Dr.ヒネラー

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&font(#6495ED){登録日}:2014/06/09 (月) 09:34:34
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&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます

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[[電磁戦隊メガレンジャー]]に登場する敵組織・[[邪電王国ネジレジア]]の地球攻略軍司令官。
演じるのは森下哲夫。

名前の由来は「捻る」。


**【概要】
ネジレ次元に位置する円盤状の要塞、デスネジロを拠点に三次元世界の征服を狙い、ネジレ科学を用いて地球侵略の指揮を執る科学者。
ネジレジアのトップではなく、国王ジャビウス1世の部下であり、彼の命により司令官の座に就いている。

巨大戦艦ネジクラッシャーを使って地球侵攻を試みたが、[[ギャラクシーメガ]]に撃沈され失敗。
以降はスーパー戦隊シリーズの怪人に該当する「ネジレ獣」を送り、メガレンジャーに戦いを挑む。
このネジレ獣はネジレ魔方陣に卵(様々な生物や植物を組み合わせたネジレ獣の遺伝子)を置き、ネジレエネルギーを注いで誕生する。
(中にはビビデビや[[ギレール]]が製作した個体もあるので、毎回ヒネラーが送り出しているわけではない)

基本的に冷酷非道で、人間を「不完全な存在」と蔑んで見下している。理由は後述。
ユガンデやシボレナの生みの親でもあり、彼らに関しては「最高傑作」と称し、実の息子・娘の如く深い愛情を持って接しており、
彼らが傷つけられる事を決して許しはしない。

[[9年後>轟轟戦隊ボウケンジャー]]では芸能界、[[12年後>侍戦隊シンケンジャー]]は牛型ロボットに関わることになる。



**【物語中盤より】
テコ入れとして本国から送られてきたギレールに関しては部下の一人として接していたが、ユガンデを捨て駒同然に扱う様に激昂。
「潜在能力を引き出す」と称して、強力な副作用を持つネジレゲンカプセルで暴走させた末、謀殺に追い込んだ。
&font(l){そもそも「どんな手を使ってでも〜」と言い出したのは他ならぬギレール本人であるが}

37話は出かけていて留守だった。
33話以降はネジレ獣に金属粒子を加えより強力となったサイコネジラー、
38話からは悪の戦隊[[邪電戦隊ネジレンジャー>邪電戦隊ネジレンジャー(電磁戦隊メガレンジャー)]]を創り出し、より一層メガレンジャーを苦しめた。
しかし、ネジレンジャーは戦闘能力こそメガレンジャーを上回っていたが、同じ色のメガレンジャーしか狙わないこととチームワークが最悪という短所があり、その欠点を見抜かれた結果、作戦はことごとく失敗し、全員撃破されてしまった。
ネジレンジャーの戦力は大きな期待を寄せていた分、焦りを見せることも多くなった。

しかし、ネジレンジャーを作成した理由はメガレンジャー打倒だけではなかった。
ネジレンジャーをジャビウス1世の細胞から創ることで、彼らのエネルギーの消耗とジャビウスの体力の消耗を連動。
それによってジャビウス1世を消滅させるのが、ヒネラーの狙いであった。要するに捨て駒である。
だが、この目論見の達成とメガレンジャー打倒の一挙両得を狙った結果、ジャビウスの弱体化に気を配り過ぎて、メガレンジャーを葬るチャンスを幾度も逃してしまうことになった。

そしてヒネラーはジャビウス1世の心臓となる機械核ジャビウスハートを入手、自分の目的を果たすべく動き出す。
彼の真の目的……それはジャビウスハートの力で人類をカードに変換し、データとして管理、そして思いのままに作り変えることであった。
一時は[[メガシルバー>メガシルバー/早川裕作]]を除く五人をカード化することに成功したが、幽体となっていたネジレンジャーがジャビウスハートで復活するという予想外の事態が発生。
結果、決着をつけるために元に戻されたメガレンジャーにより作戦は失敗に終わり、ヒネラーシティーは壊滅、辛くも脱出する。
その過程で偶然にも彼らの正体を知ることになる。

この時期のエピソードに当たる『電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー』では宇宙妖精ピコットを強奪しようとしたした際には『[[激走戦隊カーレンジャー]]』に計画を邪魔されたことに腹を立てており、宇宙暴走族ヘルメドーと手を組んだ。
ユガンデ共々カーレンジャーの存在は知らなかった様子である。


**【物語終盤】
ヒネラーシティを潰されたヒネラーは、この頃から地球征服よりもメガレンジャー打倒に執念を燃やすようになる。
その手始めとして、諸星高校に[[ジゴクネジラー>絶望! 俺たちは嫌われ者!?(電磁戦隊メガレンジャー)]]を差し向け、メガレンジャーの正体を世間に知らしめ、彼らの家族や友人といった周囲の人々に危害を加えることで、高校から追放に追い込んだ。
&font(l){何故か彼らは「お前らがいるから襲われるんだ!」と言わんばかりに、教師や市民から不当な罵詈雑言を受けた。}
だが2話で健太達のインストール(変身)シーンをモニターで目撃しており、終盤で今更感はある。

ジゴクネジラーが倒された後、ヒネラーは自身の最高傑作の開発に注力するようになる。
この頃から原因不明の体が捻じれるという現象が出始めた。
開発に取り組んで入る間、シボレナによってI.N.E.Tの本拠地を特定され、決死の覚悟でバーニングユガンデと化したユガンデの猛攻で月面基地を崩壊させるに至ったが、この戦いでユガンデとシボレナを失ってしまう。
一人取り残された彼は怪物となって久保田を襲うが、上記の症状が祟って元の姿に戻ってしまった。








ヒネラーの正体は久保田博士の友人である鮫島博士。
彼は宇宙開発用スーツの研究で注目を浴びており、不完全な人間の肉体を強化し、宇宙環境にも耐えうる肉体へ進化させる実験を進めていた。

しかし娘である静香は喜んで人体実験に参加したものの、実験に失敗してこの世を去ることになった。
この失敗を理由に世間やマスコミから「殺人科学者」、「悪魔の研究」と叩かれ全てを失い、人間への憎しみを覚え、
さらに強化スーツ理論は久保田の提唱したメガスーツ理論が採用され、鮫島は久保田をも憎むことになった。

その後鮫島は久保田の制止を振り切り、人間に復讐すべくネジレ次元へ飛び、Dr.ヒネラーとしてネジレジアに協力することとなった……。


**【そして最終決戦へ……】
体が捻じれる現象が更に進行し、死期が近いことを悟りながらも、ヒネラーはデスネジロを変形させた巨大ロボット、グランネジロスと一体化して最終決戦に挑む。
その戦闘力の高さと再生能力で[[メガボイジャー]]を窮地に追い込み、更に自分と同様に世間から迫害されたメガレンジャーに上記の真実を明かして、人間たちに裏切られても幸せなのかという疑問をぶつけることで精神的にもメガレンジャーを追い詰め、遂には変身を解除させるに至る。


しかし、危険を承知で諸星学園に残って声援を送る大岩先生とクラスメイトの姿に奮起したメガレンジャーによって、武器を奪われたことで形勢が逆転。
戦いの長期化が災いし、先に自身の体の限界が来てしまう。
それでもなお、ヒネラーの執念は消えず、メガレンジャーを道連れに自爆しようとする。
メガボイジャーによって安全な高度まで運ばれる中、久保田博士に自身の勝利を宣言し、ユガンデとシボレナの幻に語り掛けながら、最期はグランネジロス、そしてメガボイジャーと共に自爆。
彼の野望は潰えるのであった。


実験で娘が死に人々から激しい非難を浴びたと聞くと悲劇の科学者と一見、思えるが娘が死んだのは娘も了承していたとは言え自身の研究による人体実験の失敗が原因。
現代で人体実験、しかも失敗して人間一人の命を失わせたというのならバッシングされて当然の話である。
さらに自分を心配してくれる友人の研究が評価されたからと嫉妬し、さらには自分をネジレジアに入れくれて特にひどい仕打ちをされた訳でもないのにジャビウス1世を裏切り謀殺、娘が自身の研究の失敗で死んだことについても自分を非難した人々や自分よりも評価された久保田に対する恨みのことばかりで自身が娘を死なせてしまった非などについてはまったく触れておらず自分の行いや研究の正当性ばかり口にしている。
その姿はまさに彼が嫌悪し見下した人間の醜悪な姿そのものと言える。

過去のシリーズにも身内を亡くしたが故、その悲しみから悪に堕ちた科学者や人生を狂わされた博士、自分を改造して自身を人間以上の存在と言った人物もいたが彼らと比べてもヒネラーはまさに名前の通り、捻くれた人物である。

逆恨みと八つ当たりから悪に堕ち、最期には自分の望みを幻覚という形で見続け勝利宣言し自爆しながらも結局はメガレンジャーを倒せず散ったヒネラー。
それは救いようがない一人の人間の姿であった。


#center(){&font(purple){見ろユガンデ、シボレナ!項目の追記・修正だ!}}


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- この人と仮面ライダースーパー1やフォーゼの仮面ライダー部の面々の絡みがちょっと見たいと思ってる。  -- 名無しさん  (2014-06-09 10:24:50)
- ゴセイジャーのロボゴーグとは色々と正反対な元人間の科学者だな  -- 名無しさん  (2014-06-09 11:08:54)
- この人の研究の目指すところって要するにメガノイドだよね。・・・でもって息子同然のユガンデの声が破嵐万丈という・・・  -- 名無しさん  (2014-06-09 11:22:30)
- メガレンジャーの世界では大物だが元人間であるが故に他の戦隊シリーズの悪の組織連中(<script id="gpt-impl-0.39217766626301886" src="http://partner.googleadservices.com/gpt/pubads_impl_78.js"></script>特に幹部級)からすれば雑魚でしかないという悲しい現実・・・  -- 名無しさん  (2014-06-09 22:55:25)
- ロボゴーグとは大違いの部下思い  -- 名無しさん  (2014-06-10 01:37:36)
- 時間切れでやむなく自爆しただけで最後まで負けてないんだよな。むしろ体の限界が来なきゃ余裕で勝ってた感もある。勿論ユガンデが命を捨ててメガレンの戦力削ってくれたからっていうのもあるけども  -- 名無しさん  (2014-06-10 11:16:49)
- ケイブンシャから出ていた大百科では、彼が怪人に評価を付けるコーナーがあったが、マッドギレールに対しては「ギレールよ、それがお前の望んだ姿だ…」とコメントしていた。  -- 名無しさん  (2014-07-19 22:08:38)
- ↑4しかもやってることが結構けち臭くて女々しいから尚更な…娘を実験台にして失敗して迫害されたからってのがもう既に自業自得だし。だからもうこの時点で精神的には敗北を喫していたんだよな。  -- 名無しさん  (2014-09-22 20:53:59)
- 年代考慮すると、マスクマン・ダイレンジャー・オーレンジャーよりオウム事件の香り漂う人物だった。そう思うと、終盤の陰湿さも時代風刺だったのかも。  -- 名無しさん  (2014-11-11 18:46:22)
- 人間は不完全と言ってるがシボレナやユガンデとはマジの親子愛があり道具にするような真似はせずその人間らしい感情がヒネラーを強くしてるという皮肉。ロックマンエグゼのワイリーは自分が生み出したカーネルやアイリスへの愛はありながらも道具として扱う真似もしてたというのに。  -- 名無しさん  (2015-04-19 16:04:18)
- 終盤の怪演っぷりはガチ。特に自爆シーンのユガンデ、シボレナに語りかけるシーンはすげーインパクトあったと思う  -- 名無しさん  (2015-09-07 16:35:26)
- ↑×2 仮面ライダードライブの蛮野は、ぶっちゃけ親子愛と人間らしさを捨て去ったヒネラーって感じだな  -- 名無しさん  (2015-09-07 18:46:22)
- ちなみにメガレンジャーと同時期に放送されたビーロボカブタックのオリジナルビデオにて津田沼博士という人物が登場しており、鮫島博士同様自分より優れたものを開発した科学者に一泡吹かせるために悪の道に走った科学者がおり、最後はヒーローたちを道連れに自爆しようとした点も共通しているが、彼の場合は鮫島博士のような悲しい過去があるわけでもなく、自分を改造したわけでもないので、最後は警察に逮捕されるというオチを遂げている。  -- 名無しさん  (2015-11-29 12:39:31)
- 発明した物に「強大な力と引き換えに命を削る」という欠陥が最後まであったようにも見える気が。追放される事件からグランネジロスまで  -- 名無しさん  (2016-10-19 13:30:00)
- そう考えるととことん反省しないで他人のせいにするまったく成長しない科学者としては失格な人だったな。  -- 名無しさん  (2017-01-20 00:03:14)
- やっぱ大切なのは安全性だな。使用者の命を削ったり死亡するような発明が世間に許容されるとは思えんし。死ぬリスクがあるならその隠ぺい工作ぐらい完璧にやって見せてこその天才だろうに。  -- 名無しさん  (2017-02-10 23:24:17)
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