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ホンワカキャップ(ドラえもん)

登録日:2023/03/26 Sun 00:26:40
更新日:2026/05/31 Sun 12:06:43
所要時間:約 8 分で読めます





「ホンワカキャップ」は、漫画ドラえもんに登場するひみつ道具の1つ。
小学五年生1983年11月号に掲載され、てんとう虫コミックス版には第30巻に収録された話「ホンワカキャップ」で主に登場している。

【概要】

飲み物の瓶の口にはめこむキャップの形をした道具。この道具を通して注がれた飲料にはホンワカ放射能なるものが含まれるようになり、これを飲むとソフトドリンク*1の類であっても酔っ払ったように気持ちよくなる事ができる。作中では瓶の口にはめて使用していたが、大きさが合えば恐らくペットボトル等でも使用できると思われる。*2アルコールが含まれている訳ではなく内臓や血管にも負荷がかからないのか、未成年でも使用が可能
覚める際は、現実のアルコールのように徐々に分解されて少しずつ酔いが覚めて落ち着いていくのではなく、一瞬で効き目が切れるように覚める。そのくせ飲んでる間の記憶はバッチリ残るので、迂闊な事をすると後が非常に大変。
因みに非常に高価な製品であるらしく、本来はアル中の治療、もしくはアルコール中毒症状の疑似体験や研究などに使用されていたりする専用器具としての扱いがメインなのかもしれない。

酒でない飲み物にアルコールのような効果をもたらす道具としては他に『ようろうおつまみ』があるが、こちらは水を本物の酒に変える道具なので未成年が使ってはいけない。

ただし、この項目及びこの道具は「未成年の飲酒を推奨するものではありません」
繰り返すが「未成年の飲酒を推奨するものではありません」
そこは注意しておきたい所。


【登場したエピソード】

◇原作「ホンワカキャップ」

ある休日、ジャイアン に切手のコレクションを巻き上げられたスネ夫から八つ当たりで暴力を振るわれたのび太 は、昼間から家で友達と酒盛りをするのび助を羨ましがった。*3そんなのび太にドラえもんが出したのが「ホンワカキャップ」。

これを聞いて気分が良くなったのび太はドラえもんを連れて静香と遊ぶ事に。途中、ジャイアンに会うもののドラえもんが何とかごまかし、無事静香の家に到着。
3人の疑似飲み会は大盛り上がり。飲めや歌え、踊れや踊れ、とばかりに騒ぎ、楽しいひと時となった。しこたま飲んだのもあって、3人ともへべれけ状態のままお開きに
するとその帰路で、ドラえもんは完全に酔っ払いのノリで、ホンワカキャップをジャイアンに譲ってしまった

ホンワカキャップを入手したジャイアンは、スネ夫を家に誘って宴会する事にした。
ジャイアンの家に渋々連れてこられたスネ夫、当初は完全に嫌々な態度をとっていたものの、瞬く間に酔いが回ってテンションが上がってきた。
当初こそいい気になっていた騒いでいた2人だったが、やがてスネ夫の怒り上戸が大爆発
ジャイアンは奪った物貰い物を町中回って返していくことになり、ホンワカキャップもドラえもんの手元に戻ってくる事になった。

◇大山版「ホンワカキャップ」

原作と同じ流れで登場する。
この道具によりみんなが疑似的に酔っぱらって遊んでいるシーンが少し追加され、いつもと違う5人の顔が見られる。中の人がアドリブで話していそうなネタも散見され、なかなか自由な雰囲気となっている。へべれけで千鳥足になったなりながら呂律の回らない状態で「糸巻きの歌」を歌う静香、その静香を交えて酔いどれオヤジさながらのしょーもない台詞を連発するドラえもんとのび太が見られる
まさか9年後にこの歌を歌いながら滅亡する敵が出てくるとはF先生もスタッフも思いもしなかっただろう
♪い~ろ~まきまき、い~ろ~まきまき…♪

スネ夫の暴言と暴力のレパートリーが増えており、原作以上のスネ夫の壊れっぷりが見られる。ジャイアンには勿論、ジャイアンが歌っていた歌「北国の春」の歌詞にまで噛みつくさまはこちらも必見。
ケッ、何が北国の春だ!
みんなおまえに泣かされてんだぞ。おまえなんか町の公害だ生ゴミめ!!

◇大山版「真夜中のお花見」

原作の『何が何でもお花見を』に該当するこのエピソードでも登場。
花見中に大人が酒を飲めるのを羨ましがったのび太のリクエストにより使用された。
こちらでも効力は絶大で、調子に乗ってふざけ散らすいつものメンバーが見られた。

ジヒフヒェヘハwwwいやぁおもしろくなってきたぞ、今日はもう大サービス!
……と、上機嫌になったドラえもんが出した「カラオケキング」*4で、「トップバッターでパパが『北国の春』を歌おうとするも、ママに乗っ取られ、さらにジャイアンにマイクを奪われ*5、腹立ち紛れにジュースを彼の顔にぶっかけ追い払った怒り上戸のスネ夫が最終的にサビを歌い上げる……」というグダグダでめちゃくちゃなカラオケリレーが繰り広げられる事態に。

キャップが登場したアニメのエピソードはいずれも脂の乗った声優陣の熱演もあって楽しい話に仕上がっている。

しかし、平成期以降は放送業界の規制が厳しくなっている影響もあってか、「ホンワカキャップ」の再アニメ化は行われておらず、わさドラ版に至っては道具の再登場の可能性すら無い状態が続いている*6今の声優陣、制作陣も熟練かつ脂の乗ったメンバー揃いなので間違いなく面白くなるハズなのが惜しい

ただし、しつこいようだがこの項目は「未成年の飲酒を推奨するものではありません」


【余談】

  • 大山版「ホンワカキャップ」は、いつものメンバーの様変わりぶりとキャストの暴走アドリブが楽しい、ドラえもんファンなら是非視聴したい回となっているが、映像ソフトがVHSのみという事もあり、残念ながら視聴する事が現在では困難になっている。
  • エピソード後半のスネ夫の酒乱ぶりは有名で、スネ夫が暴走するシーンは後にバラエティ番組などでピックアップされた事があるため、このシーンだけは見たことがある人も多いかもしれない。
  • 原作では1度しか登場していない道具であるが、大山版アニメでは前述エピソードの他に、1995年3月31日に放送された「春だ!一番 ドラえもん祭り」ではアニメの合間に挟まれていたお花見シーンで使用している。


こんな項目、追記修正が必要と言って何が悪いへたくそ!


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最終更新:2026年05月31日 12:06

*1 作中では専らコーラが使用されていた

*2 ちなみに連載当時はペットボトルはまだ殆ど普及していなかった。

*3 手軽な娯楽が今ほどたくさん無い昭和の時代には、普通の勤め人が休日の昼から酒を飲むのはそこまで珍しくなかった

*4 『雨男はつらいよ』に登場。いつでもどこでもカラオケが楽しめる自動採点機能付きカラオケマシンで、音痴でも高得点を出してくれる「おせじレベル」など細かい調整もできる。

*5 ジャイアンのみ『北国の春』ではなく持ち歌の『おれはジャイアンさまだ!』を歌っていた。

*6 現在では「直接アルコール摂取をしていなくても、アルコールと同様の効果があるものを未成年が摂取しそれが良い事面白い事に見える」表現は規制されやすい傾向にある