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手榴弾 - (2011/08/07 (日) 17:44:36) のソース

#CONTENTS

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**手榴弾の有効殺傷半径ってどのくらいなんですか?
手榴弾の有効半径は概ね15mと言われています。

が、伏せていると数mの距離でも戦闘続行可能な場合が有るらしいです。
#right(){(6:海の人)}
手榴弾の爆発によって発生した負傷の世界最高記録は炸裂地点から500メートル
眼球に小さな破片が入ったらしい
たまにはそういう運の悪い奴もいるってことで・・・・
#right(){(6:343)}

**映画などで見られるような、「ピンを抜いて脅す」というのは実は意味がないんでしょうか。ピンを抜くとカウントダウンが始まって戻すと止まるような種類の手榴弾があるんでしょうか?
ピンは先が開いたヘアピン風の形をしています。一旦抜くと、穴に戻すのは手間がかかる。
少なくとも、片手に手榴弾握ったままでは不可能です。また、握った手が離れれば、例えば撃たれれば、レバーははじけ飛んで爆発します。
いわゆるデッドマンスイッチ、死ねば入る自爆スイッチを持っている事になります。

レバー自体のバネの力もあれば、汗ばんだ手がすべる事もあり、横で見ているとけっこう盛り上がってしまう状況ではあるでしょう。

対策は、抜いたピンの曲がりをまっすぐ伸ばすか、あるいは適当な細い棒を見つけて、レバーの穴に突っ込ませてもらう。
そのまま相手の手をガムテープでぐるぐる巻きする、などです。

繰り返しになりますが、ピンを抜く事自体は単なる安全装置解除です。ただ、一旦そうなるとごく簡単に点火される所がミソなわけです。
#right(){(7:23)}

**昔の映画では手榴弾で戦車を破壊してましたが、本当に破壊できるものでしょうか?
破壊する場所にも拠りますが、昔の戦車には無線機が積まれていないものがありましたので、
車長が外部を確認していました。
従って、車長を倒して内部に手榴弾を放り込めば、中の乗員はやられます。

また、車体底部の装甲は非常に薄いですから、ここに手榴弾を放り込んでも、破壊を期待することが出来ます。
但し、車体に投げつけても、エンジンに向かって投げても、当たり所によってはあまり効果がない場合もあります。
ま、装甲車くらいなら破壊できるかも知れませんね。
#right(){(29:眠い人 ◆ikaJHtf2)}
昔の戦車は底部弱いです
現在の第三世代戦車は対地雷装甲を施していたり、それを考慮した設計になっているので
手榴弾はおろか地雷ですら破壊は難しいかもしれません
ただ、ある程度の威力に到達すれば先日のイスラエル軍のメルカバMk3戦車みたいに吹き飛ぶ可能性があります
#right(){(29:622)}

**飛距離が長い棒型手榴弾が廃れたのは何故ですか?
コスト・効率の問題。棒形手榴弾は投擲距離が伸びるという
特徴があるが、その数割の遠方投擲のために倍以上の大きさの手榴弾を
作るメリットが薄い。重く、大きく、高価。
#right(){(38:39)}

**手りゅう弾が爆発する原理を教えてください。
たとえば、米軍のM26などの場合ですと・・・

ピンを抜く→レバーが外れる→レバーに押さえられていたハンマーがヒューズを点火→
→ヒューズが燃焼(数秒間・・・手榴弾の種類により差異あり)→炸薬へ点火→あぼ~ん

といった按配になります。

「ピンを抜くとレバーが外れる」と言うわけではなく、「ピンを抜くとレバーを外せるようになる」というのが妥当
な表現かと。(レバーを握らずにピンをぬくと、そのままレバーも外れる)
通常は、レバーを握ったままピンを抜き、投擲と同時にレバーが外れるようにするそうです。
#right(){(41:ちゃぎ ◆O6.vzjpM)}

**旧帝国陸軍の手留弾はヘルメットにぶつけてフューズに点火してから投げたと思うのですが
バネ式レバー以前には、叩きつけ式着火信管もありました。その場合、
安全ピンは叩きつけピストンを串刺しにして止める仕掛けになっていました。
しかし実戦であわてていると、叩きつけが不十分とか忘れるとかで
失敗も多く、いわば自動式のバネ付きレバーになったわけです。
#right(){(41:106)}
旧陸軍では手榴弾を十年式擲弾筒で飛ばすことができる設計にしてましたので、
フライオフレバー形式)は採用できなかったんです。
また、装填作業のため投擲専用より遅延時間も長く設定してありました。

投擲を行わない柄付き手榴弾では、ドイツのものに範を取った摩擦着火もあります。
#right(){(41:108)}
**手榴弾は目的別の種類があるそうでが。
かつて手榴弾は防御型と攻撃型に分けられていた時代がありまして、 
炸薬による破壊力を重視したのが攻撃型、破片による殺傷効果を狙ったのが 
防御型というようになっていました。 
俗に言う「パイナップル手榴弾」や英国のミルズ手榴弾の表面の刻みは 
破片による殺傷効果を高めるためのものでした。 

しかし、実際には刻み目の通りに均一な破片として飛散することはあまり無く、 
現在では内部にぎざぎざのワイヤーコイルを仕込んだものが主流です。 
(だからM26A1手榴弾は表面がつるりとしています) 
#right(){(160:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)}
**手榴弾には防御型と攻撃型があると聞きましたが、M67とMk3A2では破片数はどの程度違うのでしょうか?
防御型手榴弾と攻撃型手榴弾の違いは炸裂したときの被害半径。
内蔵された破片の数ではない。

防御型手榴弾は投げ手が防護された環境(塹壕の中とか)から投げつけることを前提にしてるので通常手榴弾を
投げつけられるであろう距離よりも被害半径のほうが大きいものが多い。
また、次元信管の延期時間も短い(時限信管ではなく投げて地面に落ちると衝撃ですぐ炸裂するようになってることが多い)

手榴弾が爆発したときどれくらいの破片がどれくらいの範囲に飛び散るのか、なんてことは事前にはわかりません。
実際にテストをしても必ずしもそのテスト通りの結果が毎回安定して出るとは限らないので。
なので時と場合と次第によってはとんでもない所まで破片が飛ぶことも。
#right(){(初心者スレ365:498)}
**日本兵の持っていた手榴弾は、底を固い物に打ち付けると点火したようです。こういうのは当時は一般的だったんですか? 
>また、現在の手榴弾はどんな点火方式ですか? 
日本軍の手榴弾はかなり特殊。 
激発方式についてはイカのページの信管の項目を参照。 
http://gyokusaiclub.hp.infoseek.co.jp/hi-ho_gr.html
#right{(507:753)} 
**閃光手榴弾ってあらかじめ来るのがわかってた場合、気をしっかり保っていればなんとか耐えられない? 
フラッシュパックは投入地点から離れ後ろを向きしっかり目を閉じて持続時間の間耐えればやりすごせるが 
特殊部隊は投入にあわせて突入してクリアを試みてくるのでその間は致命的な隙になるぞ 
対策をするなら生身でいるより色の濃いサングラスや本格的な対閃光装備などで目を保護した方が遥かに有利 
#right(){(初心者スレ482:683)}
**閃光弾って目を瞑れば凌げるものですか?
閃光その物は凌げる可能性がありますが
破裂音と爆風によって強烈なショックを受けますのでそうそう凌げません
#right(){(330:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**1個の手榴弾で何人が自決できるんですか?
>沖縄では多くの民間人が軍人から手榴弾を渡されて自決させられた、なんて話があります。 
>軍も貴重な武器をホイホイと民間人にたくさん渡すわけにはいきませんよね。 
1個で数人が死ぬのは可能。 
日本軍の手榴弾は爆薬は少なめだが、それでも爆発時に破片が飛び散るので、 
近くにいれば即死はしないまでも重傷を負える。腹などやられれば、じきに死ぬ。 

日本兵が手榴弾で自殺する場合、通常は一発を腹に抱えて一人で死んだ。 
しかし、数人で車座になって死んだ例もあるし、二人で抱き合って一発で死んだ例もある。 
民間人が手榴弾を使用した例でも、たいした数がないので一家数人が車座になったり、 
人が密集してるあたりへ適当に投げて、生き残りはかみそりなどで自殺というケースも。 

なお集団自決が発生したのは確かで、その中で手榴弾を使用した例があるのも確実。 
争いがあるのは、自殺が政府・軍による強制的なものであったかどうか。
#right{(658:927)}

**ドイツの柄付き手榴弾は爆薬量重視の手榴弾だったといいますが、一体どういう運用思想で作られたんでしょうか? 
>一般に榴弾の危害半径は破片>>>爆圧ですよね。 
>手榴弾サイズの爆薬なら尚更危害半径の狭さが目立つと思いますが、 
あの形は投げる時に振りかぶると遠心力が働いてより遠くに投げられる。 
多少重く作っても遠くまで投げやすいので、威力を大きく出来た。 
その代わり、投げようと振りかぶった時にちょうど一番重い部分が下向きになるので、 
後方や自分の背中に落っことしてしまう事故もよく起きた。 

あと、柄付き手榴弾に限らず、手榴弾には「防御用」と「攻撃用」の2種がある。 
「防御用」は塹壕等に身を隠せる状態で向かってくる敵に投げる事を前提にしているので、 
想定投擲距離よりも被害可能半径の方が大きく設計され、またそれでいい事になっている。
#right{(520:683)}

先人に補足すると、破片殺傷効果を増すために後から弾体に被せて使うジャケットが 
開発されている。 
表面にチェッカリングの入った薄い金属筒だが、これを装着すると破片が 
変なとこまで飛んだりするので、使い勝手が悪いと不評だった。
#right(){(520:684)}
**手榴弾が転がってきて投げ返す時間も無い場合、ヘルメットを被せて押さえつけるという方法で防げるでしょうか?
それではヘルメットを脱いでいる時間もないはずです。
最良の対処法は手榴弾に覆い被さることです。

手榴弾に足を向けてうつ伏せに寝ろ。

だから塹壕には溝と穴が掘ってあり、手榴弾をそこに蹴りこむ。

米軍の塹壕設営マニュアルな。
ttp://www.armystudyguide.com/images2/a0337.gif

自衛隊の小銃掩体にも手榴弾が放り込まれたときに入れる穴がある。
手榴弾なんか破片が危険なだけで炸薬の量はちょっとしかないから。
#right(){(352:430-441)}
**手榴弾って、野球のボールみたいな真球にしようという発想はなかったんですか?
丸い手榴弾もある。 
ただよく考えれば解ると思うが、人間の手の大きさには限度があるので、球形にすると 
ある程度以上大きくしたら握れない。 
無理やり握れてもしっかり握れないから、遠くに投げ辛くなるし、点火した後取り落として 
足元に落としたりしたら大変な事になる。 
そうなると、楕円系というか卵状の形状が、握りやすく容積を確保するためにはベスト。 

一部の手榴弾は普通に丸い。むしろ、漫画などで良く見る「黒くて丸くて導火線がパチパチと燃える」タイプの 
手榴弾がかつての主流だったのが、破砕効果を高めることを狙ったり持ちやすさを優先したりした結果、いわゆる 
「パイナップル型」と呼ばれるスタイルや、現在の形の手榴弾になっていった。 

実際に「野球に馴染んでるから」という理由で丸い着発信管型のを作ったが、こっちは結局不採用。 
現在使われてるM67は以前のパイナップル型よりは丸いデザインになってる。 
#right(){(549:322-324)}
**GP30やM203などの便利な擲弾発射器があるのに、いまだに手榴弾が廃れないのは何故でしょうか? 
遮蔽物越しに投げたり、塹壕に投げ込んだり、室内に投げ込んだりするのは擲弾発射器じゃできないから。 

グレネードランチャーでは塹壕に火力を撃ちこむ事ができないが、 
手榴弾なら放物線を描いて飛んでいくので塹壕に直接投げ込む事ができる 
それに塀の向こう側にいる敵兵を攻撃したいとするとグレネードランチャーでは飛びすぎるが、 
手榴弾なら軽く放り込む事ができる。 
だから柔軟性の高い手榴弾はまだまだ現役。 

それに何よりも、市街戦では手榴弾ほど重宝する武器は無い。 
歩兵の教本では建物内を掃討する際、 
まずドアの隙間越しに手榴弾を一発ぶち込んでから突入するよう書かれている。 
うまくいけば一発で敵を全滅されられるかもしれないし、 
死ななかったとしても爆音でしばらく動きを止められるから。 
#right(){(348:337-348)}
**白燐手榴弾を、明らかに焼夷効果を狙って使用しているシーンがありました。 
>手元にあるのは集英社・オメガJ・97年初版・113ページ。 
>麻薬カルテルとの戦いで、夜中にカルテルの兵隊と出くわした際に使用。 
>ただし2発目は元SASに率いられた部隊との交戦中、煙幕を張るために使用。 
>90年代には、白燐弾を、スモークマーカー以外の使い方として、焼夷効果を狙ったと見ていいのでしょうか?
発煙手榴弾は水に放り込んでも燃え続けるくらいなので焼夷弾の替わりには 
充分なる。 
90年代どころか白リンを使用した発煙弾が開発された頃から焼夷弾の替わりに 
なることは知られてたし代用焼夷弾として普通に使われていた。 

白リンを使用した発煙弾は赤外線探知を妨害できないため、90年代の後半あたり 
からは赤リンを使用した発煙弾に取って変わられつつある。 
赤リンを使用した発煙手榴弾は高温燃焼する時間が僅かなので代用焼夷弾としての 
有用性は低い。 
#right(){(581:46)}
**映画で特殊部隊の兵士が戦闘前の準備のときに手榴弾のピンを抜いて?テープでその部分をぐるぐる巻きにする描写があったんだけど、それには何の意味があるの? 
アメリカ軍を始め世界で一般的に使われてる形式の手榴弾(ミルズ式という)は、ピンを抜いた 
あと投げると安全レバーが外れて撃発状態になる(普通は遅延信管によってそのあと数秒で 
爆発する)。 

それを逆用して、手榴弾をレバーをテープで巻き付けて固定しピンだけ抜けば 
「テープが外れればすぐに作動する爆弾」 
が作れる。 

あとはトラップとして「引っかかったらテープが解ける」ようにしとけばよい。 
>『ブラックホークダウン』でデルタがやっていたんだ。トラップと言うよりも安全対策のようにも見えたんだが
車両に乗ったりヘリに乗ったりして移動する時、車内や機内の何かに手榴弾引っ掛けると 
危ないので、そう言う風にレバーを固定して更なる安全策にすることがある。 

一般部隊でそれをやると「剥がすの忘れて投げた」「いざ必要な時に剥がすのに手間取って 
投擲のタイミングを逃す」果ては「テープを剥がしたらレバーも取れて暴爆した」という 
事故が起きるから禁止することが多い(乗車時等は手榴弾は回収して一括して持ち運ぶ)が、 
特殊部隊等は練度高いので普通にやっている。
#right(){(590:702,705)}
**音響手榴弾は大きな音が出ますが、その音量は破片型手榴弾と比べてどうでしょうか? 
>もちろん、破片型だと音より先に破片が威力を発揮しますが、音の大きさだけを比べるとどうでしょうか? 
音響(閃光)手榴弾、所謂スタングリネードは主に閉鎖空間での非殺傷制圧能力を目的に造られた物です 
炸薬量に関して言えば寧ろ破片手榴弾よりは少ないものが多く、影響範囲その物は破片型よりも小さいです 
音の質について言えば、燃焼速度を調整している場合破裂音はやや持続する性質があるようで 
文字通り音質が異なる為一概には言えませんが感覚への刺激の強さで言えば破片型よりも影響は大きいでしょう。 
#right(){(331:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**スタングレネードなるものを、仮に自分の足元で炸裂させると、どうなりますか?やっぱ鼓膜が破裂したりする? 
>体に影響が無いならコレ↓を自分に試してみたいんだが 
>http://www.sheriff.co.jp/Gun%27sWay/gunswaycqb.html 
大火傷します、実際投擲する前に破裂する事故も起きています。 
#right(){(324:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**手榴弾はどのような兵士が何発ぐらい持つんですか?
米軍の場合、
手榴弾の数は特に決まっていないようですが、2~4発程度が相場のようです。 
4発持つ場合には、そのうち1発は発煙手榴弾にして、味方の航空機に対して 
目標を指示するのに使用するのが通のやり方のようです。 
#right(){(321:970)}
**手榴弾やグレネード弾の、純粋な爆風の威力ってどのくらいあるのでしょうか? 
爆風の衝撃と爆発閃光とその音響で一時的に行動不能に成る程度で、 
被害半径は数mとなっており、その特性は室内制圧用の音響閃光手榴弾 
スタングリネードまたはフラッシュバングとして利用されています。 
#right(){(617:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)}
**手榴弾って輸送中や作戦中にピンが抜けたりしないのでしょうか?
自衛隊に関して言うなら、問題はないでしょう。 
安全ピンの引き抜き力はかなり強く、ピンの先が広がった状態では、映画のように簡単に引き抜くことは、
かなり困難です(やろうとすれば、事前にピンの先をすぼめる必要あり)。 
また、手榴弾は、弾体と信管を別の缶に入れて保管されており、この状態での安全性は、落下試験、
ジョルト・ジャンブル試験により証明されています(これは、米軍も同様)。 
ちなみに、自衛隊では手榴弾を原因とする事故は、発生していません。 
#right(){(314:45)}
**刃物が届く範囲内で、爆発した手榴弾の破片って、どれくらいの威力があるのですか?
大抵の手榴弾は10g前後の破片が最も多く生成されるように設計されていて、それは破片の重量と飛翔距離との相関関係から、破片の持つ殺傷効果が最も大きい値だと導き出されたもので、 
それは拳銃弾の弾頭重量と近似している。 
数cm~10数cmの距離であれば破片の存速は高く、ライフル弾並みの貫通力を持つ。 
#right(){(645:324)}

**手榴弾では敵はなかなか死なないのですか?
手榴弾の殺傷力は基本的に破片が主だから 
爆風で首や頭が吹っ飛ぶとか、狭い場所や覆いかぶさる形で破片をモロに喰らわなければ即死はない 
もちろん大量出血してれば手当てして後送しないと死ぬ
#right(){(俺初質スレ432:662)}
手榴弾による。フラグメントに殺傷力を高めるためにいろいろな 
金属物を入れているものもあるし。まあ、半径10メートル以内の 
致死率は高いだろう、一般的に。
#right(){(俺初質スレ432:663)}
**スモークグレネードはどういう時に使うのですか?
狙撃や銃撃で釘付けにされているときとかに移動するために使う 
色付きなら主に友軍(飛行機とか)への信号
#right(){(俺初質スレ432:902)}
**M34白燐焼夷手榴弾とM14特殊焼夷手榴弾について、効果と用法などを教えて下さい。 
 AN-M14手榴弾は装備を破壊するためのもので、もちろん敵の装備にも使用しますが、 
むしろ自軍の兵器を敵に利用できないよう破壊するためによく使用されます。 
イラク戦争でも行動不能になったM1A1に対して使用されましたし、不時着したヘリなどで 
機密部分の多い電子機器などを破壊するために、機から離れる際に使用されます。 
M14はテルミットの改良品ですから、高温は発するものの飛散しにくく、 
薄い鉄板を溶かす、燃焼産物の液化鉄が火災、焼損を引き起こすと同時に 
部品を溶接して使用不能にするといったものです。燃焼ガスはあまり出ないため、 
二次火災を起こさない限り一ヶ所にホットスポットを作るだけで、暗視装置妨害効果は限られるでしょう。 
 M34が白燐手榴弾です。半径35mが危害、焼夷半径になります。内容物の白燐が燃焼しながら飛び散り、 
燃焼ガスも熱を帯びて拡散しますから暗視装置への妨害効果は大きいでしょう。濃い白煙を発しますから、 
可視光に対する妨害効果も期待できます。このため、焼夷手榴弾と同時に、煙幕、自軍へのマーカー、煙幕としても 
使用されます。米陸軍マニュアル↓ではM34は旧式兵器に分類されています。可投距離より危害半径の方が大きいため、 
投擲者は遮蔽を取る必要があります。 
http://www.globalsecurity.org/military/library/policy/army/fm/3-23-30/ch1.htm 
http://www.globalsecurity.org/military/library/policy/army/fm/3-23-30/appe.htm 

極論するとAN-M14は対人殺傷力なし、延焼性なし。 
単純に言えば溶鉱炉の溶けた鉄を発火地点に注ぐようなものなので、そりゃその真下にいれば死ぬだろうし、 
至近にいれば滴飛ぶし赤外線火傷ぐらいするかもしれませんがちょっと離れていれば安全(1m?)。 
一点で高熱源を発生するので、そりゃ可燃物があれば延焼しますが、 
基本的には溶けた鉄が流れ落ちる狭い範囲を焼損、溶接するための手榴弾です。 
M34は全然別で、書いたとおり破片手榴弾よりも危害半径が大きいぐらいです。 
しかも人体にくい込んだ破片が燃え続けるし。ただそれなりの防備をしている相手だと 
効果はとても落ちます。いい加減な服しか着てないゲリラ相手ならなかなか凶悪に効きそう。 
#right(){(234:25-31)}
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