カラドボルグ

「カラドボルグ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

カラドボルグ - (2015/12/09 (水) 22:44:19) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/03/07 (日) 00:44:24
更新日:2022/11/13 Sun 00:06:50
所要時間:約 4 分で読めます




1:
神話に登場するカラドボルグ

ケルト神話に登場するアルスター戦士、フェルグス・マク・ロイの所持する愛剣。

神話において無敵の剣とも評されている。
曰く、

『虹の端から端まで長く伸び、一振りで丘の天辺を三つも斬る』

ほどの威力と攻撃範囲があるという。

例えるならば一面の荒野に展開した軍隊の大半がこの剣の一振りで吹っ飛ばされるのだ。

結構なチートである。

この剣があってフェルグスは一騎当千の働きをしたと伝えられているというが、ある種当然の結果だといえる。

因みに『カラドボルグ』とは『硬い稲妻』又は『煌めく剣』という意味のアイルランド語。
余談だがこれは『エクスカリバー』のウェールズ名である『カラドヴルフ』と語源が同じ為、エクスカリバーの祖ではないかという説もある。

さらに余談となるだがFate/stay nightを知る人でなくとも武器に詳しい人は知っていると思うが、エクスカリバーの祖は『グラム』とする説もある。

これは『選定の剣』だという位置付けと一度折れて再び打ち直されるという記述から来ている。
(グラムは樫の樹に、カリバーンは岩にぶっ刺さっている)
しかしこれだけの性能を持ちながらも、伝説中の活躍はいささかしょっぱいものだったりする。

この剣が振るわれたのはフェルグスがアルスター王に裏切られ、息子を殺された為にアルスターを離反した後にコノートの間に起きた『クーリーの牛争奪戦』での話。

戦場で息子の仇であるアルスター王を発見したフェルグスが、首を置いてけと言わんばかりに王に襲いかかったその時に、
かつての盟友コナルの説得によって、彼は王を殺すのを諦めて、代わりに三つの丘の頂を切り落としたという。

ようするに、やつあたり。


2:
Fate/stay nightに登場するカラドボルグ

アーチャーが改良を加えた偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)が登場。

ウルスターゆかりの者がこの剣を使う時、クー・フーリンはこの剣の前に一度敗北しなければならないという。


一応は「剣」だが、アーチャーが「矢」としても使い易いように改良している(その為、『偽』の字がついている)為、形はドリルっぽい。

アーチャーは本編では「矢」としては2回(内1回は壊れた幻想として爆破)、剣としては士郎との戦いにおいて一度使用している。

キャスター戦では外したとはいえ余波だけで防御を突破し、消滅寸前に追い込む致命傷を与える程で、
もし彼女が空間転移をしようとしてもその空間ごと抉っていくらしく、直撃したなら完全に消滅したとも。
(因みにこの時は態と外している)
凛ルートの序盤でアーチャーの専売特許ともいえる『壊れた幻想』で壊れたり、
キャスター戦で使用された後は回収されたか不明だったり、
士郎戦では士郎が投影したカラドボルグを砕いた後に投げ捨てられたりと、
扱いはあまりよろしくない。まぁ使い捨て可能な投影宝具としての利点が存分に発揮されているとも言えなくもないが。

なお、士郎は弓を使わずに使用する。 

また、『偽・螺旋剣』はアーチャーが改良した別物のはずだが、アニメ版で金ぴかが使った原典が同じ形状をしているのは気にしてはいけない。

そして、映画版に登場するものが別物にしか見えないが気にしてはいけない。
Fate/EXTRA』ではパートナーサーヴァントの一体、アーチャーの最強スキルとして登場。
投影精度3が必要、消費MPは70と攻撃用の投影スキルの中では一番使用条件がきついが、威力は一級(+BREAK効果)で雑魚なら場合によっては一撃KOできるレベル。
ただ、MP量がさほど多くないアーチャーにとって消費MP70はポンポン使えるものではなく、基本的に中ボス以上のレベルの敵に使うことが多い。


「−―――I am the bone of my sword.
(我が骨子は捻じれ狂う。)」

「―――“偽・螺旋剣”
(カラド…ボルグ)!」


「―――たわけ、かわせといったのだキャスター!」



他にも一部名前が変わっていたりするが、様々なゲーム等に出ている。

案外名前だけは有名かもしれない。



追記、修正をよろしくお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/