エド・ウッド(映画)

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エド・ウッド(映画) - (2017/05/11 (木) 23:04:33) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/05/14(月) 01:30:45
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#center(){
&font(#808080){内容はすべて事実}
&font(#808080){あの恐怖の体験を生き延びた人々の}
&font(#808080){秘密の証言を元にしている}
&font(#808080){貴方の心臓はこの衝撃の事実に耐え得るか}



――――――ここまでカンペ――――――
}
#right(){&font(#f09199){カット!}}

&font(#808080){押さえのテイク2は?}

#right(){&font(#f09199){必要ない!}}

&font(#808080){警察だ!}


#right(){&font(#f09199){無許可だマズイ!}}

&font(#808080){ニゲロ!}









ED WOOD
監督:ティム・バートン
製作年日:1994
脚本:スコット・アレクサンダー
   ラリー・カラゼウスキー
主演:ジョニー・デップ


 
ティムバートン、ジョニーデップの黄金コンビで送る史上最低監督と名高い(?)エド・ウッドの伝記映画。
『グレンとグレンダ』から『プラン9』までを撮影するエドと愉快な仲間達を描いている。
他作品ほど有名ではないものの、評論家からも好評を受けた作品である。
ルゴシの瞳の色が分からないことから、モノクロで撮られる事になった。
悲劇的な物語でありながら非常に明るくハートフルな映画。
また、キャストも本物が出演しているのかと思えるほどにそっくり。
トーやヴァンパイラなんてまんまだし、ルゴシはしっかりハンガリー訛り。
ルゴシを演じたマーティン・ランドーはアカデミー助演男優賞を授賞。
 

&font(#f09199){■}&font(#808080){登場人物}

◆エド・ウッド
演:ジョニー・デップ
愛すべき史上最低監督エド・ウッド。
かの名監督O・ウェルズと同じく脚本家でありプロデューサーであり、俳優でもある。
撮る映画は酷いが誰でも等しく接する人の良さから、友人は多くオカマからペテン師まで幅広い。
しかし女装趣味でありアンゴラフェチ。その上そのまま映画に出演するという暴挙に出るが本人は大真面目である。
晩年のルゴシに手を差しのべた唯一の人であり、理解者であり、親友。
一緒に映画を見たり、子供を驚かせたり、散歩したりなど微笑ましい。
 

◆ベラ・ルゴシ
演:マーティン・ランドー
かつて名声を響かせた怪奇俳優。しかし怪獣映画の流行により没落。
また、モルヒネ中毒により自分の首を絞めていく。
しかしエドと出会ったことにより、惨めだった彼の晩年が変わる。
没落はしているがプライドは未だ高く、ライバルの怪奇俳優カーロフのことを話題にするとブチ切れる。
エドに拾ってもらった恩もあり、唯一の拠所であるせいか依存している節がある。
『怪物の花嫁』の1シーンは彼の栄光と没落の映画人生を非常にうまく表現しており必見。
本物の映画も他は寝ていてもいいからそこだけは見るべき。ルゴシの迫真の演技に息を呑むことだろう


◆ドロレス・フラー
演:サラ・ジェシカ・パーカー
エドの元カノであり、長い間彼を支えてきたが、彼の女装癖の発覚、さらにそれを大衆にさらすという暴挙により呆れきる。
怪物の花嫁にて主役から下ろされ、ついに破局する。
 

◆キャシー・オハラ
演:パトリシア・アークエット
きっかけはアンゴラから。
ルゴシが入院した病院の待合室で出会う。
彼の女装癖も理解し、映画制作のお手伝いもしてエドを支える。
身を投げ出してタクシーを止める度胸も。


◆バニー・ブレッキンリッジ
演:ビル・マーレイ
バーナビーではない。バニーである。オカマ。
エドの友人で、グレンとグレンダに心動かされた希少な人物。
性転換手術を受けに彼氏と共にメキシコへ行くのだが…


◆ヴァンパイラ
演:リサ・マリー
ホラー番組の有名司会者。歩くとゆっさゆっさ揺れる巨乳オッパイラ。
赤狩りにあい職を失うも、エドに拾ってもらい、エドとゆかいななかまたちに仲間入りを果たす。
冷めた目でエドを見ているが、与えられた仕事はこなすプロフェッショナル。
 

◆アメージング・クリズウェル
演:ジェフリー・ジョーンズ
ハッタリインチキ預言者。
この映画でする予言は何一つ当たらない。その芸風のせいか要領がよく、度々エドの助けになる。


◆トー・ジョンソン
演:ジョージ・スティール
プロレスラーだったが、エドにスカウトされて俳優に。
あらっぽいが気は優しく、いい人。また、声が野太くモゴモゴして聞きづらい
ふくよかな妻と、息子と娘がいる。



&font(#f09199){■}&font(#808080){フィクション点}
フィクションの部分もあるが、それほどではない。
怪物の花嫁プレミアの暴動、ルゴシの自殺未遂も嘘のようで実際にあった。

ルゴシが劇中で飼っていたのは小型犬だが実際はドーベルマンとシェパード…
確かに「夜の子供達」である。
ドラキュラが二匹を連れ歩くのは似合うが凄みが有りすぎだろう。


また、ラストシーンの場面となっている部分もフィクションで、実際はエドはキャシーを誘ったものの大雨+車の幌が壊れているためついていかなかった。

エド・ウッドへの愛が感じられる、なかなか粋なフィクションである。
 




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- エド・ウッドって不思議な人だよなぁ。作る映画は皆が駄作って言うのにエド・ウッド本人は割と好かれてるんだもんなぁ  -- 名無しさん  (2016-02-20 23:03:23)
- 映画を撮る情熱「だけ」は十二分に持ってたからな。才能を筆頭とするいい映画を作るのに必要な物は持っていなかったけれど  -- 名無しさん  (2016-02-20 23:18:12)
- 映画をこよなく愛し、映画監督としての情熱は最高峰だったが惜しむらくは映画の方はエド・ウッドを愛さなかった  -- 名無しさん  (2016-12-01 23:07:05)
- エドの片想いやからね、映画との関係は  -- 名無しさん  (2017-01-22 09:50:56)
- 監督として必要なものはほぼ全部持ってたのに一番大事な才能だけが皆無だったんだよなあま  -- 名無しさん  (2017-01-22 09:59:16)
- 「世界一音痴なソプラノ歌手」ことフローレンス・フォスターも人柄の良さから愛されていたしね。曰く「真似をした者もいたが、誰一人として人々の記憶には残らなかった…本人ほど真剣でなかったからだ」  -- 名無しさん  (2017-05-11 23:04:33)
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