The indifference engine(小説)

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&font(#6495ED){登録日}:2012/05/05(土) 10:56:10
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『[[虐殺器官]]』『[[ハーモニー>ハーモニー(小説)]]』『[[METAL GEAR SOLID 4: GUNS OF THE PATRIOTS]]』を手がけた故・伊藤計劃の短編集。
漫画形式二作、短編小説四作、解説作品一作。『虐殺器官』プロトタイプ、伊藤計劃の絶筆作品、計九作がまとめられている。



◆女王陛下の所有物

#center(){&font(#800080){サンダーボール作戦をジェームズが完遂したとき、我々は気づいたのです}
&font(#800080){我々が目にしているのは}
&font(#800080){二度と得られぬ才能(ギフト)なのだと}}


漫画作品。
007シリーズに捧げるオマージュ。
エージェント“M”視点から見る、『ジェームズ・ボンド』の存在。
演じる俳優によって容姿が違う『ジェームズ・ボンド』という人物にSF的解釈を加えた、新説“007”。


◆The indifference engine

#center(){&font(#808080){さあ、行進しよう}

&font(#808080){ぼくらは歩く}

&font(#808080){戦争はまだ、終わっていない――}}


表題作。
癒えぬ傷痕を引きずったまま他人に与えられた“平和な世界”に放り込まれた少年兵の話。じょおおおおおおだんじゃない。
『虐殺器官』の主人公クラヴィスの相棒“ウィリアムズ”が脇役として登場する。


◆Heaven scape

泥に深く穿たれたトラックの轍に、ちいさな女の子が顔を突っこんでいるのが見えた


 
『虐殺器官』プロトタイプ。
『世界で頻発する“虐殺”を止めようと、国家の命令で主人公が、その原因となる人物の暗殺に赴く』という話の筋は変わりないが、物語の骨子に小島秀夫監督のデジタルゲーム『スナッチャー』を取り込んでいる。



◆フォックスの葬送

#center(){いいかぼうず、よくきけよ
お前の名前は、俺の友の名
俺が殺した、俺の友の名だ}


『メタルギアソリッド3 スネーク イーター』の後日談として描かれた二次創作。
もう一人の“[[グレイ・フォックス]]”と、師を失い一人苦悩する[[ビッグボス>ビッグボス/ネイキッド・スネーク]]を中心とした短編。



◆セカイ、蛮族、ぼく。

「遅刻遅刻遅刻ぅ~」
と甲高い声で叫ぶその口で同時に食パンをくわえた器用な女の子が、勢い良く曲がり角から飛び出してきてぼくに激しくぶつかって転倒したので犯した。


“蛮族”と、それを嫌悪しながらどうにも出来ない蛮族の“ぼく”を主役とした短編。
恋愛SLGにあるような“記号”を散りばめているため、かなり奇妙な雰囲気を持つ作品。


◆A.T.D:Authentic Death■episode:0

 
ミスターインターフェイス……
米軍統合情報網の眼を持つ男……


「まだ発表されていないATDなる中編のイントロダクション」として構成された、映画『[[マトリックス>マトリックス/THE MATRIX(映画)]]』のような[[サイバーパンク]]の流れを汲む作品。
連載も視野に入っていたが残念ながら実現せず、設定の多くは『虐殺器官』へと組み込まれた。



◆From the Nothing,With love.

#center(){&font(#808080){例えるなら私は書物だ。いまこうして生起しつつあるテクストだ}}


『女王陛下の所有物』と同じ世界観の作品で、此方は“ジェームズ・ボンド”が主役。
タイトルはイアン・フレミングの『ロシアから愛を込めて(ロシアより愛をこめて)』に由来する。


◆“解説”

ごく単純な確認から始めよう
私は貴方ではなく、私である。


ウィリアム・ギブスン&ブルース・スターリング共作『ディファレンス・エンジン』新装版上巻に所収。
その解説を手がけるにあたり、同期デビューのSF作家[[円城塔]]氏と共に『ディファレンス・エンジン』を“作品”として書き直すという冒険に出た作品。



◆屍者の帝国

まず、わたしの仕事から説明せねばなるまい
必要なのは、何をおいてもまず、屍体だ


伊藤計劃の絶筆。
『[[吸血鬼ドラキュラ]]』『[[フランケンシュタイン]]』、そこに『[[シャーロック・ホームズ]]』と氏が愛する“諜報員(スパイ)”のテイストを盛り込んだ意欲作。

第百四十六回芥川賞にて、円城塔が書き継ぎいでおり、まもなく完成することが発表された。


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