機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ - (2021/06/25 (金) 23:27:40) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2012/02/04 Sat 10:19:25
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 15 分で読めます

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#center(){&bold()&size(20){身構えているときには死神は来ないものだ、ハサウェイ…}}



*【概要】
ガンダムシリーズの一つ。[[富野由悠季]]による小説で、1989年から1990年にかけて角川スニーカー文庫より全3巻で刊行された。

時系列的には『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』の12年後の話だが、同作の小説版『[[ベルトーチカ・チルドレン>機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン]]』における、ハサウェイ・ノアがクェス・パラヤを直接殺めてしまった設定を引き継いだものとなっている。

2000年発売のゲーム『[[SDガンダムGジェネレーションF>SDガンダムGジェネレーションシリーズ]]』に登場した事で知名度が上昇。ハサウェイのイメージに合うBGMは高い評価を受けた。

劇場版逆シャアの続きとなっている『[[機動戦士ガンダムUC]]』では、ハサウェイは植物監査官になる為の勉強をしており、こちらでもいずれこの事件が起こることを予感させている。

そして、2018年にはガンダムシリーズ40周年記念作品として、 3部作のアニメ映画化される事が発表。
第1部は当初2020年夏以降の公開としていたが、製作の遅れや新型コロナウイルス感染拡大の影響などを受け幾度か延期されたのち、2021年6月11日に公開された。
事前公開されたop映像にはHi-νガンダムではなくνガンダムが登場していることから『[[ベルトーチカ・チルドレン>機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン]]』ではなく『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』の続編となる。
また、既存のゲーム版などで設定されていたキャラクターデザインと、主役であるハサウェイを含めた声優全てが一新された。
主要スタッフとして、『[[虐殺器官]]』の村瀬修功が監督を務め、脚本はOVA版『UC』にも参加したむとうやすゆき、音楽は『UC』『[[機動戦士ガンダムNT]]』にも参加した澤野弘之が続投する。配給は松竹ODS事業室が担当。
因みに結末はまだ考えていない事が語られており原作通りの結末にならない可能性もあるらしい。

それにに先駆けるかたちで、ガンダムエース2021年6月号よりさびしうろあきによるコミカライズ版の連載が開始された。
キャラクターデザインこそ上述のアニメ版と共有するものの、こちらは同氏が作画を担当した漫画版『ベルトーチカ・チルドレン』の続編となる。

*【あらすじ】
人類が宇宙へ進出して1世紀、地球と宇宙の争いが激化していた時代―シャアの反乱が鎮圧されてから10年余りが経過した世界で、ある組織による反地球連邦政府運動が地球で過激になっていた。
その名は『マフティー・ナビーユ・エリン』。
マフティーは、「地球をクリーンにする為、地球に残る人々は全て宇宙に出ていく事」「特権階級と世襲に塗れた政治の打破」を実施するよう政府に要求を突き付け、モビルスーツを使い連邦政府首脳を暗殺していたのである。
そうした中、高級宇宙輸送船ハウンゼンが多くの連邦閣僚を乗せ、来る連邦議会の為へホンコンへと向かっていた。
だが地球へと降下した直後にマフティーを名乗るハイジャッカーによりハウンゼンは占拠される。緊迫が支配する船内にはマフティー退治のため地球に降下するケネス大佐、男を惹き付ける魅力を持った謎の少女ギギ、そしてシャアの反乱を経て青年に成長し植物監査官候補生となったハサウェイの姿もあった。

時は宇宙世紀105年。紺碧の地球環境が未だ残る南太平洋を舞台に、後に『マフティー動乱』と呼ばれる戦乱とハサウェイ・ギギ・ケネスの数奇な運命が始まろうとしていた。


*【登場人物】
CVはゲーム「[[Gジェネレーションシリーズ>SDガンダムGジェネレーションシリーズ]]」、及びアニメ映画版より。記述がない場合はアニメ映画版。

***◆&bold(){[[ハサウェイ・ノア]]}
CV:[[佐々木望]](GジェネレーションF以降のゲーム作品全般) / [[小野賢章]](アニメ映画版)
本作の主人公。ごく普通の青年だがクェスを投げ縄で助けていた少年時から身体能力は衰えていない。
シャアの反乱では敵機体を撃破して軍の新聞に載った事もある為ちょっとした有名人。
%%そして毎度変な女に振り回される苦労人%%
そのシャアの叛乱での経験から鬱病になっていた時期もあったが、現在は立ち直り、南太平洋で植物観察官候補生として実習を積んでいる。
ハウンゼンでのケネス・ギギとの邂逅を経て、奇妙な友情関係を育んでいく事になる。

***◆&bold(){マフティー・ナビーユ・エリン}
地球連邦政府の秩序を乱す正体不明の危険人物。同名の秘密結社を率いていた。
彼の活躍は地球だけでなく、[[月>月(天体)]]やスペース・コロニーのマスコミでも持ち上げられており、「マフティーは救世主、ニュータイプの再来、地球連邦政府を浄化する!」とまで出版物に書かれていた。
リーダーでありながら、同時に優秀なMSパイロットとして前線に立つ。
その操縦技術は作中殆ど敵無しであり、Ξガンダムの性能も相まってパイロットとしてのライバル・レーン・エイムをも最後まで圧倒していた。(反骨心旺盛なレーンも最後は敗北を認めていた)
その思想や行動はシャア・アズナブルの影響が見てとれる。&font(l){正体も[[クワトロ・バジーナ]]くらいには読者にバレバレ}
因みに名前は様々な言語を継ぎ合わせて「正統なる預言者の王」という意味になっている。

***◆&bold(){ギギ・アンダルシア}
CV:[[林原めぐみ]](GジェネレーションF) / [[川上とも子]](Gジェネレーション魂以降))/ [[上田麗奈]](アニメ映画版)
本作の[[メインヒロイン]]であると同時に[[戦争]]の勝敗の行方を左右する少女。
閣僚や大富豪といった富裕層・特権階級でほぼ占められている特別便ハウンゼンでは似つかわしくない存在。本人曰く「コネがあったから」。
初対面のケネスやハサウェイの目的や正体を見抜く優れた洞察力の他、預言めいた発言を的中させる鋭い勘も持つ。
ただし、作中ではニュータイプや特殊な能力者であるという描写は特になく、かえってミステリアスな魅力となっている。
年齢に関して、ネットでは15歳との情報が出回っていたが、小説内では「20にいくかいかないかぐらい」「ハイティーンエンジャー」との記述があり、
映画版では彼女が記入していた書類に「19 years old. female」と記載がある事から19歳と考えられる。

***◆&bold(){[[ケネス・スレッグ]]}
CV:[[立木文彦]](Gジェネレーションシリーズ) / [[諏訪部順一]](アニメ映画版)
本作のもう一人の主人公的存在。連邦軍大佐。
シャアの反乱では第一線でパイロットとして戦い、以後も実戦がなくなった地球連邦宇宙軍で、ウダウダとモビルスーツの開発を続けていた生粋のMS好き。
既婚者ではありジェシーという妻がいたが、離婚している。
『自制心があって狂暴な男』とはハサウェイの評。
優れた指揮能力以外にも、時に横暴とさえ見れる強硬手段も採る等、良くも悪くも連邦高級士官には似つかわしくない行動力に溢れた軍人。
ヤニ臭い閣僚達を心底嫌悪しており、内心ではマフティーを支持していた部分もあったものの、対マフティーの最精鋭『キルケーユニット』の長として辣腕を振るう。
&font(l){本気ではないとはいえ推定30代半ばの離婚歴のあるおっさんがティーンエイジャーの少女を口説く様は見ていて中々キツいと評判}

***◆&bold(){[[レーン・エイム]]}
CV:橋本晃一(GジェネレーションF) / [[水島大宙]](Gジェネレーション魂以降) / 斉藤壮馬(アニメ映画版)
連邦軍中尉。ケネスが地球に降下する10日前に新型のモビルスーツ「ペーネロペー」と共に先に送り込まれていた。
テストパイロットとしては有能ではあったが実戦経験はなく、それゆえの優秀さに満足しているようにみえるため、ケネスからの評価は低く見られている。
初戦においてΞガンダムに煮え湯を飲まされる事になり、以降Ξガンダム=マフティーに対抗心を燃やしていく。
目的を果たすためには手段を選ばないケネスと違いマフティーから人質を盾にしている事を糾弾された際は自分の本意ではないと反論しつつ返還、その際一切手出ししなかったりと軍人としてはやや潔癖気味の正々堂々とした性格。
ファンネル搭載MSを使いこなす事からニュータイプの素質を持っている。過去の月刊ニュータイプの特集記事では[[強化人間>強化人間(宇宙世紀)]]となっていた。
とはいえ、作中では感情起伏の描写は若さゆえと取れる程度の物で、少なくとも能力ゆえの情緒不安定さ等は一切ない((GジェネレーションF以降のメディアでは常に「ニュータイプ」扱い。))。
極度の現実主義者であり、ケネスが取るゲン担ぎや、理想主義に塗れたマフティーに対して反発心を持っている。
劇場版では彼のみペーネロペーの事を「ペネロペー」と発音しているがスタッフによるとこれは愛機感を出すためとのこと。

***◆&bold(){イラム・マサム}
CV:山崎たくみ(Gジェネレーション魂) / 武内駿輔(アニメ映画版)
マフティー実戦部隊の主メカニック兼作戦担当メンバー。ハサウェイの副官的存在。
Gジェネ版では白髪リーゼントのやや高齢がかった年代の男性といった姿だったが、映画版では如何にもインテリのような眼鏡をかけた七三分けの若者に変更されている。


***◆&bold(){ブリンクス・ウェッジ}
マフティーの太平洋上における移動拠点となる鉱物運搬船ヴァリアントの艦長。
中盤ペーネロペーの襲撃を受け艦が撃沈、死亡する。

***◆&bold(){エメラルダ・ズービン}
CV:鵜飼るみ子(GジェネレーションF以降) / [[石川由依]](アニメ映画版)
メッサー1号機のパイロット。レイモンドとは公認の仲。
ギギとハサウェイの仲を取り持つが上手くいかなかった。終盤でペーネロペーのファンネル・ミサイルで機体ごと霧散する。
映画版ではMSパイロットに志願していたが、技量的な問題で控えになったという設定が追加された。
また、ハサウェイがガンダムを受領した為、彼が使っていた指揮官機メッサー(つまりは1号機)を引き継ぐという描写も追加された。

***◆&bold(){ガウマン・ノビル}
CV:竹村拓(GジェネレーションF以降) / [[津田健次郎]](アニメ映画版)
メッサー2号機のパイロット。中枢が非常に若い層で占められているマフティー内では比較的年長者。ハサウェイとは別部隊のリーダーを任される事も。
ハサウェイを逃がすためホテルを襲撃するがペーネロペーの性能差に敗北しマフティー初の捕虜になってしまう。[[人質]]にされるも解放される。その後は最後まで戦い、生存して撤退した。
もともと軍人崩れという設定であったが、映画版でははっきりと「数々の大戦を戦い抜いてきたベテラン」として設定された。

***◆&bold(){レイモンド・ケイン}
CV:藤本隆行(GジェネレーションF以降) / 落合福嗣(アニメ映画版)
ギャルセゾン1号機のパイロット。ギャルセゾンパイロットでは年長者のようでリーダー格。
エミラルダの恋人でハサウェイの兄貴分。エメラルダの戦死に意気消沈するが、最後まで戦い抜いた。

***◆&bold(){シベット・アンハーン}
CV:田坂秀樹(GジェネレーションF以降) / 宮崎遊(アニメ映画版)
ギャルセゾン2号機のパイロット。映画版ではよりわかりやすく軍人崩れという風貌に。

***◆&bold(){ゴルフ}
CV:田中光
メッサー4号機のパイロット。シベット共々よりわかりやすく…いやもっといかつい風貌に(一人だけ肌指定間違っているのではないかともいわれている)。だがノリは軽い。

***◆&bold(){ジュリア・スガ}
ヴァリアント所属のメカニック。男だけがトップレスをしていいという歴史感覚を古いとし、仕事中上半身裸でいる中々エキセントリックな人物。
本人曰く『悪いおっぱいではないだろう』&font(l){悪いおっぱいではないという事はいいおっぱいということだ!}
映画版では流石にトップレスではなくなったが、かなり露出が高い衣装なのは相変わらず。

***◆&bold(){ミヘッシャ・ヘンス}
CV:松岡美里
マフティーの諜報員兼オペレーター。諜報員らしからぬ少々のんびり気質。彼女の甘い声は男性陣を鼓舞すると評判。
映画版では眼鏡とそばかすがチャームポイントに。また、ハサウェイの事を同志というより憧れの対象として見ている節も。“甘い声”のアナウンスも聞けるぞ!

***◆&bold(){ケリア・デース}
CV:[[早見沙織]]
ハサウェイが地球で実習を受けていた時、彼の鬱病の治療役を担っていた女性。ハサウェイとはギリギリ恋人未満という仲。
彼女も組織に参加するが、ハサウェイが1年と数ヶ月でマフティーのリーダーに上り詰めるにつれ次第に疎遠になっていった。
ギギの出現によるハサウェイの精神面の変化が2人の仲を決定付ける事に。

***◆&bold(){クワック・サルヴァー}
「インチキ医者」を名乗るマフティーの組織的な黒幕。長年地球連邦軍の要職を務めた将軍であるという。
優れた手腕で反地球連邦組織マフティーの人員から物資全てを、ほぼ独力で揃えたと思しき傑物。
メンバーも彼の顔は知っていたが、その正体は敵味方含め遂に誰も掴むことが出来なかった。

***◆&bold(){ファビオ・リベラ}
CV:望月健一(Gジェネレーションシリーズ)
オーストラリア大陸北部・オエンベリで反地球連邦運動を行うオエンベリ軍のリーダー。
ハサウェイとは違ったカリスマを持つ男だが、無謀で粗野な所もある。
ハサウェイらと一時対立するもマフティーの精力的な活動を見て見直し、協力を申し出る。
Gジェネでの中の人が[[アーガマ>アーガマ級強襲用機動巡洋艦]]の通信士コンビなのは気にしてはいけない。

***◆&bold(){キンバレー・ヘイマン}
連邦軍大佐で、ケネスの前任キンバレー部隊の司令官。
文官上がりな上に、何も成果を上げられないままケネスの着任が決まった(しかもハイジャックの影響で予定より着任が前倒しされた)焦りから生身のオエンベリ軍の掃討をモビルスーツ部隊に指揮した。
「力を使ったことがない人間は加減が解らない」ことを教えてくれる人物。

***◆&bold(){ハンドリー・ヨクサン}
CV:[[山寺宏一]]
刑事警察機構(通称「マン・ハンター」)の長官。
立場上ケネスと摩擦を起こす事も多々あれど、職務としての協力は怠らない実践能力ある人物。
映画版ではハウンゼンに搭乗していた設定になり、ハサウェイとは一足早く面識を持った事になったが果たして…?
山寺氏は前作ともいえる『逆襲のシャア』にて[[ギュネイ・ガス]]を演じていた。

***◆&bold(){ゲイス・H・ヒューゲスト}
CV:佐々木望
刑事警察機構調査部の部長。ハウンゼン事件の事情聴取をハサウェイに行う。
声優である佐々木氏は『逆襲のシャア』本編と『Gジェネレーション』等ゲームシリーズにてハサウェイ及びマフティーを演じていた。

***◆&bold(){メジナウム・グッケンハイム}
宇宙軍幕僚長官。階級は大将。ケネスからある秘密を聞いたことが悲劇に繋がってしまう。

***◆&bold(){アマダ・マンサン}
ハサウェイの植物監察官の実習を担当した教官。
クワック・サルヴァーがアマダの元を訪ねていたので明言はされていないが、マフティーの一味であるようだ。
映画版で『浄化無くして再生無し』といういかにもな格言を持っている設定が追加された。

***◆&bold(){メイス・フラゥワー}
CV:種﨑敦美
ハウンゼンの客室乗務員。地球降下後ケネスといい感じになったが、彼女もまたギギ達の複雑な関係に巻き込まれてしまい…
エピローグでのケネスは[[日本>日本国]]についたらヨリを戻してみると言っていた。

***◆&bold(){偽マフティー・ナビーユ・エリン}
ハウンゼンをハイジャックしたマフティーを騙る一味。リーダーであるカボチャマスクの男(CV:柴本浩之(Gジェネレーションシリーズ)/新祐樹(アニメ映画版))を筆頭に、各々がピエロや海賊など派手なマスクを身につけている。
その正体はオエンベリ軍のメンバー。乗客である官僚達の身代金として連邦政府から活動資金をせしめようとするも、偽物であることを看過したギギのひと言をきっかけにハサウェイに制圧される。
冒頭に登場する噛ませ犬的キャラであるが、映画版のプロローグがYoutubeで公開された際、自動字幕の事故もあってネタキャラとして躍り出た。

***◆&bold(){[[ブライト・ノア]]}
CV:[[成田剣]](Gジェネレーションジェネシス)
連邦軍大佐。シャアの反乱以後軍も第十三独立艦隊のラー・カイラム艦長として勤務しているが、作中時点で退役願いを出している。
退役後はミライと共にレストランを営む計画を立てており、市井で休んだ後よしんば政界に出て散っていった物達への責任を、という想い秘める。
最後の軍務として、ケネスらキルケーユニットの後詰でアデレートに向かう事になるが…

十字架に磔にされたような格好で鎮座したΞガンダムを見ての台詞は歴代のニュータイプとガンダムを見てきた生き証人である彼ならでは。

&font(#0000ff){「ガンダムにはいつも、反骨精神を持った者が乗っていたな。そして、ガンダムの最後はいつもこうだ。首が無くなったり、胴体が焼かれたり、バラバラになったり。しかし、反骨精神そのものはガンダムが無くなった後でも、健在だったものだ。」}

***◆&bold(){ミライ・ノア}
CV:白石冬美(Gジェネレーション魂)
ブライトの妻であり、[[一年戦争]]時の戦友。
ブライトが軍の任務を優先した事に愚痴っていたので、本人よりレストラン経営に意欲があるかもしれない。

***◆&bold(){クェス・パラヤ}
CV:川村万梨阿
故人。前作の小説版でアムロを追い詰めた所をハサウェイに狙撃されてしまい、彼にとっての払拭し難きトラウマとなっている。
作中一度だけ登場するが、[[ララァ・スン]]のような精神の存在というよりはハサウェイの罪の意識そのもののようだ。
劇場版『逆襲のシャア』ではハサウェイを助けようとしたチェーン・アギに討たれたが(その直後にチェーンも逆上したハサウェイに討たれる)、本作の劇場版ではどんな展開になるのか期待したい所である。

*【登場機体】
**マフティー
***◆&bold(){[[Ξガンダム]]}
搭乗者はマフティー・ナビーユ・エリン(ハサウェイ・ノア)。
サイコ・コミュニケーターブロックとミノフスキー・クラフトエンジンを搭載した秘密結社マフティーの切り札。
メッサー一機の重量ぐらいは支えること出来る大出力と正確に敵を射抜くサイコミュ兵器もあり、作中では多大な戦果を上げる。
れっきとした“ガンダム”だが、いかつい見た目と反連邦組織所属という事もあり、ケネスやレーンからは「ガンダムもどき」扱いされた事もあった。
[[アナハイム・エレクトロニクス社]]に秘密裏に発注し証拠隠滅は完璧であり、メカニックマンの調査でも劇中で、製造元はバレることはなかった。
だがアナハイム、引いてはガンダムと縁深いブライトには確信を持って見抜かれていた。
マフティーの台所事情により作業に用いられることもあった。
デザイン設定にはいくつかの変遷があり、大まかに小説版→ゲーム版→映画版と移っている。詳しくは当該項目にて。

***◆&bold(){メッサー}
マフティーの量産型モビルスーツ。[[ギラ・ドーガ]]の流れを汲む。
小説版では名称が異なる02-Rなどのタイプがあったが、映画版では通常のF01型、ホバー移動用のリフティング・フレアを着用したF02型、素体系であるネイキッド、爆撃仕様のマインレイヤーが追加された、

***◆&bold(){ギャルセゾン}
ミノフスキー・フライトができないMSの地上支援用輸送機。主にメッサーが使用する。
富野ガンダム作品に多く見られるいわゆる『ドダイ』だが、本来の輸送機としての役目の他、地上爆撃や対MS戦も行う等それまでの作品以上に活躍の機会が多い。


**連邦軍
***◆&bold(){[[ペーネロペー>オデュッセウスガンダム/ペーネロペー]]}
搭乗者はレーン・エイム。
大出力のミノフスキー・クラフトを装備しガンダム系の名残を残したモビルスーツ。
外装であるフライング・フォームを維持する時のミノフスキー粒子を散布するパーツを外しても飛行することが出来、最後の白兵戦ではその能力を十分発揮しΞガンダムに喰らいついた。

***◆&bold(){グスタフ・カール}
連邦軍の量産型モビルスーツ。こちらは[[ジェガン]]の系譜で主に地上用にチューンされた派生機。
小説版では量産機らしからぬヒロイックでスマートなデザインだったが、『Gジェネレーション』以降はだいぶゴツくなった。%%どちらにせよジェガンの親戚かは怪しいが%%
数年前の時系列であるOVA版『UC』および『NT』では先行量産仕様である13型が登場。&font(l){仮にも最新鋭機なのにヤラレ役でな!}
映画版では制式採用機として00型が登場。13型がブラッシュアップされたという設定を踏まえ、アンテナや装甲の形状に『Gジェネ』版のデザインが取り入れられている。

***◆&bold(){ケッサリア}
ミノフスキー・フライトができないMSの地上支援用輸送機。主に連邦側が用いている。
非常に巨躯なグスタフ・カールを2機搭載して高高度まで飛び立てる出力を持つため地味に優秀。


**他
***◆&bold(){[[ギャプラン]]}
小説版では上記4機種のみの登場だったが、「それだけではガンダム作品としてちょっと寂しい」という映画版スタッフの意向から、
ハイジャッカーの輸送機((小説版ではベース・ジャバー))としてまさかの登場。高々度にほぼ独力で飛ばせる推進力(と悪役面)を持つ本機はうってつけだったとの事。
小説版ではハイジャッカー=オエンベリ私設軍は資金力がなく、MS等も運用できないような貧乏所帯(故にキンバレー隊に一方的に虐殺される)だったのだが、前述の意向に合わせて「組立途中で放棄されたものを回収した」という設定がTwitterで言及されている。

***◆&bold(){[[陸戦用ジェガンA型 マン・ハンター仕様>ジェガン]]}
同じく映画版にて登場。旧式化し民間に払い下げられたジェガンA型をマン・ハンターが改修したもの。
ビーム兵器やスラスターの類いは撤去され、代わりに取り付けられた胸部の投光器や股間部の機関銃座は[[市民への威圧を>ジム・カスタム/ジム・クゥエル]][[目的としたもの>ダガー(MS)]]であり、さながら&bold(){[[「不法居住者だけを殺す機械」>人間だけを殺す機械かよ!?]]}。
この他にもジェガンタイプの出番が多数追加されており、月軌道上でベース・ジャバーに搭乗してハウンゼンを護衛する機体や、消火剤タンクを背負った消防隊仕様の機体を確認できる。

*【余談】
**ゲーム作品での活躍
先述の通り、GジェネFでの出演によって知名度を上げ、Gジェネシリーズの他ガンダムVSシリーズでも『EXVS』の[[DLC]]で登場して以降、レギュラーとなっている。

『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』ではハサウェイが植物監察官を志す旨の発言をしていたり、[[敵キャラクター>ジ・エーデル・ベルナル]]が『閃ハサ』を「一つの可能性」として示唆しているブライトへの台詞があったりと、『閃ハサ』に纏わる小ネタは数多くあったものの、
『閃ハサ』そのものの参戦は2017年の『[[V>スーパーロボット大戦V]]』まで待たされることになった。
&font(l){というか、スパロボではほとんどの作品でクェスはハサウェイに関わることなく死んでるか、仲間になっているかなので閃ハサフラグはいつもひっそりと折れている。}
&font(l){例えば『[[D>スーパーロボット大戦D]]』ではシャアの反乱はアムロとブライトをシャアが拘束・軟禁し、サイコ・フレームの横流しを行わなかったことなどにより成功寸前だったが、(宇宙から見れば)地球消滅という異常事態が発生してアクシズも落着前に消滅して失敗。}
&font(l){同時期に起こったOZのクーデターからミライと共にネオ・ジオンに保護されていた事が語られており、ザンスカールの襲撃を受けてブライトの承諾を得たミリアルドの助力によってグラナダ市へ避難するなど、クェスが無条件で生存することを含めて本作へのフラグがこれでもかとへし折られている。}

遂に参戦した『V』では[[機体のみ参戦>いるだけ参戦(スパロボ)]](ハサウェイはグラフィックのみ閃ハサ版というオリジナル仕様)との触れ込みではあったが、ペーネロペーに搭乗したレーンが登場。
作中では2人の対決を軸に、『UC』も絡めた独自のシナリオ展開で話題を呼んだ。

スパロボシリーズに参戦する以前、2003年発売の『SUNRISE WORLD WAR Fromサンライズ英雄譚』に本作が参戦した。
なお、ストーリーは事情で未完結に終わったが、終盤でΞガンダムが登場した(しかもハサウェイがマフティーのノーマルスーツを着ている)。
なお、ハサウェイは『逆シャア』時の姿のままであり、本作からのキャラクターはケネス(ストーリーには未登場)のみ。
また、機体はΞガンダムのみだが、没データとしてペーネロペーも登場している。


Wikiがあるから、欲がある。wikiを編集する事も欲の一部にしちまうのが人間だろ

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- 反対意見が無いようなのでコメント欄をリセットしました。キャラクター・制作者への攻撃的なコメントや口論はやめましょう。  -- 名無しさん  (2021-05-30 13:11:20)
- いろいろアニメについて懸念していたところはあったけど、いざ見てみると掴みはバッチリでいい出来だったな  -- 名無しさん  (2021-06-12 16:49:47)
- 二作目はどうなるんだ…?  -- 名無しさん  (2021-06-12 16:54:23)
- ホテルで不倫してた閣僚さん生存してるのかな  -- 名無しさん  (2021-06-13 19:39:44)
- あれ? ベルチルにも、α・アジールは出てなかったっけ……?  -- 名無しさん  (2021-06-18 11:45:06)
- ↑「大佐はあたしんだよっ!!!」のくだりはしっかりアルパだったはず  -- 名無しさん  (2021-06-18 22:00:50)
- 何気にハサウェイの記事ないのか。ケネスはあるのに  -- 名無しさん  (2021-06-19 09:41:32)
- ↑2 うん。確かそうだったと思う。  -- 名無しさん  (2021-06-19 10:30:59)
- ↑2 映画化発表以前からコメ欄荒れそうなキャラだったってのもあるかもしれない 映画はUC2への布石はあると思うがハサウェイ(マフティー)はバナージやミネバに会うことはなさそうでリディは騒動に巻き込まれる1人にならはのでは  -- 名無しさん  (2021-06-19 12:25:56)
- ラストが一番不穏……原作よりかは救いのあるマシな結末であってほしいんだが……。  -- 名無しさん  (2021-06-19 12:30:00)
- 作品自体がひたすら酷い現実の前にやるせなさを味わう話だし・・・ケネス周りがどうなるかなぁ  -- 名無しさん  (2021-06-19 18:46:42)
- どうせグレタガンダムって呼ばれるだけだから大丈夫  -- 名無しさん  (2021-06-25 18:04:55)
- ↑4 もしリディにもしものことがあったらバナージはどう思うんだろうな。  -- 名無しさん  (2021-06-25 23:27:40)
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