MARVEL COMICS

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MARVEL COMICS - (2019/05/19 (日) 07:24:44) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/09/03(木) 21:48:56
更新日:2024/02/15 Thu 20:25:50
所要時間:約 2 分で読めます




アメリカを代表するアメリカンコミック。1939年に設立された。
当初の社名はタイムリー(Timely)で、後にアトラス(Atlas)を経て1957年からマーベル(Marvel)*1に変更された。

DC COMICSと並んで二大アメコミ出版社と称されるほど人気は高い……というか、80年代以降は業界第一位の地位を守り続けている。
しかし、80年代後半から人気に反比例して経営は悪化していき後述の買収劇に発展した。

また、DCの様にずーっとヒーローコミックを出版していた訳ではなく40年代~50年代は怪奇・犯罪コミックに傾倒していた。
しかし、60年代の初めまでに怪奇コミックが売れなくなり、破れかぶれに出したスパイダーマンがまさかのヒット*2したこと等により62年にファンタスティック・フォーを生み出し、スパイダーマンの連載を開始する等、ヒーローコミックへの回帰を果たした。
65年までにX-MENやハルク、ソー、アイアンマン…etc.のキャラクターが生み出され、30年代の戦時下の愛国ヒーローであったキャプテンアメリカが復活する等、現在も実写映画で新たな魅力を放っているキャラクター達が誕生している。
所謂、伝統的で古臭いDCに対して貧乏生活に悩むスパイダーマンやアル中に追い込まれるアイアンマン等、後に他社も真似するようになった妙な人間臭さや生活に根付いたリアリティーを持ち込んだ斬新な手法はMARVELのお家芸であった。

80年代からはチーム制であることを活かした複雑な人間関係と差別問題に根付く思想をストーリーに盛り込めるX-MENが大人気となり、歴代のヒーローコミックでも最高の売上を記録することになった。

原作は主にスタン・リー。
元々は創立者の甥っ子で、十代にして編集に加わって数多のヒーローのオリジンを担当した。
文字通りのアメコミの重鎮であり、MARVEL関連の実写映画シリーズでのカメオ出演(という名のお約束)で実写映画シリーズからのファンにも親しまれていたが2018年に逝去している。
スタン・リーといえばジャック・カーヴィーの作画が挙げられるが、アメコミのスタイルと世代毎に多くのライターが物語を描き、多くのアーティストがイラストを描くため、一人のキャラに多彩なタッチで描かれていたりする。
ストーリーも担当者によって様変わりし、90年代のスパイダーマンの様に後に丸ごと黒歴史化する位にやり過ぎた時代なんてのも出てきたりする。

日本の漫画と違って、キャラクターの所有権は漫画作者ではなく出版社にあるのがアメコミの特徴。

この特徴を生かして、色々なキャラが全て同じ世界に住んでいるため、
ヒーローが共闘したり、漫画の違うヴィランが手を組んだりすることも少なくない。
これを一般に“クロスオーバー作品”と称される。

また、出版社が違えどもDC COMICSのキャラクターとMARVEL COMICSのキャラクターが共演することもあった。

日本では実写映画が有名。
タイトルによって配給会社が異なり、同じ配給会社の作品間でリンクを設けている場合が多い。
ソニー配給のスパイダーマンの再リブートは特例で、ディズニー配給のアベンジャーズと同一世界観になっている。
ディズニー(パラマウント):アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、アベンジャーズ、アントマン、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、ドクター・ストレンジ、デアデビル、ゴーストライダー
ソニー:スパイダーマン
FOX:X-MEN、デッドプール、ファンタスティック・フォー

2009年8月31日、ディズニーにより買収された。
ミッキーとスパイダーマン、さらにはダースベイダー(MARVEL同様ディズニーに買収された)が共演する日も近いかもしれない。
ディズニー製作のMARVEL映画は世界観が同一となっており、原作同様異なる映画間でのクロスオーバーが行われる。
2014年にはMARVEL原作のディズニーアニメ映画「ベイマックス」が公開され、アカデミー賞を受賞するヒット作に。
超マイナーヒーローだったベイマックスの知名度を押し上げることに成功した。


主なMARVEL COMICSの作品


80年代以降のMARVEL、延いてはアメコミ全般の流れに影響を与えた人気シリーズ。

MARVEL中でも一番人気を誇るポップな蜘蛛男。
日本でも東映との提携時に生み出された特撮版で馴染みがあった。

62年からのヒーローコミックへの回帰と共に生み出されたメタ的な意味でもMARVELの元祖ヒーロー。

本来のデビューは30年代の戦時下で、MARVELに於いてはヒーローの中のヒーローとして扱われている皆のキャップ。

  • デアデビル
盲目だが他の感覚が異様に鋭い弁護士ヒーロー。
地味なバットマンだったが、後にDKRを生み出すフランク・ミラーのストーリーによりシブ好みのファンの支持を受ける。

近年の実写映画シリーズにてMARVELの顔にまで大出世した鉄の社長。
アメコミの方ではアル中で破滅したりと問題児であった。

  • ゴースト・ライダー
燃え上がる髑髏の頭のバイカーヒーロー。
この世の物ではないためやってることは地味だが、実はチート中のチート。

MARVEL随一の怪力無双キャラ。
日本でも往年のドラマシリーズ『超人ハルク』で知られていた。

北欧神話の雷神その人…という設定の最強ヒーロー。

  • アベンジャーズ
キャップ、社長、ンーさんが最初に集まり、以降は様々なヒーロー達が所属した最強チーム。

妻と子の為に人外をも殺してのける復讐鬼と化した型破りなヒーロー。
時にどっちが悪党なのか解らなくなる程の制裁も加える手法はリアルでも物議を醸した。

  • キック・アス


etc....





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