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中東全般 - (2014/12/27 (土) 00:08:05) のソース

#CONTENTS
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**ラディン師はウサマですか?それともオサマですか?
ラディン氏の英語表記フルネームは
Osama bin Mohammed bin Avad bin Laden

ですから、オサマ、以外に読みようはないと思います。しかし、サウジアラビア
生まれですから、そもそもの表記は例の右から書いていくアラビア語だと思われます。

となると、英語表記で発音を考えても仕方ない、ましてカタカナに変換する事自体に
無理があるでしょう。あるいはアラビア語で発音すると、ウサマ、に近いのかも知れません。
まあ、割り切って英語読みの「オサマ」とするのが妥当かと思います。

余談ですが、許せないのはOspreyをオスプレイ、とわけわからん読みするマスコミです。
英語ならどー転んでもオスプリ、かオスプリーだろうが。とはいえ、これまた追及しても
始まらないわけで、最終的に一般表記となった物が正しい、あるいはふつー、ということでしょう。
であれば、オサマかウサマかは、日本のマスコミの多数決で決まる、という結論かな。

ところで彼は1957年6月28日生まれだそうですが(今頃、占い師の記事なんかが
三流マスコミに載っていそう)、サウジの大富豪の父、モハメド・ビン・ラディン氏
(「ビン」は「~の息子」の意味。)の52人の子供の中の第17子だそうです。
#right(){(8:system)}

**イライラ戦争のときイラクが化学兵器か生物兵器を使ったといわれています。
>やはりそれはそれまでイラクに武器の支援をしていた、アメリカの兵器なのでしょうか?
確か1978年頃に米ソで化学/生物兵器の開発や使用を禁止する
条約を結んでいたから他の国に供与はしてないと思う。
実際は両国とも開発と貯蔵を続けていたけど内緒だったから。
#right(){(15:586)}
**イラン・イラク戦争が長期化した原因はなんでしょうか?

我輩は海軍の人間なので、陸戦にはあまり詳しくないことをまず断っておくぞ。

で、イラン・イラク戦争長期化の原因であるが、
我が軍の見解では(我輩の理解するところでは)、
まず、サダム・フセイン大統領に全面戦争の意思がなかったことが挙げられる。
彼は我が軍を見くびり、
一押しするだけで我が軍が崩壊し、
中にはイラク軍に呼応して反乱する部隊も出るだろうという
希望的観測を抱いておったらしい。
また、我が国の少数民族やアラブ系民族も決起して、
乱を起こすだろうと考えておったようだ。
それからまた、中東での戦乱には大国が停戦のために介入するのが常であったので、
この戦争でも一ヶ月ぐらいすればアメリカかソ連が和平を仲介するだろうと考え、
それを待っていたふしがある。

第2に、イラク軍の作戦上の不手際が挙げられる。
開戦当初、イラク軍は航空支援もなく、
歩兵部隊の協同もなく、
戦車部隊だけを突出させた。
そのため我が軍の対戦車ヘリの攻撃により、
大打撃を受けておる。
そのために初期の攻勢が頓挫したと考えられる。

第3に、中部戦線、ケルマンシャーハン州では、
山岳地帯で道路網が大部隊の機動に適さないことがあげられる。
そのため、我が軍もイラク軍の更なる東進を特に警戒はしておらなかったし、
この方面が助攻でしかないこともあって、
イラク軍も国境地帯の占領だけで足を止めておる。

ちなみに南部戦線のフゼスターン州にも地形的難があってな。
平坦だが塩分を含んだ湿地帯であるため、
初期の停戦交渉が破談に終わった後の10月攻勢では、
我が軍の決死的な奮戦もあり、
ホラムシャハルは残念ながら10月末に陥落したものの、
重要な石油精製基地のあったアバダンでは、
スターリングラードもかくやという包囲下での徹底抗戦により、
11月末までなんとか持ちこたえた。
11月末からは雨季が始まり、
車輌部隊の移動は困難になったため、
アバダン攻略をとうとうイラク軍は諦めたのである。
#right(){(305:イラン前国防相 ◆2ahDXUlKbw)}

**イスライルとパレスチナ・・昔から戦争してるけど経済は大丈夫なの?
パレスチナの経済は完璧に破綻している。
失業率60%。6%の間違いではない。
そんな中、ほとんどのパレスチナ住人は未来への絶望しか持ち合わせていない。
故に自爆テロに走る。(で、敢行したヤツはほとんど神扱い)
#right(){(20:178)}

**シリアってどの程度のレベルの軍なんでしょうか?
中東の中では中位くらいの規模だと思います。

ヨルダンより大きくて、エジプト、イスラエルよりは小さい。
ただ、人的資源がかなり多いのと、エジプトがイスラエルと和平合意をした後、
ソ連の中東に於ける一番の同盟国となっていますので、シリアは
最新の(といってもモンキーモデルですが)兵器を供与されています。
また、最近の紛争ではイスラエル相手にかなり善戦していた感じです。

装備としては、ソ連の虎の子MIG-25Rを供与されていたりします。
#right(){(39:眠い人 ◆ikaJHtf2)}

**1982年6月9日、ベイルートを巡る紛争でベッカー高原上空でのシリア空軍とイスラエル空軍の空中戦は、
>イスラエル空軍損失0、シリア空軍喪失90機となってますが、この差は何なんでしょうか?
航空ファンによると

シリアは(推測)60~100機のMiG-21、MiG-23を出撃させ
イスラエルのF-15、F-16(推測では40~92機)と交戦
シリア側の発表 19:16
イスラエル側の発表 22:0

いくらなんでも90:0は大げさでは?
#right(){(59:591)}

**サウジ政府がなんらかのテロ組織を支援している可能性がありますか?
サウジ王室とその政府は世界で最も保守的、つまり「現状維持を良し」とする政府です
したがって、サウジ政府がいかなるテロ組織も支援する可能性はありません
また王族らが何らかの資金援助をした事実を政府が黙認することもあり得ません
#right(){(66:539)}
基本的に539と同意見ですが付け加えるならば、故意でなく資金が流れている可能性があります。
アメリカでも、ビルゲイツが慈善団体に寄付した大金がアルカイダに流れていたとされ、
サウジ王室の寄付等が、テロ組織の隠れ蓑・資金源として運用されてる団体に流れることは考えられます。
ただ、サウジは国家予算のかなりが国防費と王族の行楽に費やされるので、まともに資金の流れがチェック
できているとは思えないところがあります。
#right(){(66:543)}

**イラクの共和国防衛隊とはどのような組織だったのでしょうか?
簡単に言えば国軍とは別の命令系統で動く、フセイン直属の軍事組織。
ナチスドイツのSSに近い存在だともいえた。
歩兵3個師団、装甲3個師団基幹の約7~8万人からなり、T-72などの比較的
強力な装備を国軍よりも優先的に配備されていた。
国軍に比べて待遇もよく士気も高い精鋭部隊であると一般的には言われていた。
#right(){(70:452)}※表現を過去形に訂正

**イラク戦争より前にアメリカはCIAを送り込んでアフガンの北部同盟よろしくクルド人ゲリラをトレーニングしていたのでしょうか?
湾岸戦争以後、アメリカは戦争中は支援していたクルド人を見捨ててイラクの虐殺に
任せたため、クルド系各氏族はアメリカを信用していません
CIAが送り込まれたら、復讐のためリンチされ親指を切り落とされて殺されるだけでしょう
#right(){(71:765)}
しておりました。
しかし97年頃の武装蜂起に際し支援の約束をドタキャンしたため
クルド内におけるアメリカの信用は失墜し、またクルドの内部分裂を招きました。
 今回のイラク攻撃に際して、アメリカはクルドをアフガンにおける「北部同盟」に仕立てようとしましたが、
クルドが自ら矢面に立って闘うのを拒否、消極的協力に止まったのはこの時の事が大きく影響しているようです。
もしこの闘いがアメリカ優位に推移した場合、クルドの(独立)問題は逆にアメリカを悩ますかもしれません。
#right(){(71:770)}

**イスラエルに対抗できるアラブ人国家はないんでしょうか?
サウジは装備はいいよ。イーグルとかもってるし。
でもイスラエル相手じゃつらいだろうね。

ってか、対抗も何も..  あのへんのアラブ系国家も戦闘機なんかは
米国製だし(シリアのぞく)、実際に戦争はむりだろうねぇ。
継戦能力なんかの問題があるわけで。
#right(){(72:488)}
サウジは十分に強力な軍備を保有しているけど、アメリカ依存の割合が高いんで、
いざイスラエルに事をしでかしたとしても長くは持ちませんね。
部品供給絶たれたら維持できませんから。
#right(){(72:490)}
サウジは兵隊が問題。
王族は腐敗、国民は労働と国防を出稼ぎに任せている。
自国を命を懸けて守るという兵隊が、イスラエルに比べて圧倒的に少ない。
#right(){(72:495)}

**フセイン元大統領って軍人だったんでしょうか?
元イラク共和国大統領サダム・フセイン・アル・ティクリティ氏には
短期間だが軍歴が有ります。
36歳の時に陸軍中尉に任官し39歳で陸軍大将、1979年 に42歳で大統領に就任。 
#right(){(73:520)}※元大統領に改変

**メディナ機甲師団ってどれくらい強かったの?
【湾岸戦史】メディナ師団VS米第一機甲師団第二旅団アイアン・マン

別名鉄の旅団と呼ばれる第二旅団は、166輌のM1A1戦車を備えていた。
対するメディナ師団は戦車旅団を屋根沿い約10Kmにわたって配備していた。
鉄の旅団が屋根の頂に達すると、戦車のサーマル・サイトには霞を透かして数百の敵車両が探知された。
距離は3000m以上。M1A1戦車隊は騎兵隊の突撃のように横一列に並び、
時速16Kmで走行しながら手当たり次第に撃ち始めた。

45分の遭遇戦の結果、メディナの1コ旅団は壊滅し、T72戦車55両を含む101両の戦闘車両が燃え上がっていた。
これがメディナ・リッジの殲滅戦である。
#right(){(74:コピペ)}
でも、撤退中に米軍に逆撃加えた唯一のイラク軍部隊もメディナ師団じゃなかったか?
#right(){(74:418)}

**イスラム過激派など宗教的に先鋭化することにより、軍事組織として弱くなることってあるんでしょうか?
>要するにファナティックになって、戦術・戦略等に頭が回らなくなり・・・って感じで。
イラン革命後のイラン軍は親米派がみんな逃げた上にちょっとでも米国に繋がりのある将兵を
片っ端からパージしたので、一時は近代兵器がほとんど使えない状態にまで追いやられた。
また、イ・イ戦争時に前線に投入された「革命防衛隊」は「コーランの一節を叫びながら
ひたすら敵陣へ突撃」を繰り返し、莫大な損害を出した。

こんな状態なので緒戦では中東でもっとも近代化されてたイラク軍に大敗北を喫し、
あと一歩で負けるところだった。

もっとも「機関銃で薙ぎ倒しても薙ぎ倒してもコーランを叫びながら仲間の死体を
踏み越えて突撃してくる」イラン兵はイラク軍将兵にかなりの恐怖を与えた、そうだが。
#right(){(354:643)}
**ヒズボラってなぜイスラエル相手に頑張れるほど強いの?

ヒズボラがイスラエル相手に有効な打撃を与え得たのは、ヒズボラが自己の戦力を冷静にわきまえて、
徹底して自分のテリトリー内で陣地戦と遊撃戦に徹する構えを崩さなかったから。 
#right(){(中東の軍事情勢スレ7:117*一部改編)}

ヒズボラの粘り強さはその組織構成にある 
戦闘員に関しては諸説あるが800-3000人程度の見方が多い 

一方後方の文民組織は万単位の構成員がおり日常の行政・福祉サービスまで運用している 
これを隠れ蓑に必要なときだけ最小限の人員が軍服を着てからヒットアンドアウェイ 
損失が出たらまた最低限だけ補充する、決して総力戦などしない 

一応戦闘する時は軍服着てるから私服の文民を疑いだけで皆殺しにも出来ない、 
また徹底した秘密主義により軍事部門の指導者は殆ど身元不明で暗殺作戦も通用しにくい 
しかしトカゲの尻尾に過ぎない戦闘員をいくら潰しても後から補充可能というカラクリ 
#right(){(中東の軍事情勢スレ7:123)}

IDFの苦戦はゲリラであるヒズボラ殲滅を掲げたせいで戦略拠点を無視して 
何の価値も無い田舎の村の捜索なんてやらされたせいだしな 

国との戦いなら1日でベイルートなんて落とせるし
#right(){(中東の軍事情勢スレ7:156)}

**ヒズボラの兵器って?
対艦ミサイル 中国製(おそらくイラン経由) 
対戦車ミサイル ロシア製(シリア経由) 
短距離ロケット(自家製?) 
長距離ロケット(イラン製らしい) 
無人機(自家製) 

あのラジコン(一応無人偵察機と称しているw)はおもちゃの部品を集めて自作したらしい 
勿論米はイラン製と騒ぎまくっているが 

#right(){(中東の軍事情勢スレ7:235-237*一部修正)}
**ファタハはPLO強硬派と暫定政府の間でサンドイッチになって疲労困憊している感じだけどハマスはどうなんでしょその辺。 
ハマースも一枚岩では無い。ガザのハニーヤに代表される現実派と武装部門に 
代表される強硬派に分かれてる。しかもダマスカス亡命組はイランの影響下にあり 
イラン体制の決定に左右されやすい。
#right{(イスラエル軍スレ7:774)} 
**ヒズボラは強いのにハマスが弱いのはなぜなの? 
>ぐぐると両者とも似たような組織みたいだけど。
ガザはイスラエル、エジプトに囲まれてるが、どっちの国も武器が入り込まないよう目を光らせてるので、 
小火器以外は手作りロケットぐらいしか攻撃手段がない。
#right{(イスラエル国防軍スレ8:170)}

ヒズボラはレバノンに地盤がある。 
レバノン政府はイスラエルに対して無力だけど、レバノン領内のヒズボラを殴りに行くには
国際的な根回しが無いとさしものイスラエルも総スカン食らって作戦途中で撤兵なんて事もある。 

ハマスの地盤はガザ地区。自治区とは名ばかりの狭いゲットーみたいな地域。 
そこから出たらハマスは力を失うし、後背地のエジプトはどっちかというと過激派のハマスが
勢いづくことで国内のイスラム原理主義者とつながりを深くすることを警戒している。 

イスラエル軍にしてみたらどっちも餌なんだが、ヒズボラはまだ他人の池に泳いでいる状態。
他の魚からより分けて釣り上げて、それからやっと料理が出来る。 
ハマスはとっくにまな板の上に載ってる。こないだまではまだ跳ねてたけどアタマ殴って
ピクピクしてるぐらいの状態。これから三枚に下ろされる予定。 
それぐらい厄介さが違う。 
#right{(イスラエル国防軍スレ8:420)}
**ハマスのロケット弾ってお手製なの?テロしたいんなら、もっと有効な方法があるだろうに。潜入して爆弾仕掛けて爆発させるとか
お手製だよ。アジトの台所でケーキ作るみたいに作ってる。 
一年くらい前、BBCの取材がパレスチナのハマスに密着ドキュメンタリーやってた。 
ピンク色の粉だったな。それをぎっしぎし筒に詰めて押し固めて組んだよね。 
で、それをもってオリーブ畑とかにいって、花火打ち上げるみたいにしてあげてたよ
#right{(イスラエル国防軍スレ8:497)}
こんなのもあります 
BM-21の改修型、というか現地改造というか、まあ微妙な奴ですね 
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/GMC-launcher-batey-haosef-2.jpg
#right{(529:782)}
「カッサム」シリーズと称するお手製ロケット弾を開発しており、 
最初のカッサム1では射程3~4.5km程度で弾頭0.5kgという過激派レベルでしたが、 
カッサム2では射程10km弱で弾頭5kg以上と格段に高性能になっています。 
最新のカッサム4では射程15km以上に達したとも。 
カッサム2:http://www.waronline.org/analysis/buffer/kassam-2.jpg 
ちなみに、BM-21グラードは射程20km、弾頭18kgで原型は旧ソ連製。 
ほかに射程40km近いのも使い出して、どうも中国製かイラン製と。 
#right{(529:818:◆yoOjLET6cE)}
>テロしたいんなら、もっと有効な方法があるだろうに。潜入して爆弾仕掛けて爆発させるとか
五、六年くらい前まで散々ぱらやってたじゃないですか。イスラエル国内での自爆テロ。
そんで作られたのが、悪名高き「分離壁」。あれでビタッと止まりました。
#right{(イスラエル国防軍スレ8:495:ロボ-7c7c ◆Robo.gBH9M)}
**中東戦争でアラブ諸国はなぜ負け続けたの?
クーデターが怖くてどこも連隊レベルの戦闘訓練もしてないっつーからな 
それで湾岸戦争じゃ多国籍軍に参加してアラブ軍が全く身動きできなかったそうな 
米軍将校曰くこいつら本当に軍人かと 
まあ高級将校人事が情実で決まるようなとこだしなあ 
独裁者と同じ部族出身っつうだけで何とか読み書きができるかなってレベルの連隊長じゃねえ 

第一次中東戦争じゃユダヤゲリラの十倍の兵力に飛行機までもってってあっさり惨敗してるし 
トラックに鉄板張り付けて機関銃を載っけてみました程度のゲリラに正規軍が尻尾巻いて逃げてるようじゃ 
だいたい毎度毎度戦死者よりも多い逃亡兵を何とかした方がいいと思う 

アラブで戦闘訓練らしきものを何とかやってるのは中隊レベルまでだからな 
中隊ってのは百人ぐらいの部隊だから中隊長が兵士一人一人の顔と名前を把握できるし 
古代ローマの百卒長みたいなもんで前近代的社会の限界なんだろう 
面白いのがイランのバシジ、なんでも三百人程度の大隊が五百ぐらいあるそうな 
実はこれこそ連中がいわば自然発生的に軍隊をつくるとこうなるって見本みたいなもんなんで 
ほかのアラブの軍隊も内実はこれと同じ、編成表では師団だの連隊だの色々あるが 
実は中隊大隊程度までで、その上は紙の中にしかないってのが実態 
師団レベルどころか連隊レベルの戦闘訓練も全くやらないから厨房でもちゃんと連隊長が務まる

ただ湾岸戦争でもイラク軍は戦術レベルでは質の高い作戦を取ってたし、 
多国籍軍のアラブ諸国の部隊でもカタール戦車大隊のように奮戦した連中もいる。 
それなりの近代的軍事教育は受けてるんだけど、政治的要因で実力を発揮できないのが 
アラブ諸国の軍隊に共通した病巣だと思う。 
過去レスにもあったけどクーデターを警戒して大規模な演習をやらせてもらえない上、 
指揮系統がガチガチで個々の指揮官が状況に応じた行動を取れない。 
#right{(イスラエル国防軍スレ8:198-243)}
**中東戦争(ハイム・ヘルツォーグ著)って本読みましたけど
>その中にイスラエル建国初期に移民村をアラブ軍部隊が急襲する場面が多々あったそうですけど、
>戦車・装甲車・火砲・正規訓練を受けた歩兵部隊を持っての攻撃なのに、貧弱な民兵もどきだった
>イスラエル村民・自警団的なイスラエル兵に駆逐されたそうです・・・
>何か信じ難い話なんですが士気の問題でしょうか?それとも誇張?
士気の問題。
砲撃で粗方耕して、楽勝気分で植民地に乗り込もうと思ったら
いきなりユダヤ人入植者が戦車に乗り込んできて火炎瓶投げこんできたら
誰だってビビるわ。
(たぶん、アラブ人にとってはこれはアメリカ人に対する神風特攻隊の衝撃に近い)
#right(){(戦争板初質スレ1:231)}

**シリアは本当に核武装考えてたのか? 
>シリア核調査でウラン痕跡=イスラエル空爆の施設から-IAEA 
>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081111-00000025-jij-int
>密かに核武装なんて今の時代ありえないような気がするが 
密かに核武装というのは、まあ、ありえない。 
核兵器開発には実際に原子力発電所を建設して一定期間稼動させ、プルトニウム239を取り出す必要がある。 
大量の冷却水と大規模な設備が必要で秘密裏に開発というわけにはいかない。 

原発を使わなくても遠心分離機で天然ウランを濃縮させる方法もあるが、それは原発を使う方法よりさらに 
時間とエネルギーがかかる。 

そもそも核兵器開発には核実験が必要で、シリアなんて実験した瞬間にイスラエルに滅ぼされるだろう。 
シリアが核兵器開発なんて現実にはありえないと思うが、それでも万に一つの可能性が無いわけではなく、 
イスラエルはその可能性を潰したのだと思う。 

ウランなんて、イスラエルが投下した爆弾に混ぜてた可能性もあるしな。 
#right{(中東の軍事情勢8:541)}

万に一つの可能性を潰したというのは事実だろうな 
しかし潰さなきゃいけない可能性がこれから一杯出てくる罠w 
http://mainichi.jp/select/seiji/summit2008/news/20080815ddm008020094000c.html 
◆原発の新規導入の動きがある国々◆ 
【中東】 
トルコ、イスラエル、イラン、アラブ首長国連邦、ヨルダン、イエメン、バーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビア 
【アフリカ】 
モロッコ、アルジェリア、リビア、エジプト 
#right{(中東の軍事情勢8:543)}
**何で旧イラク軍兵士が反乱を起こしたのか 
それは、CPAが一方的にイラク軍を解体したからだよ。 
彼らは生活に困ってテロ組織に参加したわけだ。 
有能な将校もたくさんいたから、旧イラク軍をそのまま温存しとけば、治安は 
すぐに良くなったはず。だから、今のマーリキー政権は旧イラク軍将校を積極的に 
新生イラク軍に雇用してるわけだが。

ちなみに今、テロしてるのはアルカーイダのようなイスラーム原理主義者だよ。
真の抵抗運動は今や、アルカーイダと戦っている。 
覚醒評議会で検索してみろ。 
#right(){(イラク情勢スレ6:348)}
マリキ政権のイラク軍再建はもともとマリキの本意じゃなくてアメリカの意向が強い 
旧フセイン政権軍で中核を占めていたのはスンニ派将校だった為、 
スンニ派の政治的追放に熱意を抱くマリキは公職追放を解くことにずっと消極的だった。 
……というより、いったん緩和されたスンニ派の公職追放を再強化しようとして一昨年大揉めした。 
まるでマリキがまともな政治指導者であるかのようにいうのは、流石にどうかと思う。
#right(){(イラク情勢スレ6:352)}
**レバノンってシリアと同等のGDPなのに、どうしてああも軍隊が貧弱なんですか?
>国内が分裂してるとは言え、経済はキリスト教徒が握っているし何で軍隊を整備しないのか謎。
>米仏あたりなんてレバノン国軍強化するって言えば喜んで兵器を売りまくってくれそうなのに。
両隣にシリア、イスラエルと言う強大な軍事国家が存在していますので、身の丈に合った軍備を整えるのが精々です。
更に、中東の金融センターを目指し、経済開発を優先したため、軍備にまで資金を回す余裕がありませんでした。

また、国内事情では、キリスト教徒とイスラームの中の人の比率は半分半分と言われていますが、実際は1932年の
調査でキリスト教徒とイスラームが55:45とされ、その比率が70年以上維持されていると言う状況で、現在では
イスラームの方が多くなっているのに、経済的、政治的にキリスト教徒が優越すると言う施策が行われて来ました。

イスラームの不満が爆発したのが、1958年にアラブ連合共和国の成立を受け、アラブ民族主義が高まった時です。
1952年に大統領になった人が西欧との結びつきを強める政策を採ったのに対し、イスラームは、周辺諸国との
協調を呼びかけて反乱を起こします。
これが、陸軍部隊を圧倒し、政府を崩壊寸前まで追い込みますが、米軍の介入で反乱は鎮圧され、事態は収拾されました。

このため、陸軍部隊を増強しても反乱が起きたら何の役にも立たないこと、いざというときは米軍に要請して鎮圧軍を
出して貰うと言う方法に傾き、またその後イスラームとの宥和政策も行った為に、1970年にPLOが入ってくるまで
小康状態を保っています。
#right(){(347:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**シリアは最新のS300を始め、多くのロシア製兵器を保有していますよね。
>貧乏国なのに一体どうやってそんなに買ったんですか?
昔は同盟国になればソビエト製の兵器はタダ同然の値段で貰えた。
あとシリアはイスラエルの敵の筆頭なので、イスラエルを快く思わない
アラブの金持ちからの支援を影に日向に多大に受けている。
#right(){(343:181)}
**シリアにはロシア製S300防空ミサイル始め多数の対空ミサイルが配備されてますよね。なのになんでイスラエルは毎回全く反撃を受けずに自由にシリアを領空侵犯出来るのでしょう? 
>SAMは役に立たないとか?
おいおい、イスラエルは68年から00年までに350機を超すジェット戦闘機を失っていて 
イスラエル自身の発表ではこのほとんどがSAMによるんだよ 
シリアが新鋭SAMを配備したのって結構最近 

シリアにとって南部(レバノン)は厄介な問題だったりする、下手に正規軍で介入し交戦するよりか放置プレイでお互いに幸せって話 
#right(){(323:492,493)}
**イラン・イラク戦争ではイラク軍が200発以上のエグゾセを使用しましたが、あまり効果が挙げられなかったのは何故ですか?
イラン側はブイや凧(デコイ)に反射器を付け、ミサイルのレーダーをかく乱した。 
ただ劇的な効果があったか疑問だが、後年シルクワームに変えて居るので、何らかの効果はあったのかも?
#right(){(戦争板初質スレ1:594)}
>フォークランド紛争では大活躍したのに
イラン側がエグゾセの誘導レーダーを攪乱する曳航式の囮船や凧を使ったり、一方エグゾセもけっこう不発弾があったから。 
このため発射数の割にはイマイチだったが、いちおう「タンカー戦争」での撃沈・撃破戦果はある。あとアメリカの駆逐艦を誤爆。 
 
米フリゲート「スターク」を大破させたしタンカーや貨物船100隻ほどに被害を与えている 
撃沈できなかったのはもともと撃沈まで求められていなかったからでエクゾゼの責任じゃない 
購入総数の半分近くが有効打になっているっていうのは、特に初期には弾頭の起爆不良の傾向が 
顕著だったことを考慮すれば、立派な戦果に思えるけどな 
#right(){(576:631,638)}
**エジプトがなぜパレスチナ支援を妨害してるのか?
こんなニュースがあった(以下引用) 
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100107k0000e030035000c.html 
ガザ地区への国際支援活動に対し、エジプト政府は極めて神経をとがらせている。 
ハマスはエジプトで非合法化されている事実上の最大野党「ムスリム同胞団」と関係が深く、 
ガザ支援がエジプトの国内政治にも影響を与えかねないからだ。 

 一方で、エジプト政府の対応は、イスラエル支配下にあるパレスチナ自治区への支援拒否とも受け止められかねない。 
反イスラエル感情の強いアラブ諸国から反発を招くことも考えられ、エジプト当局は微妙なかじ取りを求められている。 
#right(){(中東の軍事情勢14:383)}
**なんでアフガニスタンでヨルダン諜報機関が動いているんだ? 
>訳わからん 直接国益に関するような地域でないだろ? 
対テロ戦争の有志連合の一員だから 

アラブ過激派がアフガニスタンやパキスタン国境地帯からやがては本国へ戻ってくる。 
そして、本国内での過激分子や同調層に火をつける。 

1990年代のアフガン帰りが問題を起こしたんじゃないかと思う。ザカウィなんかは 
ヨルダン出身でアフガンCIA基地の自爆者と同郷。 

ヨルダン国内では米艦船にロケット弾を仕掛け花火のようにして撃つ奴がでたり、 
夫婦で自爆テロをやる(夫成功、妻失敗)やつらがでたり、してます。 

もともと、エジプトとヨルダンはイスラエルと和平を結んでいる微妙な立場にあり、 
一方で米国から援助を受けてもおりと大変なのかもしれない。 

イラク戦争のときでもヨルダンの支援は色々言われていますね。その後はCIAの代用監獄に 
尋問とか。 
#right(){(アフガニスタンスレ6:258,259)}
**イラクの治安は好転してるのに、アフガンは悪化してるのは?
イラクのテロ激減はザルカウィって特異なキャラクターの存在によるところが大きいしなぁ 
彼の打ち出した(そしてビンラディンにも批判された)シーア派との抗争を主眼にすえたテロ戦略は、 
イラクの内乱を極端に悪化させ、結果として米軍の出血も増大させた一方、 
それに拘り過ぎたために国民意識に回帰したスンニ派組織の対米闘争脱落を招き、 
それがイラク情勢の沈静化に直接的に結びついた 
シーア派偏重の政策を志向してたマリキより、ザルへの嫌悪感が勝ったというのは非常に大きい 

アフガン情勢は、その手の状況の変化が今のところ見受けられない 
カルザイはどう見ても少数民族からもパシュトゥンからも支持されてない 
顕著なのがいったんトルコに追放したドスタム閣下に、 
副参謀長のポスト与えてわざわざまた舞い戻ってもらったりしてるあたりで 

治安戦で一時的にうまくいったところで、将来への破滅の歯車の方がはるかに噛み合ってる 
#right(){(アフガニスタン情勢7:154)}
**レバノンはキリスト教中心の国なのに、なんでヒズボラのようなイスラム過激派を野放しにしてるんですか?
レバノンはキリスト教徒中心ではない。キリスト教、イスラム教シーア派、同スンニ派の3つが並列して存在している
元々多民族(多宗教)の交差点をフランスが線引きして出来た国ですし、
内戦がそれに輪をかけて各民族・宗教の分離対立を強化してます。
内戦終結後ある程度の融和は計られたが、中央集権的な国家には程遠く、
ドルーズ・ヒズボラ各派は未だ国家内国家に近い力を持つ。

ヒズベァッラァー(アラビア語は発音大事) は、地元では金を出して地域振興にあたり、
学校建てたり病院建てたりしている
それに神の党というだけあって政党でありちゃんと当選者も出している
テレビ局、ラジオ局、雑誌編集部まで持ってる
が、支持される理由として一番大きいのは反ユダヤ
もちろん前述の行為も、貧困層から多大な支持を受ける理由である
#right(){(309:792-810)}
**イスラム教のジハードとは、迫害されたなら戦い殺せという教義なのですか?
違います。ジハードというのは「アッラーの為に行われる努力全般」
を指すもの、というのがイスラーム学者の一般的解釈です。
コーラン自体も戦いを積極的に奨励するような記述はありませんし、
むしろ安易に戦いに訴えることを禁じています。
#right(){(303:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM)}
**2006年のイスラエルとヒズボラの戦いはどっちが勝ったの?
勝利条件が明確でないから誰にも確答できない質問です。

とはいえ、イスラエルの戦略目的「レバノン側にヒズボラ脅威が存在しない緩衝地帯を作る」は失敗しました。
副次目的の「ヒズボラの戦力を削ぐ」は多少果たされましたが、成功にはほど遠いレベルでした。

ヒズボラ側には確とした戦略目的がありませんが、ひとまずイスラエルに地面を譲らず、
イスラエルの戦略目的達成を阻止し、イスラエルの都市に有効なロケット攻撃を加えて面目を保ち、
しかも米以外の国際世論を反イスラエル側に多少なりとも振る結果を得ました。

まあこれからの展開に依るわけですが、少なくともイスラエルの勝利はなく、
ヒズボラ側の少なくとも消極的勝利は言えると思います。
#right(){(295:696)}
**アラブ諸国がヨムキプール戦争のように一斉にイスラエルに軍事侵攻することはもう不可能ですか?
よほど外交手腕に優れた指導者がどこかの国に出現するなら別ですが、
現実にはほぼ不可能と思われます。
アラブ諸国と一口に申しましても、
互いに隣国同士で水利紛争や資源紛争や国境紛争などを抱えている国々も珍しくございません。
これでは一致団結など望むべくもございませぬ。
また、先のイラク戦争で、量は質をカバーしないことが判明してしまいましたので、
装備優秀なイスラエル軍に対し、
束になっても勝ているかどうかという問題もございます。
さらに、既に指摘がございますように、
イスラエルは核兵器保有国でございます。
やけになったイスラエルに核で報復されてはひとたまりもございませぬ。
さらにまた、中東諸国の軍隊は、治安維持のための軍としての性格も強く有しております。
クルアーンをないがしろにするサウド王家などは、
軍隊が国内を留守にした隙に起きるであろう
大規模な反乱を恐れるでありましょう。
さらにさらに、本心ではイスラエルが潰れるのを望まず、
ただただ国内の不満そらしのために反イスラエルを煽っているだけのアラブ諸国も多うございます。
そのようなわけでございますから、
アラブ連合軍による侵攻案などお捨てになられたほうがよろしいかぞ存じまする。
#right(){(286:イラン前国防相 ◆2ahDXUlKbw)}
**なぜパレスチナ自治政府は、イスラエルがハマス攻撃のため侵攻して来ても応戦しないの?
パレスチナ自治警察はあくまで「警察」なので装甲車程度の装備しかしていない。 
自治政府が「軍隊」を持つことはイスラエルが認めなかった。 

パレスチナ自治警察の隊員だが実はハマスやファタハのメンバー、って人は 
たくさんいるし武器の横流しや情報の流しなどは当たり前のように行なわれており、 
これはイスラエルがパレスチナ自治政府の自治権を無視する理由に挙げられている。 

今のイスラエル政府にしてみればパレスチナ自治政府はいやいやながら認めた存在に 
過ぎないので、何とか理由をつけて潰したいところ。 
それがわかってるからパレスチナ自治政府は抵抗できない。 

今はとにかく耐え忍んで細々とでも自治権を未来に繋げる、というのがパレスチナ 
自治政府の方針。 
#right(){(281:785)}
**クルド愛国同盟はテロ組織で、いずれイラクが復興したときは彼らは訴追を免れないと聞きましたが、本当なのでしょうか 
>また、クルド愛国同盟がイラク国民に対するテロを実行したとも聞きましたが、いつ、どのような規模でそれは行われたのでしょうか 
それなら、イスラエルだってそうですし、アルジェリアだってテロ組織が母体でしょうに。 
権力を取って、周辺国が認めたら、それは正当政府になりまする。 

クルドは幾度と無く独立を企てています。 

イラクでは1958年、イラク革命で王制が倒れた時より、クルド人の自治要求が高まり、 
バルザーニーが率いたイラク・クルド民主党(KDP)が1961年以降に抵抗・反乱運動を指導 
します。 
1968年に成立したバース党政権のバクル政権が、その自治を認めた平和協定を結びま 
すが、クルディスタンにキルクーク油田が見つかると、その利益配分を巡って、対立が起 
こり、1974年に平和協定が破られ、内戦が再発しました。 

1975年、バクル政権はイランとの国境紛争で譲歩する代わりに、イラン(とCIA)による、 
クルド人反乱軍への援助を停止させ、掃討作戦を繰り広げますが、これが次第に功を奏して、 
クルド人勢力は内部分裂を起こします。 
イラクとイランを出撃拠点としてトルコを攻撃する、トルコのクルド人勢力として1978年にクルド 
労働者党(PKK)が設立され、これはイラン、イラク両国の支援を受けていました。 
一方、イラク北部のクルド人組織は、トルコとイランの支援を受けています。 
もう一つ、イラクが支援するイラン・クルド民主党(KDP)と言うのがあり、こちらは、イラクの支援 
を受けていました。 

更にクルド自治区のイラク・クルド労働者党とそこから分派したクルド愛国同盟が武力抗争が 
続いています。 
イラク国民と言っても、クルド人相手でも相手はイラク国民だったりしますが。 
#right(){(107:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**サウジとか中東の金持ち国は外国人の傭兵をたくさん雇ってるけど、全て自国民にやらせるようにする気はないのでしょうか?
外国人の傭兵といっても、いわゆる民間軍事企業の社員で、
彼らの仕事は実際のドンパチよりも、戦略計画の策定、情報収集と分析、航空機や陸戦兵器の整備、新兵の訓練
(あと王族の警護もあって、これはいわゆる傭兵っぽい仕事ではある)など。

こういった高度で重要な仕事を外国人に任せているのは、そもそもサウジなど中東の金持ち国家では
・特権階級が国家を私物化している
・特権階級の子息しか高度な教育を受けられない(=人材の不足)
・社会制度が能力主義ではない
といった社会体制になっているからで。

これを自国民の、それも一般大衆に任せようと思ったら
・民主的な政治体制
・特権階級の廃止
・教育制度改革
諸々の難しい問題を解決しなくちゃならない。でも国家の指導層はそんなことするつもりはさらさらない。
ま、古代から自国民を信頼しない支配者が外国人傭兵に頼るには普通のことだ。
#right(){(259:727)}
付け加えますと、
いわゆる湾岸諸国の内実が一枚岩でないことも理由に挙げられるかと。

例えばバーレーンなどはイスラム教シーア派の方が多く、
支配層(スンニ派)は少数で、常にシーア派(とその後ろにいるイランの影)に怯えています。
サウジにしても東部産油地帯にシーア派住民を多く抱えています。

宗教面の他にも、あのへんは部族主義が根強く残っていますから、
仲間うち以外に銃を渡すことへ抵抗感があるのです。
UAEとか首長国同士、決して仲は良くないですしね。
サウジなどは軍以外にも王家の親衛隊=国家警備隊を持ってます。
#right(){(259:イスラエル国防相 ◆3RWR.afkME )}
**中東戦争などでイスラエルは戦訓を取り入れたメルカバ戦車を作り上げましたが、アラブ側では新型戦車の共同開発計画とかは持ち上がらなかったのでしょうか?
戦車ではありませんが…。 

その昔、スペインのHispanoがメッサーシュミット技師の基本設計で、ドイツ人技師の協力を得て 
開発していた超音速戦闘機HA-300が、回り回って、当時、Hispanoの同じくメッサーシュミット技師 
が設計していたHA-200ジェット練習機を製造していたアラブ連合に引き継がれ、ドイツ、スペイン、 
オーストリア、スイスなどの技術者が雇われて、カイロ近郊のヘルワンにある国営第三航空機工場 
で開発を始めていました。 

また、オーストリア人で、Jumo004だったかBMW003だったか忘れましたが、その設計に携わった 
ブラントナー博士がその機体用に新型エンジンを開発しています。 

しかしながら、予算不足、技師の給料問題に起因する技術者の大量引揚げによって、予定は遅れ 
に遅れ、機体は2機完成したものの、性能はパッとせず、エンジンの完成も遅れ、そうこうしている 
うちに6日戦争で大被害を受けたために、軍備立て直しが急務となり、革命の元勲だったナセル 
大統領が急死するなどして、結局雲散霧消してしまいました。 
#right(){(159:眠い人 ◆gQikaJHtf2)}
**フセイン政権時代のイラクはアルカイダーと関係があったの?
サダムはアルカイダを排除していたから手を組むわけがない
#right(){(戦争板初質スレ7:359)}
**イスラム国は空爆で弱体化してるの?
空爆だけでイスラム国を弱体化させるのは無理
#right(){(俺初質スレ435:128)}

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