スクラップ・リサイクラー(遊戯王OCG)

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スクラップ・リサイクラー(遊戯王OCG) - (2022/05/15 (日) 11:33:32) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2022/05/15 Sun 05:12:10
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スクラップ・リサイクラー
#blockquote(){効果モンスター
星3/[[地属性>地属性(遊戯王OCG)]]/[[機械族>機械族(遊戯王OCG)]]/攻 900/守1200
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから機械族モンスター1体を墓地へ送る。
(2):1ターンに1度、自分の墓地の機械族・地属性・レベル4モンスター2体をデッキに戻して発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。}


スクラップ・リサイクラーとは、遊戯王OCGのストラクチャーデッキ「マシンナーズ・コマンド-」に収録されたカードである。

*概要
周囲のガラクタを回収しているロボット。
カード名と(2)の効果から、[[動かなくなったスクラップを元に新しいモンスターを生み出す>コンドロック・ザ・バルチャロイド]]ということだろうか。

(1)の効果は機械族専用の[[終末の騎士>終末の騎士(遊戯王OCG)]]。
遊戯王でも有数のカードプールを誇る機械族を対象にしているため、言わずもがな活躍の幅は広い。

(2)の効果は小型の貪欲な壺。
デッキに戻せるカードが限定されているので、使えるデッキは多くない。
(1)の効果が優秀すぎるので、こちらの効果は全く使わないことも多い。
もし使う場合は、デッキリソース回復に大きな意味を持つ[[【ガジェット】>ガジェット(遊戯王OCG)]][[【ギアギア】>ギアギア(遊戯王OCG)]]が筆頭になる。

*評価
言うまでもなく、【機械族】において需要の高いモンスターになる。
それが[[【オルフェゴール】>オルフェゴール(遊戯王OCG)]]などの墓地アドバンテージを重視するデッキなら尚更。

【機械族】でなくても、墓地効果でトークンを作る[[幻獣機オライオン>幻獣機(遊戯王OCG)]]や[[水晶機巧-ローズニクス>水晶機巧(遊戯王OCG)]]、
墓地から自己蘇生する効果を持つ[[ボルト・ヘッジホッグ>ボルト・ヘッジホッグ(遊戯王OCG)]]と合わせて、汎用的な展開札と見なすこともできる。
それ以前にも、機械族は攻守ステータスに恵まれたカードが多いので、蘇生カードと合わせたアタッカー確保としても有用。

単に効果が有用というだけでなく、初動として安定させやすいのも大きな特徴。
このカードが【スクラップ】に属しているためスクラップ・ラプターでサーチが可能。
そのラプターもスクラップ・エリア、更には[[恐竜族>恐竜族(遊戯王OCG)]]なので化石調査に対応している。
そのため実質的にリサイクラーは&b(){ラプター、エリア、化石調査の3種類のサーチ手段を有している}ことになる。
流石にここまで対応していれば、安定して初動に持ち込むことができる。


その一方で、リサイクラーが属する[[【スクラップ】>スクラップ(遊戯王OCG)]]内での評価は芳しくない時期が続いていた。
【スクラップ】は様々な種族のモンスターが集うテーマなので、効果を活かす場面が無かったことが理由。

転機になったのはスクラップ・ワイバーンの登場。

#blockquote(){リンク・効果モンスター
#right(){◤ ▲ ◥}
#right(){&font(#ff0000){◀}   ▶}
#right(){◣ &font(#ff0000){▼} ◢}
リンク2/地属性/ドラゴン族/攻1700
【リンクマーカー:左/下】
「スクラップ」モンスターを含むモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の「スクラップ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
その後、自分フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
フィールドの表側表示の「スクラップ」モンスターが効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「スクラップ」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、フィールドのカード1枚を選んで破壊する。}


このカードは要約すると「【スクラップ】にとって喉から手が出るほど求められていた要素を大方搭載したモンスター」になる。
当然高い評価をもって歓待を受けたが、
これはつまり「スクラップ・ワイバーンを手軽に召喚できるカード」の評価も高くしている。
そしてリサイクラーも、そうした理由で評価を上げることとなった。

前述した幻獣機オライオンまたは水晶機巧-ローズニクスの効果でトークンを生成。
ワイバーンのリンク素材が「スクラップモンスターを含むモンスター2体」なので、これだけでワイバーンをリンク召喚可能にしている。
その後も早々に(1)の的として蘇生&破壊し、それをトリガーに(2)を発動してスクラップ・ゴーレムを呼び出したり…。
【スクラップ】における重要な展開を、リサイクラー1枚から始動できてしまう。

現在では同じく1枚でワイバーンをリンク召喚できるスクラップ・ラプターも登場。
ラプターと比較すると、【スクラップ】内で些かリサイクラーの分が悪くなったことは否めない。
何せラプターは能動的なスクラップ破壊、召喚権の追加、サーチ、チューナーと気配りの達人のような能力を有している。
一方でリサイクラーの【スクラップ】内の役割は前述したトークンカードとの組み合わせ、
それによるリンク召喚特化「しかない」ので、活用の幅はどうしても狭い。
その代わりに、ラプターの登場でリサイクラーのサーチ手段が豊富になり、
益々【機械族】内の需要が上がったのは塞翁が馬と言うべきか。

*余談
【スクラップ】とは種族や効果が一致せず、イラストも大幅に異なっているリサイクラー。
それもそのはず、リサイクラーは【スクラップ】カテゴリが発足する前に産まれたカードだからである。
[[エレキッズ>エレキ(遊戯王)]]や[[カラクリ蜘蛛>カラクリ(遊戯王OCG)]]と同様の経緯でカテゴリに加わっている。

ただしリサイクラーはその類似例とは異なり、誕生からカテゴリ発足までは半年足らずという短い期間になっている。

機械族カテゴリの充実やスクラップ・ワイバーンの登場で需要が右肩上がりになっていたものの、
2009年12月に収録されて以降長いこと絶版となっていた。
それに合わせて価格も高騰していたものの、現在では二度の再録を経て価格も落ち着いている。


[[マスターデュエル>遊戯王マスターデュエル]]にも当然のことながら実装済。
【機械族】の要でありながらレアリティRなので入手しやすいのも嬉しいポイント。
&s(){同じ種族専用終末効果持ちでありながらレアリティURになった[[ゾンビ>ユニゾンビ(遊戯王OCG)]]や[[太陽電池>電池メン(遊戯王OCG)]]とはどこで違いが生まれたのやら}


追記修正はガラクタを回収しながらお願いします。


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#openclose(show=▷ コメント欄){
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- ユニゾンビは起動効果だから、比較対象にするなら堕ち武者じゃないかな。まあ武者は特殊召喚には対応してないんだけど  -- 名無しさん  (2022-05-15 06:26:23)
- ちなみに貪欲な壺と違いデッキに戻す挙動はコスト。無効化されていてもバトレイン等をデッキに再装填できる  -- 名無しさん  (2022-05-15 11:33:32)
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#areaedit(end)
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