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西欧諸国 - (2019/02/21 (木) 00:09:42) の1つ前との変更点

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#contents ---- **かつて日本の同盟国で敗戦国のドイツには、なぜ軍隊が残っているのでしょうか? 敵国にもろ隣接してるからでしょ。徴兵制なのも同じ理由からだと思う。 真の平和の為には、軍隊みたいなものは有る程度必要だと思うよ・・・・。 #right(){(自衛隊板初質スレ12:13)} **GSG9のベレー帽ってどんなときに使うんですか? 作戦時は西独空挺部隊用標準ヘルメットを使用します 訓練時は判りません ただ、軍隊、警察の類は服装に関する規定が五月蝿いので殆んど常時被っているのではないでしょうか #right(){(5:231)} **ドイツがアフガンに連邦軍を派遣した場合、それは、ドイツアフガン軍団(DAK)と呼ばれちゃうんでしょうか? 極めて長期かつ独立的に作戦を遂行しない限り、それはないと思われ。 要するに、新しい方面軍を編組するようなものだから。 #right(){(9:ミリ屋哲 ◆ZIX.r92I)} **知り合いのアメリカ人(在ストックホルム米あたっしぇ)が「スウェーデンは核武装している、そんなの常識」と言ってるのですが、本当なのでしょうか? スウェーデンが核武装するデメリットが大きすぎるので、おそらくはジョーク だったのだと思います。 しかし、スウェーデンは冷戦の初期に核武装を真剣に考慮・・・どころか、 実際に核兵器の開発に手を染めていたとも言われます。或いはそのことを踏まえて 出た発言かも知れません。 #right(){(10:664)} **軍事的にいって、イタリアの兵器って故障しやすいの? イタリア物、装甲車だけかと思ってたら、練習機、ミサイルから電子兵装まで けっこういけてるみたいです。ただ、基本的にあまり重いもの、最高の物は 難しいような気がします。 #right(){(11:279)} **独逸空軍はルフトヴァッフェですよね?で、陸軍と海軍の呼称が分かりません。教えて頂きたい。 陸軍:へーア 海軍:クリーグスマリーネ 綴りは陸軍が「Heer」で、海軍が「Kriegsmarine」。 #right(){(16:761)} **廃兵ってまだあるんですか? アンヴァリッド廃兵院( Hotel des Invalides )のことですか? もとはルイ14世の命により立てられた傷病兵の為の看護・生活施設で 今では壮大な軍事博物館になっています。 なお軍隊の病院としての機能は別棟ながら今日でも維持されているそうです。 単に廃兵のことなら、戦後は廃兵とは言わず傷痍軍人と言うのが一般的ですよ。 戦傷病者遺族等援護法に基づき戦傷病者手帳が交付され、療養ほか各種給付が 現在でも行われています。 #right(){(29:名無し軍曹)} **降下猟兵って何ですか? ドイツ空挺部隊 #right(){(29:587)} **スペイン海軍がどういう規模・どういう範囲での作戦活動を前提とした軍隊なのかを知らないのですが スペイン海軍は南欧でも有力な海軍の一つです。 AV-8Bを運用するSCS構想に準じて建造されたVTOL空母も保有しています。 #right(){(44:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **世界三番目のイージス保有国がなんでスペイン? 軽空母の直衛用でしょ。 #right(){(44:648)} **戦前のスウェーデンの造船能力はどのくらいの物だったんですか? >海防戦艦なんかは自前で造っていたんですか? 自前建造です。コックムス造船所などは潜水艦建造で今でも有名ですよね。 スベリーゲSverigeなどは北欧四カ国の海防戦艦の中でも最大の排水量 (満載排水量8,000㌧)であるなど、近隣諸国でも高レベルの造艦能力を有していたと思われます。 #right(){(55:名無し軍曹)} どのくらいというのが具体的にナニを指すのかイマイチ不明ですが、 海防戦艦、巡洋艦、駆逐艦、潜水艦に至るまで、国産化しています。 兵器についても、ボフォースを始めとする砲や対潜ロケットも国産化しています。 また、SAABなどが対艦ミサイルも開発しています。 #right(){(55:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ドイツが東西合併したとき東側が持っていた武器や諜報網といった物はどうなったんですか 東ドイツの武器は規格に合わないのでそこら中に叩き売った。(フィンランド・スウェーデンなど) 秘密警察関係の連中はみんな強制退役。 #right(){(57:48)} **スイスの一般家庭に国から支給されたライフルが置いてあって、弾は缶に入って密封されているのでしょうか? スイスは一般家庭に銃器から装備一式まで支給されています。 現在でもそれは変らないはずです。 #right(){(59:523)} **フランコスペインは戦後の冷戦構造の中ではどちら陣営から武器を買っていたのですか? 第二次大戦終了直後は、独裁国家と言うことで、何処も相手にしませんでしたが、 イタリア、ギリシャ、フランス等で共産勢力の浸透が表面化し、冷戦構造が出来て来ますと、 欧州の西の端で地中海を抑え、またカナリア諸島など大西洋に拠点を有するスペインの地位は大きく、 米国を中心とした西側諸国がこぞって、武器を供給しています。 #right(){(67:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} スペインは西側です。 #right(){(67:18)} **17世紀末から18世紀くらいに、イギリス海軍や陸軍が使っていたイギリス国旗というのは、今の英国国旗と同じなのでしょうか? Union Jackは1606/4/12のJamesIの勅状で成立したものです。 これには、以下のように書かれています。 「海上航行に於いて、南ブリテン(イングランド)と北ブリテン(スコットランド)の余が 臣民の間にその使用する旗について相違があり、それによって今後係争が発生す るのを避けるため、余が枢密院の助言に基づき、以下のごとく定むるものとする。 自今Great Britainの諸島ならびに王国に所属する余が臣民に於いては、そのメイントップ に赤い十字、所謂Saint George Crossと、白い十字、所謂Saint Andrew Crossを、紋章官の 作成する形に従って組み合わせた物を掲げる物とする」 これで作成されたUnion Jackは、今の英国国旗にある赤い×十字はありません。 この赤いX十字は、アイルランドを表していますが、 17世紀にはアイルランドは別世界だったので適用されませんでした。 ちなみに、Cromwellの共和制時代は、それが消えたりしています。 補足ですが、 1606年以前は艦尾とメイントップには各国(イングランド、スコットランド)の旗が掲揚されていました。 1606/4/27~1634/5/5までは、ForeMastに白地に赤十字(Saint George)、Main MastにUnion Jack、 艦尾に赤地に白地で赤いSaint George Crossのカントン(旗の右上1/4に付けられたデザイン)でした。 1634/5/5~1649/2/23、1660/5/5~1702/2/5、1702/5/6~1707/7/28までは、艦首に、 Union Jack、艦尾に青地に白地で赤いSaint George Crossのカントンでした。 1649/2/23~3/5には艦首が白地に赤十字のSaint George Crossとなり、艦尾は、赤地に 白地で赤いSaint George Crossのカントンに戻りました。 1649/3/5~1648/5/18には共和制のため、艦首はSaint George Crossとアイルランドの 青地に金色の竪琴が半分ずつ描かれたものとなりました(艦尾は同じ)。 1658/5/18~1660/5/5には、艦首のそれは再びUnion Jackになりましたが、中心部に、 アイルランドの青地の楯に金色の竪琴が加わっています。 1702/2/5~5/6にはアイルランドの竪琴が取り払われ、艦尾の旗が変わって、赤白赤の 横三色旗に一番上の赤地に小さなSaint George Crossのカントンが付きました。 1707/7/28~1801/1/1になって、艦尾の旗がまた代わり、赤地一色にカントンがUnion Jack となっています。 1801/1/1~1864/7/9までは、艦首旗は現在の赤いX十字が付いたUnion Jackとなり、 艦尾は赤地旗が用いられ、1864/7/9~は艦尾旗は白地に赤十字でUnion Jackのカントン という、White Ensignになって、現在に至っています。 #right(){(68:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **スイスって国連に加盟して永世中立国じゃなくなったのかな? >平時下にはどことも同盟しないってのが中立国の条件だったっけ 別に国連に加盟したからと言って永世中立国で無くなる訳ではありません。 が、可成り難しい問題ではあります。 国際法上は、中立とは、非戦争当事国が交戦国に対して有する国際法上の地位を言います。 中立は交戦国に対して黙認義務と公平義務を負うこととなります。 そして、上記の中立概念を基本とし、条約の他の締約国も当該国の領土と政治的独立を尊重し、 その地位を保証する義務を負う場合、その国を永世中立国と呼びます。 永世中立国は、一般の国家とは異なり、特別の国際法上の義務を負います。 平時から第三国間に発生する戦争に際して中立法規の恐れのある連携関係―同盟や相互安全 保障条約など―への不参加や、さらに許容される一切の自国の領土保全の自衛防衛義務です。 中立は戦争当事国になる事を拒否する概念ではありません。 ただ、国連加盟により、国連が行使できる集団安全保障に加盟国は拘束されるため、その辺で 中立とは相容れない状況になり得ます。 とは言え、今のところ、各国が「Swissは永世中立国」という認識を持つ限り、 永世中立国であると言えるでしょう。 #right(){(79:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **旧東ドイツ軍の戦車や戦闘機って、ドイツ国防軍でも使用されていたのでしょうか? T-72は安全基準に満たなかったので全部スクラップ。 Mig29もスクラップの予定だったが性能を買われてしばらく制式にあった #right(){(91:188)} 少数だが教育及び研究用に保管されてます。 #right(){(91:189)} >アグレッサー用としてアメリカに売っちゃうという手はなかったのかな。 冷戦終結後に米軍のアグレッサー部隊は急速に縮小されていますので、 わざわざMiGを購入して部隊を編成するのは無理だったと思います。 ちなみにMiG-29なら米国はモルドバから21機一まとめに購入ましたが、全く使用しなかったみたいです。 なぜ購入したかというと、いわゆる「ならず者国家」に渡るのを防ぐためだったとか。 #right(){(91:193)} MiG-29Gの売却先はポーランドですよ。 #right(){(91:206)} **スペイン内戦について質問です。 >海軍が政府側についたため、フランコは軍をドイツの輸送機を使ってモロッコから本土に上陸させてますが、 >空軍も政府政府側につき、制空権を相手に握られていた状況でなぜ可能だったのですか? 誤解をなさってますが、スペイン内戦では陸、海、空軍すべてが フランコ側、政府側に分裂しています。 だいたい、兵が政府支持、士官がフランコ支持で 空軍は機体の大半と整備員を政府側がおさえましたが パイロットのほとんどはフランコにつき、内戦におけるスペイン人エースも 大多数がフランコ側でした。 政府側は一からパイロットを集める必要があり、のちに各国からの義勇パイロットや ソビエト人パイロットにたよることになります。 海軍も水兵が政府側、士官がフランコ側が多く いくつかの艦船は水兵が士官を殺害して政府側につきましたが、 フランコ側もエル・フェロル軍港と重巡「バレシアス」「カナリアス」2隻をおさえました。 > フランコは軍をドイツの輸送機を使ってモロッコから本土に上陸させてますが、 制海権が政府に奪われたわけではなく、フランコ支持派だったモロッコ駐留軍を 急いで本土に呼び戻し戦況を有利にしたかったわけです。 #right(){(91:729)} **バチカン市国にはローマ法皇直属の軍隊が居ると聞いたんですが本当でつか? バチカン市国には軍は存在せず、スイス衛兵が法王身辺と法王室を、 市国警察がその他の警備に当たることになっています。 あの特徴的な制服はミケランジェロのデザインだそうです。 #right(){(93:962)} ローマ教皇の護衛がスイス人なのは理由があって、 16世紀のヨーロッパでは傭兵でもっとも質の高いのはスイス人だと 相場が決まってたのです。(なんでかってーと、スイスは他に輸出するものが ないので『血を売る』ことでしか外貨を稼げなかったのです。だから絶対に逃げない、 命令に忠実である、という評判だった) で、かつて神聖ローマ帝国のカール5世の軍がローマを攻撃したことがあって、 その際に時の教皇クレメンス7世を逃がす時間を稼ぐために、スイス人衛兵 たちが全滅するまで戦ったという事件があって、それ以来教皇庁はそれを 恩義に感じていまだにバチカン市国の衛兵は全員スイス人にしているそうです。 スイス人ならだれでもいいってわけじゃなくて、かつての衛兵の血筋で かつ身長が一定以上、敬虔なクリスチャンでなおかつ眉目秀麗でないとなれないとか。 #right(){(93:969)} **ドイツの核防衛はどうなってるんでしょうか? サミット参加国で核を保有してないのは、日本、ドイツ、カナダくらいでしょうか。 ご質問の意図が汲み取りかねるのですが、核武装と核防衛は全然別物です。 そいでもって、核防衛を実現している国は地球上にはありません。あるのは あくまで核の抑止力です。 ドイツはフランスは特別な同盟を結んでいるということはありません。敢えて言えば どちらもNATOの一員ということでしょう。 #right(){(95:446)} 冷戦時代の米国はNATO軍に戦術核を渡してますよ キーは保持していて、勝手には使えないようにしていたけど またキューバ危機の時には旧ソ連がキューバに核兵器を引き渡すかどうか 真剣に検討していた事実もある 未確認情報を上げるとイスラエルが保有している核は南アとの共同開発らしいし 北朝鮮の核爆弾もパキスタンとの共同開発ではないかと疑われている 「核兵器を第三国へ供与した国は無い」つーのは誤りではないが正しくもない #right(){(95:504)} アメリカがイギリスにSLBM用核弾頭を引き渡したとか 旧ソ連諸国間の核弾頭の取引とか、いろいろな例がある罠 #right(){(95:510)} >ドイツは核の抑止力を持っているのか? NATOって知ってる? ドイツにはアメリカ軍が駐留してます。 #right(){(95:521)} **ワイマール体制以後現在の統一ドイツ軍にいたるまでの間に、海兵隊又は陸戦隊・海軍歩兵に相当する部隊はあったのでしょうか? ドイツ海軍には沿岸砲兵はいたけど陸戦部隊は存在してない。 #right(){(95:661)} **ドイツ国内でWW2のドイツ軍を格好よく描く行為は犯罪となる、と聞いたことがありますが、事実ですか? >あと、一等自営業氏の『黒騎士物語』をドイツに持ち込むと没収されるというのも事実でしょうか? それはデマです。 さるミリタリーショップの女子店員がブラウンの服に小林源文の漫画を携行して何度もドイツに逝っております。 蛇足ですが、そのミリタリーショップが主宰した 「ドイツ軍の軍装でロンメルの墓参りに逝くツアー」が企画され実際に実行されましたが このときはさすがに入国出来ませんでした。 #right(){(96:366)} >成田からその格好かよ(藁 成田からナチの軍服着てドイツの空港で係官に「おまいら帰れ」って言われた。 #right(){(96:373)} **スイスは各家庭にライフルあったり場合によっちゃ迫撃砲まであるそうですが弾薬の管理(安全管理・品質管理)はどうなっているんでしょうか? アサルトライフルが各家庭にあるのはその通りですが、流石に迫撃砲は家庭にはありません。 そういう火砲の類は地域ごとにある武器庫に保管されています。 で、スイスは男子に徴兵制度があり、18歳から36歳まで、定期的に訓練を受ける義務があります。 なので、日常のメンテナンスができる人間が家庭には必ずいることになります。 #right(){(368:213)} **スイス軍ってベトナム戦争や湾岸戦争やアフガン・イラク戦争や平和維持活動にも参加した事ないんですか? 1999年にKFOR(コソボ多国籍軍)に参加してコソボの国際安全保障部隊として。 2004年にEUFOR(欧州連合部隊)に参加してボスニアの平和維持活動に参加しています。 #right(){(519:688)} **冬戦争で、ソ連兵でさえバタバタと凍死するような厳寒な状況でフィンランド兵とかはどうやって凍死を免れていたんでしょうか? >つーか、マイナス40度の中での戦争ってのが想像できないんですがどうやって維持していたんですかね?? ソ連軍は敵地で包囲され補給を断たれために凍死していった。 補給物資、つまりは食い物と燃料、毛布が十分にあればあれば生き延びる事も出来たろう フィンランド兵が特別寒さに強いわけじゃないが、自国だけに十分な補給を受け、 しっかりとした陣地や施設に籠れたから死なずに済む。 #right{(508:91:モッティ ◆uSDglizB3o)} 付け加えておくと、ソビエト軍部は 「あんな弱小国あっというまに落ちるさ」 と思っていたので冬季長期戦への準備が適当で、補給物資の備蓄も少なかった。 この辺の反省と戦訓が独ソ戦でソビエトを救う。 #right{(508:94)} **スペインはなぜイージス艦を導入しているのでしょうか? >地政学的な視点からの回答を希望します。 一つには単純に、ある程度以上の経済力を持つ国はどこも広域防空ができる艦を導入しつつあるってのがある スペインは実績にも優れるイージスを選択したと。 地理的にというと、 スペインは要衝ジブラルタル海峡(ジブラルタルは英領だけど・・・・・)を抱えているので 相応の海軍力を整備したい事情もあるようだ #right{(514:574)} 欧州主要国で排水量4000t以上の防空艦を持っている国が増えた、 今やスペイン、オランダ、ドイツ、ノルウェーが仲間入り。 #right{(514:577)} >何でノルウェーはイージス艦なんて保有してんの? スペイン=空母を守るため。当初はドイツ・オランダと共同開発のTFCに参加していたが脱退した。 ノルウェー=老朽艦のリプレース。イージス艦といってもフリゲイト向けのSPY-1Fと個艦防空用のESSMしか積んでいない。 #right{(353:719)} **フィンランドって親ロシアなんですか? 親ロシアっちゅうかなんちゅうか。まあ、冷戦後もある程度影響力が残ってたでしょうな この辺を参照 ・フィンランド化 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E5%8C%96 ・ノルディックバランス http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9 #right(){(346:905)} **1936年時でポルトガルの海外植民地を全て教えてください。また、海軍艦艇では戦艦や水上機母艦などの大型艦は保有していたのでしょうか? 今、帝国書院だったかな、地図の出版会社から復刻版の世界地図が出ていますから、その辺を購入なさった方が良いかと思います。 Portugalの植民地としては以下のものがあります。 (Africa) Angola、Mozambique、Portugal領Guinea(今のGuinea-Bissau)、Cabinda(今のAngolaの一地域)、Cabo Verde、Madeira Islands、 Sao Joao Baptista de Ajuda(今はBenin領) Madeira、Sao Joao Baptista de Ajudaを除いて、何れも1973~75年に独立。 Sao Joao Baptista de Ajudaは1961年武力併合 (Asia) Macao(1999年返還)、East-Timor、Oecussi(今はEast-Timorの一部で2002年独立) (India) Goa、Terekhol、Ilha de Angediva(両方ともGoaの一部)、Diu、Ghogla、Simbor(何れも Diuの一部)、Daman、Dadra、Nagar Haveli 大抵は1961年に武力併合されています。 でもって、1936年当時、海軍はJunkers K.43とBlackburn Sharkを主力攻撃機にしてい ましたが、攻撃機は何れも水上機基地からの運用となっています。 僅かにHawker Ospreyが水上艦から運用されていました。 彼の国の海軍の1936年当時の主力艦は、英国Ambuscadeに範を取ったDouro級駆逐艦 7隻とVickersが建造したDelfim級3隻で、戦艦や水上機母艦はありません。 他にVelho級スループ2隻、Nune級スループ2隻、そして最大の艦としては、排水量2,440t のAlbuquerque級スループ2隻があります。 最後の艦は多目的に運用できる艦として、機雷敷設設備や対潜兵装を有しますが、それら を撤去することで、Osprey1機が搭載できました。 補足。 Delfim級3隻は潜水艦です。 蛇足ですが、1936年のPortugal空軍。 多用途機:Potez25(Jupiterエンジン)22機、Potez25(Lorraineエンジン)1機。 練習機:(初等)Tiger Moth26機、(高等)Morane-Saulnier 230(Salmsonエンジン)1機、同233(Titanエンジン)16機、      (高等)M.S.130(Titanエンジン)4機 攻撃機:Vickers Valparaiso(Napier Lionエンジン)1機、Valparaiso(Jupiter9エンジン)13機。 連絡機:Junkers W.34L 1機、Ca-100、Ca-113各1機 戦闘機:Hawker Fury 3機 輸送機:D.H.88 Comet "Salazar" 1機 #right(){(336:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **スウェーデンは優れた様々な種類の兵器を生産している国、という認識を持って間違いないですか? スウェーデンは武装中立の国是を守るために兵器はなるべく国産 するよう国家振興している。兵器を輸入に頼ると輸入元から 供給、情報、メンテ等で外交圧力を受けるリスクがあるので。 国力の割には国産兵器の比率が高いのはそのため。 で、量産効果で調達価格を抑えるためと広範囲な運用情報入手の ために兵器の輸出も振興している。多種の兵器を輸出しているので その中には国際的に高評価なものも少なからず存在するが、 他の兵器輸出国と比べ全般に高性能、ってわけでもない。 #right(){(587:67)} **第二次大戦後のフィンランド軍の装備は東側の兵器だったのですか? >それとも西側の兵器だったのですか? 西側と東側の兵器を両方使ってる。 戦車はTー72とT-55Mだけど、戦闘機はグリペンとドラケンだし。 その前はMiG-21とかも使ってた。 基本的に陸軍は東側装備で、空軍はスウェーデン製+ソビエト製ってところ。 #right(){(328:62)} 戦後暫くは第二次大戦時の兵器をそのまま使用していますが、戦車なんかは、T54/55、PT76を 使用しています。 また、海軍もRiga級フリゲートを使用し、Osa級ミサイル艇も配備されていました。 空軍の場合は、ミサイル条項が講和条約にあったために機体選択に四苦八苦していますが、後に MiG-21Fを採用して、80年代にその後継としてMiG-21bisを採用しています。 尤も、他にスウェーデンのJ35も使用していますが…。 いずれにしても、風土的なことを考えると、西側よりソ連の兵器を使う方が効率が良かったのは確か でしょうね。 万一、冬戦争再発でも、部品が利用できるわけですし(ぉ。 #right(){(328:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **帝国期や戦前のドイツ軍には名前にフォンの付くユンカーや、フライヘアやグラーフなども付く貴族出身の将校が多かったですが、現代のドイツ連邦軍にも似たような傾向はあるのでしょうか? たとえばユンカーというのは実質は中小農場主で、vonは付いてるけど爵位は持ってない者が大多数。 爵位だって第一次大戦後の帝政崩壊で公式のものではなくなったから、以後は何かの特権があったわけではない。 そういう階層が貴族としての誇りを持ちつつ生計を立てる道としては軍人が一番だった。 今はそういう時代じゃないから、特段軍人にならなければならないという動機もない。 #right(){(599:939)} **イタリア空軍がF-104戦闘機を長期に渡って運用し続けた理由は? パナビア・トーネードを導入しなかったから。このため、F-104の近代化改修を行い、 ユーロファイター・タイフーンの就役まで使い続けた。 #right(){(608:111)} **スイスって何で海がないのに海軍機のホーネットを配備してるんですか? >速度も遅いのに。 当時はそれなりの性能で中距離AAMが使えるのがそれくらいしかなかったとかそんなとこだったはず 山国スイスで使い物になる攻撃用レーダーを積んでるのがF/A-18だった、という事情もある。 ちなみにスイスのはチタンの特殊仕様 お値段は25%増しとからしいけど お陰で軽くて丈夫、加速力も航続距離も改善して変態機動に磨きがかかってる ついでに寿命も延びてる #right(){(311:148-165)} **ガザ支援船急襲でイタリアとオランダがイスラエル寄りな理由は何かな? イタリアとオランダは中道右派政権だから、基本的にイスラエル寄り。 欧州の保守・右派勢力は、「民主主義の価値を共有している」としてイスラエルに 好意的で、アラブ諸国には「独裁的だ」として厳しい姿勢で臨むことが多い。 ただし、アメリカの保守派みたいに盲目的にイスラエルを支持しているという わけでは無いようだけどな。 ベルルスコーニは普通に油田目当てでリビアに接近してるし、西岸の入植地 拡大を批判している。 #right(){(イスラエル軍14:137,138)} **オランダは領海や経済水域が狭いし植民地もほぼ消滅したのに、あいかわらず海軍規模がいっちょまえなのは何故でしょうか? NATO大西洋常設艦隊(STANAVFORLANT)などで国際的な役割が大きいため。 しかもオランダ本国には北欧司令部がおかれているし地中海常設艦隊にも旗艦を派遣している。 ちなみにオランダには我が国ほどではないが大規模な沿岸警備隊(KUSTWACHT)があり領海やEEZの警備はそこが行っている。 #right(){(309:405)} **1960年~75年頃のポルトガル軍の兵力と装備について教えてください。 >1960年代頃、アンゴラやモザンビーク、ギニアビサウなどポルトガルの植民地では >独立運動が起こり、独立を認めないポルトガルと1975年のまで延々と戦争が続きましたが、 >特に植民地に派遣されていた部隊の装備や規模について知りたいです。 とりあえず手元資料には陸軍のものは無いのであしからずご了承下しい。 空軍については、兵力9,000名(1963年)で、350機の航空機を有していました。 Portugalの空軍司令部は3つに分かれており、一つは本土防空の為とNATOを構成するLisbon、 一つはAngolaのLuanda、もう一つはLourenco Marques(今のMozambique)にありました。 NATOには、P2V-5哨戒機を供出しているほか、本土防空にF-86F戦闘機を2個飛行隊保有して います。 輸送機としては、Nord N.2502 Noratlasse×6が軍用輸送機の主力で、DC-6/C-54/C-47が少数機 属していました。 SAR任務には、SC-54DとUH-19、AlouettteIIが就役しています。 空挺部隊は、1個連隊と2個独立大隊により構成されています。 訓練シラバスは、ライセンス生産のChipmunkから開始し、Harvardに進み、T-33で高等訓練を受ける と言う形になっています。 なお、T-37Cが18機、COIN任務の為、MDAP供与されました。 また、Angolaには空軍指揮下で、飛行クラブの人々で構成された義勇兵飛行隊があり、ここでは、 ライセンス生産のAuster D.5/160観測機を連絡と偵察に用いています。 後に、G.91R/4と、西ドイツから中古でG.91R/3が引き渡され、Angolaなどで用いられ、一部は引き 揚げの際にR/4が数機現地政府に引き渡されました。 同様に、N.2502も数機が引き渡されています。 また、植民地ではAlouettteIIIが攻撃用に使用され、フランス製Cessna337の軍用型がAusterの後継に 使用されました。 海軍については、1967年の資料ですが、1,400名の士官と13,600名の兵(海兵隊含む)から構成されています。 潜水艦は、France製Daphne級が4隻、英国製戦時型S級が3隻、英国製の戦前型駆逐艦Vouga、Italy製軽駆逐艦 1隻、France製A69フリゲート4隻、米国のDealey級を元にした国産フリゲートが4隻、米国製戦時型DEが2隻、旧英 国製戦時型Bay級フリゲート4隻、同River級フリゲート2隻、戦前に建造した国産フリゲートが1隻、旧英国の戦時型 Bangor級掃海艇をコルベットにしたのが1隻あります。 これが第一線兵力で、このほか、Bay級フリゲートを改造したもの、国産スループを改造したもの、Flower級スループ の改造、Bangor級掃海艇を改造したもの、旧英国戦時型島級とローラーを改造した測量艦が多数あります。 哨戒艇(これが植民地での主力)として、米国の援助で建造したMaio級大型哨戒艇が5隻、France製Maio級大型哨戒艇 が3隻、米国製PC級大型哨戒艇を6隻保有しています。 また、小型哨戒ボートが30隻ほどありました。 上陸用舟艇としては、英国製LCT(4)が4隻、LCMが26隻、LCAが17隻がありました。 後に、国産のArgos級大型哨戒艇7隻、Jupiter級哨戒艇2隻、Bellatrix級哨戒ボート4隻、LCT2隻はAngolaに接収され、 Mozambiqueには形見分け的にPortugal海軍から艦艇が譲渡されています。 配備ですが、アフリカにはAngola、Mozambique、Portuguse Guinea(今のGuineaBissau)に、フリゲートを旗艦に、大型 哨戒艇と小型哨戒ボート、上陸用舟艇が配備されていました。 #right(){(299:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **スペイン内戦での人民戦線側の敗因は何ですか? 人民戦線側は寄せ集めの上、内輪もめが絶えなかった。 きちんとした組織系統が存在しないため、まともな作戦行動も出来なかった。 重要な陸軍は大半がフランコ側に付いた。 ソ連が人民戦線側を支持したため、英米は人民戦線に協力しなかった。 >共産主義者が内ゲバしてたってソースは? 人民戦線はソ連系のCGT、トロツキー派のPOUM、それに無政府主義者が 入り乱れての内ゲバ状態だったろ。でも、大きかったのは、ソ連がはしごを 外したことだろうね。ナチス・ドイツは最後までフランコを援護したが。 他の人も回答しているが、 英はたとえ勝っても現時点で優勢な共産との内戦に突入し、 そのまま共産が勝利するのは目に見えていたし、ファシストと共産ならどっちも変わらんから あえて介入する意味を見いださなかった。 (ただしこの時点では英もソ連も”ドイツの”ファシストになるだろうと考えた。 フランコはすぐに吸収されると確信していたわけだ) ソ連は英国のご機嫌取りのため直接介入は不可能だった。ブハーコフが指摘するように スターリンはこの頃から英国との接近を始めていたと考えるのが自然だろう。モロトフも 方針を切り替えたわけではなく次の段階だった。 しかし結局、我が身を削ってアイルランドとスペインのため戦ったイタリアのせいで すべての予想がひっくり返り、独立したフランコ政権が誕生してしまい、 早期の独ソ開戦の間接的な要因となり、スターリンを驚愕させたわけだが この時点では英ソともそんな結果は予想できていなかった。 #right(){(655:620-667)} **スペイン内戦時、ヘミングウェーも国際義勇軍に加わっていたそうですが階級と兵科は何ですか? 立場は従軍記者ですね 宿舎や食事に関しては将校並みの待遇を受けてます 第一次大戦の時は>917氏が指摘している様に左目の故障と 父親からの猛反対に合い断念している その後パリに渡った時に赤十字社の募集に志願して中尉待遇で従軍してます #right(){(691:シチュー砲 ◆STEW.ibjrE)} **地中海は潮の満ち引きが小さいので、沿岸の港には船を停泊させ易いという話を聞きましたが本当でしょうか? 地中海に潮の満ち引きがほとんど無いのは本当です。 その昔、イギリスに攻め寄せたローマの軍勢は、潮の干満により艦隊にかなりの損害を受けたとか。 #right(){(101:33)} **フィンランドって乃木大将のおかげで親日って聞いたけど本当? 20世紀初頭のフィンランドは、1809年のボルゴ国会の結果、ロシア主権下の自治大公国となります。 そして、1878年には独自の国防軍を設置するまでになっていました。 しかし、1899年のNicolaiIIの2月宣言で、国会は立法権を失い、次第に自治権が浸食され、軍隊は廃止、 官庁の公用語もフィンランド語からロシア語へと変更させられます。 この一連の事由で、若年層による叛乱が勃発し、総督府は対応に終われますが、1904年の日露戦争で 根本的な対応が出来ず、1905年のロシア革命によって1899年の2月宣言が撤廃され、元の状態に戻り ました。 この状態を現出した日本に対しては、それなりに感謝をしていますが、一様に乃木将軍の所為ばかり ではありません。 #right(){(278:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ドイツは小火器に於いて世界の一歩先を行くのは何故ですか? まあひとつは技術力があるから、次にスペイン内戦等の実戦経験、最後にベルサイユ条約による軍備制限。 必要は発明の母、制限があれば工夫も産まれると。 例えばドイツはベルト給弾の重機関銃を禁止されてたから、軽機で重機の役割もやらないといけない。 更にスイスのソロータンとラインメタル、ボフォースとクルップの提携、 ソ連とのラパロ条約による兵器開発実験の努力に、工業国チェコの併合と。 #right(){(俺初質スレ432:297)} **スペイン内戦での共和派の航空機、艦船を教えて下さい。 共和国側の軍用機ですが、1936年3月の段階では、主力戦闘機がFrance製のHispano-Nieuport 52、 主力軽爆撃機が、CASAでLicense生産したBreguet 19、重爆撃機兼輸送機として、Fokker F.VII/3mが 使用され、海軍では、CASAで生産された、Vickers Vildebeest雷撃機を主軸に、飛行艇として、 Savoia-Marchetti S.62戦闘飛行艇、Dornier WalD-8飛行艇を使用していました。 内戦勃発後、ナショナリスト側が捕獲したのは、空軍機73機(+修理中17機)、海軍機5機、練習機19機、 公用機2機、民間航空(LAPE)2機、その他民間機26機、共和国軍の手元に残ったのが、空軍機118~130機 (+修理中15機)、海軍機87機、練習機60機、海軍練習機9機、民間航空(LAPE)13~14機、Autogyro2機、 公用機6~8機、社用機13機、その他民間機105~107機になります。 内戦初期、共和国が用いたのは、以下の機体です。 (空軍) Boeing281(P-26の輸出型)1機、CASA-Breguet19軽爆撃機60~70機、Cierva C.319/30Autogyro3機、 Dornier Wal飛行艇8機(他に5機が修理中)、Hawker Spanish Fury戦闘機(国産化果たせず)3機、 Hispano-Nieuport52戦闘機35機(他に10機修理中、10機未組立)。 (海軍) CASA-Vickers Vildebeest雷撃機27機(うち2機が水上機)、Cierva C.30AAutogyro2機、Dornier Wal 飛行艇8機、Macchi M.18戦闘飛行艇10機、Martinsyde F.4戦闘機9機、Savoia-Marchetti S.62飛行艇 30機。 内戦中に各国から供給を受けたのは以下の機体。 Belgium   Avia BH-33戦闘機×1(SABCA製)、De Havilland D.H.89輸送機×1 Czechoslovakia    Aero A-101/Ab101軽爆撃機×25(47機発注)、Letov S.231/331/431戦闘機×17~21    Letov S.328直協機×6(未確認) Estonia    Bristol Bulldog戦闘機×8~11(最低8機)、Potez25直協機×8 France    Bloch MB200重爆撃機×1~2、Bloch MB210重爆撃機×4~7、Dewoitine D.27/53戦闘機×2~3、    Dewoitine D.370-01×1、Dewoitine D.371-01×1、Dewoitine D.371×10、Dewoitine D.372×13~14、    Dewoitine D.510TH×2(ヘジャズ(サウジ)向けの偽装輸出品)、Gourdou-Lesuerre GL-32戦闘機×15~20、    Gourdou-Lesuerre GL-410/482戦闘機×2、Gourdou-Lesuerre GL-633戦闘機×6、Liore et Olivier 20/213    夜間爆撃機×1~2、Loire 46戦闘機×5~6、Potez25直協機×5~7、Potez540/542/544重爆撃機×18、    Romano R.82/83×12(各6機) Italy    De Havilland D.H.89輸送機×1 Netherlands    Fokker C.10直協機×1、Fokker D.21戦闘機×1(工場破壊で国産化断念)、Koolhoven F.K.51戦闘機×22 Sweden    Northrop 1C Delta連絡機×1、Sikorsky S-38B飛行艇×1 Swiss    Douglas DC-2輸送機×1、Lockheed 9B連絡機×2 United Kingdom    De Havilland D.H.84輸送機×4、De Havilland D.H.90輸送機×3、Douglas DC-1輸送機×1、    Focke-Wolf Fw-56戦闘練習機(ItalyのEthiopia侵攻の際、英国人が購入して引き渡せなかった    ものを供給)×3 United States    Grumman GE-23戦闘機(FF-1のCanada輸出型)×34、Seversky SEV-3戦闘機×1、    Vultee V-1/V-1A輸送爆撃機×8 USSR    I-15戦闘機×153、I-152戦闘機×30、I-16戦闘機×276、R-5直協機×31~62機、    R-Z襲撃機×93~124機、SB-2M100A爆撃機×93~108    他にSpain国産で、I-15の国産化型E-15Chato×237、I-16の国産化型E-16Moska×14 となっています。 (軽飛行機、練習機、民間輸送機でもマイナーなものは除いています) #right(){(126:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **スペインやフランスのように大西洋と地中海に面した国家の海軍の編成はどうなっているのでしょうか? >やはり地中海艦隊と大西洋艦隊に分けられているんですか? Franceは大西洋艦隊と地中海艦隊に分かれています。 大西洋艦隊の主な根拠地はBrestにあり、大型水上艦の多くはこちらに配備されています。 後、小艦隊ですが、英仏海峡小艦隊として、機雷戦艦艇をCherbourgに置いています。 戦略潜水艦隊の根拠地が、Lorient。 地中海艦隊の主な根拠地はToulonにあり、機動部隊はこちらが根拠地です。 Spainは大西洋にカンタブリア海軍管区があり、エルフェロルが根拠地。 Gibraltarには、海峡管区があり、San Fernandoが根拠地。 地中海には地中海管区があり、Cartagenaが根拠地。 その他にCanary Islandsに管区があります。 但し、管区はこの様に分かれていますが、艦隊司令部はRotaにあるだけです。 #right(){(267:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **イタリア艦はどういう思惑があってあんなに砲を乗っけているのでしょうか? 地中海は内海ですから、凌波性が多少悪くても大丈夫ですし、何しろ、本土の目と 鼻の先がテリトリーですから航続距離を重視しなくても済みます。 でもって、イタリア海軍の主敵となるのは、確かに冷戦下ではソ連海軍は脅威ではあり ましたが、地中海まで出て来るのは、黒海艦隊が相手ですし、その黒海艦隊自体、 Bosporus海峡を出るまでに相当な戦力ダウンとなってしまうことになるでしょう。 となると、ソ連軍を相手にする場合は、潜水艦くらいしかないことになります。 一方で、ソ連の影響下にある国々には、ソ連は多数の高速艇を輸出しています。 それ以外の国でもミサイル艇を主たる海軍力の柱にしている国が多いです。 これらは装甲はないですが、高速で数が多く、島影からミサイルを発射され、それが 命中すると大型艦でも沈没する、それなりの脅威になります。 ただ、こんな目標に一々ミサイルをぶち込むのは効率が悪いため、こうした脅威に 対する対処は、砲やら機関砲を搭載して、数で圧倒しようとしたのが伝統になって しまっている様です。 後、やたらめったらにミサイルを発射するのは、経済状況から許されないという意識 もあるみたいですね。 #right(){(261:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **セボルガ公国とか、マルタ騎士団国って架空の国ですか? セボルガ公国はイタリア北西部に実在。 面積14平方粁、人口2000人、首都:セボルガ(人口362人)、政体:公国、 言語:イタリア語。通貨:ルイジーノ。 954年に城塞と教会が出来、神聖ローマ帝国に公国として編入。 1118年にシトー派修道教会の治める独立国となり、1729年に一旦サヴォイ 公国に併合されるも、列国には認められず、ウィーン会議、イタリア統一、 イタリア共和国発足でも最終帰属の決定は忘れ去られ、イタリアから独立 したままとなる。 マルタ騎士団国は、正式名称「エルサレム・ロードス島。マルタの聖ヨハネ 最高騎士修道会」。 ローマに本部があり、その館とその周辺が支配地。 元々はマルタ島を支配していたが、イスラムの侵攻により追放される。 1966年、イタリアが主権国家として認め、外交関係は84ヶ国に及ぶ。 国連のオブザーバー資格を有している。 #right(){(小国の軍隊を語れ!:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **リヒテンシュタインやモナコって独立している意味があるのでしょうか? リヒテンシュタインはオーストリアとスイスとの緩衝国家として意味があった。 モナコは大公の血統が絶えたらフランスに編入されるはず。 #right(){(小国の軍隊を語れ!:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **イタリア軍やフランス軍は、現在の他国との共同演習とかでも「やっぱヘタリアだなーw」という風に馬鹿にされているんでしょうか? 戦後、イタリアやフランスは各種軍事訓練で誉められたことこそあったけど、ヘタレぶりを見せたことはないような気がする 例えばアメリカでの各種○○フラッグと呼ばれる空軍の演習で、イタリアのパイロットの技量は毎回最高ランクに 評価されている 英語力は日本の空自と同等、つまり「まったく通じない」評価だが #right(){(俺初質スレ50505:822)} イタリア空軍は湾岸戦争のとき、ぶっつけ本番で空中給油を受けようとして ほとんど成功しなかったって話は聞いたことがある。 #right(){(俺初質スレ50505:825)} **IRA(アイルランド共和軍)はもう存在しない? 穏健派が武装闘争をやめただけで、無くなってはいないし過激派の活動も続いてるよ。 #right(){(俺初質スレ434:991)} リアルIRAというのが闘争を続けている。 #right(){(俺初質スレ434:994)} *イギリス **イギリスにも米軍が駐留してるらしいですがなぜでしょうか? >かつては大英帝国として世界に君臨して、その後も戦争で負けたわけではないし、核武装国ですよね。 調べれば分かるんですが、英国に駐留している米軍はほとんどが航空戦力なんですよ。 米軍が英国に駐留を始めたのはWW2での欧州反抗の拠点とされたためなのですが、終戦後のソビエトとの 対立による冷戦構造の構築やNATOの結成と言った流れの中で再び対ソ連のための拠点として英国は利用されたわけです。 かつてNATOで描かれたシナリオの中では、英国はいわば「不沈空母」としての役割をになっていました。 ワルシャワ条約軍の侵攻が始まった場合、緒戦の一撃、その後の防空戦闘や対地支援で拘束されて 西独空軍や西独駐留米空軍は有効な反撃を行えない状態になると予想されます。 米軍の支援が到着し、NATO軍が反攻に転じた際にワルシャワ条約軍の後方を空爆して 支援を絶ち、敵OMGの突破衝力を和らげるのが英国駐留の米航空戦力の役目でした。 また、グリーンランド、アイスランド、イギリスの間の海域(いわゆるGIUKギャップ)の封鎖を 英海軍と共に行い、ソビエト海軍の潜水艦や空軍の戦略爆撃機を阻止するのも重大な役目でした。 #right(){(353:705)} **イギリスの核戦力はアメリカに組み込まれているという話をよく聞くんですが、 >イギリスのSLBNにアメリカの連絡将校みたいな人は乗っているんでしょうか? イギリスの戦略原潜に搭載されているトライデントIIミサイルは、正確には英国の所有物ではなく、 米国にある米と共同で管理しているミサイルプールから搭載します。ミサイルは米国がメンテナンスしています。 核弾頭は完全に英国製であり(設計には米の助けが入っているにしても)、英国まで戻った後、 クールポートで英海軍によって「借りた」トライデントに取り付けられます。 英原潜に米軍人が乗り込むルールはありませんし、コントロールしているわけでもありません。 しかし、弾道弾に対する早期警戒システムや衛星は米のものであり、協働して使用しているとはいうものの、 この点では米にコントロールされていると言えるかもしれません。 しかし、基本的にはブレア首相が先日英国の核戦力維持とそのためのミサイル改良について答弁したように、 英国は核ミサイル発射に際して他国の許可を得る必要はありません。 http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/4805768.stm #right{(357:333)} **イギリスも、海兵隊は海軍と別系統になってるんですか? そりゃあロイヤルネービーとロイヤルマリーンがあるから別では。 元祖海兵隊はイギリス海兵隊です。 #right(){(10:468-469)} **イギリスが積極的にアフガンを攻める意味ってあるの? ええと、英国とアメリカの軍事協同関係は大変強く、英国はアメリカにとって 欧州における信頼できる盟友です。B-2の基地も置けば、極秘作戦も行う。 ステルス機の初期の実験は英国で行われたともいいます。 英国はアメリカから軍事技術の最優先供与を受け、核弾頭からJSFまで 幅広く利益を受けています。その裏には、文化的、歴史的に、英国は 欧州よりアメリカにはるかに大きな親近感を持っているという事実があります。 第二次大戦での共同作戦も、それをまた一つ深めたわけです。 #right(){(11:system)} **イギリスは軽空母しか無くそれゆえVTOL機が必要ということなんでしょうか? >VTOLの必要(運用)理由となぜ軽空母しか持たなくなったのか教えてください 正規空母は建造にも維持にも莫大な費用と資材と後方支援が必要です。 そして現在それを全て満たせるだけの国力を持つのはアメリカだけです。 (仏、ブラジルも一応正規空母を保有しますが、かなりの無理をしており、 「空母を保有してる」というポーズを取るためにあるようなものです) イギリスが正規空母配備をやめVTOL空母を保有した理由も、予算が無かったからです。 労働党政権が軍備削減を行い、最後の正規空母アーク・ロイヤルが退役した後、 イギリス海軍は洋上における艦隊防空に深刻な危機感を抱きました。しかし空母はもてない。 そこで、当初ヘリ搭載指揮巡洋艦として計画されたインヴィンシブル級に そのころ開発されたハリヤーを組み合わせ、スキージャンプを装備した VTOL空母というものをでっちあげたのです。 そのため建造当初は「イギリスがまた珍妙な艦をつくってるよ」といった評価でした。 しかしご存じの通りフォークランドにおいてハリヤーは大活躍、世界の中規模海軍は こぞってVTOL空母の建造とハリヤーの配備に走ったのです。 あぁ、一応インヴィンシブルの前にハーミーズもありましたね。 #right(){(15:153)} **イギリス陸軍をロイヤル・アーミーとは呼ばない、と聞きました。ではなんと呼ぶのでしょうか? オフィシャルページに従うなら「The British Army」のようです。 http://www.army.mod.uk/ #right(){(19:523)} >また何故呼ばないのでしょうか? 女王陛下の所有物ではないから。 #right(){(19:530)} **IRAはどういう組織や国から資金援助とかを受けていたのですか? アイルランドは肥沃な北部をイングランドの支援されたプロテスタント改宗貴族の王国がU.Kに残留したので、 飢饉の絶えない貧しい国であり、大挙して新天地アメリカへ移民しました。 本国600万に対し3000万のアイルランド系移民が暮らしているそうです、 彼らが資金やアーマライト銃などカンパや手配の多きな協力をしたそうです。 ただしイングランド系をふくむWASPのほうが連邦への影響があります。 また世界のテロ組織・反英国家とも協力関係にあります #right(){(23:ヘルウイング@漫喫 ◆lUdgC.GY)} **英国は日本と同じで四方を海に囲まれた海洋国家ですが、シーレーンはどの様に守っているんですか? シーレーン防衛は・・・ 冷戦華やかなりし頃は,米軍と共同でGIUK(グリーンランド・アイスランド・イギリス)ギャップ を防衛するというのが基本方針だったはず。 #right(){(24:373)} **ペリッシャークラスとは、何ですか? イギリス海軍において、潜水艦の副長が艦長になる資格を得るための研修です。 『研修』と書きましたが、実際にはフリゲート艦を使った襲撃訓練などかなりハードな内容で、 世界で最も過酷なトレーニング・コースのうちの1つだそうです。 詳しくは、トム・クランシー『原潜解剖』をお読みください #right(){(25:577)} **イギリス海軍って規模のわりに揚陸艦が多いと思うんですがなにか特定の使い道を考えてるんでしょうか? 英海軍に揚陸艦艇が多いのは、世界中に旧植民地よび海外領土があるため、 他国へ展開することが多いという国情を反映しているためです。 ちなみにこれはフランスも同じです。 まがりなりにもブルーウォーターネイビーですから。 #right(){(31:バッチ3)} **イギリスの核使用を決める権限は誰にあるのでしょうか? イギリスには戦時内閣法という法律があって、戦時には「戦時内閣」(War Cabinet)が 発足しますので、そこで決定されると思います。 #right(){(37:260)} **イギリス貴族は貴族の義務があって戦争でたくさん死ぬそうなのですが大丈夫なのですか? 大丈夫じゃありません。 WW1ではイギリス貴族男性の20%が戦死したと言われています。 大英帝国がそのエネルギーを失ったのはこのせいである、とする意見もあるくらいです。 #right(){(37:898)} **イギリス陸軍の砂漠のねずみといわれる、精鋭部隊について 第7機甲旅団は、WW2の頃は第7機甲師団の所属しておりました。 砂漠戦での活躍で、師団のニックネームが「砂漠のネズミ」でしたが、 陸軍の規模縮小で、第7機甲師団は戦後解隊されました。 その後、旅団の方は紆余曲折がありましたが、現在は第1機甲師団の所属となっています。 #right(){(61:AIKI)} **イギリスは日本と同じく左側通行の国ですが、軍用車両も右ハンドルなのでしょうか。 >右側通行のアメリカと共同作戦すると混乱しないのですか? 当然混乱する、いつでもフレンドリーファイアの犠牲者は英軍で    パァーン #right(){(74:467)} 戦後暫く程までは右でしたが最近では左ハンドルみたいです。 MBTなどでは中央にあったりもします。 #right(){(74:471)} **英国軍の「近衛スコッツ竜騎兵連隊」って、ドラゴンに乗って戦ってるわけないですし、そもそもは何に乗ってたんですか? 昔は馬に乗っていましたが、今は装甲車に載った機械化部隊です。 竜騎兵ってのは、欧州で昔からある名称で騎兵のことです。 特に竜に関係あるわけじゃないです。 説明不十分だったかな。 胸甲を装着した騎兵だったと思います。 伝統的な部隊で、英軍はその名を未だに使用しています。 フランス軍も戦前はあったかな。 #right(){(76:266)} お決まりの大辞林第二版より りゅうきへい 3 【竜騎兵】 一六、一七世紀以降のヨーロッパで、 鎧(よろい)を着て銃を持ち、馬に乗った兵隊 つまり銃を持った騎兵だから竜騎兵なわけです。 今では主に機甲化部隊を言います。 儀礼や警護の部隊を指す事例もありますが。 #right(){(76:268)} >>266 竜騎兵の要件は胸甲じゃなくて小銃だと思うが。槍やピストル騎兵と区別して。 #right(){(76:272)} 胸甲はつけてないのが竜騎兵じゃなかった? マスケット銃を持ち馬に乗ってる、軽騎兵と重騎兵の中間に位置する 兵科ではなかったかと。 なんでドラグーンって言うかっていうと、騎士道を重んじる 武人からはドラゴン(悪の象徴)のように忌み嫌われていたから、 じゃなかったかしら。 #right(){(76:シナナ)} 辞書を幾つか調べてみたけど、もともとは騎馬の歩兵みたいな、 ある意味中途半端な存在だったらしく、戦闘時は下馬したらしいです。 名前の由来は彼らの武器であるマスケットやカービンが ドラゴンと呼ばれていたから、と1911年版ブリタニカには 書いてあった。 #right(){(76:278)} **英軍のcommodoreとbrigadierは米軍の准将と異なり佐官扱いなので原意に忠実に訳すなら上級大佐が正しいって本当ですか? 英国陸軍の「旅団」ってのは他国の連隊の事なんだよ。 スコットランド国民軍の連隊や王立連隊、義勇農騎兵の連隊から提供された大隊を、 ブリティシュアーミーの旅団が指揮するって建前なんでね。  平時には第一大隊しかない連隊が、戦時には第7大隊やら第9大隊まで 作ってソレゾレが別の旅団に配属されたりする。 英国陸軍の連隊ってのは実質的には募兵単位。 #right(){(92:539)} **イギリスの航空機で後ろについてるMKってどういう意味ですか? マークなんぼ、強いて訳せばXX型。 #right(){(95:201)} **英国の王室って軍に入るのは義務なんでしょうか? >ヘンリー王子が特別扱いに反発、アフガン前線志願と英紙にありましたが 王室の慣習として、王子・王女は軍隊に入ることになっているらしいわね。 他はよく知らないのだけど、戦前の日本の皇室も、男子皇族が軍隊に入っていたわね。 「高貴な身分に生まれた物は、その幸運に見合うだけの責務を果たさねばならない」 というイギリス伝統の思考のおかげで、 戦争が起きると、イギリス貴族は子弟がすごい勢いで死ぬんだよね… 第一次大戦では、イギリスの一般将兵の死亡率が8~9%にたいして、 貴族出身の将校の死亡率は19%だったとか。 「貴族だから司令部でふんぞり返る」ではなく、 「貴族だから前戦でギリギリまでがんばる」なんですよね、この人たち… >イギリスって戦車ドライバーの王女いなかった? それ、アン王女(エリザベス2世の長女) #right(){(261:793-797)} **ブリテン島には、スコットランド、イングランド、ウェールズと言う三つの勢力がありましたが、イングランドがブリテン島の覇権を握ることができたのは何故でしょうか? そもそも、イングランドは土地も広く、他地域より温暖で農作物も育ちやすく、 ヨーロッパに近い港を持っていて、輸出入の上でも有利な位置にありました。 さらに、デーン人の侵入に対抗するため、比較的早い段階でイングランドは統一されています。 それに引き換え、ウェールズは小国家の乱立状態が長く続いていましたし、 スコットランドも統一をイングランドに妨害されることが多く、また、土地的にも不利でした。 そもそも最初の条件からしてイングランドに圧倒的に有利なのです。 #right(){(戦争板初質スレ1:426)} **英連邦諸国の海軍って、何年か一度に合同演習やってませんか? 時々やってる 最近もシンガポールのトゥアス海軍基地で 加盟国のシンガポール、マレーシア、英国、オーストラリア、ニュージーランドが 艦船三十四隻、航空機八十九機、さらに五千人の兵力を投入した 英連邦五カ国条約の合同演習が行われていた #right(){(332:名無し上級大将 ◆80fYLf0UTM)} **スキージャンプしかない英国がF-4使ってたわけは? 英国のF-4は当時カタパルト発進だったよ 独自仕様で大変な開発費用/時間、手間がかかったけど イギリスは空母アークロイヤル退役後、F4は空軍に移管されてますね。 英軍のファントムはロールスロイス・スペイターボファンエンジンに換装したが、 J79より直径の大きなエンジンだったため、フレームいじらにゃならんし 抵抗が増えてかえって性能が落ちたりと散々だったらしい。 ついでに調べたソースによると、 最高速度、高度は落ちたものの、航続距離(+10%)、離陸性能、初期上昇力などは向上したそうです。 #right(){(311:169-176)} **イギリスはフォークランド諸島では紛争に発展しましたが、香港についてはどうして中国と紛争にならなかったんでしょうか? 香港については租借期限が来たので、中国へ返還しました。 重要な違いは、租借地で、返還期限があったということです。 香港島はイギリス領土でした。しかし、九龍半島は租借地でした。 期限には中国へ返還せざるを得ませんでした。九龍抜きの香港島だけで、活動はできません。 香港島を含んでの、中国返還をせざるを得ませんでした。 #right(){(638:霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk.)} 香港島だけでなくクーロン半島にも永久割譲の領土があったが、租借地の返還時に 延長を望んだイギリスに対して、中国側が拒否、さらに永久割譲分の領土まで、返還を 要求し、入れられない場合、水の供給停止や武力行使をも辞さないと宣言されたから。 アルゼンチンと孤島を争ったフォークランドと違い、香港は、中国側と接してるので、 守ることが不可能なので結果的にイギリスが折れた話。 香港返還 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%99%E6%B8%AF%E8%BF%94%E9%82%84 #right(){(638:997)} **イギリス海軍ですが、世界三大海軍と呼ばれていた割りには、正面装備、後方支援装備の何れも、質が低いし、量が少ないようですが何故でしょうか? 英海軍・仏海軍単独で動くつもりがそもそもない。 動くときはNATOまたはEUとして動く。 英海軍単独で動かなきゃいけない(北大西洋条約の適用範囲外)フォークランド諸島については、 暫くの間はアルゼンチンがなんか仕掛けてくることはないという考え。 #right(){(戦争板初質スレ4:326)} **悪名高いロイヤル・ネイビーの強制徴募は、いつ頃まで行なわれていたのですか? 一応、1795年に各地方政府に対し、一定の報奨金と引換に強制的に割当をして、 水兵を事実上徴兵する法律(Quota Act、1795)を施行して、強制徴募を表面上 打ち切っています。 但し、寄港地からの脱走に伴う要員補充の為、強制徴募は行われていました。 1852年に継続勤務制度(Continuous Service)を導入して、水兵の熟練度に応じて 階級を与え、給与を増額する勧告が行われ、更に10年継続勤務で年金を与えること、 年金受領者は戦時には軍役の義務を課すことが勧告されました。 以後、強制徴募は影を潜めるようになっていきます。 #right(){(287:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **イギリスが東郷平八郎の海軍兵学校入りを拒否したのはなぜ? 通説どおりに「年齢制限」で良いんじゃないの?。 フィッシャー提督は1841年生まれでクリミア戦争1852~56)に士官候補生として参加し てるんだから、23歳なら将校任官していてしかるべき年って事になる。 ダートマスが出来てからは変ってるんだろうけど、23歳のオカ者に初歩教育をしろって のもねぇ。貴族の子弟じゃない限りフィッシャー提督のようなコースが普通な訳だし。 #right(){(281:72)} **イギリスはなぜイージス艦を保有しなかったんでしょうか? イギリスは自国でイージス相当の防空艦を整備しようとしているからです。 1990年代初めから、英仏伊の三ヶ国では「ホライズン計画」と呼ばれた 防空システム艦の開発を共同で行っていました。 その後、要求仕様の違いから英国はホライズン計画から撤退しましたが、 SAMミサイルシステムはホライズン計画で開発されたPAAMSを採用することに なっています。 なお、仏伊の二ヶ国はホライズン計画を進めており、仏では近く一番艦が完成の予定。 #right(){(281:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **HMSってなんの略ですか?英国海軍に固有の呼び方らしいのですが。 Her(国王が男性の時はHis)Majesty's Shipの略。 直訳すれば女王陛下の艦船。 #right(){(280:573)} **植民地時代の香港における軍・警察はどのようなものだったのでしょうか? >ジャッキー・チェン主演の香港映画「プロジェクトA」では、沿岸警備隊・警察・イギリス海軍が出てきましたが あの映画の設定年代がどの時代かにも依りますが、香港での治安維持は、 陸上は陸軍(グルカ歩兵大隊が配備され、対外的な防衛を行なう)と警察 (香港の治安維持を主に行なう)で構成されています。 また、海上警備は、駐留英海軍(対外的な防衛を行なう)の他、水上警察と 税関(海関)(香港の治安維持と船舶取締)が担っていました。 従いまして、沿岸警備隊というのは存在しません。 また、治安に関する要職に就いているのは、主に英国人で、中国人はその 補佐程度にしか成っていなかったと記憶しています。 (まぁ、あれは映画ですから…多少の嘘は仕方ない面もあるでしょう) #right(){(109:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **イギリス国王の親衛隊Scots Guardsって? Guardsっていうのは英国の近衛歩兵連隊。 イギリスの近衛歩兵連隊は、全部で五つの連隊があって、Scotsはその中の一つ、 スコットランド人連隊ってこと。 バッキンガム宮殿の衛兵なんかの儀仗任務もこなしてますよね。 昔、Scots Guardsの軍楽隊の日本公演に行ったなぁ。 東京体育館だったかな?ずいぶん空いてた記憶が。 #right(){(320:666,670)} **イギリス連邦ですが、もしマレーシアやソロモン諸島が他国に侵略されたら、イギリスは軽空母を引き連れてくるのでしょうか? The Commonwealth Nationsは単なる政治的な国家連合であって、軍事同盟ではありません。 従って、MalaysiaやSolomon Islandsが他国に侵略されたとしても、英連邦が挙って軍を出すことは ありません。 Malaysiaに関しては、Australiaと二国間協定を結んでいます。 これに伴い、MalaysiaにはAustraliaの陸空軍が駐留していますから、万一、他国からの侵攻を受けた としても、先ずはAustraliaが対処します。 次いで、米国になるでしょう。 Solomon Islandsについては、Australiaが防衛の責務を負いますし、部分的にPapua New Guinea軍も 防衛に携わります。 他国からの侵攻を受けた場合は、この両国で先ず対処することになるでしょうね。 #right(){(267:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **現在のイギリス陸軍の師団編制について教えてください。 古い資料で恐縮ですが、陸軍部隊なら、  1個地上軍集団司令部  3個師団司令部  1個支援軍集団(駐独) 主力部隊としては、  第1装甲師団                    第3機械化師団   +司令部(ヘルフォート)              +司令部(ブルフォード)   +第4装甲旅団(オスナブリュック)        +第1機械化旅団(カタリック)   +第7装甲旅団(ベルゲン)             +第12機械化旅団(オウルダーショット)   +第20装甲旅団(パデルホルン)         +第19機械化旅団(コウルチェスター)   ※機械化師団が、NATO即時対応部隊の任務に就く場合は、ARIETE装甲旅団(伊)が追加  第2師団(ハンバー川以北の英国本土を統括)   第4師団(首都圏、イングランド南東部を統括)   +司令部(エディンバラ)                  +司令部(オールダーショット)   +第15旅団(ヨーク)                     +第2旅団(ショーンクリフ)   +第51ハイランド旅団(パース)              +第49旅団(チルウェル)   +第52ロウランド旅団(エディンバラ)           +第145旅団(オウルダーショット)  第5師団(イングランド西部、中部、北西部、ウェールズを統括)  第16空中襲撃旅団本部(コウルチェスター)   +司令部(ソールズベリ)                           +第1~第3パラシュート大隊本部   +第42旅団(プレストン)                            +第1ロイヤル・アイルランド連隊     +第43旅団(エクセター)   +第143旅団(ソールズベリ)   +第16旅団(ブレコン)  ※空中襲撃部隊には、他にパスファインダー小隊、第7騎馬砲兵連隊、第23工兵連隊、第3、第4攻撃ヘリコプター連隊、    第13空中襲撃支援連隊、第216通信大隊、第156王立憲兵隊を含む。  北アイルランド軍集団   +司令部(リズバーン)   +第3旅団(ポータダウン)   +第8旅団(ロンドンデリー)   +第39旅団(ベルファスト)   +第107アルスター旅団(リズバーン) 加えて、1個防空旅団があります。 #right(){(250:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **戦闘機のマークは日の丸みたいに国旗からだと思いますが、英軍機のあの丸いマークはどこからきたの? 1914年の第一次大戦勃発時には胴体と主翼に大きなUnion jackを書いていました。 1914年から1915年にかけて、そんな手間なん書いてられるかヽ(*`Д´)ノゴルァ(意訳) と言うことで、海軍機では1915年3月16日から、方向舵にのみ白地にUnion jackを描き、 主翼には赤白の丸(ラウンデル)を書きました。 しかし、海軍と陸軍(まだ空軍は出来ていません)の機体で異なる国籍表示は如何な ものか、と言うことになり、1912年7月26日に採用していたフランスの国籍表示と同様に、 1916年初頭より、英国軍用機は、胴体と主翼に白縁付の外側から青、白、赤の丸(ラウン デル)を、方向舵に胴体側から赤白青の縦三色を描くことになりました。 ちなみに、フランスは、胴体と主翼には外側から赤、白、青の丸(ラウンデル)を採用し、 方向舵に胴体側から青白赤の縦三色を描くことになっていましたので、英国軍用機は 全く逆の配置になっています。 #right(){(212:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}**スエズ運河等の地中海方面の権益を失ったイギリスが、スペインの返還要求にもかかわらずジブラルタルを維持している理由は何でしょうか? 地元民(イギリス系)が返還に反対してるから。返還されて今までどおりカネ(基地、 補助金)が落ちなくなる可能性があるので基地雇用が主力のジブラルタルには返還は 死活問題。それになまじスペインは返還されるとアフリカにあるセウタやメリリャといった スペイン領を返せとモロッコに言われてしまうので結局現状維持が良いという双方の思惑が 一致して今に至る。 #right(){(313:292)} **スペインや韓国やスウェーデンまでイージスを保有している(する)のに何で、ロイヤルネイビーには未だにイージスが無いんですか? ホライゾン級という紆余曲折(色々共同開発しようとして試行錯誤を重ねた)して 最終的にはSAMPSONという別の多目標対処レーダー/指揮システムを採用したので。 イージスシステムは当初アメリカがあんまり売る気がなかったとか、高いとか色々あって 欧州諸国は自前の多目標対処システムを作ろうとしていたのです。 最近増えてきたのは日本の導入が皮切りになったこととMDの問題もあって アメリカが積極的に売る姿勢に転じたから。またレーダーの廉価版SPY-1Fが出来て 価格がより下がったことも挙げられるんでは。 #right(){(330:825)} **イギリスの旧植民地で、謝罪と賠償を求める人たちにイギリスは応えているんですか? 独立時にきっちり精算済みというのが欧米諸国の主張。 #right(){(俺初質スレ2049:216)} *フランス **フランス外人部隊って、作戦上見捨てられたり、おとりに使われても文句が言えないって本当ですか? 自国民より過酷な作戦に投入されるかもな。 経験者集めてるし。 でも、正規軍より見捨てられる頻度が高いかどうかは分からない。 丸ごと寝返りや野盗化されてもイヤだしな。 外人部隊については希に戦争がやめられなくなった人が植民地紛争や内戦をしている国の軍隊に入隊なんて話もあるにはある。 命をかける割にはそんなに給料が良いわけではなく、貧乏国のおっさんも多いと言う。 自国より多少給料が良く、それも外貨でくれるから大助かりみたいな。 逆に、そういう人がいるので、そんなに厚遇しなくて良いということになる。 #right(){(47:716)} **フランス外人部隊は武器の自己選択許可されてるの? フランス外人部隊つってもフランス人で無い人間が部隊を構成しているだけで、 装備は一般の部隊と一緒。だから、選択権なし。 #right(){(52:678)} **フランス外人部隊なのですが、もし外人隊員の出身国とフランスが戦争になった場合、その隊員はどうなるのでしょうか? フランス外人部隊は入隊すると新しい名前と国籍が与えられます。入隊するとき身分証の類はいっさい求められないそうです。 そんな訳で外人部隊に入ると祖国フランスに身も心も捧げなければなりません。契約の具体的内容は知りませんが そもそも志願者には苦労してないのでそれができないヤツは入隊基準で落とされます。 ちなみに外人部隊のモットーは「Legio Patria Nostra(外人部隊こそ我らが故郷)」 あと勘違いしている人が多いんですがフランス外人部隊というのは大戦争の最前線に投入される精鋭部隊ではなく あくまで紛争地帯の治安維持等を主任務にする安上がり部隊だと言う事もお忘れ無く。 #right(){(66:42)} **フランスの外人部隊の給料いくらですか? マジかどうか解らんが月給130ドルという情報がある 「傭兵の誇り」にも「日本の中学生のアルバイト代より安い」と書いてあるので これぐらいか、それ以下だろう。ちなみにこの安月給から宿泊費や食費を差っぴかれるそうだ #right(){(71:290)} **フランスはどんな功績があって、国際連合常任理事国なのでしょうか? ド・ゴールの政治力です。 今いるビシー政権はパチモンで、我々亡命自由フランスが本家であり、 フランス・パルチザンと自由フランス軍は連合国だ!と強弁したからです。 と言う訳で、終戦時には戦勝国として扱われました。 #right(){(73:461)} **自由フランスとヴィシーフランスはどこが違うのでしょうか? 自由フランス   → フランスが独に敗れたため、ドイツに抵抗する人々が、フランスを逃れて               ロンドンに亡命して設立した政府またはその軍隊。               1940.6.18の自由フランス臨時国民委員会が前身で、委員長はド・ゴール。               なお、正式な政府樹立は1943.7.30。 ヴィシーフランス → フランスが独に敗れたため、北部はドイツ占領下に置かれた。               このため、行政機関ををヴィシーに移して存続させたもの。               1940.6.16に樹立し、1940.7.10国家主席にペタンが就任。               1944.8.25、連合軍のパリ解放に伴い、消滅。 #right(){(84:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **フランス外人部隊は、フランス語が話せなくても入隊できますか? 以前はできました。 第2次大戦後には戦犯逃れのため、フランス語のできない元SSが大量入隊していました。 #right(){(90:302)}※表現を過去形に修正 現在はフランス語は必須です。 フランス外人部隊にはフランス語がわからなかったり、前科があると入隊出来ません。 #right(){(90:326)} **フランスがNATOの軍事機構には属していないというのどういうことなんですか? >NATOってのは軍事同盟なんですよね? >それなのに軍事機構ではなく政治機構のみに属しているという意味がよく分かりません。 「北大西洋条約機構」という国際組織には「加盟」はしているものの、この「北大西洋条約機構」加盟国の 軍隊で編制する常設部隊には参加していない、といえばお分かり頂けますでしょうか。 #right{(360:129)} NATOは単なる軍事同盟(協同関係)ではなく、統一された軍事機構だから >それなのに軍事機構ではなく政治機構のみに属しているという意味がよく分かりません。 加盟国が侵攻を受け、北大西洋条約機構としての軍事作戦が発動されれば、加盟国の軍は それぞれの国ではなく条約機構の統制下に入る 国連軍の名の下に指揮権を米軍に握られた韓国軍みたいな地位になっちゃうわけだ で、フランスはそれを嫌がった #right{(360:131)} **フランスにおける国内の対テロ対策を管轄している部署はどこでしょうか? フランス国内でのテロ対策は国家憲兵隊内の機動憲兵の任務です。 機動憲兵は平時は内務省、有事は国防省の指揮下に置かれます。 パリ警視庁が犯罪捜査、交通取締りなどの一般的な警察業務を担当するのに対して、機動憲兵は公安警察的な任務を担当します。 #right(){(313:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM)} **フランスは軍隊と警察と消防の区分が曖昧と聞いたけど本当ですか? 人口の少ない地方で司法警察業務を行っています(大都市部は別に国家警察がある)。 レスキューはやってたけど消防はどうだったかな・・・。 戦前は日本でも消防は警察の一部門でしたが・・・。 警察業務を担っているのは「国家憲兵隊」という第4の軍です。 ですので普通の部隊とはまた指揮系統が別なんですね。 そのためかなり「お巡りさん」に近いイメージではあるんですが、 暴動鎮圧部隊は装甲車なども保有していて、例えば日本の機動隊よりかなり重武装です。 またパトロール艇なども保有し、沿岸警備隊の役割も果たしています。 また、先ほど書きましたようにレスキューや国家の重要施設警備・儀仗もするなど 多彩な任務を持つ部隊です。 これ公式サイトのギャラリーのページなんですが La gendarmerie en images http://www.defense.gouv.fr/sites/gendarmerie/votre_espace/la_gendarmerie_en_images/ #right(){(323:390,458)} **フランス海軍って独自の艦上戦闘機って開発してたんでしょうか? 完全に新規開発というのはありません。(昔も今も) 現代でも、ラファールMは空軍機と共用ですし、試作に終わったジャギュアMも 空軍機の派生型、エタンダールシリーズは元々はNATOの標準軽戦闘機で敗れ た機体です。 海軍独自に作ろうとした時代も1950年代くらいにありましたが、挫折しました。 最初に採用された艦上戦闘機は、1928年に採用されたニューポール・ドラージュ NiD62と言う機体で、一葉半の構造の木製機でした。 次に採用されたのは、1934年に空軍型が初飛行したドヴォアチンD.373/376で、 高翼単葉パラソル式の一部羽布張りで、胴体が全金属製の機体でした。 D.373は着艦フックとフラップを備えたもの、D.376は主翼を折り畳み式にしたもの でした。 それから、低翼単葉固定脚のドヴォアチンD.501が使用されたようですが、これは 主力にはなり得なかったようです。 で、戦闘機不毛のまま大戦に突入したため、慌てて米国にG-36(F4F-3)を発注し、 製造中にフランスが崩壊。 その機体は英国のマートレットIとなりました。 ちなみに、艦載雷撃機は1926~32年製のパナール・ルヴァスールのP.L.7と14、15が 現役で頑張っており(複葉)、艦上偵察機として同じく、1929年製のP.L.101が現役でした。 (ソードフィッシュを笑えません。  さらに、こいつは不時着水に備えた水密構造だったので、無茶苦茶鈍重だったようです。) 流石に、水上機を低翼単葉引込脚に改造したラテコエールのLate299を試作しましたが、 時既に遅く、こちらもダグラスTBDを購入したようです。 #right(){(フランス製軍用機に萌え:眠い人 ◆ikaJHtf2)} ----
#contents ---- **かつて日本の同盟国で敗戦国のドイツには、なぜ軍隊が残っているのでしょうか? 敵国にもろ隣接してるからでしょ。徴兵制なのも同じ理由からだと思う。 真の平和の為には、軍隊みたいなものは有る程度必要だと思うよ・・・・。 #right(){(自衛隊板初質スレ12:13)} **GSG9のベレー帽ってどんなときに使うんですか? 作戦時は西独空挺部隊用標準ヘルメットを使用します 訓練時は判りません ただ、軍隊、警察の類は服装に関する規定が五月蝿いので殆んど常時被っているのではないでしょうか #right(){(5:231)} **ドイツがアフガンに連邦軍を派遣した場合、それは、ドイツアフガン軍団(DAK)と呼ばれちゃうんでしょうか? 極めて長期かつ独立的に作戦を遂行しない限り、それはないと思われ。 要するに、新しい方面軍を編組するようなものだから。 #right(){(9:ミリ屋哲 ◆ZIX.r92I)} **知り合いのアメリカ人(在ストックホルム米あたっしぇ)が「スウェーデンは核武装している、そんなの常識」と言ってるのですが、本当なのでしょうか? スウェーデンが核武装するデメリットが大きすぎるので、おそらくはジョーク だったのだと思います。 しかし、スウェーデンは冷戦の初期に核武装を真剣に考慮・・・どころか、 実際に核兵器の開発に手を染めていたとも言われます。或いはそのことを踏まえて 出た発言かも知れません。 #right(){(10:664)} **軍事的にいって、イタリアの兵器って故障しやすいの? イタリア物、装甲車だけかと思ってたら、練習機、ミサイルから電子兵装まで けっこういけてるみたいです。ただ、基本的にあまり重いもの、最高の物は 難しいような気がします。 #right(){(11:279)} **独逸空軍はルフトヴァッフェですよね?で、陸軍と海軍の呼称が分かりません。教えて頂きたい。 陸軍:へーア 海軍:クリーグスマリーネ 綴りは陸軍が「Heer」で、海軍が「Kriegsmarine」。 #right(){(16:761)} **廃兵ってまだあるんですか? アンヴァリッド廃兵院( Hotel des Invalides )のことですか? もとはルイ14世の命により立てられた傷病兵の為の看護・生活施設で 今では壮大な軍事博物館になっています。 なお軍隊の病院としての機能は別棟ながら今日でも維持されているそうです。 単に廃兵のことなら、戦後は廃兵とは言わず傷痍軍人と言うのが一般的ですよ。 戦傷病者遺族等援護法に基づき戦傷病者手帳が交付され、療養ほか各種給付が 現在でも行われています。 #right(){(29:名無し軍曹)} **降下猟兵って何ですか? ドイツ空挺部隊 #right(){(29:587)} **スペイン海軍がどういう規模・どういう範囲での作戦活動を前提とした軍隊なのかを知らないのですが スペイン海軍は南欧でも有力な海軍の一つです。 AV-8Bを運用するSCS構想に準じて建造されたVTOL空母も保有しています。 #right(){(44:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **世界三番目のイージス保有国がなんでスペイン? 軽空母の直衛用でしょ。 #right(){(44:648)} **戦前のスウェーデンの造船能力はどのくらいの物だったんですか? >海防戦艦なんかは自前で造っていたんですか? 自前建造です。コックムス造船所などは潜水艦建造で今でも有名ですよね。 スベリーゲSverigeなどは北欧四カ国の海防戦艦の中でも最大の排水量 (満載排水量8,000㌧)であるなど、近隣諸国でも高レベルの造艦能力を有していたと思われます。 #right(){(55:名無し軍曹)} どのくらいというのが具体的にナニを指すのかイマイチ不明ですが、 海防戦艦、巡洋艦、駆逐艦、潜水艦に至るまで、国産化しています。 兵器についても、ボフォースを始めとする砲や対潜ロケットも国産化しています。 また、SAABなどが対艦ミサイルも開発しています。 #right(){(55:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ドイツが東西合併したとき東側が持っていた武器や諜報網といった物はどうなったんですか 東ドイツの武器は規格に合わないのでそこら中に叩き売った。(フィンランド・スウェーデンなど) 秘密警察関係の連中はみんな強制退役。 #right(){(57:48)} **スイスの一般家庭に国から支給されたライフルが置いてあって、弾は缶に入って密封されているのでしょうか? スイスは一般家庭に銃器から装備一式まで支給されています。 現在でもそれは変らないはずです。 #right(){(59:523)} **フランコスペインは戦後の冷戦構造の中ではどちら陣営から武器を買っていたのですか? 第二次大戦終了直後は、独裁国家と言うことで、何処も相手にしませんでしたが、 イタリア、ギリシャ、フランス等で共産勢力の浸透が表面化し、冷戦構造が出来て来ますと、 欧州の西の端で地中海を抑え、またカナリア諸島など大西洋に拠点を有するスペインの地位は大きく、 米国を中心とした西側諸国がこぞって、武器を供給しています。 #right(){(67:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} スペインは西側です。 #right(){(67:18)} **17世紀末から18世紀くらいに、イギリス海軍や陸軍が使っていたイギリス国旗というのは、今の英国国旗と同じなのでしょうか? Union Jackは1606/4/12のJamesIの勅状で成立したものです。 これには、以下のように書かれています。 「海上航行に於いて、南ブリテン(イングランド)と北ブリテン(スコットランド)の余が 臣民の間にその使用する旗について相違があり、それによって今後係争が発生す るのを避けるため、余が枢密院の助言に基づき、以下のごとく定むるものとする。 自今Great Britainの諸島ならびに王国に所属する余が臣民に於いては、そのメイントップ に赤い十字、所謂Saint George Crossと、白い十字、所謂Saint Andrew Crossを、紋章官の 作成する形に従って組み合わせた物を掲げる物とする」 これで作成されたUnion Jackは、今の英国国旗にある赤い×十字はありません。 この赤いX十字は、アイルランドを表していますが、 17世紀にはアイルランドは別世界だったので適用されませんでした。 ちなみに、Cromwellの共和制時代は、それが消えたりしています。 補足ですが、 1606年以前は艦尾とメイントップには各国(イングランド、スコットランド)の旗が掲揚されていました。 1606/4/27~1634/5/5までは、ForeMastに白地に赤十字(Saint George)、Main MastにUnion Jack、 艦尾に赤地に白地で赤いSaint George Crossのカントン(旗の右上1/4に付けられたデザイン)でした。 1634/5/5~1649/2/23、1660/5/5~1702/2/5、1702/5/6~1707/7/28までは、艦首に、 Union Jack、艦尾に青地に白地で赤いSaint George Crossのカントンでした。 1649/2/23~3/5には艦首が白地に赤十字のSaint George Crossとなり、艦尾は、赤地に 白地で赤いSaint George Crossのカントンに戻りました。 1649/3/5~1648/5/18には共和制のため、艦首はSaint George Crossとアイルランドの 青地に金色の竪琴が半分ずつ描かれたものとなりました(艦尾は同じ)。 1658/5/18~1660/5/5には、艦首のそれは再びUnion Jackになりましたが、中心部に、 アイルランドの青地の楯に金色の竪琴が加わっています。 1702/2/5~5/6にはアイルランドの竪琴が取り払われ、艦尾の旗が変わって、赤白赤の 横三色旗に一番上の赤地に小さなSaint George Crossのカントンが付きました。 1707/7/28~1801/1/1になって、艦尾の旗がまた代わり、赤地一色にカントンがUnion Jack となっています。 1801/1/1~1864/7/9までは、艦首旗は現在の赤いX十字が付いたUnion Jackとなり、 艦尾は赤地旗が用いられ、1864/7/9~は艦尾旗は白地に赤十字でUnion Jackのカントン という、White Ensignになって、現在に至っています。 #right(){(68:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **スイスって国連に加盟して永世中立国じゃなくなったのかな? >平時下にはどことも同盟しないってのが中立国の条件だったっけ 別に国連に加盟したからと言って永世中立国で無くなる訳ではありません。 が、可成り難しい問題ではあります。 国際法上は、中立とは、非戦争当事国が交戦国に対して有する国際法上の地位を言います。 中立は交戦国に対して黙認義務と公平義務を負うこととなります。 そして、上記の中立概念を基本とし、条約の他の締約国も当該国の領土と政治的独立を尊重し、 その地位を保証する義務を負う場合、その国を永世中立国と呼びます。 永世中立国は、一般の国家とは異なり、特別の国際法上の義務を負います。 平時から第三国間に発生する戦争に際して中立法規の恐れのある連携関係―同盟や相互安全 保障条約など―への不参加や、さらに許容される一切の自国の領土保全の自衛防衛義務です。 中立は戦争当事国になる事を拒否する概念ではありません。 ただ、国連加盟により、国連が行使できる集団安全保障に加盟国は拘束されるため、その辺で 中立とは相容れない状況になり得ます。 とは言え、今のところ、各国が「Swissは永世中立国」という認識を持つ限り、 永世中立国であると言えるでしょう。 #right(){(79:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **旧東ドイツ軍の戦車や戦闘機って、ドイツ国防軍でも使用されていたのでしょうか? T-72は安全基準に満たなかったので全部スクラップ。 Mig29もスクラップの予定だったが性能を買われてしばらく制式にあった #right(){(91:188)} 少数だが教育及び研究用に保管されてます。 #right(){(91:189)} >アグレッサー用としてアメリカに売っちゃうという手はなかったのかな。 冷戦終結後に米軍のアグレッサー部隊は急速に縮小されていますので、 わざわざMiGを購入して部隊を編成するのは無理だったと思います。 ちなみにMiG-29なら米国はモルドバから21機一まとめに購入ましたが、全く使用しなかったみたいです。 なぜ購入したかというと、いわゆる「ならず者国家」に渡るのを防ぐためだったとか。 #right(){(91:193)} MiG-29Gの売却先はポーランドですよ。 #right(){(91:206)} **スペイン内戦について質問です。 >海軍が政府側についたため、フランコは軍をドイツの輸送機を使ってモロッコから本土に上陸させてますが、 >空軍も政府政府側につき、制空権を相手に握られていた状況でなぜ可能だったのですか? 誤解をなさってますが、スペイン内戦では陸、海、空軍すべてが フランコ側、政府側に分裂しています。 だいたい、兵が政府支持、士官がフランコ支持で 空軍は機体の大半と整備員を政府側がおさえましたが パイロットのほとんどはフランコにつき、内戦におけるスペイン人エースも 大多数がフランコ側でした。 政府側は一からパイロットを集める必要があり、のちに各国からの義勇パイロットや ソビエト人パイロットにたよることになります。 海軍も水兵が政府側、士官がフランコ側が多く いくつかの艦船は水兵が士官を殺害して政府側につきましたが、 フランコ側もエル・フェロル軍港と重巡「バレシアス」「カナリアス」2隻をおさえました。 > フランコは軍をドイツの輸送機を使ってモロッコから本土に上陸させてますが、 制海権が政府に奪われたわけではなく、フランコ支持派だったモロッコ駐留軍を 急いで本土に呼び戻し戦況を有利にしたかったわけです。 #right(){(91:729)} **バチカン市国にはローマ法皇直属の軍隊が居ると聞いたんですが本当でつか? バチカン市国には軍は存在せず、スイス衛兵が法王身辺と法王室を、 市国警察がその他の警備に当たることになっています。 あの特徴的な制服はミケランジェロのデザインだそうです。 #right(){(93:962)} ローマ教皇の護衛がスイス人なのは理由があって、 16世紀のヨーロッパでは傭兵でもっとも質の高いのはスイス人だと 相場が決まってたのです。(なんでかってーと、スイスは他に輸出するものが ないので『血を売る』ことでしか外貨を稼げなかったのです。だから絶対に逃げない、 命令に忠実である、という評判だった) で、かつて神聖ローマ帝国のカール5世の軍がローマを攻撃したことがあって、 その際に時の教皇クレメンス7世を逃がす時間を稼ぐために、スイス人衛兵 たちが全滅するまで戦ったという事件があって、それ以来教皇庁はそれを 恩義に感じていまだにバチカン市国の衛兵は全員スイス人にしているそうです。 スイス人ならだれでもいいってわけじゃなくて、かつての衛兵の血筋で かつ身長が一定以上、敬虔なクリスチャンでなおかつ眉目秀麗でないとなれないとか。 #right(){(93:969)} **ドイツの核防衛はどうなってるんでしょうか? サミット参加国で核を保有してないのは、日本、ドイツ、カナダくらいでしょうか。 ご質問の意図が汲み取りかねるのですが、核武装と核防衛は全然別物です。 そいでもって、核防衛を実現している国は地球上にはありません。あるのは あくまで核の抑止力です。 ドイツはフランスは特別な同盟を結んでいるということはありません。敢えて言えば どちらもNATOの一員ということでしょう。 #right(){(95:446)} 冷戦時代の米国はNATO軍に戦術核を渡してますよ キーは保持していて、勝手には使えないようにしていたけど またキューバ危機の時には旧ソ連がキューバに核兵器を引き渡すかどうか 真剣に検討していた事実もある 未確認情報を上げるとイスラエルが保有している核は南アとの共同開発らしいし 北朝鮮の核爆弾もパキスタンとの共同開発ではないかと疑われている 「核兵器を第三国へ供与した国は無い」つーのは誤りではないが正しくもない #right(){(95:504)} アメリカがイギリスにSLBM用核弾頭を引き渡したとか 旧ソ連諸国間の核弾頭の取引とか、いろいろな例がある罠 #right(){(95:510)} >ドイツは核の抑止力を持っているのか? NATOって知ってる? ドイツにはアメリカ軍が駐留してます。 #right(){(95:521)} **ワイマール体制以後現在の統一ドイツ軍にいたるまでの間に、海兵隊又は陸戦隊・海軍歩兵に相当する部隊はあったのでしょうか? ドイツ海軍には沿岸砲兵はいたけど陸戦部隊は存在してない。 #right(){(95:661)} **ドイツ国内でWW2のドイツ軍を格好よく描く行為は犯罪となる、と聞いたことがありますが、事実ですか? >あと、一等自営業氏の『黒騎士物語』をドイツに持ち込むと没収されるというのも事実でしょうか? それはデマです。 さるミリタリーショップの女子店員がブラウンの服に小林源文の漫画を携行して何度もドイツに逝っております。 蛇足ですが、そのミリタリーショップが主宰した 「ドイツ軍の軍装でロンメルの墓参りに逝くツアー」が企画され実際に実行されましたが このときはさすがに入国出来ませんでした。 #right(){(96:366)} >成田からその格好かよ(藁 成田からナチの軍服着てドイツの空港で係官に「おまいら帰れ」って言われた。 #right(){(96:373)} **GSG9が政治的配慮により国境警備隊に編入と書いてあったんですが政治的配慮って具体的になんですか 西ドイツ(1973年当時)では、軍隊に特殊部隊を編成することがSSなどナチスの恐怖を 自国、周辺国に想起させるという危惧があったために国境警備隊に創設した。 なお、「国境警備隊に編入」ではなく、国境警備隊からの志願の形を取っている。 隊員は3年以上(2年半との資料もあり)の国境警備隊員の経験を持っていなければならない。 #right(){(96:780)} **スイスは各家庭にライフルあったり場合によっちゃ迫撃砲まであるそうですが弾薬の管理(安全管理・品質管理)はどうなっているんでしょうか? アサルトライフルが各家庭にあるのはその通りですが、流石に迫撃砲は家庭にはありません。 そういう火砲の類は地域ごとにある武器庫に保管されています。 で、スイスは男子に徴兵制度があり、18歳から36歳まで、定期的に訓練を受ける義務があります。 なので、日常のメンテナンスができる人間が家庭には必ずいることになります。 #right(){(368:213)} **スイス軍ってベトナム戦争や湾岸戦争やアフガン・イラク戦争や平和維持活動にも参加した事ないんですか? 1999年にKFOR(コソボ多国籍軍)に参加してコソボの国際安全保障部隊として。 2004年にEUFOR(欧州連合部隊)に参加してボスニアの平和維持活動に参加しています。 #right(){(519:688)} **冬戦争で、ソ連兵でさえバタバタと凍死するような厳寒な状況でフィンランド兵とかはどうやって凍死を免れていたんでしょうか? >つーか、マイナス40度の中での戦争ってのが想像できないんですがどうやって維持していたんですかね?? ソ連軍は敵地で包囲され補給を断たれために凍死していった。 補給物資、つまりは食い物と燃料、毛布が十分にあればあれば生き延びる事も出来たろう フィンランド兵が特別寒さに強いわけじゃないが、自国だけに十分な補給を受け、 しっかりとした陣地や施設に籠れたから死なずに済む。 #right{(508:91:モッティ ◆uSDglizB3o)} 付け加えておくと、ソビエト軍部は 「あんな弱小国あっというまに落ちるさ」 と思っていたので冬季長期戦への準備が適当で、補給物資の備蓄も少なかった。 この辺の反省と戦訓が独ソ戦でソビエトを救う。 #right{(508:94)} **スペインはなぜイージス艦を導入しているのでしょうか? >地政学的な視点からの回答を希望します。 一つには単純に、ある程度以上の経済力を持つ国はどこも広域防空ができる艦を導入しつつあるってのがある スペインは実績にも優れるイージスを選択したと。 地理的にというと、 スペインは要衝ジブラルタル海峡(ジブラルタルは英領だけど・・・・・)を抱えているので 相応の海軍力を整備したい事情もあるようだ #right{(514:574)} 欧州主要国で排水量4000t以上の防空艦を持っている国が増えた、 今やスペイン、オランダ、ドイツ、ノルウェーが仲間入り。 #right{(514:577)} >何でノルウェーはイージス艦なんて保有してんの? スペイン=空母を守るため。当初はドイツ・オランダと共同開発のTFCに参加していたが脱退した。 ノルウェー=老朽艦のリプレース。イージス艦といってもフリゲイト向けのSPY-1Fと個艦防空用のESSMしか積んでいない。 #right{(353:719)} **フィンランドって親ロシアなんですか? 親ロシアっちゅうかなんちゅうか。まあ、冷戦後もある程度影響力が残ってたでしょうな この辺を参照 ・フィンランド化 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E5%8C%96 ・ノルディックバランス http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9 #right(){(346:905)} **1936年時でポルトガルの海外植民地を全て教えてください。また、海軍艦艇では戦艦や水上機母艦などの大型艦は保有していたのでしょうか? 今、帝国書院だったかな、地図の出版会社から復刻版の世界地図が出ていますから、その辺を購入なさった方が良いかと思います。 Portugalの植民地としては以下のものがあります。 (Africa) Angola、Mozambique、Portugal領Guinea(今のGuinea-Bissau)、Cabinda(今のAngolaの一地域)、Cabo Verde、Madeira Islands、 Sao Joao Baptista de Ajuda(今はBenin領) Madeira、Sao Joao Baptista de Ajudaを除いて、何れも1973~75年に独立。 Sao Joao Baptista de Ajudaは1961年武力併合 (Asia) Macao(1999年返還)、East-Timor、Oecussi(今はEast-Timorの一部で2002年独立) (India) Goa、Terekhol、Ilha de Angediva(両方ともGoaの一部)、Diu、Ghogla、Simbor(何れも Diuの一部)、Daman、Dadra、Nagar Haveli 大抵は1961年に武力併合されています。 でもって、1936年当時、海軍はJunkers K.43とBlackburn Sharkを主力攻撃機にしてい ましたが、攻撃機は何れも水上機基地からの運用となっています。 僅かにHawker Ospreyが水上艦から運用されていました。 彼の国の海軍の1936年当時の主力艦は、英国Ambuscadeに範を取ったDouro級駆逐艦 7隻とVickersが建造したDelfim級3隻で、戦艦や水上機母艦はありません。 他にVelho級スループ2隻、Nune級スループ2隻、そして最大の艦としては、排水量2,440t のAlbuquerque級スループ2隻があります。 最後の艦は多目的に運用できる艦として、機雷敷設設備や対潜兵装を有しますが、それら を撤去することで、Osprey1機が搭載できました。 補足。 Delfim級3隻は潜水艦です。 蛇足ですが、1936年のPortugal空軍。 多用途機:Potez25(Jupiterエンジン)22機、Potez25(Lorraineエンジン)1機。 練習機:(初等)Tiger Moth26機、(高等)Morane-Saulnier 230(Salmsonエンジン)1機、同233(Titanエンジン)16機、      (高等)M.S.130(Titanエンジン)4機 攻撃機:Vickers Valparaiso(Napier Lionエンジン)1機、Valparaiso(Jupiter9エンジン)13機。 連絡機:Junkers W.34L 1機、Ca-100、Ca-113各1機 戦闘機:Hawker Fury 3機 輸送機:D.H.88 Comet "Salazar" 1機 #right(){(336:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **スウェーデンは優れた様々な種類の兵器を生産している国、という認識を持って間違いないですか? スウェーデンは武装中立の国是を守るために兵器はなるべく国産 するよう国家振興している。兵器を輸入に頼ると輸入元から 供給、情報、メンテ等で外交圧力を受けるリスクがあるので。 国力の割には国産兵器の比率が高いのはそのため。 で、量産効果で調達価格を抑えるためと広範囲な運用情報入手の ために兵器の輸出も振興している。多種の兵器を輸出しているので その中には国際的に高評価なものも少なからず存在するが、 他の兵器輸出国と比べ全般に高性能、ってわけでもない。 #right(){(587:67)} **第二次大戦後のフィンランド軍の装備は東側の兵器だったのですか? >それとも西側の兵器だったのですか? 西側と東側の兵器を両方使ってる。 戦車はTー72とT-55Mだけど、戦闘機はグリペンとドラケンだし。 その前はMiG-21とかも使ってた。 基本的に陸軍は東側装備で、空軍はスウェーデン製+ソビエト製ってところ。 #right(){(328:62)} 戦後暫くは第二次大戦時の兵器をそのまま使用していますが、戦車なんかは、T54/55、PT76を 使用しています。 また、海軍もRiga級フリゲートを使用し、Osa級ミサイル艇も配備されていました。 空軍の場合は、ミサイル条項が講和条約にあったために機体選択に四苦八苦していますが、後に MiG-21Fを採用して、80年代にその後継としてMiG-21bisを採用しています。 尤も、他にスウェーデンのJ35も使用していますが…。 いずれにしても、風土的なことを考えると、西側よりソ連の兵器を使う方が効率が良かったのは確か でしょうね。 万一、冬戦争再発でも、部品が利用できるわけですし(ぉ。 #right(){(328:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **帝国期や戦前のドイツ軍には名前にフォンの付くユンカーや、フライヘアやグラーフなども付く貴族出身の将校が多かったですが、現代のドイツ連邦軍にも似たような傾向はあるのでしょうか? たとえばユンカーというのは実質は中小農場主で、vonは付いてるけど爵位は持ってない者が大多数。 爵位だって第一次大戦後の帝政崩壊で公式のものではなくなったから、以後は何かの特権があったわけではない。 そういう階層が貴族としての誇りを持ちつつ生計を立てる道としては軍人が一番だった。 今はそういう時代じゃないから、特段軍人にならなければならないという動機もない。 #right(){(599:939)} **イタリア空軍がF-104戦闘機を長期に渡って運用し続けた理由は? パナビア・トーネードを導入しなかったから。このため、F-104の近代化改修を行い、 ユーロファイター・タイフーンの就役まで使い続けた。 #right(){(608:111)} **スイスって何で海がないのに海軍機のホーネットを配備してるんですか? >速度も遅いのに。 当時はそれなりの性能で中距離AAMが使えるのがそれくらいしかなかったとかそんなとこだったはず 山国スイスで使い物になる攻撃用レーダーを積んでるのがF/A-18だった、という事情もある。 ちなみにスイスのはチタンの特殊仕様 お値段は25%増しとからしいけど お陰で軽くて丈夫、加速力も航続距離も改善して変態機動に磨きがかかってる ついでに寿命も延びてる #right(){(311:148-165)} **ガザ支援船急襲でイタリアとオランダがイスラエル寄りな理由は何かな? イタリアとオランダは中道右派政権だから、基本的にイスラエル寄り。 欧州の保守・右派勢力は、「民主主義の価値を共有している」としてイスラエルに 好意的で、アラブ諸国には「独裁的だ」として厳しい姿勢で臨むことが多い。 ただし、アメリカの保守派みたいに盲目的にイスラエルを支持しているという わけでは無いようだけどな。 ベルルスコーニは普通に油田目当てでリビアに接近してるし、西岸の入植地 拡大を批判している。 #right(){(イスラエル軍14:137,138)} **オランダは領海や経済水域が狭いし植民地もほぼ消滅したのに、あいかわらず海軍規模がいっちょまえなのは何故でしょうか? NATO大西洋常設艦隊(STANAVFORLANT)などで国際的な役割が大きいため。 しかもオランダ本国には北欧司令部がおかれているし地中海常設艦隊にも旗艦を派遣している。 ちなみにオランダには我が国ほどではないが大規模な沿岸警備隊(KUSTWACHT)があり領海やEEZの警備はそこが行っている。 #right(){(309:405)} **1960年~75年頃のポルトガル軍の兵力と装備について教えてください。 >1960年代頃、アンゴラやモザンビーク、ギニアビサウなどポルトガルの植民地では >独立運動が起こり、独立を認めないポルトガルと1975年のまで延々と戦争が続きましたが、 >特に植民地に派遣されていた部隊の装備や規模について知りたいです。 とりあえず手元資料には陸軍のものは無いのであしからずご了承下しい。 空軍については、兵力9,000名(1963年)で、350機の航空機を有していました。 Portugalの空軍司令部は3つに分かれており、一つは本土防空の為とNATOを構成するLisbon、 一つはAngolaのLuanda、もう一つはLourenco Marques(今のMozambique)にありました。 NATOには、P2V-5哨戒機を供出しているほか、本土防空にF-86F戦闘機を2個飛行隊保有して います。 輸送機としては、Nord N.2502 Noratlasse×6が軍用輸送機の主力で、DC-6/C-54/C-47が少数機 属していました。 SAR任務には、SC-54DとUH-19、AlouettteIIが就役しています。 空挺部隊は、1個連隊と2個独立大隊により構成されています。 訓練シラバスは、ライセンス生産のChipmunkから開始し、Harvardに進み、T-33で高等訓練を受ける と言う形になっています。 なお、T-37Cが18機、COIN任務の為、MDAP供与されました。 また、Angolaには空軍指揮下で、飛行クラブの人々で構成された義勇兵飛行隊があり、ここでは、 ライセンス生産のAuster D.5/160観測機を連絡と偵察に用いています。 後に、G.91R/4と、西ドイツから中古でG.91R/3が引き渡され、Angolaなどで用いられ、一部は引き 揚げの際にR/4が数機現地政府に引き渡されました。 同様に、N.2502も数機が引き渡されています。 また、植民地ではAlouettteIIIが攻撃用に使用され、フランス製Cessna337の軍用型がAusterの後継に 使用されました。 海軍については、1967年の資料ですが、1,400名の士官と13,600名の兵(海兵隊含む)から構成されています。 潜水艦は、France製Daphne級が4隻、英国製戦時型S級が3隻、英国製の戦前型駆逐艦Vouga、Italy製軽駆逐艦 1隻、France製A69フリゲート4隻、米国のDealey級を元にした国産フリゲートが4隻、米国製戦時型DEが2隻、旧英 国製戦時型Bay級フリゲート4隻、同River級フリゲート2隻、戦前に建造した国産フリゲートが1隻、旧英国の戦時型 Bangor級掃海艇をコルベットにしたのが1隻あります。 これが第一線兵力で、このほか、Bay級フリゲートを改造したもの、国産スループを改造したもの、Flower級スループ の改造、Bangor級掃海艇を改造したもの、旧英国戦時型島級とローラーを改造した測量艦が多数あります。 哨戒艇(これが植民地での主力)として、米国の援助で建造したMaio級大型哨戒艇が5隻、France製Maio級大型哨戒艇 が3隻、米国製PC級大型哨戒艇を6隻保有しています。 また、小型哨戒ボートが30隻ほどありました。 上陸用舟艇としては、英国製LCT(4)が4隻、LCMが26隻、LCAが17隻がありました。 後に、国産のArgos級大型哨戒艇7隻、Jupiter級哨戒艇2隻、Bellatrix級哨戒ボート4隻、LCT2隻はAngolaに接収され、 Mozambiqueには形見分け的にPortugal海軍から艦艇が譲渡されています。 配備ですが、アフリカにはAngola、Mozambique、Portuguse Guinea(今のGuineaBissau)に、フリゲートを旗艦に、大型 哨戒艇と小型哨戒ボート、上陸用舟艇が配備されていました。 #right(){(299:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **スペイン内戦での人民戦線側の敗因は何ですか? 人民戦線側は寄せ集めの上、内輪もめが絶えなかった。 きちんとした組織系統が存在しないため、まともな作戦行動も出来なかった。 重要な陸軍は大半がフランコ側に付いた。 ソ連が人民戦線側を支持したため、英米は人民戦線に協力しなかった。 >共産主義者が内ゲバしてたってソースは? 人民戦線はソ連系のCGT、トロツキー派のPOUM、それに無政府主義者が 入り乱れての内ゲバ状態だったろ。でも、大きかったのは、ソ連がはしごを 外したことだろうね。ナチス・ドイツは最後までフランコを援護したが。 他の人も回答しているが、 英はたとえ勝っても現時点で優勢な共産との内戦に突入し、 そのまま共産が勝利するのは目に見えていたし、ファシストと共産ならどっちも変わらんから あえて介入する意味を見いださなかった。 (ただしこの時点では英もソ連も”ドイツの”ファシストになるだろうと考えた。 フランコはすぐに吸収されると確信していたわけだ) ソ連は英国のご機嫌取りのため直接介入は不可能だった。ブハーコフが指摘するように スターリンはこの頃から英国との接近を始めていたと考えるのが自然だろう。モロトフも 方針を切り替えたわけではなく次の段階だった。 しかし結局、我が身を削ってアイルランドとスペインのため戦ったイタリアのせいで すべての予想がひっくり返り、独立したフランコ政権が誕生してしまい、 早期の独ソ開戦の間接的な要因となり、スターリンを驚愕させたわけだが この時点では英ソともそんな結果は予想できていなかった。 #right(){(655:620-667)} **スペイン内戦時、ヘミングウェーも国際義勇軍に加わっていたそうですが階級と兵科は何ですか? 立場は従軍記者ですね 宿舎や食事に関しては将校並みの待遇を受けてます 第一次大戦の時は>917氏が指摘している様に左目の故障と 父親からの猛反対に合い断念している その後パリに渡った時に赤十字社の募集に志願して中尉待遇で従軍してます #right(){(691:シチュー砲 ◆STEW.ibjrE)} **地中海は潮の満ち引きが小さいので、沿岸の港には船を停泊させ易いという話を聞きましたが本当でしょうか? 地中海に潮の満ち引きがほとんど無いのは本当です。 その昔、イギリスに攻め寄せたローマの軍勢は、潮の干満により艦隊にかなりの損害を受けたとか。 #right(){(101:33)} **フィンランドって乃木大将のおかげで親日って聞いたけど本当? 20世紀初頭のフィンランドは、1809年のボルゴ国会の結果、ロシア主権下の自治大公国となります。 そして、1878年には独自の国防軍を設置するまでになっていました。 しかし、1899年のNicolaiIIの2月宣言で、国会は立法権を失い、次第に自治権が浸食され、軍隊は廃止、 官庁の公用語もフィンランド語からロシア語へと変更させられます。 この一連の事由で、若年層による叛乱が勃発し、総督府は対応に終われますが、1904年の日露戦争で 根本的な対応が出来ず、1905年のロシア革命によって1899年の2月宣言が撤廃され、元の状態に戻り ました。 この状態を現出した日本に対しては、それなりに感謝をしていますが、一様に乃木将軍の所為ばかり ではありません。 #right(){(278:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ドイツは小火器に於いて世界の一歩先を行くのは何故ですか? まあひとつは技術力があるから、次にスペイン内戦等の実戦経験、最後にベルサイユ条約による軍備制限。 必要は発明の母、制限があれば工夫も産まれると。 例えばドイツはベルト給弾の重機関銃を禁止されてたから、軽機で重機の役割もやらないといけない。 更にスイスのソロータンとラインメタル、ボフォースとクルップの提携、 ソ連とのラパロ条約による兵器開発実験の努力に、工業国チェコの併合と。 #right(){(俺初質スレ432:297)} **スペイン内戦での共和派の航空機、艦船を教えて下さい。 共和国側の軍用機ですが、1936年3月の段階では、主力戦闘機がFrance製のHispano-Nieuport 52、 主力軽爆撃機が、CASAでLicense生産したBreguet 19、重爆撃機兼輸送機として、Fokker F.VII/3mが 使用され、海軍では、CASAで生産された、Vickers Vildebeest雷撃機を主軸に、飛行艇として、 Savoia-Marchetti S.62戦闘飛行艇、Dornier WalD-8飛行艇を使用していました。 内戦勃発後、ナショナリスト側が捕獲したのは、空軍機73機(+修理中17機)、海軍機5機、練習機19機、 公用機2機、民間航空(LAPE)2機、その他民間機26機、共和国軍の手元に残ったのが、空軍機118~130機 (+修理中15機)、海軍機87機、練習機60機、海軍練習機9機、民間航空(LAPE)13~14機、Autogyro2機、 公用機6~8機、社用機13機、その他民間機105~107機になります。 内戦初期、共和国が用いたのは、以下の機体です。 (空軍) Boeing281(P-26の輸出型)1機、CASA-Breguet19軽爆撃機60~70機、Cierva C.319/30Autogyro3機、 Dornier Wal飛行艇8機(他に5機が修理中)、Hawker Spanish Fury戦闘機(国産化果たせず)3機、 Hispano-Nieuport52戦闘機35機(他に10機修理中、10機未組立)。 (海軍) CASA-Vickers Vildebeest雷撃機27機(うち2機が水上機)、Cierva C.30AAutogyro2機、Dornier Wal 飛行艇8機、Macchi M.18戦闘飛行艇10機、Martinsyde F.4戦闘機9機、Savoia-Marchetti S.62飛行艇 30機。 内戦中に各国から供給を受けたのは以下の機体。 Belgium   Avia BH-33戦闘機×1(SABCA製)、De Havilland D.H.89輸送機×1 Czechoslovakia    Aero A-101/Ab101軽爆撃機×25(47機発注)、Letov S.231/331/431戦闘機×17~21    Letov S.328直協機×6(未確認) Estonia    Bristol Bulldog戦闘機×8~11(最低8機)、Potez25直協機×8 France    Bloch MB200重爆撃機×1~2、Bloch MB210重爆撃機×4~7、Dewoitine D.27/53戦闘機×2~3、    Dewoitine D.370-01×1、Dewoitine D.371-01×1、Dewoitine D.371×10、Dewoitine D.372×13~14、    Dewoitine D.510TH×2(ヘジャズ(サウジ)向けの偽装輸出品)、Gourdou-Lesuerre GL-32戦闘機×15~20、    Gourdou-Lesuerre GL-410/482戦闘機×2、Gourdou-Lesuerre GL-633戦闘機×6、Liore et Olivier 20/213    夜間爆撃機×1~2、Loire 46戦闘機×5~6、Potez25直協機×5~7、Potez540/542/544重爆撃機×18、    Romano R.82/83×12(各6機) Italy    De Havilland D.H.89輸送機×1 Netherlands    Fokker C.10直協機×1、Fokker D.21戦闘機×1(工場破壊で国産化断念)、Koolhoven F.K.51戦闘機×22 Sweden    Northrop 1C Delta連絡機×1、Sikorsky S-38B飛行艇×1 Swiss    Douglas DC-2輸送機×1、Lockheed 9B連絡機×2 United Kingdom    De Havilland D.H.84輸送機×4、De Havilland D.H.90輸送機×3、Douglas DC-1輸送機×1、    Focke-Wolf Fw-56戦闘練習機(ItalyのEthiopia侵攻の際、英国人が購入して引き渡せなかった    ものを供給)×3 United States    Grumman GE-23戦闘機(FF-1のCanada輸出型)×34、Seversky SEV-3戦闘機×1、    Vultee V-1/V-1A輸送爆撃機×8 USSR    I-15戦闘機×153、I-152戦闘機×30、I-16戦闘機×276、R-5直協機×31~62機、    R-Z襲撃機×93~124機、SB-2M100A爆撃機×93~108    他にSpain国産で、I-15の国産化型E-15Chato×237、I-16の国産化型E-16Moska×14 となっています。 (軽飛行機、練習機、民間輸送機でもマイナーなものは除いています) #right(){(126:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **スペインやフランスのように大西洋と地中海に面した国家の海軍の編成はどうなっているのでしょうか? >やはり地中海艦隊と大西洋艦隊に分けられているんですか? Franceは大西洋艦隊と地中海艦隊に分かれています。 大西洋艦隊の主な根拠地はBrestにあり、大型水上艦の多くはこちらに配備されています。 後、小艦隊ですが、英仏海峡小艦隊として、機雷戦艦艇をCherbourgに置いています。 戦略潜水艦隊の根拠地が、Lorient。 地中海艦隊の主な根拠地はToulonにあり、機動部隊はこちらが根拠地です。 Spainは大西洋にカンタブリア海軍管区があり、エルフェロルが根拠地。 Gibraltarには、海峡管区があり、San Fernandoが根拠地。 地中海には地中海管区があり、Cartagenaが根拠地。 その他にCanary Islandsに管区があります。 但し、管区はこの様に分かれていますが、艦隊司令部はRotaにあるだけです。 #right(){(267:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **イタリア艦はどういう思惑があってあんなに砲を乗っけているのでしょうか? 地中海は内海ですから、凌波性が多少悪くても大丈夫ですし、何しろ、本土の目と 鼻の先がテリトリーですから航続距離を重視しなくても済みます。 でもって、イタリア海軍の主敵となるのは、確かに冷戦下ではソ連海軍は脅威ではあり ましたが、地中海まで出て来るのは、黒海艦隊が相手ですし、その黒海艦隊自体、 Bosporus海峡を出るまでに相当な戦力ダウンとなってしまうことになるでしょう。 となると、ソ連軍を相手にする場合は、潜水艦くらいしかないことになります。 一方で、ソ連の影響下にある国々には、ソ連は多数の高速艇を輸出しています。 それ以外の国でもミサイル艇を主たる海軍力の柱にしている国が多いです。 これらは装甲はないですが、高速で数が多く、島影からミサイルを発射され、それが 命中すると大型艦でも沈没する、それなりの脅威になります。 ただ、こんな目標に一々ミサイルをぶち込むのは効率が悪いため、こうした脅威に 対する対処は、砲やら機関砲を搭載して、数で圧倒しようとしたのが伝統になって しまっている様です。 後、やたらめったらにミサイルを発射するのは、経済状況から許されないという意識 もあるみたいですね。 #right(){(261:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **セボルガ公国とか、マルタ騎士団国って架空の国ですか? セボルガ公国はイタリア北西部に実在。 面積14平方粁、人口2000人、首都:セボルガ(人口362人)、政体:公国、 言語:イタリア語。通貨:ルイジーノ。 954年に城塞と教会が出来、神聖ローマ帝国に公国として編入。 1118年にシトー派修道教会の治める独立国となり、1729年に一旦サヴォイ 公国に併合されるも、列国には認められず、ウィーン会議、イタリア統一、 イタリア共和国発足でも最終帰属の決定は忘れ去られ、イタリアから独立 したままとなる。 マルタ騎士団国は、正式名称「エルサレム・ロードス島。マルタの聖ヨハネ 最高騎士修道会」。 ローマに本部があり、その館とその周辺が支配地。 元々はマルタ島を支配していたが、イスラムの侵攻により追放される。 1966年、イタリアが主権国家として認め、外交関係は84ヶ国に及ぶ。 国連のオブザーバー資格を有している。 #right(){(小国の軍隊を語れ!:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **リヒテンシュタインやモナコって独立している意味があるのでしょうか? リヒテンシュタインはオーストリアとスイスとの緩衝国家として意味があった。 モナコは大公の血統が絶えたらフランスに編入されるはず。 #right(){(小国の軍隊を語れ!:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **イタリア軍やフランス軍は、現在の他国との共同演習とかでも「やっぱヘタリアだなーw」という風に馬鹿にされているんでしょうか? 戦後、イタリアやフランスは各種軍事訓練で誉められたことこそあったけど、ヘタレぶりを見せたことはないような気がする 例えばアメリカでの各種○○フラッグと呼ばれる空軍の演習で、イタリアのパイロットの技量は毎回最高ランクに 評価されている 英語力は日本の空自と同等、つまり「まったく通じない」評価だが #right(){(俺初質スレ50505:822)} イタリア空軍は湾岸戦争のとき、ぶっつけ本番で空中給油を受けようとして ほとんど成功しなかったって話は聞いたことがある。 #right(){(俺初質スレ50505:825)} **IRA(アイルランド共和軍)はもう存在しない? 穏健派が武装闘争をやめただけで、無くなってはいないし過激派の活動も続いてるよ。 #right(){(俺初質スレ434:991)} リアルIRAというのが闘争を続けている。 #right(){(俺初質スレ434:994)} *イギリス **イギリスにも米軍が駐留してるらしいですがなぜでしょうか? >かつては大英帝国として世界に君臨して、その後も戦争で負けたわけではないし、核武装国ですよね。 調べれば分かるんですが、英国に駐留している米軍はほとんどが航空戦力なんですよ。 米軍が英国に駐留を始めたのはWW2での欧州反抗の拠点とされたためなのですが、終戦後のソビエトとの 対立による冷戦構造の構築やNATOの結成と言った流れの中で再び対ソ連のための拠点として英国は利用されたわけです。 かつてNATOで描かれたシナリオの中では、英国はいわば「不沈空母」としての役割をになっていました。 ワルシャワ条約軍の侵攻が始まった場合、緒戦の一撃、その後の防空戦闘や対地支援で拘束されて 西独空軍や西独駐留米空軍は有効な反撃を行えない状態になると予想されます。 米軍の支援が到着し、NATO軍が反攻に転じた際にワルシャワ条約軍の後方を空爆して 支援を絶ち、敵OMGの突破衝力を和らげるのが英国駐留の米航空戦力の役目でした。 また、グリーンランド、アイスランド、イギリスの間の海域(いわゆるGIUKギャップ)の封鎖を 英海軍と共に行い、ソビエト海軍の潜水艦や空軍の戦略爆撃機を阻止するのも重大な役目でした。 #right(){(353:705)} **イギリスの核戦力はアメリカに組み込まれているという話をよく聞くんですが、 >イギリスのSLBNにアメリカの連絡将校みたいな人は乗っているんでしょうか? イギリスの戦略原潜に搭載されているトライデントIIミサイルは、正確には英国の所有物ではなく、 米国にある米と共同で管理しているミサイルプールから搭載します。ミサイルは米国がメンテナンスしています。 核弾頭は完全に英国製であり(設計には米の助けが入っているにしても)、英国まで戻った後、 クールポートで英海軍によって「借りた」トライデントに取り付けられます。 英原潜に米軍人が乗り込むルールはありませんし、コントロールしているわけでもありません。 しかし、弾道弾に対する早期警戒システムや衛星は米のものであり、協働して使用しているとはいうものの、 この点では米にコントロールされていると言えるかもしれません。 しかし、基本的にはブレア首相が先日英国の核戦力維持とそのためのミサイル改良について答弁したように、 英国は核ミサイル発射に際して他国の許可を得る必要はありません。 http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/4805768.stm #right{(357:333)} **イギリスも、海兵隊は海軍と別系統になってるんですか? そりゃあロイヤルネービーとロイヤルマリーンがあるから別では。 元祖海兵隊はイギリス海兵隊です。 #right(){(10:468-469)} **イギリスが積極的にアフガンを攻める意味ってあるの? ええと、英国とアメリカの軍事協同関係は大変強く、英国はアメリカにとって 欧州における信頼できる盟友です。B-2の基地も置けば、極秘作戦も行う。 ステルス機の初期の実験は英国で行われたともいいます。 英国はアメリカから軍事技術の最優先供与を受け、核弾頭からJSFまで 幅広く利益を受けています。その裏には、文化的、歴史的に、英国は 欧州よりアメリカにはるかに大きな親近感を持っているという事実があります。 第二次大戦での共同作戦も、それをまた一つ深めたわけです。 #right(){(11:system)} **イギリスは軽空母しか無くそれゆえVTOL機が必要ということなんでしょうか? >VTOLの必要(運用)理由となぜ軽空母しか持たなくなったのか教えてください 正規空母は建造にも維持にも莫大な費用と資材と後方支援が必要です。 そして現在それを全て満たせるだけの国力を持つのはアメリカだけです。 (仏、ブラジルも一応正規空母を保有しますが、かなりの無理をしており、 「空母を保有してる」というポーズを取るためにあるようなものです) イギリスが正規空母配備をやめVTOL空母を保有した理由も、予算が無かったからです。 労働党政権が軍備削減を行い、最後の正規空母アーク・ロイヤルが退役した後、 イギリス海軍は洋上における艦隊防空に深刻な危機感を抱きました。しかし空母はもてない。 そこで、当初ヘリ搭載指揮巡洋艦として計画されたインヴィンシブル級に そのころ開発されたハリヤーを組み合わせ、スキージャンプを装備した VTOL空母というものをでっちあげたのです。 そのため建造当初は「イギリスがまた珍妙な艦をつくってるよ」といった評価でした。 しかしご存じの通りフォークランドにおいてハリヤーは大活躍、世界の中規模海軍は こぞってVTOL空母の建造とハリヤーの配備に走ったのです。 あぁ、一応インヴィンシブルの前にハーミーズもありましたね。 #right(){(15:153)} **イギリス陸軍をロイヤル・アーミーとは呼ばない、と聞きました。ではなんと呼ぶのでしょうか? オフィシャルページに従うなら「The British Army」のようです。 http://www.army.mod.uk/ #right(){(19:523)} >また何故呼ばないのでしょうか? 女王陛下の所有物ではないから。 #right(){(19:530)} **IRAはどういう組織や国から資金援助とかを受けていたのですか? アイルランドは肥沃な北部をイングランドの支援されたプロテスタント改宗貴族の王国がU.Kに残留したので、 飢饉の絶えない貧しい国であり、大挙して新天地アメリカへ移民しました。 本国600万に対し3000万のアイルランド系移民が暮らしているそうです、 彼らが資金やアーマライト銃などカンパや手配の多きな協力をしたそうです。 ただしイングランド系をふくむWASPのほうが連邦への影響があります。 また世界のテロ組織・反英国家とも協力関係にあります #right(){(23:ヘルウイング@漫喫 ◆lUdgC.GY)} **英国は日本と同じで四方を海に囲まれた海洋国家ですが、シーレーンはどの様に守っているんですか? シーレーン防衛は・・・ 冷戦華やかなりし頃は,米軍と共同でGIUK(グリーンランド・アイスランド・イギリス)ギャップ を防衛するというのが基本方針だったはず。 #right(){(24:373)} **ペリッシャークラスとは、何ですか? イギリス海軍において、潜水艦の副長が艦長になる資格を得るための研修です。 『研修』と書きましたが、実際にはフリゲート艦を使った襲撃訓練などかなりハードな内容で、 世界で最も過酷なトレーニング・コースのうちの1つだそうです。 詳しくは、トム・クランシー『原潜解剖』をお読みください #right(){(25:577)} **イギリス海軍って規模のわりに揚陸艦が多いと思うんですがなにか特定の使い道を考えてるんでしょうか? 英海軍に揚陸艦艇が多いのは、世界中に旧植民地よび海外領土があるため、 他国へ展開することが多いという国情を反映しているためです。 ちなみにこれはフランスも同じです。 まがりなりにもブルーウォーターネイビーですから。 #right(){(31:バッチ3)} **イギリスの核使用を決める権限は誰にあるのでしょうか? イギリスには戦時内閣法という法律があって、戦時には「戦時内閣」(War Cabinet)が 発足しますので、そこで決定されると思います。 #right(){(37:260)} **イギリス貴族は貴族の義務があって戦争でたくさん死ぬそうなのですが大丈夫なのですか? 大丈夫じゃありません。 WW1ではイギリス貴族男性の20%が戦死したと言われています。 大英帝国がそのエネルギーを失ったのはこのせいである、とする意見もあるくらいです。 #right(){(37:898)} **イギリス陸軍の砂漠のねずみといわれる、精鋭部隊について 第7機甲旅団は、WW2の頃は第7機甲師団の所属しておりました。 砂漠戦での活躍で、師団のニックネームが「砂漠のネズミ」でしたが、 陸軍の規模縮小で、第7機甲師団は戦後解隊されました。 その後、旅団の方は紆余曲折がありましたが、現在は第1機甲師団の所属となっています。 #right(){(61:AIKI)} **イギリスは日本と同じく左側通行の国ですが、軍用車両も右ハンドルなのでしょうか。 >右側通行のアメリカと共同作戦すると混乱しないのですか? 当然混乱する、いつでもフレンドリーファイアの犠牲者は英軍で    パァーン #right(){(74:467)} 戦後暫く程までは右でしたが最近では左ハンドルみたいです。 MBTなどでは中央にあったりもします。 #right(){(74:471)} **英国軍の「近衛スコッツ竜騎兵連隊」って、ドラゴンに乗って戦ってるわけないですし、そもそもは何に乗ってたんですか? 昔は馬に乗っていましたが、今は装甲車に載った機械化部隊です。 竜騎兵ってのは、欧州で昔からある名称で騎兵のことです。 特に竜に関係あるわけじゃないです。 説明不十分だったかな。 胸甲を装着した騎兵だったと思います。 伝統的な部隊で、英軍はその名を未だに使用しています。 フランス軍も戦前はあったかな。 #right(){(76:266)} お決まりの大辞林第二版より りゅうきへい 3 【竜騎兵】 一六、一七世紀以降のヨーロッパで、 鎧(よろい)を着て銃を持ち、馬に乗った兵隊 つまり銃を持った騎兵だから竜騎兵なわけです。 今では主に機甲化部隊を言います。 儀礼や警護の部隊を指す事例もありますが。 #right(){(76:268)} >>266 竜騎兵の要件は胸甲じゃなくて小銃だと思うが。槍やピストル騎兵と区別して。 #right(){(76:272)} 胸甲はつけてないのが竜騎兵じゃなかった? マスケット銃を持ち馬に乗ってる、軽騎兵と重騎兵の中間に位置する 兵科ではなかったかと。 なんでドラグーンって言うかっていうと、騎士道を重んじる 武人からはドラゴン(悪の象徴)のように忌み嫌われていたから、 じゃなかったかしら。 #right(){(76:シナナ)} 辞書を幾つか調べてみたけど、もともとは騎馬の歩兵みたいな、 ある意味中途半端な存在だったらしく、戦闘時は下馬したらしいです。 名前の由来は彼らの武器であるマスケットやカービンが ドラゴンと呼ばれていたから、と1911年版ブリタニカには 書いてあった。 #right(){(76:278)} **英軍のcommodoreとbrigadierは米軍の准将と異なり佐官扱いなので原意に忠実に訳すなら上級大佐が正しいって本当ですか? 英国陸軍の「旅団」ってのは他国の連隊の事なんだよ。 スコットランド国民軍の連隊や王立連隊、義勇農騎兵の連隊から提供された大隊を、 ブリティシュアーミーの旅団が指揮するって建前なんでね。  平時には第一大隊しかない連隊が、戦時には第7大隊やら第9大隊まで 作ってソレゾレが別の旅団に配属されたりする。 英国陸軍の連隊ってのは実質的には募兵単位。 #right(){(92:539)} **イギリスの航空機で後ろについてるMKってどういう意味ですか? マークなんぼ、強いて訳せばXX型。 #right(){(95:201)} **英国の王室って軍に入るのは義務なんでしょうか? >ヘンリー王子が特別扱いに反発、アフガン前線志願と英紙にありましたが 王室の慣習として、王子・王女は軍隊に入ることになっているらしいわね。 他はよく知らないのだけど、戦前の日本の皇室も、男子皇族が軍隊に入っていたわね。 「高貴な身分に生まれた物は、その幸運に見合うだけの責務を果たさねばならない」 というイギリス伝統の思考のおかげで、 戦争が起きると、イギリス貴族は子弟がすごい勢いで死ぬんだよね… 第一次大戦では、イギリスの一般将兵の死亡率が8~9%にたいして、 貴族出身の将校の死亡率は19%だったとか。 「貴族だから司令部でふんぞり返る」ではなく、 「貴族だから前戦でギリギリまでがんばる」なんですよね、この人たち… >イギリスって戦車ドライバーの王女いなかった? それ、アン王女(エリザベス2世の長女) #right(){(261:793-797)} **ブリテン島には、スコットランド、イングランド、ウェールズと言う三つの勢力がありましたが、イングランドがブリテン島の覇権を握ることができたのは何故でしょうか? そもそも、イングランドは土地も広く、他地域より温暖で農作物も育ちやすく、 ヨーロッパに近い港を持っていて、輸出入の上でも有利な位置にありました。 さらに、デーン人の侵入に対抗するため、比較的早い段階でイングランドは統一されています。 それに引き換え、ウェールズは小国家の乱立状態が長く続いていましたし、 スコットランドも統一をイングランドに妨害されることが多く、また、土地的にも不利でした。 そもそも最初の条件からしてイングランドに圧倒的に有利なのです。 #right(){(戦争板初質スレ1:426)} **英連邦諸国の海軍って、何年か一度に合同演習やってませんか? 時々やってる 最近もシンガポールのトゥアス海軍基地で 加盟国のシンガポール、マレーシア、英国、オーストラリア、ニュージーランドが 艦船三十四隻、航空機八十九機、さらに五千人の兵力を投入した 英連邦五カ国条約の合同演習が行われていた #right(){(332:名無し上級大将 ◆80fYLf0UTM)} **スキージャンプしかない英国がF-4使ってたわけは? 英国のF-4は当時カタパルト発進だったよ 独自仕様で大変な開発費用/時間、手間がかかったけど イギリスは空母アークロイヤル退役後、F4は空軍に移管されてますね。 英軍のファントムはロールスロイス・スペイターボファンエンジンに換装したが、 J79より直径の大きなエンジンだったため、フレームいじらにゃならんし 抵抗が増えてかえって性能が落ちたりと散々だったらしい。 ついでに調べたソースによると、 最高速度、高度は落ちたものの、航続距離(+10%)、離陸性能、初期上昇力などは向上したそうです。 #right(){(311:169-176)} **イギリスはフォークランド諸島では紛争に発展しましたが、香港についてはどうして中国と紛争にならなかったんでしょうか? 香港については租借期限が来たので、中国へ返還しました。 重要な違いは、租借地で、返還期限があったということです。 香港島はイギリス領土でした。しかし、九龍半島は租借地でした。 期限には中国へ返還せざるを得ませんでした。九龍抜きの香港島だけで、活動はできません。 香港島を含んでの、中国返還をせざるを得ませんでした。 #right(){(638:霞ヶ浦の住人 ◆iQXTBGahk.)} 香港島だけでなくクーロン半島にも永久割譲の領土があったが、租借地の返還時に 延長を望んだイギリスに対して、中国側が拒否、さらに永久割譲分の領土まで、返還を 要求し、入れられない場合、水の供給停止や武力行使をも辞さないと宣言されたから。 アルゼンチンと孤島を争ったフォークランドと違い、香港は、中国側と接してるので、 守ることが不可能なので結果的にイギリスが折れた話。 香港返還 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%99%E6%B8%AF%E8%BF%94%E9%82%84 #right(){(638:997)} **イギリス海軍ですが、世界三大海軍と呼ばれていた割りには、正面装備、後方支援装備の何れも、質が低いし、量が少ないようですが何故でしょうか? 英海軍・仏海軍単独で動くつもりがそもそもない。 動くときはNATOまたはEUとして動く。 英海軍単独で動かなきゃいけない(北大西洋条約の適用範囲外)フォークランド諸島については、 暫くの間はアルゼンチンがなんか仕掛けてくることはないという考え。 #right(){(戦争板初質スレ4:326)} **悪名高いロイヤル・ネイビーの強制徴募は、いつ頃まで行なわれていたのですか? 一応、1795年に各地方政府に対し、一定の報奨金と引換に強制的に割当をして、 水兵を事実上徴兵する法律(Quota Act、1795)を施行して、強制徴募を表面上 打ち切っています。 但し、寄港地からの脱走に伴う要員補充の為、強制徴募は行われていました。 1852年に継続勤務制度(Continuous Service)を導入して、水兵の熟練度に応じて 階級を与え、給与を増額する勧告が行われ、更に10年継続勤務で年金を与えること、 年金受領者は戦時には軍役の義務を課すことが勧告されました。 以後、強制徴募は影を潜めるようになっていきます。 #right(){(287:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **イギリスが東郷平八郎の海軍兵学校入りを拒否したのはなぜ? 通説どおりに「年齢制限」で良いんじゃないの?。 フィッシャー提督は1841年生まれでクリミア戦争1852~56)に士官候補生として参加し てるんだから、23歳なら将校任官していてしかるべき年って事になる。 ダートマスが出来てからは変ってるんだろうけど、23歳のオカ者に初歩教育をしろって のもねぇ。貴族の子弟じゃない限りフィッシャー提督のようなコースが普通な訳だし。 #right(){(281:72)} **イギリスはなぜイージス艦を保有しなかったんでしょうか? イギリスは自国でイージス相当の防空艦を整備しようとしているからです。 1990年代初めから、英仏伊の三ヶ国では「ホライズン計画」と呼ばれた 防空システム艦の開発を共同で行っていました。 その後、要求仕様の違いから英国はホライズン計画から撤退しましたが、 SAMミサイルシステムはホライズン計画で開発されたPAAMSを採用することに なっています。 なお、仏伊の二ヶ国はホライズン計画を進めており、仏では近く一番艦が完成の予定。 #right(){(281:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **HMSってなんの略ですか?英国海軍に固有の呼び方らしいのですが。 Her(国王が男性の時はHis)Majesty's Shipの略。 直訳すれば女王陛下の艦船。 #right(){(280:573)} **植民地時代の香港における軍・警察はどのようなものだったのでしょうか? >ジャッキー・チェン主演の香港映画「プロジェクトA」では、沿岸警備隊・警察・イギリス海軍が出てきましたが あの映画の設定年代がどの時代かにも依りますが、香港での治安維持は、 陸上は陸軍(グルカ歩兵大隊が配備され、対外的な防衛を行なう)と警察 (香港の治安維持を主に行なう)で構成されています。 また、海上警備は、駐留英海軍(対外的な防衛を行なう)の他、水上警察と 税関(海関)(香港の治安維持と船舶取締)が担っていました。 従いまして、沿岸警備隊というのは存在しません。 また、治安に関する要職に就いているのは、主に英国人で、中国人はその 補佐程度にしか成っていなかったと記憶しています。 (まぁ、あれは映画ですから…多少の嘘は仕方ない面もあるでしょう) #right(){(109:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **イギリス国王の親衛隊Scots Guardsって? Guardsっていうのは英国の近衛歩兵連隊。 イギリスの近衛歩兵連隊は、全部で五つの連隊があって、Scotsはその中の一つ、 スコットランド人連隊ってこと。 バッキンガム宮殿の衛兵なんかの儀仗任務もこなしてますよね。 昔、Scots Guardsの軍楽隊の日本公演に行ったなぁ。 東京体育館だったかな?ずいぶん空いてた記憶が。 #right(){(320:666,670)} **イギリス連邦ですが、もしマレーシアやソロモン諸島が他国に侵略されたら、イギリスは軽空母を引き連れてくるのでしょうか? The Commonwealth Nationsは単なる政治的な国家連合であって、軍事同盟ではありません。 従って、MalaysiaやSolomon Islandsが他国に侵略されたとしても、英連邦が挙って軍を出すことは ありません。 Malaysiaに関しては、Australiaと二国間協定を結んでいます。 これに伴い、MalaysiaにはAustraliaの陸空軍が駐留していますから、万一、他国からの侵攻を受けた としても、先ずはAustraliaが対処します。 次いで、米国になるでしょう。 Solomon Islandsについては、Australiaが防衛の責務を負いますし、部分的にPapua New Guinea軍も 防衛に携わります。 他国からの侵攻を受けた場合は、この両国で先ず対処することになるでしょうね。 #right(){(267:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **現在のイギリス陸軍の師団編制について教えてください。 古い資料で恐縮ですが、陸軍部隊なら、  1個地上軍集団司令部  3個師団司令部  1個支援軍集団(駐独) 主力部隊としては、  第1装甲師団                    第3機械化師団   +司令部(ヘルフォート)              +司令部(ブルフォード)   +第4装甲旅団(オスナブリュック)        +第1機械化旅団(カタリック)   +第7装甲旅団(ベルゲン)             +第12機械化旅団(オウルダーショット)   +第20装甲旅団(パデルホルン)         +第19機械化旅団(コウルチェスター)   ※機械化師団が、NATO即時対応部隊の任務に就く場合は、ARIETE装甲旅団(伊)が追加  第2師団(ハンバー川以北の英国本土を統括)   第4師団(首都圏、イングランド南東部を統括)   +司令部(エディンバラ)                  +司令部(オールダーショット)   +第15旅団(ヨーク)                     +第2旅団(ショーンクリフ)   +第51ハイランド旅団(パース)              +第49旅団(チルウェル)   +第52ロウランド旅団(エディンバラ)           +第145旅団(オウルダーショット)  第5師団(イングランド西部、中部、北西部、ウェールズを統括)  第16空中襲撃旅団本部(コウルチェスター)   +司令部(ソールズベリ)                           +第1~第3パラシュート大隊本部   +第42旅団(プレストン)                            +第1ロイヤル・アイルランド連隊     +第43旅団(エクセター)   +第143旅団(ソールズベリ)   +第16旅団(ブレコン)  ※空中襲撃部隊には、他にパスファインダー小隊、第7騎馬砲兵連隊、第23工兵連隊、第3、第4攻撃ヘリコプター連隊、    第13空中襲撃支援連隊、第216通信大隊、第156王立憲兵隊を含む。  北アイルランド軍集団   +司令部(リズバーン)   +第3旅団(ポータダウン)   +第8旅団(ロンドンデリー)   +第39旅団(ベルファスト)   +第107アルスター旅団(リズバーン) 加えて、1個防空旅団があります。 #right(){(250:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **戦闘機のマークは日の丸みたいに国旗からだと思いますが、英軍機のあの丸いマークはどこからきたの? 1914年の第一次大戦勃発時には胴体と主翼に大きなUnion jackを書いていました。 1914年から1915年にかけて、そんな手間なん書いてられるかヽ(*`Д´)ノゴルァ(意訳) と言うことで、海軍機では1915年3月16日から、方向舵にのみ白地にUnion jackを描き、 主翼には赤白の丸(ラウンデル)を書きました。 しかし、海軍と陸軍(まだ空軍は出来ていません)の機体で異なる国籍表示は如何な ものか、と言うことになり、1912年7月26日に採用していたフランスの国籍表示と同様に、 1916年初頭より、英国軍用機は、胴体と主翼に白縁付の外側から青、白、赤の丸(ラウン デル)を、方向舵に胴体側から赤白青の縦三色を描くことになりました。 ちなみに、フランスは、胴体と主翼には外側から赤、白、青の丸(ラウンデル)を採用し、 方向舵に胴体側から青白赤の縦三色を描くことになっていましたので、英国軍用機は 全く逆の配置になっています。 #right(){(212:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}**スエズ運河等の地中海方面の権益を失ったイギリスが、スペインの返還要求にもかかわらずジブラルタルを維持している理由は何でしょうか? 地元民(イギリス系)が返還に反対してるから。返還されて今までどおりカネ(基地、 補助金)が落ちなくなる可能性があるので基地雇用が主力のジブラルタルには返還は 死活問題。それになまじスペインは返還されるとアフリカにあるセウタやメリリャといった スペイン領を返せとモロッコに言われてしまうので結局現状維持が良いという双方の思惑が 一致して今に至る。 #right(){(313:292)} **スペインや韓国やスウェーデンまでイージスを保有している(する)のに何で、ロイヤルネイビーには未だにイージスが無いんですか? ホライゾン級という紆余曲折(色々共同開発しようとして試行錯誤を重ねた)して 最終的にはSAMPSONという別の多目標対処レーダー/指揮システムを採用したので。 イージスシステムは当初アメリカがあんまり売る気がなかったとか、高いとか色々あって 欧州諸国は自前の多目標対処システムを作ろうとしていたのです。 最近増えてきたのは日本の導入が皮切りになったこととMDの問題もあって アメリカが積極的に売る姿勢に転じたから。またレーダーの廉価版SPY-1Fが出来て 価格がより下がったことも挙げられるんでは。 #right(){(330:825)} **イギリスの旧植民地で、謝罪と賠償を求める人たちにイギリスは応えているんですか? 独立時にきっちり精算済みというのが欧米諸国の主張。 #right(){(俺初質スレ2049:216)} *フランス **フランス外人部隊って、作戦上見捨てられたり、おとりに使われても文句が言えないって本当ですか? 自国民より過酷な作戦に投入されるかもな。 経験者集めてるし。 でも、正規軍より見捨てられる頻度が高いかどうかは分からない。 丸ごと寝返りや野盗化されてもイヤだしな。 外人部隊については希に戦争がやめられなくなった人が植民地紛争や内戦をしている国の軍隊に入隊なんて話もあるにはある。 命をかける割にはそんなに給料が良いわけではなく、貧乏国のおっさんも多いと言う。 自国より多少給料が良く、それも外貨でくれるから大助かりみたいな。 逆に、そういう人がいるので、そんなに厚遇しなくて良いということになる。 #right(){(47:716)} **フランス外人部隊は武器の自己選択許可されてるの? フランス外人部隊つってもフランス人で無い人間が部隊を構成しているだけで、 装備は一般の部隊と一緒。だから、選択権なし。 #right(){(52:678)} **フランス外人部隊なのですが、もし外人隊員の出身国とフランスが戦争になった場合、その隊員はどうなるのでしょうか? フランス外人部隊は入隊すると新しい名前と国籍が与えられます。入隊するとき身分証の類はいっさい求められないそうです。 そんな訳で外人部隊に入ると祖国フランスに身も心も捧げなければなりません。契約の具体的内容は知りませんが そもそも志願者には苦労してないのでそれができないヤツは入隊基準で落とされます。 ちなみに外人部隊のモットーは「Legio Patria Nostra(外人部隊こそ我らが故郷)」 あと勘違いしている人が多いんですがフランス外人部隊というのは大戦争の最前線に投入される精鋭部隊ではなく あくまで紛争地帯の治安維持等を主任務にする安上がり部隊だと言う事もお忘れ無く。 #right(){(66:42)} **フランスの外人部隊の給料いくらですか? マジかどうか解らんが月給130ドルという情報がある 「傭兵の誇り」にも「日本の中学生のアルバイト代より安い」と書いてあるので これぐらいか、それ以下だろう。ちなみにこの安月給から宿泊費や食費を差っぴかれるそうだ #right(){(71:290)} **フランスはどんな功績があって、国際連合常任理事国なのでしょうか? ド・ゴールの政治力です。 今いるビシー政権はパチモンで、我々亡命自由フランスが本家であり、 フランス・パルチザンと自由フランス軍は連合国だ!と強弁したからです。 と言う訳で、終戦時には戦勝国として扱われました。 #right(){(73:461)} **自由フランスとヴィシーフランスはどこが違うのでしょうか? 自由フランス   → フランスが独に敗れたため、ドイツに抵抗する人々が、フランスを逃れて               ロンドンに亡命して設立した政府またはその軍隊。               1940.6.18の自由フランス臨時国民委員会が前身で、委員長はド・ゴール。               なお、正式な政府樹立は1943.7.30。 ヴィシーフランス → フランスが独に敗れたため、北部はドイツ占領下に置かれた。               このため、行政機関ををヴィシーに移して存続させたもの。               1940.6.16に樹立し、1940.7.10国家主席にペタンが就任。               1944.8.25、連合軍のパリ解放に伴い、消滅。 #right(){(84:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **フランス外人部隊は、フランス語が話せなくても入隊できますか? 以前はできました。 第2次大戦後には戦犯逃れのため、フランス語のできない元SSが大量入隊していました。 #right(){(90:302)}※表現を過去形に修正 現在はフランス語は必須です。 フランス外人部隊にはフランス語がわからなかったり、前科があると入隊出来ません。 #right(){(90:326)} **フランスがNATOの軍事機構には属していないというのどういうことなんですか? >NATOってのは軍事同盟なんですよね? >それなのに軍事機構ではなく政治機構のみに属しているという意味がよく分かりません。 「北大西洋条約機構」という国際組織には「加盟」はしているものの、この「北大西洋条約機構」加盟国の 軍隊で編制する常設部隊には参加していない、といえばお分かり頂けますでしょうか。 #right{(360:129)} NATOは単なる軍事同盟(協同関係)ではなく、統一された軍事機構だから >それなのに軍事機構ではなく政治機構のみに属しているという意味がよく分かりません。 加盟国が侵攻を受け、北大西洋条約機構としての軍事作戦が発動されれば、加盟国の軍は それぞれの国ではなく条約機構の統制下に入る 国連軍の名の下に指揮権を米軍に握られた韓国軍みたいな地位になっちゃうわけだ で、フランスはそれを嫌がった #right{(360:131)} **フランスにおける国内の対テロ対策を管轄している部署はどこでしょうか? フランス国内でのテロ対策は国家憲兵隊内の機動憲兵の任務です。 機動憲兵は平時は内務省、有事は国防省の指揮下に置かれます。 パリ警視庁が犯罪捜査、交通取締りなどの一般的な警察業務を担当するのに対して、機動憲兵は公安警察的な任務を担当します。 #right(){(313:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM)} **フランスは軍隊と警察と消防の区分が曖昧と聞いたけど本当ですか? 人口の少ない地方で司法警察業務を行っています(大都市部は別に国家警察がある)。 レスキューはやってたけど消防はどうだったかな・・・。 戦前は日本でも消防は警察の一部門でしたが・・・。 警察業務を担っているのは「国家憲兵隊」という第4の軍です。 ですので普通の部隊とはまた指揮系統が別なんですね。 そのためかなり「お巡りさん」に近いイメージではあるんですが、 暴動鎮圧部隊は装甲車なども保有していて、例えば日本の機動隊よりかなり重武装です。 またパトロール艇なども保有し、沿岸警備隊の役割も果たしています。 また、先ほど書きましたようにレスキューや国家の重要施設警備・儀仗もするなど 多彩な任務を持つ部隊です。 これ公式サイトのギャラリーのページなんですが La gendarmerie en images http://www.defense.gouv.fr/sites/gendarmerie/votre_espace/la_gendarmerie_en_images/ #right(){(323:390,458)} **フランス海軍って独自の艦上戦闘機って開発してたんでしょうか? 完全に新規開発というのはありません。(昔も今も) 現代でも、ラファールMは空軍機と共用ですし、試作に終わったジャギュアMも 空軍機の派生型、エタンダールシリーズは元々はNATOの標準軽戦闘機で敗れ た機体です。 海軍独自に作ろうとした時代も1950年代くらいにありましたが、挫折しました。 最初に採用された艦上戦闘機は、1928年に採用されたニューポール・ドラージュ NiD62と言う機体で、一葉半の構造の木製機でした。 次に採用されたのは、1934年に空軍型が初飛行したドヴォアチンD.373/376で、 高翼単葉パラソル式の一部羽布張りで、胴体が全金属製の機体でした。 D.373は着艦フックとフラップを備えたもの、D.376は主翼を折り畳み式にしたもの でした。 それから、低翼単葉固定脚のドヴォアチンD.501が使用されたようですが、これは 主力にはなり得なかったようです。 で、戦闘機不毛のまま大戦に突入したため、慌てて米国にG-36(F4F-3)を発注し、 製造中にフランスが崩壊。 その機体は英国のマートレットIとなりました。 ちなみに、艦載雷撃機は1926~32年製のパナール・ルヴァスールのP.L.7と14、15が 現役で頑張っており(複葉)、艦上偵察機として同じく、1929年製のP.L.101が現役でした。 (ソードフィッシュを笑えません。  さらに、こいつは不時着水に備えた水密構造だったので、無茶苦茶鈍重だったようです。) 流石に、水上機を低翼単葉引込脚に改造したラテコエールのLate299を試作しましたが、 時既に遅く、こちらもダグラスTBDを購入したようです。 #right(){(フランス製軍用機に萌え:眠い人 ◆ikaJHtf2)} ----

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