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#contents ---- **戦闘機の複座式って何の意味があるのでしょうか。 火器管制とか色々です 1人で全部出来ないから2人乗っているわけ。 昔の戦闘機、デファイアントなどの砲塔付き戦闘機だと 撃つ人、飛ばす人とシンプル #right(){(105:190)} 基本的には航法、偵察、後方銃撃もします。 WW2の複座の戦闘機は大抵双発です。 #right(){(105:191)} >複座式:素人向け、単座式:ベテラン向けってこと? それは戦闘機のものによる [[F-14]]とかF-4は最初から2人でやるようにできてるから1人ではできない [[F-15]]Dとかは1人でいいんだけど練習のためとかそういう理由により2人乗りになってたりする #right(){(105:195)} WW2直前~戦中 一時期双発大型戦闘機(ちょっと違うけど現代で言うところのマルチロールファイター)が流行った。 双発に複座で後ろの人は銃撃、通信、偵察とかのために乗ってた。 しかし鈍重で単発単座戦闘機に(昼間は)駆逐され、それ程活躍できなかった。 夜間戦闘機としては活躍した例も多い。この場合後ろの人はレーダー操作。当たり前だが現代のように 自動化されてないので操作専用の人が必要だった。 基本的にこの頃の複座戦闘機と単座戦闘機は「役割が違う」と思って欲しい。 WW2後~80年代まで ジェット化、レーダー・火器管制システムが高度に発達し、戦後は単座が主だったのが やっぱり後ろにもう一人欲しいよね。って話になって乗っけるようになる。>F-4ファントム 戦前・戦中の双発複座機と異なり、この頃はジェットエンジンのお陰で大型機のデメリットは薄まり 大きく重くても何とかなるようになったので、何でもこなせて沢山武器がつめる大型機ってのが 一つの方向性として認識されるようになった。 もちろん小型単座機がなくなったわけでは無い。>Mig-21とか この系統の集大成が[[F-15]]系統だといえるだろう。但し、[[F-15]]A./Cは高度な自動化によって 後ろの人が居なくても火器管制システムを扱えるようになっている。[[F-14]]は2人。 で、現代 [[F-15]]Eなんかは複座だが、コレは長距離対地攻撃時は忙しいので、もう一人居たほうが楽だから こうなってる。Su-34、F/A-18D/Fなんかもこの路線。 他の戦闘機は[[F-15]]Cのように高度に自動化されたシステムによって、一人でも何とかなるから 一人でやってる。別に素人向けとか玄人向けとかで決めてるわけじゃないよ。 特に今の戦闘機は、一機で何でもこなせる事が重要視されているので、対空戦闘では単座型 長距離侵攻には複座型なんて使い分けをしたりする。(もちろん訓練用も) かと言って単座型は長距離侵攻できない!なんて事は無いので注意。 #right(){(105:196)} **一番最初に実戦投入されたジェット戦闘機とその時期(戦争名)を教えてください 第二次大戦で、Me262 #right(){(105:232)} >Me262は戦闘機としてよりシェネル・ボンバーとしての実戦投入が先ではなかったかな? けれども結局はJV44で迎撃戦闘機となったし、その時期はミーティアよりも早い、はず。 #right(){(105:237)} Me262の実験戦闘機隊”EKdo262”が編成されたのが1943年12月。 ただし、装備の遅れから戦闘機隊としての体裁が整ったのはノルマンディ作戦のあたり。 初撃墜は44年7月26日のアルフレート・シュライバー少尉のモスキート偵察型の撃墜です。 (ただし、実際は8月8日のヨアヒム・ウェーバー少尉のモスキート偵察型の撃墜が最初のようです) 一方[[ヒトラー]]の命令により編成されたMe262爆撃隊はKG51「エーデルワイス」で、 44年6月から改編が始まりました。かろうじてMe262に習熟した少数の[[パイロット]]が ヴォルフガング・シェンク少佐隷下の"シェンク分遣隊"として7月にフランスに展開しました。 実戦参加はこの爆撃隊のほうが先でした。 #right(){(105:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **イラク軍が戦闘機を砂漠の砂の中に隠した事件があったが、あんな事して戦闘機は使えるのですか? 使えません。なぜあんなことをしたかについて、納得できる説明はまだだれもしておりません #right(){(105:513)} **イングリッシュ・エレクトリック ライトニングみたいな縦置き双発エンジンが流行らないのはなんででしょうか? >長所と短所を知りたいです。 >あと、イングリッシュ・エレクトリック ライトニングは同時期のものと比べてどのような特性の戦闘機でしたか? 搭載スペースが制限されるんですよ。 構造上中翼式にならざるを得ないんですが、そうなると期待底面に物が積めないんですね。 主翼下には脚がきますし、増槽は主翼上に追いやられています。 インテークの位置も制限されますし(ノーズに置くとレーダーが制限される)。 運動性能は悪くなかった様で、80年代まで現役で頑張ってましたよ。 #right(){(107:181)} [[エンジン]]の整備性は最悪です。 加速性能と高速性に優れたスポーツカーの様な機体。 航続性能極小。ウエポンシステム貧弱。 #right(){(107:182)} 元々、高速度実験機でしたからねえ→イングリッシュ・エレクトリック ライトニング 一応、戦闘機型の開発も視野に入れていたとはいえ・・・ ただ、速度、加速性能はさすがに80年代に入っても一級でしたが。 まあ、F-104と似た感じの機体ですかね。 #right(){(107:183)} まず、小型ターボジェットの双発機は大型ターボジェットの単発機より推力重量比の面で有利。 その上でライトニングは表面積と前方投影面積を減らしている。 当時、やや停滞気味の英国航空界がマッハ2の戦闘機を手に入れるための数少ない選択肢と言えます。 比較的長命だったのは優秀さ故と言うより台所事情などにもよります。 なお、片発停止した時の操縦のたやすさは良く知られています。 短所は、機内がジェットエンジンとエアトンネルに占められるので脚の搭載に困り、 翼下面に長い脚を収納したら兵装ステーションが付けられない。 #right(){(107:288)} ライトニングの場合、固定武装と燃料スペースにも窮して機体後部下面を膨らませたら エリアリールの具合がよろしくなったなんて話もあるな。 そんでも燃料足りないらしいけど。 あと、兵装ステーションを翼の上に付けると重心バランス、地上での搭載作業、 空気抵抗など、良いことは何もなくってことになります。 #right(){(107:289)} **戦闘機で使われる「engage」はどういう意味ですか? 「交戦」「交戦中」 交戦に入ったことを僚機や他の味方部隊へ通告 #right(){(108:949)} **戦闘機など、片方の翼が取れてしまったらもう操縦は絶望的になるのでしょうか。 片方の翼が取れるというのがどの程度の損傷を想定しているのかわかりませんが、 WW2のあたりで空中接触などで片方の翼を損傷した機体が帰還した例はあります。 ただ、フラップや補助翼などの動翼を失ってしまうと、操縦が非常に困難になり、 きりもみなど操縦不可能に至ります。生還より墜落の例のほうが多いのではないでしょうか。 #right(){(112:319)} [[イスラエル]]の[[F-15]]は片方の翼ほとんどなくなっても帰ってきたという話があったはず #right(){(112:320)} **ジェット戦闘機の燃料は灯油って本当ですか。 JET-A1はASTM D 1655で規格されているが こいつはほぼ灯油(引火点38℃以上、析出点-47℃以下) 酸化防止剤、氷結防止剤、腐食防止剤など添加 ただし脱硫処置とかの程度は不明(規格に無い) したがって、これを石油ストーブで燃やすと目がチカチカしてくるはず 米軍規格のジェット燃料は低揮発性ガソリン(ヘリとか)と灯油系(海軍機とか)がある こっちは詳しい人に任せた #right(){(112:625)} **戦闘機に装備されている機関砲は固定されてるのですか? 固定翼戦闘機の前方機銃は原則として固定です。 ただ、地上において多少の射角調節は可能です。 #right(){(112:806)} **「戦闘攻撃機」 戦闘も対地攻撃も両方できてお得なように思えるけど、戦闘機相手にどこまで戦えるのでせう? >相手の主力戦闘機とガチンコ勝負できるのでつか? 現在の戦闘攻撃機は、余剰パワーの有り余っている戦闘機に攻撃装備を付けたのや はじめからどちらもできるようにしたのとか 名前だけ”戦闘”が付いているのなどがありますので 物によりけりです #right(){(112:893)} F/A-18を主力戦闘機にしているところはいくつもありますし F/A-22ががちんこ勝負できないと言う人もいないでしょう。 一方、対地仕様のトーネードは苦戦するかも、ということで 名称だけではなんとも判断できません。 現代では足の長いミサイルと、それをちゃんと運用できる火器管制装置が ついているかどうかがまず問題であり、地上爆撃能力の有無は二の次です。 #right(){(112:system)} **無人戦闘機というのは遠隔操作になるだけなのか、漫画やアニメのように、自律行動を取れるようにするのでしょうか? 1950年代の終りから60年代初頭に掛けて、地対空ミサイルが究極的に発達するため、 戦闘機などは無用の長物だと言われた時代がありました。 これは米国の主張で、この考えを具体化したものとして、Boeing IM-99 Bomarcが開発 され、それを真に受けて、英国やカナダでは自国で開発していた戦闘機を中止、あるいは 縮小してしまいましたが、後にそのIM-99はとんだ食わせ物だったことが判り、英国は F-4Kを、カナダはCF-101を購入せざるを得なくなり、英米関係の緊張、カナダ内部の 政治問題と化しています。 この様に各国とも痛い目にあっているので、無人戦闘機で構成された飛行隊というのは かなりの確率で主流たり得ないのではないかと思います。 #right(){(113:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ジェット戦闘機がギリギリ通り抜けることが出来るような空洞に入り込んでまともに飛行することは可能なんでしょうか? 理論的には可能 実際はあり得ない #right(){(113:281)} ギリギリ通り抜けることが出来る、って質問自体が、 通り抜けられる余裕があると言う前提に立っているようにも受け取れるので、 そうだとしたら、質問自体が同語反復の気味があるな。 そうではなくて、戦闘機のシルエットのギリギリの大きさの空洞って事だったら、 [[パイロット]]の技量や心理以前に、気流の干渉で飛行は難しいだろうな。 #right(){(113:283)} 左右がぎりぎりなら、大丈夫の様な気もするが、 上下にぎりぎりだと、ピッチ周りの空力モーメントが変わるような気がする。 少なくとも誘導抵抗が減るだろうから、浮き上がりを防ぐためにかなりのピッチダウンをしないと天井にぶつかる。 ピッチダウンをすれば、全高以上の高さが必要になってやっぱり上下にこする気がする。 #right(){(113:284)} 少なくとも一機だけならともかく二機目が付いてきているなら 絶対に二機目は死ぬな。 #right(){(113:285)} **F-16やF-2は前輪を収納すると空気取り込み口を塞いでしまうように見えるのですが 塞がない #right(){(116:262)} 取り入れ口の中でこういう(これで解かるかな?)_/(前脚収納部)    ふうに曲がってるので大丈夫なのです。 #right(){(116:265)} **戦闘機が宇宙に行けるなんてありえませんよね? ジェットエンジンでは真空である宇宙空間での飛行はムリです。 #right(){(116:716)} ロシアでそういうツアーをやってるんだよ。 “Touch the Star”とか言ったかな。 成層圏までだけど。 #right(){(116:755)} **戦闘機の翼の先っぽについてる棒みたいなのはなんですか? 対気速度測定用のピトー管でしょう。機首につくこともあります。 余談 F-117はヨーに弱いので、機首に複数のピトー管をつけて 対気速度の差を検出し、ヨー対策をしているそうです。 #right(){(116:system)} それだけからはなんとも、もっと具体的に(画像でも示して)説明してくれんと・・・ 可能性が高いのは ・ミサイルのレールランチャー:F-16とか ・放電索(翼後縁) ・ピトー管:[[A-10]]とか ・マスバランス:MiG-25とか ・ECMアンテナ:タイフーンとか ・HFアンテナ:えーとあったかな?(w 色々あるのよ。 #right(){(116:728)} **エアショーで戦闘機が翼端やストレーキからヴェイパー曳いてますが、ヴェイパーはどういう原理で発生してるんですか? 断熱膨張 翼端やストレーキ部分では渦が出来て低圧部分ができます で、低圧下で空気中の水蒸気が飽和して、水滴(霧)となって可視状態になります 湿度が高い場合は翼の上面にも発生します ググって詳しいこと知ろうとするなら、「翼端渦 ボーテックス」のあたりの用語がイイかな #right(){(117:309)} **現代日本で新しい要撃戦闘機を採用するとしたら、最低限どのくらいの最大航続距離が求められるのか そりゃ、[[パイロット]]の体力が持つ限り(長い時間)飛んでいられれば、 ソレにこした事はないけれど。敵が来るのを見つけてから飛び立つより、 敵が来る方向で待機させてた方が即応性が増す。 千歳から那覇まで一度で飛べないのは困るから、フェリー航続距離が最低でも1500nm必要だと思われ。 #right(){(117:478)} **最大戦闘半径がどういう意味なのか分かりません >戦闘を行って帰ってこれる距離ということでしょうか その通り #right(){(117:450)} アフターバーナーを使用する条件、低空を飛行する条件、外部装備に爆弾などを装備するなど、 戦闘を行なう際に考慮される条件を混用した場合の航続性能です。 まぁ、当たらずとも遠からずでしょうか。 #right(){(117:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **戦闘機などが夜間訓練を行う場合は、赤色の信号灯だけを点灯して訓練を行うケースもあるのでしょうか? 左の翼端灯は赤と世界共通で決まっている。(右側は緑) だから単に機体を左側から見ていたので赤い翼端灯が見えただけ。 翼端灯を片方しかつけないなんて事はない。 #right(){(117:711)} **現代の戦闘機同士による空戦とはどんな感じのものなのでしょうか? >レーダーに先に捕らえたほうがミサイル先制で決着?ミサイルの射程が長い方の勝ち? >映画「トップガン」のような組んずほぐれつなドックファイトは架空のものなのでしょうか? 結論からいえば 書いてあることはほぼそのとおりです ただ >ミサイルの射程が長い方の勝ち? これは必ずしもそういうわけではないです 長距離ミサイルは機動性が悪いので一概に射程が長ければいいというものでもないのです #right(){(118:352)} いくらミサイルの射程が長くても、敵を発見、判別し、ミサイルに データを与えなければ撃ってもムダになるだけです。長射程ミサイルの 登場に伴って、母機の火器管制システムの能力がこれまでにも増して 重要視されています。また、敵のミサイルの射程内でも、発見されなければ 撃たれることはありません。そこでステルス性も同様に重視されています。 補足 現代空中戦の原則は次の一言に集約されています。 See first, shoot first. #right(){(118:system)} **製造中の戦闘機を見ると大部分が薄黄色なんですがあれは何の色ですか? さび止め用の塗料。亜鉛(ジンク)とクロムが使われているので、通称ジンクロ。 #right(){(118:642)} **F-15vsSu-27の模擬空戦なんていつやったんだ? インド空軍のSu-30(後ろの型番忘れたMKIか?)と米空の[[F-15]]Cだかが模擬空戦やったらしいよ (これが正解なら、米空のやつは垂直尾翼にAK入ってたからアラスカのやつだと思うが) #right(){(119:217)} 米軍が緻密なシミュレーションをした結果、 フランカーはイーグルを「ハメ」ることができるということがわかった。 っていう記事を読んだことがある。猛練習しなければできないとも書いてあったが。 #right(){(119:235)} ひとつはアメリカを親善訪問したSu-27が[[F-15]]を「撃墜した」というもの。 ロシア側は模擬空戦で勝った、と主張し、アメリカ側は単なる編隊飛行でじゃれ合っただけ、 本気ではないと主張しています。 ただ、その後アメリカ側がロシア側を訪問した際、ロシア側の模擬空戦の申し出をアメリカが断った (とロシア側関係者の話)ために、話はロシア有利に解釈されることが多いようです。 これはMilitary Technology誌に載っているはず。 もうひとつは米空軍のフライトシミュレーターで[[F-15]]がSu-27に連敗したこと。AWSTかなにかに (JDWにもかな)載ってました。 #right(){(119:system)} **ジョイスティックのような片手操作の操縦桿を使う戦闘機がありますが、このスティックが右側に付いていることが多いように思えます。 >右に配置するのはどのような理由が有るのですか? 普通右手で操縦する為 #right(){(119:416)} 世間では右利きが圧倒的に多いからだよ でも最近はHOTASとかいって左手で動かすスロットルレバーに 神経を使う細かい操作を必要とするスイッチをつけるのが なぜか流行しているんだな #right(){(119:429)} HOTASという字を見ても判るとおり、スティックにも既に付けれるだけスイッチ付けてるからだよ。 #right(){(119:432)} **戦闘機の飛行機雲ってどんな状況で出るんですか? 排気中の水蒸気が冷えると凝結して水滴、あるいは氷粒になって雲になる。 これは長い筋になって見えることが多い。 また、離着陸じや急旋回するときには、揚力係数を高くするので 翼面の気圧低下が大きくなり、断熱膨張による冷却で大気中の 水蒸気が凝結して雲というか霧のようなものが発生することがある。 これはそれほど長く残らないことが多い。 #right(){(119:856)} 戦闘機乗りは、上段のケースの、自機の雲も非常に嫌うらしい。 遠くからでも位置がばれるから、だそうな。 #right(){(119:857)} 膨張すれば温度は下がる。 高々度は気圧も気温も低いから条件はそろっている。 #right(){(119:860)} **戦闘機はよくいろんな社が競合して軍に採用されますが、採用されなかったら開発にかかった莫大な金額は泡と消えるのでしょうか。 開発開始段階である程度契約金というか、経費がもらえます。 時には完全に内部予算で企業が開発を行うこともあります。 その場合は、失敗したら、あるいは採用されなかったら丸損です。 競合開発で採用されなかった戦闘機はふつーそれで終わりです。 プロトタイプ作成から実用期量産までは長い道のりであり、 多額の費用と時間、人材を必要とします。 プロト飛ばしたからあとは簡単に作れる、などというものではありません。 補足 企業内ベンチャーのみで戦闘機丸ごとまではないと思います。 車両とか、一部機材ならあるんですが。 #right(){(120:system)} 相当昔ですが、第二次大戦前のイタリアや英国などでは自社開発の戦闘機というのが 結構ありました。 一応、自国空軍に売り込む為に製作されていますが、不採用に成った場合は、そのまま 自社に留め置いて、[[エンジン]]テストベッド、新装備などの実験機として使用するか、自家 用機にするか、はたまた、輸出用に国外に売り込むかの何れかを行なっています。 最終的に箸にも棒にもかからなければ、Scrapですが。 #right(){(120:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **戦闘機は何故、後方射撃装置ついてないの? 真後ろの軸線に入ったらそれだけで落ちるし #right(){(121:325)} 過去に後方射撃出来るように作った戦闘機が前しか撃てない戦闘機にボロボロにやられたから。 #right(){(121:327)} 後ろから追尾して狙って撃つのも大変なのに、うしろ向きに狙えるもんじゃ無い #right(){(121:328)} **推力偏向ノズルはアメリカの板可動式とロシアの軸対称推力偏向ノズルがありますけど、それぞれの長所、短所、優劣について教えてください。 大きな板を用いる「いわゆる2次元ノズル」(形状と機能を混同している雑誌記事が多い)は ・機構としてはシンプル ・重い ・推進効率が悪い ・空気抵抗も増える YF-22の開発段階で、このハンデのために性能要求が一部緩和されました。 AVEN(軸対称推力偏向ノズル)はロシアの独占物ではなくアメリカでもテストされており、 ・従来の軸対称面積可変ノズル+アルファ程度の機構で成立する ・軽い ・効率が良い(軸対称面積可変ノズルと同等) ・空気抵抗も小さい(軸対称可変面積ノズルと同等) 赤外ステルスの面でも得失があるはずですが、詳しい人に任せます。 #right(){(122:True/False ◆ItgMVQehA6)} **二次大戦頃のドッグファイトって後ろ取られたらほぼ負けみたいですけど >それならば後方に射撃して撃墜するという発想をした戦闘機はあったのですか? ありました。 [[イギリス]]の戦闘機で、ボールトンポール デファイアント というのと ブラックバーン ロック という戦闘機があります(詳しくは↑で検索して下さい 一見無敵そうですが、後方射撃用の砲塔と機銃手を乗せる分 重たく鈍重な飛行機になってしまい、空中戦に不利な飛行機となってしまったことと、 後ろや横に撃てる銃塔はあるけど前に打つ機銃を積んでいない・・・ という欠陥設計ですぐ引退しました。 #right(){(123:279)} 第二次世界大戦当時ですと、[[イギリス]]にボールトン・ポール・デファイアントという、 操縦席後方に回転銃座を備えた戦闘機が存在しました。 しかし回転銃座は機種方向への固定銃に比べて命中率が格段に悪く、 さらに銃座の重量によって機体の速度や運動性という戦闘機に不可欠な性能が低下したため、 空中戦ではあまり役に立ちませんでした。 もっとも、もともと速度も運動性も戦闘機に劣る爆撃機では、 回転銃座によって後方へ接近する戦闘機を攻撃することは、普通に行われていました。 #right(){(123:兄妹)} 確かに、普通の戦闘機は後ろを取られると激しく不利なのですが、 後ろ向きの兵装を装備するとその分大きく重い飛行機になってしまうので、 結局身軽な普通の戦闘機を相手にすると死角から攻撃されて一方的に撃墜されてしまいます。 それならば、余計な兵装を載せずにその分旋回や急上昇/急降下の能力を 向上させた方がずっと意味があります。 ということで、結局スタンダードなスタイルで性能の向上が追求されました。 #right(){(123:281)} **現代の戦闘機は、戦闘時に増槽を切り離すのは過去の話になったのですか んなわけない #right(){(124:69)} **単発エンジンの戦闘機が単発エンジンであるがゆえに墜落したという例はありますか? 質問の答えになっているのか微妙だが[[イスラエル]]の[[F-15]]で、 [[エンジン]]が片発停止、もう片方も推力が半分しか出なくなっちゃってかろうじて帰還・・・ という例があったような。 単発機だったら終わっていたと思うので、すくなくとも双発の方が生存性は高い、 という証明にはなっているかと。 #right(){(124:133)} 単純に単発が双発になれば・・の問題だけでもないんですけどね #right(){(124:135)} 逆の例で、[[F-14]]のように、左右の離れた双発[[エンジン]]ゆえに 片発停止→スピン→墜落という例があります。 #right(){(124:139)} **F-14 MIG-29 Su-27等がエンジンを離した配置なのはなぜですか? ファン[[エンジン]]は空気の乱れを嫌うので、できるだけインレットから[[エンジン]]までを一直線にしたかった>[[F-14]] カタラマカン形態による胴体での揚力発生と燃料搭載量の増大を期待した>Su-27 ツアギの指導に従った>MIG-29 #right(){(124:272)} あ、ボートテイル抵抗が減るって利点もあるな #right(){(124:273)} MIG-29はインレットに蓋がついてるから、やっぱ流入空気の乱れを嫌ったつー 意味もあるんじゃない? #right(){(124:274)} **F-15風MIG-31とか見たことないです、 >旧東側諸国にもモドキ塗装やハリボテを施した仮装敵部隊ってありますか? ミグ17のシルエットを機体に描いたA-4(米海軍)やミグ21のシルエットを描いた F-4(空自)などがありまして、これらはかなりの視覚効果があったと評価されています また、旧ソ連圏の基本的戦術は複数の迷彩塗装や無塗装機を同時運用することによって (ミグはイースターエッグのようにいろんな塗装がある)、 実際に何機が空戦エリアにいるか判別をしにくくするというやり方ですから、 それに慣れるという効能もあるのでしょう #right(){(124:344)} **戦闘機の調達価格にアビオニクスって含まれてるんですか? 含まれてる場合もあれば含まれてない場合もある。  例えば、 「アナタのところの中古旧式機安く譲ってください。電子機器は、こちらで新しいものに 積み替えますから」 なんて時はアビオニクス抜きの価格で買うし、 「最新型ください。明日から使える奴」 みたいな時は全部込みで買う(搭載するミサイルまで込みで買うことも) あと、 「機体本体はこれとして、電子機器はオプション扱いでグレードによって価格に差が ございますがどう致しますか?」 と購入時に選択させられる、なんてことも。 #right(){(126:442)} **ラスベガスの航空イベントに参加した米軍のF-16の機外に付けられていた、細い燃料タンク型の私物入れ(つまりトランク) >からパイロットが荷物をを取り出す写真が掲載されていました。 >そこで質問なんですが、こういう言わば戦闘機用のラゲッジスペースというのは >日本を始め他の国でも使われているんでしょうか? カーゴポッドは米軍、自衛隊を始め世界中で使ってる。 中古の燃料タンクを改造したものから 最初からそれ用に製造された正式装備品までいろいろ。 #right(){(126:419)} あ、あと「トラベリングポット」という言い方もあるな>カーゴポッド ぐぐってみなせぇ。 #right(){(126:420)} **日本のF-2や中国のSu-35はどの世代に属しますか? 別に確かな基準があって世代分けされているわけではないよ。 その時代ごとの運用・技術的トレンドをよく踏襲している機体のことを 便宜的に世代分けしています。だから微妙なところではよく人によって 世代分けが変わります。 [[F-2]]、Su-35ともにマルチロール化・グラスコクピット化のトレンドに 載っている設計なので、第四世代ということになるかな。同じカテゴリ にはEF2000、グリペン、ラファルなどが含まれると思います。 #right(){(127:521)} **現代のジェット戦闘機同士の戦いだとミサイルだけでほぼ決着がついてしまうんですか? 戦闘機同士が機銃を積んでいて、 ミサイルとて万能ではなく、 絶対ミサイルで撃墜できるとは言い切れない以上、 機銃を使った空戦はありうる。 #right(){(127:593)} **最近の戦闘機は真横から見るとへの字型になっているようですが、これは何故ですか? コックピットのキャノピーがでかいから #right(){(127:625)} 視界を十二分に確保するために上方に突出したキャノピー 高迎え角でも十分効かせるための大きな垂直尾翼 姿勢に関係なく十分に空気を取り入れるため、下方に大きな取り入れ口 それに続いて強力なエンジンとアフターバーナーを含むノズル部分 これらを無理なく合わせるとそのような形になるのではないかと。 機体前後方向中心に対し、前方は上にキャノピーが突出し、 後方は空気取り入れ口からノズルまでが下に付くという感じで。 詳しい方の突っ込み歓迎。 #right(){(127:system ◆systemVXQ2)} Su-27が「へ」に見える最大の理由はレンズ収差なんだけどね #right(){(127:625)} **電子戦能力ってどんな戦闘機が使えるんですか? ほとんどの戦闘機が使えるよ。 効果は無いとやばいが有るからといって安心は出来ない程度だ。 #right(){(127:706)} 電子戦装備を搭載した戦闘機が使えます。 装備は内蔵のこともあれば外装のこともあり、 同じF-16でも電子戦装備なしの機体もあればフル装備の機体もあります。 極論すればセスナにでも搭載すれば電子戦実行可能です。 実際には、搭載重量、機内とのインターフェースなどの点から不可能ですが。 確率はなんとも言えません。最新世代のミサイルに対しては効果が期待できない~予測できないでしょうし、 非常に古い世代のミサイルに対してはとても効くでしょう。 具体的なところは私が教えていただきたいぐらいです。 相手のミサイルの追尾プログラム、センサーの諸元が完全にわかっており、 十分に準備する時間があれば、非常に高い確率で妨害できるはずですが。 空対空ミサイルではありませんが、イスラエルがSA-2(だっけ)に対し 電子戦を行った際は実行後は被害が激減したと言われています。 ベトナムでもSA-2に対する電子戦は大変有効だったと聞いています。 とりあえず電子戦装備はそれ単体でも高価であり、しかも開発のためにデータ獲得、 プログラム開発や機体装備との物理的、空力的、電磁波的干渉の有無のチェック、 調整が必要ですから、大変高くつきます。 #right(){(127:system ◆systemVXQ2)} **今の戦闘機の機銃は何発位装填されていて何秒ほど撃てるのですか。 >実際に[[対空ミサイル]]でなく機銃で撃ち落した話はあるのですか。 100~1000発位、500前後が多い トリガー全開で1~5秒程度 ある #right(){(129:628)} 20ミリバルカンが主流の米軍スタイル(WW2から発射速度重視)と、 30ミリ機関砲メイン(破壊力重視)のヨーロッパではまるで違うんだよね。 また、同じヨーロッパでもロシアはまたちょっと違う。 中東戦争時代のイスラエルは、30mmアデン機関砲だけで大量撃墜したと主張してる。 ただ現代の、というと、そもそも大規模空中戦が行われてないからデータがない。 #right(){(129:629)} ----
#contents ---- **戦闘機の複座式って何の意味があるのでしょうか。 火器管制とか色々です 1人で全部出来ないから2人乗っているわけ。 昔の戦闘機、デファイアントなどの砲塔付き戦闘機だと 撃つ人、飛ばす人とシンプル #right(){(105:190)} 基本的には航法、偵察、後方銃撃もします。 WW2の複座の戦闘機は大抵双発です。 #right(){(105:191)} >複座式:素人向け、単座式:ベテラン向けってこと? それは戦闘機のものによる [[F-14]]とかF-4は最初から2人でやるようにできてるから1人ではできない [[F-15]]Dとかは1人でいいんだけど練習のためとかそういう理由により2人乗りになってたりする #right(){(105:195)} WW2直前~戦中 一時期双発大型戦闘機(ちょっと違うけど現代で言うところのマルチロールファイター)が流行った。 双発に複座で後ろの人は銃撃、通信、偵察とかのために乗ってた。 しかし鈍重で単発単座戦闘機に(昼間は)駆逐され、それ程活躍できなかった。 夜間戦闘機としては活躍した例も多い。この場合後ろの人はレーダー操作。当たり前だが現代のように 自動化されてないので操作専用の人が必要だった。 基本的にこの頃の複座戦闘機と単座戦闘機は「役割が違う」と思って欲しい。 WW2後~80年代まで ジェット化、レーダー・火器管制システムが高度に発達し、戦後は単座が主だったのが やっぱり後ろにもう一人欲しいよね。って話になって乗っけるようになる。>F-4ファントム 戦前・戦中の双発複座機と異なり、この頃はジェットエンジンのお陰で大型機のデメリットは薄まり 大きく重くても何とかなるようになったので、何でもこなせて沢山武器がつめる大型機ってのが 一つの方向性として認識されるようになった。 もちろん小型単座機がなくなったわけでは無い。>Mig-21とか この系統の集大成が[[F-15]]系統だといえるだろう。但し、[[F-15]]A./Cは高度な自動化によって 後ろの人が居なくても火器管制システムを扱えるようになっている。[[F-14]]は2人。 で、現代 [[F-15]]Eなんかは複座だが、コレは長距離対地攻撃時は忙しいので、もう一人居たほうが楽だから こうなってる。Su-34、F/A-18D/Fなんかもこの路線。 他の戦闘機は[[F-15]]Cのように高度に自動化されたシステムによって、一人でも何とかなるから 一人でやってる。別に素人向けとか玄人向けとかで決めてるわけじゃないよ。 特に今の戦闘機は、一機で何でもこなせる事が重要視されているので、対空戦闘では単座型 長距離侵攻には複座型なんて使い分けをしたりする。(もちろん訓練用も) かと言って単座型は長距離侵攻できない!なんて事は無いので注意。 #right(){(105:196)} **一番最初に実戦投入されたジェット戦闘機とその時期(戦争名)を教えてください 第二次大戦で、Me262 #right(){(105:232)} >Me262は戦闘機としてよりシェネル・ボンバーとしての実戦投入が先ではなかったかな? けれども結局はJV44で迎撃戦闘機となったし、その時期はミーティアよりも早い、はず。 #right(){(105:237)} Me262の実験戦闘機隊”EKdo262”が編成されたのが1943年12月。 ただし、装備の遅れから戦闘機隊としての体裁が整ったのはノルマンディ作戦のあたり。 初撃墜は44年7月26日のアルフレート・シュライバー少尉のモスキート偵察型の撃墜です。 (ただし、実際は8月8日のヨアヒム・ウェーバー少尉のモスキート偵察型の撃墜が最初のようです) 一方[[ヒトラー]]の命令により編成されたMe262爆撃隊はKG51「エーデルワイス」で、 44年6月から改編が始まりました。かろうじてMe262に習熟した少数の[[パイロット]]が ヴォルフガング・シェンク少佐隷下の"シェンク分遣隊"として7月にフランスに展開しました。 実戦参加はこの爆撃隊のほうが先でした。 #right(){(105:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **イラク軍が戦闘機を砂漠の砂の中に隠した事件があったが、あんな事して戦闘機は使えるのですか? 使えません。なぜあんなことをしたかについて、納得できる説明はまだだれもしておりません #right(){(105:513)} **イングリッシュ・エレクトリック ライトニングみたいな縦置き双発エンジンが流行らないのはなんででしょうか? >長所と短所を知りたいです。 >あと、イングリッシュ・エレクトリック ライトニングは同時期のものと比べてどのような特性の戦闘機でしたか? 搭載スペースが制限されるんですよ。 構造上中翼式にならざるを得ないんですが、そうなると期待底面に物が積めないんですね。 主翼下には脚がきますし、増槽は主翼上に追いやられています。 インテークの位置も制限されますし(ノーズに置くとレーダーが制限される)。 運動性能は悪くなかった様で、80年代まで現役で頑張ってましたよ。 #right(){(107:181)} [[エンジン]]の整備性は最悪です。 加速性能と高速性に優れたスポーツカーの様な機体。 航続性能極小。ウエポンシステム貧弱。 #right(){(107:182)} 元々、高速度実験機でしたからねえ→イングリッシュ・エレクトリック ライトニング 一応、戦闘機型の開発も視野に入れていたとはいえ・・・ ただ、速度、加速性能はさすがに80年代に入っても一級でしたが。 まあ、F-104と似た感じの機体ですかね。 #right(){(107:183)} まず、小型ターボジェットの双発機は大型ターボジェットの単発機より推力重量比の面で有利。 その上でライトニングは表面積と前方投影面積を減らしている。 当時、やや停滞気味の英国航空界がマッハ2の戦闘機を手に入れるための数少ない選択肢と言えます。 比較的長命だったのは優秀さ故と言うより台所事情などにもよります。 なお、片発停止した時の操縦のたやすさは良く知られています。 短所は、機内がジェットエンジンとエアトンネルに占められるので脚の搭載に困り、 翼下面に長い脚を収納したら兵装ステーションが付けられない。 #right(){(107:288)} ライトニングの場合、固定武装と燃料スペースにも窮して機体後部下面を膨らませたら エリアリールの具合がよろしくなったなんて話もあるな。 そんでも燃料足りないらしいけど。 あと、兵装ステーションを翼の上に付けると重心バランス、地上での搭載作業、 空気抵抗など、良いことは何もなくってことになります。 #right(){(107:289)} **戦闘機で使われる「engage」はどういう意味ですか? 「交戦」「交戦中」 交戦に入ったことを僚機や他の味方部隊へ通告 #right(){(108:949)} **戦闘機など、片方の翼が取れてしまったらもう操縦は絶望的になるのでしょうか。 片方の翼が取れるというのがどの程度の損傷を想定しているのかわかりませんが、 WW2のあたりで空中接触などで片方の翼を損傷した機体が帰還した例はあります。 ただ、フラップや補助翼などの動翼を失ってしまうと、操縦が非常に困難になり、 きりもみなど操縦不可能に至ります。生還より墜落の例のほうが多いのではないでしょうか。 #right(){(112:319)} [[イスラエル]]の[[F-15]]は片方の翼ほとんどなくなっても帰ってきたという話があったはず #right(){(112:320)} **ジェット戦闘機の燃料は灯油って本当ですか。 JET-A1はASTM D 1655で規格されているが こいつはほぼ灯油(引火点38℃以上、析出点-47℃以下) 酸化防止剤、氷結防止剤、腐食防止剤など添加 ただし脱硫処置とかの程度は不明(規格に無い) したがって、これを石油ストーブで燃やすと目がチカチカしてくるはず 米軍規格のジェット燃料は低揮発性ガソリン(ヘリとか)と灯油系(海軍機とか)がある こっちは詳しい人に任せた #right(){(112:625)} **戦闘機に装備されている機関砲は固定されてるのですか? 固定翼戦闘機の前方機銃は原則として固定です。 ただ、地上において多少の射角調節は可能です。 #right(){(112:806)} **「戦闘攻撃機」 戦闘も対地攻撃も両方できてお得なように思えるけど、戦闘機相手にどこまで戦えるのでせう? >相手の主力戦闘機とガチンコ勝負できるのでつか? 現在の戦闘攻撃機は、余剰パワーの有り余っている戦闘機に攻撃装備を付けたのや はじめからどちらもできるようにしたのとか 名前だけ”戦闘”が付いているのなどがありますので 物によりけりです #right(){(112:893)} F/A-18を主力戦闘機にしているところはいくつもありますし F/A-22ががちんこ勝負できないと言う人もいないでしょう。 一方、対地仕様のトーネードは苦戦するかも、ということで 名称だけではなんとも判断できません。 現代では足の長いミサイルと、それをちゃんと運用できる火器管制装置が ついているかどうかがまず問題であり、地上爆撃能力の有無は二の次です。 #right(){(112:system)} **無人戦闘機というのは遠隔操作になるだけなのか、漫画やアニメのように、自律行動を取れるようにするのでしょうか? 1950年代の終りから60年代初頭に掛けて、地対空ミサイルが究極的に発達するため、 戦闘機などは無用の長物だと言われた時代がありました。 これは米国の主張で、この考えを具体化したものとして、Boeing IM-99 Bomarcが開発 され、それを真に受けて、英国やカナダでは自国で開発していた戦闘機を中止、あるいは 縮小してしまいましたが、後にそのIM-99はとんだ食わせ物だったことが判り、英国は F-4Kを、カナダはCF-101を購入せざるを得なくなり、英米関係の緊張、カナダ内部の 政治問題と化しています。 この様に各国とも痛い目にあっているので、無人戦闘機で構成された飛行隊というのは かなりの確率で主流たり得ないのではないかと思います。 #right(){(113:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ジェット戦闘機がギリギリ通り抜けることが出来るような空洞に入り込んでまともに飛行することは可能なんでしょうか? 理論的には可能 実際はあり得ない #right(){(113:281)} ギリギリ通り抜けることが出来る、って質問自体が、 通り抜けられる余裕があると言う前提に立っているようにも受け取れるので、 そうだとしたら、質問自体が同語反復の気味があるな。 そうではなくて、戦闘機のシルエットのギリギリの大きさの空洞って事だったら、 [[パイロット]]の技量や心理以前に、気流の干渉で飛行は難しいだろうな。 #right(){(113:283)} 左右がぎりぎりなら、大丈夫の様な気もするが、 上下にぎりぎりだと、ピッチ周りの空力モーメントが変わるような気がする。 少なくとも誘導抵抗が減るだろうから、浮き上がりを防ぐためにかなりのピッチダウンをしないと天井にぶつかる。 ピッチダウンをすれば、全高以上の高さが必要になってやっぱり上下にこする気がする。 #right(){(113:284)} 少なくとも一機だけならともかく二機目が付いてきているなら 絶対に二機目は死ぬな。 #right(){(113:285)} **F-16やF-2は前輪を収納すると空気取り込み口を塞いでしまうように見えるのですが 塞がない #right(){(116:262)} 取り入れ口の中でこういう(これで解かるかな?)_/(前脚収納部)    ふうに曲がってるので大丈夫なのです。 #right(){(116:265)} **戦闘機が宇宙に行けるなんてありえませんよね? ジェットエンジンでは真空である宇宙空間での飛行はムリです。 #right(){(116:716)} ロシアでそういうツアーをやってるんだよ。 “Touch the Star”とか言ったかな。 成層圏までだけど。 #right(){(116:755)} **戦闘機の翼の先っぽについてる棒みたいなのはなんですか? 対気速度測定用のピトー管でしょう。機首につくこともあります。 余談 F-117はヨーに弱いので、機首に複数のピトー管をつけて 対気速度の差を検出し、ヨー対策をしているそうです。 #right(){(116:system)} それだけからはなんとも、もっと具体的に(画像でも示して)説明してくれんと・・・ 可能性が高いのは ・ミサイルのレールランチャー:F-16とか ・放電索(翼後縁) ・ピトー管:[[A-10]]とか ・マスバランス:MiG-25とか ・ECMアンテナ:タイフーンとか ・HFアンテナ:えーとあったかな?(w 色々あるのよ。 #right(){(116:728)} **エアショーで戦闘機が翼端やストレーキからヴェイパー曳いてますが、ヴェイパーはどういう原理で発生してるんですか? 断熱膨張 翼端やストレーキ部分では渦が出来て低圧部分ができます で、低圧下で空気中の水蒸気が飽和して、水滴(霧)となって可視状態になります 湿度が高い場合は翼の上面にも発生します ググって詳しいこと知ろうとするなら、「翼端渦 ボーテックス」のあたりの用語がイイかな #right(){(117:309)} **現代日本で新しい要撃戦闘機を採用するとしたら、最低限どのくらいの最大航続距離が求められるのか そりゃ、[[パイロット]]の体力が持つ限り(長い時間)飛んでいられれば、 ソレにこした事はないけれど。敵が来るのを見つけてから飛び立つより、 敵が来る方向で待機させてた方が即応性が増す。 千歳から那覇まで一度で飛べないのは困るから、フェリー航続距離が最低でも1500nm必要だと思われ。 #right(){(117:478)} **最大戦闘半径がどういう意味なのか分かりません >戦闘を行って帰ってこれる距離ということでしょうか その通り #right(){(117:450)} アフターバーナーを使用する条件、低空を飛行する条件、外部装備に爆弾などを装備するなど、 戦闘を行なう際に考慮される条件を混用した場合の航続性能です。 まぁ、当たらずとも遠からずでしょうか。 #right(){(117:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **戦闘機などが夜間訓練を行う場合は、赤色の信号灯だけを点灯して訓練を行うケースもあるのでしょうか? 左の翼端灯は赤と世界共通で決まっている。(右側は緑) だから単に機体を左側から見ていたので赤い翼端灯が見えただけ。 翼端灯を片方しかつけないなんて事はない。 #right(){(117:711)} **現代の戦闘機同士による空戦とはどんな感じのものなのでしょうか? >レーダーに先に捕らえたほうがミサイル先制で決着?ミサイルの射程が長い方の勝ち? >映画「トップガン」のような組んずほぐれつなドックファイトは架空のものなのでしょうか? 結論からいえば 書いてあることはほぼそのとおりです ただ >ミサイルの射程が長い方の勝ち? これは必ずしもそういうわけではないです 長距離ミサイルは機動性が悪いので一概に射程が長ければいいというものでもないのです #right(){(118:352)} いくらミサイルの射程が長くても、敵を発見、判別し、ミサイルに データを与えなければ撃ってもムダになるだけです。長射程ミサイルの 登場に伴って、母機の火器管制システムの能力がこれまでにも増して 重要視されています。また、敵のミサイルの射程内でも、発見されなければ 撃たれることはありません。そこでステルス性も同様に重視されています。 補足 現代空中戦の原則は次の一言に集約されています。 See first, shoot first. #right(){(118:system)} **製造中の戦闘機を見ると大部分が薄黄色なんですがあれは何の色ですか? さび止め用の塗料。亜鉛(ジンク)とクロムが使われているので、通称ジンクロ。 #right(){(118:642)} **F-15vsSu-27の模擬空戦なんていつやったんだ? インド空軍のSu-30(後ろの型番忘れたMKIか?)と米空の[[F-15]]Cだかが模擬空戦やったらしいよ (これが正解なら、米空のやつは垂直尾翼にAK入ってたからアラスカのやつだと思うが) #right(){(119:217)} 米軍が緻密なシミュレーションをした結果、 フランカーはイーグルを「ハメ」ることができるということがわかった。 っていう記事を読んだことがある。猛練習しなければできないとも書いてあったが。 #right(){(119:235)} ひとつはアメリカを親善訪問したSu-27が[[F-15]]を「撃墜した」というもの。 ロシア側は模擬空戦で勝った、と主張し、アメリカ側は単なる編隊飛行でじゃれ合っただけ、 本気ではないと主張しています。 ただ、その後アメリカ側がロシア側を訪問した際、ロシア側の模擬空戦の申し出をアメリカが断った (とロシア側関係者の話)ために、話はロシア有利に解釈されることが多いようです。 これはMilitary Technology誌に載っているはず。 もうひとつは米空軍のフライトシミュレーターで[[F-15]]がSu-27に連敗したこと。AWSTかなにかに (JDWにもかな)載ってました。 #right(){(119:system)} **ジョイスティックのような片手操作の操縦桿を使う戦闘機がありますが、このスティックが右側に付いていることが多いように思えます。 >右に配置するのはどのような理由が有るのですか? 普通右手で操縦する為 #right(){(119:416)} 世間では右利きが圧倒的に多いからだよ でも最近はHOTASとかいって左手で動かすスロットルレバーに 神経を使う細かい操作を必要とするスイッチをつけるのが なぜか流行しているんだな #right(){(119:429)} HOTASという字を見ても判るとおり、スティックにも既に付けれるだけスイッチ付けてるからだよ。 #right(){(119:432)} **戦闘機の飛行機雲ってどんな状況で出るんですか? 排気中の水蒸気が冷えると凝結して水滴、あるいは氷粒になって雲になる。 これは長い筋になって見えることが多い。 また、離着陸じや急旋回するときには、揚力係数を高くするので 翼面の気圧低下が大きくなり、断熱膨張による冷却で大気中の 水蒸気が凝結して雲というか霧のようなものが発生することがある。 これはそれほど長く残らないことが多い。 #right(){(119:856)} 戦闘機乗りは、上段のケースの、自機の雲も非常に嫌うらしい。 遠くからでも位置がばれるから、だそうな。 #right(){(119:857)} 膨張すれば温度は下がる。 高々度は気圧も気温も低いから条件はそろっている。 #right(){(119:860)} **戦闘機はよくいろんな社が競合して軍に採用されますが、採用されなかったら開発にかかった莫大な金額は泡と消えるのでしょうか。 開発開始段階である程度契約金というか、経費がもらえます。 時には完全に内部予算で企業が開発を行うこともあります。 その場合は、失敗したら、あるいは採用されなかったら丸損です。 競合開発で採用されなかった戦闘機はふつーそれで終わりです。 プロトタイプ作成から実用期量産までは長い道のりであり、 多額の費用と時間、人材を必要とします。 プロト飛ばしたからあとは簡単に作れる、などというものではありません。 補足 企業内ベンチャーのみで戦闘機丸ごとまではないと思います。 車両とか、一部機材ならあるんですが。 #right(){(120:system)} 相当昔ですが、第二次大戦前のイタリアや英国などでは自社開発の戦闘機というのが 結構ありました。 一応、自国空軍に売り込む為に製作されていますが、不採用に成った場合は、そのまま 自社に留め置いて、[[エンジン]]テストベッド、新装備などの実験機として使用するか、自家 用機にするか、はたまた、輸出用に国外に売り込むかの何れかを行なっています。 最終的に箸にも棒にもかからなければ、Scrapですが。 #right(){(120:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **戦闘機は何故、後方射撃装置ついてないの? 真後ろの軸線に入ったらそれだけで落ちるし #right(){(121:325)} 過去に後方射撃出来るように作った戦闘機が前しか撃てない戦闘機にボロボロにやられたから。 #right(){(121:327)} 後ろから追尾して狙って撃つのも大変なのに、うしろ向きに狙えるもんじゃ無い #right(){(121:328)} **推力偏向ノズルはアメリカの板可動式とロシアの軸対称推力偏向ノズルがありますけど、それぞれの長所、短所、優劣について教えてください。 大きな板を用いる「いわゆる2次元ノズル」(形状と機能を混同している雑誌記事が多い)は ・機構としてはシンプル ・重い ・推進効率が悪い ・空気抵抗も増える YF-22の開発段階で、このハンデのために性能要求が一部緩和されました。 AVEN(軸対称推力偏向ノズル)はロシアの独占物ではなくアメリカでもテストされており、 ・従来の軸対称面積可変ノズル+アルファ程度の機構で成立する ・軽い ・効率が良い(軸対称面積可変ノズルと同等) ・空気抵抗も小さい(軸対称可変面積ノズルと同等) 赤外ステルスの面でも得失があるはずですが、詳しい人に任せます。 #right(){(122:True/False ◆ItgMVQehA6)} **二次大戦頃のドッグファイトって後ろ取られたらほぼ負けみたいですけど >それならば後方に射撃して撃墜するという発想をした戦闘機はあったのですか? ありました。 [[イギリス]]の戦闘機で、ボールトンポール デファイアント というのと ブラックバーン ロック という戦闘機があります(詳しくは↑で検索して下さい 一見無敵そうですが、後方射撃用の砲塔と機銃手を乗せる分 重たく鈍重な飛行機になってしまい、空中戦に不利な飛行機となってしまったことと、 後ろや横に撃てる銃塔はあるけど前に打つ機銃を積んでいない・・・ という欠陥設計ですぐ引退しました。 #right(){(123:279)} 第二次世界大戦当時ですと、[[イギリス]]にボールトン・ポール・デファイアントという、 操縦席後方に回転銃座を備えた戦闘機が存在しました。 しかし回転銃座は機種方向への固定銃に比べて命中率が格段に悪く、 さらに銃座の重量によって機体の速度や運動性という戦闘機に不可欠な性能が低下したため、 空中戦ではあまり役に立ちませんでした。 もっとも、もともと速度も運動性も戦闘機に劣る爆撃機では、 回転銃座によって後方へ接近する戦闘機を攻撃することは、普通に行われていました。 #right(){(123:兄妹)} 確かに、普通の戦闘機は後ろを取られると激しく不利なのですが、 後ろ向きの兵装を装備するとその分大きく重い飛行機になってしまうので、 結局身軽な普通の戦闘機を相手にすると死角から攻撃されて一方的に撃墜されてしまいます。 それならば、余計な兵装を載せずにその分旋回や急上昇/急降下の能力を 向上させた方がずっと意味があります。 ということで、結局スタンダードなスタイルで性能の向上が追求されました。 #right(){(123:281)} **現代の戦闘機は、戦闘時に増槽を切り離すのは過去の話になったのですか んなわけない #right(){(124:69)} **単発エンジンの戦闘機が単発エンジンであるがゆえに墜落したという例はありますか? 質問の答えになっているのか微妙だが[[イスラエル]]の[[F-15]]で、 [[エンジン]]が片発停止、もう片方も推力が半分しか出なくなっちゃってかろうじて帰還・・・ という例があったような。 単発機だったら終わっていたと思うので、すくなくとも双発の方が生存性は高い、 という証明にはなっているかと。 #right(){(124:133)} 単純に単発が双発になれば・・の問題だけでもないんですけどね #right(){(124:135)} 逆の例で、[[F-14]]のように、左右の離れた双発[[エンジン]]ゆえに 片発停止→スピン→墜落という例があります。 #right(){(124:139)} **F-14 MIG-29 Su-27等がエンジンを離した配置なのはなぜですか? ファン[[エンジン]]は空気の乱れを嫌うので、できるだけインレットから[[エンジン]]までを一直線にしたかった>[[F-14]] カタラマカン形態による胴体での揚力発生と燃料搭載量の増大を期待した>Su-27 ツアギの指導に従った>MIG-29 #right(){(124:272)} あ、ボートテイル抵抗が減るって利点もあるな #right(){(124:273)} MIG-29はインレットに蓋がついてるから、やっぱ流入空気の乱れを嫌ったつー 意味もあるんじゃない? #right(){(124:274)} **F-15風MIG-31とか見たことないです、 >旧東側諸国にもモドキ塗装やハリボテを施した仮装敵部隊ってありますか? ミグ17のシルエットを機体に描いたA-4(米海軍)やミグ21のシルエットを描いた F-4(空自)などがありまして、これらはかなりの視覚効果があったと評価されています また、旧ソ連圏の基本的戦術は複数の迷彩塗装や無塗装機を同時運用することによって (ミグはイースターエッグのようにいろんな塗装がある)、 実際に何機が空戦エリアにいるか判別をしにくくするというやり方ですから、 それに慣れるという効能もあるのでしょう #right(){(124:344)} **戦闘機の調達価格にアビオニクスって含まれてるんですか? 含まれてる場合もあれば含まれてない場合もある。  例えば、 「アナタのところの中古旧式機安く譲ってください。電子機器は、こちらで新しいものに 積み替えますから」 なんて時はアビオニクス抜きの価格で買うし、 「最新型ください。明日から使える奴」 みたいな時は全部込みで買う(搭載するミサイルまで込みで買うことも) あと、 「機体本体はこれとして、電子機器はオプション扱いでグレードによって価格に差が ございますがどう致しますか?」 と購入時に選択させられる、なんてことも。 #right(){(126:442)} **ラスベガスの航空イベントに参加した米軍のF-16の機外に付けられていた、細い燃料タンク型の私物入れ(つまりトランク) >からパイロットが荷物をを取り出す写真が掲載されていました。 >そこで質問なんですが、こういう言わば戦闘機用のラゲッジスペースというのは >日本を始め他の国でも使われているんでしょうか? カーゴポッドは米軍、自衛隊を始め世界中で使ってる。 中古の燃料タンクを改造したものから 最初からそれ用に製造された正式装備品までいろいろ。 #right(){(126:419)} あ、あと「トラベリングポット」という言い方もあるな>カーゴポッド ぐぐってみなせぇ。 #right(){(126:420)} **日本のF-2や中国のSu-35はどの世代に属しますか? 別に確かな基準があって世代分けされているわけではないよ。 その時代ごとの運用・技術的トレンドをよく踏襲している機体のことを 便宜的に世代分けしています。だから微妙なところではよく人によって 世代分けが変わります。 [[F-2]]、Su-35ともにマルチロール化・グラスコクピット化のトレンドに 載っている設計なので、第四世代ということになるかな。同じカテゴリ にはEF2000、グリペン、ラファルなどが含まれると思います。 #right(){(127:521)} **現代のジェット戦闘機同士の戦いだとミサイルだけでほぼ決着がついてしまうんですか? 戦闘機同士が機銃を積んでいて、 ミサイルとて万能ではなく、 絶対ミサイルで撃墜できるとは言い切れない以上、 機銃を使った空戦はありうる。 #right(){(127:593)} **最近の戦闘機は真横から見るとへの字型になっているようですが、これは何故ですか? コックピットのキャノピーがでかいから #right(){(127:625)} 視界を十二分に確保するために上方に突出したキャノピー 高迎え角でも十分効かせるための大きな垂直尾翼 姿勢に関係なく十分に空気を取り入れるため、下方に大きな取り入れ口 それに続いて強力なエンジンとアフターバーナーを含むノズル部分 これらを無理なく合わせるとそのような形になるのではないかと。 機体前後方向中心に対し、前方は上にキャノピーが突出し、 後方は空気取り入れ口からノズルまでが下に付くという感じで。 詳しい方の突っ込み歓迎。 #right(){(127:system ◆systemVXQ2)} Su-27が「へ」に見える最大の理由はレンズ収差なんだけどね #right(){(127:625)} **電子戦能力ってどんな戦闘機が使えるんですか? ほとんどの戦闘機が使えるよ。 効果は無いとやばいが有るからといって安心は出来ない程度だ。 #right(){(127:706)} 電子戦装備を搭載した戦闘機が使えます。 装備は内蔵のこともあれば外装のこともあり、 同じF-16でも電子戦装備なしの機体もあればフル装備の機体もあります。 極論すればセスナにでも搭載すれば電子戦実行可能です。 実際には、搭載重量、機内とのインターフェースなどの点から不可能ですが。 確率はなんとも言えません。最新世代のミサイルに対しては効果が期待できない~予測できないでしょうし、 非常に古い世代のミサイルに対してはとても効くでしょう。 具体的なところは私が教えていただきたいぐらいです。 相手のミサイルの追尾プログラム、センサーの諸元が完全にわかっており、 十分に準備する時間があれば、非常に高い確率で妨害できるはずですが。 空対空ミサイルではありませんが、イスラエルがSA-2(だっけ)に対し 電子戦を行った際は実行後は被害が激減したと言われています。 ベトナムでもSA-2に対する電子戦は大変有効だったと聞いています。 とりあえず電子戦装備はそれ単体でも高価であり、しかも開発のためにデータ獲得、 プログラム開発や機体装備との物理的、空力的、電磁波的干渉の有無のチェック、 調整が必要ですから、大変高くつきます。 #right(){(127:system ◆systemVXQ2)} **今の戦闘機の機銃は何発位装填されていて何秒ほど撃てるのですか。 >実際に[[対空ミサイル]]でなく機銃で撃ち落した話はあるのですか。 100~1000発位、500前後が多い トリガー全開で1~5秒程度 ある #right(){(129:628)} 20ミリバルカンが主流の米軍スタイル(WW2から発射速度重視)と、 30ミリ機関砲メイン(破壊力重視)のヨーロッパではまるで違うんだよね。 また、同じヨーロッパでもロシアはまたちょっと違う。 中東戦争時代のイスラエルは、30mmアデン機関砲だけで大量撃墜したと主張してる。 ただ現代の、というと、そもそも大規模空中戦が行われてないからデータがない。 #right(){(129:629)} 米:M61Aバルカン砲  口径20ミリ  6,000発/秒 露:GSh-301機関砲  口径30ミリ   最大1,800発/秒 こうしてみると米方式が有利に見えるが、実際のところ 現代の航空機機関砲で重要なのは1秒間に発射できる弾丸の総重量。 M61A1バルカンの場合はたしかに最高で1000発/秒の発射速度を持つが、 バルカンの特性として、最高発射速度に達するまで多少時間がかかるため、 現実の空中射撃では100発/秒以下の数値しか出せないと言われている。 (現代の空中戦での射撃時間は、通常1秒以下で終わり、二度目はまずない) そして30ミリ機関砲弾は20ミリの約二倍の重量があるので、 現実に発射できる砲弾の重量には大差がない。 ちなみに射撃機会は何度もないので、何秒撃てるかはあまり重要ではない。 #right(){(129:637)}※発射速度を修正 ----

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