ヴィップ城にて緊急軍議が開かれるヴィップ軍。だが大将ショボンの裏切りの影響は大きく、西塔将校の一部は疑心暗鬼の状態で話が進まない。
そこに病身の大将ジョルジュが現れ、かつての総大将ハンナバル=リフォースの話をする。自分がヴィップに忠誠を誓うきっかけの人物であり、信用の限界と団結の大切さを説いた。
少将だったブーンはモララーとジョルジュの推薦でヴィップ国軍大将に就き、同伴を申し出たジョルジュとミルナと共にラウンジが設けた会談の場に赴く。
ラウンジ大将に就いたショボンからはまず降伏勧告が出されるがこれはあっさり流れ、互いにショボンとジョルジュの真意を洗い出す場に。
そこでショボンは「ブーンに才を見出していた」というのも偽りであったことを明かす。裏切られても困らないように才の無い手駒が欲しかったショボンはブーンの才を偽りつつ手元におき、将校にはなれるようにと訓練を課していただけだというのだ。
ブーンはこれに驚きを見せつつも最後は毅然とした態度を取り、大将としてヴィップを天下に導くことをショボンに宣言した。
またミルナは好敵手であったドクオの死がショボンによる謀殺であったことを知らされ、加えて会談でのショボンの傲岸不遜な態度を見てついに激昂。
オオカミ国の敵を討つべくヴィップ国軍への参加を宣言する。
ヴィップはショボンの近衛騎兵隊とアルファベットZのその威力、寡兵による疲労の蓄積に苦しみながら、ブーンの見つけた「一発逆転の策」に望みをかけて奮戦する。
( ^ω^) ブーン=トロッソ
モララーとジョルジュの推薦によってヴィップ軍大将に就く。
新たに登場したアルファベット職人シブサワ=ダンディの「何故強さを求めるのか」という問に対して「誰も失いたくないという自分の思いを貫くためです」と答えた。
この思いを胸に大将として踏ん張っていたが、ある出来事がきっかけで一時期不調に陥ってしまう。
ヒトヒラ城攻防戦の合間に4人の尊敬する人物が倒れていく不吉な夢を見る。
<ヽ`∀´> ニダー=ラングラー
ヴィップ軍中将。アルファベットはS→T。
誰もが大将として胸を張れると言われる「ヴィップの四中将」の一人としてモララー、ミルナ、ジョルジュと並び立てられる。
ラウンジに移ったショボンとヴィップ軍で初めて戦い、その後も最前線で指揮にあたる。
必要ならば階級も年齢も一回り下のロマネスクに指揮を預ける柔軟性もあり、国のためならば自らの意地に拘らない。やっぱり漢である。
( <●><●>) ベルベット=ワカッテマス
70話時点での階級は大尉、アルファベットはR。
ショボン離反劇の際はロマネスクと共にデミタスの裏切りを看破して偽りの降伏連絡を出させ、身柄を引き取りに来たアルタイムとカルリナを討ち取ろうとした。
結果として2人を討ち取ることはできなかったがラウンジ軍に損害を与え、そのままシャッフル城の防衛にあたる。
Sの壁に苦しむ中、前線視察に来た大将ブーンに一撃の挑戦を申し込むという不吉なフラグを立てる。
それから数日後、ショボンとカルリナが率いる15万の兵がシャッフル城に迫り来る。
7万の兵でサスガ兄弟と共に防衛にあたるが、攻城戦より兵力の削り取りを重視した戦いに大損害を受けてしまう。自身もショボンに襲われRで抗うが戦死。
ブーンにとって初めての後輩将校の戦死であり、このことはしばらく尾を引くことになる。
知将モララーに近い才気を認められる一方で考え方に固さがあると見られており、指揮を取ったアルタイム・カルリナ戦及びショボン・カルリナ戦においては善戦するも相手に上回られてしまっていた。
ただしアルタイムもショボンもベルベットから見れば格上に当たり、直接対決は苦しい戦であったことも付け加えておく。
(ショボンのZはもちろん、アルタイムのTもRではランク・リーチ共に不利であり正直戦っても勝ち目がない。
またアルタイムの数々のマイナス評価も「大将の器として」「ベル=リミナリーと比べて」の部分が大きく、他の将に比べて劣る部分はあれども無能者ではない。)
( ФωФ) ロマネスク=リティット
70話時点での階級は少尉→中尉。アルファベットはL。
ベルベットと共にデミタスの裏切りを看破し、身柄を引き取りに来たラウンジ軍に損害を与えた。
守備寄りなニダーやヒッキーに代わって軍の指揮を預かり道を切り開いたことも。
( ・∀・) モララー=アブレイユ
ヴィップ軍中将。アルファベットはX→U。
ギフト城攻略戦において久しぶりに戦場に姿を見せ、アルファベットを振るえない状態だったが知略を以てギフト城奪取に大きく貢献した。
自分と似た顔で高ランクアルファベットのVを扱うシャイツー=マタンキの話には普段通り平然とした様子を見せつつもどこかおかしな様子を見せる。
続くギフト城防衛戦で戦線に復帰。かつてXを使えたアルファベットは重傷と1年間のブランクで3ランク下のUまで下がってしまった。
1度目の対決においてはシャイツーのいる敵本隊を退けるも、独断で執拗な攻撃を行ったために指揮権を持つニダーから警告を受ける。
2度目の対決においては遊軍の指揮を担当。シャイツー、ヴィル、オワタと戦うが3対1は苦しく、窮地を救うべく駆けつけたビロードが致命傷を負ってしまう。
仲間を失った怒りによる猛攻でヴィルとオワタを撤退に追い込み、残るシャイツーとの一騎打ちになった。
最後の一撃で辛くもシャイツーの首を取るが自らも右腕を失う重傷を負い、再び戦線を離れることになる。
( ><) ビロード=フィラデルフィア
70話時点の階級は大尉。
ショボン離反時はモララー、プギャーと共におり、プギャーにモララーをいたぶるための人質にされていた。
ミルナ主導のオオカミ城攻略においてようやくアルファベットが判明。盾型のOであった。
ミルナ、フサギコ、レヴァンテインと共にオオカミ城に潜入し、騎馬隊を引き入れる手助けをした。
その後はブーンやミルナと行動を共にしていたが、モララーの戦線復帰を聞いてブーンに配置転換を願い出しギフト城へ移動。ギフト城防衛戦に参加する。
1度目の対決時にはニダーの元で守備の指揮を執る。
2度目の対決時には敵本隊に襲われ苦戦するモララーの元に駆けつけて戦うが、シャイツーの攻撃で致命傷を負い意識を失う。
モララーとシャイツーの戦いに決着がついたときに一時意識を取り戻し、片腕を失いながらも生きているモララーの姿を見て安堵し力尽きた。
(‐λ‐)レヴァンテイン=ジェグレフォード
元はオマケ話に登場したキャラ。本編登場時の階級は部隊長、アルファベットはL。
ショボンの手から逃げ延びてきたブーンの元にオリンシス城の守将として登場。
事の次第を聞かされて驚きながらもしっかり対応し、マリミテ城の守将であり親友のルシファーを紹介する。
ミルナ主導のオオカミ城攻略において再び登場。ミルナ、フサギコ、ビロードと共にオオカミ城に乗り込み探索にあたる。
敵兵に怯えながらも奮戦するが、一人進んだ先でRを扱う少将リディアルと鉢合わせしてしまう。
彼我の実力差を悟って逃走してしまうが、逃走先でミルナとの合流に成功。ミルナに背中を託されて再び奮い立つ。
ミルナはリディアルの隙をうかがえず攻めあぐねていたが、レヴァンテインは突如飛び出しリディアルに斬りかかる。
が、これは躱されて反撃を受け致命傷を負ってしまう。その反撃でできた隙にミルナはリディアルを討ち取った。
駆け寄ったミルナから囮に成功したことを聞かされて満足し、ミルナに最期の言葉を託して死亡した。
(个△个) ルシファー=ラストフェニックス
レヴァンテインと同じくオマケ話から本編に登場。階級は部隊長、登場時のアルファベットはK。
オオカミ城攻略においては陽動のための別働隊として騎馬隊を率いた。陥落したオオカミ城内で親友レヴァンテインの亡骸の元にいるミルナに出会う。
他国の若者を死なせてしまったことに思い悩むミルナの話し相手となり、ヴィップ軍兵士としての思いを語った。
その後は少尉に昇進。城内では頼りない姿を見せるが新米将校として頑張る。
( ’ t ’ ) カルリナ=ラーラス
70話時点での階級は中将。アルファベットはP。
大将アルタイムと共にラウンジを支えてきたが、帰還者であるショボンを受け入れられず素っ気ない態度を取る。
条件を整えないまま独断でヴィップに降伏勧告を行うほどに戦意を喪失し迷走していたが、ある時ショボンと共に戦場に立つことを思い立つ。
シャッフル城戦におけるベルベットの討ち取りやカノン城の奪取に貢献するが、ショボンの戦いぶりを見たことで自らの思いが明らかになり、軍を離れることを選ぶ。
カルリナにとってのラウンジ軍は「ベル=リミナリーの軍」であったのだ。
その後は各地を放浪。軍を脱走して野盗となった元兵士の集団と戦ったり、ヴィップとラウンジの戦況を聞いて状況を推察したりと第三者視点で話に登場する。
(`・ι・´) アルタイム=フェイクファー
ラウンジ軍大将→中将。70話時点でのアルファベットはT。
帰還して処遇の決まらないショボンを進んで大将位に推し、自らは大将を降りて中将となった。
ショボンを受け入れられないカルリナを年長者として諌め、ショボンとカルリナの間を取り持とうとする。
軍を去るカルリナを見送った後も軍人として戦い続けるが、自らが守将を務めたギフト城の失陥に苦にして出奔。自信を取り戻すべく戦線復帰したばかりのジョルジュに決闘を申し込む。
この時アルファベットはUに上がっており、病によるランクダウンで同じくUとなったジョルジュと互角の剣戟を見せるが後一歩届かず敗れた。
この決闘は周囲に知らせず行ったため、ラウンジ軍内では行方が分からず困惑する様子が見られた。
ベルから大将位を譲り受けてしばらくは偉大な先人との比較に苦しみ、ベルに目をかけられるカルリナに嫉妬していたことなど器の大きい人物ではなかった。
しかし物語も後半になると自らの器を自覚してか一歩下がった言動を取るようになり、ショボンのラウンジ帰還後は古参の将校として軍を支えた。
ショボンに大将位を譲って中将になる際も「降格という意味ではないので待遇は変えない」とラウンジ国王ジェスター=クラウンが明言しているあたり、将としての働きも決して悪いものではなかったことがうかがえる。
主人公であるブーンや若い世代を除けば作中で最も成長を見せた人物であろう。
フル=ヌード少尉
スレッド内に書かれた名前だが作者の手により登場。顔文字はない。
アルファベットKを使いヒッキーに攻撃をしかけるが躱されてあっさり胴体を両断された。
(-_-) ヒッキー=ヘンダーソン
70話時点での階級は少将、アルファベットはO。
モナー亡き後はヴィップ最古参の将となっていた。
寡黙な人物ながら西塔がベルの策に陥った際もジョルジュの傍におり、その信頼は厚い。
ショボン離反劇の際はヴィップ城におり、ショボンにかねてから疑念を抱きつつもうかつに相談できず、対応に苦慮していたことをジョルジュから打ち明けられた。
緊急合同軍議の際にフサギコやアニジャが東塔将校への不信をぶつける中、オトジャと共に冷静な話し合いを進めようとする。
東塔西塔制度の解体をブーンが伝えた際には大きく表情を崩して喜ぶ姿も見せた。
ショボンに襲われるニダーの元に援軍として駆けつけ、その後もしばらく行動を共にする。ギフト城攻略後はブーンに呼ばれ西の戦に移動。戦線復帰したジョルジュのアルタイムとの決闘に随伴し、ジョルジュから余命が決まっている自分の行く末を見届けてほしいと頼まれる。
次の戦はブーン、ジョルジュ、ルシファーと共にヒトヒラ城戦に。戦の合間にブーンやジョルジュとの信頼を見せたが、三度目の衝突のときにギルバードとプギャーに襲われる。
TとRを相手に十数合も打ち合うがさすがに抗いきれず、アルファベットを破壊されて首を跳ねられ戦死した。
討ち取られる一瞬にヒッキーはジョルジュの方へ顔を向けたが、その表情は初めて見るような笑顔だったという。
覇気を見せることなく淡々としていた男は、最後に大切な人のために戦って死んだ。
( ^Д^) プギャー=アリスト
ヴィップ軍少将→ラウンジ軍少将。使用アルファベットはR。
ヴィップにいた時は気のいい先輩としての姿がよく見られたが、ジョルジュは「ショボンと近いから取り立てられているだけの無能だからついていくのはやめとけ」と初陣のブーンに忠告していた。
ラウンジに移ってからは優しい姿が一転して小物っぽさが際立つようになる。
年下で自分より才のあるモララーを上から痛めつけられる状況に喜び、後輩将校を失ったストレスで不調にあえぐブーンと戦場で相対した際には不敵な笑みを見せてD隊による攻撃をしかけた。
またジョルジュやモララーの言うとおり無能だったようで、ショボンも野戦の強さは信用しつつ内心でうんざりしていたことが明らかになった。
ヒトヒラ城攻防戦においてはギルバードと共に城の防衛を担当。
復調したブーンと当たって敵わないと知るや病み上がりのジョルジュを狙おうとギルバードに提案。
さらにその前哨戦とするために戦場でヒッキーに襲いかかり、ギルバードと2人でヒッキーを討ち取った。
ギルバードが止めるのも聞かず討ち取ったヒッキーの首をアルファベットRに高々と掲げるが、そこに静かに怒るブーンが接近。
作戦会議ではブーンを避けようと提案した張本人なのだが「2人がかりなら勝てる」と余裕を見せて襲いかかる。
だが2人がかりの攻撃も軽々と弾かれ、Tを扱うギルバードがあっさり討ち取られてしまった。
これを見て怯えたプギャーは「ショボンに脅されて仕方なかったんだ!これから一緒にラウンジを倒そう!」とのたまい手を差し出す。
無論そんな醜い命乞いが通るわけもなく、差し出した手もブーンに斬られ首をはねられた。
\(^o^)/ オワタ=ライフ
ヴィップ軍少尉→ラウンジ軍大尉→ラウンジ軍中将。
ショボン離反劇の際はブーンと行動を共にしており、ブーンが進軍した隙に留守を任されていたオオカミ城を奪取した。
その功績もあってかラウンジ軍では二階級上の大尉で迎えられる。
少将位にいたプギャーより有能と思われ、軍議中の発言は的確だし実戦においてもアルファベットの差で圧された場面はあるが大きな失策はなかった。
ヒトヒラ城戦、ギフト城戦、ミーナ城戦の3城の戦が終わった後に中将に昇進。
最後の戦となった2と3の戦いでブーンに討ち取られた。
\(;^o^)/「俺の人生 軽やかにオワタァァァァァァァァァァ――――――――ッ!!」
( ゚д゚) ミルナ=クォッチ
70話時点のアルファベットはU→V。
オオカミ滅亡以降は行方不明扱いだったがフィレンクトが追いかけており協力を要請。モララーを救い出し、オオカミ時代の親友ジョルジュと話をするべくヴィップ城に向かう。
以後は去就を決めかねていたが、会談時の姿勢を見てショボンを討ち取るべくヴィップ軍への参加を決断。中将位につく。
元大将の実力は伊達ではなく、戦線離脱を含めて多くの将校を失ったヴィップにおいて貴重な戦力となった。
抜け道を使いわずかな損害でオオカミ城を攻略。ミーナ城攻防戦においては密かにアルファベットWまで到達しており、城からの長距離射撃でラウンジ軍の特殊部隊であるM隊を全滅させた。
さらに副官2人が命懸けで作った隙を使いショボンにWの一撃を見舞うも致命傷には至らなかった。
その後は数に圧されて城を破壊されてしまうが、10倍以上の兵を相手になんとか耐えしのぐことができた。
最後の戦となる2と3の戦いにおいてはジョルジュと共に再びショボンに立ち向かう。親友と共に戦えることに感慨を感じながら、ジョルジュがショボンに一撃を加えるための囮となって戦死した。
かつてのオオカミ中将リレント、レヴァンテイン、2人の副官フィッティルとオールシン、2と3の戦いで付き従ったヴィップ軍の無名の兵士達など、ミルナを信じて命を投げ出した者は多く、人望の高さが見て取れる。
( ゚∀゚) ジョルジュ=ラダビノード
ヴィップ軍大将→中将。アルファベットはV→U。
物語の後半で彼の過去が明かされた。
両親が早くに亡くなってからはオオカミ国で野生児生活をしており、身体能力で優れていたため軍ではミルナと並んでずばぬけたアルファベットの成長を見せていた。
捕虜からヴィップ軍に取り立てられてしばらくは嫌々命令に従っていたが、かつての総大将ハンナバル=リフォースとの交流を深めるにつれて父親のように慕うようになり、ヴィップに忠誠を誓うに至ったのである。
ショボンには彼の大将昇進時に不穏な空気を感じており、以来それとなく監視と圧力を加えていた。
大将同士仲が悪いように見えたのはこのため。
話が漏れれば軍は大混乱になり、また相談相手がショボンの手の者である可能性もあるためこの疑念は誰にも相談できずにいた。
そんな中でただ一人、第39話で片腕を失い退役を選んだフィレンクトにはショボンの息がかかっていないと信じて疑念を打ち明けており、ショボンが本当に裏切った場合への対応を頼んでいた。
またこのとき、ジョルジュが「ショボンと一緒にプギャーやブーンも寝返るかもしれない」と疑うのに対し、
フィレンクトは「プギャーは寝返るだろうがブーンに限ってそれはない。残った片腕を賭けてもいい。」と答えた。
これを受け、かつては疑いの目を向けていたジョルジュもブーンを信じるようになる。
ショボン離反の知らせを受けた時は病床におり、知らせを持ってきたヒッキーに対して長年の疑惑と対応への苦慮を打ち明けた。
相談されなかったことに寂しげな表情を見せるヒッキーに心を痛めながら、唯一打ち明けたフィレンクトの上手い対応と皆の無事を願うばかりであった。
その後ヴィップ城に来たオオカミ時代の親友ミルナと言葉を交わし、病身の身を押して軍議に現れ疑心暗鬼になるフサギコとアニジャを説得。
モララーと共にブーンを大将に推薦し、自分はブーンを支える姿勢を示すべく中将に降った。
ブーンやフサギコら西塔将校には体を労わるよう言われるが、彼は自らの命を削っての戦線復帰を選択する。
数年間の療養生活からの復帰によりアルファベットはVからUにランクダウン。
不調により命の危機に陥ったブーンを救い、誰も失いたくないというブーンの思いを受け入れつつ諭した。
かつてS同士で一騎打ちを行い、共に大将から中将へと降った者同士のアルタイムと決闘を行い勝利。
決闘に随伴したヒッキーに自分の行方を見届けてくれるよう頼むが、ヒッキーは次のヒトヒラ城攻防戦で戦死してしまう。
最後の戦となった「2と3の戦い」においてはミルナと共に行動しショボンに挑む。
格上との戦いに慣れた近衛騎兵隊を次々と討ち取り、ミルナの捨て身の行動でできた隙に一撃を見舞うが致命傷にはならず、反撃を受けて戦闘不能になる。
互いに宿敵であったショボンから言葉をかけられるも最後の意地でこれを拒絶し、自分に関わった全ての人に感謝を捧げて死亡した。