X-MEN(映画)

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X-MEN(映画) - (2016/08/23 (火) 04:02:53) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2014/05/10 (土) 23:26:33
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#center(){&sizex(7){&bold(){敵は強大―――味方はわずか}}}




『X-MEN』は2000年の米映画。
MARVEL社の人気コミックヒーローチーム「X-MEN」の実写映画化作品である。 
当時アメコミ映画があまり浸透していない時期にリアル路線をもったストーリーで映画化され全世界でヒットを飛ばし、
「[[スパイダーマン>スパイダーマン(映画)]]」「ファンタスティック・フォー」等の、多数のアメコミ映画が製作されるブームの火付け役となった。
また「バットマン」シリーズが尻すぼみとなり日本でのアメコミの知名度を高めたことでも記憶に新しい。
映画では原作の人気キャラクターを選りすぐりで登場させ、現代を舞台に原作のテーマでもある「差別意識」を原作に則って描いている。


【物語】
そう遠くない未来―――
人類の中には進化を飛躍的に遂げた者達、突然変異種(ミュータント)が存在している。
彼らは人類から好奇、あるいは畏怖の目で見られ、迫害を受けていた。
そんな中、突然生命力を吸う能力に目覚めた少女・ローグは家出中に手の甲から強硬な爪を出す男・“ウルヴァリン”ことローガンと出会う。
その二人を突如一人のミュータントが強襲するが、追って現れた二人のミュータントに助けられる。
二人は“X-MEN”―――「プロフェッサーX」と呼ばれるミュータントの男、チャールズ・エグゼビアが開いたミュータントの専門校「恵まれし子らの学園」
の卒業生であった。
行く当てがないローグと記憶を無くしたローガンは、その学園に留まることになる。
ローガンはプロフェッサーXから、二人を襲ったのはミュータントの過激派「ブラザーフッド」の一員でありそのリーダー「マグニートー」の部下だと
知らされる。
そして、マグニートーはミュータントが迫害される現状を打破するために、各国の代表が集まるサミットを舞台にある陰謀を進めていた。


【登場人物】
≪X-MEN≫
・[[プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア>プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア]]
演:パトリック・スチュアート
「恵まれし子らの学園」の学園長であり、X-MENの創設者。
下半身不随で常に車椅子に乗っている。争い事を好まず人類とミュータントの共存を望んでいる。
能力は「&bold(){強力なテレパス}」で、あらゆる人間に念話するだけでなく他人の意識を操作したり巨大装置「セレブロ」の媒介を通して標的を探しだすことができる。

・[[ウルヴァリン/ローガン>ウルヴァリン(X-MEN)]]
演:ヒュー・ジャックマン
ひょんなことからX-MENに入ることになった流浪の男。
各地を放浪しながらストリートファイトで生計を立てていた。
粗野でぶっきらぼうな性格だが、他人を気遣う優しい心も併せ持つ。
十数年前から前の記憶がなく、ネームプレートだけが自分の過去を知る手掛かりとなっている。
能力は「&bold(){超硬金属アダマンチウムの骨格と爪}」で、手の甲から鋭い爪を突き出し攻撃し、格闘技にも長けている。
また超回復能力「ヒーリングファクター」の持ち主でもあり、あらゆる傷も瞬時に回復する。

・[[サイクロップス/スコット・サマーズ>サイクロップス(X-MEN)]]
演:ジェームズ・マーズデン
X-MENのリーダー格で、誠実かつ生真面目な青年。
プロフェッサーに忠実だが頭が固いのが玉に傷。その依怙地さ故にウルヴァリンとは相性が合わない。
冷静沈着で人望あるリーダーだった。&bold(){今作の時点では。}
能力は目から発射される「&bold(){破壊光線オプティックブラスト}」で、目を開いていると常時発射されている。
そのため通常時は特殊鉱物ルビー・クォーツのサングラスや制御可能なバイザーで目を覆う必要がある。

・[[ジーン・グレイ>ジーン・グレイ(X-MEN)]]
演:ファムケ・ヤンセン
プロフェッサーXの右腕的存在の女性で、医療・科学分析も担当する才女。
サイクロップスとは恋仲であり、互いに信頼し合っている。
その一方で記憶喪失を気に病んでいるウルヴァリンのことも気がかりだが…。
能力は「&bold(){念動力(テレキネシス)}」。あらゆる物体を手を触れずに操作できる。
またプロフェッサーほどではないがテレパスも使える。

・[[ストーム/オロロ・マンロー>ストーム(X-MEN)]]
演:ハル・ベリー
アフリカ部族の巫女で、褐色肌に白髪の特異な外見を持つ女性。
学園では教師として子供達に教鞭を振るっている。
能力は「&bold(){天候を操る}」ことで、雷を発生させたり嵐を巻き起こすことができる。
また能力を発動する際は髪が毛羽立ち目が白くなる。

・ローグ/マリー・ダンキャント
演:アンナ・パキン
普通の高校生だったがある日能力に目覚めて彼氏を傷つけてしまい、ショックで家出してきた少女。
自身の能力を忌み嫌っており常に他人に触れたり触れられることを恐れ、普通の生活を強く望んでいる。
だが、その能力によりマグニートーに目をつけられ、彼らに拉致されてしまう。
能力は「&bold(){他人の生命力の吸収}」で、触れた相手の生命力を奪い自分のものにする。
またミュータント相手では相手の能力も奪い一時的に使用することができる。



≪ブラザーフッド≫
・[[マグニートー/エリック・レーンシャー>マグニートー]]
演:イアン・マッケラン
反人類のミュータント組織「ブラザーフッド」のリーダーでX-MENの宿敵。
プロフェッサーXとはかつて志を同じくした親友であったが価値観の相違から決別し、激しく対立している。
幼い頃ナチスに両親を殺されたことも相まって人間に強い憎しみを抱いており、ミュータントの優位性を示すためにあらゆる手段をもって行動を開始する。
能力は「&bold(){磁気を操る}」ことで、自分の周囲にある金属を自在に操ることができる。
それ故に全身が金属の骨格でできたウルヴァリンには天敵ともいえる存在。

・ミスティーク/レイヴン・ダークホルム
演:レベッカ・ローミン
マグニートーの片腕的存在で、全身青い肌に金色の瞳を持つ異様な姿をもつ女性。
ちなみに原作とは違い常に全裸。
能力は「&bold(){変身}」で、自身の容姿をあらゆる人物・物体に変えることができる。
また、身体能力も優れており体術はウルヴァリンに劣らない。

・セイバートゥース/ビクター・クリード
演:タイラー・メイン
全身毛むくじゃらな大男。体力馬鹿でちょいちょい失敗するが戦いでは兇暴な野獣そのもの。
能力は「&bold(){怪力と超身体能力}」で、鋭い爪と牙を生やし力ずくの攻撃を仕掛ける。
ウルヴァリンと同じ「ヒーリングファクター」を有しているのか、
彼とストームの攻撃を受けても応えた様子がなかった。

・トード/モーティマー・トィンビー
演:レイ・パーク
お調子者なメカニック担当。
能力は「&bold(){超跳躍力と長い舌}」で、その名の通り「ヒキガエル」の能力を持つ。
また口から粘液を吐くほか、手足に吸着能力があり壁や天井を這うように登ることができる。



≪その他の人物≫
・ケリー上院議員
演:ブルース・デイヴィソン
反ミュータントの第一人者の米国国会議員。
ミュータントを差別化する「ミュータント登録法」を提唱しており多数の議員から支持され、ミュータントからは疎まれている。
マグニートーに拉致され彼によって開発された装置で出来損ないのミュータントに変異させられてしまう。

・[[ボビー・ドレイク>アイスマン(X-MEN)]]
演:ショーン・アシュモア
「恵まれし子らの学園」の生徒の一人で、氷を操る能力を持つ。
ローグに初めて話しかけ、彼女と親密な仲になる。

・ジョン・アラーダイス
「恵まれし子らの学園」の生徒の一人で、炎を操る能力を持つ。
授業を妨害しようとするいたずら小僧。

・キティ・プライド
「恵まれし子らの学園」の生徒の一人で、障害物をすり抜ける能力を持つ。



≪余談≫
・本作の監督ブライアン・シンガーは自身をゲイとカミングアウトしており、今作のミュータントに対する差別意識を近年のゲイに対する差別と
 重ね合わせて描いたとのこと。

 また、マグニートーを演じたイアン・マッケランもゲイと告白している。

・ウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマンは原作のウルヴァリンと違って大柄であることから原作ファンから「イメージと違う」と批判を受けた。が、実際に公開されると体格以外はまさにウルヴァリンであり高く評価もされた。



追記修正よろしくお願いします。




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- >原作と違って大柄、でも今じゃウルヴァリン=ヒュー•ジャックマンでイメージが定着してるよな  -- 名無しさん  (2014-05-10 23:46:20)
- マグニートーは何故立ち枯れ爺さんになってしまった  -- 名無しさん  (2014-05-11 01:05:43)
- ウルヴァリンに黒いボディスーツが支給された時に(原作カラーの)黄色いスーツが良かったか?ってメタ発言があったのが印象的  -- 名無しさん  (2014-05-11 01:15:51)
- これのせいかヒュー・ジャックマン=ヒゲ面なイメージが定着したよね。顎がツルツルな他の出演作見せたら驚かれたよ。  -- 名無しさん  (2014-05-11 03:06:33)
- 原作だとちっさいオッサンなのに  -- 名無しさん  (2014-05-13 18:21:32)
- サイクロップスが主人公だろうと思って観に行ったから扱いがショックだったわ。ウルヴァリンとは結局最後まで犬猿の仲のままで終わるし…。  -- 名無しさん  (2014-10-11 16:43:22)
- ボビー、ジョン、キティは後の作品で活躍していたね。  -- 名無しさん  (2015-02-17 15:11:00)
- これ見た後に原作のニート見たらあまりの違いにビビった思い出  -- 名無しさん  (2016-08-14 14:52:40)
- 初見にもお勧めできる作品だな。世界観やテーマ、キャラクターの関係が明確。それでいて終始シリアスな作風。今の映画版X-MENシリーズのまさに基礎とも言えるべき良作。  -- 名無しさん  (2016-08-23 04:02:53)
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