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Uボート - (2012/09/13 (木) 00:09:52) のソース

#CONTENTS
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**Uボートに書いてある魚のようなノコギリザメのようなマークについて知ってる方おしえてください
Uボートの所属する潜水戦隊のマーク、あるいは個々の艦のマスコットとして描かれたものです。

たとえば、北フランスに展開していた第9潜水戦隊などは同じようにノコギリエイをマスコットとして描いていました。
#right(){(7:246)}
**Uボートってまだ残ってます?
シカゴの博物館に米軍に捕獲されたU-505が展示されてます(屋外)。
以前に見た番組ではU-505の元艦長と捕獲したハンターキラーグループの
指揮官が戦後数十年を経て艦上を見学して談笑してました。
ひょっとしたら乗れるかも...
#right(){(20:@潜 ★)}

**映画『Uボート』で水圧で船体のリベットがはじけ飛んでいましたが、Uボートは電気熔接のはずです。
>あの描写は何だったのでしょうか。
飛んでいたのは船体のリベットではなく、
内部を通る注排水用パイプを留めるボルト
だったと記憶していますが…。 
#right(){(53:449)}
そのことは映画公開時から話題になりました。
原作ではリベットが飛ぶ、という描写はありません。
つまり、映画制作時に付け加えられた創作シーンです。
#right(){(53:464)}

**UボートXXI型の戦果が全く無い理由
>ある本では油圧関係のトラブル頻発が原因としてあげられていますが
>100隻も竣工したのにこれほどまでスカなのは他にも原因があるんでしょうか?
テスト及び乗員育成のため時間を食った。
まったくの新型艦である為、まず公試運転に長い時間を費やして、欠陥や不具合を洗い出さねばなりません。
次に、やはり新型艦のために、艦長から末端の水兵までに至る全乗員の訓練に時間がかかります。
旧来型のボートであれば、乗員を新兵半分熟練半分にして、訓練期間の大幅な短縮が見込めますが、新型ではそれが出来ません。
加えて、戦争末期であり連合国側の対潜戦力が非常に充実していたため、活躍の余地がほとんどなかったことも考えると良い。
#right(){(356:265)}
**XXI型がUボートが本格稼動してたら英米海軍の対潜部隊は太刀打ちできなかったと聞きますが、潜水艦の水中速度が格段に速くなったというだけでそんなに問題なんですか? 
1.大抵の護衛艦より足が速い 
2.21型を追跡可能な速度では当時のソナーは雑音だらけで探知できない 

つまり従来の積極的な対潜戦術がほとんど使えなくなったのです。 
たまたま探知範囲に21型が入ってくれば捕捉できるけど高速で逃げられたらすぐに探知範囲外に逃げられてしまう、 
追跡するために速度を上げたら今度はソナー性能の限界で探知できなくなってしまう。 
これは事実上、21型を捕捉可能な範囲が従来のUボートよりはるかに狭くなったことを意味します。 
言ってみれば英対潜部隊と独Uボートの力関係が開戦当初に戻されたようなものです。 
この時期もUボートは撃沈されてましたが損害を補って余りある戦果を挙げてましたね? 
あの悪夢が再来することを意味したわけです。 
#right(){(580:637)}
**映画「Uボート」見て、食糧管理がずいぶんとずさんじゃないですか?
>艦内は狭いから寝床にまで食品がぶらさがっているのは分るけど、乗組員に「好きなようにつまんでね」っていってるみたいだし。 
そのとおりです。あれは好きにつまんでいいんです。 
パンやハムなど非戦闘時に各自が食べることを許されていました。 

U-bortに関しても、あの積み込みにはコツがあって、早めに消費する生鮮食品を 
取り出しやすい場所に置き、保存の利く缶詰等を奥にしまっていきます。 
積み込み方を間違えると同じようなものばかり食べる破目になるため、補給担当は 
積み込み方に気を使っていました。 
潜水艦の乗員に対しては考えられる限り最も上質の食事が提供されます。 
積み込んだ食料は1~2ヶ月の航海を行う量としては十分でしたが、やはり 
航海が長引くと缶詰ばかりになってしまいました。 
#right(){(125:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**ドイツが1944年 アスディック対策に潜航中のUボートから科学的に気泡を出す装置をカプセルから発射する「ボールド」を発明したが、実際にUボートに搭載されたのですか? 
搭載された艦もありましたが、当時潜水艦攻撃は現代のホーミング魚雷と違って 
44年からは、ヘッジホッグ攻撃(探知したU艦に150~200m範囲のモンロー効果の爆弾攻撃) 
を米英駆逐艦、コルベット艦は行なってます。音響魚雷も両陣営ありましたが、 
数が少なく性能も低いのであまり使われなかったようです。ですからデコイ等はほとんど使われてません。 
Uボートの損失は従来の爆雷攻撃、ヘッジホッグの組み合わせ、また浮上中の航空攻撃が多いようです。 
XXI型についてはシュノーケルが発見されても潜航すれば水中16ノットという速さで逃げ切る事が可能です。 
当時連合軍はシュノーケルを捕捉できる3センチ波長のソナーを、もってましたが敏感すぎるため、コルベット艦は 
ソナー探知の為低速でしか速度をだせず、XXIはその間に逃げ切れたようです。 
シュネー少佐のU2511が実証しています。彼は降伏直後、連合軍艦隊に模擬攻撃を仕掛け 
まったく発見されず離脱してます。
#right(){(134:857)}
**Uボートの無線を探知するハフ=ダフという連合軍の装置があったそうですが、これに対してドイツ海軍は対策を立てられなかったのでしょうか? 
基本的にドイツ海軍の首脳は、HF/DF装置があることは知っていましたが、 
その装置は地上設置であり、艦艇に装備しているとは思いもよりませんでした。 

また、送信時間が20秒あれば、位置が特定できるというのも知りませんでした。 

このため、通信は出来るだけ控える命令は出されていましたが、一方で、彼らは 
艦の状態、位置、状況を絶えず、詳細に報告する様に求めてもいました。 

しかし、戦争が続くにつれて、こう言った楽観的な考えは影を潜め、出撃から帰投 
まで艦長は一切の通信をしなくなります。 
こうしたものの対抗手段として、手動でのキー打鍵を中止し、機械式の打鍵を試み 
ました。 
KZG44/2 Kurierがそれで、7文字を0.4秒と言う時間でバースト送信し、同時に送信時の 
周波数を継続連鎖的に変えるものです。 
この装置は、1944年中頃に実用化され、約20隻に搭載されました。 

また、敗戦時試験中でしたが、使い捨て交信ブイ(記録装置と送信機、時限信管を持つ 
もので、予め艦内で電文を入れておき、送信周波数と送信開始時間を設定、洋上で事前 
設定の遅延時間を待ち、該当時間が来たら報告を送信、自動で海没するもの)というのも 
考えられていました。 
#right(){(140:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}

**なぜ大戦中のドイツはXXI型潜水艦をもっと早く開発しなかったんでしょう?
>複殻構造も、大容量のバッテリーも、大馬力のモーターも、シュノーケルも、それほど画期的なアイデアとも思えません。
大戦前期、連合国の機体が効果的なエアカバーを提供しない時期では、 
Uボートは潜航より浮上航行の時間の方が多かったため、水中を高速で 
航行する潜水艦なんてのは必要なかった訳で。 

それと蓄電池の大容量化は、即ちセル数の多さに繋がります。 
しかし、電池工場は国内に二カ所、それでは足りずに更に二カ所追加で 
新工場を建設しますが、軍需省の優先度が低く、なかなか稼働に至って 
なかったり。 

シュノーケルにしても、オランダが実用化したのは、[[エンジン]]に直結する 
複雑な構造だった訳で…ちなみに、XXI型のディーゼルは空気容量が、 
4,700立方メートルも必要だ、と。 
ついでに、これを動かすと聴音機が使えないし、潜航状態が長引くと電装品 
がやられたり、使用中は最高速度が6ノットで、それ以上だと潜望鏡が振動 
で見れなくなると。 
#right(){(143:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}

**XXI型は水中高速艦などと言われていることが多いですが、実際ドイツはXXIをどんな風に運用するつもりだったんですか? 
IXcの後継となる遠距離作戦用攻撃潜水艦として使用する予定でした。 

1942年より徐々に連合軍が航空機の傘に依って対潜作戦を確立し始め、ドイツ海軍としては 
これに対抗するために、在来Uボートの対空火器増強を行ないますが、焼け石に水であり、しかも、 
それらの兵装は水中機動の妨げとなり、遂には水上戦を放棄し、水中性能の向上に活路を見出す 
ことになります。 

当初はワルター機関を有するXVIIIの開発が提案されましたが、流石に冒険が多く、オーソドックスな 
駆動系を持つ潜水艦として開発されたのがXXIです。 
#right(){(148:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}

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