PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS

「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS - (2022/05/05 (木) 10:59:51) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2017/07/13 Thu 20:21:20
更新日:2024/02/12 Mon 21:52:55
所要時間:約 18 分で読めます






PLAYERUNKNOWN'S

BATTLEGROUNDS
Not Just a Game. This is BATTLE ROYALE



韓国のBluehole社が開発したサードパーソン・シューティングゲーム。
略称はPUBG。PC/コンシューマ版が『PUBG: BATTLEGROUNDS』に改題される前からこっちで呼ばれることが多かったので、いつの間にかフランチャイズとしての名称にもなったということである。
なお”PUBG”に公式で定められた読みは存在しないが「ピーユービージー」か「パブジー」の2つが世界的に主流である。
定められた読みが無いため、公式でも人や動画によって上記呼称が混在することもよくある。



概要

「Arma 2」「Arma 3」の有名MOD“PLAYERUNKNOWN’s Battle Royale”の製作や、「H1Z1」のバトルロイヤルモードの開発に携わっていた "PLAYERUNKNOWN" こと、Brendan Greene氏をクリエイティブ・ディレクターに迎えた対戦型サバイバルシューター。


Steamで2017年3月24日にアーリーアクセス版の配信が開始(3,300円)されており、3日で収益1100万ドルを達成、ピーク時の同時接続者数は6万人と配信されるやいなや人気爆発。
販売3ヶ月(6月24日時点)で400万本のセールスを記録し、収益1億ドルを達成しているなど、大変な盛り上がりを見せている。
2017年のサマーセール時には値下がりがなかったものの、それでも売上げ最上位をうろうろしていた。
7月9日にはSteamで長らく同時接続者数2位だった「Counter-Strike: Global Offensive」を一時とはいえ超えたことも。
8月末には無料でプレイできる「Dota2」を上回り1位となった。
2017年12月21日に晴れて正式版がリリースを迎えた。
PC版の他にもコンシューマー機でも販売されている。DMMでもプレイ可能。

これまではモバイル以外はソフト購入が必要だったが、
2022年1月12日からすべてのプラットフォームにて基本プレイ無料(F2P)に移行した。


ルール

根底にあるルールは至ってシンプルで、まさにバトルロイヤルゲームの基本となるもの。
すなわち最大100人のプレイヤーが広大かつ閉じられたマップに丸腰で降下し、最後の1人(もしくは1チーム)になるまで生き残るというもの。
全員(チーム戦なら自チームメンバー以外)が敵で、自分が敵から倒されたらリスポーンつまり復活はできず即、ゲーム終了である。

生き残ることが最大の目的のため、敵に倒されないよう基本隠れたり身を潜めるのが基本だが
プレイエリアは徐々に狭まるようになっているためずっと同じ場所に潜むことは難しいようになっている。
またプレイエリアの縮小に伴いプレイヤー密度も自然と上昇することで敵と遭遇しやすくなる上
隠れる場所も限られることである意味バレやすくなる*1ため後半程ただじっと隠れているのは難しくなる。
銃声や足音、車の音などが距離はもちろん、方向もわかるようになっている。ほとんどの行動で音が出るため、音に注意するのが重要。
逆に言えば、音を立てずに息を潜めれば相手にバレにくい。

1人でやるソロモード、2人でタッグを組むデュオモード、4人でチームを組むスクアッドモードがあり、フレンドとは勿論、野良でチームを組むことも出来る。
野良と組みたくないなら1人でデュオや1~3人でスクアッドに行くこともできる。基本的に不利になるだけだが、報酬はチーム人数で山分けされるので稼ぎは増える。
デュオとスクアッドでは倒されても味方が生き残っていれば気絶状態と呼ばれる四つん這いとなってしまう。
気絶状態は時間経過か敵からトドメを刺されなければ味方に助けてもらえる可能性がある。

ゲーム開始時にまずプレイヤー達は飛行機に乗せられ、任意のタイミングでパラシュートを使ってマップに降下する。
武器やアイテムは各地に点在している建物の中にスポーンするため、降下するのは基本的に適当な建物を選ぶことになるのだが、大量アイテムゲットを狙って激戦区の街に降下するか、戦闘を避け過疎地域に向かうかはプレイヤー次第。
倒されたプレイヤーが持っていたアイテムを奪い取ることができるのでそれによって戦力強化するのも重要だ。

開始から一定時間で白円がマップ上に形成され、更に一定時間経つと今度はエリア外から電磁パルス(青い領域)がが白円に向かって縮小し始める。
青い領域に居るとじわじわとダメージを受けるようになっており、当然この領域に居続けることは不可能なため
プレイヤーはこのダメージから逃れる為に移動しなければならなくなる。
青い領域が白円と重なると、一度縮小は止まり、再び一回り小さくなった白円が形成されて以降は同じことの繰り返しとなる。
青い領域ののダメージは後になるほど多くなりるのでなるべく白円の中に居たいところ。
早めに移動して先手を取るか、円ギリギリでじわじわと戦線を上げていくかといった駆け引きが重要である。

マップのランダムの位置にレッドゾーンと呼ばれる赤円が形成され、一定時間で爆撃が開始される。
爆撃は意外とスカスカで当たらないことが多いが、運悪く当たると即死してしまう。
移動を強要されていなければ建物の中にひそんでやり過ごすことができる。

飛行機の航路や白円の位置などはほぼランダムなため、同じマップでも毎回違う展開が繰り広げられるだろう。
無用な戦闘は避けかくれんぼに徹するか、行く先々で血しぶきをあげまくるかもプレイヤーのスタイルに委ねられる。
無論撃ち合いの腕があるに越したことはないし、上位のプレイヤー程一定レベル以上のエイム力を持つためキル数をたくさん稼ぐが
撃ち合いが下手でもかくれんぼに徹すれば長く生き残れるし、
敵の消耗や無警戒なところを狙えば下位プレイヤーが上位プレイヤーを食える可能性も十分にあるのがミソ。


主なマップは孤島(Erangel)と砂漠(Miramar)、雪原(Vikendi)、密林(Sanhok)、山岳(Livik)、砂漠の孤島(Karakin)の5種類。ただしPC版とモバイルではラインナップや細かな構造が異なる。


武器・アイテム

このゲームで有利に戦うには強力な装備が必要となる。
遠方から狙撃できる銃やスコープ、撃った位置を悟られにくくするサプレッサーは勿論強いのだが、そういった装備にはなかなかお目にかかれない。
武器、弾丸の入手のし易さや、アタッチメントによる性能の拡張性も重要視される。
スポーンした武器の周囲には必ずその武器に対応した弾丸が落ちているので、同じ弾丸を使える武器を持っているなら拾っておこう。

本作では撃った弾丸には速度と重力の概念がある。
そのため遠くの敵や動く敵を狙うときはこれらを考慮しないとちゃんと当たらないため注意。
また実銃で単発モードとバーストモード、フルオートモードが切り替えられるものは本作でも同様に切り替え可能である。
ゲーム上意味がないためか、引き金が引けなくなるセーフティーモードはない。

ハンドガンは一丁、それ以外の銃は二丁と合計三丁装備できる。
銃器はさまざまなものが存在し、大体以下のように分けられる。

  • ハンドガン
威力、装弾数ともに最低レベルだが、スポーン率が高いので拾いやすい武器カテゴリ。
降下直後で装備もままならない状態での戦闘ではこれが拾えているかどうかが生死を分ける。
一応、素早く武器出しできることと素手より微妙ながら早く走れるという利点がある。
アタッチメントや弾丸のスポーン率が高い。
攻撃には使えないが、激レアアイテムとしてフレアガンがある。これは上空に目印を打ち上げて輸送機を呼び出すもので
自分の好きな場所に補給物資を持ってきてもらうことができる。
ただし上空に上がったフレアや補給物資の煙で位置がバレる上補給物資は敵に狙われるため
なるべく敵がいない場所で使うのが定石。

  • ショットガン
至近距離で当てれば威力は驚異的なものの、ちょっとでも距離が離れれば拡散して一気に弱くなってしまう。
発射間隔も開きがちで装弾数も少な目なため、外してしまうと逆にピンチになってしまう。
野外より室内で真価を発揮するタイプの武器種。また一発で仕留めやすいため、芋プレイこと待ち伏せには敵面の相性がある。
スポーン率はそれなりに高くよく目にする。

  • サブマシンガン
SMG。一発の威力はハンドガンと同レベルながらも多めの装弾数と連射力でとりあえず持っておけば安心できる武器カテゴリ。
至近距離~近距離向けの武器で使い勝手もよく種類によってはフルオートの連射力や移動撃ちの精度など決して侮れない爆発力を持つ。
距離が長くなると弾速が遅めかつ威力も落ちる傾向が強いため中~遠距離は苦手。
弾丸は多くのハンドガンと同じものを使うため補給しやすく、アタッチメントのスポーン率も高い。
アサルトライフルや狙撃銃系統ではかなりレアなサプレッサーもサブマシンガンのものは入手は容易い。

  • アサルトライフル
威力・連射力・精度すべてが高水準にある万能武器カテゴリ。
近距離では連射で対応し、スコープを持っていればある程度の距離なら遠距離もこなせる。
プロレベルのプレイヤーだとほぼマークスマンライフル代わりにフルオート射撃を使うする程。
見つけたらとりあえず装備しておくべきだが、スポーン率はやや低めで弾薬の補給もしづらい。
万能ではあるが、特化している武器に比べるとやはり劣ってしまうという意味もあるため敵が特化武器を持っている場合は注意が必要。

  • マークスマンライフル
アサルトライフルとスナイパーライフルの中間性能の武器カテゴリ。
精度がよくスナイパーほどではないが狙撃が得意で、アサルトライフルとまではいかないもののそこそこ連射が効くので
緊急時限定だが一応近距離戦もこなせる。
スポーン率はかなり低めで、アタッチメントはスナイパーのものを使う。

  • スナイパーライフル
高い精度と威力を誇る狙撃銃カテゴリ。ヘッドショットを決めれば殆どの場合即死させることができる。
基本的に連射は効かないので近距離で外すと一気に窮地に陥る。その為、やはり遠距離での使用で真価を発揮するだろう。
敵に見つからず、逆に敵を見つけ先に叩くことが重要なPUBGにおいて隠れながら的確に頭をぶち抜いてくるスナイパーの存在は脅威。
スポーン率はかなり低め。サプレッサーを見つけたら小躍りしていい。

  • ライトマシンガン
アサルトライフル並みの威力に加え、高い連射力と高装填数というスペックを持つ。ただしリロードはとても遅い。
単発撃ちができないので指きりで撃たないとまともに当たらないもののその破壊力は脅威。
伏せると二脚が展開されるという性質があり、その状態だと反動がかなり軽減される。
接近戦もできなくはないが、弾がばらけやすいためむしろ伏せ撃ちで中距離の敵に撃ちまくれると強い。
車両爆破もきちんと当てればワンマガジンでできるのも強み。

なお「ライト」と書いているがあくまでもヘビーマシンガンつまり三脚などでしっかり固定して撃つ重機関銃に対してライトという意味なので実際の見た目や取り回しは鈍重である。

今のところクロスボウのみ。
凄まじい威力を誇りヘッドショットが決まれば装備に関係なく即死させ、胴撃ちでも相手が防弾ベストを着ていなければ確殺なものの装填数は一発、リロードは長く射程も短い。
射撃音が非常に小さくステルスに向いてはいるが…まあ、現状ネタ武器といわざるを得ない。
しかしギリースーツと組み合わせるとバカにはできない強さを発揮する。
しかしどちらも入手が難しいため実現は難しい。

  • 近接武器
いわゆる刃物などの手持ち武器。拾うと腰の位置に装備する。素手の3倍の威力があるのでハンドガンすら拾えない序盤で光る。
しかし動作がもっさりしており武器としては頼りないといわざるを得ない。
ただ、フライパンは後ろの腰に持っているだけでいかなる弾丸であっても完全かつ無限に防ぐ特性があるので
これだけは見つけたら拾っておきたい。

  • 投擲武器
グレネード(手榴弾)、スモークグレネード、スタングレネード、火炎瓶が存在する。
手で投げるため遠くの敵には当然使えないが、銃では攻撃できない建物や障害物の向こうに隠れた敵を攻撃できるなど非常に有用で強力な武器。
手榴弾は威力がかなりあり、目標の近くで爆破させれば即死させることができる。
うまくタイミングを計れば相手に投げられたことに気づいたが最後、逃げる間もなく爆死させることができる。
スタングレネードは直接攻撃力は少ないが、投擲をミスしても大けがになりにくい取り回しのしやすさと気軽に拾えるのが魅力。
決まれば敵の視覚聴覚を完全に奪える上、グレネードと見せかけて隠れている相手をビビらせる使い方もできる。
音もエフェクトも殆ど出ずバレにくいためとりあえず索敵用に敵が隠れてそうなところに投げてみる使い方が有用。

火炎瓶を除いてすべてのグレネードは構えると同時にピンを抜き、カウントダウンが表示されるためそれまでに投げる。投擲をキャンセルすることもできる。
ピンを抜いて放っておくと手元で爆発して自分にダメージが来るのは言うまでもない。
特にグレネードが手元で爆破したら・・・説明は不要だろう。

火炎瓶は即死効果はないものの、いわゆるダメージ領域を展開する効果がある。ダメージも馬鹿にならないため
単純にダメージを与えるだけでなく、防御的な使い方もできる。
唯一スモークグレネードは煙が出るだけでダメージは与えないが、身を隠せるのでこれはこれで非常に有用。


  • 回復
医療キットや応急処置キット、包帯がある。
回復量に差はあるが、使ってもいきなり回復せず所定のモーションを取って回復し隙だらけになるため敵がいないもしくは敵の攻撃をしのげるところで使うのが定石。
エナジードリンクや鎮痛剤は使うとブーストゲージを増加させ、ゲージが続く限りは時間で回復しつづけ、重ねがけすると脚も早くなる。
応急処置キットと包帯は体力が75以上だと使えないのでそれ以上の回復はそういった飲み物に頼ることになる。
青円のダメージをこの回復で誤魔化しながら走ることも。
ちなみにエナジードリンクのデザインは当初はどう見ても翼を授けるアレ…だったのだが、デザインが変更されてサムズアップするマッチョに変わった。
だがこのエナジードリンクのデザインもある意味PUBGの象徴の1つとなっている。

  • 防具
ヘルメット系と防弾ベストがある。
それぞれ頭部と胴体へのダメージを軽減する。
それぞれレベルが3段階ありレベルが高くなるほどダメージを大きく軽減する。もちろんレベルが上がるほどなかなか拾いにくくなる。
着用によるデメリットはないため、レベル1でも裸よりはマシなので見つけたらとりあえず拾っておこう。
一応防具で軽減効果はあるものの一発のダメージが大きくキャラがもろいため「HPが0になる危険度を減らす」という程度のものだが、
見方を変えれば一発の差が生死を分けることも多いこのゲームではギリギリでも生き残れる可能性が高まるのは大きい。
しかしフルオート射撃を一方的に受けると反撃する間もなくやられてしまうのは変わらないため過信は禁物。

  • バックパック
いわゆるリュックサック。持てる量を増やすことができる。
こちらにもレベルが3段階ある。

  • 衣服
原則、通常の服装はステータスの変化等は一切ないドレスアップパーツである。しかし靴には足音を小さくする*2効果がある。
支援物資のみ入手できるギリースーツはダメージ軽減や所持容量増加こそないものの、平原では圧倒的な隠密性能を持つ。

  • 補給物資
ケアパケとも呼ばれる。ゲーム中にたまに飛行機が飛び、上空から物資を落としていくことがある。
補給物資はゆっくりと落ちていき、着地すると物資を入れた箱から赤いスモークが焚かれてどこに落ちたかある程度わかるようになっている。フレアガンで呼び出した場合は黄色の煙が立ち昇る。
中には非常に強力な武器や防具、アドレナリン、そしてギリースーツなどが入っている可能性がある。何が入っているかは開けてみるまでわからないが、特に武器は強力なものが揃っていることが多い。
以上の性質より、当然補給物資を狙うプレイヤー同士はもちろん、支援物資を拾いに来たプレイヤーを倒すために待ち伏せされていることが多いため激戦になりがち。

戦闘または逃げ切ることに自信がないならあえて無視することも戦術のうちである。


乗り物

道路沿いや町のガレージには自動車やバイクといった乗り物が点在しており、それを使って大移動するのも一つの手段である。
乗り物で相手を轢き殺せるが、乗り物自体は結構脆く何発も撃たれると爆発して乗り手が死ぬ。また、タイヤの耐久値を0にされてパンクすると機動力が大きく落ちてしまう。
横転・衝突・停車せずの降車をするとダメージを受けるので運転は慎重に。

アイテムとして燃料が落ちている場合もあり、それを使うことで燃料を補給できる。燃料は撃つと爆発するので(至近距離で撃たない限り事故死はないが)取り扱い注意。

  • Dacia
セダン。平地での安定は高いが坂道を登るのはあまり不得手。
車高が低いおかげでしゃがんで隠れて、立ち上がって顔を出し狙撃といったように盾としても使いやすい。

  • Buggy
バギーカー。サスペンションで衝撃を吸収してくれるため山や段差などの荒地の突破が得意。
反面、速度が遅い上にタイヤが大きい為、パンクでの停止を狙われやすい。

  • UAZ
「ワズ」と読む。軍用車両。周りからの射撃に弱いものの乗りながらでも撃ち返しやすいオープンタイプと周りからの射撃に強い屋根タイプの2パターンが存在している。
機動力も耐久性も申し分ないが燃費が悪いのでガソリンを見つけないと長距離の移動には少々心もとない。
また、車高が高いので伏せれば車越しに射撃できてしまう為、盾として使う場合には要注意。

  • Boats
軍用ボート。このゲーム唯一の水上移動手段。安全地帯が川の向こうのときなどにはまず探しておきたい。
水中には遮蔽物が殆どないのでできれば乗ってる時間は最低限にしておきたい。
ハンドリングがすこぶる悪いので慣れないうちは転覆したり座礁するプレイヤーもしばしば。

  • Motorcycles
オートバイ。最高速、加速、馬力が最も高く、このゲーム屈指の機動力を持つ乗り物。
反面、周りから撃たれ放題な上、機動力のせいで事故を起こしてそのまま即死といったことも珍しくないリスキーな乗り物。
また、二人乗りした場合一人目の背中にしがみつくからかハンドガンとSMGしか使えなくなる点にも注意。

  • Motorcycles(sidecar)
サイドカー付きオートバイ。通常のオートバイよりかは低いがそれでも四輪車よりも高い機動力を持つ。
オートバイの欠点がそのままな上、サイドカーがついたことでバランスが不安定になっており小回りもききづらい。

  • オープンカー
幌付きのスポーツカー。2人乗りだが四輪車としてはかなりスピードが出るが安定性がやや劣りスピンしやすいのが弱点。

  • モーターグライダー
名前の通り飛行可能な乗り物。2人乗り。空を飛ぶので地形を無視して目的地に一直線に移動できるが、空を飛ぶには加速するためのある程度の広い場所が必要だったり着陸もそれなりに広い場所が必要になる。また燃費もかなり悪いのも弱点。

  • BRDM-2
安全地帯外でフレアガンを使用した時のみ獲得できる非常にレアな車両。
機動力は最低クラスで燃費も悪いが実は水陸両用車両。水上移動時はボートのように浮かんだ状態で前に進み、そのまま上陸することもできる。
非常に頑丈でタイヤを1つパンクさせるにもかなりの弾数を消費するほどである。
また窓の面積が少ないため、車外から乗員が被弾しにくいのも利点である。

  • ヘリコプター
PayLoad限定の車両。
文字通りのヘリコプターであり、飛んで安全地帯に向かったり上空から銃撃するといった使い方ができるが、M3E1-Aのロックオンの対象となる点には注意。

  • 折り畳み自転車
現在はPC版のみ登場。モーターアシスト等の一切ない普通の自転車なので最高速は出ないが
車両と比べればかなり音が小さく搭載量に余裕があれば再度折り畳んで回収し持ち運びができるため取り回しのよさと隠密性は随一。
また前輪を浮かすなどのお遊び要素もある。


ドン勝

ドン勝(読みは「ドンかつ」)という単語を目にしたことはないだろうか?
PUBGで激戦に勝ち抜き最後の1人になると、

勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!!

というメッセージ(日本語版)が表示される。
このなんとも言えない訳がツボに入ったのか、このゲームのプレイヤーは皆勝利を目指して「ドン勝を食うぞ!」とか意気込むわけである。
ちなみにこの訳は製作陣の意図したものであるようで、あるプレイヤーに質問された関係者がコンシューマーに移植されても訳はこのままだと返した。
実際現在もドン勝の語は変更されることはなく、未だに使われ続けている。


英語版だと、

WINNER WINNER CHICKEN DINNER!

と表示され、WINNERとDINNERをかけた言葉遊びだと分かる(元ネタは昔のカジノのブラックジャックでのやり取りらしい)。
トンカツとカツ丼と勝つと合わせたのだろうが、微妙によく分からない「ドン勝」という単語になってそれがプレイヤーに愛されるようになったのはなかなか面白い。


モバイル版

2018年5月より日本版がリリースされた。
移植にあたって最適化されており、それなりに古い端末でも動くようになっている。
またプレイ環境を考慮してか銃撃音・足音・車のエンジン音といった音源の方角がミニマップ上に可視化されるようになっておりイヤホン等が無くてもプレイしやすいようになっている。
サプレッサーがついていてもこれは表示されるもののミニマップ上に表示される方角の角度が広くなったり
表示される距離の限界も通常より短くなるため、位置の特定がしづらくなる。

最初のレベルの低い試合ではチュートリアルも兼ねてか弱いbotが大半を占めるようになっているのも特徴。
基本さえ掴めていれば簡単にドン勝を取れるのでここで感覚を掴みたいところ。

最初から狭い範囲(ルールによっては少ない人数)でプレイするARCADEモードも用意されており短い時間でも気軽に遊ぶことができる。
落ちているアイテムの法則がランダムで決まり特定の武器しか出ないモードや救援物資の武器も含めて無差別に落ちているモードなどで遊ぶことができる。

ゲームの雰囲気やルールははかなり真面目な戦場感のあるPC版よりややカジュアル寄りになっている。
根本のルールで大きな違いが一部を除いて*3フレンドリーファイアが無効になっており、銃弾は味方を透過するし、味方が運転している車であれば轢かれることもない。
特に期間限定のイベントモードで非現実な能力やSFやファンタジー的な世界観の施設やアイテムが出現することがある。
とはいえ、イベントモードではない通常のPUBGの雰囲気も味わうことも可能な上
モバイル版のeスポーツも盛んで、PC版とは独立した世界大会も開催されている。

eスポーツ

プレイヤー人口の多い本作ではeスポーツも盛んで、世界レベルの大会も開かれている。
最後まで生き残ればドン勝という基本ルールは同じだが、eスポーツでは安全地帯の変化が速くダメージが大きくなるようになっている。
そのため場所替えを強要されやすく、建物の中にとどまって芋りにくいようになっている。
また場所移動が多いということは敵とのエンカウント率も上がるため、戦闘に勝てなければ上位に上がれない。
とはいえただ考えなしに撃ち合うのもこれはこれで生き残ることができずこれも上位に入れないため
状況が不利と見れば戦闘を避けたり、待ち伏せを警戒して移動ルートを選んだりとチームごとの個性が表れやすい。

一方、見る側にとっては開始時から駆け引きや激しい撃ち合いはもちろん、
車で速く動く敵をバンバン撃ち抜いたり、的確なグレネードなど見ているだけでも退屈しないようになっている。
とはいえ、いくら世界レベルのプレイヤーでも人間なので自分の投げたグレネードで死ぬなどの珍プレーをやらかすことも愛嬌である。

大会によって細かなルールは変わるが、共通しているのは必ず一発勝負ではなく
短くても十数回は試合を行い、トータルの成績で順位を決めることがほとんどである。
なぜなら、ランダム要素が多い上本作のプレイヤーキャラはかなりもろく多くても一度に4~5発被弾*4してしまえば倒れてしまう。
よってどんなに射撃や立ち回りがうまくとも、不運を引いてしまえばなすすべもなくあっさり負けてしまうことが十分に起こりうるため
回数を増やすことで運要素を極力排除するようにしているのである。

類似の形式だと、モータースポーツのように一定期間のシーズンで区切って試合ごとのポイントの合計を争い、
シーズン終了までにポイントを一番多く取った選手またはチームがチャンピオンまたは総合優勝というようなイメージである。


余談

製作者からかのバトル・ロワイアルの影響を受けていると明言されている。
建物のラクガキの中には日本語でバトロワの名言がちらほらあったり……。

特筆するほど美麗グラフィックではないのだが、完全には最適化されておらず、要求スペックが結構高い。
F2Pになったので、まずはダウンロードして動作確認してからプレイを継続するかを決めることもできる。
最適化のアップデートは常に行っているので将来的には軽くなる……かも。

正式版がリリースされ、ある程度の更新は終了。しかし現在もアップデートは続いている。



勝った!勝った!項目は追記修正だ!!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/