X-MEN・ユニバース(映画)

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X-MEN・ユニバース(映画) - (2017/06/03 (土) 17:14:50) のソース

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「X-MEN・ユニバース」とは、2000年に公開されたアメリカの映画「[[X-MEN>X-MEN(映画)]]」以降続く、MARVEL社のコミック「X-MEN」を原作とする映画のシリーズである。
配給は20世紀フォックス。
近年は、同じくMARVEL社のコミックを原作とする[[マーベル・シネマティック・ユニバース]]の知名度が上がりつつあるが、歴史はこちらの方が長い。(一時期、クロスオーバーする話も上がったとか。)
この項目では、各作品を紹介するとともに、%%原作同様%%度重なる後付け設定で複雑化した時系列についても解説する。
なお、映画作品ではあるが、無数に広がるマルチバースの中のEarth-10005の物語として、原作にも含まれている。



≪登場人物≫ 
ウルヴァリン/ローガン
演:ヒュー・ジャックマン 
実質的な主人公。ゆえに、登場回数も最多。
粗野でぶっきらぼうな性格だが、他人を気遣う優しい心も併せ持つ。  
能力は「&bold(){ 超硬金属アダマンチウムの骨格と爪 }」で、手の甲から鋭い爪を突き出し攻撃し、格闘技にも長けている。 
また超回復能力「&bold(){ヒーリングファクター}」の持ち主でもあり、あらゆる傷も瞬時に回復する。 
見た目は若いが、それはヒーリングファクターの影響で歳を取りにくくなっているためであり、実年齢はなんとプロフェッサーXよりも上の100歳以上。

プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア
演:パトリック・スチュアート(老年期) ジェームス・マカヴォイ(若年期)
「恵まれし子らの学園」の学園長であり、X-MENの創設者。 
下半身不随で常に車椅子に乗っている。争い事を好まず人類とミュータントの共存を望んでいる。 
能力は「&bold(){ 強力なテレパス }」で、あらゆる人間に念話するだけでなく他人の意識を操作したり巨大装置「セレブロ」の媒介を通して標的を探しだすことができる。 
マグニートーとは、ただの敵味方でない、複雑な過去がある。

サイクロップス/スコット・サマーズ
演:ジェームズ・マーズデン  タイ・シェリダン(学生時代)
X-MENのリーダー格で、誠実かつ生真面目な青年。 
プロフェッサーに忠実だが頭が固いのが玉に傷。その依怙地さ故にウルヴァリンとは相性が合わない。 
冷静沈着で人望あるリーダー…のはずだが、どうにも扱いが悪い。 
能力は目から発射される「&bold(){ 破壊光線オプティックブラスト }」で、目を開いていると常時発射されている。 
そのため通常時は特殊鉱物ルビー・クォーツのサングラスや制御可能なバイザーで目を覆う必要がある。 

ジーン・グレイ
演:ファムケ・ヤンセン  ソフィー・ターナー(学生時代)
プロフェッサーXの右腕的存在の女性で、医療・科学分析も担当する才女。 
サイクロップスとは恋仲であり、互いに信頼し合っている。 
能力は「&bold(){ 念動力(テレキネシス) }」。あらゆる物体を手を触れずに操作できる。 
またプロフェッサーほどではないがテレパスも使える。 
仲間達に比べるとあまり活躍できていないことにコンプレックスを持っているが、秘められた素質はプロフェッサーやマグニートーすらも凌駕する。

ストーム/オロロ・マンロー
演:ハル・ベリー  アレクサンドラ・シップ(少女期)
アフリカ出身で、褐色肌に白髪の特異な外見を持つ女性。 
学園では教師として子供達に教鞭を振るっている。 
X-MENの副リーダー格。
能力は「&bold(){ 天候を操る }」ことで、雷を発生させたり嵐を巻き起こすことができる。 
また能力を発動する際は髪が毛羽立ち目が白くなる。 

ローグ/マリー・ダンキャント
演:アンナ・パキン 
普通の高校生だったがある日能力に目覚めて彼氏を傷つけてしまい、ショックで家出してきた少女。 
自身の能力を忌み嫌っており常に他人に触れたり触れられることを恐れ、普通の生活を強く望んでいる。 
能力は「&bold(){ 他人の生命力の吸収 }」で、触れた相手の生命力を奪い自分のものにする。 
またミュータント相手では相手の能力も奪い一時的に使用することができる。 

アイスマン/ボビー・ドレイク
演:ショーン・アシュモア
「&bold(){冷気を操る}」能力を持つ少年。
若くして強力な能力を持ち、作品が進むにつれて練度も上がっていく。
ローグとは恋仲だが、能力の関係で壁がある模様。
余談だが、演じたショーン・アシュモアは、アニメ版で声優としてアイスマンを演じたこともある。

コロッサス/ピーター・ラスプーチン
演:ダニエル・クドモア 
筋肉質の好青年。 
「&bold(){ 皮膚を硬化させる }」能力を持つ。 
「デッドプール」ではまさかのCGキャラに。

ビースト/ハンク・マッコイ
演:ケルシー・グラマー(老年期) ニコラス・ホルト(若年期)
かつてX-MENに所属していた、「&bold(){驚異的な頭脳と怪力}」を持つミュータント。
青い獣のような容姿は先天的なものではなく、薬品で自身の能力を抑えようとして失敗した結果。
プロフェッサーとは親しい間柄。


 
マグニートー/エリック・レーンシャー
演:イアン・マッケラン(老年期) マイケル・ファズベンダー(若年期)
反人類のミュータント組織「ブラザーフッド」のリーダーでX-MENの宿敵。 
プロフェッサーXとはかつて志を同じくした親友であったが価値観の相違から決別し、激しく対立している。 
幼い頃ナチスに両親を殺されたことも相まって人間に強い憎しみを抱いており、ミュータントの優位性を示すためにあらゆる手段をもって行動を開始する。 
能力は「&bold(){ 磁気を操る }」ことで、自分の周囲にある金属を自在に操ることができる。 
それ故に全身が金属の骨格でできたウルヴァリンには天敵ともいえる存在。
一作目ではパトカーを持ち上げたりした程度で、原作ほどのパワフルさは見られなかったが、
二作目以降は原作通りのチートぶりを存分に見せつける。

ミスティーク/レイヴン・ダークホルム
演:レベッカ・ローミン ジェニファー・ローレンス
マグニートーの片腕的存在で、全身青い肌に金色の瞳を持つ異様な姿をもつ女性。 
ちなみに原作とは違い常に全裸。 
能力は「&bold(){ 変身 }」で、自身の容姿をあらゆる人物・物体に変えることができる。 
実はプロフェッサーとマグニートーが親友であった頃からの付き合い。
成長速度が通常より遅いため、プロフェッサーやマグニートーと違って若い姿をしている。



《作品一覧》
いずれの作品も、詳しくは項目を参照。

・[[X-MEN>X-MEN(映画)]] 
記念すべき一作目。
今作の好評により、リアル路線のアメコミ映画が作られるようになった。

・[[X-MEN2>X-MEN2(映画)]] 
二作目。
一作目で不満の声があったアクション面を大幅に追加。
マグニートーとの共闘や、ウルヴァリンの出自の伏線も盛り込まれた、高い完成度となった。
X-MENとブラザーフッドと人間の三つ巴というおなじみの構図も、この作品で定着したもの。

・[[X-MEN:ファイナル ディシジョン>X-MEN:ファイナル ディシジョン(映画) ]]
三部作の完結編。
キャラクターと戦闘シーンをさらに増やし、盛り沢山の出来となったが、
一方で、原作との設定の差異がありすぎたり、詰め込み過ぎて一部のキャラの扱いが悪すぎるという不満の声も上がった。

・[[ウルヴァリン:X-MEN ZERO ]]
2でわずかに描かれたウルヴァリンの過去を掘り下げた、スピンオフ一作目。
名実共にウルヴァリンが主人公となった。
人気キャラのガンビットも登場。同時に彼の単独スピンオフも決定した。
一方で三部作との矛盾点も多く、
また、あるキャラが終盤、あまりにも原作とかけ離れた姿で登場しファンからの批判が殺到した。

・[[X-MEN:ファースト・ジェネレーション>X-MEN:ファースト・ジェネレーション(映画)]]
三部作の過去を描いた作品。
当初はマグニートーのスピンオフと言われていたが、実際はマグニートーとプロフェッサーの若き日の友情と決裂がメイン。
ミュータントが世間的に認知されていない冷戦時代の物語であり、X-MENのルーツが明かされる。
この作品に登場する初代X-MENのメンバーは、原作では新メンバーの方であり、映画ではメンバーの代の順番が入れ替わっている。

・[[ウルヴァリン:SAMURAI>ウルヴァリン:SAMURAI(映画)]]
シリーズ初となる、三部作の後日談。
タイトルからなんとなく察せられるように、間違った日本像が盛りだくさん。
戦いに疲れ果てたウルヴァリンの悩みと、そこに突如与えられた死の危険を描く。
人気キャラであるシルバーサムライが意外な形で登場。

・[[X-MEN:フューチャー&パスト>X-MEN:フューチャー&パスト(映画) ]]
時系列的に一つの区切りとなる作品。
絶滅の危機に瀕したミュータントを描く未来視点と、
それを解決するためにタイムスリップして奔走するウルヴァリンの過去視点の同時進行で物語が進む、過去改変モノとなっている。
未来パートはSAMURAIの後日談、過去パートはファーストジェネレーションの後日談であり、同じキャラクターの若い姿と老いた姿を新旧両方の俳優が演じる。
最終的に過去改変に成功し、%%無かったことにしたい矛盾点もろとも%%歴史が変わった。

・[[デッドプール>デッドプール(映画) ]]
大人気キャラデッドプールがついに単独映画化。
シリーズ初のR15指定となったが、本筋の作品をも凌駕する大ヒットを飛ばし、世界にデップー旋風を巻き起こした。
いろいろと危ないネタの数々は必見。
ヒュー・ジャックマンがウルヴァリン役以外でカメオ出演するという珍現象も。

・[[X-MEN:アポカリプス>X-MEN:アポカリプス(映画) ]]
フューチャー&パストでの過去改変の後の、新たな歴史を描く新シリーズ。
スーパーヴィランであるアポカリプスが満を持して登場となった。
無かったことにされてしまった初期の三部作を意識したネタがちりばめられており、旧来のファンも楽しめる内容となっている。

・[[LOGAN]]
最新作。
シリーズ皆勤賞だったヒュー・ジャックマンはこの作品をもってウルヴァリン役を引退することとなった。


今後も作品はまだまだ増える模様。



《時系列》
#Region(ネタバレの危険が無くはないので格納
)

X-MEN・ユニバースの歴史は、以下のようになっている。

「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」のオープニング
↓
「ファースト・ジェネレーション」
↓
「フューチャー&パスト」の過去パート(分岐点)
↓
「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」本編
↓
「X-MEN」
↓
「X-MEN2」
↓
「ファイナル・ディシジョン」
↓
「SAMURAI」
↓
「フューチャー&パスト」の未来パート


だが、「フューチャー&パスト」にて過去改変が行われ、分岐が生じる。
それが以下のもの。
改変が行われたことを知っているのは改変を行ったウルヴァリン本人と、その心を読めるプロフェッサーのみである。


「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」のオープニング
↓
「ファースト・ジェネレーション」
↓
「フューチャー&パスト」の過去パート(改変後)
↓
「アポカリプス」
↓
「フューチャー&パスト」のラストシーン
↓
(おそらく)「LOGAN」


ただし「デッドプール」はこの中のどこに位置するかが明白にされておらず、
実際、デッドプール本人が作中そのことをネタにしていた。(おそらく改変後のどこかだと思われる)

#Endregion 


追記・修正はアダマンチウムを埋め込まれた方にお願いします。

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