SCP-1259-JP

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SCP-1259-JP - (2021/03/13 (土) 16:26:59) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2017/06/18 Sun 14:24:41
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます

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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){&bold(){金食い虫だったら聞いたことがあるんだがなぁ。}}


SCP-1259-JPとは、怪異創作コミュニティサイト「[[SCP Foundation]]」に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]] (SCiP) の一つである。 

項目名は『&bold(){地獄の沙汰も金次第}』。JPのコードが示す通り、日本支部生まれのオブジェクトである。
[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]は「Euclid」。


*概要
コイツが何かと言うと、分類不明の植物である。外見は電柱の支線に酷似している。
とりあえず、電柱を支えているあの黄色い筒状のヤツを思い浮かべてほしい。アレみたいなヤツである。

で、コイツは植物らしく根を持っているが、栄養の吸収はしない。
じゃあどうやって生きているのかというと、項目名が全てを示している。
何とこのツルクサども、&bold(){通りがかりの人々からカネを奪って食ってしまう}のである。
ターゲットが近くを通りかかると、電柱に巻き付けている巻きひげをほどいて電流を放射、ターゲットを麻痺させてから絡め取り、カネを食い尽くしたら記憶処理して放り出してしまう。

おかげで哀れな被害者は、自分に何が起きたのか気付くことなく、気が付いたら所持金がなくなっていた、という悲惨なことになる。
記憶処理まで含む上に、どうも「捕食」の最中には周囲から存在を隔離する認識災害ベクターまで備えているらしく、財団もエージェントがたまたま被害にあうまでは存在を把握していなかった。
ただコイツ、贋金と本物の区別は微妙にあいまいで、一般的に連想される偽札を見抜くことは出来ないが、加工されていたり不自然に分厚かったりすると拒絶する。ただし硬貨については区別が完全で、偽物は食わない。

こんな捕食活動を活発に行っているにもかかわらず、このツルクサは成長することはない。
が、適切な現金の供給が行われなかった場合、枯死してしまう。これは財団の三つの理念の一つ、「保護」に抵触する。
コイツを維持するには1日あたり、金額に換算して&bold(){10万円}が必要になるというとんでもねー金食い虫であるが、幸い精巧なものならば贋金でも良いことは実見で判明している。

ちなみに、食われたカネがどこに行っているのかは不明。
財団世界あるあるの一つ、「オブジェクトに接触して消えたらそのまんま」。



*回収とそれから
このツルクサども、Euclidクラスの時点でわかるだろうが複数個体が存在する。
全国で「いつのまにかカネが消えていた」という通報が相次いだことを怪しんだ財団が、通報のあった町の一つにエージェントを派遣。ところがこのエージェントもまた、いきなりカネがなくなってしまうという事態に遭遇した。
しかしそこは財団の誇るフィールドエージェント、この近辺に何か原因があると踏んで調査を開始。結果、近くにあった電柱の支線のワイヤーの一つが不自然に摩耗しているのを発見。
これを調査したところ大量のセルロースが発見され、「これは支線に偽装した別の何かだ!」と確信した財団はカバーストーリーを用いてこれを回収。

さらにこの情報をもとに通報のあった各地を調査し、43のケースのうち38の町村でSCP-1259-JPの回収に成功した。
回収から1か月の時点では維持のためのコストがあまりに膨大であるため、30個体まで数が絞られていた。後になって贋金を用いた給仕方法が提案されたものの、異常性は解明されたため実験は停止。
あえて数を増やすこともないとして、メイン収容に使われているサイト-8108には常に38個体を維持するよう命令、これ以後に発見・回収されたものは別のサイトに収容するというプロトコルが組まれた。
また、既存のものと違いがない、あるいは枯死してしまった場合はその個体をただちに焼却することも併せて策定されている。



*起源
ところでこのツルクサども、どこからやってきたのかも既にわかっている。
支線についているあの黒い円盤、あれに該当するパーツの裏にこう書かれていたのだ。

>&bold(){[[日本生類創研>日本生類創研(SCP Foundation)]] [データ削除]}

&bold(){やっぱり貴様らかぁぁぁぁぁい!?}
活動資金でも集めたかったのかもしれないが、本当にロクなことしない連中である……。




*補遺
ところでこの報告書、一部の情報は伏せられている。
これら機密情報は、セキュリティクリアランスレベル4以上、つまり財団の中でもO5や各支部の最高責任者、そしてそれに次ぐ地位のものだけが閲覧を許可されるようロックがかけられている。



#center(){職員コード Site81-4 ██████████}
#center(){パスワード ・・・・・・・・}
#center(){#openclose(show=認証){
認証が完了しました。ログインIDおよびパスコードが認証されました。
貴方のアクセス記録はRAISAへ提出されます。
&link_anchor(しばらくお待ちください…){こちらからSCP-1259-JPのさらなる情報へアクセス可能です。}
}}



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#right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示

SCP-1259-JP - 地獄の沙汰も金次第
by O-92_Mallet 
http://ja.scp-wiki.net/scp-1259-jp

この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。
}
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&link_up(△)メニュー
&link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ)
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#include(テンプレ3)













#center(){&aname(しばらくお待ちください…,option=nolink){しばらくお待ちください…}}













#center(){&sizex(6){&bold(){&font(#ff0000){セキュリティ警告}}}}

>当文書はタイプⅦ反[[ミーム>ミーム(SCP Foundation)]]誘発性ミームエージェント『ヤマーンタカ』による保護が適用されています。
>当文書の閲覧を終了した時点で、閲覧者には自動的に記憶処理が施されます。

#openclose(show=警告を了承し、文書を閲覧します){
#center(){&bold(){ミームエージェントの展開を開始します。}}
#center(){&bold(){しばらくお待ちください。}}





#aa(){{          \   r'´ ̄ ̄ ̄    ̄ ̄ ̄`、::.   ___
   l} 、::       \ヘ,___,_ ______/::.__|    .|___________
   |l  \::     | |             |、:..  |[], _ .|:[ニ]:::::
   |l'-,、イ\:   | |    ∧,,,∧ .   |::..   ヘ ̄ ̄,/:::(__)::
   |l  ´ヽ,ノ:  | |   (´・ω・`)    ,l、:::     ̄ ̄::::::::::::::::
   |l    | :|   | |,r'",´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ、l:::::
   |l.,\\| :|    | ,'        :::::...  ..::ll::::    
   |l    | :|   | |         :::::::... . .:::|l::::   
   |l__,,| :|   | |         ::::....  ..:::|l::::    
   |l ̄`~~| :|   | |             |l::::   
   |l    | :|   | |             |l::::   
   |l    | :|   | |   ''"´         |l::::   
   |l \\[]:|    | |              |l::::   
   |l   ィ'´~ヽ  | |           ``'   |l::::   
   |l-''´ヽ,/::  | |   ''"´         |l::::   
   |l  /::     | \,'´____..:::::::::::::::_`l__,イ::::

}}




#center(){&bold(){ミームエージェントの展開が完了しました。}}
#center(){&bold(){文書が閲覧可能になりました。このままお進みください。}}





さて。
先ほどの情報だが、全くの嘘ではないが肝心な部分を意図的に抜いている・改ざんしている。
その理由はいくつかあるが、SCPに詳しい諸兄ならば「ジュカノビッチ無双」のセンテンスでそれを理解することが出来るだろう。
アレと同じ理由である。


では、真実の情報とは何か?
まず、例のツルクサが捕食したカネ、あれの行き先は既に判明している。次に、サイト-8108における収容個体数が38で固定されているのは別の理由である。
そしてもう一つ。

例のツルクサはSCP-1259-JPではない。
例のツルクサは、SCP-1259-JPに関連してナンバリングされたオブジェクト、SCP-1259-JP&bold(){-A}である。
ならば、真のSCP-1259-JPとは何なのか。

まず、オブジェクトクラスは「&bold(){Uncontained}」、つまり未収容。
しかし、これは財団の手を離れている、という意味ではない。実は、&bold(){報告書執筆現在では、このオブジェクトはオブジェクトとして発生していない}のである。



……わけがわからないだろうがもう少しおつきあい願いたい。
そりゃ、「発生すらしてないオブジェクトの報告書がどうしてあるんだ?」と思ってしまうのも無理はない。
しかし、財団はそうしなければならないのだ。
それらの情報を財団がどうやって得たのかは後で説明する。


*真の概要
SCP-1259-JP。そのナンバーを与えられたオブジェクトが何かというと、公式には未発見とされている3種類のペプチドの半減期が、2040年代に6.7×10の10乗倍、つまり670億倍に増加する現象である。
これは地球全土で同時多発し、かつ永続する。
つまり、報告書執筆から30年前後あとに起きる&u(){現象系オブジェクト}なのだ。

実はこのペプチドは現在の生き物の体内にも存在するが、現生の大腸菌のみが生産能力を持つことに加え半減期が恐ろしく短く、長くとも0.001ミリ秒で既知の物質に分解されてしまう。
そのため、この現象が起きるまでに偶発的に発見される可能性はきわめて低い。

この三つのペプチド、SCP-1259-JP-1は財団の研究者が既に発見しているが、半減期が短すぎて研究できない、よってデータも不明、性質も不明、隠蔽の必要すらない、ということで[[Anomalousアイテム>Anomalousアイテム(SCP Foundation)]]に分類されている。

だが、今は一瞬で分解されてしまうこれらのペプチドの寿命が、ある時を境に一気に延びる。

そしてSCP-1259-JP-1は、&u(){哺乳類または鳥類に対する、不可逆のミーム汚染}を引き起こす。
消化管内に存在する場合、これらのペプチドは、一般的に紙幣や硬貨の材料となる物質を消化する酵素として働く。
これにより、対象は&font(#ff0000,b){カネを食べてエネルギーにすることが出来るようになるのだ。}
ちなみに得られたデータでは、エネルギーへの変換率は金額および2040年代のある時期における相場と比例しているらしい。

脳内に存在する場合、前頭葉、視床下部および海馬に作用するホルモンとして働き、対象はカネを見ると、普通の食べ物と同程度に「食べたい」という欲求を現し、さらにカネは食べるものだという認識を得る。

つまり&bold(){2040年を境に世の哺乳類と鳥類はカネを食って生きる生物になってしまうのだ。}

このペプチドを生み出す大腸菌は極めて一般的に存在するため、現象発生と同時にほぼすべての哺乳類と鳥類が曝露することになる。
こうなると、本来は流通手段であるカネが食べ物になってしまい、価値観の再構築と流通の崩壊、それに伴う社会秩序の再構築……つまり、[[AK-クラス:再構築シナリオ>K-クラスシナリオ(SCP Foundation)]]を引き起こす。

だが、財団世界あるある「どうやって収容するんだシリーズ」の一つ、現象系オブジェクトだけあり、収容は著しく困難である。
しかも内容は判明しているが、それは一瞬起きて後は影響だけが永続的に残る。
手元にあるペプチドは現代では研究しようがなく、変化する原因も不明、これでは手の打ちようがない。



*経緯
ところで、未来に起きるはずのこの現象の内実とその影響を、どうやって現在の財団が知り得たのか?
その答えは、SCP-1259-JP-A、例の支線型ツルクサにあった。
実は黒い円盤の部分に記されていた刻印は、このようなものだった。

>&bold(){日本生類創研 204▮年製作}

そう、開発年が書かれていたのだ。これにより、このツルクサは何らかの手段で未来から送られてきたものだと判明した。
このツルクサどもの体組織には例のペプチドと酷似した構造の酵素が存在し、カネと接触してからどこかに送るまでのわずかな時間でその表面の一部を溶かし、最低限のエネルギーを得て生きている。
ところがツルクサ自身はこの酵素を生産できないため、作られた時に供給された分を貯蔵・使用している。
さらにこのツルクサ、実は硬貨に対する区別もあいまい。さすがに形が違う、穴が開いているなどであれば拒絶するが、材質が同じで形が硬貨であれば問題なく食べてしまう。


そして、ナンバリングの後に数字やアルファベットが続くのならば関連オブジェクトが存在するということ。
-1の次が-2でなく-Aならば、-Bがあるということ。

SCP-1259-JP-B、それは金色に塗装されたポリエチレンのバケツである。
ツルクサであるSCP-1259-JP-Aが食ったカネは、未知の経路を通じてこのバケツに溜め込まれるのである。
では、このバケツの在り処、すなわち金は一体どこに送られているのか?

財団が未来の情報を得た経緯は、当初SCP-1259-JPのナンバーを与えられていたこのツルクサに対する、発信器と音声記録装置を埋め込んだ偽硬貨を用いての実験で記録された音声である。
それは男性2人による会話であり、その中に「30年物の古銭だが、最近は質の悪いものばかりだ」という旨の発言が記録されていた。

どうやら2040年代には既にニッソこと日本生類創研は壊滅しており、この男性二人は元職員らしい。
未来の時代においてはカネが食べ物であるため、古銭を売って生計を立てようと、古巣の置き土産であるこのツルクサ&バケツを用いて2010年代の日本からカネを奪っていたようだ。
しれっと流されてるが、ツルクサを過去に送り込む方法があるのか未来世界……

で、この記録から、カネの行先が2040年代の日本だと感づいた日本支部だが、アメリカ支部が収容している例の首相の墓地よろしく、未来の情報が認識されるとパラドックスが起きかねない。
そのためこれらに関する情報はごくごく一部の職員にのみ明かされ、さらにこれらの情報を新しく閲覧する場合は事前と事後に反ミームを用いた記憶処理を行うことで情報を完封している。


*未来からのメッセージ
これらのことを踏まえた財団日本支部は、偽硬貨に電波発信装置とデータ送受信装置を組み込んでツルクサに食わせ、未来に送り込んだ。
この目論見は当たり、未来の財団が発信された電波をキャッチして機動部隊を急行させたところ、先ほどの音声記録のものと思しき男性2人とSCP-1259-JP-Bを確保。これにより、現在と未来の財団の間で意思の疎通が可能となった。

そして、未来の時間における日本支部の暫定理事の一人は、自分たちの時代で起きている出来事を伝えるべく、10000番台のナンバーが振られている現象系オブジェクトについての情報を文書として送信。
これを受けた現在の財団は、そのオブジェクトに改めてSCP-1259-JPのナンバーを割り当て、捕捉済みのツルクサには-Aのコードを割り当てた。
その上で表向きには、ツルクサに対してSCP-1259-JPのナンバーを振り、それを前提としたニセの報告書をSCiPNETに保存したのだ。

送られてきた文書の内容は以下。

>過去の財団職員諸君へ
>
>諸君は私のことはよく知っている筈であるから、特に自己紹介をする必要は無いだろう。
>
>204█/11/██、SCP-1████-JPは突発的に全世界を覆った。おそらく、原因などというものは無かった。そこには、なすすべなくそれまでの「正常な生活」から引き剥がされていく人類の姿しか存在しなかった。日本支部理事会、O5評議会ですら、あれの魔の手を逃れたものはいなかった。
>
>だが、反撃の手段が完全に失われたわけではなかった。非常に幸運なことに、私は体質上、SCP-1████-JP-1の影響を受けずに済んだ。また、他のSCiPに対応するために特別に養育されたバブルボーイたちにも、予想していた形とは違ったものの出番が与えられた。被害を受けなかった者の特徴からSCP-1████-JPの正体は即座に看破され、対処法の策定に財団の叡智が注がれた。
>
>財団が持つ技術は30年前と比較すると大きく進歩している。████kHzの電磁波を用いた全世界的なDクラス記憶処理、遺伝子除去処理を施した生物の急速拡散による異常遺伝子の淘汰、反ミーム-抗ミームクラスター弾頭を搭載したICBMでの異常文献・異常記録の広域破壊、我々はこれらの技術をふんだんに活用することで、AK寸前だったこの騒動を完全に収容・隠蔽し切る道筋を打ち立てたのだ。
>私も、もう間も無く現在の職務を降りて、元のサイト管理者に戻ることが可能になるだろう。だがそれでも、「空白」の期間は半年を数えることになった。そして我々は今になってようやく、SCP-1259-JPの起源が「空白」にあったことを知ったのだ。
>
>諸君がSCP-1259-JPの収容、ひいてはSCP-1████-JPの収容を確実にするために必要な事実が2つある。1つは、いまサイト-8108に存在するSCP-1259-JPが全部で38個体であること。もう1つは、現時点ではこのオブジェクトに1259ではなく1████のナンバーが振られていること。
>これらが極めて重要な意味を持つことは今更説明せずともよいだろう。そしてこれらは同時に、204█/05/██まではこの世界がどうにか存続することを確定させるための必要条件となるだろう。
>
>我々が諸君に与えることが可能な「現在」は確固たる胴体だが、さらに先にある未来が、再び別の形で訪れる世界崩壊の時に切り捨てられる尾部でないと保証することは不可能だ。ゆえに我々は、近日中に諸君との交信を打ち切るべきだと考えている。我々が、そして諸君が常に脆い吊橋の上に存在していることを忘れてはならない。
>
>確保、収容、保護。


未来の財団も決して手をこまねいてはいなかった。格段に進歩した技術を総動員してK-クラスシナリオを水際で阻止、全てを収集する道筋を確保していたのだ。

現在の特別収容プロトコルはこれらの情報に基づいて策定され、双方の財団の合意によって偽硬貨は破棄、実験に携わった機動部隊はDクラス記憶処理を施したうえで解散となった。
そして、2040年代の6月のある日が来たならば、偽の報告書は破棄され、このオブジェクトには未来におけるナンバーが割り当てられる。

来るべきその時まで、財団の戦いは続くのだ。



*ちなみに
未来において、SCP-1259-JPの影響を逃れた日本支部暫定理事だが、ちゃんと署名があった。




>日本支部暫定理事"&bold(){金蛇}"




&bold(){爬虫類なら影響は受けないね、確かに。}



*ところで
ここまでだと、項目名の意味が分からない人が多いだろう。
何せ「金」はわかっても「地獄」の部分が、K-クラスシナリオによる常識崩壊世界にしか関連付けられない。

それには、元記事におけるミームエージェント画像に添付された、恐らくは「金蛇」からのメッセージが示している。
いわく、


#center(){&bold(){是は消滅を運命づけられた或る地獄の物語である。}}


彼の送って来たメッセージにより、SCP-1259-JPを完封する手順は現代において確立された。
それは同時に、現代の時間は彼の時代にはつながらなくなった。
観測されなくなった未来は、消えるのみ。

つまり、そういうことなのだ。


追記・修正は暫定理事の方にお願いします。
}



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#right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示

SCP-1259-JP - 地獄の沙汰も金次第
by O-92_Mallet 
http://ja.scp-wiki.net/scp-1259-jp

この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。
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}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 誰が回避できるんだこんなもん…と思ったら、そりゃまぁアンタなら大丈夫だよね…  -- 名無しさん  (2017-06-18 14:24:41)
- おいミームエージェント  -- 名無しさん  (2017-06-18 14:33:28)
- 金を食う影響を受けなかった職員が「金」蛇とはこれいかに  -- 名無しさん  (2017-06-18 15:21:53)
- ある日を境に全人類と鳥獣がカネゴンになってしまうということか…  -- 名無しさん  (2017-06-18 15:58:29)
- 変なの出たけどまた日生研 か……から情報を開示すればSCPの生態の理由から、回避不能な再構築シナリオへと展開する出来のいい記事だ  -- 名無しさん  (2017-06-18 16:04:18)
- 財団の活躍が防衛チームっぽかったり、何だかウルトラシリーズ臭いなこれ。本当にカネゴンが元ネタだったりしてな。  -- 名無しさん  (2017-06-18 16:16:50)
- 熱い展開だ、と思ったら最後で笑った  -- 名無しさん  (2017-06-18 17:40:07)
- こういう時間を超えたギミック大好き  -- 名無しさん  (2017-06-18 18:10:30)
- 作成はえーよ!  -- 名無しさん  (2017-06-18 18:13:26)
- ニッソが役に立ったのって初めて?  -- 名無しさん  (2017-06-18 21:03:01)
- それにしても2040年台まで生きてるってかなり長寿な爬虫類だなw  -- 名無しさん  (2017-06-18 21:08:36)
- ↑そもそも蒐集院から財団に移籍してきたのが終戦の翌日だw  -- 名無しさん  (2017-06-18 21:38:00)
- 元々カナヘビの前世だった人(=蒐集院のかなりのお偉方)は不老不死を目指してたので、それでカナヘビも長寿(というか不老?)なんだと思う  -- 名無しさん  (2017-06-18 21:59:44)
- ↑体を入れ替えてる疑惑もあるからねカナヘビさん  -- 名無しさん  (2017-06-18 22:16:36)
- オチが一番吹いた。アンタかよっ!www  -- 名無しさん  (2017-06-18 23:02:53)
- これだけ壮大な物語のオチがまさかのカナヘビ大出世とは…  -- 名無しさん  (2017-06-19 00:19:19)
- どうやら俺はミームエージェントで殺害されたみたいだ 胸が苦しい  -- 名無しさん  (2017-06-19 00:22:17)
- ここでいうのは違うのかもしれないが、最近SCPサイトで最近に作成された記事をこっちでもすぐに作成するのが増えてきてないか?別にダメという権利はないが、向こうが評価変動で記事削除とかになった場合どうするんだろ?  -- 名無しさん  (2017-06-19 09:59:23)
- (続き)あまり似たことが増えてくると、向こうに記事を削除しにくくするための保険に見えてしまって……変に考えすぎかな  -- 名無しさん  (2017-06-19 10:01:26)
- (連投すまない)このオブジェクトはもちろん、今までこっちで記事作成されたオブジェクトも自分は好きだけどね  -- 名無しさん  (2017-06-19 10:02:44)
- ↑3まで たまたま見つけて面白かったもんで、他の誰かに作られる前にと思って……すんません。  -- 建て主  (2017-06-19 10:33:11)
- オレは別に極論記事元が削除されようが構わないがな  -- 名無しさん  (2017-06-20 21:05:51)
- 爬虫類とボールと本が管理する日本支部か……。  -- 名無しさん  (2017-06-21 11:22:03)
- ところでなんでヤマーンタカ?  -- 名無しさん  (2017-06-21 18:32:29)
- 地獄の沙汰も金次第、から『ヤマさ……閻魔様より上』という意味でヤマーンタカなのかな  -- 名無しさん  (2017-06-21 19:37:38)
- ヤマーンタカの画像の直下に白文字のメッセージがあることに触れられてないな。それ読めば何となくわかるかも  -- 名無しさん  (2017-06-21 22:14:27)
- これを含めて報告書だけじゃ何の話なのか分からないオブジェクトも多いのでどんどんやってほしい。ヒュームがどうこうとかだけじゃなくて、報告書が立派に作り込まれている物は目が滑って頭に入らない…  -- 名無しさん  (2017-06-22 00:15:28)
- 上の方にある話題だけど、作成されたばっかりの記事はディスカッションでの指摘や議論で修正・改訂される事がままあるから、その点でもあまりオススメ出来ないな。この記事も転移先の男性2人の会話記録がなくなって、今は単なる経過説明の文章になってるから、修正をお願いしたい。  -- 名無しさん  (2017-06-23 06:55:42)
- ↑修正しました。  -- 名無しさん  (2017-06-23 18:08:08)
- 修正ありがとう  -- 名無しさん  (2017-06-23 18:30:07)
- 今の財団はカナヘビがいる時代(=1259-JPが正しく無力化されることが確定している世界)に繋げるように動いてる。だから最後の文が真逆の意味になってる。  -- 名無しさん  (2017-06-23 18:51:46)
- 財団なら1945JPと同じ理屈で未来と帳尻合わせるために現代は思えないんだけども。未来からメッセージが来た時点でパラドックスが発生してアウトというならわからんでもないが・・・  -- 名無しさん  (2017-10-06 09:21:58)
- ↑ミス。財団なら1945JPと同じ理屈で未来と帳尻合わせるために現代で1259JPを無力化するとは思えないんだけども。未来からメッセージが来た時点でパラドックスが発生してアウトというならわからんでもないが・・・  -- 名無しさん  (2017-10-06 09:22:44)
- 現在が胴体、未来が尾部ってのは、カナヘビ流の爬虫類ジョークって事かね? トカゲの尻尾って意味だろうし  -- 名無しさん  (2017-11-21 01:02:01)
- ある未来が、因果が切れたことで消えるってどういう風なんだろう?その瞬間、突然消滅するとかだろうか?  -- 名無しさん  (2018-01-18 20:07:29)
- ↑13「ウホ!ウホウホ!!」  -- 名無しさん  (2018-07-15 20:38:03)
- おかねおいしい!ってなってもK-クラスというほどは世界終焉してないように思う。確かに既存の貨幣文化は形を留められないが、強い誘食性はないと丁寧に断ってるし、必須栄養素になるわけでもない。思考形態が金中心になるわけでもないし、相場破壊もしないと書いてある。、同類の[[青い空>SCP-8900-EX]]もK-クラスとは呼ばれていない。  -- 名無しさん  (2019-04-21 15:22:08)
- AKクラスの定義見てきなよ  -- 名無しさん  (2019-11-07 22:28:52)
- ラストは剪定事象的な?  -- 名無しさん  (2019-11-20 23:56:39)
- ↑世界が終わる=Kクラスっていう認識自体が間違ってるゾ  -- 名無しさん  (2020-04-15 21:40:18)
- そういえばこれって、お金も食べ物の一つになるってだけで、『お金しか食べられなくなる』ってわけじゃないんだよね?  -- 名無しさん  (2020-11-28 16:45:17)
- ↑1 一応はそうだね、だけどミーム汚染のせいでお金が主食になってる。逆に言えば、普通の食べ物を「お金だ」と思うミームがあれば、生物が野菜とか果物とかを食べる、「見かけ上は」まともな世界になると思うよ。  -- 名無しさん  (2020-11-28 16:50:07)
- キャッシュレス化を推進して電子マネーが主流になったら流石にデータは食えないから無効化できたりしないかね。それとも電子マネーが入ってるカードとかを齧り出すようになるか。  -- 名無しさん  (2020-12-07 00:10:40)
- 「SCP-1259-JPを完封する手順は現代において確立された」とあるが、確立してなくない?支線型ツルクサへの対処法だけは確立してるけど。「ペプチドの半減期がめっちゃ延びる現象」については、カナヘビからのメッセージで「既にSCP-1259-JP(SCP-1████-JP)が起きてしまったけど全力を尽くした結果AKクラスを回避したし収容・隠蔽の道筋ができたよ」ってのはあるが、それは現在(201█年)の財団の技術ではたぶん足りないんだよな  -- 名無しさん  (2021-01-28 16:23:10)
- 切り捨てられた未来と共に準じた(未来の)カナヘビ氏に敬礼……(つ_;  -- 名無しさん  (2021-01-28 17:20:06)
- >是は消滅を運命づけられた或る地獄の物語である。 この台詞が「厄災の黙示録」をクリアすると結構効いてくる。詳しく書くとネタバレになってしまうけど、「ああ、つまり本家ブレスオブザワイルドでの100年後の世界とその住民は…」っていう、割と後味の悪い結果も想像できてしまうって意味で  -- 名無しさん  (2021-03-13 16:25:11)
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