&font(#6495ED){登録日}:2010/08/10(火) 04:09:03 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &size(16){&bold(){地球に落ちた、五つの&font(red){流星}――少年達の戦いが、今始まる。}} } 新機動戦記ガンダムWは、1995年から放映されたガンダムシリーズのひとつ。全49話。 前番組である『[[機動武闘伝Gガンダム]]』に続き、ガンダムシリーズの生みの親である[[富野由悠季]]監督が携わらない、いわゆる「平成ガンダム」の2作目として制作された。 Gガンダムが格闘技やスーパーロボットテイストを取り込んだ若年層向けに制作されたのに対し、本作品は「&font(blue){5人の美少年と5体のガンダム}」を主役にする、群像劇と舞台劇的な方向に向かった。 当時は「ジャニーズ系ガンダム」とも呼ばれている。 その作風は商業的には大当りで、今までガンダムに興味のなかった多くのお姉様方を引き込む事に成功。 「女子高生がガンプラを買いに走る」という今までにない光景を作り出した。 姉や妹と一緒にこのガンダムを視聴した男性諸君も多いのではなかろうか。 主題歌(前期・後期OP)を担当したのはバーローこと[[江戸川コナン]]で有名な[[高山みなみ]]がボーカルを務める「TWO-MIX」。 後期OP『RHYTHM EMOTION』はCD売り上げ35万枚、オリコンチャート8位の大ヒットを叩き出した。 この記録はガンダム主題歌では勿論、(当時は伏せていたが)声優名義のアニソンでもトップクラスの一角を占める。 おそらくガンダムシリーズで最も成功した作品の一つ。 アニメだけではなく、ラジオドラマ、[[OVA、映画>新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]等の多くのメディアで展開された。 特に今で言う腐女子からの人気は凄まじく、一時期その筋の同人界を席巻した事もある。 …………しかし。 制作現場の劣悪っぷりは有名で、監督の池田成が嫌になって途中で逃げ出したなどのガセネタまで流通する始末。 後に当時のスタッフから「最悪の現場だった」と言わしめた程で、仕方なく省かれたエピソードも多かったらしい。 とくに、ドロシーなどの濃いキャラクターがまとめきれず支離滅裂になってしまったと反省のコメントを出していた。 後期OPのアニメーション完成がやたら遅かったのもそのせい……と言われていたが、実際はセルを盗まれた為のようだ。まあそんな情報が信じられる程酷かったのは間違いない様子。 ちなみに監督交代は事実で、後半からは後番組の『[[機動新世紀ガンダムX]]』の監督である高松信司が監督代行を務めていた。が、本人の意向でクレジットされていない。 本作品のストーリーは当初『[[機動戦士ガンダム]]』から『[[機動戦士Vガンダム]]』までの宇宙世紀のオマージュ的なもののはずだったようだが、途中で池田が方向性を変えた為に、キャラクター設定くらいにしか名残りがない。 ただし高松が引き継いだ後、『[[逆襲のシャア>機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』等のテイストは踏襲している。 大河原氏とカトキ氏が描いた新しいスタイルのMSは評価が高く、後のガンダムシリーズでのメカデザインにおいても、少なからず本作品から影響を受けているものも存在する。本編には登場しなかったカトキ氏デザインのガンダムも殆どがガンプラ化している事からもその人気の高さが伺える。 シナリオも決してお姉様方を悦ばせるだけの物ではなく、(ぶっとんだ展開こそあるものの)むしろ真逆の無骨で泥臭いストイックな代物。 歴代シリーズの中でも屈指の大河モノとなっており、(異様に)個性的な各登場人物が%%好き勝手%%独自に行動するため話の展開が単調にならず、非常に味のあるストーリーとなっている。 視聴者に問題提起するシーンも多く、意外に深い所に突っ込んでいたりもする。食わず嫌い良くない。 …某米国に対する皮肉が多分に含まれた作品なのだが、実は向こうで最初に放送されたガンダムだったり。 ちなみによく「キャラクターが老けている」と言われるが、これはデザイナーの村瀬氏が「実年齢より十歳上に見えるように」と描いた為らしい。みんな異常に背が低いけど。 BGMは秀逸な物が多く、ニュースやワイドショーでよく使われていたりする。 ■ストーリー ※CV:[[大塚明夫]]氏で再生して下さい。 「地球から巣立った人類は、宇宙コロニーでの生活に新たな希望を求めていた。 しかし地球圏統一連合は正義と平和の名の元に圧倒的な軍事力を以て各コロニーを制圧していった。 アフターコロニー195年。 作戦名『オペレーション・メテオ』。 連合に反目する一部のコロニー居住者達は流星に偽装した新兵器を地球に送り込む行動に出た。 だが、この作戦は既に連合本部に察知されていた……」 ■キャラクター ●[[ヒイロ・ユイ]](CV:[[緑川光]]) 主人公。ガンダム界の[[キリコ・キュービィー]]。 そのぶっ飛んだ行動の数々で視聴者に笑いと涙をもたらしてくれた。 ガンダム史上(むしろロボアニメ史上?)初、第一話とOPで撃墜された主人公。 あと自爆魔。「[[お前を殺す>お前を殺す(新機動戦記ガンダムW)]]」は有名な生存フラグ。 ●[[リリーナ・ドーリアン]](CV:[[矢島晶子]]) メインヒロイン。ガンダム界の成り上がり女王。 いろいろと濃いメンツに混じっても埋もれるどころか際立つ個性のヒロイン。 EDの彼女のS顔に目覚めた人もいるとかいないとか。 ●[[ゼクス・マーキス]](CV:[[子安武人]]) ライバル。2代目シャアにして潔いテラ子安。 方々から「格好良すぎる人」と誉めてるのか貶してるのか分からない評価を受ける名パイロット。 主人公より主人公らしい。 ●[[トレーズ・クシュリナーダ]](CV:[[置鮎龍太郎]]) ガンダム界に燦然と輝くエレガント閣下。 類い稀なカリスマ性に加え生身でもMS戦でも作中最強クラス、さらに秘密裏にガンダムまで作っちゃう完璧超人。 その奇天烈に感じる思想と言動がよくネタにされるが、言っている事は意外と深い。 ●[[デュオ・マックスウェル]](CV:[[関俊彦]]) 作品の良心。人気No.1の男。 機体共々、男女共に人気が高い……が、作中ではロクな目に遇ってない。 本編どころかOVAまで貧乏くじを引かされ続ける自称死神。 ●[[トロワ・バートン]](CV:中原茂) ミスター前髪。 アニメ界の特徴的前髪選手権に出ればトップ10入りは間違いない男。 気を遣いすぎるイイ奴。優しき道化師。 ●[[カトル・ラバーバ・ウィナー]](CV:折笠愛) お坊ちゃん。 デュオに並ぶ常識人にして他者を労ることを忘れない心優しい少年。 ……だが、コイツだけは決して怒らせてはいけない。 ●[[張五飛]](CV:石野竜三) ごひ。 己の決めた正義こそが行動理念であり協調性の欠如した苛烈な男。 昔は冷めたインテリ学生だったらしい。 ●[[ルクレツィア・ノイン]](CV:横山智佐) ゼクスの伴侶。作中屈指のイイ女。 一見常識人だが言動の端々にゼクスに対する深過ぎる愛が垣間見える。 ●[[レディ・アン]](CV:紗ゆり) トレーズの副官。 二つの顔を持つ女傑。 ●[[ドロシー・カタロニア]](CV:松井菜穂子) 早く戦争になぁ~れ~♪ 戦争大好きのたくあん眉毛。 ●キャスリン・ブルーム(CV:鈴木砂織) サーカス団の花形スター。 トロワの姉にして嫁。 ●サリィ・ポォ(冬馬由美) 連合軍軍医。ガンダムパイロットの協力者。 作中で助けられて以降ごひの行方をたびたび気にしている。 ●[[オットー>オットー(新機動戦記ガンダムW)]](CV:[[森川智之]]) ゼクス王、バンッザァァァァァァァイッ!!! ●[[ガンダム開発者>ガンダム開発者(新機動戦記ガンダムW)]] [[ドクターJ>ジェイ・ヌル/ドクターJ]] プロフェッサーG ドクトルS H教授 O老師 マッドな五人のジジイ共。 それぞれの得意分野を最大限に生かした化け物ガンダムを生み出した。ある意味主役にして混沌を呼び寄せる疫病神。 ●ハワード トールギス誕生にも関わっている元マッドなジジイ共の一味。 地球に降りてサルベージ業を営んでいる。 5人に比べればマッドさはないが優秀な技術者である。 ■メカニック 本作のメカニックの特色として、「アビリティレベル」による能力表記がある。 [[宇宙世紀]]作品群では全高と本体重量だけでなく、燃料や推進剤等を含んだ全備重量、ジェネレータ出力やスラスター推力といった大量の数値が並ぶのに対し、 本作では具体的な数値を全高と本体重量の二つのみにとどめ、それ以外はアビリティレベルにより、標準的MSリーオーの何パーセントであるかで表現される。 アビリティレベルで表現される能力は以下の五つ。 -ファイティングアビリティ(格闘能力) -ウエポンズアビリティ(火力) -スピードアビリティ(機動性、瞬発力) -パワーアビリティ(駆動力) -アーマードアビリティ(装甲強度) [[トランスフォーマー]]シリーズの設定資料「テックスペック」にも似た、機体同士の能力比較や特性の把握が容易としながらも、物語に入り込むのに邪魔にならない単純明快な表現となっている。 ●[[ウイングガンダム]] 恐らくガンダム史上最も扱いが不遇な主役機。 自爆乗り捨て何でもござれ。 ●[[ガンダムデスサイズ>ガンダムデスサイズ/デスサイズヘル]] 死神ガンダム。 鎌+黒+死神と、少年達の心をくすぐる人気ガンダム。 ●[[ガンダムヘビーアームズ>ガンダムヘビーアームズ/ヘビーアームズ改]] 元祖全身火薬庫。 元祖フルバーストなロマン機体。弾切れしてからが本番。 ●[[ガンダムサンドロック>ガンダムサンドロック/サンドロック改]] 砂漠の王子。ブッピガン。 武器のショーテルが少々特殊で制作側も持て余したのか、序盤は特に弧の外側で斬ったり内側で斬ったりコロコロ変わる。 ●[[シェンロンガンダム>シェンロンガンダム/アルトロンガンダム]] 前番組のドラゴンに続く腕が伸びるガンダム。 パイロットに比べ、一定の人気が(ry ●[[トールギス]] 本作品屈指の名機。 非ガンダムでありながらかなりの人気を誇る。 乗り手への気配り0でパイロットにとんでもないGを与えるじゃじゃ馬。 ●[[リーオー>リーオー(新機動戦記ガンダムW)]] 最初から最後まで頑張った名量産機。獅子座。 実はほとんどのメインキャラが搭乗している。 ●エアリーズ 地球上ではかなりの数が運用されている空戦用MS。牡羊座。 バスターライフルの最初の犠牲者になったりサンドロックに蟹挟みで真っ二つにされたりヘビーアームズにズタズタに斬り刻まれたりとやられ方がエグい。 ●トラゴス 可変型のはずだが作中はほぼタンク姿の砲戦用MS。山羊座。 リーオーやエアリーズと比べると若干影が薄い。 ●キャンサー 水中用MS。蟹座。 ほぼ蟹。パイロットが図に乗りすぎた結果トールギスに引きちぎられました。 ●パイシーズ 水中用MS。魚座。 キャンサーと比べると戦闘よりサルベージなどに使われている。 ●トーラス モビルドールという、今までありそうで無かった「無人のMS」。牡牛座。 無人であるが故乗り手の負担を考える必要がないため機動性は高く、宇宙用に改修前であればガンダムすら翻弄する。 もともと有人機であるため人が乗っても性能は高く色が塗り替えられ様々な所属で使用されている。 ●[[ビルゴ>ビルゴ/ビルゴⅡ(新機動戦記ガンダムW)]] トーラスの後に開発されたMD専用MS。乙女座。 コイツも結構な人気があったりする。 ●ヴァイエイト OZに捕らわれたマッド爺どもが作り上げた最強の矛。風神。 武器は大型ビームキャノンのみという潔さ。 ●メリクリウス OZに(ry。最強の楯。雷神。 プラネイトディフェンサーというゲームに登場すると鬱陶しい防御兵装を持つ。 ●[[ウイングガンダムゼロ]] 「最初にして最強のガンダム」。 ●[[ガンダムエピオン]] トレーズの魂が形になったガンダム。 装備しているのは近接戦闘用の武器のみとシリーズ屈指のエレガントなロマン機体。 ウイングゼロとの最終決戦でバルカンを撃っていたような気がするが気のせいである。 冥殿に反目する一部のWiki篭り達はネタ項目に偽装した秀逸項目を追記・修正する行動に出た。 だが、この作戦は既に運営本部に察知されていた…… (冥ω殿)「BBS消しで十分とするか。前立腺の雇われアナルは功を焦る物ではない」 ツヴァイ「随分と自治厨向きの発言をなさいますね」 (冥ω殿)「言っただろ、私は管理人なのだよ」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,9) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 自爆してパイロットは無傷だったり、殺すといって殺さなかったり、「無骨で泥臭くストイック」な感じは全然ない。 -- 名無しさん (2013-12-22 02:22:49) - 前立腺の雇われアナルってww -- 名無しさん (2013-12-22 09:51:30) - ↑↑君の中ではそうなのだr以下略 -- 名無しさん (2013-12-22 10:20:27) - ↑3 そこだけを見てそう判断するのか・・・(苦笑) -- 名無しさん (2013-12-22 10:25:52) - ↑4自爆したとき全然無傷じゃなかったやん。大量に血流して瞳孔開きかけてたぞ -- 名無しさん (2013-12-22 10:45:13) - ショタホモガンダム -- 名無しさん (2013-12-22 10:57:04) - ↑6 無傷だったら「死ぬほど痛いぞ」でトロワが爆笑しないよ -- 名無しさん (2013-12-22 11:49:32) - 無傷どころか一か月昏睡したうえ宇宙に上がるまでずっと負傷したままだったろ(それでも充分超人だけど) -- 名無しさん (2014-01-06 22:39:57) - 今でも全話どんなだったかすぐ思い出せるぐらいハマったな当時 w -- 名無しさん (2014-01-23 12:26:11) - まさに「シリアスな笑い」って作品だと思う -- 名無しさん (2014-02-02 15:52:55) - もうすぐGWだけどみんな予定ある? -- 名無しさん (2014-04-23 11:44:37) - ↑誕生パーティーの招待状でも配るのか? -- 名無しさん (2014-04-23 11:56:27) - ↑ビリッ -- 名無しさん (2014-04-23 11:59:24) - ↑そんな、酷い… -- 名無しさん (2014-04-23 12:42:30) - ↑第3次Zでカイエンに刺激され兄馬鹿オーラ出したゼクスに『詳しく聞かせて貰おうかヒイロ』と詰め寄られてヒイロは危機に瀕してた。 -- 名無し (2014-04-23 17:29:25) - ↑5 自爆だろ -- 名無しさん (2014-04-23 17:31:30) - ↑GWはGWNしてます。 -- 名無しさん (2014-04-23 17:36:58) - 後の00にも何かしらの影響を与えたであろう作品。(殺人的加速MSとかパイロット全員イケメンとか) -- 名無しさん (2014-11-30 18:05:13) - 1995年当時はアンチには「ガンダム+サムライトルーパー」と言われていたんだよな(特にファンロード読者) -- 名無しさん (2014-12-04 20:18:11) - いろんな需要をひとまとめにしてあるんだよなこのアニメ -- 名無しさん (2015-02-12 20:26:51) - ↑3 00とは味方側がテロリスト繋がりになってるよね。第2次スパロボZでも再現されてたし -- 名無しさん (2015-04-30 18:42:35) - 色んな意味で時代を先取りした作品だった -- 名無しさん (2015-10-31 09:56:39) - OOでは、コンセプトの違うガンダムが1機ずつ集って連携した。W系ガンダムも偏った機体揃いだが……連携しない。こいつらの単騎っぷりを見たらスメラギさんは卒倒するだろう。 -- 名無しさん (2016-03-17 16:16:25) - そりゃあ連携前提の機体じゃないし、そもそも勝利を目的としていないところがあるから…… -- 名無しさん (2016-03-25 15:17:18) - W系のコンセプトが違う理由も「5人のマッドサイエンティストがツッコミ不在で作ったらこうなった」って話だからね -- 名無しさん (2016-10-07 23:05:15) #comment #areaedit(end) }