バイク

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バイク」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2010/07/26(月) 11:08:24
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&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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バイク(自動二輪車、オートバイ)、それは風を切り、乗り手と一体になれる乗り物。
その排気量やスタイル、種類は様々であり現在の国産メーカーはホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキの4社。
バイクと聞くと、道路運送車両法上もそうだが250cc以上の車両がバイクだが、ここでは排気量関係なくバイクとする。
ちなみに英語圏でバイクというと所謂オートバイではなく、自転車を指す。
英語ではモーターサイクルであることを覚えておこう。((ただし、スラングとしてバイクをbikeと言う場合もある。バイク好きのネイティブと友達になりたいなら、むしろ恥ずかしいのでモーターサイクルは厳禁))

**構造
タイヤが前後二つとそれを結ぶフレーム、その間にエンジンが乗っていて、その上から馬に乗るがごとく股がる。
右手のアクセルとそれぞれのブレーキで動かすが、車と違ってブレーキが前後で別になっている((よく効く前ブレーキのみ多用して転倒、はよくある話))。冷暖房やオーディオ系は基本ない、移動に特化した乗り物である。

**特徴
移動するためのツールとしてとても優れた機動性を持っている、通称「地上の戦闘機」、「鉄の馬」。車と比べるとパワーは低いが、その分車体重量も車の1/4~1/5と軽いのでとても機敏に動ける。具体的には400ccの車両で平均的に見ると180~190kg前後程度しかない。

通勤通学、郵便やピザの配達など自動車以上に気軽に、自転車以上に遠くまで素早く動き回れる。また(法律上)車庫が必要ないので書類手続きがかなり手軽で置く場所もさほど困らない。税金(排気量税)が非常に安いのも大きな利点で、高くとも『250cc以上は一律6,000円』と決め切られている。
軽自動車よりもはるかに安く、また製造年経過による割増等も存在しない。

また最大の利点として%%緑のメットに赤いマフラーで仮面ライダーごっこができる%%&bold(){風とひとつになれる}。この心地よさは実際に乗ってみないとわからないので是非体感してもらいたい。体感する系が好きな人にはとことん向いてる乗り物である。


主な欠点は不安定さ。車輪が前後に2つしかないため4輪ある自動車とは違って「転倒」の概念が発生する。
路面が・濡れてる・滑りやすい状況(マンホールなどの鉄板の上とか砂利道)・凍結などの状態だと転倒しやすい。
また、車両を「手押しで」動かす場面も必ず出てくるため(駐車や出発、メンテナンス時等)、そういった場面での取り回し時にも誤って車両を転倒させてしまう等がある。

操縦主を守る部分が少なく体がほぼ露出しているため投げ出される、直撃するなどして大ケガを負いやすい。必然的に死亡率も高い。

ヘルメットや各種防具はケチらずしっかりしたものを買おう。
また温度調節が服でしかできないので、真夏、真冬は超過酷。こちらもしっかりと対策しよう。
あと&bold(){雨、雪など}が降ってる場合は&bold(){地獄}もいいとこ。この中で走ってると「なんで俺バイク乗ってるんだろ?」となるぐらいの精神修行レベルと化す。ライディング用のレインコートも必須になる。((おすすめはワークマン。そこそこの雨ならバッチリ耐えるし、それ以上の雨なら乗らない方がいい))

また荷物をのせるトランクというのが基本的に無い((オプションでケースやバッグを追加すれば多少解消できる))ため積載性はかなり低い。
まさしく移動するためのツールならではである。



そして最大の欠点は、とにかく&bold(){盗まれやすい}。これは車体が軽いゆえで、並大抵のバイクは大人2、3人もいれば抱えて持っていける。車輪にロックかけただけでは防犯上無意味なのだ。
有効な防犯手段としてはまずバイクカバー。これだけでだいぶましになる。次に周りの建造物にワイヤーなどをかける「地球ロック」の徹底(特に自宅での保管)、アラームロックの使用などが有効。本体の鍵以外にも複数の種類のロックを掛ければ安全性はより高まる。盗まれたときの対策として、GPS装置を取り付けて追跡可能にしておくことや、金銭面のフォローが効く盗難保険に入っておくのも良いだろう。
とは言え、一番有効なのは『そもそも盗まれやすい車種の保有を避ける』という手である。

**防具
***法律上必須のもの
ヘルメット
これなく運転するとお巡りさんのお世話になる必須装備((道路交通法第七十一条の四))。頭を守るためで、他にも風や寒さから守るのに必要。前述の通りバイクにはライダーを守る機能はまずないので最重要。かならず被りましょう。
主な種類としては頭全部を守るフルフェイス、フルフェイスの顎の部分をあげれるようにしたシステム、口元のガードを省いたジェットの3つ。防御力はフルフェイス>システム>ジェットの順。快適性はその逆順である。
ジェット以上に手軽とされてるハーフヘルメット(半ヘル)は、ヘルメットじゃなくてほぼ&bold(){帽子}。原チャリならともかくバイクで転けたときの防御力は無きに等しい((よく半ヘルは126cc以上は法令上使えないと言われるがそんなことなく、これで高速に乗っても逮捕されない。死にてぇなら、の話だが))。また上記の3種のメットでもPSCやSGの規格を通ったものでないと法律違反になる。

高くてもちゃんとしたのを買おう。

***着けた方がいいもの
ライディンググローブ
アクセル、ブレーキ、クラッチ操作がしやすくバイクからの振動を抑えてくれる専用の手袋。手の甲や手首付近にプロテクターが入ってるのが基本。だがたまにないのもある。素手や軍手などでは事故の時には無力なのでできれば買っておこう。夏用冬用、その間用があるのでケチらず適切なのを使ってね。

ライディングシューズ
グローブと同じくプロテクターがあり、足先が固めでシフト操作しやすく、また靴底のグリップ力が高め。見た目はがっつりなバイク用から普段履きと変わらないものがあるので、できれば買っておこう。

各種プロテクター
頭だけ守っても体がやられたらやはり危険なので着けた方がいい。種類としては主に胸と背骨のボディ、膝、肘の3つ。ライディングウェアを買う予定がない、私服で乗りたい、というときはつけておこう。

ライディングウェア、ツナギ
全身の擦り傷から体を守る服。最近だとプロテクターがだいたい内蔵されてる。一応丈夫であればいいので革ジャンなんかでも代用は可能。ヨーロピアンスタイルやアメリカンスタイルのバイクなら革ジャンの方が様になるかも。
一応長袖長ズボンであればOKなのだが、Gパンなんかは簡単に擦り切れて地面に大根おろしされるので非推奨。


上下つながってるとツナギと言われる。見た目はスキューバダイビングのウェットスーツ。
怪我への防護としては上下別れている物よりも遥かに上。
伊達や酔狂であんな格好をしているわけではない。
高級スーツになるとエアバッグが内蔵されており、Gセンサーでコケたのを判断して展開、肩などを防護する。
サーキットでは必須装備。けどめちゃ高いので一般の人はレンタルで済ませることが多い。

反射タスキ、等
夜はバイクも見つかりにくく引かれやすいのでできればあった方がいい。ダサくなるから着けたくない人もいるだろうが、「死にたくなければ着けてこい」。
反射素材の入ったライディングジャケットもあるのでそちらも検討を。


**バイクの種類
***トランスミッション別
マニュアル
車と同じくギアを手動(足でだけど)で選択、左手のクラッチで接続するタイプ。基本的にバイクはこれ。仕組み自体の特徴は[[自動車]]の項目でどうぞ。
バイクといえば基本これ。上記のまたがるようなスタイルが主でニーグリップしやすい等の点から運転もしやすく車体も細め、短めに作りやすい。
操縦は、左のレバーがクラッチ、右足が後輪ブレーキ、左足がシフトペダルが主。
カブ等の車両は自動遠心クラッチを採用しているため、クラッチはなくシフトペダルのみ。

オートマチック
アクセル捻るだけでいいタイプ。
スクーター等は乗る姿勢がマニュアルと全く違い、車体幅も広い。原付はほぼこれのオートマ。DCTもこれに含まれる。仕組み自体は(ry
MTと違い、椅子に座って運転するようなバイクが多く、乗って移動するだけならとても快適。シート下に収納があるのが大半で買い物とかもしやすい。しかしスクータータイプの車体は、ニーグリップして一体化するのができないのでコーナリングなどでは不安要素が多く車輪が小さいので砂利道などの軽いダートは不得意で、車体も大きめになって取り回しにくかったりする。
操縦は右手のアクセル&前ブレーキと左手の後ブレーキだけというのがベーシック。


***排気量別 
日本では排気量によって分類されている。

~50cc
原付(原動機付自転車)、50、ポケバイ、ミニバイク、スクーターと様々な呼び方がある。

法定速度三十キロ規定、二段階右折等制限があるが、その小さな排気量のエンジンは驚異的な燃費性能を持ち、軽い車体重量は非常に取り回しが楽である為、
通勤通学の強い友になる。

有名どころのホンダ・カブは二輪最強の燃費性能を持ち、スペック上はリッター100キロ以上を叩き出す程の名車である。
また通称カブエンジンと言われる横型エンジンの驚異的耐久性能は、郵便局や新聞配達のビジネスバイクとして愛用され、
全くバイクに興味が無い人でもその名前を知っている程である。
ちなみにエンジンオイル代わりにサラダ油を入れても走るらしい。
 
このクラスのバイクは、カスタムパーツの安さと代表的なホンダ・モンキー等車体の造りが簡単な物がほとんどなので、
ある程度バイクの知識があれば手軽にカスタムできる。
その自由度の高さから一部ライダーから熱烈な支持を得ている。

しかしその中途半端な速度制限から違反者が多々出て、かつ事故が多い。ネット上でも乗ることは止めた方がいいという声がよく上がってる。

51cc~125cc
通称原付二種、125、小型

街乗り最強クラス。法律的括りはまだ原付であるが三十キロ規定解除、二段階右折の解除等、高速道路等の“自動車専用道”に乗れない事以外のすべてができるようになる((道路交通法だとここより上がバイクだから。なので駐輪場にはおけない))。
また車体にタンデム用の乗車装置があれば二人乗りが可能になる為、
原付故の保険料や維持費の安さもあってリターンライダーやセカンドバイクとして高く評価されている。街乗りとしても人気。2018年7月からは、普通免許持ちならAT限定の小型二輪免許を最短二日で取得できるようになったため、より乗り始めやすくなった。

最近ではホンダがビジネススクーターとしてPCXを発売した。
他にもカワサキのDトラッカー125、KLX125共に前後ディスクブレーキ、デジタル式メーターユニット、
インジェクション等原付としては充実した豪華装備と申し分ない高い性能がオフロード、モタードとして高い評価を得ている。
また欧州でも免許等の関係でこのクラスが盛んであり、馬力こそ規制で絞られているが非常に優れたバイクが多い。
 

126cc~250cc
通称ツーハン、250はクオーターとも呼ばれる。
普通自動二輪免許で乗れるバイク。世の原付乗りの憧れの的。
このクラスで初めて高速道路での走行が可能になりまた殆どの車両がタンデムが可能になっている。
このクラス最大の特徴としては車検が無い為、大排気量のバイクと比べ比較的に維持がしやすい((それは逆にメンテを怠れると言う意味でもあるので、中古で買うときは注意が必要))。

125よりパワーがあるのでより遠くへ行きやすいが、400ほどはないため若干中途半端になりがち。高速道路もちょっと厳しい。またこのクラスはなにかを切ってなにかに性能を振ってるピーキーな車種もたまにある、玄人向けとも言える。

かつては2ストロークエンジン・250cc/500ccのレースバイクをモデルにした「レーサーレプリカ」と呼ばれるスポーツバイクが盛んだったクラスでもあるのだが、排ガス規制の関係で00年以降新規販売することが出来ず、メーカーはこのジャンルを製造“できなく”なったため、現在は非常に希少な存在となっている。

ホンダ伝統のVTシリーズである新型VTR250は、若者の二輪離れに歯止めをかけようと徹底した車両の低価格を目指し、
エンジンは燃費と耐久性に定評あるV型ニ気筒エンジンを搭載したVツインロードスポーツバイクである。
しかし、初心者ライダーでもスタイルを重視したフルカウルバイクを求める声は今もあり、カワサキのNinja250RやホンダのCBR250Rは高い人気を持つ。
排ガス規制のなかベテランライダーからも再びレーサーレプリカのブームの再来を強く望んでいる声も多い。
ただこの排気量に入るレースマシンであるmoto3は250ccながら単気筒であり、これをデチューンして市販車に積もうとすると、振動の問題が消せないため可能性は低い…。
&s(){あと回さないと排気音がしこたまかっこ悪い。}


251cc~400cc
普通自動二輪免許で運転できる一番大きいバイク。
このクラスから車検が必要になる。あと燃費が良いのが多い。
レーサーレプリカブーム全盛時のホンダCBR、カワサキZXR、ヤマハFZR、スズキGSX-R等がブームを支え、これらの車種を中心として各社の技術が各段に上がった。
他にもホンダCB系、ヤマハXJ系、スズキGSX(カタナ系)等の各社が名車を造り出したが、
現在の排ガス規制法や馬力規制によりそのほとんどが生産終了になってしまっている。

1975年~1995年までは、大型自動二輪免許が難関かつ非常に取得しづらいもの・制度であったため、多数のライダーは「400ccまでしか乗れず、そこから選ぶしか無い」という状況が長らく続いた。
そのため国内各社メーカーも401cc~の排気量の車両(=大型)販売は消極的にならざるを得なかった…という背景がある。
(詳しくは[運転免許]の「大型自動二輪免許」の項にて)
海外では免許区分が排気量でなく馬力で規制されている場合も多く、走行する状況やそもそもの国土に対しての出力不足等から小排気量自体の車両自体が少なく、特に400ccの意味がないという事で、日本専用になってしまうのもありかなり下火。

だが80年代90年代のバイクでも基本的なメンテナンスを欠かさなければ現行のバイクにも負けない走りを見せる為、
今でも絶版車は沢山のライダー達から愛されている。

250ccより維持費があがるので敬遠されがちで、250ccでも高速は走れるが安定性や余裕さ、人と車体の疲労蓄積度合いなどを考慮するとこの辺りが適している。また250ccと違い何かを切り捨ててなにかを得てるのではなく、しっかりした基盤の上にそれぞれ特徴を付与されてることが多い、癖のない扱いやすいクラスでもある。
 

401cc~
通称大型バイク、化け物、ビッグバイク。
所謂ミドル(~650)、ナナハン(750)、リッター(1000)クラス。
大型二輪の免許が必要な為、ライダーの中でも敷居が高い部類である。
大きな車体、大排気量のエンジンは爆発的な加速と凄まじい最高速を叩き出し、乗ったことのある者しか体感出来ないあの感覚は沢山のライダー達を魅了した。
誰でも聞いた事が有るであろうハーレー・ダビッドソンは、今でも大型外車メーカーとしてアメリカンバイクの頂点に君臨している。

オフ車だと450ccに一つ山がある。これはダカールラリーのマシン規定が450ccの2気筒なので、これに合致するようにレプリカ車が投入されているため。

オン車では600ccと1000ccに境がある。
ヨーロッパ的には600cc近辺を境にして、任意保険の税率が上がることから、その手前として600ccに人気がある。
故に台数が多いことから、moto2(のエンジン)やスーパーバイクの下位クラスであるスーパースポーツ等、レースの中級クラスは600ccで行われる((moto2は2019年から765ccエンジンに変わったが、3気筒なのでほぼ同レベル。))。

日本ではさらに750ccにもう一個境がある。こちらは最初に作ったCB750がきっかけのようだが、この排気量になった理由は不明。

1000ccが境になるのは、ここまでがスポーツメイン、この上はツアラー等の別ベクトルとなるため。
スーパーバイクに使われるのも1000ccクラス。motoGPはプロトタイプなので何ccでもいいのだが((一時期800ccになった。))、市販車との関わりを考えて1000ccとしている。

そして1000cc超となると1200ccクラスのメガスポーツやアメリカンバイク系のクルーザーがメインとなる。
メガスポーツと言っても、振り回してなんぼというよりかは、直線番長が多い。まあエンジン重量やそれを支えるフレーム重量がかさんでしまうので仕方なし。%%もうそれ車でいいんじゃないかな%%
このクラスの代表バイクであるスズキの隼は、ライダーであれば誰でも聞いた事がある化け物バイクであり、
その名前に恥じぬ驚異的な加速と最高速度は『最速ツアラー』と恐れられ、スロットルを捻る=死に繋がるとも過言では無い程である。

他にも有名イタリア外車メーカーであるドゥカティも、その車両の多くが大型二輪に部類。
一時期フラグシップにまでL型2気筒エンジンを積んでたので、1200ccなのにスーパースポーツという一見さんには難しい所もあったが、パニガーレV4世代からは4気筒1000ccになってわかりやすくなった。
その中でもデスモセディチRRは新車価格八百万を超える最高技術の塊故に、殆どのライダーがそれを使いこなす事はできなかった。
何たって二輪の世界最高峰レースのMotoGPで同社が使用しているバイクをまんま公道で走れるようにしただけの、
かつて日本のレーサーレプリカを遥かに凌ぐモノホンのレースバイクである。
車で言えばF1のマシンを売っているようなもの。
ホンダも後で真似した。

そしてみんな大好き白バイも基本このクラス。大出力、大重量の大型バイクを手足が如く操る様は正にライダー。交通法規にはちゃんと従いましょう。

 
ちなみに、1970年代物の750ccクラスのマシンは(ホンダ・ドリームCB750 Four-K0、スズキ・GT750、カワサキ・RS750ZU等)現在では極上車なら300万円以上で取引されている。


ちなみに、バイクの後輪部分を二輪に改造し三輪車にした奴をたまに見かけるが、あれはトライクという%%オート三輪の再来%%(4輪の)自動車の一種である。なのでヘルメットはいらない。だが逆に前輪が二つはバイク。なんでだろうね。

***気筒数別
詳細な話は省くが、車も含めて石油のエンジンにはタイヤなどを回すためのシリンダーというのがあり、それの数=気筒数と捉えていい。
-単気筒
シリンダーが1本だけのエンジン。仕組みがかなり単純で部品も少なく軽量なので、コストや軽さを優先するジャンル(原付など)やトルクの高さが求められるジャンル(オフロードなど)に用いられやすい。
低回転~中回転レンジにおいて高トルクを発揮しやすい特性を活かして、小排気量のみならず大排気量にも用いられる場合も少なくなく、ヤマハ・SR/SRXやスズキ・LS400/650サベージ等が代表例。

一発一発のドドドド…といった「音」を味わいたいバイクに採用されやすい。
ただその1本で回さないといけない分、低速トルクは良く出るが高速域は不得意。振動も大きくなるため、そのエンジン自身の振動がライダーを疲弊(=白蝋病等)させたり、車体自身の劣化・損壊に繋がりやすい場合もある(樹脂部品の折損や溶接部のハガレ等)。
またバックトルクが非常に強く、爆発間隔が長くなるのと一発一発の発揮するパワーが強く出るため、ハイパワー車等はエンジンからタイヤへ伝達されるパワーの出方から扱いに癖が出る場合もある。

-2気筒
シリンダーが2本。配置によってVやパラレル(横置き)と言われる。
現行のバイクでもっともスタンダードともいえる程バランスが良くいろんなバイクに採用されている。
いわゆる「ドコドコ」といった音は2気筒。様々な味付けにしやすく、低回転寄りから高回転寄りまで。
爆発間隔は単気筒よりも細かくなるため、扱いやすくなる。

-4気筒
シリンダーが4本。とにかくスピードを出したいスポーツ系のバイクに採用される傾向がある。
爆発間隔は非常に細かくなるため、タイヤにパワーが満遍なく伝わる傾向にある。
振動も細かく小さくなり、四輪車とほとんど変わらなくなる。速度がムラ無く出せて高回転・高速域が得意だが部品は多い、重い、値段が高くなる欠点がある。低速トルクも弱くなる傾向にある。

他にも3気筒や6気筒というのもある。がマイナーなジャンルである%%6気筒とかもう車でいいだろ%%

***冷却方式別
エンジンは燃料を燃やして駆動させるのでその温度は800とかいっちゃう。無論そのままだとヤバイので適度に冷やす必要がある。

-空冷式
文字通り周囲の空気で冷やす方式。エンジンのシリンダー近くにビラビラ(フィン)がついており、これで表面積を増やして効率的に放熱する。
仕組みがとにかく単純で軽量だが足元がめっちゃ熱い。夏なんかやけどするレベル。

-水冷式
現在ではもっともスタンダードな方式。
エンジンの周りに水路(ウォータージャケット)が通っていて、そこをクーラント(専用の冷却液)が通過する際に熱を吸収、車体前面のラジエーターで冷却水を冷やして回す。
エンジンの仕組みがややこしくなるが熱管理効率が安定しており、ほとんどこれになってる。

-油冷式
水の代わりにエンジンオイルを使う方式。空冷式の発展版で、冷却水を使わずエンジンオイルだけで完結させるため、エンジン重量から見ると空冷よりは重くなるものの水冷よりは圧倒的に軽量にできる。スズキには油冷式採用車種が多い。

***ジャンル別
-ネイキッド
THE・Bike。カウル(外装)がほとんどない文字通りの裸の車体。中身が(当然ガードはされてるが)剥き出しのため&bold(){いじりやすい}のが特徴。ただその分錆びやすいし風の流れを考慮されてないので長距離や高速は体力を多く必要とする。

-フルカウル
外装部品が全てつけられたバイク、レースに使われるのもこの手のバイク。
とはいえフルカウルが全てレース向けというわけではない。ヤマハを筆頭に元はネイキッドで単にカウルを付けただけというバイクも非常に多い。

-スポーツ
第二のTHE・Bike。オンロードでの加速や最高速を重視した種類。姿勢がかなり前のめりになる、など快適性は二の次になってる。

-スーパースポーツ・スーパーバイク
前者は600cc、後者は1000cc付近でスポーツ性全振りのバイク。
各種レースのベースマシンとなることから、この2機種だけはマジキチ仕様が多い。

-ストリートファイター
スポーツ系マシンからカウルを外してネイキッド化したバイク。

-オフロード
険しい林道や道なき道を走破することを重視した種類。車重を減らし整備性を上げるため装備を削りに削ってる。軍用も大体これ。最近はマシになったが、装備を削った分オンロードでの快適性は低いためツーリングには不向き。
ただ装備を削った分値段も安いので意外と出回っている。

-ツアラー
長距離のロングツーリングを重視した種類。ばりばりに素早く加速したりカーブを曲がったりするのではなく、走るときに疲労やストレスがたまりにくい、燃費がとてもいい、燃料タンクの容量が大きいなどが特徴。

-アドベンチャー
ある程度の走破性を持たせたオンロード重視のクロスオーバー。ツアラー以上にロンツーするときの疲労が溜まりにくい用設計されていることが多い。


新たなライダー誕生を願う



バイクを楽しむのに排気量は関係ないのさ。



追記・修正お願いします。

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- バイクの騒音どうにかならないものか。遠くでもうるさく感じるのに乗ってる本人は何ともないんですか。騒音が出ないバイクが作れるのはいつになるのよ。  -- 名無しさん  (2014-11-19 13:58:40)
- デスモセディチRRは確かに高額バイクだけど開発製造に億単位の金がかかってるトップカテゴリーのバイクが800万で買えると考えれば破格の安さ!…払えればね…  -- 名無しさん  (2014-11-19 14:21:52)
- ↑2 あれはバイクじゃないだいたいバカスクだw...純正で遠くまで迷惑な程の音量は出ない、というか規制されてる  -- 名無しさん  (2014-11-19 15:26:12)
- 馬鹿が爆音チューンする→バイクうるせえ規制しろ→新車の音だけ対策される→静かすぎてつまんないおだから改造するお→バイクうるせえ規制しろ→新車の音だけry 走ってるバイクを追いかけるのが手間だからと放置する警察が問題 とっ捕まえても罰則がしょぼいのもさらに問題 飲酒運転並みに厳罰化すればいいんだ   -- 名無しさん  (2015-07-23 08:35:52)
- 排気音よりエンジン音の方が好き  -- 名無しさん  (2015-07-23 11:39:15)
- ↑わかる。そういう意味では、↑×2が言うサイクルの発生も悪くない。  -- 名無しさん  (2015-08-22 20:00:55)
- > ちなみにサラダ油を入れても走るらしい。   -- 名無しさん  (2016-12-10 10:40:09)
- 間違えた、サラダ油を入れても走るらしい。というのはエンジンオイルの代わりとして使えるという意味でガソリンの代わりになるわけではありません。ちなみにカブに限らずどのバイクでもエンジンオイルの代わりにサラダ油を入れて走ることはできます。ただしエンジンやマフラーがカーボンだらけになりますが。  -- 名無しさん  (2016-12-10 10:42:06)
- バイクの騒音についてですがあれは剥き出しのエンジンとマフラーの所為。物理的に覆っている自動車よりうるさいのは当然。ちなみにバイクの音は後方に流れていき、またヘルメット自体も減音効果があるので乗ってる人には心地よいくらいのエンジン音です。  -- 名無しさん  (2016-12-10 10:45:45)
- 自宅の後ろの家のいい年こいたおっさんが、クッソうるさいバイク乗ってるから最低最悪の乗り物って印象。見かけるバイク乗りの交通マナーも悪いし  -- 名無しさん  (2016-12-14 09:18:02)
- 一部のマナーの悪いライダーのせいでバイクの印象が悪いことは認めるが、その一部をもってライダーやバイク全部を悪と見做す連中も同じレベル  -- 名無しさん  (2017-02-24 11:55:49)
- 普通「自動車」免許で乗れるのはどこまでだっけ?  -- 名無しさん  (2017-02-24 12:50:43)
- 昔は原付オッケーだったけど、今は無いよ  -- 名無しさん  (2017-02-24 17:05:28)
- ↑2 50cc以下のもの。  -- 名無しさん  (2017-10-28 18:33:26)
- ゲームだとサイドカーで重武装するか、本体にドリルやブレードを積むか、もういっそ運転してるやつが火力を担うかが迷いどころ  -- 名無しさん  (2020-04-17 12:41:50)
- キャプテンアメリカ「バイク(武器)」  -- 名無しさん  (2021-02-08 18:42:52)
- 最近のヒーローがあんまりバイクに乗らないのは子供達のバイク人気が年々落ちてるからだそうだね…後期の平成ライダーも、バイクがあるってだけでもむしろ頑張ってる方かもしれないと最近思い始めてきた  -- 名無しさん  (2021-03-27 09:03:11)
- オフロードよりはCBRみたいな方が子供ウケしそうではありますね  -- 名無しさん  (2021-07-26 22:44:20)
- ???「♪水泳ぐひとつのバイク……深い深い遥かなバイク……(←目をずっと開けながら)」  -- 名無しさん  (2021-11-01 15:43:00)
- 「仮面ライダー」がバイクものになったのは、お偉いさんのひとりが若い頃戦時中に伝令兵としてバイクを乗り回してたら、敵地の子供たちが自分が来るなり大はしゃぎで懐いてきてくれた事に感激したのがきっかけだそうで。  -- 名無しさん  (2022-02-16 09:38:04)
- 「排気量」とあるところ、「モーターの定格出力」を併記すると……凄まじく長くなります?  -- 名無しさん  (2022-03-23 19:38:49)
- 大型二輪免許にもAT限定という区分があったんだけど何故か650ccまでしか乗れないという縛りがあった……んだけどいつの間にか撤廃されてた。最近はATのスポーツバイクもちょこちょこあるね  -- 名無しさん  (2022-06-26 22:52:47)
- 今はどうか知らないが、80,90年代は中学生による盗難率が異常だった。そんなに荒れていないうちの中学でも何人かいた  -- 名無しさん  (2022-10-22 19:42:59)
#comment
#areaedit(end)
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