工芸菓子

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工芸菓子 - (2013/05/18 (土) 09:30:46) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/03/16(金) 08:20:41
更新日:2023/03/26 Sun 21:37:02
所要時間:約 2 分で読めます






ウソみたいだろ…









食えるんだぜ…これ








工芸菓子とは全て食べられる物で出来た鑑賞用のお菓子である。

江戸時代に京都の干菓子細工から始まり、大奥や諸大名に飾り菓子として献上されていた歴史がある。
その後、白砂糖や様々な食品が手に入る明治に飾り菓子は更に繊細になった。

この飾り菓子を『工芸菓子』と言う様になったのは戦後から。
工芸菓子が一般的に知られる様になったのは明治23年に東京で開催された『第3回、国内勧業博覧会』で出品されてから。
更に10年後にはフランス・パリで開催された万国博覧会に出品。これを期に世界中に工芸菓子が知られる様になった。

現在も菓子職人による工芸菓子は作られている。
食べ物に関すると本気になる日本人が、食べ物で変態技術を披露した結果である

【種類】
工芸菓子は主に飾り和菓子の事だが『和菓子』と『洋菓子』で意味が異なる。


◆和菓子
『四季』と『山水花鳥風月』を重視し、芸術性豊かに表現する工芸菓子。日本人の美意識が存分に発揮される作品である。
大体、博覧会等で飾られるのはこちら。食べろと言われても美し過ぎて食べられません。


◆洋菓子
テーマも重視も無し。ぶっちゃけ作りたい奴を作ればいい工芸菓子。日本人の変態心が存分に発揮される作品である。
主に建築物が多いが見た目はミニチュアと何も変わらない。本当に食えるのかこれ?


…残念ながらアニメや漫画の工芸菓子はまだ無い。もし作られたら日本人の変態さが更に(ry



この工芸菓子を披露する場所として全国菓子大博覧会が開かれている。歴史は古く、明治44年から続いている。(戦争による一時中断があったが全国の菓子業界の努力により復活した)
博覧会は毎年開かれているわけでは無く、大体4年周期で開催している。前回は2008年に姫路で開催し、次の開催は来年の四月に広島で開催である。


この博覧会で優秀な工芸菓子の作品は総裁賞内閣総理大臣賞農林水産大臣賞等の大変栄誉ある賞が頂けるので今日も菓子職人達は腕を磨いている。
老舗や有名な店なら工芸菓子を作ってる所が多いので聞いてみるのもいいかもしれない。


追記・修正は菓子で美少女フィギュアを作ってからお願いします



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