新機動戦記ガンダムW

登録日:2010/08/10 Tue 04:09:03
更新日:2025/04/14 Mon 14:54:28
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地球に落ちた、五つの流星――少年達の戦いが、今始まる。

新機動戦記(しんきどうせんき)ガンダム(ウイング)



『新機動戦記ガンダムW』は、1995年から放映されたガンダムシリーズのひとつ。全49話。


目次




【概要】


前番組である『機動武闘伝Gガンダム』に続き、ガンダムシリーズの生みの親である富野由悠季監督が携わらない、いわゆる「アナザーガンダム」の2作目として制作された。

『Gガンダム』が格闘技やスーパーロボットテイストを取り込んだ若年層向けに制作されたのに対し、本作品は「5人の美少年と5体のガンダム」を主役にする、群像劇と舞台劇的な方向に向かった。
当時は「ジャ●ーズ(現:SMI●E.UP)系ガンダム」とも呼ばれており、同じく女性人気を集めた『鎧伝サムライトルーパー』にも関わった池田成が監督を務めている。


その作風は商業的には大当りで、今までガンダムに興味のなかった多くのお姉様方を引き込む事に成功。
「女子高生がガンプラを買いに走る」という今までにない光景を作り出した。
姉や妹と一緒にこのガンダムを視聴した男性諸君も多いのではなかろうか。

主題歌(前期・後期OP)を担当したのはバーローこと江戸川コナンの声で有名な高山みなみがボーカルを務める「TWO-MIX」。
後期OP『RHYTHM EMOTION』はCD売り上げ35万枚、オリコンチャート8位の大ヒットを叩き出した。
この記録はガンダム主題歌では勿論、(当時は伏せていたが)声優名義のアニソンでもトップクラスの一角を占める。

…………しかし。

制作現場の環境が凄まじく悪く、監督の池田成氏が嫌になって途中で逃げ出した、
後期OPのセル画が盗難にあって完成が遅れたなど、妙に信憑性が感じられるガセネタが流布する始末。

制作現場の劣悪ぶりはガセネタではなく事実であり、後に当時のスタッフをして「最悪の現場だった」と言わしめ、ほぼ全ての回で作画監督を務めた西村誠芳氏も「ガンダムWが人気なのはありがたいと思っているが正直言って当時の事はあまり思い出したくない(意訳)」と語っている程で、そのせいで削られてしまったエピソードもいくつかある事が判明している。
メカデザイナーの石垣純哉氏もメカデザインのみならず当時の関連商品の版権イラストやプラモの箱絵も手掛けていたがその分のギャラは出ていなかった事を匂わせていたりと想像以上にかなりブラックな環境だったようである。

後にシリーズ構成の隅沢氏と制作進行の富岡氏が語った所によると「放送開始の半年前までキャラクターもストーリーも何も決まっていなかった」らしく、それを池田監督が1週間でそれまでのガンダム作品全てを観た上でキャラクター設定と40話までのストーリー原案をまとめてなんとか企画が成立した、という状況だったらしい。

そんな行き当たりばったりな立ち上がりをした作品が順調に行くわけないのが道理で、中盤で総集編が2話連続で挟まれたり*1、前回のあらすじやナレーションによる尺稼ぎが多かったりと、本編を見るだけでもその様子をうかがう事が出来る。
OPが前期(JUST COMMUNICATION)から後期(RHYTHM EMOTION)に切り替わったのも全49話の41話目とかなり遅く、
その映像も最終回直前まで未完成で、完成したものはたった2話しか使われなかった*2(本来の予定だと第3クールから変更されるはずだったが、本編の制作すら覚束ない状況だったため新OPを作る余裕が無いままCDが発売、苦肉の策としてしばらく挿入歌として流し、終盤にようやく作業時間が確保できて完成した……という経緯らしい。))。
制作側もドロシーなどの濃いキャラクターがまとめきれず支離滅裂になってしまったと反省のコメントを出していた。


因みに監督交代は事実で*3、後半からは後番組の『機動新世紀ガンダムX』の監督である高松信司が監督代行を務めていた。が、本人の意向でクレジットされていない。
尚、前述の通り本作は非常に人気があったため翌年も続けるという案があり(EWとは別物だったらしい)、西村誠芳氏によると池田監督が脚本家に声かけをしていたり企画書を練っていたりと実際に動きはあったらしいが恐らく監督交代によって話が流れたのではないかと語っている。

本作品のストーリーは当初『機動戦士ガンダム』から『機動戦士Vガンダム』までの宇宙世紀のオマージュ…のはずだったようだが、
途中で池田が方向性を変えた為に、キャラクター設定くらいにしか名残りがない。
ただし高松が引き継いだ後、『逆襲のシャア』等のテイストは踏襲している。


【評価】


おそらく当時のアナザーガンダムでは最も成功した作品。
ガンダムSEEDが放送するまではトップクラスの人気だったとか。
TVアニメだけではなく、ラジオドラマOVA、映画、近年でもリメイク漫画小説等の多くのメディアで展開された。
特に今で言う腐女子からの人気は凄まじく、一時期その筋の同人界を席巻した事もある。
ただ視聴率としてはGガンダムより少し上がったぐらいで、さすがに一般層に人気とまではいかなかったらしい。

美少年キャラが多いため、主に昔からのファンに「女受けを狙い過ぎ」など拒否反応を示されたのもその要因といえる。
更に半年後の1995年10月にはエヴァの放送が開始され、そちらに話題性を持っていかれるなどやや不遇な一面も。

大河原邦男、カトキハジメ、石垣純哉らが描いた新しいスタイルのMSは評価が高く、後のガンダムシリーズでのメカデザインにおいても、
少なからず本作品から影響を受けているものも存在する。
本編には登場しなかったカトキアレンジのデザインのガンダムも殆どがガンプラ化している事からもその人気の高さがうかがえる。

シナリオも決してお姉様方を悦ばせるだけの物ではなく、むしろ前作に負けず劣らずぶっとんだ展開が多く見られ、この点がよくネタにされている。
  • ガンダムシリーズでも珍しい主人公たちが完全反体制派で、「敵から見たガンダムがいかに恐ろしいか」が強調される作風
  • 主役機なのに扱いが悪く、すぐ活躍の場を失っていくウイングガンダム
  • 何かにつけて証拠隠滅と称しガンダムを自爆させたがる主人公たち(カトル除く)
  • ガンダムファイター顔負けの身体能力を持つヒイロ
  • 第1話ラストの有名な問答、ツン→デレ→ヤン→デデン!
  • 群像劇にしたせいでガンダムが一か所に集まる機会が中々無い
  • 相手を殺しなさいと罵ったり、いくら自分勝手な行動に出たとはいえヒーロー役にグーパンするなど、気が強すぎるヒロイン達
  • そもそも主人公たちの倫理観が非常に独特
  • ガンダム以外の量産MSがどの陣営も同じかつ同じような顔でどこの組織のメカが画面に映ってるのかわかりづらい *4
などなど、全力でバカをやってバカバカしさを吹き飛ばした前作とは異なり、瞬間風速的なシリアスな笑いも多く提供している。

ただそれ以外はむしろイメージとは真逆の無骨で泥臭いストイックな代物。5人のガンダムのパイロットたちが様々な困難に直面しながらも、そこから立ち上がって平和のために戦い続けていく。モブキャラも含めて、印象に残るシーン・台詞は多い。

歴代シリーズの中でも屈指の大河モノとなっており、(異様に)個性的な各登場人物が好き勝手独自に行動するため話の展開が単調にならず、非常に味のあるストーリーとなっている。

いわゆる群像劇であり、様々なキャラクターの視点から物語が展開される。
それぞれ敵になったり協力したり、成り上がったり失脚したりと変化が激しく、とにかく視聴を飽きさせない。

「人はなぜ戦うのか」「悲惨な戦争を終わらせるにはどうすべきか」と視聴者に問題提起するシーンも多く、戦いそのものについての思想に突っ込んでいたりもする。

なんにせよ食わず嫌いは良くない。


…某米国に対する皮肉・アンチテーゼが多分に含まれている作品なのだが、実は向こうで最初に放送されたガンダムだった。
更に米国では爆発的なヒットを飛ばしており、ガンダムといえば初代よりWのイメージがある外国人が非常に多いとか。
ミーガン・フォックスのように本作を好きだと公言している者も少なくない。
SDガンダムフォース』がGとWのガンダムをメインにしているのも、放送されるアメリカではGとWが人気だったからである。(主役はGP01だが)


ちなみによく「キャラクターが老けている」と言われるが、これはデザイナーの村瀬が「実年齢より十歳上に見えるように」と描いた為らしい。
みんな異常に背が低いからまあ少年には見えるけど。


大谷幸の手掛けたBGMは秀逸な物が多く、ニュースやワイドショーでよく使われていたりする。




【ストーリー】


※CV:大塚明夫で再生して下さい。


「地球から巣立った人類は、宇宙コロニーでの生活に新たな希望を求めていた。
しかし地球圏統一連合は正義と平和の名の元に圧倒的な軍事力を以て各コロニーを制圧していった。

アフターコロニー(AC)195年。
作戦名『オペレーション・メテオ』。
連合に反目する一部のコロニー居住者達は流星に偽装した新兵器を地球に送り込む行動に出た。
だが、この作戦は既に連合本部に察知されていた……」




【キャラクター】


主要キャラクター


主人公。日系。とにかく無表情、不愛想、そして無鉄砲な少年。
主役機であるウイングガンダムを主な乗機とするのだが、なぜか扱いが悪い
どんな任務も自らの命すら惜しまず実行する凄腕の工作員。
MSの操縦技術も凄まじく、作中では計測不能とされたほど。

その一方でやることが極端で徹底的。機密保持という名目で簡単に自決しようとしたり、愛機であるウイングですらためらいなく自爆させてしまう。

異常なまでに不死身であり、常人ならば明らかに死んでいる状況に何度も陥っているが、最終的には生還している。
もはや異能生存体の域であり、誰が呼んだかガンダム界のキリコ・キュービィー

普段は口数が少ないが、ひとたび口を開けば真顔で風変わりなことを言い出し、様々な名言や迷言を残した。そのぶっ飛んだ行動と言動の数々で視聴者に笑いと涙をもたらしてくれた。

感情がないように見えるが、「感情のままに行動することは人間らしい」としており、他のガンダム乗りの1人に大きな影響を与えた。

ガンダム史上(むしろロボアニメ史上?)初、第一話とOPで撃墜された主人公。
そして「お前を殺す」というとんでもなく物騒な決め台詞を持つ。これは結果的に生存フラグになってしまったことで有名になっている。


メインヒロイン。ガンダム界の成り上がり女王。
色々とぶっ飛んだ濃いメンツが揃った本作だが、その中で埋もれる中盤は2か月くらい出番無いけどどころか際立つ個性のヒロイン。

立場が目まぐるしく変わるが、完全な平和を実現するという理想は一貫しており、そのために奔走している。
リアクションや言動がおかしい場面があり、エキセントリックな人物という評価がなされることもある。

突飛な部分が目立つが、身近な人間の死を悲しむまともな部分や、大胆な行動を起こす芯の強さもしっかり併せ持っている。
平和のため、そしてヒイロに会うためならば居ても立っていられず、どこにでも向かおうとする。
ヒイロが宮本武蔵だとするならリリーナはおつうさんみたいな気丈な女性である。

第1話で出会ったヒイロに惹かれるが、工作員である彼の顔を見たことから命を狙われる羽目に。
だが、無意識のうちに彼もまた彼女を大切な人物だと認識し、互いに惹かれ合うようになっていく。

EDは彼女の心情を歌っており、映像はサバンナで様々な動物と触れ合うというもの。
本編ではなかなか見られないような表情を見せており、彼女のS顔に目覚めた人もいるとかいないとか。
あと体重200㎏の雄ライオンを2頭抱えて持ち上げるという力を発揮したので、恐らくモビルトレースシステムも動かせる


ガンダムシリーズでおなじみの仮面をかぶったライバルキャラ
仮面のデザインから分かる通り、シャアをオマージュしている。
OZの一員ではあるが、その正体は……

戦いの中で出会ったガンダムに関心を持ち、対等な条件で決着をつけることを望んでいる。
高潔な戦士であり、彼を嫌う者からも「お前は格好良すぎる」と称賛の混じった皮肉を受け取ってしまう名パイロット。

一方で、軍人としては非情になり切れない甘さがある。そこが彼の魅力なのだが、本人としてはそんな自分を疎ましく思い、葛藤する場面も。

半ば人間を辞めてる本作の主人公より主人公らしい人物。



ガンダムデスサイズを駆る少年。アメリカ系。自称は死神で三つ編みがトレードマーク。
ヒイロと同じく、工作員としての技術や操縦の腕前はかなりのもの。

変人揃いのガンダムパイロットの中でも常人並みの社交性があり、軽口を叩くことも。
死神のイメージとは裏腹に明るく親しみやすい人物であり、作品の良心ともいわれる。それを示すように放映当時の人気はNo.1であった。

だが、作中では愛機を爆破されたり、パーツを盗られたり、殴られたりとロクな目に遇ってない。
本編どころか続編のOVA、しまいには完結編である数十年後を描いた小説版でまで貧乏くじを引かされ続けていた。

トロワ・バートン
CV:中原茂

長い前髪が目立つ少年。欧州系。乗機はガンダムヘビーアームズ。
アニメ界の特徴的前髪選手権に出ればトップ10入りは間違いないだろう。
変な髪型だが、素顔は女性と見まがうほどの美貌を持ち、筋肉もすごい。嘴平伊之助かオマエは。

ヒイロと同等の寡黙な人物。同じく自らの命すら顧みないところがあるが、彼と違って非常に面倒見がよい。

地球に降下した時にはサーカス団の一員として活動していた。優しき道化師。そこで出会ったキャスリンとの交流で少しずつ心境に変化が生まれていく。

工作員、MSパイロットとしての腕のさることながら、曲芸じみた身のこなしも誇る。


ガンダムサンドロックを操るお坊ちゃん。アラブ系。
名家の出であり、色々な方面に顔が効く。
多数のメンバーがいるマグアナック隊の指揮も執る。
鋭敏な感覚を備えておりNTのような能力を持つ。

デュオに並ぶ常識人にして、他者を労わることを忘れない心優しく穏やかな少年。
それだけに、様々な悪い状況が重なって完全にキレてしまった時には、非常に恐ろしい人物と化した。

主人公5人の中では唯一女性声優が声を当てているため、カセットドラマではあらぬ疑惑を抱かれた。


シェンロンガンダムのパイロット。中華系。見りゃわかる。
本人は愛機を「ナタク」と呼ぶ。それは[[安能務]]の誤訳で中国では「ナーサ」読みなんだけど…
己の決めた正義こそが行動理念であり、協調性の欠如した苛烈な男。

頭が固いという訳ではなく、作戦行動中OZの策略をガンダムパイロットの中で唯一見抜くなど、達観した面もある。
女と弱い者とは戦わないという信念を持つが、差別主義者ではない。
昔は冷めたインテリ学生だったらしい。

5人のガンダムパイロットの中では体術の実力も抜きんでている。さすがにトレーズ閣下には通用しなかったが、彼に負けたことで因縁が芽生える。

当初は高木渉が声を担当する予定だったが諸事情で変更になり、その代わりに次作主役を射止める事になったとか。

スパロボでの活躍はごひ(スパロボ)を参照。


OZ


ガンダム界に燦然と輝くエレガント閣下。素敵眉毛1号。25歳。
OZの総帥を務め、様々な策を弄して戦いを呼び起こそうとする。

戦争および戦いに関しては独自の美学と哲学を持っており、無人兵器であるモビルドールの導入については真っ向から反対の姿勢をとった。

類い稀なカリスマ性に加え生身でもMS戦でも作中最強クラス、さらに秘密裏にガンダムまで作っちゃう完璧超人。

「私は敗者になりたい」に代表されるように意図をくみ取りづらい発言が多く、考えが分かりにくいが、言っている事は意外と深い。


レディ・アン
CV:紗ゆり

トレーズの副官。彼に心酔しており、理想の実現のため尽力する。テントウムシポケモンではない
ただし、序盤では強引な手を使ってでも目的を達成しようとすることが多く、彼の思想まで理解しているとはいいがたかった。

眼鏡を外して軍服を脱ぐと雰囲気がまるで変わり、視聴者を驚かせた。
手段を選ばない強硬な軍人、儚げな美女という、二つの顔を持つ。


ルクレツィア・ノイン
CV:横山智佐

ゼクスの伴侶。作中屈指のイイ女。おっぱいがでかい
彼とは士官学校の同期であり、現在は教官を務めている。
教え子がいる宿舎を五飛に狙われ、彼との因縁が芽生える。
一見常識人だが、言動の端々にゼクスに対する深過ぎる愛が垣間見える。

ボンボン版ではウイングガンダムにさも乗り継ぎますみたいな感じで描かれていたが別にそんなことはこれっぽっちも無かった。
ビームサーベルで丸焼きにされたりはしないし、ナデシコのエステ3人娘の1人帝国華撃団にいたりとかしていない。

ツバロフ・ビルモン
CV:幹本雄之

OZのMS技師長。鉤鼻のおじさん。
人間を信用せず、自分の開発したモビルドールに依存する。


ゼクスの部下である脇役。
やけに目立つ活躍から印象に残っている視聴者も多いことだろう。

ゼクス王、バンッザァァァァァァァイッ!!!



ロームフェラ財団

デルマイユ
CV:加藤治

ロームフェラ代表代行。財団内で権力を握ろうと画策している。
エレガントになれなかったおじいちゃん。
ちなみの素敵眉毛二人の親戚。


ホワイトファング

カーンズ
CV:市川治

ホワイトファング創設者。メガネのおじいちゃん。
本編では若干影が薄いが、後の作品でもちょくちょく名前が出てくる。
声はノリス大佐


ガンダムを取り巻く人々

キャスリン・ブルーム
CV:鈴木砂織(後の杉本砂織)

サーカス団の花形スターを務める美少女。特技はナイフ投げ。おっぱいがでかい
不愛想なトロワを何かと気遣ってくれる。
弟を亡くした過去があり、トロワを彼と重ねている。
トロワの姉にして嫁。
???「あのですねぇ! やめなさいよそういう不健全な絡みは!」

サリィ・ポォ
CV:冬馬由美

連合軍軍医。ガンダムパイロットの協力者。おっぱいがとてもでかい
OZに反抗するゲリラにも参加している。
作中で五飛に助けられて以降、彼の行方をたびたび気にしている。
気が強く父性的なヒロインが多い本作では屈指の母性溢れるお姉さん。素敵。
別に貴族の娘であったパン屋の娘ではない。

ヒルデ・シュバイカー
CV:荒木香恵

コロニー出身のOZ志願兵。
新米だが、すでに死ぬ覚悟は決まっているという意思を示す。
敵として出会ったデュオに惹かれ、己の進むべき道について考えるようになる。デュオの嫁…だったのだが数十年後を描いた小説版ではカオスなことに…。

マグアナック隊
中東出身者から成る総勢40名のMSパイロットたち。
カトルを始めとしたガンダムパイロットたちを支えるいい男たち部隊。
この手のモブキャラでは珍しく最後まで全員生還した


トレーズやデルマイユの親戚にあたる美少女。
その血筋か、V字に分かれた眉毛を持つ。
ロームフェラ財団からの留学生で、リリーナの学園に突如編入してきた。

リリーナのファンを自称し、様をつけて呼び尊敬している。
その一方、完全平和主義の達成を目指す彼女に対し、臆面もなく自分は戦いが大好きだと言い放つなど、彼女に負けじと強烈な存在感を放つ女。

誰よりも戦いが起こることを望んでおり、初登場回に「早く戦争になぁ~れ~♪」というもの凄い台詞を放った。

だが、その真意は終盤になって明かされる……



ガンダム開発者
ドクターJ
CV:稲葉実
プロフェッサーG
CV:藤本譲
ドクトルS
CV:大滝進矢
H教授
CV:田口昂
老師O
CV:広瀬正志

マッドな五人のジジイ共。
それぞれの得意分野を最大限に生かした化け物ガンダムを生み出した。ある意味主役にして混沌を呼び寄せる疫病神

ハワード
CV:石田弘志

トールギス誕生にも関わっている元マッドなジジイ共の一味。
地球に降りてサルベージ業を営んでいる。
5人に比べればマッドさはないが優秀な技術者である。

指導者ヒイロ・ユイ
AC175年にOZによって暗殺されたコロニーの平和指導者。ヒイロの名前の元になった人。
よくこっちがLUNAR2の主人公とネタにされる・・・
確かに中の人は同じだが・・・



【組織・勢力】


スペースコロニー
地球圏の各ラグランジュポイントに存在するスペースコロニー群。
AC暦の初頭から開発が進められたが、スポンサーである各地上国家間の争いがコロニー間へと波及し、結果一時は宇宙移民事業が衰退しかけた。
しかし石油産業を見限りコロニー開発に注力し始めた中東諸国の仲介で調停が進められ活気を取り戻し、AC100年頃からコロニー建造ラッシュを経て多くのスペースコロニーが建造された。
AC195年頃には安定期となり、各コロニーは協力し膨大な人口を有する一大国家の様相となっている。
連合からの武力制圧を受けていることもあり大きな武力は持っていなかったが、連合やOZに対する一部の反抗勢力がオペレーション・メテオを実行したことで再び戦乱の時代に突入していく。

地球圏統一連合
かつて地球各地で起こった紛争を解決するために各国が連携し組織された集団的安全保障組織。
といっても全ての国家が賛同したわけではなく、成立後も非参加国との紛争は継続し、地球での支配権を確固たるものとした後も、
平和維持を口実に各コロニーを武力制圧し、事実上地球圏を支配していた。
しかし、AC195年には強硬路線から平和路線へと転換し軍縮に向かっており、それを疎んだOZの反乱によって崩壊する。

OZ(オズ)
ロームフェラ財団の先兵として組織された秘密結社。
指導者ヒイロ・ユイの暗殺など歴史を影から動かしてきた存在であり、AC195年には統一連合のスペシャルMS部隊、通称「スペシャルズ」に名を変え潜伏していた。
ガンダムの攻撃目標であり、序盤には連合を内部から崩壊させ各コロニーとも友好関係を築くまでになったが、
中盤ではOZ自体もトレーズ派とデルマイユ派に分かれ内部抗争を繰り返し、最後はトレーズ派が主流となる。

サンクキングダム
かつて「完全平和主義」を唱えた地球の国家。
徹底した平和主義は近隣諸国からも共感を得ていたが、その影響力を警戒した統一連合軍部から攻撃を受け武力制圧されてしまう。
その後、統一連合崩壊に伴い解放され、王族であるリリーナの帰還によって再建されるが、今度はロームフェラからの攻撃を受け再度崩壊してしまう。

ロームフェラ財団
古来より存在した王侯貴族などの特権階級からなる巨大財団。やたら中世貴族主義に傾倒している。
強い政治的影響力と財力を持ち、統一連合の後ろ盾としてMS開発をはじめとする軍備拡張を促した存在である。
OZのスポンサーでもあり、連合の崩壊後は共に歴史の表舞台に躍り出る。
デルマイユ候が事実上のリーダーだったが、旗印として代表に据えたはずのリリーナの予想外の影響力によりデルマイユ派は弱体化。終盤にはトレーズによってリリーナは解任され、トレーズの下OZと共に最後の戦争に臨む。
新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFIST』において暗号解読の過程で、1956年ウィーンにおいて「ロームフェラ栄光が生まれた」
という設定が明かされた。具体的に何があったのかは作中人物が興味を示さなかったため描写されていない。

ホワイトファング
コロニーの「革命闘士」を名乗る武力集団。終盤に登場。
実体としては各コロニーに潜伏していた過激派や連合宇宙軍残党、OZトレーズ派一部などが寄り集まって出来た物。
連合、OZ、ロームフェラと地球側に支配されてきたコロニー圏の解放を訴え武力蜂起。
ミリアルドをリーダーに迎え、トレーズの支配下となったロームフェラとの戦争へと突入する。



【メカニック】


本作のメカニックの特色として、「アビリティレベル」による能力表記がある。
宇宙世紀作品群では全高と本体重量だけでなく、燃料や推進剤等を含んだ全備重量、ジェネレータ出力やスラスター推力といった大量の数値が並ぶのに対し、
本作では具体的な数値を全高と本体重量の二つのみにとどめ、それ以外はアビリティレベルにより、標準的MSリーオーの何パーセントであるかで表現される。

アビリティレベルで表現される能力は以下の五つ。
  • ファイティングアビリティ(格闘能力)
  • ウエポンズアビリティ(火力)
  • スピードアビリティ(機動性、瞬発力)
  • パワーアビリティ(駆動力)
  • アーマードアビリティ(装甲強度)
トランスフォーマーシリーズの設定資料「テックスペック」にも似た、機体同士の能力比較や特性の把握が容易としながらも、物語に入り込むのに邪魔にならない単純明快な表現となっている。


ガンダムタイプ

今作における「ガンダム」はガンダニュウム合金で造られたMSの俗称。
作中では「コロニーの反抗の象徴」として扱われる。

ウイングガンダム
翼を持ち、バード形態に変形することで高速で空を駆ける。
バスターライフルの威力も絶大であり、複数のMSを一度に撃破する火力を発揮する。

その一方、恐らくガンダム史上最も扱いが不遇な主役機。ある意味、この後の不幸メカ度判定に1つのラインを引いた。
自爆乗り捨て囮何でもござれ。
まあ最近は出る度にボロボロ、人間ミンチ、パイロットの母親に寝取られ、しまいには生体コア化っていうガンダム・エアリアルなるデッドヒート相手が出てきたけど。

ガンダムデスサイズ
死神を思わせる姿のガンダム。
大鎌であるビームサイズはOZのMSを容易く両断する。
鎌+黒+死神と、少年達の心をくすぐる人気ガンダム。

ガンダムヘビーアームズ
元祖全身火薬庫。
機体の各所に仕込まれた弾丸やミサイルを盛大に撃ちまくる。
元祖フルバーストなロマン機体。弾切れしてからが本番。
好評だったのか、次回作にもガンダムレオパルドというモロオマージュ機体が登場。

ガンダムサンドロック
砂漠の王子。マグアナック隊を率いる指揮官機でもある。
ヒートショーテルを振り下ろすブッピガンというSEが印象的。
武器のショーテルが少々特殊で制作側も持て余したのか、序盤は特に弧の外側で斬ったり内側で斬ったりコロコロ変わる。

シェンロンガンダム
前番組のドラゴンガンダムに続く、中華風の龍を模したガンダム。
同じく腕が伸びる機構を備えており、リーチが長く格闘戦に強い。
火炎放射器といった他の4機にはない独特な武装もあり、また後継機のアルトロンガンダムにはビームキャノンも追加され、単なる格闘機とは言えない隙のない機体となる。


ウイングガンダムゼロ
「原点にして頂点のガンダム」。
コロ二ーすら容易に破壊できる圧倒的な攻撃性能と、パイロットを戦闘マシーンに変えてしまうコクピットを持つ危険極まりないMS。
ウィングガンダムに代わる後継主役機のポジションに当たる機体だが、こいつもこいつで乗り手がコロコロ変わり、最終的には乗っていたゼクスがヒイロと交換する事で落ち着いた。
ウィングガンダムが不幸な主役ガンダムの走りに対し、こちらは不吉・不人情な主役ガンダムの走り。

ガンダムエピオン
トレーズの魂が形になったガンダム。
装備しているのは近接戦闘用の武器のみとシリーズ屈指のエレガントなロマン機体。ただしMA形態はエレガントじゃない
一時期主人公のヒイロが乗っていたが、先述の通りゼクスと交換したという珍しい経歴を持つラスボス機体。
ウイングゼロとの最終決戦でバルカンを撃っていたような気がするが気のせいである。
たぶんGガン水魔の世界だったらめっちゃ強い。惜しまれるのがGの影忍が早すぎたこと。


OZ系MS

頭部に四角いテレビのようなセンサーカメラがあるのが共通点。
殆どは星座をモチーフに名前を付けられているが、伝統故か、格差も激しい。
昭和の少年ジャンプで培われた身分制度が再び首をもたげる。
ただし本編放送中に全星座が出揃わなかったため、格差が問題になることはなかった。

ちなみに今回の星座格差は
公式チート量産機乙女座、巨大戦艦天秤座、愛され量産機獅子座・牡牛座・牡羊座、不遇量産機蟹座・魚座・山羊座、となる。
番外編も含めればガンダムになった双子座・水瓶座、パイロットに恵まれない高性能機蠍座あたりも勝ち組。
…ちなみに、射手座はない。本編番外含めて射手座はいない。蛇遣い座はいるのに。

トールギス
AC世界での初の戦闘用MSにして本作品屈指の名機。
非ガンダムでありながらかなりの人気を誇る。

凄まじいまでの出力を誇り、乗り手への気配りは皆無
パイロットにとんでもないGを与える暴れ馬という、『空想科学読本』をそのまま形にしたような機体。
(なお『最後の空想科学大戦!』ではあからさまに本機を元ネタとした「七色の彗星サア」という動く棺桶ロボが登場している)

何を考えたのかこの欠陥を解消せずにIIまで出た。OVAではIIIすらいる。

リーオー
やられメカその1。最初から最後まで頑張った名量産機。獅子座。
実はほとんどのメインキャラが搭乗している。

エアリーズ
やられメカその2。地球上ではかなりの数が運用されている空戦用MS。牡羊座。
バスターライフルの最初の犠牲者になったりサンドロックに蟹挟みで真っ二つにされたりヘビーアームズにズタズタに斬り刻まれたりとやられ方がエグい。

しかしながら、この機体を駆るゲストキャラとメインキャラゆえかMS人気はリーオーに次いで高い。

●トラゴス
やられメカその3。可変型のはずだが作中はほぼタンク姿の砲戦用MS。山羊座。
リーオーやエアリーズと比べると若干影が薄い。

キャンサー
やられメカその4。水中用MS。安定の蟹座。
ほぼ蟹。ゲストキャラであるパイロットが図に乗りすぎた結果トールギスに引きちぎられました。扱いの悪さは蟹座故。

パイシーズ
やられメカその5。水中用MS。魚座。
キャンサーに比べ戦闘力は低いが汎用性が高くサルベージなどに使われている。蟹座よりマシ。作業用。

トーラス
モビルドールという、今までありそうで無かった「無人のMS」。牡牛座。要するに鉄人28号の本来のコンセプト。
無人であるが故乗り手の負担を考える必要がないため機動性は高く、宇宙用に改修前であればガンダムすら翻弄する。
もともと有人機であるため人が乗っても性能は高く色が塗り替えられ様々な所属で使用されている。
見た目が鋭角的でカッコいいこの機体がリーオーやエアリーズをばんばか討伐していくのは、さながらスネ夫に虐められるのび太のような光景である…。
まあビルゴ登場後はやられメカその6になったが。

ビルゴ
トーラスの後に開発されたMD専用MS。公式チートの乙女座。スネ夫をも超えるジャイアンのような機体である。
コイツも結構な人気があったりする。
末期にはやられメカその7となる。

ヴァイエイト
OZに捕らわれたマッド爺どもが作り上げた最強の矛。風神。
武器は大型ビームキャノンのみという潔さ。

メリクリウス
OZに(ry。最強の楯。雷神。
プラネイトディフェンサーというゲームに登場すると鬱陶しい防御兵装を持つ。


船舶

●ピースミリオン
太陽系外まで航行可能な超巨大宇宙船。

●リーブラ
ピースミリオン級超巨大宇宙戦艦。天秤座。
宇宙から地球上の島一つを丸ごと消滅させられる巨大なビーム砲を備える。
本作のラスボス兼ラストステージとなる。



スパロボでは】


初参戦は1996年発売の『新スーパーロボット大戦』。
まだ放送終了から1年も経っていない超スピード参戦であり、放送中に制作された為ヒイロ、リリーナ、ゼクスしか出てこないいるだけ参戦であった。

マトモに再現されたのは翌1997年発売の『スーパーロボット大戦F』だが、当時のニュータイプ至上主義の弊害をモロに食らっており、性能はイマイチであった。
原作要素が妙な方向に反映された、精神コマンド「自爆」所有率の異常な高さも語り草になった。
シナリオ面では一気に存在感が増すものの、アムロカミーユによるカトルの説得を皮切りに説得連鎖を行わなければ最終盤に五飛が入るだけという攻略本必携の扱いで、良し悪しの印象は紙一重と言わざるを得ない。

以降も人気作ゆえ参戦回数は多いが、登場人物が中々一か所に集まらない上に、本作を参戦させると地球圏を支配する体制側と対立することになる為、
当初は敵として登場するか、あるいはオリジナル主人公も反体制側にするしかなくなるという点から、
次回作『Endless Waltz』が優遇されがちで既に完結済み、ということが非常に多い。
「Wの5人が当初は敵として参戦」方式を取ると、前期主役機は敵としてしか使えなくなるのも難点。
ウイングガンダムなどその煽りをモロに受けており、『スーパーロボット大戦D』では後半しか再現されないので台詞でしか出てこないという扱いであった。
「主人公たちも反体制側」方式の例としては「ズール大帝こそが正義だ!」で有名な『スーパーロボット大戦64』が挙げられる。

なお姉妹作『スーパーヒーロー作戦』ではGと共に未来時空のメインシナリオとして参戦。
ウルトラセブン』で構想のみ描かれた宇宙コロニーがヒイロたちの故郷という設定になった。
本作を参戦させたせいでウルトラシリーズの防衛隊が(黒幕の介入に伴い)急激に腐敗して悪役化するという事態に陥っているが、
それを除けば意外と再現シナリオ自体は多い。





冥殿に反目する一部のWiki篭り達はネタ項目に偽装した秀逸項目を追記・修正する行動に出た。
だが、この作戦は既に運営本部に察知されていた……

(冥ω殿)「BBS消しで十分とするか。前立腺の雇われアナルは功を焦る物ではない」
ツヴァイ「随分と自治厨向きの発言をなさいますね」
(冥ω殿)「言っただろ、私は管理人なのだよ」

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最終更新:2025年04月14日 14:54

*1 後半担当の高松監督によると、参加した時点で作業時間が全くなかったため苦肉の策として総集編を挟み、無理矢理作業時間を確保したとのこと。

*2 OP曲が2種類ある他のガンダム作品と比べると変更がかなり遅い。Zが全50話中の24話、ZZが全47話中の26話、Gが49話中の26話、Xが全39話中の27話とおおよそ2クール目を過ぎたあたりで変更されている。例外はVが全51話中の32話、∀が全50話中39話。

*3 理由に関しては現在でもはっきりとはわかっていない。スタッフから「楽しそうに作っていた」という証言があったり手腕を称賛するコメントが多かったりと悪感情を抱かれていない様子が伺える事ため、逃げたという事は無さそうである。後半監督の高松信司氏によると参加した時点で30話のAパートは池田監督のチェックが入っていたが、Bパートには入っておらず、以降の話はシナリオが入っていないという状況だったらしく、本当に急な降板だったようだ。

*4 これにはサンライズも反省したのか、似たような反体制側が主役の『00』では、陣営ごとにMSの系統を大きく変え、陣営同士が協力するようになってから規格が統一されるようになった。また、同じ反体制がメインを務める『鉄血のオルフェンズ』もメインの敵組織はガンダムを除いて規格が統一されているが、宇宙海賊や民間軍事会社等は全く別の機体を使っているという設定にすることで判別を容易にしてる。