スクラップ・リサイクラー(遊戯王OCG)

登録日:2022/05/15 Sun 05:12:10
更新日:2022/05/16 Mon 01:41:57
所要時間:約 5 分で読めます




スクラップ・リサイクラー
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻 900/守1200
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから機械族モンスター1体を墓地へ送る。
(2):1ターンに1度、自分の墓地の機械族・地属性・レベル4モンスター2体をデッキに戻して発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。


スクラップ・リサイクラーとは、遊戯王OCGのストラクチャーデッキ「マシンナーズ・コマンド-」に収録されたカードである。

概要

周囲のガラクタを回収しているロボット。
カード名と(2)の効果から、動かなくなったスクラップを元に新しいモンスターを生み出すということだろうか。

(1)の効果は機械族専用の終末の騎士
遊戯王でも有数のカードプールを誇る機械族を対象にしているため、言わずもがな活躍の幅は広い。

(2)の効果は小型の貪欲な壺。
こちらも有用な効果だが、デッキに戻せるカードが限定されているので、使えるデッキは多くない。
(1)の効果だけを目当てに採用されることも多いので忘れられてることも。
回収対象となるモンスターの多い【ガジェット】【ギアギア】ではリソース回復手段として使いやすい。

評価

言うまでもなく、【機械族】において需要の高いモンスターになる。
それが【オルフェゴール】などの墓地アドバンテージを重視するデッキなら尚更。


【機械族】でなくても、墓地効果でトークンを作る幻獣機オライオン水晶機巧-ローズニクス
墓地から自己蘇生する効果を持つボルト・ヘッジホッグと合わせて、汎用的な展開札と見なすこともできる。
それ以前にも、機械族は攻守ステータスに恵まれたカードが多いので、蘇生カードと合わせたアタッカー確保としても有用。

単に効果が有用というだけでなく、初動として安定させやすいのも大きな特徴。
このカードが【スクラップ】に属しているためスクラップ・ラプターでサーチが可能。
そのラプターもスクラップ・エリア、更には恐竜族なので化石調査に対応している。
そのため実質的にリサイクラーはラプター、エリア、化石調査の3種類のサーチ手段を有していることになる。
流石にここまで対応していれば、安定して初動に持ち込むことができる。


その一方で、リサイクラーが属する【スクラップ】内での評価は芳しくない時期が続いていた。
【スクラップ】は様々な種族のモンスターが集うテーマなので、効果を活かす場面が無かったことが理由。

転機になったのはスクラップ・ワイバーンの登場。

リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
  ▶
リンク2/地属性/ドラゴン族/攻1700
【リンクマーカー:左/下】
「スクラップ」モンスターを含むモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の「スクラップ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
その後、自分フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
フィールドの表側表示の「スクラップ」モンスターが効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「スクラップ」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、フィールドのカード1枚を選んで破壊する。


このカードは要約すると「【スクラップ】にとって喉から手が出るほど求められていた要素を大方搭載したモンスター」になる。
当然高い評価をもって歓待を受けたが、
これはつまり「スクラップ・ワイバーンを手軽に召喚できるカード」の評価も高くしている。
そしてリサイクラーも、そうした理由で評価を上げることとなった。

前述した幻獣機オライオンまたは水晶機巧-ローズニクスの効果でトークンを生成。
ワイバーンのリンク素材が「スクラップモンスターを含むモンスター2体」なので、これだけでワイバーンをリンク召喚可能にしている。
その後も早々に(1)の的として蘇生&破壊し、それをトリガーに(2)を発動してスクラップ・ゴーレムを呼び出したり…。
【スクラップ】における重要な展開を、リサイクラー1枚から始動できてしまう。

現在では同じく1枚でワイバーンをリンク召喚できるスクラップ・ラプターも登場。
ラプターと比較すると、【スクラップ】内で些かリサイクラーの分が悪くなったことは否めない。
何せラプターは能動的なスクラップ破壊、召喚権の追加、サーチ、チューナーと気配りの達人のような能力を有している。
一方でリサイクラーの【スクラップ】内の役割は前述したトークンカードとの組み合わせ、
それによるリンク召喚特化「しかない」ので、活用の幅はどうしても狭い。
その代わりに、ラプターの登場でリサイクラーのサーチ手段が豊富になり、
益々【機械族】内の需要が上がったのは塞翁が馬と言うべきか。

余談

【スクラップ】とは種族や効果が一致せず、イラストも大幅に異なっているリサイクラー。
それもそのはず、リサイクラーは【スクラップ】カテゴリが発足する前に産まれたカードだからである。
エレキッズカラクリ蜘蛛と同様の経緯でカテゴリに加わっている。

ただしリサイクラーはその類似例とは異なり、誕生からカテゴリ発足までは半年足らずという短い期間になっている。

機械族カテゴリの充実やスクラップ・ワイバーンの登場で需要が右肩上がりになっていたものの、
2009年12月に収録されて以降長いこと絶版となっていた。
それに合わせて価格も高騰していたものの、現在では二度の再録を経て価格も落ち着いている。


マスターデュエルにも当然のことながら実装済。
【機械族】の要でありながらレアリティRなので入手しやすいのも嬉しいポイント。
同じ種族専用終末効果持ちでありながらレアリティURになったゾンビ太陽電池とはどこで違いが生まれたのやら


追記修正はガラクタを回収しながらお願いします。


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最終更新:2022年05月16日 01:41