&font(#6495ED){登録日}:2013/07/13(日) 21:09:10 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &font(#008000){注意したまえ!} &font(#008000){この項目は『世界樹の迷宮Ⅳ 伝承の巨神』の重大なネタバレを含んでいる。} &font(#008000){もし本編をまだクリアしていない、} &font(#008000){あるいは未購入の場合であれば、これ以上の閲覧は} &font(#008000){君の興を大きく削ぐことになりかねない。} &font(#008000){この忠告を聞いた上で、} &font(#008000){君はただちにブラウザバックを行ってもいいし} &font(#008000){ネタバレを承知でスクロールバーを下に動かしてもいい。} &font(#ff0000){蟲} &font(#ff0000){失敗} &font(#ff0000){''開けるな''} 歪みし豊穣の神樹とは、『世界樹の迷宮Ⅳ 伝承の巨神』に登場するボスモンスターである。 本項では前座・第1形態の「悪食の妖蛆」についても記述する。 ■概要 両者ともクリア後に訪れる第6迷宮「暗黒ノ殿」のボスにして、本作の裏ラスボス。 第1形態の妖蛆は角が生えた緑色のでっかい王m・・・もとい芋虫の姿。 第2形態の神樹は黒いクラゲだかキノコだかの造形に鉤爪、蕾の各2本(計4本)の触手が生えた一つ目の巨大な怪物。 その正体は旧時代の人間達が生み出した「''世界樹計画''」の成れの果て。 本来は『蟲』を利用して万が一に世界樹の力が暴走した時に世界樹そのものを喰らうことで暴走を止める算段だったはずが、結果的に制御できず当時の人間達を滅ぼす原因となってしまった。 そして蟲が取り込んだ世界樹の力は歪みに歪み、長い年月の末に邪悪な樹の怪物へと変貌した。 実際、モンスター図鑑で神樹の足元をよく見ると、背中がぱっくり裂けた妖蛆の死骸から生えた形になっているのがよく分かる。 蟲に取り込まれる側から、逆に寄生する側へと立場が逆転したことを暗に示している。 世界樹クリア後の恒例に漏れず、その実力は恐ろしいの一言に尽きる。 しかし従来の裏ラスボスとは違い、プレイヤーの前準備で弱体化できる救済要素も存在する。(後述) これにより正攻法でも戦える真っ当な強さに成り下がるが、逆に言うと弱体化させなかった場合はいつもの極悪パズルボスと化す。 例え低難易度のカジュアルでもhage(全滅)の可能性があるほど。(本作は難易度カジュアル、ノーマルの2択) 前作のクトゥルフ同様、階段を下りてすぐ直進すれば悪食の妖蛆から戦える。 が、その前に弱体化の方法について解説する。 ◆準備 まず、B3Fでは「円筒状の容器」というキーアイテムが手に入る。 これは妖蛆の手前の部屋の機械に使うものだが、入手した時点では空。 B3Fの各所にはそれぞれ &font(#ff0000){''レッド''} &font(#0000ff){''ブルー''} &font(#ffdc00){''イエロー''} &font(#008000){''グリーン''} &font(#808080){''ホワイト''} の5色の薬液注入ポイントが点在しており、まずは薬液で容器を最大5色分満たさなければならない。 裏ラスボスを弱体化させるには、この円筒状の容器に特定の順番で薬液を注入していく必要がある。 順番のヒントはこれまた各所に落ちている8つの書物から得られるが、この手の謎解きが苦手な人には全部のヒントを掻き集めても解くのは難しいかもしれない。 また、フロア自体の仕掛けが面倒臭いために薬液まで辿り着くのにも苦労する。 何より通常エンカウントの雑魚モンスターがあまりにも凶悪すぎるため、道中で全滅の危険性すら漂う。 特に&font(#ff0000){''赤獅子''}+&font(#0000ff){''ホロウメイガス''}+&font(#ffdc00){''ライデンジュウ''}(''後列'')のパーティは出会ったが最後、高確率で全滅するという最悪の組み合わせで有名。 数多のボウケンシャーが薬液を集め切る前に綿毛となったという・・・ なんとか順番通りに薬液を入れ、妖蛆に与えればようやく弱体化。 あくまで任意なので必須という訳ではないが、撃破が目的ならやるのとやらないのとで本当に難易度が違う。 ここからは弱体時の特徴もあわせて解説する。 ◆&font(#008000){''悪食の妖蛆''} HP:10000 前座の芋虫。 攻撃力がシャレにならないほど高く、広範囲にダメージを与えるスキルが多い。 ターン経過で勝手に自滅してくれるが、その余波でパーティも壊滅級のダメージを受けるため、それまでに倒せるだけの攻撃力か、凌ぎ切れるだけの耐久力は欲しい。 弱体化すると各攻撃スキルの威力が低下し、被ダメージが減る。 使用スキル([]には使用部位が入る) ・消化液 [頭] 全体攻撃。当たると物理防御DOWN。 なんと属性自体が設定されておらず、防御以外の行動では軽減不可能。 ・ヘビープレス [脚] 壊属性の拡散攻撃。通常時ではすっごく痛い。 ・地響き [脚] 壊属性の全体攻撃。 ヘビープレス程ではないがダメージがでかく、スタンのおまけ付き。 ・防護の糸 [頭] 強化スキル。自身の物理・属性防御UP。 弱体化のほうが倍率高いという謎。 ・力の暴走 [-] 自爆スキル。 防御しても1000ぐらいのダメージを喰らう。カジュアルでも被害は甚大。 このスキルを繰り出した時点で強制的に第2形態へ移行する。 そして・・・ 体皮を食い破り、&font(#800080){''窮''}''極の生命''が花開く (BGM:伝承の後継者) ◆&font(#800080){''歪みし豊穣の神樹''} HP: 70000(通常時)/ 35000(弱体時) 名前の割に歪みねぇ強さの裏ラスボス。 戦闘ではこいつ以外に ・''悪を尊ぶ背徳の蕾'' ・''自己愛で花開く蕾'' ・''勇気を嘲笑う鉤爪'' ・''欲に狂う黒き鉤爪'' という、こっ恥ずかしい事この上ないネーミングセンスの触手4本がパーツとして付随する。 本体と鉤爪は後列に陣取っているので、先に蕾を潰さない限り前列に引きずり出すことは不可能。 本体の使用スキル(依存部位は全部頭) ・消耗の結界 そのターンの''消費TPが2倍''になる。 ただでさえ長期戦が免れない戦いで不意にやられると、ボディブローのようにジワジワ効いて来る。 ・消散の波動 パーティ全体の強化を全て消し去る。 触手の分だけ手数も多いこの戦いでは防御力が重要なため、全部消されると辛い。 ・虚無の結界 通常時のみ使用。バーストゲージが100減少する。 これと後述の黄昏コンボは鬼畜の一言。 ・&font(#ff0000){メギドフレイム}/&font(#008cff){カオスブリザード}/&font(#ffdc00){サイクロンボルト} 裏ラスボス定番の3属性全体攻撃。 通常時のダメージ値が狂っている。耐性上げても生き残れるかと言われたら怪しいレベル。 弱体時は耐性上げれば幾分か良心的に落ち着く。 ・混沌の抱擁 パーティ全体に即死を除いたいずれかの状態異常をかける。 通常時の毒ダメージは500前後と完全に致死量クラス。 ・深緑の聖櫃 連携スキル。触手の数が多いほど全体に無属性大ダメージを与えてくる。 触手を行動不能にしても威力は低下しない。ひでぇ。 ・神々の黄昏 通常時のみ使用。全体に即死を付与する。 無印のフォレストセルのネクローシスと似ているが、こちらは&font(#ff0000){''対象の耐性ガン無視で100%成功する''}という極悪極まりない性能である。 止める手段も限られており、スタン効果のあるスキルで先に潰すぐらいしか有効な対策はない。 バーストスキルのジオインパクトが最も確実だが、それも虚無の結界でゲージを削られた日には・・・ 蕾の使用スキル(依存部位は全部腕、属性も突オンリー) ・ヘッドクラッシュ 頭封じ付与の貫通攻撃。 ・テンタクルロッド 麻痺+物理・属性防御DOWN効果をもたらす列攻撃。 ・レイジングバッド スタン付与の単体攻撃。 行動速度が速いので先に繰り出されるとウザイ。 ・ライオットランス 蕾2本の連携スキル。全体ランダムで5~7回攻撃を行い、頭・腕・脚封じが発生する。 本体の体力が一定量減るまでは使わない。 鉤爪の使用スキル(依存部位は全部脚・属性も斬オンリー) ・アームクラッシュ 腕封じ付与の拡散攻撃。 ・グランドシザー 盲目+物理・属性攻撃DOWNをもたらす列攻撃。 ・デスハング 即死付与の単体攻撃。 触手の単独スキルでは一番タチが悪いかも知れない。 ・ギロチン 鉤爪の連携スキル。全体攻撃。 通常時は文字通り処刑されかねない超威力なので、絶対に連携させてはならない。 なお、通常時/弱体時は攻撃スキルの威力だけでなく、行動パターンなどがだいぶ違う。 具体的には 移行直後の行動・・・虚無の結界/消耗の結界 本体の始動条件・・・触手を1本以上撃破かターン経過/左の条件のみ 本体の行動パターン・・・ランダム要素含む/完全固定&一部スキル封印 触手の行動パターン・・・常に4本が毎ターン攻撃/奇数ターンは蕾、偶数は鉤爪と交互に動く という感じ。 言うまでもなく通常時が一番鬼畜で、攻撃頻度も多い。 更に触手の撃破を待たずに動き出すことがままあり、数にものを言わせた波状攻撃は熾烈の一言。 本体の待機中は目を閉じており、全ダメージが大幅にカットされてしまうが何もしてこない。 開眼してからが攻撃チャンス。 特に弱体時は全属性弱点となるだけでなく、通常時に比べて状態異常・封じ耐性も比較的低下。 混乱やら呪いやら、割と色々効いたり。 スキルの依存部位がそれぞれハッキリしているため、的確な部位封じが明暗を分ける。 特に本体は、触手を全滅させたうえで頭を封じてしまえば何もできなくなる。 だが、通常時/弱体時ともに目を閉じると状態異常・封じリセット&触手が復活するので注意。 概要で述べたように弱体時の強さは正統的で、レベル上げと作戦を怠らなければ勝算は十分見込める。 カジュアルなら尚更。 その分、通常時の強さはまさに絶望的。 幼子や禍神のような極端にトチ狂った威力の攻撃こそ無いものの、無対策では全体確定即死や怒涛の触手ラッシュで殲滅されるのは目に見えて明らか。 通常時、それも難易度ノーマルの神樹を撃破することが出来れば、真に本作を極めたといっても過言ではないだろう。 固有ドロップの「歪緑の樹核」からは全武器種の最強装備が生産できる。 しかしネーミングが全部「世界樹の~」とはいかがなものか・・・(砲剣のみ例外) ◆余談 冒頭の一文「蟲 失敗 開けるな」は暗黒ノ殿B1Fの道中イベントで、床の古びたメモに書かれていたもの。 ただでさえ雰囲気のヤバすぎる迷宮の中で読まされるという事もあって、ストレートに恐怖を煽られる。 第2形態移行時の「''窮''」(究)極という表現は、神樹の人智を超えた力とその生い立ちをかけたダブルミーニングであろう。 あと、実は神樹には''即死が効いてしまう。'' だが成功確率は本当に極稀であり、よほどLUCとリアルラックに恵まれないと拝めない。 これは本作の仕様上、コイツ等のボスに割り当てられる一番高い状態異常耐性が「''限りなく無効に近い''」となっているためで、「''完全に無効化される''」わけではないのが原因。 実際、他のボスでも即死が稀に効いてしまう個体はいたりする。 ちなみに通常時と弱体時で、撃破後や街に帰ったときの台詞が微妙に違うらしい。 (筆者はそこまでした事がないので追記求む) 追記・修正は通常時&難易度ノーマルの神樹を撃破した方にお願いします。 ---- &link_up(△)&aname(メニュー,option=nolink){メニュー} &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー)&link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #comment