バイク

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バイク - (2020/05/11 (月) 15:39:15) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/07/26(月) 11:08:24
更新日:2024/04/08 Mon 10:52:24
所要時間:約 5 分で読めます




バイク、それは風を切り、ライダーと一体になれる乗り物。
その排気量、スタイル種類は様々であり、現在の国産メーカーはホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキの4社。
バイクと聞くと中型以上の車両がバイクと言われがちだが、ここでは排気量関係なくバイクとする。
ちなみに英語圏でバイクというと所謂オートバイではなく、自転車を指す。
英語ではモーターサイクルであることを覚えておこう。


~50t
原付、50、ポケバイ、ミニバイク、スクーターと様々な呼び方がある。

法廷速度三十キロ規定、二段階右折等制限があるが、その小さな排気量のエンジンは驚異的な燃費性能を持ち、軽い車体重量は非常に取り回しが楽である為、
通勤通学の強い友になる。

有名どころのホンダ・カブは二輪最強の燃費性能を持ち、スペック上はリッター100キロ以上を叩き出す程の名車である。
また通称カブエンジンと言われる横型エンジンの驚異的耐久性能は、郵便局や新聞配達のビジネスバイクとして愛用され、
全くバイクに興味が無い人でもその名前を知っている程である。
ちなみにサラダ油を入れても走るらしい。

このクラスのバイクは、カスタムパーツの安さと代表的なホンダ・モンキー等車体の造りが簡単な物がほとんどなので、
ある程度バイクの知識があれば手軽にカスタムできる。
その自由度の高さから一部ライダーから熱烈な支持を得ている。


51t~125t
通称原付二種、125

法律的括りはまだ原付であるが三十キロ規定解除、二段階右折の解除等、高速道路に乗れない事以外のすべてができるようになった。
また車体にタンデム用の乗車装置があれば二人乗りが可能になる為、
原付故の保険料の安さ維持費の安さあってリターンライダーやセカンドバイクとして高く評価されている。

最近ではホンダがビジネススクーターとしてPCXを発売した。
他にもカワサキのDトラッカー125、KLX125共に前後ディスクブレーキ、デジタル式メーターユニット、
インジェクション等原付としては充実した豪華装備と申し分ない高い性能がオフロード、モタードとして高い評価を得ている。
また欧州でも免許等の関係でこのクラスが盛んであり、馬力こそ規制で絞られているが非常に優れたバイクが多い。


126t~250t
普通自動二輪免許で乗れるバイク。世の原付乗りの憧れの的。
このクラスで初めて高速道路での走行が可能になりまた殆どの車両がタンデムが可能になっている。
このクラス最大の特徴としては車検が無い為、大排気量のバイクと比べ比較的に維持がしやすい。

かつては2st250ccのレーシングバイクを参考にした「レーサーレプリカ」と呼ばれるスポーツバイクが盛んだったが、排ガス規制などの関係で今は廃れている。

ホンダ伝統のVTシリーズである新型VTR250は、若者の二輪離れに歯止めをかけようと徹底した車両の低価格を目指し、
エンジンは燃費と耐久性に定評あるV型ニ気筒エンジンを搭載したVツインロードスポーツバイクである。
しかし、初心者ライダーでもスタイルを重視したフルカウルバイクを求める声は今もあり、カワサキのNinja250RやホンダのCBR250Rは高い人気を持つ。
排ガス規制のなかベテランライダーからも再びレーサーレプリカのブームの再来を強く望んでいる声も多い。
ただこの排気量に入るレースマシンであるmoto3は250ccながら単気筒であり、これをデチューンで市販車に積もうとすると振動の問題が消せないため可能性は低い…。


ヒョースンGT250R

韓国メーカーが造り出したフルカウルバイク。

スズキ製二気筒エンジン、倒立フォーク、電子メーター等装備はレーサーレプリカ顔負けに豪華ではあるが……


251t~400t
普通自動二輪免許で運転できるバイク。
このクラスから車検が必要になる。
ホンダCBR、カワサキZXR、ヤマハFZR、スズキGSXーR等、所謂レーサーレプリカブームを支えた名車達。このブームのおかげで各社の技術が各段に上がった
他にもホンダCB系、ヤマハXJ系、スズキGSX(カタナ系)等の各社が名車を造り出したが、
現在の排ガス規制法や馬力規制によりそのほとんどが生産終了になってしまっている。
だが80年代90年代のバイクでも基本的なメンテナンスを欠かさなければ現行のバイクにも負けない走りを見せる為、
今でも絶版車は沢山のライダー達から愛されている。



401t~
通称大型バイク、化け物、ビックバイク。
所謂ナナハン、リッタークラス。
大型二輪の免許が必要な為、ライダーの中でも敷居が高い部類である。
大きな車体、大排気量のエンジンは爆発的な加速と凄まじい最高速を叩き出し、乗ったことのある者しか体感出来ないあの感覚は沢山のライダー達を魅了した。
誰でも聞いた事が有るであろうハーレー・ダビッドソンは、今でも大型外車メーカーとしてアメリカンバイクの頂点に君臨している。

クラス的には600ccと1000ccに境がある。
ヨーロッパ的には600cc近辺を境にして、任意保険の税率が上がることから、その手前として600ccに人気がある。
故に台数が多いことから、moto2(のエンジン)やスーパーバイクの下位クラスであるスーパースポーツ等、レースの中級クラスは600ccで行われる*1

日本ではさらに750ccにもう一個境がある。こちらは最初に作ったCB750がきっかけのようだが、この排気量になった理由は不明。

1000ccが境になるのは、ここまでがスポーツメイン、この上はツアラー等の別ベクトルとなるため。
スーパーバイクに使われるのも1000ccクラス。motoGPはプロトタイプなので何ccでもいいのだが*2、市販車との関わりを考えて1000ccとしている。

そして1000cc超となると1200ccクラスのメガスポーツやアメリカンバイク系のクルーザーがメインとなる。
メガスポーツと言っても、振り回してなんぼというよりかは、直線番長が多い。まあエンジン重量やそれを支えるフレーム重量がかさんでしまうので仕方なし。
このクラスの代表バイクであるスズキの隼は、ライダーであれば誰でも聞いた事がある化け物バイクであり、
その名前に恥じぬ驚異的な加速は最速ツアラーと恐れられ、スロットルを捻る=死に繋がるとも過言では無い程である。

他にも有名イタリア外車メーカーであるドゥカティも、その車両の多くが大型二輪に部類。
一時期フラグシップにまでL型2気筒エンジンを積んでたので、1200ccなのにスーパースポーツという一見さんには難しい所もあったが、パニガーレV4世代からは4気筒1000ccになってわかりやすくなった。
その中でもデスモセディチRRは新車価格八百万を超える最高技術の塊故に、殆どのライダーがそれを使いこなす事はできなかった。
何たって二輪の世界最高峰レースのMotoGPで同社が使用しているバイクをまんま公道で走れるようにしただけの、
かつて日本のレーサーレプリカを遥かに凌ぐモノホンのレースバイクである。
車で言えばF1のマシンを売っているようなもの。
ホンダも後で真似した。


ちなみに、1970年代物の750ccクラスのマシンは(ホンダCB750K0、スズキGT750、カワサキRS750ZU等)現在では極上車なら100万円以上で取引されている。


ちなみに、バイクの後輪部分を二輪に改造し三輪車にした奴をたまに見かけるが、あれはトライクという別の乗り物である。


新たなライダー誕生を願う



バイクを楽しむのに排気量は関係ないのさ。



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