「中央アジア」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

中央アジア - (2021/01/25 (月) 00:07:39) のソース

#CONTENTS
----

**パキスタンの核戦力ってどれぐらいなんですか?アメリカまで届くミサイルとかありますか?
中距離地対地ミサイルしかない
核の保有数もそんなに多くない
#right(){(11:438)}
**パキスタンの核戦力ですが兵器運搬手段はどのようなものを所有しているのでしょうか
まだサイズが相当大きいので(一説には家サイズ)ので、ミサイル
搭載は不可能です。10トントラックでの移動になるでしょう。
#right(){(29:一等自営業 ◆O8gZHKO.)}

**亡命チベットって何ですか?
中国が独立国チベットに攻め込んで占領した時、
チベット仏教(ラマ教は蔑称)2宗派の内、主流派が
約10万人を連れてインドに脱出し、残った方が中国の傀儡に収まった。
#right(){(41:機甲自転車)}

**パキスタンの核管理はどうなってるの?
パキスタンの核管理、9・11以降強化される 英シンクタンク専門家が指摘 
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/080107/asi0801071722001-n1.htm 
以下IISSのマーク・フィッツパトリック上級研究員の発言。 

核兵器は運搬手段のミサイルとは別々に保管されている。何者かが核兵器を奪おうと思っても、 
構成部品を支配下に置く必要があり、核兵器を使用可能状態にするには公式に認定された暗号の
一致が求められる。米国と酷似した暗号システムを導入し、通常、別々の2人が暗号の認証を課せられる。 

核管理は軍のエリート集団が担い、信頼と尊敬を集める将軍がこの4~5年間、集団を率いている。 

同国は核弾頭約50発を保有するとみる。主要な運搬手段としては、米国製戦闘機F-16と爆撃機だが、 
ミサイルも強化している。 
#right{(南アジアの軍事情勢3:215,ロボ-7c7c ◆Robo.gBH9M)}

アメリカもテロリストへの核兵器流出を心配してて核管理の為の支援をしてる
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071118/1195388563
#right{(504:950)}
**ラディンがパキスタンに逃げ込んでいたらどうなります?それを米軍が発見したとして、パキスタンの有る村を灰にするの?パキスタン人も殺す?
ラディン氏を逮捕、あるいは殺害すればそれでいいのか、という問題もあります。
当然ですが、ラディン氏と実行犯だけであれだけの活動ができたはずがありません。
本来なら、その組織全体を解明し、全員を逮捕、あるいは殺害しなければなりません。

極端に言えば、最低限タリバンの構成員を全員殺さねばなりません。しかし、彼らは
地元住民に混じり合って暮らしており、それを選別して一ヶ所に集めることは不可能
でしょう。彼ら自身、そうならないよう行動すると考えられますか。

結局、アメリカの持つ核を半分注ぎ込んで、タリバンの領域をすべて居住不可能に
でもしない限り、本当の意味での報復は達成されません。それですら、ラディン氏の
経済的、軍事的バックアップをしていた、おそらくは複数の国家はそのままです。

ですから、米軍の報復、というのは結局最初から失敗、未達成が運命づけられており、
実際に行われる軍事行動は、怒りの表現、納税者へのショーに過ぎないと言えます。
ただ、それがかなり徹底したものであれば、他国への見せしめとなり、このような集団への
関与を自制させる助けにはなるでしょう。軍事的な意義はそこにあると思います。  
#right(){(9:system)}

**なんでインドと中国が戦わなくちゃいけないんですか?
地図を見れば国境を接しているでしょう?
インド建国時から大小の国境紛争が絶えないのです。
両国は犬猿の仲で、中国はパキスタン、インドは亡命チベットを支援しています
#right(){(41:機甲自転車)}

**ソヴィエト解体時のバルト三国や中央アジア諸国などに抵抗組織は存在したのでしょうか?
第二次大戦後の一時期、バルト三国、特にEstoniaでは、ドイツ軍が遺棄した兵器を隠匿し、
ドイツ軍から戦術を教育されたゲリラ部隊が、ソ連軍相手に活動していました。
Estoniaに於ける抵抗は、1950年代まで続きます。
(ちなみに、Ukraineでもこの傾向は同じ)
その後、これらの独立運動は徹底的に弾圧されており、テロという手段での独立を目指した
組織というのは存在していません。

Lithuaniaの再独立の際も、ソ連がその独立を阻止しようとした時に過激な手段は取らず、欧州
の仲介で独立に漕ぎ着けています。

中央アジアの場合は別で、元々が部族社会であり、国境外にも親戚がいます。
また、一つの国に複数の民族が居ると言うのも珍しくありません。
当時のソ連はAfghanistanに侵攻していた時期なので、その鋭鋒を鈍らせるべく、CIA、Pakistan、Iran、
中国などの各国がその反政府組織を育成しています。
従って、中央アジアの場合、可成りの武装勢力が存在していました。
#right(){(107:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}


**パキスタン三軍統合情報部(ISI)の実状は?
そもそもパキスタン「軍」とISI自体の繋がりが殆ど無い 
ISIは実質ソ連時代のKGBに近い独立性を確保してる。 

実質、パキスタンは 
・各部族統治地域 
・政府統治地域 
の2つに分かれ、政府側を 
・ISI 
・軍 
・政府 
の3つが重なり合いながら統治してる状態
#right(){(南アジアの軍事情勢5:36)}
**パキスタンって米軍機の越境攻撃を許可してるの?暗黙の了解? 
>http://www.cnn.co.jp/world/CNN200909140017.html 
>無人機攻撃で4人死亡、武装勢力メンバーか パキスタン
表向きは反対の姿勢を貫いているようですが、「黙認」といった所みたいですよ 
┏┫; 汗 ┣┓<「越境」どころか、パキスタン国内から無人機発進してるつー 
ネタも見ましたが… 
#right(){(南アジアの軍事情勢スレ6:ロボ-7c7c ◆Robo.gBH9M)}
**パキスタン政府の統制下にある地域が国土の半分もないってマジ? 
>中央政府の支配がおよんでいないとされるトライバルエリアってそんなに広かったっけ? 
パキスタン政府の統制にないのはトライバルエリアだけじゃないぞ 
北部辺境州やバロチスタンの大部分も、都市部を除いて統制下にない 

ぶっちゃけ、インダス川流域を支配してるだけなんだよな 
南北がひっくり返っただけでエジプトみたいなもんだ 

治安が悪い、というのがあちこちで大げさに表現されすぎてるだけ 
実際はバロチスタンも部族地域も大部分は政府の統治下でインフラ整備も 
警察権力の行使(無論部族のイスラム法より優先)も行われている 
イラン側バロチスタンが無法地帯のように宣伝されているのと同じような話だ 
#right(){(中東の軍事情勢14:416-418)}
**インドでのイスラム過激派のテロって経済発展を阻害するほどの規模なのかな?

ニューズウィーク読んだらインドって世界で4番目にテロによる死者が多いそうな。 

1、イラク 
2、アフガン 
3、パキスタン 
4、インド 

人口比ではずっと少なくなるけどね。10億もいるし。 
経済発展を阻害する最大の要因はカースト制のなごりだろうと分析されてた。
#right{(南アジアの軍事情勢スレ4:49)}
**インド軍の内部にはカーストによる差別が存在するのでしょうか?
下級カーストは軍隊に入れないのが実情。
インド政府が2、3年前に下級カーストの入隊も認めろって指示を出してる。
つまり、法的制度的にはともかく実質締め出しが続いているってこと。
#right{(362:37*加筆)}
**インド海軍の艦船はロシア製がメインなの?
インドは、もともと複数の国から艦艇やその設計を導入している。 
なかには、一隻の船体に複数の国から調達した兵器や戦闘システムを搭載する事もある。 
空母についても、ロシア、フランス、イタリアなどの設計案を比較検討した結果、
国産空母はイタリアのフィリカンティエーリ社が設計を担当することに決定している。 
#right{(南アジアの軍事情勢4:435)}
しかし、キロ級潜水艦を10隻持っており、駆逐艦もデリー級はカシンⅡ級であり、
コルベットもタランタル級を持っているなどやはりロシア、ソ連からの調達が大きいです。
空母は英国からハーミーズを購入したり、揚陸ドック艦を豪州から買ったりして
いるとはいえ主流はやはりロシア、ソ連。 
#right{(南アジアの軍事情勢4:438)}
**インドの首都ニューデリーの位置はパキスタンや中国(どちらも核保有国)に近く、軍事的に不利な気がするのですが? 
>デカン高原中央部か南部の方が安全そうだと、思えてしまうのですが・・・。 
蛇足ですが、インドの首都は、英領時代の最初はコルカタにありました。 
しかし、位置的に東に偏りすぎていること、英国本土から見て海路でインド亜大陸南端を経由 
する必要があり、本国との便が悪い、更に白人にとってその気候は湿潤で熱暑であり、住むのに 
快適と言えず、夏期は政府職員はシムラに移動し、此処を夏首都としていました。 
シムラは、デリーの300km北方にある都市で、1939年まで夏首都として機能しています。 

デリーは、ムガール王朝時代の首都であること、北インドに於けるインド・イスラム文化の中心地であり、 
位置的にはインド亜大陸の北側に偏っていますが、インダス川とガンジス川の二大水系が最も接近する 
場所で、古来より交通の要衝で、鉄道の結節点でもありました。 
シムラからも近く、西に人口稠密なパンジャブ地方、東に穀倉地帯のヒンドスタン平原が連なり、経済的にも 
有利な条件を兼ね備えています。 
更に、この地に首都を築くことで、北方からアフガーン方面に進出しようとするロシアを睨む位置でもあります。 

こうした意味からも、独立後も引き続き、デリーとその南側に造られたニューデリーが首都として機能している訳です。 
#right{(524:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**ムンバイの同時テロって外国人を狙って海外メディアの露出を増やそうとする意図があるのかな
>でも病院狙う意図が見えない 
基本的な話として、テロとは地域の不安定化が目的。途上国の金融・貿易都市は外国資本に極端に依存しているため、 
外国人を狙うのが不安定化には最適。 
#外国人が死んで、外国で大きく報道されれば、「ムンバイ=危ない」と認識され、地域経済が停滞→社会が不安定に。 

あと、一定数以上の場所を同時に襲撃する場合、その地域の最大の病院をあわせて襲撃すると、テロで負傷した人間の 
治療がままならず死者の数が増え、おまけに地域に与える精神的ダメージも大きくて一石二鳥。 
#書いてていやになってくるけど… 
#right{(南アジアの軍事情勢4:583:CNNの受け売りでつ)}
**ラシュカー・エ・タリバって?
Lashkar-e-Toiba(LeT)といえばアルカイダ(と、もちろんパキスタンのISI)とも繋がりがあるとされる超・大物組織。 
カシミール関連のテロ組織では最大級の奴だよ 
ムンバイで2年前に列車爆破したのもこいつらの別働隊

日本では一般的に「ラシュカトレイバ」って表記
#right{(南アジアの軍事情勢4:622)}
**インドは冷戦中から東西両陣営の兵器を使用していましたが技術流出等は無かったのでしょうか? 
その時代、ソ連の輸出用兵器はクォリティ・コントロールされてるのが普通だった。 
西側の兵器輸出企業(主に英)は輸出に熱心だったが、インドは自国での生産にこだわり、結果あまり高度なものは輸出されてない。 
インドは自国に航空機・兵器産業を根付かせるのに必死で、技術導入を図り技術陣(多くは西側)を招いていくつもの開発計画を進めたりしたが、 
その試みの殆どは、長期化し低性能に苦しめられ果果しい成果を挙げていない。(最新のチャレンジはLCA) 
#right(){(561:611)}
**インドのマイオスト(毛沢東思想)は中国と関係があるのか?
一般的にはマオイスト(ナクサライト)は中国と関連付けて考えられてはいない 
これはインドでも同じこと 

インドのナクサライトや中南米のセンデロなど、新毛沢東主義を掲げる勢力は、 
鄧小平以後の中国の農村切捨て政策に強く反発してるため中共との関係は極めて悪い 
このため、ネパールでは中国とインドが一緒になって王政を支え、 
マオイストの封じ込めを画策していたのは記憶に新しいところ(失敗したけど) 

インドの共産勢力の伸張は完全に国内要因(カースト制による身分固定への反発他)の問題。
#right(){(南アジア7:664)}

マオイストが貧困層に支持をどんどん広げている一方で、 
カーストから逃れるためにイスラムに改宗→原理主義にはまる 

ってすばらしい悪循環が発生してるしな>インド 
#right(){(南アジア7:664)}
**インドの海上戦略の変遷について教えて下さい。
一言でいえば、「より外洋を目指した海洋海軍の建設」ということになると思います。
インド海軍は1950年代から艦艇の整備を行ってきましたが、独自で艦艇を建造する
能力に乏しく、旧宗主国であるイギリスから購入した艦艇で小規模な艦隊を編成していました。

インド海軍が本格的な整備の途についたのは第2次印パ戦争(65~66年)以降のことです。
特に第3次印パ戦争(71年)において機動艦隊による海上優勢と航空優勢の確保に
成功したことで、空母を中心とした機動艦隊を整備することを強く意識するようになり、
イギリスとソ連から購入した艦艇で小規模ながら艦隊を整備し、維持してきました。
しかし、空母の維持には非常にコストがかかりますが、経済規模が小さかったインドでは
慢性的な経済難から近年まで海軍には十分な予算が回されませんでした。

原子力潜水艦のリースなどソ連との関係を強めていたインド海軍ですが、ソ連崩壊後
ヨーロッパ諸国からも協力を仰ぐことになっていきます。
近年の経済規模の拡大に伴い停滞していた海軍力整備にようやく力を入れられるようになり、
ロシアからの空母「ゴルシコフ」の購入、イタリアの会社の設計によるADSと呼ばれる
空母の建造など海洋海軍の建設をより強く志向するようになってきました。

インド海軍はこれらの艦艇によりインド洋における制海権を確保することでパキスタンを
押さえ込み、また南シナ海に進出著しい中国海軍を牽制することが十分可能になります。
ペースはやや遅いものの、空母機動艦隊を中心とした強化されつつある海軍力で
インド洋をコントロールすることが今後の至上命題になるでしょう。
#right(){(294:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**インドってロシアから原潜レンタルしてませんでしたっけ?
1980年代後半に太平洋艦隊のチャーリー型原潜をリースしていた事はある。
現代、ロシアのコムソモリスク・ナ・アムーレで建造されたアクラ2型原潜は、完成後、インドにリースされる。
#right(){(290:404)}
**インドにはイギリス以外の国の租借地等がありましたが、どう対応したのでしょうか? 
1950年に行った、市議会選挙の結果、シャンデルナゴルではインド帰属派が多数派となり、結局52年に 
インド政府に行政権を返還して、54年に正式な返還を行っています。 

次いで、1954年にヤナオン、ポンディシェリー、カリカル、マエのフランス租借地を武力で併合しました。 

ヤナオンは、1948年にインドへの帰属を求めたモハジャン・サバー党のクーデター未遂で一時下火になります。 
カリカル、マエでも同年の市議会選挙で残留派が多数を占めました。 
しかし、サチャグラハ行進と言うインド民族派の植民地回収運動が盛んになり、各地のフランス租借地は人民の 
鎖で封鎖されます。 
このため、糧秣が底を付き、開城せざるを得ませんでした。 

ポンディシェリーは、密貿易の拠点となっていたので、インドの産業にとって脅威でしたのから、まず、フランスは 
関税権をインドに返還することで拠点の維持を図りますが、1954年に発生した植民地回収運動(サチャグラハ行進) 
で、各地のフランス租借地が占領されたため、結果的にフランスが折れる形で引き揚げました。 

このとき、ポルトガルの租借地である、ダドラ、ナガールアベリーは内陸部にあり、ポルトガルが阻止兵力を派遣出来 
なかったので、そのまま併合されました。 
一方、ダマン、ディウ、ゴアと言った残りのポルトガルの租借地は、1954年の時はポルトガル軍によって鎮圧されました 
が、前回の人民のデモを鎮圧したことを教訓にしたインド政府は今度は正規軍を繰り出し、1961年に武力併合しています。 
#right(){(163:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**グルカ民族って何であんなに強いのですか? 
過酷な生活環境が精鋭部隊としての精神・肉体を作り上げている。 
ドキュメンタリーによると高山地帯故に持久力があり 
(マラソン選手が高山で低酸素トレニーニングするのと同じ) 
交通網が発達していない山岳地帯なので物流は人が背負って賄う、 
結果として毎日長距離行軍訓練してるのと同じ鍛えられ方。 
このような環境が人を運命論的にさせ、 
辛い境遇でも不平を言わない人格を形成するそうだ。 
宗教的にも来世重視で命に執着しない、カースト制で戦士階級があるし。 
#right(){(695:モッティ ◆uSDglizB3o)}
----
記事メニュー
目安箱バナー