スカルグレイモン

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スカルグレイモン - (2023/12/03 (日) 08:13:14) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2010/12/11 Sat 23:18:12
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます

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#center(){
&bold(){&sizex(6){&color(whitesmoke,silver){骨になっても失われることのない&color(crimson){闘争本能}!}}}
}

『スカルグレイモン』とは、『[[デジタルモンスター]]』に登場するキャラクター。

#openclose(show=●目次){
#contents
}

*【基本データ】
|世代|完全体|
|タイプ|アンデッド型(一部、スケルトン型)|
|属性|ウイルス種|
|必殺技|・&bold(){グラウンド・ゼロ}&br()身体を発射台にして脊髄から有機体系ミサイルを発射する。|
|~|・&bold(){グラウンド・ゼロ改}&br()身体をひねり、巨大なロケット弾をぶつけ、大爆発を起こす。|
|~|・&bold(){オブリビオン・バード}&br()新たに追尾機能も加わり、威力・範囲も格段にグレードアップしたグラウンド・ゼロ。|
|得意技|・&bold(){カースブレス}&br()紫色の息を吐き出し、相手を麻痺させる。|

*【概要】
名前の由来は「&ruby(頭蓋骨){スカル}」+[[グレイモン]]。
初登場は『デジタルモンスター Ver.2』で、Ver.1の[[メタルグレイモン]]と対になる存在。

[[戦いだけに執着してきた>戦闘狂(属性)]]デジモンが、肉体が滅びたにも関らず闘争本能だけで生き続けた結果、&ruby(デジコア){電脳核}を剥き出しにした身体になってしまった。
普段は&color(limegreen){&bold(){緑色}}の瞳をしているが、戦闘になり、闘争本能が高まるとその瞳は&color(crimson){&bold(){紅色}}に染まる。
闘争本能以外は肉体とともに滅んでしまったため、知性のかけらもなく、他のデジモンにとってその存在は脅威となっている。
アニメ等では、シリーズにおける&bold(){暗黒進化}エピソードの元祖として登場したデジモンで、エネルギーが切れるまで暴れ続ける骨の身体はまさに[[怪獣>怪獣/モンスター(文化)]]。

初代の頃にある冊子で書かれた以下の評は、まさに「スカルグレイモン」という存在を端的に表しているだろう。
>バトルに必要なのは何?武器?必殺技?経験?
>スカルグレイモンが出した答えは「闘志」だ!!
>戦いに明け暮れ、肉がそげ落ちても、武装が朽ち果てても、闘志さえあれば生きていける。
>そんな未来を選んだ哀しく誇り高いデジモン。
>もはや失うものは何もない。闘争本能だけで動いているので、まさしく無敵に近い存在。

[[必殺技]]「&Ruby(爆心地){グラウンド・ゼロ}」は海外展開等で問題になることを恐れたためか、近年では「オブリビオン・バード」が必殺技として扱われることが多い。

ちなみに、初代シリーズだとカブテリモン・エンジェモン・バードラモンから進化可能で、グレイモンからは&bold(){不可能}((Ver.2にはグレイモンはいないので当然ではある))。
[[アニメ>デジモンアニメシリーズ]]から入った人には違和感があるかもしれないが、そもそもグレイモンとは異なる骨格の特徴も多く、設定から考えても決して間違ってはいない。
-グレイモンは鼻先+横に突き出た2本の計&bold(){3本}角、スカルは反り方も逆な頭頂部の&bold(){1本}角
-グレイモンよりもはるかに&bold(){長い腕部}
-背骨から肋骨とは別に、横に大きく&bold(){突き出した突起}
つまり(&color(#3B4EF0){ウィルス種のメタルグレイモン}と同様、)&sizex(4){&bold(){別に進化元がグレイモンとは限らないデジモン}}である((あちらも「戦いの末にデジモンが強化改造でたどり着く姿」でしかなく、グレイモンとは一言も言われていない))。



*【関連作品でのスカルグレイモン】
**アニメ『[[デジモンアドベンチャー]]』
第16話「暗黒進化!スカルグレイモン」に登場。

サーバ大陸のコロッセオにて、[[エテモン]]に操られた別個体のグレイモンとの戦いの際、完全体へ進化させようとする[[太一>八神太一]]の焦りからくる&bold(){&color(orange){無謀な勇気に}}&bold(){紋章が反応し、ドス黒い[[光]]を放ちながら}進化。
満腹で思うように動けなかったとはいえ、太一のグレイモンに優勢だった敵のグレイモンはこの進化の途端に逃げ出し((その後、グラウンド・ゼロにより粉砕された))、相対したカブテリモンは「&bold(){こりゃあかん}」と発しており、その脅威を物語っている。
ちなみにこの時点では、紹介の必殺技の記述にグラウンド・ゼロ改はなかった。

[[最終話>新たな世界(デジモンアドベンチャー)]]ではゲンナイに「(世界を救う目的に合わないというだけで)&bold(){進化そのものに、正しいも誤りもない}」と語られたり、ドラマCDでは一発芸をスルーされてた[[アグモン>アグモン(デジモンアドベンチャー)]]が(&font(l){ギャグ混じりで})進化したりとフォローされている。

PSP版ゲームではボスとして登場。暗黒進化時のムービーが完全再現されて驚いたプレイヤーも多い。
なお、攻撃力を下げたりブレイクさせれば成熟期でも普通に倒せるのでご安心を。


**アニメ『[[デジモンアドベンチャー02]]』
第09話「イービルリング 魔力の暴走」に登場。

[[アンドロモン]](完全体)の支配に失敗した[[デジモンカイザー>一乗寺賢/デジモンカイザー]]が、『&font(l){成熟体}成熟期からの進化なら制御可能』と行った実験によりまたしても太一のアグモンが進化させられた。

前作を通して[[多くの>エテモン]][[戦いを>ヴァンデモン]][[経て>ダークマスターズ(デジモンアドベンチャー)]][[経験を>アポカリモン]][[積んだ>ディアボロモン]]ためか、前回の暗黒進化の時よりもはるかにパワーアップしており、[[フレイドラモン>ブイモン]]らやカイザーの[[ダークティラノモン>ティラノモン]]五体はまったく歯が立たなかった。

またスカルグレイモンと対峙した際、完全体に進化できないとはいえ、ピノッキモンやピエモンのような強力な究極体と単騎で毅然と戦い抜いた歴戦の[[タケル>高石タケル]]ですら&color(#FFE921){&bold(){「逃げるんだ」「まともに戦って勝てる相手じゃない」}}と逃げの一手を選び、経緯を知った[[光子郎>泉光子郎]]は&bold(){&color(PURPLE){「デジタルワールドを崩壊させるつもりなのか」}}と、これまたデジモンアドベンチャーの時以上にその脅威を物語っていた。
&font(l){無印最終話のフォローは…((「間違った進化」はなくとも「間違った使い方」で世界を滅ぼす存在、ということか))}

デジモンアドベンチャーの時は一切喋らなかったが、02では「グラウンド・ゼロ」と技名を一度だけ言っている。
このグラウンド・ゼロ発射によりダークタワーを破壊するシーンは、かなり印象的。

続く第10話「敵はメタルグレイモン!」でも、カイザーの要塞内で進化実験を行われていた。
その後、イービルスパイラルの開発に成功し、メタルグレイモンへ暗黒進化させられるようになったため、スカルグレイモンの出番は終了。


**[[ゲーム]]「[[デジモンワールド]]」
[[ヴァンデモン]]が、集めた骨を&font(#ff0000){興味本位}で組み立てた事で産まれた。
産まれた当初は大人しかったらしいが、ヴァンデモンの知人である[[デビモン]]が暗黒パワーを注入し暴走。
闇貴族の館の地下研究所にて主人公達と対峙する。
倒すと闘技場に出場する。


**ゲーム「デジモンワールド デジタルカードバトル」
ヴァンデモン配下の用心棒として登場し、主人公への口封じのために襲い掛かる。
「クアアアアッ!!キエロ!」とアニメ版を思わせるうめき声がある。
しかし理性がないわけではなく、敗北すると大人しくなり、前任者のヴァーミリモンなどについて教えてくれる。

カードとしては[[暗黒属性>闇属性/暗黒属性]]らしい強力な攻撃力と高めのHPを持つ。
特に○攻撃「グラウンド・ゼロ改」に関しては、[[最強]]の[[ムゲンドラモン]](990)に次ぐ堂々の二位(980)。
×攻撃「カースブレス」も全カード中二位の威力450((×攻撃一位はギガドラモンの「ギガヒート」、威力550))を誇る上に「[[自然属性>木属性/植物属性]]に対しては威力三倍」という強力な効果があり、相手が自然系デジモンカードならまず負けない。
カードの援助能力も「相手が自然属性なら、相手の手札をすべて捨てさせる」という内容で、とにかく自然属性キラー。
反面、進化に必要なパワーがかなり多く、一方このカードを生贄にすることで出せる進化パワーはゼロなので、「重い」カードでもある。

最強技の「グラウンド・ゼロ改」は、このゲームでは「頭を縦に180℃回転させ、大きく開いた顎の隙間を通して、グラウンド・ゼロを撃ち上げる」というもの。
骨の肉体をこれでもかと活かしたド派手なモーション……ではあるが、果たしてその行動の意味はいったい……
もっとも、これで威力が通常の三倍近くにアップするのだから、何かあるんだろう。
&font(l){逆に通常のグラウンド・ゼロはベビーフレイムより弱い}


**ゲーム『デジモンストーリー』
クロン鉱山のボスとして登場。
元々は究極体の[[ムゲンドラモン]]で、ダークティラノモンをあっさりと葬り去る圧倒的な力を持っており、更なる力を得ようとフィルの交渉に乗りチップをセットするがそれは罠であり、スカルグレイモンに退化した。
[[怒って>怒り(感情)]]主人公に襲い掛かるが敗れ、「ムゲンドラモンのままなら絶対負けなかったのに~!」との嘆きを残し[[消滅]]した。
本作では3枠の大型ボスとしてのみの登場であり、育成は不可である。
以降のシリーズではサイズが小さくなり、育成可能となっている。


**アニメ『[[デジモンクロスウォーズ]]』
第20話「ダストゾーン、グランドロコモンの大スクラップ都市!」に登場。
ダークナイトモンの[[新たな戦力>黒の軍/トワイライト(デジモンクロスウォーズ)]]として、あの[[スカルサタモン]]と共に登場。
ダークナイトモンの[[デジクロス]]前がスカルナイトモンのため、同じくスカルが付くスカルグレイモンやスカルサタモンがダークナイトモンの戦力に選ばれたのかもしれない。

[[キリハ>蒼沼キリハ]]の[[メタルグレイモン>青の軍/ブルーフレア(デジモンクロスウォーズ)]]と対峙したり、そこそこ活躍したが、ダークナイトモンによるダークネスローダーの強制デジクロスによって、ダークナイトモンの武器の[[ランス>槍]]と一体となってしまった。

ちなみに、この時必殺技は字幕で「グランドゼロ」と表記されていた。


**アニメ『[[デジモンゴーストゲーム]]』
#center(){&bold(){&sizex(5){&color(whitesmoke,silver){朽チ…果テロ……}}}} 
声:江川央生
第22話『悪夢』にて登場。
&font(l){胡散臭い}睡眠ビジネスを始めた清司郎によって眠った[[人間>ヒト(生物)]](&デジモン)を、その[[夢]]の中で執拗に追い回していた。
歴代シリーズ同様、闘争本能のみで動いており、夢の中で受けた傷は現実世界にもフィードバックするというオマケつき。
更に、スカルグレイモンの視界から外れると、人毎に決まった地点に戻されるため、&bold(){逃げ切ることは絶対に不可能}、というまさに悪夢のような存在。
[[無限ループ]]って怖くね?
解決後に分かった事だが、この夢はピロモンの悪夢で、かつてデジタルワールドでスカルグレイモンに追い回された過去があり、その[[トラウマ]]から調子が悪いとその悪夢を見るとのこと。

作中でも瑠璃&[[アンゴラモン]]と、解決のために夢の世界に入った清司郎&[[ジェリーモン]]を散々追い回す。
だが、この世界が「ピロモンの夢であると同時に、自分たちの夢でもある」=「自分たちに都合のいいようにも変えられる」ことに気付いた清司郎によって、一転攻勢に出られる。

[[無数に分裂した>影分身の術(NARUTO)]]ジンバ―アンゴラモンと、&sizex(5){&bold(){[[ジャイアント>ダイマックス]]テスラジェリーモン様}}の攻撃により、身体をバラバラにされて、遂に敗北。
悪夢は無事終わりを…


と思いきや、[[復活]]!!
至近距離からの『オブリビオン・バード』を発sy


#center(){&bold(){&sizex(5){「「「「起きろーーーー!!」」」」}}}


間一髪でピロモンを目覚めさせることに成功。
今度こそ、悪夢は終わりを迎えたのであった。
なお、夢内で負った傷はバクモンが癒してくれました。(清司郎&ジェリーモンを除く)

余談だが、作中に挟まれたデジモン紹介のウィンドウで、遂に必殺技から「グラウンド・ゼロ」が無くなり「オブリビオン・バード」のみになった。


*【余談】
ちなみに[[オーガモン]]の持っている骨は&font(#ff0000){スカルグレイモンを倒した時の戦利品}である。
上記のスカルグレイモンの暴れっぷりから見ると、オーガモンが勝てる気がしないが…
なお、[[X-進化>X抗体]]する際には手放された模様。

また、オーガモン種の究極体であるタイタモンの持つ「斬神刀」もこれまたスカルグレイモンの骨から削りだした骨刀。
刀に籠もる怨念が低い唸り声を上げるといわれている。




追記・修正はスカルグレイモンの暴走を鎮めてからお願いします

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- デジワーで着いてきたり飯くって喜んだりするのを見てるとこいつでさえかわいく感じる  -- 名無しさん  (2013-12-28 00:43:11)
- 02の時の方が強いのって前作で究極体に進化したりとかで経験積んだのもあると思うの  -- 名無しさん  (2014-02-05 18:26:08)
- ↑2デジワーのパートナー補正はヤバい。ただし汚物は(ry  -- 名無しさん  (2014-02-05 18:33:56)
- オーガモンに続いてタイタモンの武器の材料にされているデジモン  -- 名無しさん  (2014-02-05 19:02:28)
- ↑究極体になってなお使うということはそれだけスカルグレイモンの身体(というか骨)が武器として優秀ってことだな  -- 名無しさん  (2014-04-11 20:02:48)
- コイツめっちゃ好きだった。  -- 名無しさん  (2014-04-11 20:23:17)
- 仮面ライダースカルグレイモン  -- 名無しさん  (2014-11-17 01:05:08)
- ⬆勝てる気が全くしない  -- 名無しさん  (2014-11-18 20:31:09)
- よく見ると、あんまりグレイモンの骨格っぽくないんだけど、その辺は些細なこと。  -- 名無しさん  (2015-04-01 22:05:56)
- コイツがあまりにもカッコ良かったのでその後のメタルグレイモンに物足りなさを覚えたのは俺だけじゃないはず  -- 名無しさん  (2015-04-16 00:02:32)
- 無印や02の印象のせいでこいつが弱いイメージがまったく沸かないw  -- 名無しさん  (2015-12-10 12:37:07)
- デジワーだと妙に愛嬌があるなコイツ  -- 名無しさん  (2015-12-10 12:44:00)
- ↑3 わかる。メタグレよりスカルのほうが好きだ。めちゃくちゃ強いし  -- 名無しさん  (2016-01-18 04:11:28)
- オーガモンがスカルグレイモン倒したの疑問というが、こいつ骨のクセに心臓あるから肋骨の隙間から丸見えだからな。  -- 名無しさん  (2016-04-06 13:30:16)
- まあテクニック次第ってとこでしょ。ゲームの世界だと一段階の進化の差ぐらい何とでもなるの多いし。  -- 名無しさん  (2016-05-20 11:08:45)
- ↑多分、この時ばかりはレオモンと共闘したんだと妄想。アドベンチャー限定の妄想だけどねwゲーム版はオーガモン一族にそういう掟でもあるんじゃなかろうか的な  -- 名無しさん  (2017-06-09 21:29:13)
- 近年必殺技名が変わった(グラウンド・ゼロは英語で「爆心地」の意)のはやっぱりアメリカ同時多発テロの影響も大きいのかな 正直マグナモンのあれに比べれば別にアウトじゃない気が…  -- 名無しさん  (2017-07-24 22:58:54)
- デジモン界は誤字脱字誤植が標準装備だから意図的な改変なのか、誤字脱字や誤植なのか、公式発表がないとわからないというw(たまぁに公式サイドもミスを設定でカバーしてるんじゃね?とか言われるタイプの対応もあるけど)  -- 名無しさん  (2017-07-24 23:16:38)
- バトスピでカード化することがラジオで確定したね、性能に期待  -- 名無しさん  (2017-07-24 23:29:10)
- そりゃ進化に誤りはないかもしれんが暴走して暴れ回るしやばいのは確かだから仕方ない>前作のフォロー  -- 名無しさん  (2019-01-03 09:49:20)
- ゴーストゲームに登場した個体を演じた江川氏は、同作で骨のような外見が特徴の完全体デジモンのメタルファントモンを演じている。  -- 名無しさん  (2022-05-06 08:58:37)
- 指の数もグレイモンとは違うんだよな。あっちは三本だが、こっちは五本。  -- 名無しさん  (2022-10-17 19:53:17)
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