実績(ゲーム)

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&font(#6495ED){登録日}:2011/08/24 (水) 01:43:31
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#center(){ポコン!}




実績とは、文字通り実際に現れた功績や成績のことだが、
ここではゲームにおけるやり込みに関するシステム「実績」について解説する。


*ゲームにおける「実績」と「実績システム」について
キャラクター全員のレベルMAXや隠しボス撃破など様々なやり込み要素があり、その多くは新たなアイテムが手に入る、エンディングが変化するなどゲーム内で変化が生じる事が多い。
またそれ以上のやり込みの場合は自分で目標や条件を設定したタイムアタックや縛りプレイなど、自らとの戦いになることが殆どであった。
そのようなやり込み要素としての目標をメーカーが明確にし、ハードにシステムとして組み込んだものが「実績システム」である。
実績はゲーム攻略の上では何の役にも立たず、ゲーム内に直接的な変化があるわけでもない、あくまでも自己満足のための要素である。((ただし例外もあり、「ICEY」のように実績をメタネタに使ったゲームや、「ドリームクラブ」のように実績が隠し要素開放の条件になっているなど、実績が内容に干渉するゲームも若干ながら存在する。))
が、その性質ゆえ、通常のやりこみ要素ではできない無茶苦茶な条件や、そのゲームの世界観を壊しかねない内容を仕込みやすいのがメリット。ある意味、今までのやりこみ要素以上に過程を重視したシステムであるといえる。

またメーカー側からしても、プレイしているユーザーの傾向などを調べるツールとして使うことが出来る。
例えばRPGの場合だと、ストーリー進行に関する実績がどの程度どこまで解除されているか、などを知ることによって、どのあたりでユーザーが遊ぶのをやめているのか、その原因を知る手がかりとして参考に出来るなどのメリットがある。

*「実績システム」のもう少し具体的な説明
**共通事項
1つのソフトにつき複数の実績が設定されており、条件を達成すると小さなポップなどでアナウンスしてくれる。条件を達成したかどうかの判断は各ソフトに委ねられており、条件を満たした瞬間に教えてくれるものや、対戦などでは条件を満たした試合が終わってから教えてくれるものなど様々。

「秘密の実績」として名前も解除条件も分からない状態で実装する事もできる。こちらは通常の実績よりもさらに難しい要素や、実績の内容自体がストーリーなどのネタバレになるのを防ぐときに用いられる場合が多い。条件を自分の手で見つける楽しみもある反面、条件がシビアすぎて本当に秘密のままでしばらく放置される事もある。((極端な例がXbox360のFF11。すべての実績が「秘密の実績」かつ解除条件が非常に厳しいものが多かったこともあって誰も一部の実績内容を確認できず、とうとう「レリックを最終段階まで鍛える実績がある」というデマが一部で飛び交ってしまい、メーカー側がその実績の存在を明確に否定する事となった。))
また追加コンテンツにも実績を付与する事が可能。こちらに秘密の実績が含まれているケースも。

近年では実績ごとに解除率が見られるようになっており、全プレイヤーのうち、どれくらいの割合でその実績を解除しているかがパーセンテージで表示される事が多い。

以下、主な実績を実装しているシステムによる違い。

***Xbox
実績システムが搭載されたのは[[Xbox360]]が初。実績は数値として表示される(単位は「G(ゲーマースコア)」)。
最低5つ以上用意されている実績それぞれにスコアが振り分けられており、全ての実績を解除するとソフト1本につき1000G((Xbox One発売より前の、Xboxライブアーケードの400やスマホゲーの200など例外はある))以上獲得できる。
オンライン接続時に解除をすると解除の日時が記載され、オフラインの場合だと日付が記載されないか、
オンラインに接続された際に一斉に解除される仕組みとなっている。
解除率が10%未満の実績は「めったにない実績」として扱われ、Xbox One以降のハードで解除すると解除時のアナウンスが若干豪華なものとなる。
以前はゲーマースコアの合計値が一定以上のプレイヤーに対し、オンラインでの買い物が若干値引きされるなどのリワードが設定された事もあった。

***PlayStation
「トロフィー」の名称で実装されている。こちらは[[PlayStation3]]発売後、少し間をあけてから実装された((そのため最初期に発売されたソフトにはトロフィーが存在していないものがある。))。
基本的にはXboxの実績と変わらないが、こちらはゲーマースコアのような数値が振り分けられていない代わりにトロフィーの色によってそれぞれの希少性や難易度が認識しやすくなっている。
多くのソフトにはトロフィーをコンプリートした証としてプラチナトロフィーが設定されているのも特徴。

***Steam
「実績」の名称で実装されている。
ゲーマースコアのような数値は存在しておらず、名前とは異なりPSのトロフィーに近いシステム。
ただし実績の数が1~2個のタイトルもあり、細かい部分では両者とも異なっている。
以前は1つの作品に10,000個以上の実績が搭載されているソフトが出回っている世紀末な状態だったが、現在は様々な対策が講じられ、実装可能な実績の上限は100個までと定められている。


**別実績
タイトルの中には地域や機種によって実績が別物として扱われるゲームがある。
地域の場合は表現規制の違いなどから、サーバーが同一に出来ない時や実績内容に変化が生じる場合に見られ、
機種間だとXbox ONE版が全ソフト1000G以上でスタートのため、Xbox360のLiveアーケード版などが別実績扱いになったりする。
また非常に稀だが、パッケージ版とダウンロード版が別実績の作品も存在している。
実績が別=同名タイトルでも別のゲームとして扱われるので、同じ実績でも再度解除ができる。またセーブデータやオンラインサーバーは別となる。

タイトルによっては日本・米国・ヨーロッパの3地域でそれぞれ別実績という場合や、Xbox360版・Xbox ONE版・WindowsPC版それぞれが別実績というケースもある。
特に顕著なのは以下の2つ。

・&bold(){Scene It? Bright Lights! Big Screen!}(Xbox360・日本未発売)
北米・カナダ・イタリア・ドイツ・スペイン・フランス・その他EUの7地域すべてが別実績扱い。

・&bold(){[[Minecraft]]}
Xbox360・Xbox ONE・WindowsPC・Windows Phone・iOS・Android・Kindle fire・Apple TV・GEAR VR・[[Nintendo Switch]]版それぞれ全部が別実績扱い。
更にXbox ONE版は初期に配信されたものと後から配信されたものは別実績扱い。
更に更に派生作品であるStory Modeもそれぞれが別実績扱い。

**問題点
このように新たな要素として登場したシステムだが、問題も色々あったりする。

-解除できない実績がある
バグやオンラインサーバーの閉鎖などにより、ソフトによっては解除できない実績がある。
前者はアップデートで修正される可能性はあるが、後者は一度閉鎖したサーバーが開かない限り二度と解除が出来ない。
苦労してやっと条件を満たしたのにバグで解除できないと判明した時の精神的ダメージは計り知れない。

-やらされ感・作業感
自分で目標や条件を自由に設定できるやり込み要素とは違い、実績は開発者側が条件を指定してくる。
その中で数をこなす条件の実績も多数存在しているが、指定された数が多すぎると一気に作業となる場合も多い。
特にオンライン対戦モードでの撃破数など、容易に数を増やせないものに関してはプレイに支障が出るレベルの苦行になることも。

-実績スパム
元々は[[Steam]]にて登場した、簡単な操作で実績が大量に解除されるゲームのような何かを指す。フェイクゲームとも。
Steamでは最近では減少傾向にあるが、逆に言うと他のプラットフォームでも出しやすい環境になりつつあり、実際Xboxでは実績コンプリートの容易さを売りとしたようなソフトを配信しているメーカーも僅かながら存在する。
数十時間かけて解除する1000Gと10分足らずで解除できる1000Gを同じ目で見る事に否定的な人もいれば、純粋にゲーマースコアが増えるからと肯定的な人もいて賛否両論。

**実績の難易度
上記の実績スパムを抜きにしても、実績の難易度はメーカー側に判断が一任されているため
実績のコンプリートが非常に簡単なゲームもあれば、そもそも解除するのが凄まじく高難易度の実績もある。
ただし、システムが登場してから年月が経過した近年では理不尽な難易度の実績は減少傾向にあり、XBOX360やPS3の頃ほど無茶な要求をしてくる実績・トロフィーは以前ほどは見かけなくなった。

***実績コンプリートが簡単なゲームの例
-テキストアドベンチャーゲーム
ヒロインを攻略する、所謂ギャルゲーと呼ばれる作品を指す。&s(){エロゲーの移植とか言うな}
ヒロインの個別ルート突入やクリア、オプションなどの画面を開く項目など簡単なものが多く、
テキストをスキップすれば数時間でコンプリート出来る。ストーリー?知らんがな。
ただし中には各ヒロインの誕生日にゲームを起動させるなど一筋縄ではいかないものも。

-レトロゲーム・レトロゲームコレクション系
ゲーム内の行動に紐づけるのが難しいのか、スコア獲得やステージクリアなどの実績に偏っている事が多い。
また途中セーブの機能を搭載している作品も多く、ミスしてもすぐにフォローが出来るので失敗を気にせずコンプを狙える。

#region(特にコンプリートが簡単とされるソフトの例)

-Avatar The Burning Earth(Xbox360・国内未発売)
そのあまりのコンプ難易度の低さに&bold(){アバター神}と名付けられたソフト。
最初のステージの端に移動して遠距離攻撃を打ち続けるだけというお手軽さ。
ソフトの起動からカウントしても早ければ2~3分で実績コンプできる。

-ファイトナイト ラウンド3(Xbox360)
ボクシングゲーム。オプションで反則負けをOFFにして、ひたすら膝蹴りを連打してKO勝ちを繰り返すだけ。
&s(){いやそれボクシングじゃねぇから}

-DOOM64(PlayStation、Xbox、PC)
NINTENDO64で発売された当時のチートコードがそのまま使えるので、無敵やら弾薬無限やらステージセレクトやらやり放題。
#endregion

***解除が難しい実績の例
-運が必要
サイコロの出目など実力だけでは絶対にどうにもならない、100%運頼みの実績がある。

-数が必要
とにかく時間がかかる。50とか100ならまだしも、数万~数百万という目を疑うレベルの数を要求される事も。

-腕が必要
凄まじく難易度の高い目標の達成を要求される。生半可な腕じゃ到底解除できない。


#region(特にコンプリートが難しいとされるソフトの例)
-通信対戦麻雀 闘龍門(Xbox360)
麻雀ゲーム。
役満以外の通常役を全て1回以上アガる実績があるが、通常役の中に「人和((自分が子の時、自身の最初の牌を引く前に他の人が捨てた牌でロンをする事。その辺の役満よりもはるかに出現率の低い超レア役。))」が含まれているのが問題。
海外の実績まとめサイトを見る限り、発売から15年以上経過した現在でも世界でコンプしているのはわずか2名。

-Car Mechanic Simulator(Xbox、Steam)
車修理シミュレーション。
ラジオから流れる曲を10,000曲再生やネジを500,000個緩めるなど無茶苦茶な数字が並ぶ。当然コンプまで数百時間はかかる。
ちなみにPS版も存在するのだが、こちらは上記のような時間がかかる類のものが殆ど削除されており、コンプリートは幾分簡単になっている。

-CAVEシューティング全般(Xbox360)
2Dシューティング。
ただでさえ難易度の高い弾幕シューティングにおいて、特殊な条件でのみ到達できる2周目の一番最後に控える隠しボスなど
生半可な腕前では一生拝む事すら出来ないボスを撃破する実績が結構な確率で含まれている。

#endregion 



実績が解除されたら追記、修正お願いします。

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#openclose(show=? コメント欄){
#areaedit()
- 実績の解除が隠し要素の開放条件になってたりすると・・・  -- 名無しさん  (2014-09-14 18:38:17)
- ↑ドリームクラブとかね。  -- 名無しさん  (2015-04-08 07:50:34)
- 魔女ノ旅団シリーズでの実績(というかトロフィー)の使い方が非常にうまい  -- 名無しさん  (2021-12-05 14:49:58)
- 各難易度で達成率100%とか武器100%と書いてあることは極めてシンプルなのに実際やるとクソ地獄なEDFシリーズよ  -- 名無しさん  (2021-12-05 15:33:57)
#comment
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