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兵器全般3 - (2011/08/25 (木) 17:02:14) の編集履歴(バックアップ)



CIWSはゴムボートみたいな水上目標にも有効なんですか?

CIWSも最近は水上目標にも対応可能ですよ。

ゴールキーパーも専用徹甲弾による水上目標モードがあるものがあるし、ファランクスも
Mk16から、対水上目標モードを持つものが登場しています。
(53:22)

兵器のリコールってあるの?

配備が一通り済んでから、修理が済むまで使用禁止になるような欠陥が明らかになったとか?
航空機なんかでは結構あるんですが、一例として。

米空軍のノースアメリカンF-100スーパーセイバーは1954年から引渡しが始まりましたが、
特定の飛行条件で機体のロールやヨーによって機体の変形による破損が発生し、
54年10月12日にはテストパイロットのウェルチが死亡しました。
原因は機体の激しいヨーにより急降下から引き起こす際に操縦不能になることで、
これが突き止められるまでF-100は飛行停止になりました。
このとき、F-100は70機が配備されており、その他に96機が引渡し前でした。

対策として垂直安定版を試作機で試された高いものに交換し、全幅を66cm増す改造が
すべての製造済機体に施されました。
当初から改良された機体の引渡しは55年春から始まっています。
(130:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)

大戦中では…。

  • 米国陸軍航空隊のB-26初期型
  → 着陸速度が高い為、事故が続発、未亡人製造機と言われ、メーカーも回収を提案したがそのまま生産
  • 英国空軍のタイフーン戦闘機
  → エンジンの故障、高々度性能が悪く、上昇力は貧弱、離陸に癖がある、尾翼構造に欠陥が…。
     それでも製造され、エンジンと尾翼だけで、戦闘で喪われたよりも多くの損失を出す。
     前線から引き上げる寸前まで行ったが、9ヶ月後にやっと対策が取られる。
  • 米国海軍のSB2Cヘルダイバー爆撃機
  → 安定性不足、構造脆弱で、実戦に耐えずと判定され、2年間かけて改修。
  • 米国海軍のSO3C観測機
  → 馬力不足、脚取付時の操縦性、安定性不足で事故続出し、300機生産した機体は
     無線操縦標的機に改造。
  • 米国陸軍のA-35ベンジャンス攻撃機
  → 「金と労力と資源の無駄」と1943年の報告書に書かれる。

後、英国陸軍のカビナンター戦車(冷却不足で機械故障多発)とか、戦後だとF-100、F3Hとか
枚挙に暇がありません。
(130:眠い人 ◆gQikaJHtf2)
リコール的事例としては、米軍が今現在使用してるピストルがそう。
ベレッタM92Fの初期のロットはスライドの割れが発生した。
トライアル中はそんなことは無かったのであからさまな製造ミスと言え、
メーカー側の工程や品証体制の改善後、再納入となった。
当時、アメリカ製が選ばれなかったトライアル結果に対する不満とか、
45口径に対する愛着からこの不具合に対する評価は殊更に厳しかった
様だ。
(130:584)

非常に優れた性能を発揮しながらコストだけを理由にキャンセルされた兵器はあるのでしょうか

少々意味合いは異なりますが、XB-70ヴァルキリー戦略爆撃機とか、アブロCF105アロー戦闘機
最近ではRAH-66コマンチ偵察ヘリとか例はあまた有ります。
まあ、単にコストだけの問題では無く、戦略環境が変わったとか、戦術思想が変わったとか、様々な
理由が複雑に絡んでいるのですが。
で、その様な機体が前線に出て来ることは、まず有りません(前大戦ではマウス重戦車が使われた
との記録も有りますが、異例です)。
メンテナンス用の部品も治具も、たった一機(あるいは少数機)の為に、特別あしらえする事は、非効率
この上ないですし、要員の教育も大変でしょう。
大抵は、開発メーカーでデータを取られて、倉庫で眠りに付くのがオチです。
(259:新所沢の三等兵 ◆UkUFfcwWIs)

兵器を購入する時、生産国から新品を買わずに第3国が使用している中古を譲り受ける場合は、買い手と売り手の2カ国が合意するだけで良いのですか?

基本的には装備譲渡の場合は、売り手と買い手の譲渡契約で済みます。
が、エンジンの様な部品が第三国のものであれば(またはライセンス契約に基づく
生産品など)、原生産国の許可が必要となります。
これは、特に米国の場合に起こりうるもので、例えば、イスラエルのクフィル戦闘機を
Colombia辺りに輸出しようとしたときに、装備エンジンであるJ79の輸出を認めなかった
為、その輸出は中止になりました。

ちょっと例は違いますが、AeritaliaがG.222輸送機をリビアに売却する事になった時、
元のエンジンはGE製だったのですが、輸出が認められないことを見越して、RR製に
換装したりしています。
そのような縛りは米国以外の国ではあまり厳しくないのですか?
武器の輸出入管理は、国家対国家なら或程度の縛りを入れることが出来ます(フラ
ンスの対イスラエル禁輸とか英国の対アルゼンチン禁輸とかが有名)が、例えば、
スクラップとして売り払ったものを何処かの国が買い込んで、装備するとか、密輸など、
民間(を装った)業者が介在すると何処がどうなったかと言うのが判らない訳で。

でもって、実際上は米国くらいしか縛りを掛けている国は無いです。
Russiaについては、其の昔、中国がF-7(MiG-21擬き)を外国に売るときにヽ(*`Д´)ノゴルァ
したりしていますが、中古兵器の場合は目くじらを立てていません。

ただ、弾道ミサイルに関しては、MTCR(ミサイル関連技術輸出規制)で、或程度の規制は
行われており、中古兵器でも移転が規制されます。
とは言え、MTCRの規制は、500kgの搭載量を持つ射程300km以上のミサイルということに
なっていますので、RussiaのScudBや、中国のM-11の輸出は規制出来ません。
ちなみに、MTCRは自主規制なので、北朝鮮は入ってません。

ついでに、通常兵器で、その縛りに類するものとしては、通常兵器の国連登録制度が1993
年から実施されています。
これについても、実効性は乏しく、報告書の提出が遅れたり、欠落箇所があったりするなど、
僅かに59カ国からしか報告が提出されていません。
ちなみに、北朝鮮は此処でも報告書の提出を行ってません。
(258:眠い人 ◆gQikaJHtf2)

戦車や航空機などには、核や放射能に対応するための装置はあるのですか?

戦車なんかは車内を与圧して放射能を含んだ塵が進入しないようにできます。

基地から発着する車両や航空機はNBC兵器に対する密閉性があるだけで、
除去は前進基地や専用基地に帰着後、専用車両や施設を用いて行います。

艦船はいちいち基地に寄港していられませんし、周囲には十分な水がある上、
洗浄装置を積む余裕もありますから、自分で洗います。

最新とかではなく、冷戦時代から装備されています。
(247:715-717)

レーザー誘導弾が間違った探知でレーザー照射機の場所に飛んでくるというのはあり得るのでしょうか?

あの手のレーザー誘導弾は反射波にしか反応しない。
なので無問題。
(244:48)

開発開始から量産開始・実戦配備までもっとも短かった兵器を教えて下さい。

ソビエトのSU-152自走砲はわずか25日で設計完了、3ヶ月で
量産されて実戦投入されてる。
まぁ一から作ったわけではなくて既存の戦車の車体に新しく作った
部分が載っかってるだけだが。

飛行機ならドイツのHe-162戦闘機が、
1944年9月30日にドイツ空軍省とハインケル社が契約
同年10月29日2設計完了
同年12月6日に初飛行、翌年1月にはテスト部隊に納入
という速さで開発されてる。
(231:581)

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