1%(角川つばさ文庫)

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1%(角川つばさ文庫) - (2019/04/10 (水) 22:49:11) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2019/04/10 (曜日) 22:43:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます

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作:このはなさくら
挿絵:高上優里子

1%は、[[角川つばさ文庫]]より出版されている小説シリーズ。
11巻まで発売中で、2019年4月15日に12巻が発売予定。

*概要
転校したてで出会った超人気サッカー少年に恋をした小学6年生、&bold(){安藤奈々}が自分と同じように「両想い率&font(#ff69b4){1%}」の恋をしている仲間とともに結成した「&bold(){チーム1%}」を描いたシリーズ。

角川つばさ文庫のシリーズとしては珍しくファンタジー要素がほとんど無く、その分きめ細かな心理描写が魅力。

巻ごとに語り手が異なる群像劇の形式を取っており、前の巻で打たれた布石を別の人物の視点から回収したり、前の巻で起こった意外な出来事の種明かしを行うといった、連載小説ならではの展開も熱い。

*登場人物
シーズン2以降は前のシーズンのネタバレを含むので注意。

#openclose(show=1〜6巻 シーズン1){

奈々が結成した初代チーム1%の物語。なお、6巻は全員が主人公の短編集構成となっている。

**チーム1%

・安藤奈々
1巻、5巻の主人公。
昔住んでいた街に引っ越してきた直後、サッカー少年の&bold(){石黒翔太}に片想い。
しかし彼は&bold(){ファンクラブがあるほどの}超モテモテ男子で、さらにちょっとしたきっかけで石黒に近づいたことからファンクラブに目をつけられてしまう。
そんな逆境の中で、同じように1%の恋をしている仲間のゆりあ、夏芽、るりを巻き込んでチーム1%を結成する。

最初こそ大人しい印象を受けるが、ここぞという場面ではハッキリ物を言う芯の強さを持つ。


・鵜飼ゆりあ
2巻の主人公。
おしゃれでかわいいアニヲタ女子。&bold(){二次元ヒーローの}「ジャッカル様」に片想い宣言。
チームの仲間からは「それは0%かも…」と呆れられている。
ゆりあがアニヲタになったのには、ある男の子の影響があった。

&font(l){全然1%でもなんでもないひと。}

・高野夏芽
3巻の主人公。
委員長を務めているしっかり者。
同じ委員会にいる年下の男の子に片想いしているが、恋のライバルもいて思うように距離を縮められない。
中学受験をするので同じ中学校には行けないことをチームの仲間に伝えられないでいる。

・中垣内るり
4巻の主人公。
1巻では石黒ファンクラブのリーダーかと思われるような言動を取っていたが、実際には奈々を案じて忠告していただけ。実はお金持ちのお嬢様でもあり、おかげで「&bold(){ツンデレラ}」という異名を付けられる。
片想いの相手にカノジョがいるため想いを伝える気は無かったが、カレが別れたという噂を聞き、思い切って告白することに。

**周囲の男子

・石黒翔太
心優しいイケメンサッカー少年。
恋愛については、好きなタイプを「家庭的な人」と言ってみたり、昔花火大会で出会った女の子に片想いしていると言ってみたりと言動が一貫していない節がある。
それには彼の辛い過去が関わっていた。

・森口トオル
石黒の親友で、お調子者のサッカー部員。奈々に片想いする。
奈々の想いを受け止めようとしない石黒にはもどかしい思いを抱くことも。

・二村康平
ゆりあにマンガの面白さを教えた張本人。
その当時は太っていた(ゆり曰く「ぽっちゃりオタク」)が、背が伸びてイケメン化。
現在はバスケをやっており、ゆりあと運命的な再会を果たす。

・バーグマン礼央
イギリス人とのハーフの5年生。夏芽とは同じ委員会。
フランクな性格で、強調したい言葉にはイングリッシュを用いる。
チーム1%のメンバーから見れば下級生ながら、鋭い観察眼を持つ。

・鵜飼朔
ゆりあの弟で、夏芽によく懐いている。
普段は明るくやんちゃだが、時折見せるもう一つの顔は…

・横井大河
るりが片想いしている、別の小学校のサッカー少年。ツンツン頭。
真子というカノジョがいたが、ある切ない事情から別れてしまい、るりの告白を受けた後もそれを引きずっていた。

}

#openclose(show=6〜10巻 シーズン2){

5年生が中心の2代目チーム1%の物語。6巻終盤の奈々パートは事実上シーズン2のはじまりとなっている。

**チーム1%

・安藤奈々
10巻の主人公。
シーズン1では&font(l){あらゆるフラグをへし折られ}初代メンバーで唯一両想いには至らなかった。
自分に足りないものを持っているという理由で、「交換日記をつける」という条件で2代目チーム1%を結成したいという5年生の願いを受け入れる。

あくまでも石黒くんを好きであり続ける一途さ、クセの強い後輩を信じ、まとめるリーダーシップ、終盤で見せる勇気と、黄金の精神っぷりに磨きがかかっている。

・小路絵麻
7巻の主人公。
バーグマン礼央に片想いしており、夏芽とは元・恋のライバルでもある。ドジっ子。
バーグマンもモテモテの男子なので、カレにとって一番の女の子になるべく奮闘する。
行動力は随一だが、空回りしがち。

・日野周彦
&bold(){初の男子メンバー。}通称チカ。後述のグミとはケンカ友達のようなもので、無理矢理チームに入れられることに。
料理が得意で、7巻ではクッキーの作り方を教えたりと活躍の場面が多い。
好きな人についてはノーコメントを貫いているが、大体想像がつくし8巻を読めば速攻で分かる。

・田所愛実
通称グミ。サッカー部の女子部員。
サッカー部の先輩の森口トオルに恋している。
普段は明るい性格なのだが、割と重大な秘密を作ってしまう傾向が…

・卒業メンバー
100%の両想いになれたゆりあ、夏芽、るり。
リア充を満喫しつつも、未だ恋が実らない奈々や2代目チーム1%を気にかけている。

**周囲の男子

・石黒翔太
サッカーの実力は高く、中学校からスカウトを受ける。
しかし、厳しい家庭環境ゆえに迷いが生まれており、次第に弱い面も見せるようになる。

・バーグマン礼央
7巻では絵麻の片想いの相手、8巻ではチカの友達としての姿が掘り下げられる。
シーズン1の夏芽も含めると、主人公によって全く異なる印象を受ける面白いキャラクターである。

・森口トオル
5巻の出来事やスカウトの話から石黒との関係悪化が懸念されたが、変わらずサッカー部のツートップを務めている。
奈々と石黒をくっつけるために一芝居打つ計画をするが、それはトオルを好きなグミを大きく揺さぶることに。


}

#openclose(show=11巻〜 シーズン3){

2代目チーム1%の恋はまだ叶っていないが、奈々が一応、石黒と両想いになれたことでストーリーは一区切り。
さらに予測不能な展開に突入していく。

**チーム1%

・高野夏芽
唐突に11巻の主人公になる。
受験を間近に控えた不安とともに、年下のカレシ、朔との関係にも変化が…

**周囲の人物

・石黒翔太
シーズン2で奈々の勇気を感じて迷いを振り切り、ようやく奈々と両想いになった。
…が、義理の妹がいることが発覚。
ここまでくるとギャルゲーの主人公並である。

・石黒晶
石黒翔太の父の再婚相手の子ども。つまり&bold(){翔太の義理の妹}にあたる美少女。
兄妹とはいえ翔太には明確な好意を抱いており、奈々をライバル視する。

・鵜飼朔
甘えん坊な平常時と本気でアプローチする時のギャップに定評のあるゆりあの弟。
受験で恋にうつつを抜かしていられない夏芽に対しての接し方は不器用なところがある。

}

追記・修正は100%の両想いになってからお願いします。

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