DQNネーム

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DQNネーム」を以下のとおり復元します。
&font(#6495ED){登録日}:2010/12/28 Tue 17:42:37
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 14 分で読めます

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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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**概要
DQNネームとは人名における[[DQN]]な名前、つまり一般社会の常識と照らし合わせると明らかに逸脱した名前のことである。
発祥は不明だが、いつ頃からか自然発生的に誕生し、そのまま定着した。

類語に&bold(){「キラキラネーム」}がある。
こちらは命名した当事者にとってはポジティブな意味合いとなり、メディアなどではこちらが使われる。
%%要するに言葉をマイルドにしただけ%%

だが、どの道多分に皮肉を含んだ表現であるのには変わりはない。
最近ではキラキラネームの方がよりストレートに馬鹿にした感じがするという意見もある。


**タイプ
大きく分けて「字の使い方」か「名前の由来」のどちらかまたは両方に原因がある場合が多い。
なお、後述するように実際にいる名前をDQNネームの具体例として出すのはいじめでしかないため、架空人物の例のみ取り上げる。


**字の使い方
文字の使い方の分類としては大きく6つに分かれ、

◆&font(#ff0000){人名に不適切な字や単語を使う}
例:「[[岳画殺(たけが さつ)>岳画殺]]」や「[[平沢憂(ひらさわ うい)>平沢憂]]」、「悪魔田死神」、「飯塚甲子園」((たけし軍団のダンカンの長男))等
 これが原因で起きた騒動が悪魔ちゃん騒動である。

◆&font(#ff0000){大げさな名前や外国人のような名前をつける}
例:「[[板垣天使(いたがき えんじぇる)>板垣天使]]」や「[[西園寺世界]]」、[[右代宮>うみねこのなく頃に]]一族(一応ジョージやマリアやアンナなど、比較的まともなのもある。)
 親に理由を聞くと「これからは海外に通じる名前にしないと〜☆」とかいう返事が返ってくるぞ。

◆&font(#ff0000){ヤンキーもびっくりの当て字を用いる}
例:「[[田中眼蛇夢(たなか がんだむ)>田中眼蛇夢]]」、「[[美来斗利偉・拉麵男(ビクトリー・ラーメンマン)>ラーメンマン]]」、「毒狼拳蛾蛇虫(どくろけんがんだむ)」 等

◆&font(#ff0000){『読めるか阿呆!』と言いたくなるほどに無理矢理な当て字}
例:「目太門比科忠(めたもん ぴかちゅう)」、「保可炉衣土(ほかろ いと)」 等

◆本来の漢字の読みを途中で勝手に切る&font(#ff0000){豚切りを使う}
例:「[[心愛>保登心愛(ご注文はうさぎですか?)]](ここあ)」 等
 ぶっちゃけ「心愛」はかなりマシな部類に入る。iPhoneの予測変換にも出るぞ!

◆&font(#ff0000){どうやっても普通はそう読まない読みを当てる}
例:[[月(らいと)>夜神月(DEATH NOTE)]]((作中でも「月…?つき君かな…変わった名前…」と初対面の人物が正しい読みを把握できなかったシーンがある))等

**おまけ
◆&font(#ff0000){長い}
例:[[田中優美清春香菜>Ever17 -the out of infinity-]]
作中では「優」と省略されて呼ばれることがほとんど。本人も田中優と名乗っている。ちなみに苗字がありふれているので変わった名前にしようという意向の元に名付けられた。

◆&font(#ff0000){名付けに悩んで、考えてもらった案を全乗せする}
例:「[[寿限無]]」「[[山神ルーシー(以下略)]]」「[[寿限無寿限無ウンコ投げ機一昨日の新ちゃんのパンツ(中略)ぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺおあとがよろしいようでこれにておしまいビチグソ丸]]」
 かのピカソのフルネーム「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・チプリアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・ピカソ」も、聖人や縁者の名前を並べまくった結果である。

◆&font(#ff0000){明らかに本人の性別とは逆の名をつける}(「[[かおる>亀山薫]]」、「[[つかさ>柊つかさ]]」、「[[なぎさ>潮田渚]]」「ひろみ」等男女兼用名は除外。また、「○美」という名前が男の子に付けられることもままある。)
例:「吉永さゆり(ニックネーム:ヒゲゴジラ)」、「[[藤波竜之介>うる星やつら]]」等
 女の名前なのに、なんだ男か((これはかつてはギャグとして扱われていたが、中には「男(女)が欲しかった」という理由でつけて教育するのが問題になることもある。DQNネームというよりは最近流行のジェンダーとかポリコレの方にも関わってくるのでなかなか危ない。))


**名前の由来
由来にもいろいろあるが、実際には由来がどうであれ自然な名前であれば問題は無い。

◆漫画やアニメやゲームのキャラクターからそのまんま引用する

◆人間ではなく動物のキャラクターの名前をつける

◆国際的な人に育ってほしいと外国人っぽい(あくまで“それっぽい”)名前をつける

◆「かわいいから」とペットのような名前をつける

◆外国の単語を意味も分からず持ってくる・完全に誤用する

◆個性ある人に育ってほしいと変にひねくった名前を付ける

◆音の響きを重視して使う漢字の意味を全く考えない


等々…様々なタイプが存在する。


ここ十年の明治安田生命の子どもの名付けランキングをみると、

&font(#ff0000){どうみても新しいエロゲーかギャルゲーか特撮ヒーローの登場人物一覧か何かか}と疑いたくなる光景が広がっており、
特に女児の名前は概ねパソコンかテレビのモニター越しに会った彼女達から付けたであろう名前が連なっている。

アニメやゲームのキャラクターの場合、個性的なネーミングにすることでそのキャラの名前を覚えてもらいやすくしたり、
悪役なので現実で同じ名前の子供がいじめられないように…等の理由で奇抜な名前がつけられることは珍しいことではない。

ただしそれはあくまでも創作に登場する架空の人物だから許される話であり、
その名前を親が真似して自分の子供に付けてしまうというのは正直なところあまり褒められた行動とは言えない。

それが「翼」などの現実でも珍しくない名前ならともかく、「月(ライト)」のようなDQNネームを付けてしまうというならなおさらである。

[[DEATH NOTE>DEATH NOTE(漫画)]]において、原作者の大場つぐみは、

「殺人を犯す悪人が主人公のストーリーなので同じ名前の子どもがいじめられないように」

という理由で非現実的な名前を数多く登場人物に名付けたが、&font(#ff0000){その後月やらキラやらの名付けが増えたらしい。}
大場先生の配慮が台無しである。((高田清美という現実的な名前のキャラも居るがこれは元々1シーンだけのモブとして登場させた為。メインキャラやストーリーの都合上大量に登場する犯罪者の名前は「金欲銀造」といった非現実的な名前になっている。))

さて、[[アニヲタwiki]]にあんまり関係ない項目に思われるだろうが我々の場合、俺の嫁というのがいる。
名前自体は普通の名前でも、もし俺の嫁の名前を子どもにこっそりつけてそれがリアル嫁にバレたら…

「[[加奈>加奈〜いもうと〜]]の悲劇」としてよく知られているので調べてみよう((他にも、小学校の授業で自分の名づけの由来を調べてくる」というものがあり、正直に伝えたところ運悪く発表の日が授業参観。実の娘が「世界一かわいくなるように『ゆかり』と名前を付けられました!」と発言し、由来を全部理解した他の保護者が必死で笑いをこらえていた…なんてコピペもある。このケースは普通に女の子の名前として不自然では無く、声優の田村ゆかりさんを知らなければそもそも意味が理解できないため相当マシな部類であろうが…))。

西洋の名前の方についても、殆どは聖書に出てくる聖人や偉人の名前を引用しているため、安直に&bold(){マリア}とか&bold(){ジョン}とか&bold(){ジェームズ}とか付けると、
そちらの国の人から「なんでクリスチャンでもないのに聖人の名前つけてんの…?」と思われたりするとか。例えるならブッダ神父やニチレン牧師みたいな感じか。
(なお、マリアにちなんで「まり」「まりえ」「まりか」等とつけるという事は割とある)

単純に見た目と名前の響きがミスマッチという問題もある。みなさんも、金髪碧眼のアメリカ人が&bold(){太郎}とか&bold(){花子}という名前だったら驚くだろう。つまりそういう感じである。


**何故DQNネームがつけられてしまうのか?
原因のひとつに親世代が自分の親(祖父母世代)と疎遠である場合が挙げられる。
普通の親であれば子どもにとんでもない名前を付けはしないし、間違って付けようとしてもその上の親が止めてくれる。
しかし、最近は親世代と祖父母世代の交流が少なく、親が&font(#0000ff){マタニティハイ}の状態のまま誰も止めずに名付けてしまうことがまま見られる。
しかし最近は爺婆世代ですら[[脳内お花畑>夜のテンション]]なことも少なくはない。

また、由来にも挙げた通り&font(#ff0000){個性的な名前や国際的な名前を!}と変な名前をつけることを煽る一部の無責任な育児雑誌の存在も大きい。

海外は海外で「Google」や「Excel」などを届け出る親がいたり((どちらも商標登録であり、商標権違反として裁判沙汰にある可能性がある。))、中国では漢字でなくアルファベットを使おうとするなどの例がみられ、各国で問題視されている。

また近年のインターネットやSNSの発達でそうした例が目につきやすくなり、かつ個々の事例を一覧にしてまとめやすくなったのも問題視されるようになった要因の一つに挙げられる。
この手の事例をまとめたサイトというのは広告収入目当てで「プログラムで自動的に生成し、不適切なものを校閲しないまま注意書きや謝罪文を小さく載せておく」というものも多く、
そういったところに無頓着な人だと「本来は問題視されている文脈からプログラムが肯定的に拾ったもの」なんかに騙されてしまうこともある。
実際名前について調べると、その文字についてあることないこと書いてあるサイトがよくヒットする。

ありふれた名字の場合、変にありふれた名前をつけるとそちらの方が支障をきたす、というのもこの手の奇妙な名前をつける手助けになる。
たとえば2007年のNHK朝ドラ「ちりとてちん」の主人公は和田喜代美というのだが、引っ越した先で和田清美という同姓同名の人とバッティングしてしまう。
クラスメイトが困ってしまい、「A子」「B子」と呼ぼうと提案し、自分がB子でいいと言ってしまったところから劣等感に苛まれ~というところにつながるのだが、
こういった同姓同名問題を避ける際にDQNネームとはかなり便利なのである。
自分の子どもというのは親にとって特別である。誰だってB子やサブプラン扱いされたくはない。
クラスに同姓同名の人物がいるために「眼鏡のヒロシ」「チビのヒロシ」と悪口ともとれる呼ばれ方をされるケースも往々に発生してしまうし、元々多い苗字の人は命名時にまずその点を心配してしまう。
というわけで田中さんや高橋さんの場合、それを避けるという大義名分が成り立ってしまうし、田中や高橋がいいなら俺だっていいだろう、ってわけ。

何故かDQNネームをつけてしまう親は極端に教養がないか、逆に教養がありすぎる人間が多い。
前者は単に目立つことやノリで考えるからだろうが、後者においては自分の教養を示したいという欲求が強すぎたのだろう。

教育関係者や児童福祉関係者の間においてはDQNネームの子どもは虐待される確率が高いことがよく知られている。
最近報道された虐待死亡事件でもDQNネームは少なくない。
子どもをモノやペットのように扱う親にDQNネームをつける傾向があるらしい。

また、進学や就職においてもDQNネームというだけでハネられることもある等不利に働くこともあり得る。
本人に問題がなくても親が…、周囲の環境が…という訳である。

さらに最近ではSNS全盛期になったことで、「気に入らない人の実名を晒すことで報復をする」という、デジタルタトゥーに関係する問題が出てくる。
この時にありふれた名前だとすぐに忘れてもらえるのだが、奇妙な名前だと「何をやったかは具体的に忘れたけれど&bold(){悪いことをしたことは覚えている}」と、
いつまでも忘れてもらえなくなってしまう。
たとえばノーベル賞を受賞した「江崎玲於奈(れおな)」を覚えている人はいるだろうが、それはかなりの特例。
悪いことをしなければいいと言うが、名前を晒す側が正義とは限らない。
相手が逆恨みをしてきたり精神を患っていても、受ける被害は同じだし保険だって降りない。
悪目立ちしないことに越したことはないのだ。

間違っても自分に子供が出来ても「[[愛歌と書いてラブソングと名付けたい>西野カナ(歌手)]]」とか言ってはいけない。

因みに名前を付けるのはお役所仕事なので、「ビチグソ」とか「肉便器」とか酷すぎる名前でなければあっさり通る。
名前は出生届で届けられるが、名前を理由に出生届を不受理とした場合、役所としては守るべき子どもを把握できなくなりかねない。[[闇の子問題]]参照。
そのため、名前を理由に突っ返す訳にはいかないという面がある。
(悪魔くんのケースでも、亜区馬くんや阿久魔くんに字を変えても「読み:あくま」は不可であると役所は不受理にしたが、
 裁判では受理するように判決が出てたりする。
 ただし役所は上告したが親が「阿久」で届け出て受理されて終わったので、「漢字:悪魔」や「読み:あくま」に最終的な決着は付いていない)

名前に使える漢字は決まっているが、戸籍や住民票にそもそも読み仮名はなく、出生届では事務処理上の理由で「よみかた」を書く必要はあるものの、
漢字をどう読ませても良いし、後で自発的に読み方を変えるのも自由。
ただし漢字の音・訓・字義などに全く関係ない読みの場合は受理できないというのも戸籍法にあり、
漢字の読みから豚切りレベルでも字義から連想ゲームレベルでもいいので出生届では漢字に基づいた読みは最低限求められる。
代表例として「高」と書いて「ひくし」と読ませるのは意味が逆なので不受理になっている。

ちなみにドイツでは子供に名前を付ける際、かなり厳格な規制があるという。
具体的には「名前で性別を識別でき、尚且つ子供に悪影響を与えない名前であること」という条件があり「適切でない」と判断されると却下されることもある。

他にもアイスランドでは子供につけて良い名前のリストがあり、それ以外の名前をつけようとする場合には政府に申請する必要がある(そのため大抵の親はリストから選ぶとか)((これはアイスランドの命名法が、現在も「○○(父親)の息子・娘」という風になっていることも由来している。たとえば2021年のアイスランドの首相「カトリーン・ヤコブスドッティル」は、ヤコブスの娘カトリーンという意味で、本人はカトリーンとしか呼ばれない。この時にわけの分からない名前にすると呼ぶときにめちゃくちゃ不便な上、それが男性だったら子供にまで被害が及ぶのである。))。

フランスではフランス革命の時に子供にとんでもない名前をつける親が続出し、その結果「子供には歴史上の人物などの名前でなければならない」という法律ができた。

なお、1951年、日本で新生児の命名に際し当用漢字以外の使用が禁止された時、
「命名権は基本的人権であり、漢字を制限するのは憲法違反だ」という主張が出て、
国会に「戸籍法の一部改正案」(漢字制限の撤廃)が提出されたことがあった。
それを止めたのが、当時の官房副長官であり、後に文部大臣にもなった「&bold(){剱木 亨弘}」(けんのき としひろ)であった。
彼は、自由党国対委員長の小沢佐重喜に対し、

>「私の下の名前が読めますか? 生まれてから今日まで、誰からも一度も正確に読んでもらったことはありません。
>親は自分の子供だからといって、人から読まれない名前を勝手に付けてよいのでしょうか?」

と懸命に訴えた結果、法案採決自体が取りやめになったという。
小沢も「佐重喜」(さえき)の名前をなかなか正確に読んでもらえず、大臣の任命式の際に昭和天皇が総理に対して「この名前はどのように読むのか」と質問したというエピソードが残っている人物である為、名前による苦悩が理解できたと思われる。
同時に、息子である小沢一郎が絶対に間違えようがないシンプルな名前になった理由でもあると言われている。
難読の人が、更なる難読が発生するのを止めたわけである。

2ちゃんねるの元管理人であるひろゆき氏は、ある逮捕されたYouTuberの本名がDQNネームだったことについて
>親の知能は子供に遺伝します。
>他人が自分の子供を呼ぶために、名前をつけるのですが、一般的に読めない名前をつける親は頭が良くない可能性が高いです。
>よって、読めない名前の子供は遺伝により頭が悪い可能性が高いです。&bold(){と言う話をしてたら、また実例が増えました}
とコメントしている。
ぶっちゃけ社会的な立場がある人間(企業の広報部とか)がこんな優生学的なことを言ったら大問題になるのだが、
この発言は残念なことに世相をうまく言い表しているのだ。


**それは本当にDQNネームなのか?

まず、読みにくいというだけではDQNネームとは言えない。
例えば「裕」という名前をでは正確に読めるか?
「ゆう」「ゆたか」「ひろし」「ひろ」など色々通常の読み方があり、聞かなければ分からないだろうが、DQNネームという人はいないだろう。
聞かなければ分からない読みだからDQNネームだというのであれば、これもDQNネームになってしまう。

更に、歴史的な由来も考える必要がある。
「融」→「とおる」、「主税」→「ちから」など、実際知らないと読みにくい名前だが、&bold(){「百官名」とよばれる奈良時代の役職名にちなんだ由緒ある名前}である。
こうした歴史的に名前に使われてきた名前を認める要請があるからこそ、「亮」のように常用漢字以外の人名漢字が認められているのだ。

漢字の意味が多義的なことも留意する必要がある。
「悪」なら「強い」「勇猛である」、「醜」なら「たくましい」、「負」なら「頼る」「担う」、「鬼」なら「大きい」「精魂込める人」((「仕事の鬼」という言葉を思い出してみてほしい。))といった具合である。
逆に現在ではいかにも快刀乱麻を断つようなかっこいいイメージがある「斬」は、本来は非常にグロテスクなニュアンスの文字だったという。
中国や日本の歴史上の人物の名前に現代からみればえっと思うような漢字が使われているのも、現代人がすぐに考える意味とは違う意味でつけられているものが少なくないのだ。
もちろん、現代においてその解釈を主張することはいかがなものか、という批判は考えられる。
だが、漢字の意味や名前の意味を知らないままにDQNネームと認定し嘲笑するのは、逆に自分に教養がないことを嘲笑される結果となる可能性がある。

時代の変遷まで考える必要がある。
更に当時は珍しい名前だったかもしれないが、時代が下るにつれて珍しくなくなるというパターンもある。
有名なのが「ナオミ」「マリア」あたりで、これは元々聖書の登場人物からとられたものだが、
日本語の漢字をあてがうにあたり「直」や「真理」「毬」などの文字が使われるようになり、日本語として自然になったから。
今では特定宗教と無関係の家庭、クリスマスを祝って初詣に行って葬式はお坊さんに来てもらうような家でも普通につけられている名前である。
令和のご時世で直美さんや真利亜さんをDQNネーム呼ばわりしていたらそっちの方が「時代が昭和40年あたりで止まってるのかな?」と返されても仕方がない。

もう少し言うと、例えば「翼」や「[[雫>耳をすませば]]」などは昔は相当な奇名だと扱われていた。元ネタとなる作品からとられているからだ。
今では雫ならまだしも、翼をDQNネーム扱いする人はいないだろう。
逆に昔は珍しくなかったかもしれないが、時代が下ったせいで珍しくなってしまうというパターンもある。男性の「丸」あたり。
これは決してDQNネーム扱いにはならないだろうが、名前の珍しさからそちらで呼ばれることが増える。

他の考え方としては、日本語としてはまったくおかしくない名前だが、その名前が持つ特別な意味が問題になることがある。
たとえば「球児」。野球選手の藤川球児が有名だが、単に親が野球ファンでつけられた球児さんは&bold(){サッカーをやっているだけで笑いものにされてしまう}。
もっというと運動音痴だとそれだけで笑いものになる。しかし球児という言葉自体にはまったくネガティブな意味はない。

このように日本の名前は比較的自由につけることができ、さらにその性質から漫画の登場人物の名前をキラキラさせることが当然のように行われている。
そのため、それこそ「月(らいと)」のようなあまりにも逸脱した名前でもない限り、DQNネームかどうかを決めるのはその人の感性によるところが大きい。
そして「月(るな)」ならダメだけど「瑠奈(るな)」ならいい、など人によっていくらでも基準は変わるし、
「比奈(ひな)は雛に通じ、雛とは生まれたばかりの鳥のことだ。いつまでも雛鳥のままでい続けさせるのか?親はバカなのではないか?」のようなこじつけを述べる人もいる。
話はかなり逸れるが、DQNネームを否定的に騒ぐ世代というのはだいたい、小学校のランドセルが黒(男)か赤(女)で、この色が違うとそれだけで目立ったような時代だった((これは奇妙な色のランドセルを背負っていると、誘拐犯などに非常に目をつけられやすくなってしまうというかつての世相もあったようだ。))。
しかし最近では黄色や紺色、水色といったランドセルが大流行しており、いまだに黒や赤以外を認めないなんて言っていると笑いものにされてしまう。
時代が流れれば、珍しいものも変わっていく。
これとまったく同じで、今でこそ珍しい名前も時代が下ればありふれていて、そしてその「珍しい名前」を持っている人がさらに珍しい名前を批判している。
そんなことも起こりうるのかもしれない。というかたぶん起こる。

結局のところDQNネームかそうでないかを決めるのは、最終的には当人の好き嫌いになってしまう。
それが決められるのはその名前を認める人が多いか、認めない人が多いか、その差にすぎないのである。
逆に言えば、このあたりのバランス感覚を間違えてしまった名前がDQNネームなのだろうが、認定者がバランス感覚を間違えない保証などどこにもない。
間違えたまま人を嘲笑するような行為は、ハラスメントと言われても仕方ないのである。


**改名で解決できるか?
一度決まった名前を改名するのは家庭裁判所の許可が必要で、「改名するに足る理由」が必要。
名前をあまりころころと変えられると、周囲も「この人誰だっけ?」となりやすく迷惑するし、時には悪用される可能性もあり、簡単に変えさせないことがルールになっている。

改名するに足る理由としては

&bold(){①あまりにも奇妙な名前}

&bold(){②読みが難しすぎる}

&bold(){③身近に同姓同名がいるなどの理由で不便である}
作中で完全な[[同姓同名]]の義弟を持つことになった[[幽☆遊☆白書]]の[[蔵馬(南野秀一)>蔵馬(幽☆遊☆白書)]]は希望すればこれを理由に変更できた可能性が高い。

&bold(){④性別が紛らわしい}
女性なのに「●男」「●雄」「●太」など。「●美」「●香」など、男女とも使う名前では困難。

&bold(){⑤外国人と紛らわしい}
外国人が日本に帰化した場合などもこれになると思われる。

&bold(){⑥出家して僧となり僧としての名前を名乗りたい}
逆に還俗(僧から一般人に戻ること)で普通の名前に戻るのもあり。

&bold(){⑦何年も通称の名前で暮らしてきており周囲にも通称の名前が本名と知れ渡っている}
芸能人の芸名や営業名など、その中でも特に多いのが力士であろうか。
また、出生届に書き間違いがあり、自分で本名と思って長い間使ってきた氏名と戸籍がずれている場合などもある。

&bold(){⑧同姓同名の犯罪者などがいて差別・いじめが発生してしまっている}
改名が認められた有名な例としては&bold(){田中角栄}(子ども)の例がある。
田中角栄(総理大臣)にちなんで田中さんが子どもに名前を角栄とつけたら、田中角栄(総理大臣)がロッキード事件で有罪になり、田中角栄(子ども)がいじめの対象となったので改名できたというものである。

いわゆるDQNネームは①②に当てはまる可能性が高く、申請すれば改名自体は認められる可能性が高い。
とはいえ、最後は裁判官が決めることであり、緩い裁判官に当たるとあっさり改名できるのに頑固な裁判官に当たるとなかなか改名が認められないことも少なくないとか。
また、15歳以上でないと自分では名前の変更ができないため、親がDQNネームに固執し続けて「そんなの許さない!お前は一生この名前であるべきだ!」となると子どもとしてはお手上げになる。
15歳以上になったとしても、親元で暮らしている限り親が拒否すれば改名が難しいのは変わらないだろう。

従来は「どうやって手続きをしたらいいのかわからない」と途方にくれてそのままになっている人も多かったが2010年代以降、ネットの普及に伴い改名する方法や必要な書類の情報がテンプレート化されて広められ、そのおかげで普通の名前を得られた喜びの体験談もいくつか投稿されている。
2019年に「王子様」という名前を母親につけられた18歳の男性が改名した経緯をtwitterに写真付きで投稿し、新聞やニュースサイトでも取り上げられ大きな話題となった。

また、あまりに読みにくい名前をつけて失敗したと考えた親御さんは、放置せずできる限り早く家庭裁判所に行って改名の手続きを取ってあげること。
子どもが大きくなって幼稚園・学校に通い始めると改名はどんどん難しくなるし、また改名できたとしても子どもに負担を強いることになる。


**実は昔からあった?
かの有名な「徒然草」の第百十六段を開くと、

#blockquote(){お寺の名前や、その他の様々な物に名前を付けるとき、昔の人は、何も考えずに、ただありのままに、判りやすく付けたものだ。
最近になって、よく考えたのかどうか知らないが、小細工した事を見せつけるように付けた名前は嫌らしい。
&font(#ff0000){人の名前にしても、見た事のない珍しい漢字を使っても、全く意味がない。}
どんな事も、珍しさを追求して、一般的ではないものをありがたがるのは、薄っぺらな教養しかない人が必ずやりそうな事である。}

といった内容の文がある。
どうやら700年昔の鎌倉時代の人々も似たような思考だったらしい。
流石兼好と言うべきか、人の営みは700年経っても変わらないと言うべきか…


時代は下って、江戸時代の国学者・本居宣長の随筆「玉勝間」巻十四には、

#blockquote(){最近の人の名前には、名前にふさわしくない字を使う事が多く、読み方も普通ではないものが多い。
最近の名前は、特に奇妙な字や奇妙な読み方が用いられていて、非常に読みづらいものを多く見かける。
&font(#ff0000){全ての名前は、よく知られている文字で、読み方も分かりやすいものが良い}。}

という内容の文がある。
江戸時代でもそれなりにいたようだ。

「とうり」(糸瓜or唐瓜)を「へちまうり」(と=「いろはにほへ'''と'''ちりぬるを」の「へち間」)と呼び変えたり、
酒屋に「春夏冬二升五合」(秋無い升升半升=あきないますますはんじょう=商い益々繁盛)と書いてあったり、
歯の絵と逆さになった猫の絵で箱根(はこね)をあらわしたり、
麻と書いて魔-鬼=ことわざ「鬼の居ぬ間に洗濯」で洗濯と読んだり、
十と五を組み合わせた嘘字(創作漢字)で元服と読んだり、
武士である「高梨」家の分家が本家と字を変える際に「小鳥遊」(小鳥が遊ぶ=鷹無し=たかなし)にしたり、
武士である「山梨」家の分家が「月見里」(月がよく見える里=山無し=やまなし)にしたり、
こういうノリの言葉遊びが流行していたせいもあるが。

実際、本居宣長の門下生の名前も
「稽古」なので「けいこ」かと思ったら「とほふる」(「稽=とどこほる・古=ふる」に読みを寄せつつ「稽古=刀振る」)だったとかフリガナ無しには読めない名前が何人も居たという。


**子供のその後
付けられた子供はどう思うのか?

現在ほど多くない(かもしれない)とはいえ、兼好の言うとおりDQNネームをつけたがる親というのは昔からいるので、その名前を持った人が成人している場合もある。
そういう人たちがインターネットなどで書き込んだ、その名前に対する思いだが、『恥ずかしい』『いじめられた』というのがほとんどである。
「外国人のような名前を付けられても見た目が純日本人なんだから似合うわけないに決まっている」「変な名前だから絶好のからかいの対象にされた」など、
もう被害者としか言い様のない声が探せばいくらでも出てくる。
DQNネームを付けるような親に言っても仕方ないかもしれないが、&font(#ff0000){子どもは親の所有物でもペットでもなく、親と同じ人間なのである。}
そんなこともわからないのなら、そもそも子どもを作るべきではない。

まれにだがDQNネームが役に立つ例があり、俳優の下條アトム(芸名ではなく本名である)は「アトム」繋がりで『[[鉄腕アトム]]』の作者[[手塚治虫]]と対面出来たという。
ただし大抵レアケース中のレアケースなので、期待はしないこと。大抵は不利益の方が多い。

ちなみに、DQNネームを付ける気満々な母親の子どもを不憫に思い、『付ける予定という名前+ママ』というあだ名でその母親を呼び続け、
その恥ずかしさに気付かせてDQNネームを付けるのを止めたというママ友の話がある。
こういう人がもっと増えればDQNネームも、その名前で苦しむ子どもも減るかもしれないが、未だ全く聞かなくなるまでには至らないのが現状である。ままならないものだ。

そして2000年9月、53歳の男が「女の名前を付けられたせいで人生がうまくいかなかった」として73歳の父親を包丁で刺すなどして失血死させるという事件が起きた。
父親が名付けて字が難しくて女みたいなのでイジメられたと本人が恨んだ名前は「鼎(かなえ)」で、30代になって「要(かなめ)」に改名していた。
裁判では、こうした男性の主張は「逆恨み」と断ぜられ、懲役14年となっている。((「鼎」そのものは三脚の器で権力の象徴とされることもあり、それ自体は別段悪い意味はない。))

子供に限らず自分が名前をつける側に回ったとき、それが本当にいい名前か考えたいものである。

自分の子でないにせよ、「それはちょっと…」と思う機会があったら声を上げよう。余計なお世話と言われても、それで子供の将来を守れるのなら安いものだろう。

また、稀にだが名付けた当初は普通の名前だったはずなのに、年代が下った結果DQNネームになってしまったというパターンもある。
光宙(みつひろ)と名付けられた推定40代ほどの人がピカチュウと名付けられたと勘違いされたという小噺だとか、
あるゲームのキャラクターと同姓同名になってしまった話だとか((アイドルマスターの「佐藤心」と同名の作家がいる話が有名だが、ここでまずいのが当時2~3歳だった佐藤心さんである。まったく関係ないのに親がオタクだと思われてしまうことにつながるのだ。))。

とある小児科医からは、「&bold(){常識的な名前でないと救急時に名前の読みを間違えて患者のIDが複数できてしまい、患者の取り違えが起きる!}」というDQNネーム批判がされた。
一刻を争う救急現場では、本人が名前を話せず持ち物などから氏名を推定したり、救急隊員の電話越しの説明で記録を作らざるを得ないことも多い。
そんな中で名前が読めないと患者の管理に支障をきたし、手続の煩雑化による一刻を争う手術の遅れや患者取違えリスクの増大が指摘されたという訳である。


**DQNネーム批判への批判
他方で、安易なDQNネーム認定や批判も考え物である。

どんな名前であれ、本人が気に入っているかもしれないのだ。
傍目に見れば奇抜でもバカバカしくてもあるいは普通でも、自分の名前に誇りを持っているという人に対して、それ以上言うべきこともないだろう。

それだけでなく、DQNネーム批判は、時に&bold(){現実にDQNネームをつけられてしまった子どもたちを辱めてしまう}という側面もある。
DQNネームを付けるのは親の問題であり、それによって不便を被った子どもたちは被害者である。
DQNネーム批判の過熱は子どもたち自身にとってそれこそ追い討ちに等しく、当の子どもたちの立場を危うくしてしまうことは忘れてはならない。
名付けでやらかした親についても、子どもたちにとってはかけがえのない親である。名付けの失敗以外では愛情を注いできちんと養育している場合も多いだろう。
名前を慎重に付けることは確かに大切であり、珍妙な名前をつけることは子どもに悪影響があると呼びかけるのも重要なことかもしれない。
だが、呼びかけるのに、今生きている子どもの具体的な名前を出して、その名前を持つ人と、その両親を笑いものにし、その心を傷つけることが必要なんだろうか?

はっきり言おう、&bold(){それはいじめでしかない。}例え言っている側にいじめるつもりがなくともである。
そもそも、&bold(){DQNネーム自体、DQNネームに目をつけていじめを行う人物さえいなければ、特に社会問題にもならないこと}である。
(読み方が複数ある名前は別に社会問題にはなっていない)
名前を理由に目をつけていじめる人物と名付けで失敗した親。&bold(){&color(#F54738){どう考えたって親よりいじめる人物が非難されるべきだろう。}}

&bold(){そういったことを意識できずにDQNネームを笑いものにするような人物に、DQNネームをつけた両親を批判する資格はない。そういう人物こそ本物のDQNである}と言えよう。
大勢の前でその話をするとき、周りにDQNネームの人がいないと言えるだろうか?
DQNネームをネタにするのは、アニメや漫画の世界だけにしておくべきであろう。

先述の医療現場の取り違えリスクの指摘についても、「医療現場の苦境を訴えた主張」として評価する声は大きくニュースにも取り上げられたが、
反面「DQNネーム抜きでも外国人や難読名字、読みのパターン複数の場合もある」「&bold(){これに対応できない医療現場のシステム不十分こそが問題}」という批判意見も上がった。
役所からも親の真剣に考えた命名に外部から口を出すべきではないとして苦言を呈されている。
なお、当該医師もその後通話表導入などの工夫を行ってリスク軽減に努めたことを記しておく。


ちなみに。
読むのこそ大変なDQNネームだが、名簿入力というもっとも名前と深く関わる仕事の場合は&bold(){DQNネームの方が仕事が楽になりミスを防げる}というメリットがある。
こういう仕事は大量の手書きの名前をいちいち読みながらキーボードをたたいて変換キーを押してそれをチェックして……ということをしなければならないのだが、
この時たとえば、2000年以降に流行し始めた「キラキラネームにならない程度に漢字を少し変えて((Google IMEで名前を変換すると出てくるような、ちょっと「ずれた」字を使った名前である。))個性をアピール」みたいな名前だと変換にものすごく時間がかかってしまう上にミスが増える。
変換ソフトに登録されているかどうかも分からないので、数秒かけてチェックして「ないじゃん!」と嘆きながら打ち直しになるのだ。
しかし「眼蛇夢」のような名前の場合は「がんきゅう」「へび」「ゆめ」と打ってチェックして終わりなので絶対にミスも起こさない、とむしろめちゃくちゃ楽なのである。
場所が変われば評価も変わる。ただこちらはこちらで暴走しまくってる&bold(){名字}に苦しめられるのだが……。



#center(){「将来の夢」}

大きくなったら総理大臣になります。
そして、子どもに変な名前をつけちゃいけないっていう法律を作ります。
変な名前だと子どもはイヤです。
大人は、子どもがイヤなことをしたらいけないと思います。
子どもに変な名前をつけた大人は罰金にします。
それから、変な名前の人は自分で変えてもいいっていう法律を作ります。
#right(){
○年○組 
   レンジシ
○○恋獅子
}

子供の将来をよく考えてから追記・修正をお願いします。

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}
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- コメント欄が長くなってきたのでリセットしました  -- 名無しさん  (2015-05-14 17:00:22)
- そのうちこっちがスタンダードになって、「弘志とか賢治とかダっせー」  -- 名無しさん  (2015-05-14 17:34:47)
- ↑途中送信失礼、そのうちこっちがスタンダードになって、「弘志とか賢治とかダッセー」っていう時代がくるんだろうか。  -- 名無しさん  (2015-05-14 17:36:00)
- 恋獅子ってなんて読むん?こいしし?  -- 名無しさん  (2015-05-23 16:52:38)
- ↑↑今だって次郎吉とか雪之丞ってつけないしな でも今でも通らないような名前だから問題なんじゃあないかなというのがキラキラネームの問題点。ちなみに洋の東西や時代を問わずこの手の問題は広く見られているので日本人の若者の問題になすりつけようとするやつらはちょっとアレかなあと思っている ちなみに昔の友人が伊織くんだったんだが、伝統的な男性名なのに女の子扱いされて可哀想だったなあ 最近は女の子の名前にシフトしちゃってるからしかたないのかもね  -- 名無しさん  (2015-05-23 17:16:42)
- 対義語はシワシワネーム……頭痛くなったね、シワシワの記事。  -- 名無しさん  (2015-05-23 17:28:29)
- ↑3 「れんじし」 だったと思う  -- 名無しさん  (2015-08-07 15:44:35)
- まあ、書類選考で誰を落とすべきか分かりやすいから、企業の人事部からは歓迎されてそうだよね。  -- 名無しさん  (2015-08-07 16:06:08)
- 上の奴も書いてるが、  -- 名無しさん  (2015-08-14 11:49:03)
- ↑途中送信しちまった。上の奴も書いてるが、世代交代や時代の移り変わりってのは確実にあるからな。今でこそDQNネームだとしても、今後これが定番の名付けになる可能性は多分にある。この先10年は際どいだろうが、30年や40年後ってなるとマジでDQNネームすらシワシワ扱いされる事さえ考えられると思う。今だって普通の名付けでも、一昔前までは派手だと言われていた名前があるくらいだし。  -- 名無しさん  (2015-08-14 11:52:29)
- 3000年くらいには太郎がDQNネーム扱いになってたりして  -- 名無しさん  (2015-08-14 12:26:50)
- おそらく日本一有名なのは「寿限無寿限無(ry」  -- 名無しさん  (2015-09-11 08:30:49)
- まだ読める当て字ならまだしも妖精と書いてフェアリーや天馬と書いてぺがさすと名付けた親はどうかしている。この辺法律で「子供には変な名前やありえないな読み方をする名前を付けてはいけない」って法が出来ればいいのに  -- 名無しさん  (2015-09-11 08:47:49)
- 万が一時代が追いついも既にそいつは名前だけでなく頭もキラキラしてるであろう年頃で悲しき青春時代を過ごした事実は変えられないんだよね  -- 名無しさん  (2015-11-02 13:14:12)
- DQNネームは罪だなぁ…。  -- 名無しさん  (2015-12-12 21:04:45)
- 先日 つっても去年だけどとんでもない名前の女の子(推定5才)と会った その名も「あみば」  -- 名無しさん  (2016-01-06 10:52:32)
- 漢字制限だけだと効果薄い気がしてきたから人間らしくない名前や読みにくい名前も弾くべきだな  -- 名無しさん  (2016-02-17 05:20:50)
- 最近の調査だとDQNネームは減少傾向にあるみたいだ。このまま減り続けてもらいたい。  -- 名無しさん  (2016-03-10 00:52:45)
- 当て字だのそもそも日本語として成り立ってないだの意味不明な名前に関しては消え去って結構だけどちょっと現代風だったり洒落てたりするだけでイチャモン付けるのはそれはそれでどうかなって感じ。昔は太郎左衛門次郎右衛門だって普通だったけど今じゃそんな名前付けてたら失笑モノだし。時代に合わせたうえで常識的な名前を考えるべきだ思うんだよな  -- 名無しさん  (2016-03-10 01:23:24)
- 生まれたばかりの子はかわいいからそういう名前を付けたがるのもわからんではないが、その子もいつかはオッサンオバチャンになるんだよな…  -- 名無しさん  (2016-03-23 22:10:03)
- 字は忘れたけど、世界に通用(笑)するように「まいける」ってつけたアホ母の話を見た気がする。他の子供の名前を地味とpgrしまくり、同年代の帰国子女に自慢したら「え?こっちじゃマイケルなんて発音しないよ?」と返されて赤っ恥だったとか  -- 名無しさん  (2016-03-23 22:14:06)
- DQNネームには「私の(名づけ)親はバカです」って意味もあってな……つまりこのwikiでDQNネームタグの付いているキャラの親or名づけ親はまぁそういうことなんだな。  -- 名無しさん  (2016-05-29 10:36:22)
- 皇帝はもういいわじゃあ (かいざあ)←やめろ  -- 名無しさん  (2016-07-31 16:55:22)
- せめて音読み、訓読みで読めるレベルにしてやれよと思う漫画  -- 名無しさん  (2016-07-31 17:29:53)
- やアニメキャラが現実に考えたらねえわって名前なのもPTAとかから苦情来るからだしなあ  -- 名無しさん  (2016-07-31 17:33:05)
- 頭ガチガチPTAと頭ユルユルDQNネーム 人は子供できるとアホになるのか  -- 名無しさん  (2016-07-31 17:38:42)
- DQNネームではないし考えて付けたのだろうなとは思うが誰からも読めない名前ってのはなー。自分の名前好きじゃないわ  -- 名無しさん  (2016-08-24 09:45:56)
- めちゃくちゃめんどくさい手順踏んだら改名できるようにすればいいじゃない  -- 名無しさん  (2016-08-29 15:13:38)
- 同級生に瑠奈(ルナ)って子がいたなぁ。名前の由来は月って今もあるが、「人に流されるな。月のように大きく輝け」って意味。(因みに親はガンダムXの大ファン)  -- 名無しさん  (2016-10-28 20:13:23)
- 世界に通用するようにってヨーロッパ系の名前付ける親がいるけど、真に世界に通用する人間なら、名前なんて関係ないって考えはないんだろね......。  -- 名無しさん  (2016-10-28 20:15:46)
- 前、アムロって名前の子供がいたけど(親はガンダムファン)、名前のせいでコンプレックス抱き続けた湘南がいたのによくそんな名前つけれるな、と思った。名前馬鹿にされて殴りかかっても知らねーぞオイ  -- 名無しさん  (2016-10-30 23:15:39)
- パソコン必須の時代に変換に手間のかかる名前はめんどくさい。幼稚園とか小学校の名簿を作るときなんかふりがなも含めて入力するだろうし大変そう  -- 名無しさん  (2016-12-04 15:06:51)
- 相手がいるわけじゃないけど、自分の子供が生まれたら他人にも読める名前にしようとは思ってる。  -- 名無しさん  (2017-01-29 00:11:56)
- 世界に通用する名前とかって聞くけどほぼすべてヨーロッパ、もしくは北米風なんだよね 他の地域はガン無視かい  -- 名無しさん  (2017-01-29 00:33:08)
- 世界って言うなら尚更日本人らしい名前がいいと思うの  -- 名無しさん  (2017-01-29 02:58:35)
- 知り合いにマサヒロって名前の人がいたけど、漢字の表記は「将大」じゃなくて「大将」。わざとつけたのか不明だが、逆だろ・・・。  -- 名無しさん  (2017-01-29 03:35:15)
- みんな一度は小学校かどこかで自分の名前の由来を聞く機会があるはず。自分が親だったら子供に当て字でつけました、当時流行ってたアニメのキャラからつけましたなんて言えるかよ。  -- 名無しさん  (2017-01-29 03:41:06)
- ↑3 「鈴木一郎」が現在進行形で世界的に大活躍してるしな  -- 名無しさん  (2017-01-29 05:29:19)
- ↑5白人コンプレックスが内心あるんだろうなと思うし、中東辺りの「○○ディーラ」や「○○マド」とか、アフリカ辺りの「ン○○」や「○○ジャ」みたいな語呂の悪い名前は使いたくないんだろうな。(あくまで例です)  -- 名無しさん  (2017-01-29 08:16:44)
- ↑ケイタという名前。偶然だけど北アフリカでも見られる名前。実際英語圏でも発音しやすそうだった  -- 名無しさん  (2017-01-29 08:44:01)
- 世界=欧米 セカイセカイ病は一部ゲームクリエイター特有、そう思う時期が私にもありました・・・親が罹患者だと色々洒落にならんな  -- 名無しさん  (2017-04-05 01:07:34)
- 新渡戸稲造の息子はトーマス。ただし、奥さんがアメリカ人なのと漢字で「遠益」とそんなに無理のない字がちゃんと当ててあった。  -- 名無しさん  (2017-04-05 01:20:50)
- 「英語みたいな名前」は遠い未来にはスタンダードになっているかもしれない。だが宇宙(あーす)とか天使(ふぇあり)とか聖夜(いぶ)とか「英語の訳が間違ってる名前」はどんな未来でも「おかしい名前」だからな!?  -- 名無しさん  (2017-05-26 11:13:32)
- 世界に通用する人間になるために必要なのは名前じゃなくてちゃんとした教育よね……。むしろ世界に通用するようになった後は典型的日本人名の方がウケがいいまである。  -- 名無しさん  (2017-05-26 16:54:25)
- 本文にある○○ママと呼び続けてdqnネームを阻止する策だが…相手が芯までイッちゃってて、アラいいわねウフフってなる危険性はないのか  -- 名無しさん  (2017-05-26 17:25:53)
- Kat-tunの人がキラキラネームだったな。大麻所持で捕まってる  -- 真ゲス  (2017-05-26 18:03:35)
- ↑2 そのパターンもだが、思い直しても呼ばれ続けたせいで引くに引けなくなったり、呼ばれ続けて違和感が無くなって結局つけてしまったりとかの方がありそうな気がする。正直言うとちょっとネット上の武勇伝っぽくて信じられない  -- 名無しさん  (2017-05-26 18:18:20)
- DQNネームを付けようとする親は居る。付けられそうになっている子供も居る。しかしDQNネームの者など居ない。  -- 名無しさん  (2017-05-26 21:11:24)
- auの三太郎シリーズのおかげか、◯◯太郎系が見直されてるという話を聞いたがソースが分からず。誰か知らないかしら  -- 名無しさん  (2017-05-28 13:23:13)
- イチローも結構ギリギリな名前なんだよな、長男ならともかく次男だから  -- 名無しさん  (2017-05-28 13:54:53)
- 昔のバイト先にて 自分→漢字は普通で読みが変。年上の主婦さん→漢字が変で読みはよくある女性名年下の男子→見た目は完璧に日本人だがハーフで西洋人名。  -- 名無しさん  (2017-10-08 12:57:16)
- 続き…それぞれ苦労してることがお互いよーくわかった  -- 名無しさん  (2017-10-08 12:58:46)
- 二次創作で人気がある歴史上の偉人の名前付けられた子に会った時は史実ではDQNエピソードが多い(というか二次創作が美化しすぎ)と言うのを知ってたので閉口した思い出。みんなも偉人から借用する時はきっちり調べような!  -- 名無しさん  (2017-11-09 11:46:25)
- 文中にある2000年の事件だが、同名の友人(男)がいたので驚いた記憶がある。 女性名にもなるとは知らなかったので  -- 名無しさん  (2017-11-13 19:42:03)
- 今でしょの林修先生は東大合格者は読める名前しかいないって言ってた  -- 名無しさん  (2018-06-08 20:55:27)
- 男だけど女性っぽい名前を付けるってのは魔除けみたいな風習のひとつとか聞いたことがあるぞ?学生時代の雑談をうろ覚えしてるだけでソースがないけど…  -- 名無しさん  (2018-06-08 21:29:27)
- どっかのスレで花鳥風月であきふみって付けるンゴと言って、否定されてキレてたやつがいたな  -- 名無しさん  (2018-08-17 14:31:28)
- 今更ながらイチローの一は銀一さんの一で深い理由があるんだよなぁ…  -- 名無しさん  (2018-08-17 14:55:06)
- 高田憂希、徳井青空…声優界にも増えてきたな…  -- 名無しさん  (2018-08-28 23:35:07)
- 先輩に「るのあ」って名前の人がいたなあ  -- 名無しさん  (2018-09-30 20:02:46)
- 昔は意味重視、今は音の響き重視で名前をつけるってTVでやってた  -- 名無しさん  (2018-10-07 04:06:01)
- (つづき)自分は多分意味重視なんだろうけど、もうちょい音の響きを考えてほしかったと思ってる  -- 名無しさん  (2018-10-07 04:10:09)
- 素直に「太」「優」じゃダメなのかなー?  -- 名無しさん  (2018-10-09 02:59:01)
- 男の子に女の子っぽい名前付けたい(逆も然り)なら、せめて男でも女でも通用する名前にしてあげてよ。「優(ゆう)」とか「純(じゅん)」とか一文字系ならどっちでも付けやすいし意味も考えやすいでしょ  -- 名無しさん  (2018-12-05 01:35:51)
- 変読だけどいちいち読みや由来説明したりするのめんどくさい。由来も親の名前がありきたりすぎて子供に珍名つけただけだし  -- 名無しさん  (2018-12-05 02:36:31)
- 『基本が出来てないのに無駄にアレンジしたがる奴』と同じタイプだよね。いい大人になっても「王子様」って名前のままは普通に嫌だわ  -- 名無しさん  (2019-03-12 15:17:24)
- うがった見方するわけではないけど、新渡戸稲造の子供が「とおます」で漢字も常用のよくある名前だからこれを馬鹿にするのは教養がないって言い方はどうかと思うんだが。  -- 名無しさん  (2019-05-05 17:25:57)
- 俺の名前もまず読めないけど、あまりDQNネームと思ったことはないなぁ  -- 名無しさん  (2019-05-05 18:23:13)
- 両津勘吉(トウキョウトッキョキョカキョク)・120巻  -- 名無しさん  (2019-05-19 09:56:58)
- 今年の甲子園にさあど、しょうと、せんた、って名前の選手が居てマジかよと思った しかもさあどのポジションは三塁コーチという…  -- 名無しさん  (2019-08-18 11:12:54)
- サムは実は女性の名前でも問題ないという  -- 名無しさん  (2019-08-18 12:04:04)
- 名前ではないが金田一少年の事件簿は松本(まつもと)を真津本(まつもと)のように名字を難しくしている気がする。  -- 名無しさん  (2019-08-18 12:10:14)
- 森鴎外こと森林太郎は、海外でも通用する名前を、ということで子供たちに「茉莉(まり/マリー)」「杏奴(あんぬ/アンヌ)」「不律(ふりつ/フリッツ)」「類(るい/ルイ)」という名前をつけている。  -- 名無しさん  (2019-08-18 12:38:39)
- 友人がマタニティハイになり男児にはあまりにも可愛すぎる当て字名前をつけようとしてたので「その子が将来、旦那や義両親と同じ顔に成長した時その名前だったらどう思う?」と言って止めた。無事普通の読みやすい名前になった  -- 名無しさん  (2019-08-18 15:18:45)
- ある知り合いの嫁が息子に好きな漫画のイケメンキャラの名前を付けてたな、さすがに漢字は変えてたけど。  -- 名無しさん  (2019-11-30 22:27:35)
- ↑9でも言われてる新渡戸稲造の子供の下り削除。「とーます」は大した理由のない外国人っぽい名づけに対する批判でよく聞く外国人名を一例として挙げてたようだし、理由のある「遠益」の件を挙げて教養不足は言い過ぎかと  -- 名無しさん  (2019-12-20 09:48:32)
- 男児に女性名付ける魔除けってのは、幼名に変わった名前を付けると魔除けになることの類例だが、幼名ってことは成長とともに改名するのが前提  -- 名無しさん  (2020-01-05 20:59:27)
- ↑似たようなのであえて汚い名前を付ける国もあるらしいね。聞いた話だとモンゴルだとあんまりいい名前を付けると悪魔に命を奪われてしまうという言い伝えがあるのでバカとかゴミとかを意味する名前を付けるんだと。  -- 名無しさん  (2020-01-05 21:36:57)
- ↑ゴールデンカムイで知ったがアイヌもそれだね。実際には洋の東西を問わず医学未発達の時代には乳幼児死亡率が非常に高かったので、親の悲しみを少しでも和らげるように汚物や凶兆の名を付けたのかもしれない…  -- 名無しさん  (2021-02-07 16:08:45)
- 「大和」と書いて「ヤマト」と読ませるのも当字だし。DQNネームは日本開闢から存在する  -- 名無しさん  (2021-02-10 16:17:24)
- 弟二人はまともな名前なのに、長男の自分だけはDQNネーム。 弟は職も簡単に見つかるのに自分は書類で落とされるし入ってもブラック。  -- 名無しさん  (2021-03-27 16:09:29)
- 山田まりやの息子の名前も「崇徳(たかのり)」という、読めるには読めるけど…というパターン(死後、天皇家が最も恐れた怨霊になった崇徳上皇と同じ)。  -- 名無しさん  (2021-03-27 19:38:56)
- 世界で活躍している人ってその時代の母国で一般的な名前の方が多く感じるよね。  -- 名無しさん  (2021-04-12 01:34:43)
- 怨み屋シリーズのゲストキャラの名前もすごい。  -- 名無しさん  (2021-06-20 13:38:54)
- ↑3 崇徳上皇は歌人としても評価は高い人物。「道真」とか別におかしい名前じゃないだろう。「崇徳」自体、上皇抜きにしても地名とかでもよく出てくるぞ。  -- 名無しさん  (2021-06-22 10:37:04)
- ホテルに泊まった時に受付のホテルマンの名前が正直すごくアレで、フリガナ振ってあるけど漢字の読みにかすりもしてなくてびっくりしたなあ。そういう意味ではインパクトあったわ。  -- 名無しさん  (2021-06-22 11:14:47)
- 幼名にあえて汚い名前をつける風習は日本でもあった。紀貫之の幼名が阿古久曽(あこくそ)=我がウンコ  -- 名無しさん  (2021-06-22 14:20:17)
- [  -- 名無しさん  (2021-06-22 14:44:45)
- 紫(ゆかり)さんも大昔はDQN扱いやったんかな。ベストセラーすぎて特例やったんかな  -- 名無しさん  (2021-06-22 15:20:25)
- どうでもいいが死刑囚の場合当て字や性別がわかりにくい名前が多いんだよね。  -- 名無しさん  (2021-09-08 10:22:17)
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