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F-X - (2011/07/16 (土) 21:35:16) のソース

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**ぶっちゃけ米国製兵器一本槍だった、日本がロシア戦闘機に切り替えた場合、後々運用などに問題が出る事とかはないのでしょうか?
当然出ます
フィンランドは長らく西側とソ連製の戦闘機の両方を採用していましたが
供給国とそれぞれ守秘義務協定を結ばされたために西側戦闘機を装備している部隊の隊員が、
ソ連製戦闘機の部隊と性能や戦術について話し合うことは禁止されていました
人事交流なんてもってのほかです
#right(){(39:921)}

**F-4EJはいつまでもつの? 
次期F-X選定候補の中からの絞込みは2010年。 
(2010年までにF-X候補が決まらなければ[[F-15J]]/DJの改修近代化計画を代替として開始) 
F-4EJ改はどれだけ持たせても2014年までに退役。 
#right{(空自次期主力戦闘機スレ490:ぬこ ◆T3E65tDKhc)}
**仮に日本が米国からF22を輸入又はライセンス生産の許可をえたとしても、フルスペックの性能は無理ですか?
現在のところ、[[F-22]]はすべての国に対して輸出が禁止されています。
仮に解禁されても、さまざまな部分で制限がかけられると思います(例えばAESAの通信・攻撃兵器としての使用)。

ライセンス生産はかなり不可能に近いでしょう。どうしても本質に近い部分の技術を教えねばなりませんから。
枢要部分は直輸で残りをライセンス、あるいはノックダウン(つまり組み立てのみ)の形が限界でしょう。

F-22に限らず、第5世代の戦闘機はステルス性のみならず、システムとしての統合性が要求されます。
このため制御ソフトの開発が機体のハード部分の開発と同じぐらい大変であり、それなしでは
本来の性能が発揮されないどころか、先日沖縄に派遣されたF-22のように目的地にたどり着くこともできません。

仮に完全な形の機体を輸入させてもらっても、ソフトウェアで機能を限定されてしまえば、
それを解除することは実際上不可能でしょう。リバースエンジニアリングなどできるレベルではありませんから。
そのような形で制限をかけての輸入、というのもあるかもしれません。でもさしあたりは輸出禁止。
#right{(358:291)}
**空自F-X選定の議論でF-15E等は「設計が古い」と言われてますが具体的に何を指しているのでしょうか?
ステルス性。
F-15に比べるとRCSが1/10とも1/100とも言われるF/A-18はAESA装備などによって
シビアな環境以外ではF-35と同等に使えると言われ、当分は金かけて改造、整備しながら
F-35と仲良く暮らしていきそう。

F-15もAESA改造されたものはあるが、本気で全部に装備していくつもりはなさそう。
やはり改造ではどうにもならないRCSのでかさが問題なんでしょう。

B-1なんかはB-1BになるときにRCSが1/10になったと言われるけど、
機体の形を見ると、そもそもそのような改造を意識した基本設計だったように思う。
#right{(353:195)}

**よく日本はグリペンを導入するべきって意見を見るんですが、実際使えるんですか? 

まったく使えません。 

日本の国土は細長くなっており、全国津々浦々に住民がいます。防空識別圏は洋上にも広がっており、 
カバーすべき領域は非常に広いものがあります。 
それを比較的少数の戦闘機でカバーしないといけない立場にあり、そのため事実上、戦闘行動半径の 
大きい戦闘機しか選択肢はありません。 

グリペンが「高速道路などでも運用可能」とは言われますが、単に高速道路があればよいと言うもの 
ではありません。「いざというとき簡易空港に出来るような高速道路」が前提ですし、そもそも各地に 
燃料弾薬の補給と簡易整備が出来る程度の支援体制を整備する必要も出てきます。 
ガソリンスタンドで給油するわけにもいきませんから。 

空自の戦闘機保有枠が何かの手違いで大幅に増え、予算と人員が空から降って来て、国土交通省他の 
最優先事項が国防になる、くらいの勢いがないとグリペンを主力戦闘機にするのは無理です。 
#right(){(472:864)}
**F-15シリーズではフランカーに対抗できませんか?
RCSの低さで現代戦で対抗できないとWikipediaに勝手に書かれてますが、 
F-15FXなどの4.5世代(4.75世代)は電子機器が最重要で次点で機動性。 
5世代未満の範中ではRCSの差など気休め程度。 
F-15FXを相手にした場合、レーダー内臓高出力マイクロ波EAの効果で、 
100Km先からミサイルの誘導機能を無力化された後に、 
ロックオンまで他機にデータリンクして貰える能力によって捕捉して来た対象とは、 
全く違う位置からミサイルを飛ばすことが可能で、 
相手側は回避運動を取る暇が無く撃墜される。 
F-15FXは下手すると電子機器が低質な[[ステルス機]]にも勝てるかもしれない代物。 
シンガポールや韓国とは違って日本はAWACSによる防空体制があるので尚更。 
(F-22とF-35は極めて高質ですが) 
#right{(空自次期主力戦闘機スレ488:ぬこ ◆T3E65tDKhc)}
**F-Xですがタイフーンの可能性はありますか?
BAEはトランシェ3を日本に提案はしてますけども、 
未だ開発途中どころか開発開始の目処すら立ってないトランシェ3は、 
日本がF-X導入の目安となる2010年までに間に合う可能性はまずゼロ。 
ただでさえこの手の世代で最も重要になる電子機器に関しても、 
EF-2000はプレナーアレイ式でアメリカ製のF-15FXのAESAに大幅に劣ります。 
ラ国できるなどの利点を除けば、 
アメリカ製から欧州製わざわざ乗り換える程の性能をEF-2000は持っていないので、 
EF-2000が選ばれる可能性はF-22の輸出許可並みに低いかと思います。
#right{(空自次期主力戦闘機スレ487:ぬこ ◆T3E65tDKhc)}
**F-35を採用した際の他機種に比べての利点ってどうなん? 
>ゼロ、だとは思えないが 
ステルスって時点で周辺国の主力機を凌駕できます。 
同じ候補機のF-22も同じステルス機ですが、 
F-22は制空戦闘能力に片寄りすぎているのに対して、 
F-35対地・対艦攻撃能力が可能なためF-22よりマルチロール性が遥かに高い。 
[[エンジン]]能力もF-35は単発ながら、同じ候補機で双発のEF-2000、F-18E/Fに匹敵。 
F-16やF/A-18と同等の価格で諸外国に提供でき、維持・整備費などの費用は、より安価になる。
(現在は価格高騰だけども) 
#right{(空自次期主力戦闘機スレ488:ぬこ ◆T3E65tDKhc)}
**ラファールは価格安いし良いと思うんだが 
>フランスがラ国駄目、自国製ミサイルじゃないと駄目と色々条件ウルサイけど 
確かに台湾のミラージュ2000-5の例もありますけども、 
防衛省がもし今、ラファールをF-X候補内に再び入れて、 
それをダッソー社に伝えたとすれば喜んでダッソー社側はラ国を許可するでしょう。 
元々ダッソーがラファールを[[日本側]]に提案しなかったのは採用の可能性が皆無と判断したからで、 
F-22に固執していた日本が今さらラファールをF-X候補に入れるということは、 
ダッソーも本気で日本がラファールを採用する気が少なからずあるのだと思うはずです。 
また戦後米国製の主力戦闘機しか運用した事が無い日本が初のフランス製を採用して、 
日本に市場が築けるという事はこれはダッソーにとっては千載一遇の大チャンスです。 
そしてダッソーもラファールを日本側に採用してもらうためには、 
ライバルであるBAEのEF-2000よりも好条件の提示を出す事が最低限の条件であると、 
自覚するはずです。 
韓国のF-XⅡ(韓国第2次戦闘機計画)の際にもフランス側は韓国に、 
中距離ミサイル技術と電子戦装備だけでなく生産技術の一部までも、 
韓国に提供する事を提案していました。 
日本ならばラ国+過去に韓国に提示された条件、またはそれ以上の好条件を、 
引き出せる可能性があります。 
#right{(空自次期主力戦闘機スレ488:ぬこ ◆T3E65tDKhc)}
**F-35Bだろう、戦争になったら滑走路はほとんど使えなくなるからね。
さすがにその意見には無理があると思いますけどね・・。  
私はF-XにF-35は支持してません(ていうか嫌い)けども、 
F-35Bは多様な空港やヘリポートなどを使用できるので、 
島嶼などにある既存の空港などを海上警戒時に於いて一時利用が出来るなど、 
F-35A/Cに比べ航続距離の不利をカバーできる利点もあるので、 
離島などの哨戒活動には効果的。 
>ヘリポートは着陸時しか使えなくない? 
リフトファンがあるとはいえ、 
多少の耐熱・耐衝撃補強などのアタッチメントは必要でしょうね。 
>島嶼防衛用にはV-22オスプレイを押したいんだけど.空戦は無理だろうが。。。 
アレは戦術輸送機の一種ですけども、 
ハリヤーの替わりにV-22オスプレイにレーダーを搭載して、 
長距離ミサイルで迎撃する構想もあったはず・・・。 
たださすがに戦闘機相手にはあまりに厳しいと思うので、 
F-35Bしかないかなぁと思います・・。 
(あくまで戦闘はさせずに島嶼哨戒に徹して配備するのならば良いかも?) 
#right{(次期F-Xについて考えるスレ26:ぬこ ◆T3E65tDKhc)}
**F-2を何とか有効に活用できないか
[[F-2]]は迎撃任務を主任務としない支援戦闘機なんですけども、 
増大し続ける周辺国の脅威と日本独特の防衛環境に起因する現実的要請から、 
F-2を本格的なマルチロール機に改修する動きが出ていますね。 
2010年にはF-2にはとうとうAAM4が搭載予定らしいです。 
AIM-120やR-77等といったミサイルと比較して優れた射程距離、追尾・撃破性能、 
ECCM性能を持つとされていて、 
巡航ミサイルへの高水準な対処能力も可能とされるこの兵装を装備した事によって、 
F-2の要撃能力は格段に高くなりますから期待できそうですね
#right{(空自次期主力戦闘機スレ490:ぬこ ◆T3E65tDKhc)}
**米軍のシステムとの相性は、ラファールよりもタイフーンの方が良いの?
単に米軍のシステムと言われても「?」だけども、 
フランスのラファールは既に米軍の指揮下でアフガニスタン侵攻支援のために、 
偵察・空爆を140回以上行っているという実績があり、 
これはラファールが米軍のシステムとの相性の良さの表れである事が見て取れると思います。 
一方EF-2000はというと、NATO規格色がラファールより濃いといえども、 
米軍と共同もしくは米軍指揮下において実戦を行って事が無いので、 
そのシステムとの相性は疑問があります。 
どちらにしろ個人的にはラファール、EF-2000は米軍とのシステムとの運用能力に関しては、 
同程度だと思います。 
ただ実績に関しては圧倒的にラファールが有利。 
#right{(空自次期主力戦闘機スレ491:ぬこ ◆T3E65tDKhc)}

**F-XでF18スーパーホーネットを導入して、ひゅうが級DDHに搭載出来ませんか?
到底不可能です。 
そもそも軽空母って言ったら、普通そこで運用されるのはSTOVL機やVTOL機やヘリです。
>強襲用攻撃ヘリまたはF35を搭載することは出来ますか?
ひゅうが型護衛艦はMH-53E(最大離陸重量73,500lb)が搭載できるように設計しているので、
F-35B(最大離陸重量60,000lb)は「搭載」は可能です。

運用は多分無理でしょう。F-35Bのサイズに対して排水量が小さいため、
運用できてせいぜい数機が限度。あまり意味はありません。
#right(){(戦争板初質1:354、358)}
**第3次F-Xも結構迷っていたらしいですが、何故迷っていたんですか? 
>素人目に見ても、F-15Jのラ国一択だと思うのですが。 
制服としてはF-15一択でも、業者や政治家にとってはそうではないから。 

だから選定作業に横槍が入らないように粛々とやって、反論させないだけの 
論拠を時間をかけて準備して、ひっくり返されない時期に叩き付けた。 

F-15対[[F-14]]の選定と言う意味では、直前に帝政[[イラン]]が「国王の鶴の一声」 
でF-14になっていたし、鶴の一声で状況が変わるというのはF-100Jを80機 
生産する計画が「戦闘爆撃機」という単語に反応した岸によって吹き飛ばさ 
れたし、F-104も一時期スーパータイガーなんて試作機も存在しない戦闘機 
に内定を掻っ攫われたわけだし。 
#right(){(654:117-133)}
**1969年のFX選定について教えて下さい。 
>ネットで見つかる文書には、F-4E、F-111、CL-1010-2、F-5、P-530、
>ミラージュF1、サーブ37ビゲン、BACライトニング、SEPECATジャギュア、リパブリックF-105、YA-12 
>と、候補機が随分多いのですが、全部本当に候補として調査をしたのでしょうか? 
1969年当時の航空情報辺り、結構詳しく掲載されていたかと思います。 

候補については自薦、他薦ありますが、大抵の場合、商社経由の売り込みが 
多いです。 
ですから、最初に一次審査として書類選考、そして二次審査で機体実地見聞という 
流れだったかと。 

候補機としては欧州、米国の現用戦闘機もしくは実用が近い機体をピックアップして 
います。 

Lockheed CL-1010-2は丸紅が組んで推していたもので(F-4は日商)、イタリア空軍が 
採用したF-104Sに近いものです。 
YA-12は本当に候補なのか、怪しい所があります(ソースを明示頂ければ)。 
それが事実なら、Lockheed SR-71の戦闘機型になりますけど。 

漏れの記憶している範囲では、1969年のFX選定では、F-4E、F-111、CL-1010-2、F-5E、 
ミラージュF1、サーブ37ビゲン、ライトニングまでだったはずなのですが。 

余談ですが、1968年に発行された航空情報臨時増刊「世界のジェット戦闘機」には、 
日商航空機部と丸紅の広告が掲載されています。 

曰く、F-4Phantomは、「リーチ(レーダー)、パンチ(ミサイル)、スタミナ(コンバット・ 
タイム)、ガード(マニューバビリティ)の四拍子揃った全天候要撃戦闘機」という 
キャッチが付いています。 

片やCL-1010は、「日本の第一線防空のための最新型高性能戦闘機」とキャッチが 
付いており、以下、 
 ●敵の驚異により敏速に対処する為スピードは音速の2.4倍に増大、加速性、上昇率共に向上 
 ●最新のソリッドステート、超小型火器管制装置ナサールの装備で探知能力と信頼性が大幅に増大 
 ●スパロウIII、サイドワインダーの両ミサイルとM61バルカン砲の使用で火力も著しく増大 

 国家経済性…現存の生産設備と体制をそのまま活用できます 
 防衛力の信頼性…世界最高のF-104J飛行安全記録を更に高められます 
 防衛体制の充実…[[航空自衛隊]]の現用機材運用技術と訓練、整備、補給能力を最大限に 
             活用でき、国家経済に寄与します。 

という宣伝文句が書かれていました。
#right(){(156:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
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