【たたかえギャンブラーゼット】
※ポップン内の同名の作品はギャンブラーZを参照。
ポップンミュージック9における店舗対抗イベント。
初のe-AMUSEMENTに対応したイベントで、ギャンブラーZをモチーフとした、ダンジョンを探索するイベントである。
2003年2月12日15時~同年3月12日15時
BGMはギャンブラーZ関連の曲をファミコン調にアレンジしている。
神風トオルがダンジョン内を探検する形式でアイテム・宝を集めて、どこかにいるボスを倒しつつ奪われたギャンブラーZのパーツを集めて、ワルドックからさっちんを救い出すという内容。
進むマス数はクリアしたステージ数となるため、隠し要素を出すためには結構プレイ数がかかる。
このステージ数は基本的にEXTRA STAGEは含まれないので注意が必要だが、1プレイ内にロング曲をプレイしておりEXTRA STAGEをプレイしていれば、EXTRA STAGEの分も含めて進める。
また、アルファベットで表記されたの部屋と部屋内の分岐もあるので、どのルートを進んだのかを覚えておく必要がある。
途中に宝箱があり、発見すると楽曲などの隠し要素が出現する。
またボスと戦うときはEXTRA STAGE扱いで強制的にプレイすることとなり、お邪魔も混じった状態でプレイしなければならない。
ボスにはHPが設定されており、プレイ後はHPを減らすことができる(得点が高いと減る量が増える)。
HPが0になればそのボスは撃破となる。
ギャンブラーZのパーツを集め、必要なアイテムを全部回収すれば、ワルドックのいる部屋に進むことができる。
ワルドックを倒せばHELL9がプレイできるようになり、このイベントによる隠し要素が全解禁となる。
使われている場面 | 元となっている曲 |
イベント開始時 | アニメヒーローのアウトロ |
ダンジョン内探索時 | アニメヒーローのイントロ |
イベント終了時(獲得アイテム表示) | アニメヒーローのイントロ |
アイテム獲得時 | アニメヒーローRのラスト |
ボス戦(会話) | ブルースの間奏 |
ボス戦(ワルドック会話) | ブルースのイントロ |
エンディング | ホラーの終盤部分 |
(未完成)
(未完成)
以下のような共通内容の仕様となる。
プレイ楽曲 | オジャマ |
ターバン(EX) | ジャム攻撃!(上下さかさま)+最初から最後までオジャマ |
※5階Lフロアのボス。
対戦前
対戦後
ボス撃破時
プレイ楽曲 | オジャマ |
スカ(CASSANDRA)(EX) | ジャム攻撃!(キック)+最初から最後までオジャマ |
※5階Nフロアのボス。
対戦前
ミスターTボーン#? | (ジャーン) |
神風トオル |
対戦後
ミスターTボーン#? | (ジャジャーン) |
神風トオル | くそぉ、やっぱり仏語で話かければよかったか…(?) |
ボス撃破時
ミスターTボーン#? | (デデーン) |
神風トオル |
プレイ楽曲 | オジャマ |
ピラミッド(EX) | [[]]+最初から最後までオジャマ |
※ゲーム画面では古代エジプト文字(ヒエログリフ)で書かれているため、解訳したものを表記しておきます。
5階Mフロアのボス。
対戦前
対戦後
ボス撃破時
プレイ楽曲 | オジャマ |
テクノポップ(321 STARS)(EX) | しろポップ君+最初から最後までオジャマ |
5階Kフロアのボス。
対戦前
対戦後
ボス撃破時
プレイ楽曲 | オジャマ |
ノスタルジック(H) | しろポップ君+最初から最後までオジャマ |
5階Jフロアのボス。
※マップで登場するのは「ミト」。
対戦前
対戦後
ボス撃破時
プレイ楽曲 | オジャマ |
ハイ-テン・Kミックス(EX) | EXCITE+最初から最後までオジャマ |
5階Lフロアのボス。
対戦前
対戦後
ボス撃破時
プレイ楽曲 | オジャマ |
シンパシーLONG(H) | ジャム攻撃!(上下さかさま)+最初から最後までオジャマ |
5階Kフロアのボス。
対戦前
対戦後
ボス撃破時
プレイ楽曲 | オジャマ |
トランス(Colors(radio edit))(EX) | バラバラスピード+最初から最後までオジャマ |
5階Oフロアのボス。
対戦前
対戦後
ボス撃破時
プレイ楽曲 | オジャマ |
エナジーロック(EX) | ジャム攻撃!(キック)+最初から最後までオジャマ |
5階Mフロアのボス。
対戦前
対戦後
ボス撃破時
プレイ楽曲 | オジャマ |
オイパンク0(EX) | Hi-SPEED(×2)+最初から最後までオジャマ |
5階Oフロア(AC版)、Nフロア(CS版)のボス
対戦前
対戦後
ボス撃破時
プレイ楽曲 | オジャマ |
アニメヒーローR(EX) | ダンス+分身+HI-SPEED(×2) |
※ライバルキャラクターがワルドック(6)という特別仕様になっている。
対戦前
対戦後
ボス撃破時
ワルドックの恐怖は去った… 街にも、すぐにイカサマの無い 平穏な日々が戻ってくることだろう。 しかし いつか又、ワルドックのような 悪が出現するかもしれない。 無論、それは誰にもわからない。
…もし、その時がやってきたら、 きっと彼は、また僕らの街に 姿をあらわすかもしれない??
ポップン9のテーマ「カフェ」のイメージとはかけ離れているものとなっている。
とはいえ、これまで行われた店舗対抗イベントも作品のテーマとはある程度関係はないが。
公式としては「多人数のユーザー同士の協力プレイでボスを倒す」という想定で手がけていたようで、店舗内でのプレイヤー・店員の協力を重視させるゲーム性となっていた。
公式のイベント案内においてもその旨を押し出すスタッフコメントが存在していたのだが、後述する基本仕様の面に想定に反した問題が多かったことで、想定とはかけ離れた事態が起きる結果となってしまった。
まず、第一の問題として、複数の部屋と分岐が存在するにも拘らず、どのルートを進んだのかを筐体上で確認できる術が一切無かった。
インターネットの普及によって、掲示板などで情報交換することを前提としているかのようなイベントの設計である。
そもそもアーケードゲームは設置環境の関係上、その店舗に行く機会が少ないプレイヤーから頻繁に行くような常連プレイヤーまで様々な不特定多数の人がプレイする特徴があるため、アーケードにおけるこのようなシステムでプレイ状況の詳細を共有するのは厳しいものがあった。
特に分岐のある場所では一度間違えてしまうと、同じところを通ってしまい大きなタイムロスに繋がってしまう。
戻きたルートに戻るのに1~2日分はかかってしまうため、開催期間が限られていることもあってゴールを目指している店舗にとっては致命的な問題だった。
特にイベントが行われていることをよく知らない初心者などが、分岐において既に通ったルートに進んだ場合、「情報を共有かつ独占している」常連陣からは敵視の的にされたり、しまいにはイベント進行に関わらないプレイヤーを締め出すといったことも行われていたと言われている。
恐らくは「プレイヤー間の協力」という観点から、ルート分岐に関する情報の交換を活発化させるために意図的にルート確認できないようにしていた(*1)ものと思われるが、結果的に真逆の事態を引き起こす原因となった。
ボス戦の仕様に関しても、
などの点から、公式が押していた通り多人数を前提とした仕様だったと言える。
しかし、当時は1人プレイが浸透してきていた時期だったことや、ボス戦の段階で多人数プレイできる人が都合よく集まるとは限らない等の環境的要因により、1人プレイで挑む人の方が多かった。
その上、プレイさせられるのがボスとして登場するキャラクターの担当曲の追加EX譜面で最低でもLv40(現:46)という、当時のプレイヤー層にとって手が出しにくい高難度のものばかり。
隠し譜面であるがゆえに事前の練習ができないばかりか、オジャマが強制されることが一切アナウンスされなかったため、1人で挑んで瞬殺されるプレイヤーが多発。
結果的に理不尽なイベントという印象が強まってしまった。
「みんなで協力する」というコンセプトの店舗対抗で、皮肉にもプレイヤー同士や店員との軋轢、初心者のポップン離れといった事例を生み出してしまった。
完走できた店舗は1200以上の店舗(筐体)中でわずか41店舗しかないという点からも基本仕様の問題が伺えるだろう。
このような問題はさすがにスタッフは反省したのか、誰でも参加できるような形で次回作のイベントでは大幅に改善された。
なお店舗対抗での完走できた店舗への景品は、ギャンブラーZの「のぼり」となっている。
店舗に送られた時期の関係上、コナミのロゴは2003年春から使われているものとなっていた。
基本的に仕組みは同じだが、進むマス数はサイコロによって決められ、サイコロを振る数はクリアしたステージ数に影響する。
最後に振るサイコロは倍率になっており、サイコロの目はルーレットのような感じでボタンで止めることが可能。
上手くいけば最大で108マス((6+6+6)×6=108)進むことができ、隠し要素を集めやすくなっている。
ただしee'MALL曲やポップン10先行収録曲を獲得する場所では強制的にプレイすることになり、プレイ後は楽曲獲得した後は進める残りマスがあってもいったん終了となり、次のプレイから再開という形になるので注意。
また、宝箱にはコインが隠されている場合もあり、通貨単位「Z」でこの獲得した金額を競うインターネットランキングが行われていた。
*1 ルートのメモ用のノートを置くなどしていた店もあるにはあった。