ホークアイ(聖剣伝説3)

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ホークアイ(聖剣伝説3) - (2020/05/10 (日) 22:13:53) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/04/04(月) 21:14:45
更新日:2024/04/25 Thu 23:16:48
所要時間:約 4 分で読めます







友の仇を打つため……。

ジェシカの呪いを解くため……。

オレは必ずここに戻ってくる!!




ホークアイとは、ゲーム『聖剣伝説3』の登場人物。
6人の主人公のうちの1人。

■概要

年齢:17歳(実年齢19歳)
身長:178cm
体重:67kg
武器:短剣
CV:小野友樹(リメイク以降)

悪人から金品を巻き上げ貧しい人々に配る、誇り高き義賊「ナバール盗賊団」で腕を振るうシーフの男性。
盗みのテクニックはナバールでも1、2を争う。
もともとは天涯孤独の身であったが、ナバール盗賊団の首領フレイムカーンに拾われ、彼の息子イーグルやその妹ジェシカと兄弟のように育つ。
また、ジェシカとは恋人のような間柄である。
リメイク版ではイーグルとも強い信頼で結ばれていることがわかるエピソードが追加されている。

若干おちゃらけた性格でロマンチストな面が随所で見られる。
しかし、洗脳が解けて住人から袋叩きに遭っている弟分のニキータを庇うために必死に頭を下げたり、操られているかつての仲間を正気に戻そうと呼びかけたりするなど友情には厚い一面も。

公式のイラストでは彼の髪の色は紫色であるが、当初は銀髪だった。
しかし、キャラクターデザインを担当した結城氏に原案が回ってきたときに、紫に変色してこの色に落ち着いたらしい。

+ ホークアイの出自について
天涯孤独の身であるとされていたが、『聖剣伝説3』の前日談を描いたニンテンドーDSソフト『聖剣伝説 HEROES of MANA』において、
フレイムカーンの娘・ファルコンの息子であることが明かされた。
すなわち、ホークアイから見ると、フレイムカーンは「祖父」、イーグルは「叔父」、ジェシカは「叔母」という間柄になる。

ファルコンとその夫サンドアローはナバールの方針に反発して組織を離反したため、
裏切者を許さないナバールの掟に従って処刑の対象となってしまった。
フレイムカーンは実の娘であろうと処刑の裁定を覆すことはなかったが、
決別の際に「自分たちに何かあったら息子を頼む」と最後の願いを託される。

そして後にファルコン夫妻は死亡しホークアイだけが生き残った。
フレイムカーンは「裏切者の子」を引き取ることはできない立場ながら、
「どこの馬の骨とも知れない孤児」として扱うことで娘との約束を果たしたのである。

また、HoMの時系列は「3」の19年前に当たり、唯一彼のみが生誕している描写がある。
表向きのプロフィール上の年齢は17歳となっているが実年齢は19歳であり、
17歳はフレイムカーンに引き取られた時点から年齢を再計算したものと思われる。

なお、主人公勢で次に年長なのはアンジェラで、同じく19歳。
アンジェラを懐妊したのはおそらくHoM作中なので実は同じ19歳でもかなりの差がある。
このためアンジェラは19歳になって間もなく、ホークアイはギリギリ20歳手前であると思われる。
主人公勢で最も精神的に成熟しているのも納得できるだろう。

また、本作ではリースがパーティーにおり、ホークアイがいない場合、
あるイベントでホークアイが去り際、リースにキスをする。
クチか、頬かは不明だが、公式ガイドブックの記述によると頬らしく、リメイク版でそれが確定した。
またリースからホークアイへの関連が増えておりリースがホークアイの事を気にしている場面も見受けられる。
ジェシカにチクってやりたくなる。

ちなみに、上記のジェシカの関係に加え、『聖剣伝説LEGEND OF MANA』では「ジェシカの片思い」という店舗名が登場しており、
どういうわけか、後になればなるほどホークアイとジェシカの恋愛関係を間接的に否定するかのような描写がされている。
ジェシカェ……。


【旅立ち】

いつものように仕事を終え、盗賊団の要塞に戻ると、フレイムカーンが盗賊団を解散し王国を建国すること、
そして手始めに風の王国ローラントへ侵攻しようとしていることを知る。

「盗賊」であることを誇りにし、王政を嫌っていたはずのフレイムカーンが突如豹変したことを不審に思い、
フレイムカーンが以前に連れて帰ってきた謎の女性・イザベラに原因があると読んだホークアイとイーグルは、共にイザベラの尻尾を掴むべく行動を開始し、ついに悪事を暴く。
しかし、イザベラの魔法によって本人の意思とは関係なく襲いかかってきたイーグルとの戦闘に突入。*1何とか正気に戻すもののイザベラの手によってイーグルは死んでしまい、事情を知らない仲間達から殺人の濡れ衣を着せられたホークアイは投獄される。
さらに、イザベラはジェシカに「ちょっとした呪いのアイテムをプレゼントした」といい、
ジェシカに本当のことを話すと彼女の命はないと脅しをかけてきた。

弟分のニキータの助けで脱獄できたホークアイは、ジェシカにかけられたという呪いのアイテム「死の首輪」について、ニキータから聞かされる。
ニキータによれば、「死の首輪」は身につけると二度と外す事ができない上、呪いをかけたイザベラが死ぬとジェシカもいっしょに死んでしまうという。
しかし、ウェンデルの光の司祭ならば、何かよい知恵を教えてくれるかもしれないらしい。
話を聞いたホークアイは、親友の仇を討つため、そしてジェシカの呪いを解くためにナバールを旅立ち、聖都ウェンデルを目指す。


■性能

【初期ステータス】

力:3
素早さ:6
体力:3
知性:3
精神:3
運:6

シーフらしく「素早さ」に長け、「運」も高いため、宝箱の罠の解除が得意。
攻撃力はあまり高くないものの、両手に持ったダガーで1度につき2回攻撃できるため、固い敵相手でなければそれほど気にならない。
クラスチェンジすると、さまざまな効果の魔法や特技を使いこなせるようになる。


リメイク版(A〜E評価、Aが最高)
力:C
守:D
知性:C
精神:D
運:A

攻撃モーションが短めかつ判定が横に強く、機動力を生かした乱戦が得意。
ケヴィン同様各種強攻撃が2段ヒットになっているがこちらはモーションが短く手数を稼ぎやすい。
このため強攻撃ヒット時に効果を発揮するアビリティと相性が良い。
モーションは優秀なのだが前衛としては攻撃力や耐久力に欠けるのが難点。

また、アイテムのドロップ率を上げたり、強攻撃時に状態異常を与えるなどの特殊なアビリティを覚える。
これらのリンクアビリティを目当てにメンバーに加入させるのもありだろう。

【クラス1】

  • シーフ
必殺技:背面斬り

宝箱のトラップ解除を得意とする盗賊。
魔法は一切覚えないため、攻撃役。
ただし、デュランやケヴィンに比べると最大HPが低いため、無理は禁物。
キャラクターデザインの結城信輝氏による公式イラストでは、ダガーを両手に構えたポーズが特徴的。

リメイク版の必殺技は飛び込みながらダガーで切り下ろし→反対側のダガーで切り上げ→踏み込みながら×の字斬りの前方3連撃。
横範囲が広く突進力もあり、上位クラスではSP増加アビリティのおかげで気楽に連発できてどんどん便利になっていく。

上述の「ドロップアップ」「ポイズン」のリンクアビリティはこの時点で習得できる。
単発の強攻撃が2ヒットなので毒付与がやりやすく、ダメージも稼ぎやすい。
また「撃破SP+」で敵を倒すたびにSPが増加するので必殺技を回転させるのも比較的楽。
守にポイントを振ると確率で被ダメージを50%軽減する「受け流し」、自身が狙っている敵からの被ダメージを軽減する「迎撃態勢」を習得でき、リアルラック次第な部分はあるが打たれ弱さもカバーできる。
クラス2両ルートで習得できる迎撃態勢IIはリンクアビリティなので、NPC操作の味方にセットすればボス戦での生存性を少しだけ補強できる。

【クラス2】

  • レンジャー(光)
必殺技:飛燕投

野外で活動する技術に優れた野伏。
木・月の一部の魔法とトラップ攻撃を習得する。
必殺技はいくつものナイフを敵に投げるというもので、ホークアイの中では珍しい全体範囲。
必殺技2連続発動の裏技を使うと、ゲージの溜まりが速いこともあって結構活躍する。

ポロンがダーツを使ってくる他、上位種のポロビンフッドは加えてスリープフラワーも使用してくる。
後述するポロビンリーダーの能力がローグ+ワンダラーである点を考えるに、彼らがレンジャーに相当するモンスターであると思われる。

リメイク版では必殺技の飛燕投の範囲が扇形となっており、雑魚掃討は全キャラ全職中でも屈指に扱い易い攻撃となっている。
アビリティを組み合わせれば連発も容易で覚えたてから最終盤までずっと使っていける。
ホークアイ光型の転職の文字通り光明となった。

  • ニンジャ(闇)
必殺技:残影斬

音もなく敵を倒す術を心得た忍び。
地・水・火・風属性の忍術や、手裏剣を駆使して戦う。
忍術は属性ダメージに加え能力低下効果もあり、非常に効果的。
必殺技は残像を残す程の速さで敵に斬りかかる。

リメイク版では属性魔法アタッカー枠で競合することのあるアンジェラは下級魔法の半数が投射型なのに対し、こちらは4種すべて敵座標サーチ型なのでめったに外さない。威力差は否めないがその分利便性に優れている。
同属性の忍術を使う度に与ダメージを増やす「忍び連撃」と弱点属性での与ダメージを増やす「弱点特効」もあり、弱点属性のある敵なら意外なほど火力を出せる。

忍術がヒットするたびSPが5%増加する「忍術SP+」を合わせると敵がどこにいても即時SPを回収でき、さらに必殺技の回転率が高まった。3ヒットする雷神の術、水遁の術は特に相性がよく、即時12*3=36%増加する。
土遁の術は1ヒットしかしないうえ追加効果も無いので若干割りを食っている感はあるが、基礎威力が他より高く(126に対し141)面倒な飛行敵はだいたい土弱点なので飛行雑魚戦を速攻で片付けるには十分。
なお手裏剣は忍術ではなく投擲なので忍術SP+の対象外。アイテムにもあるからね、しかたないね。

敵として登場するのはそのまんまニンジャ。
…というより、ナバールの戦闘員=ニンジャという認識で大体合っている。
残影斬と各忍術(単体)、手裏剣は勿論、シーフ時代の必殺技である背面斬りも偶に使ってくる。

リメイク版では必殺技の残影斬が相手をロックしない上に攻撃範囲が狭く、相手が軽く歩くだけで逃げられるという悲しみを背負った技になっている…。
動かないタイプのボスにはしっかり真正面から捉えれば問題ないが、動き回るタイプの相手にはあっさり逃げられるので背面斬りを連発した方がマシ。

【クラス3】

  • ワンダラー(光光)
必殺技:バラの舞

世俗を離れ、自然の中に身を置く事を選んだ孤高の狩人。
このクラスになるには「幸運のサイコロ」が必要となる。
ゲーム中最高ダメージの一万を叩き出せる「ルナティック」や木属性+毒ダメージ+MP回復の「ポイズンバブル」を始め、
魔法反射、必殺ゲージMAX、最大HP上昇、透明化といった「ワンダラー」以外はほとんど習得できない木・月のさまざまな魔法を覚えられる。
攻撃力はホークアイのクラス3の中ではもっとも低いが、色々な戦い方がしやすい補助に特化したクラス。
必殺技はバラを敵に投げ、敵に当たった瞬間接近し、バラごと切り刻む。
公式イラストでは白い服装だが、バラを咥えカメラ目線でウインクしているのに目を奪われてしまう。
なにこのナルシスト?

ポロンの最上位種であるポロビンリーダーが、シルバーダーツやライフブースター等の
ワンダラーと後述するローグの中間的な戦法を使ってくる。

リメイク版ではバラの舞はロック型の必殺技となっている。
ワンダラーは自前のアビリティにクリティカル補強が多くしっかり乗せれば火力が跳ね上がるのもワンダラーの利点。
技演出中の拘束時間も長いので味方が賢ければしっかり追加ダメージも見込めるのが嬉しい。
ルナティックがボスに効かなくなったり、カウンタマジックの反射が一回だけに弱体化したものの、SFC版で死にスキルだったエナジーボールがちゃんと機能するようになったのもポイント。

  • ローグ(光闇)
必殺技:千枚斬り

己が正しいと信じた事を手段を選ばず行動する流れ者。
このクラスになるには「悪運のサイコロ」が必要となる。
新たなトラップ攻撃と、様々な改造武器で敵にダメージを与える技を覚えられる。
改造武器の技はいずれも対象は敵単体のみだが、詠唱時間が短く連続で使用しやすい。
また、習得できる技のうち「シルバーダーツ」は光属性、「円月輪」は闇属性、
「ロケットランチャー」は火属性、「グレネードボム」は木属性+MP回復の効果がある。
必殺技は敵の頭上へと跳び、幾度も縦に切り刻む。

リメイク版では一定確率でドロップアイテムが2倍になる専用アビリティを持ち、アイテム収集に活躍してくれるという新たな役割を得た。

  • ニンジャマスター(闇光)
必殺技:影潜り

忍びの術を極めし者。
このクラスになるには「必中のサイコロ」が必要となる。
クラス2「ニンジャ」で習得した忍術の効果範囲が敵全体に。
ダメージを与えるとともに、複数の敵をまとめて弱体化できる。
必殺技は影になって敵に接近、飛び出すと同時に切り刻む。

リメイク版では主に魔法アタッカー性能が向上。
忍術の与ダメージを25%上昇させる「強化忍術」が特に大きく、弱点でなくても有効打が見込める。
加えて「忍術SP+II」により必殺技回転率が大きく強化。忍術SP+と併用できるため雷神の術1回で"敵1体につき"36%増加という無茶苦茶なSP回収率を誇る。他のSP+アビより増加量が高くなりやすく、部位の多いボス相手ならクラス3~4必殺技の連発も容易。
また「弱点特効II」「忍び連撃II」も追加され、さらに弱点特効IIはリンクアビリティなので他に回してもいいという便利さ。
忍術の全体化は後半敵AIのよくやる開幕特技をまとめて中断させられるので事故防止にも便利と、かなりの強クラスになった。
なお手裏剣は扇状の直線5本に各1枚ずつと発射数が増加。密着して撃てば全弾単体に命中するため消費MP比での威力は格段に上昇するが、引き続きSP+が乗らないので使い所は少ない。

リメイク版の必殺技:影潜りは影に潜り相手の足元から現れて苛烈な乱舞を叩き込み大爆発で締めるロック技。
光のワンダラーのバラの舞と同系統の必殺技だがワンダラーは自前のアビリティのクリティカル関連で威力を補強出来るのに対し、こちらはリンクアビリティ程度でしか補強できない点では劣る。
ロック技なので作戦で味方を攻撃的に設定したり、必殺技を使う前に忍術で相手を防御ダウンさせるなどしておくといいだろう。

こちらもニンジャ同様、まんまニンジャマスターという敵が登場する。
手裏剣と忍術を全体に使い、更に人によってはトラウマものの影潜りも当然使用。
…が、ビルとベンほどの頻度ではないのでそれらを使われる前に倒せたりもする。

  • ナイトブレード(闇闇)
必殺技:分身斬

冷酷な残忍さを持って敵を葬る一撃必殺の暗殺者。
このクラスになるには「夜目のサイコロ」が必要となる。
攻撃力がホークアイのクラス3の中でもっとも高く、さらにホークアイのクラス3で唯一、必殺技の対象が敵全体。
忍術に加え、毒ダメージを与える「毒霧ブレス」や沈黙ダメージを与える「含み針」など状態異常を引き起こす特殊技を新たに習得でき、
ダメージに加え最大HPをダウンさせる「凶器攻撃」は「ルナティック」と同じでボス敵にも効果がある。
リメイク版では最大HPダウンはボスには効かなくなったものの、代わりに状態異常中の敵に対してダメージ増加や即死が狙える特技を持つなど攻撃が強化された。
必殺技は名の通り分身して敵を残らず切り刻む。
公式イラストでは「ワンダラー」と対を成す黒服と黒マント、そして血の色をした仮面の下で不敵に微笑む姿が描かれており、中二病をくすぐらせる。

こちらもニンジャ同様、まんまナイトブレード(ry
毒霧ブレス、凶器攻撃等は勿論使えるがこれらは大した脅威ではなく、
最大の脅威はそこそこの確率で遭遇直後に分身斬を使ってくることがあるという点。
影が見えたと思ったら突如技のテロップが映り、直後に文字通り闇討ちを食らって全滅させられたパーティは数知れず…。
昼なら出てこないと思いきや、暗闇の洞窟だと代わりにウルフデビルがいるので殆ど気休めになっていない。

リメイク版の分身斬は前方円範囲に斬りかかる複数攻撃系の範囲技だが攻撃範囲はあまり広くない。
当然ロック系の技のような拘束も無いので動き回る相手には逃げられるのも難点。
特にボス戦の場合はよく狙いをつけないとSP300が無駄になる事もあるので注意。


追記・修正は誤解を解いてくれたお礼にキスしてからお願いします。

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