聖剣伝説3

登録日:2010/10/25 Mon 06:03:54
更新日:2025/03/27 Thu 22:28:56
所要時間:約 41 分で読めます





『聖剣伝説3』とは、1995年9月30日にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)から発売されたスーパーファミコン用ソフト。




■概要

アクションRPG「聖剣伝説(せいけんでんせつ)」シリーズの第3作目にあたる。
ファンの間ではシリーズ最高傑作は前作の『聖剣伝説2』か本作かでしばしば議論になるほど今でも人気は高い。
前作と違い海外版は発売されていなかったが、海外ゲーマーからは『Secret Of Mana 2』、あるいはそのまま『Seiken Densetsu 3』と呼ばれよく知られている。

初代や『2』と違い移植・リメイク共に長らく縁がなく、プレイするにはスーパーファミコンを引っ張り出すしかなかったが、「聖剣伝説」シリーズが25周年となる2017年にニンテンドースイッチ用ソフト『聖剣伝説コレクション』の発売が発表され、初代GB版、『2』とともに収録されることが決まった。実に22年弱ぶりの復活である。
このコレクションは海外版もリリースされたため、ついに向こうのファンも今作のオリジナル版が遊べるようになった。もちろん、ゲーム内のメッセージ等はちゃんと英訳済みである。

そして、聖剣伝説3発売から25年後の2020年4月24日、PS4、Nintendo Switch、steamの3機種で、『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』(以下、『ToM』)というタイトルでフルリメイク版が発売された。
グラフィックが3D化されキャラクターのセリフに音声がついたが、基本的には概ねSFC版に忠実なリメイクとなっている。
ゲームシステムもSFC版のものをベースにリニューアルされており、そのまま現代風に落とし込んだものと言ってよい。
ミニマップ・目標マーカーの実装、消費アイテムが道中で拾えるなどストレスフリーな設計に配慮されており、
久しぶりに遊びたいけどスーファミを引っ張り出すのはちょっと……という人にはぜひおすすめ。

2007年に発売された『聖剣伝説 HEROES of MANA』(以下、『HoM』)は本作の19年前の物語となっており、登場人物も一部共通している。
名前が判明したキャラやSFC版グラフィックから大幅に若返ってメインに抜擢されたキャラがいる他、一部の主人公に関してはその出生の秘密について明かされたりもする。
2020年発売のリメイク版『ToM』では『HoM』で若返ったキャラの外見が続投*1しているが、それ以外の『HoM』の新設定が引き継がれているのかは不明。


そして、発売30周年となる2025年に舞台上演が決定。
2025年3月7日~16日にサンシャイン劇場。
2025年4月4日~6日にCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演となる。


■ゲームシステム

基本的なゲームシステムは前作『聖剣伝説2』とだいたい同じだが、細かな違いがいくつかある。
グラフィックは前作からさらに向上。バグもだいぶ減った。
主な新要素や前作との違いは以下の通り。

【トライアングルストーリー】

本作では、ゲーム開始時に6人のキャラクターから主人公を1人、仲間を2人の計3人を選んでパーティを決定する。
つまり、同じキャラクターを主人公にもできるし、主人公の仲間となるサブキャラクターにもできるのである。

その際、最初に選んだキャラクター(主人公)によって、ゲーム中の一部のストーリー展開が変わる。
変化する部分は各主人公ごとに用意されたプロローグのシーンとストーリー終盤のダンジョン等で、
それ以外のストーリー展開はどのキャラクターでもほぼ同じ。
また、パーティの組み合わせによっては一部のシーンで特定のキャラクターとの特別な掛け合いが見られる場合もある。
基本的には主人公が会話を先導し、2番目のキャラクターが相棒的な立ち位置になる。
主人公と掛け合いさせたい、お気に入りのキャラクターを2番目に置くのがいいだろう。

【クラスチェンジ】

本作ではある条件を満たすと各キャラクターを「クラスチェンジ」できる。
「クラスチェンジ」するとキャラクターの能力が大きく上がり、様々な魔法や特殊攻撃、必殺技を習得できるようになる。
本作ではクラス(キャラクター)ごとに習得できる魔法、特殊攻撃、必殺技が大きく異なるため、各キャラにどのような役割分担をさせるかが攻略のカギとなる。

はじめはどのキャラも「クラス1」だが「クラス2」以降は「光」と「闇」のクラスに分かれ、最終的に「光」2パターンと「闇」2パターンに分岐する。
進んだクラスによってキャラクターのグラフィックも変わり、衣装も激変する。
キャラクターに正道を歩ませるか、力と露出を求めて闇落ちさせるかという背徳的な選択ができるのも本作の魅力となっている。
とはいえどちらにクラスチェンジさせてもストーリーや末路が変わったりはしない。あくまでフレーバー的な物という認識で十分だろう。

リメイク版『ToM』では「クラス2」以降に「固有アビリティ」が設定されており、習得した固有アビリティはその先のクラスでも引き続き効果を発揮する。
このためクラスを選ぶ際はクラスで覚える特技やアビリティのほかに固有アビリティも考慮する必要がある。
さらに、リメイク版ではある条件を満たすと遊べるようになる追加ストーリーでさらなる上位の「クラス4」が登場。
また、あるアイテムを使用することで「クラス1」にリセットできるようになった。

【前作との違い】

フィールド

本作ではフィールドやダンジョンのマップはいくつもの部屋で細かく区切られており、敵と遭遇するとパーティメンバーが戦闘態勢に切り替わる。
部屋に出現するすべての敵を倒すと「WIN!」と画面に表示され、戦闘態勢が解除される。

昼夜と曜日の概念

本作では時間の概念があり、時間が経つと昼から夜に、夜から昼に変化し、
夜にしかオープンしないお店など特定の時間によって発生するイベントがある。
また一日が過ぎると曜日も変わり、曜日に応じた属性の魔法攻撃力が変化するなどの影響がある。

武器

前作ではすべての種類の武器をすべてのキャラクターが自由に持ち替えながら扱えたが、本作ではキャラクターごとに扱える武器の種類が決まっている。
また前作では草を剣で刈る・岩を斧で破壊できるなど特定の武器を使用して作動するギミックがフィールド上にあったが、本作ではそのようなギミックは登場しない。

戦闘

本作の戦闘では武器で敵に攻撃するとゲージがたまり、ゲージが一定量たまるとそれを消費して必殺技を発動することができる。
使える必殺技ははじめは1種類だけだが、「クラスチェンジ」すると新たな必殺技を使用可能となり、クラスが上位のものほど発動に必要なゲージ量が多くなる。
なお、前作にあった「魔法レベル」や「武器レベル」は本作では廃止された。


■登場人物

CVは特筆がない限り、フルリメイク作「TRIALS of MANA」における担当声優。*2
演は舞台版キャスト。

6人の主人公

以下の6名から、3人を選んでパーティを編成する。
また、本作では以下の主人公達によく似た戦闘能力を持つモンスターも登場する。
たとえば、「ニンジャ」というモンスターは、ホークアイと同様にダガーで二回斬りつける攻撃手段を持ち、
ホークアイのクラス2「ニンジャ」と同じ忍術と必殺技を使用することがある。

CV:江口拓也
演:小笠原海(『超特急』2号車・カイ)
草原の国フォルセナで暮らす、17歳の傭兵の青年。負けず嫌いな性格で気性が荒いが、一方で誠実な面も持つ。

使用する武器は剣。RPGらしいスタンダードな印象を受けるキャラで、初回プレイでは彼を主人公に選んだプレイヤーは多いはず。
攻撃の手数では他の男キャラに及ばないが、一撃ごとに敵に与えられるダメージ量は全キャラ中最大。
防御力もパーティ中最も高く、物理戦に秀でたキャラだが、クラスチェンジすると補助魔法や光のクラスなら回復魔法も習得できる。
打撃の命中率も高く、剣なのに何故か槍のリースよりリーチが長い。

オープニングでは光差す出口へ向かうという演出があり、他のキャラと比べると地味に特別扱い。
自身のプライドをズタズタにされ、自国とその英雄王を侮辱した「紅蓮の魔導師」への復讐の為、さらなる力を求めて旅立つ。
主人公の時は竜帝ルートとなる。

同様の戦闘能力を持つ敵は「アーマーナイト」系のモンスター。強力な必殺技でこちらを泣かせてくる。

CV:大久保瑠美
演:飯窪春菜
魔法王国アルテナのナイスバディーな王女様。19歳。
勝気で自由奔放な性格だが、魔法をうまくあつかえないことにコンプレックスを抱いている。

使用する武器は杖。初期のクラスから様々な属性の攻撃魔法を習得できる。

オープニングでは、国の女王である母親に「マナストーン」の力を開放するためのイケニエになることを要求されてしまう。
その直後、感情の高まりにより彼女に秘められていた魔力が暴走。気が付くと彼女は城の外にいた。
母親に認められるほどの魔力を身につけたいと考えたアンジェラは、魔力を求めて旅に出る。
主人公の時は竜帝ルートとなる。

そしてデュランに惚の字。
彼女とデュランを旅に同行させると、あちこちで色々なフラグを立てる。
彼女とデュラン絡みのSSは、もはや鉄板。一方で他の男キャラともフラグを立てたり、女同士の友情ルートもあったり。

同様の戦闘能力を持つ敵は「マジシャン」系。色々な属性の攻撃魔法を放ち、プレイヤーを苦しめる。

敵にはこちらの魔法やクラス2以上の必殺技にカウンターを決めてくる敵がいるため、調子に乗って魔法を放つとパーティが壊滅しかねないので注意。
そういう意味では攻撃魔法に特化したアンジェラはシステムの割りを食っている感がある。
リメイク版ではSFC版での不遇さを払拭するかのように大幅に強化されており、自慢の火力で敵を蹂躙できる。

CV:逢坂良太
演:青柳塁斗
獣人王の父と人間の母の間で生まれた、獣人と人間のハーフ。15歳の少年で、ビーストキングダムの王子。
獣人王により冷徹な「殺人マシーン」として育てられてきたが、本当は心優しい性格。
ある理由により父親との交流はほとんどしておらず、城の外に広がる「月夜の森」で仔狼の「カール」と遊びながら暮らしていた。

使用する武器はグローブや爪で、一度のボタン入力で2回攻撃ができる。
一発のダメージ量はデュランより少ないが、2回ともヒットしたときの敵に与える合計ダメージ量はやや上。
シェイドの刻(夜)の間は半獣化して攻撃力が大きくアップ。小技を使えば最強キャラに。

オープニングではいつものようにカールと遊んでいたが、突如カールの様子がおかしくなり襲い掛かってくる。
その際に獣人化、カールを手にかけてしまう。失意の中、この件が獣人王の策略だと気付き、憎しみのままに王に襲いかかるが一蹴されてしまう。
策略に関わった男から復活の方法があるのではないかという情報を得たことでカールの復活を求めて旅立つ。
主人公の時は仮面の道士ルート。

同様の戦闘能力を持つ敵は獣人「ウェアウルフ」系のモンスター。素早い動きと手数、高い攻撃力から圧倒的な戦闘力を持つ者が多いので要注意。
特に上位種が必殺技を使用するので、喰らうとパーティ全員が致命的なダメージを受けてしまい、超キケン。

獣人の血を引くためかタフネスは目を見張るものがあり、目的地に近い街まで単身泳いで到着する、高所から落ちた時に倒れまいと持ち堪えようとするなどの場面がある。

CV:諸星すみれ
演:宮崎あみさ
聖都ウェンデルの偉大な光の司祭様の孫娘。15歳。でち。
人間とエルフの間に生まれた為、年齢に反して体の成長は遅く、見た目は幼女。
彼女をパーティの3人目に選ぶと、他のキャラクターを3人目にしたときよりも早めにパーティに参入してくれる。
逆に2人目に選ぶとほんのわずかながら参入が遅れるが、誤差程度。

使用する武器はフレイル。
初期のクラスからHPを回復する「ヒールライト」を習得でき、回復・補助魔法要員としてゲームの最後までお世話になる。初心者のかたは彼女を仲間に加えておくと安心でち。

オープニングでは謎の光の調査に向かったヒースを心配するあまり、弟分のミックに用意してもらったバネクジャコを使って神殿を抜け出す。
ヒースとは再会を果たすも、彼は謎の男の攻撃を受け攫われてしまう。残されたシャルロットはヒースの救出と祖父に事を伝えるためにウェンデルへの帰還を目指す。
主人公の時は仮面の道士ルート。

同様の戦闘能力を持つ敵は「ダークプリースト」系。こまめに発動してくる回復魔法にイライラさせられる

CV:小野友樹
演:阿久根温世(ICEx)
砂漠で活動する義賊「ナバール盗賊団」に所属する、17歳のシーフの青年。女好きでロマンチストな男だが、友情に厚い一面も持つ。
盗賊団の首領フレイムカーンに拾われ、その息子と娘のイーグル、ジェシカとともに、実の息子のように育てられてきた。イーグルとは親友の仲。
なおキャラによって台詞が変わるシーンではほとんどデュランとテキストを共通している。

使用する武器はダガー。ケヴィンと同様、一回のボタン入力で2回攻撃できる。
1発の威力は弱めだが、2回ヒットさせたときの総与ダメージは全キャラ中最大の攻撃力を持つデュランの一撃よりやや高い。
(ただしホークアイは力の値が低いため初期クラスや光クラスでは2回ヒットさせてもデュランとリースの一撃に届かない。彼の攻撃力の見せ所は闇クラス3以降となる)
クラスチェンジすると、特殊な効果を持つ魔法や、忍術などの様々な特殊攻撃技を習得できる。
また「運」が6人中最も高いことも特徴で、宝箱に仕掛けられたトラップを回避しやすく、貴重なアイテムも出やすい。

オープニングでは首領フレイムカーンが今までの方針を変える事を不審に思い、いつからか連れてきたある人物が怪しいとイーグルと共に調査するが、
尻尾を掴まれたその人物にイーグルを操られ戦わされるというなかなか苦い戦いの始まり。しかも正気に戻せたイーグルは殺され、その濡れ衣を着せられてしまう。
のみならずジェシカには呪いのアイテムを付けられ人質同然の状態。
無実を信じる弟分のニキータに救助され、イーグルの仇討ち、そしてジェシカの救出と解呪の手段を求めて旅立つ。
主人公の時は黒の貴公子ルート。

同様の戦闘能力を持つ敵は「ポロン」系と「ニンジャ」系。どちらも行動の速さと特殊技によりなかなか鬱陶しい。

CV:小松未可子
演:礒部花凜
風の王国ローラントの王女であり、王国のアマゾネス軍のリーダー。弟想いの16歳。
年齢の割には大人びており落ち着いた性格。幼いころに母親を亡くしてから弟のエリオットの面倒をよく見ている。
『聖剣伝説』シリーズ全体でも人気が特に高いキャラクターで、
ゲームの発売から20年以上たった今でも、エロ同人誌等で人気が高いようだ。

使用する武器は槍。リーチが長く、平均的に成長するステータスとクラスチェンジ後に習得する補助魔法のおかげで使いやすいキャラクター。

オープニングではモンスター駆除の後、稽古の為にエリオットを探すが、
エリオットは旅芸人に扮したナバールの刺客に騙されて侵略の手助けをされた挙句攫われてしまう。そして攻め込んだナバールによって城は陥落、父ジョスター王は戦死してしまう。
王が今際の際に残した言葉を胸に、エリオットの救出と国の再興のため、一人故郷を後にして旅立つ。
なお、パーティにリースがいてホークアイがいない場合は、とある場面で彼にキスされるシーンがある。てめえ。
主人公の時は黒の貴公子ルート。

同様の戦闘能力を持つ敵は「レディビー」系と「ゴブリン」系。ステータスをアップ・ダウンさせる魔法を使ってくる。


主人公達の関係者

【旅の同行者】

  • フェアリー
CV:内田真礼
マナの女神に仕える妖精。
光の司祭に火急の危機を伝えるべく現れるが、力をほとんどを使い果たして倒れていた所で主人公に出会い、生存のため憑りついて行動を共にする。
オープニングや回想シーンから複数体いるようだが、次々と力尽きてしまったようで、最後の一体になったフェアリーが本編で同行する個体となる。
やることなすこと裏目に出て敵勢力が有利になるため「こいつが真のラスボスじゃねーか」というネタが一部で広まっていき、ついには「聖剣伝説3 フェアリー」で検索かけようとすると「聖剣伝説3 フェアリー 黒幕」と表示されるようになってしまった。
SFC版でのドット絵では青いレオタードを着用しているようだがリメイク版では青いドレスへ変更となった。
ちなみにSFC版当時の説明書や攻略本でのイラストはどう見ても全裸である。

  • ブースカブー
シュノーケルを付けた亀のような姿をした幻獣…っていうか珍獣。
火山島ブッカのダークプリーストからは「海のヌシ」と崇められている。
とぼけた顔に反して本来は獰猛な気性で人間に心を許さないらしいが、窮地に陥った主人公達を救った。
「ぴーひゃら笛」入手後は自由な海上移動が出来、行動可能範囲が跳ね上がる。
しかしフラミーが仲間になった後はお役御免となる可哀想なやつ。

「翼あるものの父」と呼ばれる山と空の守護精霊。
実は女の子。
詳細は個別項目参照。

  • ウィル・オ・ウィスプ
CV:小島幸子
白い人魂のような姿をした光の精霊。
「~ッス」のような軽い喋り方をする。

  • ノーム
CV:金光宣明
緑の帽子を被り髭を蓄えた老人の姿をした土の精霊。
ドワーフ達からは守り神として崇められている。

  • ジン
CV:伊東健人
青い体をしたランプの精のような姿をした風の精霊。
「~ダス」と語尾を付ける。

  • シェイド
CV:伊東健人
大きな目玉にコウモリの翼を生やした姿をした闇の精霊。
威厳に溢れた口調をしている。

  • ウンディーネ
CV:菅沼千紗
人魚のような姿をした水の精霊。
関西弁で話す。

  • サラマンダー
CV:永野善一
炎を纏ったトカゲのような姿をした火の精霊。
とにかく暑苦しい。

  • ルナ
CV:西田望見
光の玉を持った女性の姿をした月の精霊。

  • ドリアード
CV:木野日菜
木を模した女性の姿をした木の精霊。
弱気で自信が持てない性格。

【草原の国フォルセナ】

温暖な平原に囲まれ、近隣に商業都市も有する豊かな国家。
12年前に世界を脅かした竜帝を打ち倒した英雄王リチャードが治めている。
王直属の「白銀の騎士団」を有するほか、優れた剣士が傭兵として所属している。
また、各国にスパイを送り込んでの諜報戦も行うなど武力一辺倒の国ではない。

  • 英雄王
CV:大塚明夫
演:石坂 勇
草原の国フォルセナの王。名前はリチャード。
12年前の世界大戦においてフェアリーに選ばれ、親友であるデュランの父ロキと共に竜帝を打ち倒した。
主人公にとりついたフェアリーを見て世界の危機を察し、全面的に協力してくれる。
なお、12年前では父王が存命だったので、40歳越えなのにまだ王子というフィリオネル王子みたいなものだった。

  • 黄金の騎士ロキ
CV:森田了介
演:高木トモユキ
故人。フォルセナに仕える騎士でデュランの父。
リチャードとは親友で、剣術大会で彼を打ち負かして優勝したほどの実力者。
竜帝との戦いで相討ちになり戦死するが、彼の名は死後も騎士の模範として称えられている。
名前から嫌な予感を感じさせるが少なくとも人格的な欠点はほぼ皆無である。

  • ブルーザー
CV:金光宣明
剣術大会若手部門決勝戦でデュランの対戦相手となった剣士。
チュートリアルの相手でありこちらが意図的に負けても最後にはブルーザーが反則行為を行い決勝戦が仕切り直しとなる。
リメイク版ではリンクアビリティが貰えたり、終盤ではデュランと再戦したりと出番が増えている。
外見はザコ敵のアーマーナイトと同じ。

  • ステラ
CV:小島幸子
ロキの妻シモーヌの姉で、デュランの伯母にあたる。
妹夫婦が亡くなった後、デュランとウェンディの面倒を見ており、デュランが旅立つ際にはロキの形見のブロンズソードを渡した。
ホークアイによると素敵なレディとのこと。

  • ウェンディ
CV:春野杏
デュランの妹。
紅蓮の魔導師に敗れて自棄になったデュランを叱咤したが、彼が旅立った後は帰りを待ちわびている。

【魔法王国アルテナ】

絶えず雪が降り続ける極寒の地に立つ国家。
女王の強大な魔力によって都市は温暖な気候を保っており、魔法技術が発展している。
一方で魔法至上主義とも言われるほど人物が魔力で評価される傾向にあるため、魔法が使えない人間は針の筵に晒されることになる。
マナの減少により都市が寒冷化し始めたため、強大な魔力を秘めるマナストーンの解放およびマナの力を女王のもとに集めた「魔法帝国」の成立を企て、
その手初めとしてフォルセナへの侵攻を狙っている。

  • 理の女王
CV:明坂聡美
演:最上もが
魔法王国アルテナの女王。名前はヴァルダ。
アンジェラの母親だが、極めて厳格な性格で娘に関心を見せない様子が目立つ。
一方で彼女を知る英雄王によると心優しい性格らしい。

  • ホセ
CV:武虎
アンジェラの教育係のご老人。昔は「アルテナにその人あり」と謳われたほどの魔法使いだった。

  • ヴィクター
CV:内匠靖明
アンジェラの生活指導係の青年。彼女のいたずらから来るホセの愚痴を頻繁に聞かされる苦労人。

【ビーストキングダム】

かつて人間たちから迫害されてきた獣人たちが独立して興った国。
打倒人間をスローガンとし、獣人の高い身体能力を生かした強力な兵団を持つ。
物語の開始直後に人間界の精神的支柱と目した聖都ウェンデルへの侵攻を開始する。

  • 獣人王
CV:三宅健太
演:桜庭大翔
ビーストキングダムの王。
事を成すには非道な行いも辞さない苛烈な者だが、彼の基に集った獣人達からは立ちあがる機会をくれたとして尊敬されている。
その獣人達は人間に対し強い敵意と復讐心を持つ*3のだが、彼自身はそうした意志とマナの剣を巡る争いへの興味がさして見られない。
6大国の国家元首の中では唯一敵に操られたり命を落としたり命の危機に陥っておらず王としての格を保っている。
『HoM』にて名前がガウザーだと判明した。

  • カール
ケヴィンの親友であるちびウルフ。
ある日獣人王と死を喰らう男の策により凶暴化させられ、獣人化したケヴィンによって手にかけられてしまう。
SFC版での1戦目は強制負けイベントのように思えるが、実はHPは無限ではなく有限(6万超え)のためうまく地形ハメが出来れば時間をかけることで倒すことが出来る。
しかし、その場合でもセリフは変わらずケヴィンが獣人化したことになっている。

CV:内野孝聡
人間討伐隊隊長を務める男。聖都ウェンデルへの侵攻を率いる。
獣人王直々に隊長に指名された実力者であり、獣人王を深く尊敬しているが、
一方で彼の後継者と目され、王に期待されているケヴィンに嫉妬心を抱いている。
SFC版ではトラウマ級の強さを誇る強ボス。

  • フレディ
CV:金光宣明
聖都ウェンデル侵攻に先立って制圧した城塞都市ジャドの牢獄を見張るビースト兵。
……なのだが、シャルロット以外の5人*4からそれぞれの方法でやりこめられて逆に閉じ込められ、脱獄を許してしまうというあまりにもマヌケな面を見せてしまう。
名前はケヴィンを三人目に選んだ場合のみ判明する。

【聖都ウェンデル】

マナの女神を奉る神官たちの国。
「光の古代遺跡」を守護するために、近隣地域に樹立した永世中立国家である。
指導者である光の司祭は誰にでも分け隔てなく導きを与えてくれるため、国の東西を問わず迷える人々すべてにとっての心の拠り所となっている。

  • 光の司祭
CV:西村知道
聖都ウェンデルのトップでシャルロットの祖父。博識で世界的に有名。
主人公達は各々が欲するものへの答えを求めて彼の許に向かう事から物語が始まる。
主人公一行が聖都ウェンデルの結界を破ったため獣人達が侵攻できる状況となったものの、光の司祭が命を賭して結界を貼り聖都ウェンデルは事なきを得た。
しかしそのために光の司祭は伏してしまい、以降は聖都ウェンデルを訪れても会うことは出来ない。

  • ヒース
CV:山下大輝
演:山本龍人(ICEx)
ウェンデルの神官でシャルロットの憧れの人。
ある日アストリアで起きた異変の調査に向かった事でシャルロットは彼を追って神殿を抜け出した。
しかし、自身を追いかけて来たシャルロットを庇い彼女の目の前で攫われてしまった。

  • ミック
CV:木野日菜
ウェンデルの神官見習いの少年。
シャルロットがウェンデルから脱走するのに協力した。
SFC版では出番はそこだけだが、リメイク版ではウェンデル再来訪時に話しかけるとリンクアビリティが貰える。
脱出に使用したバネクジャコは本来使用者を真上にジャンプさせるだけのギミックアイテムだが、彼が用意したものはなぜかシャルロットをウェンデルの外に射出した*5
ミック曰く失敗だが、むしろウェンデルからの脱出に成功している。

【砂の要塞ナバール】

悪徳商人から奪った金を民衆に分け与える義賊たちの居城。
正確には国家ではなく私兵団だが、忍術を修めた忍者軍団は強力で他の国家と遜色ないレベルの戦力を持つ。
マナの減少により水源のオアシスが枯れ始めたため、砂漠を捨てて他国へ侵出しての
「ナバール王国」の建国を目論んでローラントへの侵攻を行う。

  • フレイムカーン
CV:栗津貴嗣
ナバール盗賊団の首領。
彼自身は王政を嫌う誇り高い義賊だが、いつからか連れてきたイザベラに操られてしまっている。
天涯孤独の身であったホークアイを拾い、自身の子であるイーグルやジェシカと共に実の子のように育てた。
…なのだが『HoM』にてホークアイの外祖父だと判明。孫や次子以下にはその事を教えておらず、身寄りの無い子を養子にした体を装っている。

  • イーグル
CV:伊東健人
フレイムカーンの息子。ホークアイとは兄弟のように共に育った親友。
父の不審な振る舞いと彼が連れてきたイザベラを疑問に思い調査するが、彼女に操られてホークアイと戦わせられる。*6
なんとか正気に戻せたもののイザベラにとどめを刺されて死亡。
ゲームではホークアイが峰打ちしてイーグルの動きを止めるもイザベラによるファイアボールで命を落としたが、SFC版当時の攻略本等に掲載されたイラストでは血を流し横たわるイーグルとその横に血の付いたダガーを持つホークアイという構図であった。峰打ちとはいったい
『HoM』にてホークアイの母方の叔父だと判明。
リメイク版ではホークアイに盗賊の技術でも高く評価されており、叔母と甥である事を知らずに、ジェシカとホークアイに盗賊を辞めて一緒になるよう莫大な結婚祝儀を隠していた事が判明する。

  • ジェシカ
CV:西田望見
フレイムカーンの娘。イーグルの妹。
企みを知られたイザベラにより呪いのアイテム「死の首輪」を付けられて実質人質にされてしまった。
ジェシカ自身には「死の首輪」を付けられたという自覚は無いため、イーグル殺しの弁明をしないホークアイに対して不信感を募らせる結果となった。
後に火のマナストーン解放のための生け贄にされかけたがホークアイもしくはニキータに救出され、以降はオアシスの村ディーンにて看病される姿が確認できる。
盗賊団の首領の娘という設定が活かされるエピソードは無く見た目や喋り方は高貴な出自のお嬢様と言った感じである。
『HoM』にて、ホークアイとは叔母と甥という血縁関係だと判明している。
またリメイク版では美獣に匹敵するムチムチボディであることが発覚。ほほぅ。
エンディングではナンパをするホークアイを不機嫌な目で見ており、好意がうかがえる。上記の通り、本編では知る由がないのでリースがもらっていかないとうっかりどうにかなってしまう可能性も*7
ちなみに、次作『LoM』では「ジェシカの片思い」という名前のお店が登場する。

  • ニキータ
CV:新谷真弓
ホークアイの弟分で商人一族「ネコ族」を飛び出して盗賊になった。
濡れ衣をかけられたホークアイの無実を信じて彼を脱出させる。
しかしその後ナバールはイザベラの手に堕ち、ニキータも心を操られて忘我状態となる。
漁港パロでは壁の間に挟まっている姿で再登場*8。その後、ホークアイが仲間にいる場合はジェシカ救出という大役も担当する。
聖剣伝説シリーズでは度々ニキータというぼったくり商人が出てくるが、今作に限り商人では無く盗賊のためアイテムは売らない*9

  • ビル/ベン
CV:粟津貴嗣(ビル)/内野孝聡(ベン)
ナバール盗賊団の双子の忍者。
ホークアイの仲間であったが、美獣に操られてしまう。
ホークアイ主人公のオープニングではナバール兵グラフィックでホークアイと共に盗みを行ったり、ナバールにいることが確認出来る。
リース主人公のオープニングではニンジャ系グラフィックで登場。
エリオットをそそのかしローラント城の風を止め、その後エリオットを連れ去った。
ストーリーでは2度戦うことになるがどちらも戦闘前に合体して「ビルとベン」となり、HP半分を切ると「ビル」と「ベン」に分離する。
ニンジャマスターの技である「影潜り」や忍術を使用する。
リメイク版では、合体解除後に一方を倒してから一定時間以内にもう一方も倒さないと復活してしまうという初見殺しが実装された。
なお、合体状態のまま分離する暇なく倒すと普通に死ぬ。
2戦目の後、マナストーンの解放にビルとベンの魂を使ったと美獣が語っており明確に死が描写されている。
ホークアイが仲間にいる場合、「仲間(イーグル)殺しのえん罪を晴らす旅の途中で仲間(ビル/ベン)殺しをしてしまう」という割と重い話になる。

【風の王国ローラント】

高地に住む地域部族と漁港パロがジョスター王のもとに団結して建国した新興の国家。
建国から20年も経たない小国だが世界最強とも謳われる精兵アマゾネス隊を有し、
自然の崖を利用して作られた城とそこに吹く強風という地の利と合わせて鉄壁の守りを誇る。
尚、この地域には奴隷制が無いと言う文化的特徴がある*10*11
オープニングでナバールの侵略を受け滅亡する。

  • ジョスター
CV:内野孝聡
風の王国ローラントの国王。
戦傷により盲目だがそれを感じさせないほど勘が鋭く、
風を読むことで時流を読んだり城内の人の気配を漠然と把握したりといったことができ、
新興のローラントが他の国家と対等に渡り合ってきたのは彼の外交手腕あってこそ。
ナバールの襲撃により致命傷を負い、リースにエリオットの救出を託し死亡した。
SFC版では専用グラフィック持ちだが孫がいてもおかしくないくらいの白髭のじいさんであった*12
リメイク版では『HoM』でのデザインから順当に年を取ったような貫禄のあるモデリングとなった。

  • エリオット
CV:青山吉能
ローラントの王子でリースの弟。
母ミネルバは彼を産むと同時に他界しており、母の顔を知らない。
リースが母代わりとしても彼に接してきたこともあり、何かと姉に甘えがちな甘えん坊。
姉との稽古から逃げていた所をナバールの手の者に付け込まれ侵略の片棒を担がされた挙句攫われた。
ちなみにビルとベンに連れ去れて奴隷商人に売り払われたものの、邪眼の伯爵に買い戻されるというよく分からない経緯を辿っている。

  • ミネルバ
CV:西田望見
リースとエリオットの母親。
エリオットを産んだ際にこの世を去っている。

  • ライザ
CV:吉岡茉祐
ローラントのアマゾネスでアマゾネス軍の実質的なナンバー2。
ナバールの襲撃の際にはビルとベンが陽動の為に態と誘拐場面を見せたエリオットを救出する為にアマゾネスの大部隊を率いて追撃するも、
眠り花の群生地の風下に誘導されて爆睡してしまう。*13
主力は無事とは言え、王の護衛に残った面子が壊滅した為に人的被害が大きかった点も事実であり、
ナバールが修復して防衛機能が復活したローラント城を力攻めで奪還する事は困難と頭を抱えていた。
その為、ローラント滅亡後は漁港パロのウェイトレスとして情報収集をしていた。
リメイク版ではビキニアーマーとなっている。

  • アルマ
CV:竹内恵美子
リースとエリオットの乳母。
リースの両親とは古い友人で、かつてはアマゾネス隊のエースだった。
古い世代だった為か眠り花の花粉が効かず、王の戦死を悟ると子守役の老人や眠り花の花粉から免れた面々を連れて王城から脱出する。
SFC版では汎用の老婆のグラフィックなうえOPのみのチョイ役にすぎなかったが、
『HoM』でジョスターに届かない片想いをする女戦士というキャラ付けがされ、リメイク版では『HoM』準拠の容姿になり、大きく若返った。
でも口調や服装は以前の老婆のままなので婆臭い。何故そこは変えなかった。
リースに戴冠の儀式について話す。

敵陣営

本作の敵達。何れも「マナの剣」を手に入れて野望を成すべく、配下を差し向けた国を掌握して利用する。
物語中盤で大規模な争いが起き、主人公=最初に選んだキャラクターと因縁がある勢力が勝ち残る。

【ボス】

ストーリー道中で闘うボス達。
敵勢力とは無関係のボスもいるが敵陣営の直接配下のボスも混在しているため便宜上ここに記載する。
ちなみに火山島ブッカの「岸辺の洞窟」の最奥地には当初、ボスモンスターを配置していたらしいが容量の都合上削除されたらしい。

  • フルメタルハガー
滝の洞窟で闘う本作最初のボスモンスター。
3対の足をもつ巨大な蟹。
どういう経緯かは不明だが体内にウィル・オ・ウィスプを封印していた。
主人公がホークアイかリースの場合、ダークキャッスルで再戦する。

  • マシンゴーレムR/マシンゴーレムS
大地の裂け目の橋の上にて戦うことになるアルテナ所有の魔導兵器。
頭部は三角帽子を被った魔法使いみたいなデザインをしている。
サイズは一般モンスターと変わらないが2体同時かつ戦闘開始と共に高火力のロケットパンチをぶっぱなってくる。

後に零下の雪原で再戦する。
この時は3体に増えており名称も「マシンゴーレムS」に変わっている。
ちなみにただの「マシンゴーレム」だと一般モンスターであり、フォルセナ侵攻時やアルテナ城内にわんさか出てくる。

  • ジュエルイーター
ドワーフのトンネルの最奥地にいる巨大なモグラ。
1000年に一度、世界に異変が起こるときに生まれるらしい。
技「ぶちかまし」で全体攻撃と共に画面端から端へ移動する。
主人公がデュランかアンジェラの場合、ドラゴンズホールで再戦する。

  • ツェンカー
手足は鋭いかぎ爪で背中に翼のある鳥系女モンスター。
黒曜の騎士が風の精霊ジンの力を使用して召喚した。
SFC版ではドットの限界で不細k…さほど可愛くなかったが、リメイク版ではグラフィック向上のおかげで中々にエロい。
主人公がデュランかアンジェラの場合、ドラゴンズホールで再戦する。

  • ジェノア
壁に張り付いた魔導生物で大きな暖炉をモンスター化させたようなデザインをしている。
ローラント城の玉座手前で戦うことになる。
手足が無いため直接攻撃はなくトラップやファイアボールが主な攻撃手段となる他、シェイプシフターを召喚する。
主人公がケヴィンかシャルロットの場合はミラージュパレスで、主人公がホークアイかリースの場合はダークキャッスルで再戦する。

  • ビルとベン
【砂の要塞ナバール】参照。

  • ゴーヴァ
CV:中村悠一
幽霊船の甲板に待ち構えている幽霊船の主。
ルガーやビル、ベンのようなキャラクターボスを除けばモンスター系ボスの中で唯一しゃべる。
主人公がケヴィンかシャルロットの場合、ミラージュパレスで再戦する。

  • ルガー
【ビーストキングダム】参照。

  • ギルダーバイン
ランプ花の森の奥地で戦うボス。
木の精霊ドリアードから力を奪い巨大に成長した植物系モンスターで巨大な球根からワニのような頭部が生えている。
主人公がケヴィンかシャルロットの場合、ミラージュパレスで再戦する。

【神獣】

古の時代に世界を危機に陥れた存在。マナの女神によって8つのマナストーンに封印されていた。
だが、現代になって他勢力を下し勝者となった敵勢力により解放されてしまう。

詳細は項目を参照。

【ドラゴンズホール】

アルテナの西側にあるガラスの粉で出来た砂漠に覆われた大陸の奥地に存在する地下洞窟。
他種族に害なす竜族の住処であり、一族の長「竜帝」を頂点とする勢力がかつての大戦以前からこの地に拠点を構えている。
デュランかアンジェラを最初に選んだ場合、ラスボス勢力になる。

  • 竜帝
CV:勝杏里
演:合田雅吏
竜族の長。現世を自身を頂点とした世界に変えようとするべく、12年前に「世界大戦」を引き起こし、古の都ペダンを滅ぼしている。
黄金の騎士ロキと相討ちになって死んだはずだがいかなる手段を用いたか、復活した。

ラストバトルでは真の姿である巨竜へと変貌。画面に収まらないほどの体躯を活かした強大な攻撃を惜しみなく放ってくる。
リメイク版では画面に収まるくらいには小柄となったが、それはそれで強みを活かした攻撃を放ってくるのが驚異。また属性耐性も変えない。
真の姿を見せたときのグラフィックは神々しさと邪悪さが融合した秀逸なもの。

邪悪な存在ながら部下に対しては優しく、紅蓮の魔導師を気遣う一面を見せたり(後述の通り自らの配下になるように誘導した説もある)、元々の敵を(洗脳しながらであるが)重宝していたりと「帝」としての器はしっかりとある。

  • 紅蓮の魔導師
CV:中村悠一/北沢力(LoV3)
演:高尾楓斗(ONE N’ONLY)
アルテナ一と称される魔法使い。デュランの慢心を砕いた張本人。
理の女王の側近としてアルテナ軍の指揮を執る。
戦闘では強力な魔法を連発し、こちらを苦しめる。
元々はアンジェラ同様、魔法が使えない落ちこぼれだったらしいが……?

+ 実は…
実は竜帝が復活したのは彼が原因。
魔法が使えなかった頃、アルテナから逃げるように旅に出た時にふと立ち寄ったドラゴンズホールで竜帝の死体を発見、命の半分と引き換えに魔力を授けるという竜帝との取引に応じ、竜帝の完全復活の為に暗躍していた。

なおアンジェラが知る彼の元々の性格はこんなのではなかったらしい。
実際アルテナの女王を洗脳し戦争に扇動していたものの、屈辱を与えたアルテナという国に直接的に何かをしようとはしていなかったり*14
自らが悪しき力を得てそれでも勝てなかった場合は潔く自害しようとし、それに対してデュランやアンジェラが説得した際には「ありがとよ…」と嘯く等、元々は好青年であった可能性が高い。
彼が魔法にこだわらなければ、もしくは落ちこぼれにも落ちこぼれの生き方があることを知れば、デュランやアンジェラと良い友になれたのかもしれない。

ちなみにドラゴンズホールに「ふと立ち寄った」というがそこはそんな軽くホイホイ行ける場所ではない。
なので配下となるべき人材を見つけた竜帝によって導かれた説が濃厚である。
身一つで旅を続けたりじゃなかったり、魔法使いなのに筋肉ムキムキだったりとむしろフィジカル面に優れていたのではとも言われている。


LoV3では寿命を引き換えとして力を得たという設定を活かし「最大HPが低下する代わりに攻撃力が大幅アップ」というアビリティを得て登場。
しかしそのHP低下率は非常に低い上、職種のマジシャンは「遠距離から攻撃できる為に近寄られずに攻撃が出来るが、近寄られた際は多少HPが多くてもすぐ死ぬ」というクラスで多少HPが下がっても一緒だった為、マジシャン枠として使用率は非常に高かった。
しかし彼の後に実装された同コスト同兵種カードは「攻撃力は低いがその分追加効果が強力」なものが多い上、所属している「魔種」という種族は攻撃力が盛りやすい為単なるステータスが強力なだけ(しかも他のカードより10程度)の彼の使用率は一時期落ち込むこととなった。
だがその後のアップデートでやけくそアッパー調整が成されかなりの火力お化けと化し、前述の通り攻撃力が盛りやすい種族の為攻撃力だけは化け物じみた数値にすることが可能であった。

本名は不明で、ファンからの愛称として「紅蓮魔(ぐれんま)」や「ぐれ魔」等が使われることもあった。
本名がブライアンという都市伝説があるが結局リメイクが出ても不明のままであったが…。
『聖剣伝説 ECHOES of MANA』のシーズン2第2章では魔法の使えない落ちこぼれだった頃の彼が登場、本当の名前が「フランマ」である事が明らかになった。
詳細については都市伝説の項目参照。

  • 黒耀の騎士
CV:森田了介
演:高木トモユキ
暗黒面に堕ちた騎士。何故かデュランの事を知っているようだが…。
戦闘ではアーマーナイト系モンスターと同様の必殺技を放つため、迂闊な攻撃を許さない。
なお主人公がアンジェラでパーティにデュランがいない場合は、中ボス感すら味わえない寂しい戦いになる。
だがリメイク版では改善されており劇中で匂わされてる真実を確定させる演出がある。

+ その正体は…
その正体はデュランの父親である黄金の騎士ロキ。
竜帝と共に死亡したが、竜帝が復活した際に蘇生され、竜帝の部下となった。
前述の通り名前の割には正々堂々とした人格者なのだが結局は「ロキ」の代名詞である「裏切り」から逃れることは無かったのであった…。(彼の場合は事情が事情なので単純な裏切りとは言えないが)

ブラックなラビ。見た目はかわいいラビの色違い。
でもその戦闘能力は……ラスボスなんか目じゃないぜ!
6連続魔法をキミは凌ぎきれるか!?
でも、回復させられると楽勝できちゃう。
因みに、SFC版ではダークキャッスルにもデータ上存在するようだが、攻略の進行上辿り着けません。ご愁傷様。
ミラージュパレスにはデータ設定すらされていない。
戦いたい場合は、ゲーム開始時に主人公をデュランかアンジェラに設定しよう。
リメイク版ではどの主人公でも戦えるようになった。さらに出現場所まで瞬時にワープできるようになり、至れり尽くせりとなっている。
勿論リメイク版では弱体化の裏技は出来ないため、正々堂々と挑まなければならない。

【ミラージュパレス】

火山島ブッカの南西、古の都ペダンを要する大陸を覆うジャングルの奥地に建つ宮殿。
かつて存在した国と共に栄えていたが現在はジャングル共々訪れる者を惑わす魔境と化している。
禁呪を修めた「仮面の道士」を指導者とする勢力がこの地を拠点に据えてからは道士に使役される死者の巣窟にもなった。
ケヴィンかシャルロットを最初に選んだ場合、ラスボス勢力になる。

  • 仮面の道士
CV:武虎
仮面で素顔を隠した男。元は光の司祭の対の存在にして、共にウェンデルを治めていた闇の司祭ベルガー。
厳しくも心優しい人物だったが目的のためなら手段を選ばずに突き進む傾向があり、不治の病に侵された女の子を救う為に、禁呪の解読を進めていた。
しかし、解読が完了した時には手遅れで少女を助けることができず、禁呪を研究した罪で聖都から追放されてしまう。
それからは禁呪の呪いで顔が醜く歪み、果ては心も歪んでしまった果てに現世を死者の世界に変えようとする目論みに取り憑かれた可哀相なラスボス。

ラストバトルでは自らの身にも施した禁呪の力を解放した姿に変貌。様々なステータス異常を発生させる攻撃をする。
リメイク版ではフィールドの外周をテレポートしながら多種多様な攻撃を繰り出す。
ところが、ラスボスでありながら(時折変えるとはいえ)弱点有という大欠点持ちであり、
なおかつ物理最強のケヴィンと初期弱点の聖属性がデフォルトのシャルロットが相手という余りにも悲しい宿命を背負う事になったボス。
二人が同時に面子にいた場合の仮面の道士の悲惨さ足るや目を覆いたくなるレベル……。

  • 堕ちた聖者
CV:山下大輝
ヒースが闇に染められてしまった姿。実は「仮面の道士」とは親子の関係。
シャルロットは彼の為に戦ってるのに、プレイヤーからは忘れられがち。
戦闘では召喚魔法などの痛い攻撃魔法とヒールライトによる回復でジワジワと攻めてくる。

  • 死を喰らう男
CV:杉田智和/北沢力(Lov3)
演:原西孝幸(FUJIWARA)
人の魂を食べる妖魔。道化師のような姿をしており言動も道化的だが、性格は残忍。
戦闘時には3人に分身するが、本体は1人だけ。
しかし、3人とも攻撃をしてくる上、あっちこっち飛び跳ねるのでなかなか厄介。
主人公がケビン・シャルロットで無い場合、ラスボス勢力にメッセンジャーボーイとしてこき使われそのまま姿をくらますが、主人公がケビン・シャルロットの場合でも戦闘後に主人公達と再開を示唆する発言をして生き延びており中々にしぶとい。

LoV3では相手のアビリティを無効化する強力スキルを携えて登場。ステータスもなかなかだった為エラッタや強化もなく最後まで使われた。
またリメイク版と違い高い声で演じられていた。「オシマイ↑!」
そもそも声優が違うので


【ダークキャッスル】

ローラント北方の大陸にかつて存在した国の王城跡。
かつては「光の城」と呼ばれ栄えていたが、滅びの予言により国は滅亡した。
現在は新たな魔界の王である「黒の貴公子」を主とする勢力がこの地を現世侵攻の拠点として造り替えている。
ホークアイかリースを最初に選んだ場合、ラスボス勢力になる。

  • 黒の貴公子
CV:近藤隆
魔界の王子。他者はすべて利用するものとしか思わない冷酷な人物。
かつては光の城に住む人間の王子だったが、「王子が国を滅ぼす」という予言を恐れた王が
彼を幽閉したために闇と絶望に染まり、それに目をつけた魔界の王から力を与えられ皮肉にも予言を成就してしまった。
後に魔界の王をも殺害し自らが支配者として君臨。現世を魔族の新天地となる世界に変えようと目論む。
しかし、誰にも心を開いていないという。
魔界へと消えた闇のマナストーンをこちら側に呼び戻すために禁呪を使って命を落とすが、ラスボス勢力となった場合は復活する。そうじゃない場合は死んだまま
またリースの弟のエリオットの肉体に転移しようとしているのだが、エリオットを狙うのはショタコンだからではない。たぶん。

ラストバトルでは魔界の王としての姿に変貌。その場から動かずとも攻撃と防御を巧みに使い分けてくる。
唯一第二形態が存在するラスボス。完全に人を捨て魔王然とした姿に変わる。
リメイク版では第二形態に移行した時にHPが全回復し、両腕が独立して動く敵ユニットとして出現する。
だがその場から動かないのは変わらない上にこいつも(変えてくるとはいえ)弱点有という大欠点持ち。

+ 考察
彼の心が乾いている理由は、彼が何者でもないからであると思われる。
生まれて早々忌み子として排斥された彼にはおそらく名前がない。
更には、彼を受け入れた闇の者たちは作中の描写からして称号こそが呼び名であり、固有の名前を持たない。
彼に与えられたのは闇の貴公子という称号であり、何者でもないままその称号に従った役割をこなしていただけに過ぎないのである。
当然本人も周囲の部下もそんなことに気付くわけはなく、その称号で呼ばれるたびに彼のストレスは静かにたまっていったことだろう。
世界を制するほどの力を得ながら、力があるわけでもなんでもないただの少年の体をチョイスしたのも、「エリオット」になりたかったから。
引いては、一人の何者かとして愛されたかったと思われる。

聖剣伝説4に登場するストラウドは黒の貴公子の前世という裏設定があり、声優も同じとなっている。



  • 美獣イザベラ
CV:南條愛乃/慶長佑香(Lov3)
演:野本ほたる
怪しくもふつくしい女。その正体は……ふつくしい銀色(リメイク版では紫ベースに白混じり)の体毛を持つ獣。
黒の貴公子に忠誠を誓う魔界の住人で、目的のためならば手段は選ばない。
彼女のすべては徹頭徹尾愛する黒の貴公子ただ1人のために捧げられており、非道な行いを為してはいるが、
愛する人のためにすべてを投げ打って尽くす姿勢や自勢力の敗北を悟ると捕虜を無事に解放する態度は一概に悪人とは断じ切れない部分もある。

戦闘では時々可愛らしい猫のような姿になる。だがこの時に厄介な効果の魔法を使うので油断は禁物。
でもそこに気を付ければ案外楽に倒せる。
リメイク版では露骨に愛を注がれており、やたらモーションのクオリティが高い。
LoV3では周りに自ユニットがいないと能力が強化される「アローンアップ」を所持。
皮肉にも最初から最後まで孤独であった彼女にぴったりのアビリティであった。

「イザベラ」は偽名であり「美獣」がキャラクターとして正しい名称であったが、いつの間にか*15「美獣イザベラ」が正式名称となっていた。
リメイク版のゲーム内表記はSFC版を踏襲してあるため「イザベラ」や「美獣」だが、公式HPでは「美獣イザベラ」と紹介されている。

  • 邪眼の伯爵
CV:内匠靖明
赤い目と蒼白の肌が特徴的な魔界の住人。
ホークアイのオープニングにも現れ、その後も何度か登場する。
が、どうにも影が薄い感じが否めない。他の幹部と違ってどの主人公ともほとんど因縁が無いし……。
ブラックマーケットの奴隷商人からエリオットを購入した人物として語られており、これによってリースとの因縁が出来たと見做せなくも無いが、やはり影は薄いだろう。
戦闘では彼は勿論強いが、一緒に戦うザコ敵の方が厄介。

旅の中で出会う人々たち

  • ボン・ボヤジ
CV:三宅健太
自由都市マイアに住む自称錬金術師。みずから発明した大砲を用いた移動手段を開設する。
妹ボン・ソワールと同居しており、また瓜二つの弟ボン・ジュールがフォルセナにおり、従妹のメルシーがローラントに所属している。
全員、挨拶が名前の由来となっている。

  • ワッツ
CV:武虎
ドワーフの村で道具屋を営むドワーフ。
聖剣伝説にはシリーズ代々、ワッツという名のドワーフが存在している。

  • 賢者ドン・ペリ
CV:金光宣明
かつて竜帝との戦いの時にリチャード王子を勝利に導いた奇跡の戦術家。
コロボックルという種族で人間嫌いだが、頑迷固陋というわけではなく、世界の危機の前では力を認めた人間に力を貸すこともある。
…が人間をおちょくる悪癖だけは「やめられん」との事。

  • マタロー
CV:小宮逸人
商業都市バイゼルに住む幽霊マニアの青年。
目的を果たしたらまた新たな目的に突き進むという健全な精神をしているが…。

  • 妖精王
CV:永野善一
花畑の国ディオールを治めるエルフの王にしてシャルロットのもうひとりのおじいちゃん。
ある出来事から人間との関わりを断ち、エルフだけでひっそりと暮らしている。

  • チキチータ
CV:栗津貴嗣
ニキータの遠戚にあたる猫族の商人。
神獣と戦う主人公達に強力な武器を売ってくれる。

  • ジョセフィーヌ
CV:西田望見
ニキータと恋人同士であった猫族の商人。
強力な武器防具が売っている古の都ペダンの情報を教えてくれる。
これによって7体目の神獣を倒したら「ジョセフィーヌが言っていた古の都に行ってみよう」となるのだが、ジョセフィーヌに一度も話しかけて無くてもこのセリフとなる。ジョセフィーヌって誰だよ
リメイク版ではジョセフィーヌに話しかけていない場合、別のセリフになるよう修正された。

  • チチ
CV:青山吉能
雪の都エルランドに住む少女。
雪原で倒れていたアンジェラを母親(CV:吉岡茉祐)と一緒に救助した。
リメイク版ではアンジェラが主人公の時に限り、再会時にリンクアビリティが貰える。

リメイク版の追加登場人物

  • サボテン君
聖剣伝説LEGEND OF MANA』から登場した、サボテンっぽい謎の生き物。
今作では世界の各地に隠れており、5回見つける度に様々な特典を得られる。

+ ネタバレ注意!
  • グラン・クロワ
CV:内匠靖明
かつて強い力を持つクラス3を秘密のアイテムを使用しなければクラスチェンジできないように封印したとされる古の大魔導師。
本人は肉体も魂もこの世界から消滅しているが、彼の全ての知識を封じ込めた一冊の本がフォルセナの図書館で眠り続けていた。
大魔女アニスの復活に呼応して覚醒し、偶然彼の声を聴いた主人公たちにアニス打倒を依頼。
彼らに究極のクラスチェンジである「クラス4」を授ける。
ちなみにSFC版でもクラス3を封印した人物として名前だけは描かれていた。

CV:小島幸子
マナの女神の存在する世界に遍在するという大魔女。
マナの女神と彼女の作りし世界を憎み、魔界への扉を開いて世界を滅ぼそうとする。
たとえ彼女を倒しても一時的に消滅するだけで、マナの女神ある限り彼女もまた不滅であるという。

彼女を倒すことで引き継ぎでの周回が可能になる。
その後も何度でも戦うことができ、一定時間以内に倒すことができれば
強力なアビリティ(引き継ぎ可)を獲得できる。いわゆるしんりゅうポジション。
ただし本作は終盤のインフレが激しいため、やり込み勢には完全にオモチャ扱いされている。大魔女ェ……
+ 真の姿
HPを0にするとムカデのような龍のような「アニスドラゴン」の姿に変貌。属性攻撃中心の人型形態時に対し、闇属性の魔法中心の高威力魔法で攻撃してくる。……が、はっきり言って変身前より弱い。
最大の理由は変身すると光属性が弱点になってしまうことと図体がデカい上に複数部位に分かれていること
もうお分かりだろう。光属性を付与した範囲必殺技(青龍殺陣拳など)を使えば複数部位に大ダメージが連続で入って瞬殺されてしまうのだ。
そうでなくてもメイガス経由で育てたアンジェラならエインシャントを連発しているだけでいつのまにか死んでいるという事態が起こる。
さすがにそういった手段で瞬殺できないパーティなら多少手こずることにはなるが……


■クラスチェンジ

本作ではキャラクターのレベルが18以上になると上位の「クラス2」へ、レベルが38以上になると最上位の「クラス3」へクラスチェンジが可能。
ただし、「クラス3」に上がるには、進みたいクラスに対応したクラスチェンジアイテムが必要となる。
クラスチェンジアイテムは「???の種」を宿屋などにある魔法のうえきばちに植えることで入手できる。
ゲームの後半で種を求めながらのレベルアップは誰もが経験する。

リメイク版ではクラスチェンジアイテムが未所持のものが優先で出現するようになった。
このため「???の種」が6つあれば全員が希望のクラスにチェンジできるようになり、
なおかつ宝箱から種が固定で手に入るようになったため種探しの必要性は減った。
また、終盤に手に入る「女神の天秤」でクラス1に戻れるようになり
どうしてもやり直したい場合にも取り返しが効くようになった。
その場合「???の種」のストックがないとクラス2のまま種探しに行くハメになるので要注意。
また、真の最終クラス「クラス4」が追加されている。

/\
/  \
光   闇
/\  /\
光 光 闇 闇
光 闇 光 闇
\/  \/
光   闇


■クリアの為の指南

※物語のネタバレなしでの、知るとかなり楽になる事を紹介。

  • 必殺技はLV1のみで行うべし(SFC版)
クラスチェンジを行う度に必殺技も増えるが、 必殺技LV2〜3は、一部の敵によるカウンター対象になる。 *16
最初から使えるLV1必殺技なら、手数も上がり安心して出せるので習慣にしよう。
COMが勝手に暴発する?そんな時はメニュー画面でLV1だけ使うよう調整できる。上手く活用しよう。

『ToM』では魔法カウンターが無くなり、そもそも敵の攻撃は回避可能になったため、上記の制限は不要。
思う存分ぶっ放そう。

  • 「ブラックマーケット」を活用しよう
夜にしか開かない店。骨董品やら人身売買とかやばい取引だけでなく、モンスター由来の魔法アイテムも扱っている。
ポトの油(HP回復)や各種爪(属性付加)やウロコ(能力アップ)はまず腐らない強力なアイテム。スペクターの瞳(敵の強化を打ち消す)もあると便利。
仲間三人が出来ない事を、ここで補うのはかなり有効。
やはりというかこの店のせいで割を喰らったクラスもある。

  • 魔法詠唱のカラクリ
一部のキャラは特定魔法の発動がかなり早い。クラス3シャルロットはヒールライトが異常に早いとか。
逆にかなり長い魔法もあり、使い道に気をつけるべき代物も。アイテムはすぐに発動する為、ピンチになったらそちらを優先的に使おう。


■余談

データのセーブ時にはカーソルがデフォルトで最後にセーブしたファイル上にあり、上書きを確認するメッセージも出ないので、ボタンを連打してたりするとデータを間違って上書きしやすい。
一本のソフトを友達や兄弟で遊んでいた人は、データを消したり消されたりしてガチ泣きやリアルファイトに至った人間も多いだろう。

また、前作ほどではないがそれなりにバグがある。
“特定アイテムを倉庫に入れると消滅する”というのも相当だが、特殊な進め方をすると進行不能になる致命的なものもあるので注意が必要。




…項目の運命は、99パーセントまで、あらかじめ決まっておる…
じゃが、残り1パーセントに、未来があり、夢がある…人はその1パーセントをこうよぶ…『追記・修正』と…

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  • 所要時間30分以上の項目
  • 1995年
最終更新:2025年03月27日 22:28

*1 ただし後述の通り喋り方はSFC版のまま

*2 主人公6人はリメイク版より前に別のゲームにコラボキャラとして出演した時に担当した声優が引き続き担当している。

*3 持たない者達は月明かりの都ミントスに集っている

*4 三人目の仲間。ただしシャルロットを選んだ場合は、仲間に選ばれなかったキャラのうちデュラン>アンジェラ>ホークアイの順

*5 ちなみにそのバネクジャコは半分腐っている物であったことが神殿内の住人との会話で判明する。なお、飛んでいった先に2番目に選んだキャラクターがおり、その人に救助されてアストリアに運ばれた。

*6 彼との戦いで戦闘不能になると自力で正気に戻り復活させてくれるが、直後に再度操られてしまう

*7 尤も、事情を全部知っているフレイムカーンも全快しており、彼が腹を割って事情を説明すれば解決するが。

*8 正しくは壁の隙間に立ちすくんでおりニキータが心神喪失状態であることを表しているのだが、そのインパクト故に壁の間に挟まっている等と言われる

*9 今作での高価なアイテム売りはチキチータとジョセフィーヌが担当する

*10 奴隷制と言われると、現代人にとっては酷いと感じるが、敵を無闇に殺戮せずに労働力に利用すると言う一面もあるので、敵を皆殺しにする文化が有るか、逆に強力な治安維持能力と職業斡旋能力がある大権力が存在する環境下でもないとどうしても奴隷制が生じてしまう。

*11 奴隷=捕虜を生かして労働力にすると言う観念が殆ど無かったので、王城陥落時にリースが仲間が皆殺しにされたと勘違いする下地になったと考えれば筋が通る。尤も、ナバール兵が捕虜になっている描写から『捕虜』という概念は有るようだが、情報源や人質として交渉材料には使っても労働力にしようとする観念は無い模様。

*12 というか顔の部分は光の司祭と同一グラフィック

*13 眠り花の耐性を付ける教育が行われていなかった以上、城内に居ても無力化されていた者が殆どだったと思われるので、軍の主力が生き残ったと言う点では結果オーライだったと言える。

*14 やろうと思えば復讐することも可能だったのに、むしろ若干綻びが生まれたとはいえ国の維持はしっかりと行っていた

*15 少なくともLoV3の頃には

*16 ウルフ系・レディビー系・ニンジャ系など、仲間キャラと同じ職のモンスターが該当する。