たな決意を与え、ワムウとの戦いで勝利を手にすることになる。



なお、シーザーには弟が何人かいる為、ツェペリ家の血統は途絶えていない。
(あと、ガールフレンドの一人が…なんて事もあるかも)

ツェペリ家自体は「ジョジョ」の物語上からはフェードアウトしてしまったが、
その誇り高き血統は、ジョースター家同様永遠に受け継がれていくことだろう…。



●能力・技
波紋の強さ・資質自体はジョセフとほぼ同等。
しかし彼の方が、コントロール能力に長ける。祖父同様座ったままジャンプも可能。
なお、いつでもシャボン玉を作れるように、彼の衣服には石鹸水が仕込まれているとのこと。

  • シャボンランチャー
シャボン玉に波紋を込めて放つ。
着弾時に相手を包み込んで身動きできなくする巨大なシャボン玉を生成出来る。
かつて似たような技を使う波紋使いが居たらしく、ワムウ戦であっさり破られた。

  • シャボンカッター
祖父の波紋カッターを応用したシャボンランチャーの発展技。シャボン玉を円盤状に放ち、高速回転カッターとして使用する。
ワムウ再戦時には風のプロテクターを逆手にとって大ダメージを与えた。

  • シャボンレンズ
シャボンカッターを滞空させ、レンズとする技。
これによって太陽光の軌道を自由に制御でき、太陽光が差し込む場所ならば直接浴びせることが可能。







●その他
  • 単行本4巻
有名な逸話だが、単行本4巻の後書きは彼が原因。
本誌掲載時に祖父が「妻子は居なかった」と明言していたが後にシーザーが登場したため、矛盾が生じた。
(一応、隠し子がいたという事でもつじつまは合うが…)
単行本以降では「若い頃結婚していたが石仮面の為に妻子を捨てた」と修正されている。

  • 飛び蹴りを仕掛けた隙を突かれて致命傷を負わされたシーザーだが、同じようなシチュエーションで祖父も致命傷(跳び蹴りをしようとして真っ二つにされた)を受けている。
    跳び蹴りはツェペリ家にとっての死亡フラグ、と見るべきか。

  • 格ゲージョジョ
若ジョセフの超必殺技「忘れぬ想い」は彼との思い出が画面一杯に表示される。
発動時の台詞「シーザーッ!!」と決め台詞「今も我が心に…」は画面効果も相まって感慨深い演出。

ジャイロ・ツェペリの本名「ユリウス・カエサル・ツェペリ」のカエサルは英語読みでシーザー。つまり彼の名前になる。

  • EoH
彼とジョセフの特殊DHAはエシディシの憑依したスージーQに波紋を流して『プラスマイナスゼロ』のアレ。
ちなみに彼が倒れた時、ジョセフ側の『受け継がれる意思』の演出が特別な物(シィィィザァァァ)に変化する。芸が細かい。









「おいジョジョ…なんだ?これは、ちゃんと追記・修正しないか」

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