聖剣伝説4

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聖剣伝説4 - (2014/03/04 (火) 20:20:28) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/10/27(水) 05:17:53
更新日:2022/05/07 Sat 17:44:58
所要時間:約 6 分で読めます




スクウェア・エニックスから
2006年に発売されたPS2用ソフト。

聖剣伝説シリーズ第6作にして11年ぶりのナンバリングタイトルという事で発売決定の知らせには多くのファンが期待した。
そして裏切られた

製作スタッフによるとテーマは「原点回帰」らしい。

今までのARPGからアクションアドベンチャーとジャンルを変え、プレイ人数も実質1人(2Pができるのはフィー魔法のみ)。
その出来から「劣化ゼルダ」と揶揄されることもある。

プレイヤーは剣による斬撃とパチンコによる射撃(+属性付加)の他に、岩や柱等フィールド上のMONOと呼ばれる物(笑)をムチで絡めて投げ飛ばして戦う。
因みにこのMONOのリアクションに使用した物理演算ソフトのおかげでその年の日本ゲーム大賞FUTURE部門を受賞した。


【あらすじ】
聖なる大樹のそびえるイルージャ島に強国ロリマーが侵攻。
島の少年エルディはリチアと共に、守護聖獣の力を借りる為樹の祠へ向かい、聖剣を得た事で世界の命運をかけて戦うこととなる。


【主要登場人物】
エルディ(名前変更不可)
主人公。
不思議な種子を手にしたことで聖剣に選ばれ、リチアと世界の為に戦うことになる。

●リチア
ヒロイン。
序盤は誰しもが彼女への攻撃を試みる。
「キャア!」
祠の先で大樹の根に触れてから様子がおかしくなっていく。

●フィー
祠の先で出会う妖精の子。
真のヒロイン。
魔法で戦闘をサポートしてくれる。
最初は姿も言動も幼かったが、物語終盤にはだいぶ大人びた。

●レキウス
エルディ、リチアの幼馴染みで弓矢使いの少年。
村の侵攻ムービーくらいしか見せ場がなく若干空気。

●トレント
ふしぎの森にいる喋る巨木。

●ガイア
死の山脈にいる喋る岩壁。

フラミー
口からビームを吐く、大樹を護る守護聖獣。
ムービーでは2の名曲「未知への飛行」のアレンジが聴ける。
アイテム等で呼び出すわけではなく風の太鼓も登場しないので、『CHILDREN of MANA』での設定の謎の一つとなる。

●マイスター・ワッツ
遅い戦車を操る頼もしい味方。

●ストラウド
ロリマー王国の王。
魔界の扉を開く為イルージャを侵攻し、エルディと退治する。

●仮面の導師
ロリマーにゴーレムの動力源、精霊球を提供する軍師。
身振りがどことなくオカマっぽい。

●アニス
かつて一度魔界の扉を開いた、千年前の大樹の巫女。
リチアに憑依し扉開放を目論む。


【各章とサブタイトル】

●序章 二人
基本的な操作を学ぶチュートリアルのようなステージ。
ボスはおらず、ザコを蹴散らしつつラビを追うだけ。


●第一章 精霊と巫女
ステージ途中で聖剣を手に入れ、パチンコやムチも使用可能になる。
カメラワークの悪さに気付くステージでもある。

【ボス】タナトスハガー
でかいカニ。
最初のボスだけあって練習のような戦いだが、初心者にはなかなかキツい相手。


●第二章 森の主
せっかく上げたレベルがリセットされ絶望する。
この時点で投げた人も少なくなく、フィールドも迷いやすい。

【ボス】タナトストレント
迂闊に近づくと触手にやられ、あれよあれよとノックダウン。
フィールド最奥からカボチャを投げる作業プレイになりがち。


●第三章 聖獣と大地の顔
山頂を目指すステージだが、トロッコと的撃ちという面倒臭く分かりにくい作業にソフトを売る人が続出。
ここまでにマップの見にくさに気付く。

【ボス】ワイバーン
凍らせて斬りつける、を繰り返せば楽勝だが、精霊の石がないとかなり面倒な戦いになる。
ボス戦までのステージ中も空を飛んでいるが攻撃しても無駄。


●第四章 リチア
海岸からロリマー軍の船に潜り込み甲板を目指す。
ゴーレム兵が数多く配置されていて、カウンターが早くしつこい赤緑、遠距離から魔法や弓を放つ紫黄、攻撃力の高いウォーチーフと非常に厄介。

【ボス】ストラウド
3人に分身して襲ってくる。
ウィスプの石がなくなると逃げながら戦うことになり、倒すまでに時間がかかる。


●第五章 砂漠と友と
いきなり1年後
人によっては、やっと操作になれたのに敵がさらに強くなり再び絶望
クランシャドウのウザさに苦しむステージ。

【ボス】タナトスレキウス
敵になった幼なじみ。何があった…。
姿は消すわ動きは早いわで攻撃を与えるのも一苦労。
鐘を鳴らせば動きが止まるが鳴らしすぎると壊れる。


●第六章 愚者と剣
ギミック満載の塔を最上部目指して昇るステージ。
足場が悪く、油断してるとすぐに下に落ちるよ。

【ボス】仮面の導師
炎や氷でバリアを壊しては攻撃、の繰り返し。
精霊石が尽きること必至なのでアイテムを拾いながらの戦いになる。
落とされてはまた昇るというイライラなボス戦でもある。


●第七章 希望の戦士たち
ステージ途中はワッツと共闘。
遅いしよくピヨるけど上手に利用すればいい働きをしてくれる。
空中のタナトス魚を倒すというやっぱり面倒なステージもある。

【ボス】タナトスゴーレムジェネラル
正面に立たないよう逃げ回りながら戦えば楽勝な相手。
勝手に障害物に当たってピヨってくれる。


●最終章 大樹
大樹の深層部目指してただただ降りていく(落ちていく)ステージ。
敵が強く、ちょっとの油断ですぐやられる。
障害物も少ないのでレベルも上げにくい。

【ボス】タナトスストラウド
  • 第一形態
防御のプロ。
部屋も狭いのでピヨらせるのも一苦労。

  • 第二形態
ザコの方が厄介。
花を壊す→ピヨったところを攻撃の繰り返し。
叩きつけ魔法やザコに気をつければ案外すんなり倒せる。


【ラスボス】???
クランシャドウが邪魔。
2匹の蛇が邪魔。
本体のバリアが邪魔。
竜巻技を防御中にザコから攻撃を受け一気にHP0に…なんてのもよくある。


本作はクソゲーとして有名で、発売して数日でAmazonでの新品価格が60%以上オフになり、クソゲーオブザイヤー2006大賞の座をファンタシースターユニバースと争った。

クソゲーの要因としては、
  • カメラワークが悪く酔いやすい
  • マップが見づらく迷いやすい
  • 武器防具装備の概念がない
  • レベルリセットによりMONOアクションが作業化
  • ストーリーが浅く設定も甘い
…etc と数多い。

そのあまりの酷さから
「クソゲーすぎる…、
どうなってんだ…!?」
という名言すら生まれた。


しかし綺麗なグラフィックとサウンドは好評でありムービーを観て聴くだけなら十分楽しめる。
その証拠にサントラはゲームソフトより高く売っている。

とはいえクソゲーには変わりなく、シリーズファンからも黒歴史、聖剣伝説のネームバリューを借りた駄作、4マダー?等散々に言われている。






『聖剣伝説4』の発売を心待ちにしつつ追記・修正をお願いします。


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  • 4なんて存在しない。いいね? -- 名無しさん (2014-02-19 08:09:18)
  • はやく3をリメイクするんだ。 -- 名無しさん (2014-02-19 09:47:24)
  • ↑綺麗な思い出のまま残しといた方がいいって絶対 -- 名無しさん (2014-03-03 13:25:34)
  • ↑「4なんてなかった」に「リメイクなんてなかった」が追加されるのか・・・ -- 名無しさん (2014-03-03 13:28:02)
  • 同じようにシリーズ内で黒歴史扱いされてる逆転裁判4等みたいに、「シリーズとして見るとアレだが、単ゲームとして見ると遊べなくもない」みたいなかんじじゃなく、ゲームとしてもクソなの? -- 名無し (2014-03-04 20:09:30)
  • ↑単体としてもクソ カメラワーク悪いしレベル上げがめんどいし超単純作業ゲームだし -- 名無しさん (2014-03-04 20:15:39)
  • どうしてこうなった…… -- 名無しさん (2014-03-04 20:20:28)
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